JP2001213592A - 高所作業車のジャッキ装置 - Google Patents

高所作業車のジャッキ装置

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JP2001213592A
JP2001213592A JP2000024882A JP2000024882A JP2001213592A JP 2001213592 A JP2001213592 A JP 2001213592A JP 2000024882 A JP2000024882 A JP 2000024882A JP 2000024882 A JP2000024882 A JP 2000024882A JP 2001213592 A JP2001213592 A JP 2001213592A
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Hiroshi Ono
浩史 大野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジャッキの接地検出と伸長ストローク位置検
出とを容易に行う。 【解決手段】 高所作業車の車両の側部に設けられて車
両を支持するアウトリガジャッキ15が、車両の側部に
取り付けられたアウターポスト16と、アウターポスト
に上下摺動自在に配設されたインナーポスト17と、上
端がアウターポストにピン結合されるとともに下端がイ
ンナーポストにピン結合されて配設されたジャッキシリ
ンダ19とを備え、ジャッキシリンダの伸縮作動により
インナーポストをアウターポストに対して下方に伸縮移
動させる。ジャッキシリンダの上端とアウターポスト部
材とのピン結合部におけるガタを検出して接地を検出す
る接地センサ25と、インナーポストがアウターポスト
に対して所定ストローク位置まで伸長されたことを検出
するストローク位置センサ20とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラック車両のよ
うな走行可能な車両上に、例えば旋回、起伏、伸縮作動
が自在なブーム等からなる昇降装置を配設し、この昇降
装置により作業台を昇降移動させるように構成された高
所作業車に関する。
【0002】
【従来の技術】このような高所作業車として、例えば、
昇降装置を構成するブームの旋回、起伏、伸縮作動を行
わせてブームの先端に取り付けられた作業台を所望高所
に移動させ、作業台に搭乗した作業者により高所作業を
行うように構成されたものが一般的に知られている。こ
のようにして高所作業を行う場合、作業台の移動に伴っ
て作業台およびブームから車体に作用する転倒方向モー
メントが変化するため、車両の側部に車両を支持するた
めの複数のジャッキを設け、高所作業時にはこれらジャ
ッキを接地させて車体を安定支持するように構成されて
いる。この高所作業車は一般的に、ジャッキにより車体
を持ち上げ支持するときには走行用車輪が地面から浮き
上がり、車両は静止して走行ができないようになってお
り、ブーム(昇降装置)を車体上に格納した状態でのみ
ジャッキによる支持を解除(ジャッキを格納)して車両
を走行させることができるようになっている。
【0003】ところで、道路に沿って架線の点検・修理
を行う場合や、トンネル内の天井、側壁等の点検・修理
を行う場合等には、上記のようにブームを格納してジャ
ッキを格納しなければ車両を走行移動できないようにし
たのでは、作業効率が低いという問題がある。このた
め、ジャッキの下端に回転自在なローラを取り付け、ロ
ーラを接地させてジャッキによる車両の支持を行うとと
もに、車輪も接地状態にして車輪を駆動して車両を走行
可能とした高所作業車が提案されている。このような高
所作業車を用いれば、ローラを接地してジャッキによる
車両の支持を行った状態でローラの回転によりジャッキ
を路面上で移動させることが可能であるため、作業台を
所望高所に移動させた状態のまま車両を走行させて作業
を行うことができ、作業効率が高い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】高所作業車においてジ
ャッキによる車両の支持を行わせる際に、まずジャッキ
の下端部が接地したことを確認し、その上でジャッキを
さらに下方に伸長させて車体を安定支持する。このた
め、ジャッキの下端部が接地したことを容易に検出で
き、且つ、ジャッキにより車体を安定支持できる状態ま
でジャッキが伸長作動したかを容易に検出できるように
することが望まれていた。上記のように、ジャッキの下
端に回転自在に取り付けたローラを接地させて車両の支
持を行うとともに、車輪も接地状態にして車輪を駆動し
て車両を走行可能とする高所作業車の場合には、車輪の
接地圧が操舵力および走行駆動力を得るのに適した大き
さとなるようにジャッキの伸長位置を調整する必要があ
り、この位置調整を容易に行うことができるようにする
ことが望まれていた。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みたもので、
ジャッキの接地検出と、伸長ストローク位置検出とを容
易に行えるような構成の高所作業車のジャッキ装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的達成のた
め、本発明においては、車輪を有して走行可能な車両上
に昇降装置(例えば、実施形態における旋回台4および
ブーム5)を配設し、この昇降装置により作業台を昇降
移動させて高所作業が可能となるように高所作業車を構
成し、この高所作業車の車両の側部に設けられたジャッ
キ装置により車両を支持する。このジャッキ装置は、車
両の側部に上下に延びて取り付けられたアウターポスト
部材と、このアウターポスト部材内に上下に摺動自在に
配設されたインナーポスト部材と、上端がアウターポス
ト部材にピン結合されるとともに下端がインナーポスト
部材にピン結合されてアウターポスト部材とインナーポ
スト部材との間に配設されたジャッキシリンダとを備
え、ジャッキシリンダの伸縮作動によりインナーポスト
部材をアウターポスト部材に対して下方に伸縮移動させ
るように構成されている。そして、ジャッキシリンダの
上端とアウターポスト部材とのピン結合部におけるガタ
を検出してインナーポスト部材の下端が接地したことを
検出する接地検出手段と、インナーポスト部材がアウタ
ーポスト部材に対して所定ストローク位置まで伸長され
たことを検出するストローク位置検出手段とを備える。
【0007】このような構成のジャッキ装置を用いれ
ば、アウターポスト部材内にインナーポスト部材を格納
して地面から離した状態からインナーポスト部材を下方
に伸長させる場合、インナーポスト部材の下端が接地し
たときに接地反力によりジャッキシリンダの上端とアウ
ターポスト部材とのピン結合部におけるガタ分だけジャ
ッキシリンダがアウターポスト部材に対して相対的に上
動されるため、この相対移動を接地検出手段が検出して
インナーポスト部材の接地が簡単に検出される。この状
態からさらにインナーポスト部材を下方に伸長させる
と、インナーポスト部材が所定ストローク位置に位置し
たときにストローク位置検出手段がこれを検出する。こ
のように、本発明のジャッキ装置を用いれば、ジャッキ
装置にとって重要な接地検出および所定ストローク位置
まで伸長したか否かの検出を簡単に行うことができる。
【0008】なお、インナーポスト部材の下端に車両の
走行方向に回転可能にローラを配設し、このローラを接
地させて車両を支持するときに車輪を接地させた状態で
車両を支持するとともに車輪を駆動して車両を走行させ
ることができる走行可能支持が可能にジャッキ装置を構
成することができる。この場合には、ストローク位置検
出手段は、このような走行可能支持を行うために必要な
ストローク位置までインナーポスト部材がアウターポス
ト部材に対して伸長されたことを検出するように構成さ
れる。走行可能支持状態においては車輪の接地圧が所望
の操舵力および走行駆動力を得るに必要な大きさとなる
ようにジャッキの伸長位置の微妙な調整が必要である
が、上記のように位置検出手段により所定の伸長位置ま
で伸長したか否かを簡単に検出できるので、微妙な調整
が不要となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る好ましい実施形態について説明する。図2および図3
に本発明に係る制御装置を備えた高所作業車を示してい
る。この高所作業車は、運転キャビン1と走行用前後輪
3a,3bを有して走行自在となったトラック車両をベ
ースとして構成され、後輪3bを駆動して走行可能であ
る。
【0010】この車両の車体2上に旋回モータ(図示せ
ず)により駆動されて水平旋回自在となった旋回台4が
配設され、旋回台4には起伏シリンダ6により起伏自在
となったブーム5が枢結されている。ブーム5は、旋回
台5に枢結された基端ブーム5a内に中間ブーム5bお
よび先端ブーム5cを入れ子式に組み合わされて構成さ
れ、内蔵の伸縮シリンダ(図示せず)により伸縮自在と
なっている。先端ブーム5cの先端部には上下方向に揺
動自在に支持部材7が取り付けられ、この支持部材7の
上に首振り装置8を介して作業台9が水平旋回(首振り
作動)自在に取り付けられている。なお、先端ブーム5
cと支持部材7との間にはレベリング装置(図示せず)
が配設されており、レベリング装置によりブーム5の起
伏に拘わらず作業台9が常に水平に保持される。
【0011】作業台9の上に作業者が搭乗して高所作業
等を行うのであるが、このときに作業者が操作して作業
台9の移動操作を行う行うための操作装置10が作業台
9に設けられている。このため、作業台9に搭乗した作
業者は、操作装置10の操作レバー11などを操作し
て、旋回台4の旋回作動、ブーム5の起伏および伸縮作
動、作業台9の首振り作動等を行わせて作業台9を所望
高所に移動させ、高所作業を行うことができる。
【0012】このようにして高所作業を行うときに、前
後輪3a,3bのみによっては車体2を安定支持するの
が難しいため、車体2の前後左右の四カ所にアウトリガ
ジャッキ15が設けられている。このアウトリガジャッ
キ15の構成を図1および図6に示している。アウトリ
ガジャッキ15はそれぞれ、車幅方向に伸縮自在なアウ
トリガビーム12のビームポスト13に固設されたアウ
ターポスト16と、アウターポスト16内に収納されて
内蔵のジャッキシリンダ19により下方に伸縮自在とな
ったインナーポスト17と、インナーポスト17の下端
に取り付けられて車両進行方向に回転自在なローラ18
とから構成される。
【0013】アウターポスト16は、下面が開口した四
角柱状の中空ボックス部材からなり、内部中空空間の上
端近傍に上ジャッキ支持ピン16aが取り付けられてい
る。インナーポスト17は、アウターポスト16の中空
空間内に嵌入されてアウターポスト16に対して上下に
摺動移動可能となった四角柱状の中空ボックス部材から
なる。インナーポスト17の下端にはローラ支持ブラケ
ット17aが接合されており、ローラ支持ブラケット1
7aによりローラ18が回転自在に支持される。ローラ
支持ブラケット17aの上面にジャッキ連結ブラケット
17bが固設されてインナーポスト17の中空空間内に
位置しており、ジャッキ連結ブラケット17bには下ジ
ャッキ支持ピン17cが取り付けられている。
【0014】ジャッキシリンダ19は、シリンダチュー
ブ19aと、このシリンダチューブ19a内に摺動自在
に嵌挿されたシリンダロッド19bとからなり、シリン
ダチューブ19a内に給排される油圧力によりシリンダ
ロッド19bが伸縮作動される。シリンダチューブ19
aの上端の連結部19cに形成された枢結孔内にアウタ
ーポスト16の上ジャッキ支持ピン16aを挿入させて
シリンダチューブ19aがアウターポスト16に枢結
(ピン結合)されている。また、シリンダロッド19b
の下端の連結部19dに形成された枢結孔内にインナー
ポストの下ジャッキ支持ピン17cを挿入させてシリン
ダロッド19bがインナーポスト17に枢結(ピン結
合)されている。このため、油圧力の給排を受けてシリ
ンダチューブ19aに対してシリンダロッド19bを伸
縮させると、アウターポスト16に対してインナーポス
ト17を下方に伸縮移動させることができる。
【0015】高所作業を行うときには、アウトリガビー
ム12のビームポスト13を伸長させて図5に示すよう
にアウトリガジャッキ15を車幅方向外側に張り出した
りした上で、ジャッキシリンダ19によりインナーポス
ト17を下方に伸長させてローラ18を図示のように接
地させ、アウトリガジャッキ15により車体2を安定支
持する。
【0016】このアウトリガジャッキ15による車体2
の支持は、図2および図3に示すように、ローラ18が
接地し且つ前後輪3a,3bも接地した状態で行う支持
(これを走行可能支持と称する)と、図4および図5に
示すように、前後輪3a,3bが完全に浮き上がった状
態として行う支持(これを完全支持と称する)とがあ
る。このため、各アウトリガジャッキ15にはインナー
ポスト17の接地や、その伸長ストローク位置を検出す
る装置が設けられており、この検出装置の検出に基づい
てジャッキシリンダの伸縮制御を行い、走行可能支持を
行ったり、完全支持を行ったりする。
【0017】この検出装置は、図1および図6に示すよ
うに、アウトリガジャッキ15におけるアウターポスト
16の内部空間上部に取り付けられた接地センサ25
と、アウターポスト16の外面下部に取り付けられたス
トローク位置センサ20とから構成される。接地センサ
25は、ジャッキシリンダ19のシリンダチューブ19
aの上端に固設されたアーム部材26に対向したスイッ
チピン25aを有するリミットスイッチから構成され
る。
【0018】図1(B)に示すように、連結部19cに
形成された枢結孔は上ジャッキ支持ピン16aより大き
な径を有しており、上ジャッキ支持ピン16aはガタを
有した状態で緩挿入されている。このため、インナーポ
スト17が引き上げられてローラ18が地面から離れた
状態では、インナーポスト17、ローラ18およびジャ
ッキシリンダ19は、重力の作用を受けてアウターポス
ト16に対して上記ガタ分だけ相対的に下動した状態と
なる。このため、アーム部材15は接地センサ25に対
してガタ分だけ下動してスイッチピン25aを押してこ
れをオン状態としている。
【0019】この後、ジャッキシリンダ19を伸長作動
させてインナーポスト17を下動させ、ローラ18が接
地するとローラ18に作用する接地反力により、インナ
ーポスト17、ローラ18およびジャッキシリンダ19
は、アウターポスト16に対して上記ガタ分だけ相対的
に上動される。このとき、アーム部材15も接地センサ
25に対してガタ分だけ上動してスイッチピン25aか
ら離れてこれをオフ状態とする。このように、接地セン
サ25のオン・オフを検出することによりローラ18の
接地を簡単に検出することができる。
【0020】ストローク位置センサ20はセンサ部分が
インナーポスト17の外面に対向して磁場変化を検出す
るセンサから構成される。インナーポスト17の外面に
は位置検出用開口17dが形成されており、インナーポ
スト17が下方に伸長移動されて位置検出用開口17d
がストローク位置センサ20のセンサ部と対向すると、
ストローク位置センサ20は磁場変化を検出してこれを
検出する。すなわち、位置検出用開口17dがストロー
ク位置センサ20のセンサ部と対向する位置までインナ
ーポスト17が伸長移動されたか否かをストローク位置
センサ20により簡単に検出することができる。
【0021】なお、本例では、このようにストローク位
置センサ20により検出されるストローク位置(インナ
ーポスト17の伸長移動位置)を走行可能支持に適切な
位置となるようにしている。これにより、アウトリガジ
ャッキ15を走行可能支持状態まで簡単に作動させるこ
とができる。位置検出用開口の位置はこれに限られるも
のではなく、また、複数の開口を設けても良い。さら
に、ストローク位置センサを上記のように磁場変化を検
出するものではなく、光センサから構成したり、長さ検
出センサから構成したりしてもよい。
【0022】なお、走行可能支持はアウトリガビーム1
2によりビームポスト13を車幅方向外側に張り出した
状態では行えず、図3に示すように、アウトリガジャッ
キ15が車幅方向に格納された状態でのみ許容するのが
好ましい。また、完全支持を行うときには、ローラ18
の下に専用ジャッキベース50をおいて路面に対する面
圧を低下させるとともに、車体2の安定を向上させるよ
うになっている。
【0023】以上のような構成の高所作業車により高所
作業を行う場合の作動を説明する。高所作業を行うとき
には、ブーム5等が車体2上に格納された状態で、まず
アウトリガジャッキ15による車体2の支持を行わせ
る。完全支持を行うときには、アウトリガビーム12に
よりアウトリガジャッキ15を車幅方向所望位置まで張
出移動させ、次にインナーポスト17を下方に張り出さ
せ、接地センサ25により確認してローラ18を接地さ
せる。このとき、ローラ18の下に専用ジャッキベース
50をおいて路面に対する面圧を低下させるとともに車
体2の安定を向上させる。この後、インナーポスト17
は前後輪3a,3bが完全に路面から離れるまで伸長作
動され、これにより図4および図5に示すように完全支
持状態となり、車体側重量は全てアウトリガジャッキ1
5に配分されて支持される。この状態で、ブーム操作装
置10を操作して作業台9を所望高所に移動させて高所
作業が行われるが、このとき、転倒モーメントが許容モ
ーメントを上回るようなブーム5の作動は規制され、且
つ警報作動がなされる。
【0024】走行可能支持を行うときには、専用ジャッ
キベースは用いず、接地センサ25により確認しながら
ローラ18を路面に直接接地させる。また、アウトリガ
ビーム12の作動は規制されてアウトリガジャッキ15
の車幅方向張出は行えず、車体幅内に格納された位置の
ままでのみ走行可能支持を行うことができる。このとき
には、ストローク位置センサ20により伸長ストローク
位置を検出してインナーポスト17の伸長は前後輪3
a,3bが接地した状態で止められる。すなわち、図2
および図3に示すような状態で走行可能支持状態とな
る。
【0025】この状態では前後輪3a,3bも接地して
おり(すなわち、車体側重量が、アウトリガジャッキ1
5のみならず前後輪3a,3bにも配分される)しかも
前輪3aの操舵および後輪3bの駆動を行うに適切な接
地力が確保されているため、後輪3aを駆動して車両を
走行させることが可能である。このときローラ18は路
面に接地して回転自在であり、アウトリガジャッキ15
により車体2を支持したまま、車両を安定走行させるこ
とができる。
【0026】なお、以上においては、ブームの先端に比
較的大型の作業台を取り付けた高所作業車を例にした
が、高所作業車の形式はこれに限定されるものではな
く、種々な形式のものが適用可能である。また、以上の
例においては、走行可能支持はアウトリガビームにより
アウターポストを車幅方向外側に張り出した状態では行
えず、アウターポストが車幅方向に格納された状態での
み許容されるようになっているが、アウターポストを車
幅方向外側に張り出した状態で走行可能支持を行うよう
にしても良い。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ジャッキシリンダの上端とアウターポスト部材とのピン
結合部におけるガタを検出してインナーポスト部材の下
端が接地したことを検出する接地検出手段と、インナー
ポスト部材がアウターポスト部材に対して所定ストロー
ク位置まで伸長されたことを検出するストローク位置検
出手段とを備えてジャッキ装置が構成されており、この
ジャッキ装置を用いれば、インナーポスト部材を下方に
伸長させてその下端が接地したときに接地反力によりピ
ン結合部において発生するガタ分の相対移動を接地検出
手段が検出してインナーポスト部材の接地を簡単に検出
することができる。また、この状態からさらにインナー
ポスト部材を下方に伸長させると、インナーポスト部材
が所定ストローク位置に位置したときにストローク位置
検出手段がこれを検出する。このように、本発明のジャ
ッキ装置を用いれば、ジャッキ装置にとって重要な接地
検出および所定ストローク位置まで伸長したか否かの検
出を簡単且つ確実に行うことができる。
【0028】なお、インナーポスト部材の下端に車両の
走行方向に回転可能にローラを配設し、このローラを接
地させて車両を支持するときに車輪を接地させた状態で
車両を支持するとともに車輪を駆動して車両を走行させ
ることができる走行可能支持が可能にジャッキ装置を構
成することができる。この場合には、ストローク位置検
出手段は、このような走行可能支持を行うために必要な
ストローク位置までインナーポスト部材がアウターポス
ト部材に対して伸長されたことを検出するように構成さ
れる。走行可能支持状態においては車輪の接地圧が所望
の操舵力および走行駆動力を得るに必要な大きさとなる
ようにジャッキの伸長位置の微妙な調整が必要である
が、上記のように位置検出手段により所定の伸長位置ま
で伸長したか否かを簡単に検出できるので、微妙な調整
が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るジャッキ装置の構成を部分的に断
面して示す正面図および側面図である。
【図2】上記ジャッキ装置により走行可能支持がなされ
た状態にある高所作業車の正面図である。
【図3】上記ジャッキ装置により走行可能支持がなされ
た状態にある高所作業車の側面図である。
【図4】上記ジャッキ装置により完全支持がなされた状
態にある高所作業車の正面図である。
【図5】上記ジャッキ装置により完全支持がなされた状
態にある高所作業車の側面図である。
【図6】上記ジャッキ装置の構成をある程度伸長作動し
た状態で部分的に断面して示す側面図である。
【符号の説明】
3a,3b 前後輪 15 アウトリガジャッキ 16 アウターポスト 17 インナーポスト 18 ローラ 19 ジャッキシリンダ 20 ストローク位置センサ 25 接地センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F205 AA20 CB02 DA04 FA01 FA08 FA09 HA08 3F333 AA08 AA15 AB01 AC02 BA12 BB03 BB08 BB23 BB26 BD02 CA14 CA15 FA10 FA34 FA36 FD03 FE03 FE04 FE09

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪を有して走行可能な車両と、前記車
    両上に配設された昇降装置と、前記昇降装置に取り付け
    られて前記昇降装置により昇降移動される作業台とを有
    してなる高所作業車において、前記車両の側部に配設さ
    れて前記車両を支持するジャッキ装置であって、 前記車両の側部に上下に延びて取り付けられたアウター
    ポスト部材と、前記アウターポスト部材内に上下に摺動
    自在に配設されたインナーポスト部材と、上端が前記ア
    ウターポスト部材にピン結合されるとともに下端が前記
    インナーポスト部材にピン結合されて前記アウターポス
    ト部材と前記インナーポスト部材との間に配設されたジ
    ャッキシリンダとを備え、前記ジャッキシリンダの伸縮
    作動により前記インナーポスト部材を前記アウターポス
    ト部材に対して下方に伸縮移動させるように構成されて
    おり、 前記ジャッキシリンダの上端と前記アウターポスト部材
    とのピン結合部におけるガタを検出して前記インナーポ
    スト部材の下端が接地したことを検出する接地検出手段
    と、 前記インナーポスト部材が前記アウターポスト部材に対
    して所定ストローク位置まで伸長されたことを検出する
    ストローク位置検出手段とを備えたことを特徴とする高
    所作業車のジャッキ装置。
  2. 【請求項2】 前記インナーポスト部材の下端に前記車
    両の走行方向に回転可能にローラが配設され、前記車輪
    を接地させた状態で前記ローラを接地させて前記車両を
    支持するとともに前記車輪を駆動して前記車両を走行さ
    せることができる走行可能支持が可能であり、 前記ストローク位置検出手段は、前記走行可能支持を行
    うために必要なストローク位置まで前記インナーポスト
    部材が前記アウターポスト部材に対して伸長されたこと
    を検出するように構成されたことを特徴とする請求項1
    に記載の高所作業車のジャッキ装置。
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