JP4115808B2 - 高所作業車 - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
本発明は、走行可能な車体と、車体上に起伏および伸縮自在に設けられたブームと、ブームの先端に取り付けられたブラケットと、ブラケットの先端に揺動可能に取り付けられたアームと、アームの先端に取り付けられた作業台とを備えて構成された高所作業車に関し、さらに詳しくは、高所作業車のアームの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
高所作業車には、車体上に起伏、旋回および伸縮自在に設けられたブームと、ブーム先端にブームの起伏面内において上下に揺動可能に取り付けられたアームと、アームの先端に水平旋回自在に取り付けられた作業台とを備えたものがあり、作業台に配設された上部操作装置を操作することにより、ブームを起伏、旋回および伸縮作動させたり、アームを上下に揺動させたり、作業台を水平旋回作動させたりして作業台を電柱上の架線支持部など所望の高所に移動させ、目的とする作業を行うことができるように構成されている。
【0003】
電線の架線工事や光ファイバ架空敷設工事等において、例えば、メッセンジャワイヤにハンガーを架けるハンガー架け作業や、メッセンジャワイヤとケーブルとをバインド線により螺旋状に巻き付けて一体化するラッシング作業等、敷設したケーブル沿いに連続した作業を行う場合、作業対象となるケーブルの直下に車両を移動させるとともに、ブームを所定格納位置に位置させたままアームをブームの起伏面内において上方に揺動、すなわち車両後方に向けて上方に揺動させ、作業台をケーブルの直下に位置させた状態で、ケーブルの直下を車両走行させながら連続して作業を行う。このとき、アームのみを車体後方に向けて上方に揺動させているため、車体に生じる転倒モーメントは小さく、ジャッキにより車体を固定しなくても車体は安定性を有している。これにより、車両走行させながら連続して作業を行うことができるため、作業性を向上させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、作業対象の直下を車両走行できない場合においては、ブームを旋回等させて作業台を所望の作業位置に位置させ作業を行う必要がある。ところが、ブームを旋回等作動させて作業を行うときには、アームのみを揺動させた場合に比べより大きな転倒モーメントが生じて車体が転倒するのを防止するため、一般には車両を停止させジャッキにより車体を固定して作業を行うように設定されており、作業性が低下していた。また、トンネル内でのメンテナンス作業等、狭い場所における車両側方での作業が上述のような従来の高所作業車では困難であった。
【0005】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、車両側方での作業を車両走行させながら連続して行うことができる高所作業車を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような目的達成のため、本発明における高所作業車は、走行可能な車体と、前記車体上に起伏自在に設けられたブームと、前記ブームの先端に、前記ブームの起伏面内において上下に揺動自在に枢結されたブラケットと、前記ブラケットに前記起伏面内に位置して設けられた揺動中心軸を中心として、前記ブラケットに揺動可能に取り付けられたアームと、前記ブームと前記ブラケットとの間に跨って設けられ、前記ブームの起伏に拘わらず常に前記揺動中心軸が水平に伸びる状態となる所定揺動位置に位置するように前記ブラケットを揺動制御する第1レベリング装置と、基端部が前記ブラケットに前記揺動中心軸を中心として揺動可能に取り付けられて前記揺動中心軸に直交する垂直面内で揺動可能となる前記アームの先端部に、前記アームが揺動する前記垂直面内において上下に揺動自在に枢結された作業台と、前記アームと前記作業台との間に跨って設けられ、前記作業台を前記アームの揺動に拘わらず水平に保持するように揺動制御する第2レベリング装置とを備え、前記アームは前記ブームの起伏面に直角な垂直面内で前記揺動中心軸を中心として揺動可能となるように構成されている。
【0007】
このような構成の高所作業車によれば、ブームを所定格納位置に位置させたままアームを車両側方に揺動させることができるため、ブームを所定格納位置に位置させたまま作業台を車両側方に位置させることができ、車両側方での作業を車両走行させながら連続して行うことができる。
【0008】
また、もう一つの本発明における高所作業車は、走行可能な車体と、前記車体上に起伏自在に設けられたブームと、前記ブームの先端に、前記ブームの起伏面内において上下に揺動自在に枢結されたブラケットと、前記ブラケットに、所定の揺動中心軸を中心として揺動可能となるように取り付けられたアームと、前記ブームと前記ブラケットとの間に跨って設けられ、前記ブームの起伏に拘わらず常に前記ブラケットを所定揺動位置に位置するように前記ブラケットを揺動制御する第1レベリング装置とを有し、前記ブラケットが、前記ブームの先端に前記ブームの起伏面内において上下に揺動自在に枢結されて前記第1レベリング装置により前記所定揺動位置に保持される第1ブラケットと、前記所定揺動位置に保持された前記第1ブラケットに水平旋回自在に枢結された第2ブラケットとから構成され、前記アームが前記第2ブラケットに前記所定の揺動中心軸を中心として揺動可能に取り付けられ、
前記第2ブラケットは前記第1ブラケットに対して水平に180度旋回して、前記所定の揺動中心軸が、前記ブームの起伏面と左右に所定間隔を有して平行に且つ水平に伸びる状態となる一方側揺動位置もしくは他方側揺動位置に位置して前記第1ブラケットに固定保持されるように構成され、基端部が前記第2ブラケットに前記所定の揺動中心軸を中心として揺動可能に取り付けられて前記揺動中心軸に直交する垂直面内で揺動可能となる前記アームの先端部に、前記アームが揺動する前記垂直面内において上下に揺動自在に枢結された作業台と、前記アームと前記作業台との間に跨って設けられ、前記作業台を前記アームの揺動に拘わらず水平に保持するように揺動制御する第2レベリング装置とをさらに備え、前記アームは、前記第2ブラケットが前記一方側揺動位置もしくは前記他方側揺動位置に固定保持された状態で、前記ブームの起伏面に直角な垂直面内で前記揺動中心軸を中心として揺動可能となるように構成される。
【0009】
このようにすれば、第2ブラケットを一方側揺動位置もしくは他方側揺動位置に位置させることで、ブームを所定格納位置に位置させたままアームを車両の一側方もしくは他側方のいずれかに揺動させることができるため、車両走行時における車両側方での作業範囲を拡大させることができる。
【0010】
また、アームが伸縮自在に構成されていることが好ましい。このようにすれば、アームが伸長可能になるため、車両走行時における車両側方での作業範囲を拡大させることができる。
【0011】
さらに、アームの先端に前記アームの揺動面内において上下に揺動自在に垂直ポストが枢結され、前記第2レベリング装置が前記アームに対して前記垂直ポストを垂直に保持する揺動制御を行い、前記垂直ポストに前記作業台が水平旋回自在に取り付けられているのが好ましい。このようにすれば、作業台が水平旋回自在になるため、車両走行時における車両側方での作業範囲を拡大させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。本発明に係る高所作業車1を図1に示している。この高所作業車1は、前後輪3a,3bを有して走行可能であり、前部に運転キャビン2aを有したトラック車両をベースに構成される。このトラック車両の車体2の上に図示しない旋回モータ(油圧モータ)により駆動されて水平旋回可能に構成された旋回台4が配設されている。この旋回台4に基端部が枢結されてブーム5が取り付けられており、このブーム5は起伏シリンダ6により起伏動されるようになっている。ブーム5は、基端ブーム5aおよび先端ブーム5bを入れ子式に組み合わせて、内蔵のブーム伸縮シリンダ(図示せず)により伸縮動可能に構成されている。
【0013】
先端ブーム5bは先端にブームヘッド5cを有し、このブームヘッド5cに枢結されて、ブラケット7がブーム5の起伏面内において上下に揺動可能に取り付けられている。さらに、ブラケット7の先端には、アーム9がブーム5の起伏面に直角な垂直面内で揺動可能に取り付けられている。ブラケット7は、図2に示すように、ブームヘッド5cとブラケット7との間に配設された第1レベリングシリンダ8により、ブーム5の起伏の如何に拘わらずアーム9の揺動中心軸A1が水平となるように揺動制御され、ブーム5の起伏に拘わらず常にこの揺動中心軸A1が水平となるようにブラケット7が保持されるようになっている。すなわち、第1レベリングシリンダ8により揺動中心軸A1が水平に保持されることで、アーム9はブーム5の起伏の如何に拘わらずブーム5の起伏面に直角な鉛直面内で揺動するようになっている。
【0014】
アーム9は、図2に示すように、基端アーム9aおよび先端アーム9bを入れ子式に組み合わせて、内蔵のアーム伸縮シリンダ10により伸縮動可能に構成されている。ブラケット7の側部にはアーム用油圧モータ11が配設されており、アーム用油圧モータ11が回転すると、ブラケット7に設けられたウォーム機構12を介して、図3にも示すように、アーム9がブーム5の起伏面に直角な鉛直面内で揺動するようになっている。
【0015】
先端アーム9bは先端にアームヘッド9cを有し、このアームヘッド9cに枢結されて、垂直ポスト13がアーム9の揺動面内において上下に揺動可能に取り付けられている。この垂直ポスト13は、先端アーム9bおよびアームヘッド9cと垂直ポスト13との間に配設された第2レベリングシリンダ14により、ブーム5の起伏およびアーム9の揺動に拘わらず垂直ポスト13が常に垂直に延びて位置するように揺動制御される。このように常時垂直に保持される垂直ポスト13に水平旋回自在に(首振り自在に)作業台16が取り付けられおり、作業台16はブーム5の起伏およびアーム9の揺動に拘わらず常に水平に保持される。
【0016】
作業台16は、垂直ポスト13と作業台16との間に配設された、例えば、油圧モータ等のロータリアクチュエータ15により水平旋回(首振り)作動を行う。作業台16には、ここに搭乗した作業者が操作する上部操作装置17が設けられており、作業者がこの上部操作装置17を操作して、ブーム5を起伏、旋回および伸縮作動させたり、アーム9を揺動および伸縮作動させたり、作業台16を水平旋回作動させたりできるようになっている。
【0017】
なお、車体2の前後左右の4カ所に下方にアウトリガジャッキ18が設けられている。アウトリガジャッキ18は、下端部に車両進行方向へ回転自在に取り付けられたローラ19を有して構成され、高所作業を行うときには、アウトリガジャッキ18を車幅方向外側に張り出した上で下方に伸長させてローラ19を接地させ、アウトリガジャッキ18により車体2を安定支持できるようになっている。
【0018】
このアウトリガジャッキ18による車体2の支持は、図3に示すように、ローラ19が接地し且つ前後輪3a,3bも接地した状態で行う支持(これを走行可能支持と称する)と、前後輪3a,3bが完全に浮き上がった状態として行う支持(これを完全支持と称する)とがある。走行可能支持は、アウトリガジャッキ18が車幅方向外側に張り出した状態では行えず、図3に示すように、アウトリガジャッキ18が車幅方向に格納された状態でのみ車体2の支持ができるようになっている。すなわち、アウトリガジャッキ18が車体幅内に収まった状態でのみ走行可能支持が許容される。これにより、車体2を走行可能に支持することができる。
【0019】
一方、完全支持の場合には、アウトリガジャッキ18が車幅方向外方に張り出した状態でも行うことが可能である。また、完全支持を行うときには、ローラ19の下に専用ジャッキベース(図示せず)をおいて路面に対する面圧を低下させるようになっている。これにより、車体2をより安定した状態で支持することができる。
【0020】
このように構成される高所作業車1において、完全支持による高所作業を行うときには、ブーム5等が車体2上に格納された状態で、アウトリガジャッキ18によりローラ19を接地させ、前後輪3a,3bが完全に浮き上がった状態となる車体2の完全支持を行う。そして、作業者が作業台16に配設された上部操作装置17を操作し、ブーム5を起伏、旋回および伸縮作動させたり、アーム9を揺動および伸縮作動させたり、作業台16を水平旋回作動させたりして作業台16を所望の高所に移動させ、目的とする作業を行う。
【0021】
一方、走行可能支持により車両走行させながら連続して作業を行うときには、ブーム5等が車体2上に格納された状態で、アウトリガジャッキ18によりローラ19を接地させ、ローラ19が接地し且つ前後輪3a,3bも接地した状態となる車体2の走行可能支持を行う。そして、ブーム5を所定格納位置に位置させたまま、作業者が作業台16に配設された上部操作装置17を操作し、アーム9をブーム5の起伏面に直角な鉛直面内で揺動、すなわち、図3に示すようにアーム9を車両側方に揺動させたり、アーム9を伸縮作動させたり、作業台16を水平旋回作動させたりして作業台16を車両側方における所望の比較的高所に移動させ、目的とする作業を車両走行させながら連続して行う。これにより、車両側方での作業を車両走行させながら連続して行うことができる。
【0022】
以上のような構成の高所作業車1によれば、ブーム5を所定格納位置に位置させたままアーム9を車両側方に揺動させることができるため、ブーム5を所定格納位置に位置させたまま作業台16を車両側方に位置させることができ、車両側方での作業を車両走行させながら連続して行うことができる。また、アーム9が伸縮自在に構成されているため、車両走行時における車両側方での作業範囲を拡大させることができる。さらに、作業台16がアーム9の先端に水平旋回自在に取り付けられているため、車両走行時における車両側方での作業範囲を拡大させることができる。
【0023】
なお、当該例において、ローラ19を備えたアウトリガジャッキ18により車体2の走行可能支持を行って、車両側方での作業を車両走行させながら連続して行うようにしているが、これに限られるものではなく、アウトリガジャッキ18による車体2の走行可能支持を行わなくてもよい。
【0024】
また、当該例において、ブラケット7がブーム5の先端にブーム5の起伏面内において上下に揺動自在に枢結されるとともに、アーム9がブラケット7の先端にブーム5の起伏面に直角な垂直面内で揺動可能に取り付けられ、第1レベリングシリンダ8によりブーム5の起伏に拘わらずアーム9の揺動中心軸A1が水平となるようにブラケット7が保持されているが、これに限られるものではない。
【0025】
例えば、図4に示すように、ブラケット70が、ブーム5の先端にブーム5の起伏面内で上下に揺動自在に枢結されるとともに、第1レベリングシリンダ8によりブーム5の起伏に拘わらずアーム9の揺動中心軸A2が水平となるように保持された第1ブラケット71と、先端部にアーム9が起伏面に直角な垂直面内で揺動可能に取り付けられ、揺動中心軸A2が水平となるように第1ブラケット71が保持された状態で、図4の実線で示すようにアーム9の揺動面が起伏面に直角であって起伏面の一方側に位置する一方側揺動位置と、図4の二点鎖線で示すように起伏面の他方側に位置する他方側揺動位置との間で、第1ブラケット71の先端に旋回可能に枢結された第2ブラケット72とを備えて構成されるようにしてもよい。
【0026】
このようにすれば、第2ブラケット72を一方側揺動位置もしくは他方側揺動位置に位置させることで、ブーム5を所定格納位置に位置させたままアーム9を車両の一側方もしくは他側方のいずれかに揺動させることができるため、車両走行時における車両側方での作業範囲を拡大させることができる。このとき、図4に示すように、第2ブラケット72を一方側揺動位置もしくは他方側揺動位置において固定するロックピン73等の固定手段を設けてもよい。これにより、より確実に第2ブラケット72を一方側揺動位置もしくは他方側揺動位置において固定することができる。またこのとき、例えば、第1ブラケット71と第2ブラケット72とに跨って設けられた伸縮シリンダや、ウォーム機構を備えた油圧モータ等、アクチュエータにより第2ブラケット72を旋回させるようにしてもよい。これにより、作業者の手を煩わせることなく容易に第2ブラケット72を旋回させることができる。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明による高所作業車によれば、ブームを所定格納位置に位置させたままアームを車両側方に揺動させることができるため、ブームを所定格納位置に位置させたまま作業台を車両側方に位置させることができ、車両側方での作業を車両走行させながら連続して行うことができる。
【0028】
また、アームが伸縮自在に構成されていることが好ましい。このようにすれば、アームが伸長可能になるため、車両走行時における車両側方での作業範囲を拡大させることができる。
【0029】
さらに、作業台がアームの先端に水平旋回自在に取り付けられていることが好ましい。このようにすれば、作業台が水平旋回自在になるため、車両走行時における車両側方での作業範囲を拡大させることができる。
【0030】
また、ブラケットに所定の揺動中心軸を中心として揺動可能となるように取り付けられたアームと、ブームとブラケットとの間に跨って設けられ、ブラケットを所定の状態に保持する第1レべリング装置とを有し、ブラケットが、前記第1レべリング装置により所定の状態に保持される第1ブラケットと、所定の状態に保持された第1ブラケットに水平旋回自在に枢結され、アームが前記所定の揺動中心軸を中心として揺動可能に取り付けられる第2ブラケットと、から構成され、第2ブラケットは、所定の揺動中心軸が、常にブームの起伏面がなす面と左右方向一方側もしくは左右方向他方側に所定間隔を有して平行な面内において水平に伸びる状態となる一方側揺動位置もしくは他方側揺動位置に位置するように第1ブラケットに対して固定保持されるように構成され、アームが、前記所定の揺動中心軸を中心として、かつ、ブームの前記起伏面に直角な垂直面内で揺動可能となるように第2ブラケットに取り付けられるようにしてもよい。
【0031】
このようにすれば、第2ブラケットを一方側揺動位置もしくは他方側揺動位置に位置させることで、ブームを所定格納位置に位置させたままアームを車両の一側方もしくは他側方のいずれかに揺動させることができるため、車両走行時における車両側方での作業範囲を拡大させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高所作業車の斜視図である。
【図2】本発明に係る高所作業車に構成されるアームおよび作業台の拡大斜視図である。
【図3】本発明に係る高所作業車の背面図である。
【図4】本発明に係る高所作業車に構成されるブラケットの別形態を示す拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 高所作業車
2 車体
5 ブーム(5a 基端ブーム、5b 先端ブーム、5c ブームヘッド)
7 ブラケット
8 第1レベリングシリンダ(第1レベリング装置)
9 アーム(9a 基端アーム、9b 先端アーム、9c アームヘッド)
14 第2レベリングシリンダ(第2レベリング装置)
16 作業台
70 ブラケット(別実施形態)
71 第1ブラケット
72 第2ブラケット
A1 揺動中心軸
A2 揺動中心軸(別実施形態)
Claims (4)
- 走行可能な車体と、
前記車体上に起伏自在に設けられたブームと、
前記ブームの先端に、前記ブームの起伏面内において上下に揺動自在に枢結されたブラケットと、
前記ブラケットに前記起伏面内に位置して設けられた揺動中心軸を中心として、前記ブラケットに揺動可能に取り付けられたアームと、
前記ブームと前記ブラケットとの間に跨って設けられ、前記ブームの起伏に拘わらず常に前記揺動中心軸が水平に伸びる状態となる所定揺動位置に位置するように前記ブラケットを揺動制御する第1レベリング装置と、
基端部が前記ブラケットに前記揺動中心軸を中心として揺動可能に取り付けられて前記揺動中心軸に直交する垂直面内で揺動可能となる前記アームの先端部に、前記アームが揺動する前記垂直面内において上下に揺動自在に枢結された作業台と、
前記アームと前記作業台との間に跨って設けられ、前記作業台を前記アームの揺動に拘わらず水平に保持するように揺動制御する第2レベリング装置とを備え、
前記アームは前記ブームの起伏面に直角な垂直面内で前記揺動中心軸を中心として揺動可能となるように構成されていることを特徴とする高所作業車。 - 走行可能な車体と、
前記車体上に起伏自在に設けられたブームと、
前記ブームの先端に、前記ブームの起伏面内において上下に揺動自在に枢結されたブラケットと、
前記ブラケットに所定の揺動中心軸を中心として揺動可能となるように取り付けられたアームと、
前記ブームと前記ブラケットとの間に跨って設けられ、前記ブームの起伏に拘わらず常に前記ブラケットを所定揺動位置に位置するように前記ブラケットを揺動制御する第1レベリング装置とを有し、
前記ブラケットが、前記ブームの先端に前記ブームの起伏面内において上下に揺動自在に枢結されて前記第1レベリング装置により前記所定揺動位置に保持される第1ブラケットと、前記所定揺動位置に保持された前記第1ブラケットに水平旋回自在に枢結された第2ブラケットとから構成され、前記アームが前記第2ブラケットに前記所定の揺動中心軸を中心として揺動可能に取り付けられ、
前記第2ブラケットは前記第1ブラケットに対して水平に180度旋回して、前記所定の揺動中心軸が、前記ブームの起伏面と左右に所定間隔を有して平行に且つ水平に伸びる状態となる一方側揺動位置もしくは他方側揺動位置に位置して前記第1ブラケットに固定保持されるように構成され、
基端部が前記第2ブラケットに前記所定の揺動中心軸を中心として揺動可能に取り付けられて前記揺動中心軸に直交する垂直面内で揺動可能となる前記アームの先端部に、前記アームが揺動する前記垂直面内において上下に揺動自在に枢結された作業台と、
前記アームと前記作業台との間に跨って設けられ、前記作業台を前記アームの揺動に拘わらず水平に保持するように揺動制御する第2レベリング装置とをさらに備え、
前記アームは、前記第2ブラケットが前記一方側揺動位置もしくは前記他方側揺動位置に固定保持された状態で、前記ブームの起伏面に直角な垂直面内で前記揺動中心軸を中心として揺動可能となるように構成されていることを特徴とする高所作業車。 - 前記アームが伸縮自在に構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の高所作業車。
- 前記アームの先端に前記アームの揺動面内において上下に揺動自在に垂直ポストが枢結され、前記第2レベリング装置が前記アームに対して前記垂直ポストを垂直に保持する揺動制御を行い、前記垂直ポストに前記作業台が水平旋回自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の高所作業車。
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