JP3529959B2 - 高所作業車 - Google Patents
高所作業車Info
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Description
って、ブームの先端部に設けられたバケットを所定の高
所にまで移動させるようになった高所作業車に関し、特
に、バケットの格納操作が容易である高所作業車に関す
る。
作業車は、走行可能になった車体に対して起伏および旋
回可能になった伸縮可能なブームが設けられており、そ
のブームの先端部に、作業員が搭乗するバケットが設け
られている。多関節型の高所作業車では、バケットは、
ブームの先端部に水平方向に旋回可能に取り付けられた
アームの先端に、水平方向および垂直方向へそれぞれ回
動し得るように取り付けられている。
は、ブームを収縮させて倒伏することにより、バケット
を、例えば、運転室の上方の格納位置に配置する必要が
ある。格納位置に配置されたバケットは、走行時におけ
る振動を防止するように、車体に設けられたバケット支
持台によって支持されるようになっている。
勢された状態のバケット支持台上にバケットを支持する
際に、バケット支持台に過度の力が加わらないように、
ブームの倒伏を規制するようになった高所作業車が開示
されている。
では、バケット支持台上にバケットが支持された状態に
なるように操作する必要がある。このためには、ブーム
に対してバケットが所定の位置になるように、バケット
を回動操作するとともにアームを旋回操作した後に、ブ
ームを倒伏させなければならない。このように、バケッ
トを格納するためには、所定の手順に基づいて操作しな
ければならず、操作性が悪いという問題がある。また、
バケットとバケット支持台とが所定の位置関係になるよ
うにするためには、複雑な構成が必要になり、経済性が
損なわれるおそれもある。
態のバケットを高所の作業位置に移動させる場合には、
バケットがバケット支持台から離れた状態になるよう
に、ブームを起立操作した後に、バケットの旋回操作等
をしなければならず、この場合にも、操作性が悪いとい
う問題がある。
めに、バケット支持台が所定量だけ下降したことをセン
サー等によって検出して、ブームの倒伏を防止する構成
では、バケット支持台の下降量を検出するセンサー等を
設けなければならず、その構成が複雑になって経済性が
損なわれるという問題もある。
であり、その目的は、バケットをバケット支持台にて支
持する際の操作性に優れており、しかも、経済性にも優
れた高所作業車を提供することにある。
走行可能および高所作業可能になるように、択一的に選
択される車体と、車体上に旋回および起伏可能に設けら
れた伸縮可能なブームと、ブームの先端に、水平方向に
旋回可能に支持されたアームと、アームの先端に水平方
向および垂直方向にそれぞれ回動可能に支持されてお
り、前記ブームが収縮および倒伏されることによって所
定の格納位置とされるバケットと、このバケットの格納
位置に配置されたバケットを支持するように配置された
バケット支持台とを具備し、前記車体が高所作業可能な
状態になった場合に、前記バケット支持台が、格納位置
に配置されたバケットと干渉しないように下降されるこ
とを特徴とする。
になったことを検知する高所作業センサーが設けられて
おり、この高所作業センサーの検知結果に基づいて前記
バケット支持台が昇降制御されるようになっている。
ように車体を持ち上げるジャッキが接地状態になったこ
とを検知するようになっている。
バケットを支持するように上方に付勢されるとともに、
高所作業可能なように車体を持ち上げるジャッキと機械
的に接続されており、ジャッキが車体を持ち上げるよう
に伸長した場合に、バケット支持台が付勢力に抗して下
降されるようになっている。
面に基づいて詳細に説明する。
の一例を示す側面図である。この高所作業車は、前部に
運転室11aが設けられるとともに、運転室11aの後
方に水平な荷台11bが設けられた車体11を有してい
る。荷台11bの四隅には、伸縮可能になったジャッキ
12が、それぞれ垂直状態で設けられている。車体は、
各ジャッキ12が収縮した状態では、走行可能になって
おり、各ジャッキ12が伸長して下端に設けられた接地
板12aが接地して車体が地面から持ち上げられた状態
になることにより、高所作業可能な状態になる。
の側部に配置されたジャッキ12には、ジャッキ12が
伸長した作業状態になったことを検知して動作する高所
作業センサー22が設けられている。この高所作業セン
サー22は、例えば、ジャッキ12の下端に設けられた
接地板12aが接地状態になった場合に動作するリミッ
トスイッチによって構成されている。
ーブル13が旋回可能な状態で設けられており、ターン
テーブル13上に、伸縮可能になったブーム14の基端
部を支持する旋回台15が設けられている。旋回台15
は、ターンテーブルと一体となって水平方向に旋回する
ようになっている。ブーム14の基端部は、その先端部
が上下方向に旋回し得るように、旋回台15の上部に、
水平軸の周りに回動し得るように支持されている。
起伏シリンダ16の基端部が上下方向への回動可能に取
り付けられている。起伏シリンダ16の先端部は、ブー
ム14の中程に回動可能に取り付けられている。ブーム
14は、起伏シリンダ16が伸長することにより、先端
部が上昇して起立するようになっている。
し得るように、アーム20の基端部が回動可能に取り付
けられている。このアーム20の先端部に、バケット1
7が水平方向および垂直方向に回動可能に取り付けられ
ている。バケット17は、ブーム14の起伏に対して、
常時、水平状態になるように支持されている。バケット
17は、収縮状態になったブーム14が倒伏されてほぼ
水平な収納状態になると、運転室11aの上方の格納位
置に配置されるようになっている。
平な状態になったブーム14の先端部寄りの部分を支持
するブームスタンド18が設けられている。また、ブー
ムスタンド18の前方であって、運転室11aの後方に
は、運転室11aの上方の格納位置に配置されたバケッ
ト17を支持するバケット支持台19が設けられてい
る。バケット支持台19は、運転室11aの後方に隣接
して垂直に設けられており、昇降シリンダ21(図2参
照)により上下方向に昇降されるようになっている。バ
ケット支持台19は、下降した状態では、格納位置に配
置されたバケット17とは干渉しない状態になり、上昇
することによって、バケット17を支持した状態にな
る。
昇降シリンダ21の制御油圧回路図である。昇降シリン
ダ21は複動型になっており、4ポート3位置切替え型
の電磁弁23によって、昇降シリンダ21に対して油が
給排されるようになっている。電磁弁23は、制御装置
24によって、いずれか一方のソレノイドが選択的に励
磁されることにより、昇降シリンダ21に対する油の給
排が制御され、昇降シリンダ21は伸長または収縮され
る。制御装置24は、ジャッキ12に設けられた高所作
業センサー22の検知結果に基づいて制御され、ジャッ
キ12が伸長して接地板12aが接地した高所作業状態
になっていることを高所作業センサー22が検知する
と、昇降シリンダ21が収縮されて、バケット支持台1
9は、格納位置のバケット17とは干渉しない状態に下
降される。
業を実施する場合に、各ジャッキ12が伸長されて、車
体11が各ジャッキ12によって持ち上げられた状態と
される。このような状態になると、ジャッキ12に設け
られた高所作業センサー22が動作し、車体が高所作業
可能になったことを検知する。高所作業センサー22が
高所作業可能になったことを検知すると、制御装置24
は、電磁弁23を切り替えて、昇降シリンダ21が収縮
するように油を給排する。これにより、昇降シリンダ2
1が収縮して、バケット支持台19は、バケット17と
干渉しない位置にまで下降する。
ット支持台19によるバケット17の支持状態が解消さ
れる。これにより、バケット支持台19は、アーム20
に対して垂直方向および水平方向への回動可能な状態に
なるとともに、アーム20もブーム14に対して水平方
向への旋回可能な状態になり、バケット17は、運転室
11aの上方の格納位置にて揺動可能な状態になる。そ
して、ブーム14が伸長されるとともに起立されること
により、バケット17は、高所作業すべき所定の高所に
まで移動される。
室11a上に格納する場合には、ブーム14を収縮した
状態で倒伏させることによって、ブーム14をブームス
タンド18にて支持した状態とするとともに、バケット
17を運転室11a上の格納位置に配置する。この場
合、バケット支持台19はバケット17とは干渉しない
位置にまで下降しているために、バケット17は、水平
方向および垂直方向に自由に回動され、所定の格納位置
に容易に設定操作される。
納位置に配置されると、各ジャッキ12が収縮状態とさ
れる。これにより、各ジャッキ12による車体11の持
ち上げが解消され、車体11は走行可能な状態になる。
このとき、ジャッキ12の接地板12aが接地されず
に、高所作業可能な状態でないことが高所作業センサー
22によって検知されると、制御装置24によって電磁
弁23が切り替えられて、昇降シリンダ21が伸長す
る。これにより、バケット支持台19が上昇し、所定の
格納位置に配置されたバケット17は、バケット支持台
19によって支持される。
ケット17は、ブーム14の起立操作、アーム20の旋
回操作、バケット17の揺動操作等によっても動作する
おそれがなく、また、車両の走行時の振動も防止され
る。
のさらに他の例におけるバケット支持台19の構造を示
す概略図である。バケット支持台19は、垂直状態にな
った支持ロッド31の上端部に水平状態で支持されてい
る。支持ロッド31は、垂直状態になった円筒状の支持
体32内に挿入された状態になっており、その支持体3
2内に配置された圧縮バネ33によって上方に付勢され
た状態になっている。また、バケット支持台19は、車
体11の前側の一方の側部に配置されたジャッキ12の
接地板12aに、プッシュプルワイヤー34によって機
械的に接続された状態になっている。従って、ジャッキ
12の接地板12aが下降すると、バケット支持台19
は、圧縮バネ33の付勢力に抗して下降され、バケット
17とは干渉しない状態とされる。
した車体の走行状態では、バケット支持台19は、圧縮
バネ33の付勢力によって上昇された状態になってお
り、バケット支持台19は、バケット17を支持してい
る。これに対して、ジャッキ12が伸長されて接地板1
2aが接地された状態になると、接地板12aの下降に
よって、バケット支持台19は圧縮バネ33の付勢力に
抗して下降した状態になり、バケット支持台19は、バ
ケット17の支持状態を解消する。これにより、バケッ
ト17は自由に揺動し得る状態になる。
体が高所作業可能な状態になった場合に、バケット支持
台が、格納位置になったバケットと干渉しないように下
降されるように構成されているために、バケットを所定
の格納位置に容易に配置する作業、および、バケットを
高所作業位置に移動させる作業の操作性は著しく向上す
る。しかも、簡潔な構成であり、経済性にも優れてい
る。
側面図である。
昇降シリンダの油圧回路図である。
けるバケット支持台の構成を示す概略図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 走行可能および高所作業可能になるよう
に、択一的に選択される車体と、 車体上に旋回および起伏可能に設けられた伸縮可能なブ
ームと、 ブームの先端に、水平方向に旋回可能に支持されたアー
ムと、 アームの先端に水平方向および垂直方向にそれぞれ回動
可能に支持されており、前記ブームが収縮および倒伏さ
れることによって所定の格納位置とされるバケットと、 このバケットの格納位置に配置されたバケットを支持す
るように配置されたバケット支持台とを具備し、 前記車体が高所作業可能な状態になった場合に、前記バ
ケット支持台が、格納位置に配置されたバケットと干渉
しないように下降されることを特徴とする高所作業車。 - 【請求項2】 前記車体には、車体が高所作業可能な状
態になったことを検知する高所作業センサーが設けられ
ており、この高所作業センサーの検知結果に基づいて前
記バケット支持台が昇降制御されるようになっている請
求項1に記載の高所作業車。 - 【請求項3】 前記高所作業センサーは、高所作業可能
なように車体を持ち上げるジャッキが接地状態になった
ことを検知するようになっている請求項2に記載の高所
作業車。 - 【請求項4】 前記バケット支持台は、格納位置になっ
たバケットを支持するように上方に付勢されるととも
に、高所作業可能なように車体を持ち上げるジャッキと
機械的に接続されており、ジャッキが車体を持ち上げる
ように伸長した場合に、バケット支持台が付勢力に抗し
て下降されるようになっている請求項1に記載の高所作
業車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26093996A JP3529959B2 (ja) | 1996-10-01 | 1996-10-01 | 高所作業車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26093996A JP3529959B2 (ja) | 1996-10-01 | 1996-10-01 | 高所作業車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10109896A JPH10109896A (ja) | 1998-04-28 |
JP3529959B2 true JP3529959B2 (ja) | 2004-05-24 |
Family
ID=17354884
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26093996A Expired - Fee Related JP3529959B2 (ja) | 1996-10-01 | 1996-10-01 | 高所作業車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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Families Citing this family (1)
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---|---|---|---|---|
JP5297024B2 (ja) * | 2007-11-02 | 2013-09-25 | 株式会社アイチコーポレーション | 高所作業車の制御装置 |
-
1996
- 1996-10-01 JP JP26093996A patent/JP3529959B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH10109896A (ja) | 1998-04-28 |
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