JP2002362897A - 高所作業車の作業台格納装置 - Google Patents

高所作業車の作業台格納装置

Info

Publication number
JP2002362897A
JP2002362897A JP2001174449A JP2001174449A JP2002362897A JP 2002362897 A JP2002362897 A JP 2002362897A JP 2001174449 A JP2001174449 A JP 2001174449A JP 2001174449 A JP2001174449 A JP 2001174449A JP 2002362897 A JP2002362897 A JP 2002362897A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work table
boom
workbench
storage
support force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001174449A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4166966B2 (ja
Inventor
Yoshikimi Okayasu
良王 岡安
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aichi Corp
Original Assignee
Aichi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aichi Corp filed Critical Aichi Corp
Priority to JP2001174449A priority Critical patent/JP4166966B2/ja
Publication of JP2002362897A publication Critical patent/JP2002362897A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4166966B2 publication Critical patent/JP4166966B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブームの先端に垂直昇降可能に作業台が設け
られた高所作業車において、簡明な構成で作業台を適切
に自動格納させる作業台格納装置を提供する。 【解決手段】 車体に起伏動自在に取り付けられたブー
ム5の先端部に旋回アーム7および昇降機構10を介し
て作業台12が水平旋回可能に取り付けられている。車
体2にはブーム5を格納支持するブーム受け70と、作
業台12を格納支持する作業台受け80が設けられてい
る。制御装置は格納指令信号を受けると、ブーム5をブ
ーム受け70に格納させた後、作業台12を下降作動さ
せ、昇降機構10に設けられた格納高さ検出器で所定格
納高さに到達したことが検出されたときに下降作動を停
止させる。そしてこのときに作業台受け80が支持する
支持力が適正な支持力範囲内である場合に、作業台12
の格納作動を完了させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体に起伏動等が
自在なブームを有しブームの先端部に作業者が搭乗する
作業台を備える高所作業車の作業台格納装置に関し、な
お詳細には、ブームの先端部に対して上下に昇降移動す
る作業台を備える高所作業車の作業台格納装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】上記のような、いわゆるブーム式の高所
作業車は、一般にトラックシャーシをベースとして構成
され、運転キャビン後方の車体に旋回動自在に設けられ
た旋回台と、旋回台に上下方向に起伏動自在に枢結され
るとともに入れ子式に組み立てられて軸方向に伸縮動自
在なブームと、ブームの先端部に配設されて作業者が搭
乗可能な作業台とを有して構成される。ブームの先端部
にはレベリング機構によりブームの起伏角度に拘わらず
常時垂直を維持する垂直ポストが枢結され、作業台がこ
の垂直ポストに水平旋回自在に取り付けられて、常時床
面が水平に維持されるとともに、ブームの先端部に対し
て水平旋回自在に配設されている。
【0003】高所作業車には、垂直ポストと作業台との
間に旋回アームを有し、ブーム先端部に対して旋回アー
ムを水平旋回させ、さらに旋回アームに対して作業台を
水平旋回させることができる、いわゆる多関節アーム型
のブーム式高所作業車がある。また、高所作業車には、
垂直ポスト作業台との間、あるいは旋回アームと作業台
との間に昇降作動手段を有し、ブームの先端部に対して
作業台を上下に昇降移動させることができるように構成
されたものがある。
【0004】また、上記のような高所作業車には、車体
から上方へ突出して格納位置にあるブームを格納支持す
るブーム受けが設けられるとともに、同様に車体から上
方に突出して格納位置にある作業台を格納支持する作業
台受けが取り付けられているものがある。作業台受けは
車体から上方へ突出する支持基材と、この支持基材の上
部に上下方向に沿って移動自在に設けられた載置台と、
支持基材と載置台との間に配設されて、作業台が載置台
上に格納されたときに載置台が下降移動した移動量に応
じた所定の支持力を発生し、当該支持力で作業台を支持
するダンパ等の付勢手段とを有して構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ブーム
の先端部に対して作業台が上下に昇降移動可能な型式の
高所作業車では、所定の格納指令信号に基づいて、旋回
台の旋回作動やブームの起伏および伸縮作動、旋回アー
ムの旋回作動等を自動的に行わせ、これらを所定の格納
位置に格納させる高所作業車はあっても、作業台の昇降
移動までを自動で行わせ作業台を格納させるような高所
作業車は未だなく、作業者は上記のようにしてブームを
自動格納させたうえで、最後に手動操作で作業台を格納
位置まで下降移動させ作業台を格納させていた。このた
め、作業者の作業負担が大きいという問題があった。
【0006】また、このような作業負担を軽減するた
め、作動制御装置における旋回作動軸や起伏作動軸、伸
縮作動軸等と同様に、ブーム先端部に対する作業台の高
さ位置を検出する検出器を設け、この検出器で検出され
る作業台の高さに応じて作業台の昇降作動を制御する制
御形態をとれば、当該検出器やこれに付帯する各種部品
のみならず制御装置の制御軸数が増えて生産コストが大
きく上昇するという問題があった。
【0007】また、作業台が作業台受けに適切に格納さ
れた否かは作業者の目視判断により行なわれるため、車
体に対する作業台の高さ位置、換言すれば作業台受けに
おける支持基材に対する載置台の移動距離にばらつきが
生じ、その結果、作業台受けが作業台を支持する支持力
にばらつきが生じる。そして、この支持力が不十分な状
態のままで車両を走行させると、作業台が載置台から浮
き上がって振動しやすくなり、作業台やブームの先端部
に無用な繰り返し荷重が作用するという問題があった。
一方、作業台を支持する支持力が大きすぎる状態では、
作業台受けに過大な圧縮力が作用するとともに作業台や
ブームに無用な持ち上げ力が作用して好ましくないとい
う問題があった。
【0008】一方、これらの問題を解決するため、作業
台が作業台受けに格納されたときに作業台受けが作業台
を支持する支持力を検出し、この検出値により作業台の
昇降作動を自動停止させる手段が考案される。しかしな
がら、このような手段で昇降作動を停止させるとすれ
ば、今度は作業台が格納されたときの格納高さにばらつ
きが生じ、例えば、垂直ポストが上下に傾いているとき
には、ブーム先端部が高くなって車両全高が高くなった
り、逆に作業台下面が運転キャビンと当接したりするお
それがあるという問題があった。
【0009】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、簡明かつローコストな装置構成で作業台を
自動格納させ作業者の負担軽減をはかるとともに、作業
台を適切な高さ位置に常に適正な支持力で格納させるこ
とができる高所作業車の作業台格納装置を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、車体に起伏動等が自在に設けられたブー
ムと、このブームの先端部に上下方向に昇降動自在に設
けられた作業台と、ブームの起伏作動等を行わせるブー
ム作動制御手段(例えば実施形態におけるコントロール
ユニット30)と、ブーム作動制御手段に作業台を格納
させる格納指令信号を出力する格納指令手段(例えば実
施形態における作業台格納スイッチ15a)と、ブーム
の先端部に対する作業台の高さ位置を検出する格納高さ
検出器と、ブームおよび作業台を車体上に格納したとき
に作業台を支持する作業台支持手段(例えば実施形態に
おける作業台受け80)とを有し、格納指令手段からブ
ーム作動制御手段に格納指令信号が入力されたときに、
作業台を所定の格納高さ位置以上の状態でブームを所定
格納位置に移動させた後、格納高さ検出器で作業台が所
定の格納高さ位置に到達したことが検出されたときに、
作業台の下降作動を停止させるように高所作業車の作業
台格納装置を構成する。
【0011】上記構成の作業台格納装置では、格納指令
手段からブーム作動制御手段に格納指令信号が入力され
たときに、旋回台を旋回作動、ブームを起伏および伸縮
作動、作業台を旋回作動等させて、ブームを所定の格納
位置に移動させた後に、作業台を下降作動させこの下降
過程において格納高さ検出器で作業台が所定の格納高さ
位置に到達したことが検出されたときに作業台の下降作
動を停止させる。
【0012】従って、上記構成の作業台格納装置によれ
ば、簡明な装置構成で作業台を自動的に格納させて作業
者の作業負担を軽減させるとともに、作業台を適切な高
さ位置で作業台受けに格納させる高所作業車の作業台格
納装置を提供することができる。
【0013】なお、上記作業台格納装置に、作業台が作
業台支持手段に支持されたときに作業台支持手段が支持
する支持力を検出する支持力検出手段(例えば実施形態
における近接スイッチ28a、リミットスイッチ28b
等)を設け、ブーム作動制御手段は、格納高さ検出器で
作業台が所定の格納高さ位置に到達したことが検出され
て作業台の下降作動を停止させたときに、当該停止位置
において支持力検出手段で検出される支持力が予め設定
された所定の支持力範囲内である場合に、作業台の昇降
移動を完了させるように高所作業車の作業台格納装置を
構成することが好ましい。
【0014】このような構成の作業台格納装置によれ
ば、作業台の下降作動を停止させた格納高さ位置におい
て、支持力検出手段で検出される支持力が予め設定され
た所定の支持力範囲内であるか否かが判断され、この支
持力が所定の支持力範囲内である場合に作業台の昇降作
動を完了させる。このため、作業台を適切な高さ位置、
且つ適正な支持力で作業台受けに格納させる高所作業車
の作業台格納装置を提供することができる。
【0015】また、前記作業台格納装置に、作業台が作
業台支持手段に支持されたときに作業台支持手段が支持
する支持力を検出する支持力検出手段(例えば実施形態
における近接スイッチ28a、リミットスイッチ28b
等)を設け、ブーム作動制御手段は、格納高さ検出器で
作業台が所定の格納高さ位置に到達したことが検出され
て作業台の下降作動を停止させたときに、支持力検出手
段で検出される支持力が予め設定された所定の支持力範
囲を超えている場合には、作業台を上昇作動させ、所定
の支持力範囲内になったときに作業台の昇降移動を完了
させるように高所作業車の作業台格納装置を構成する。
【0016】このような構成によれば、作業台の下降作
動を停止させた格納高さ位置が車体に対する高さ位置と
しては低く、作業台支持手段に支持された支持力が大き
すぎる場合にも、その支持力が適正な支持力範囲に入る
ように作業台高さを調整させて自動格納する。従って、
作業者に補正操作を行わせる煩雑を回避して作業者の作
業負担を軽減させるとともに、過大な支持力のまま車両
を走行させて無用な負荷を作用させてしまうような事態
を未然に防止することができる。
【0017】また、前記作業台格納装置に、作業台が作
業台支持手段に支持されたときに作業台支持手段が支持
する支持力を検出する支持力検出手段(例えば実施形態
における近接スイッチ28a、リミットスイッチ28b
等)と、警報作動を行う警報手段(例えば実施形態にお
けるアラーム90)とを設け、ブーム作動制御手段は、
格納高さ検出器で作業台が所定の格納高さ位置に到達し
たことが検出され作業台の下降作動を停止させたとき
に、支持力検出手段で検出される支持力が予め設定され
た所定の支持力範囲に満たない場合には、警報手段に警
報作動を行わせるように高所作業車の作業台格納装置を
構成することが好ましい。
【0018】このような構成によれば、作業台の下降作
動中に格納高さ位置検出器で作業台が所定の格納高さ位
置に到達したことが検出されたにも拘わらず、作業台支
持手段の支持力が所定の支持力範囲に満たない場合に警
報作動が行われる。ここで、本明細書において、警報作
動とは、作業台の昇降作動を規制する作動や、警報ブザ
ー、警報ランプ等により警報を報知する作動を含めた作
動を意味する。従って、作業者は支持力が不十分な状態
で作業台が載置されていることを知ることができ、これ
により、不十分な支持力のまま車両を走行させて作業台
やブームに無用な繰り返し荷重を作用させてしまうよう
な事態を未然に防止することができる。なお、上記のよ
うな状態は、垂直ポストが傾いて作業台の前端側が浮き
上がっている場合に生じ、垂直ポストのレベリング調整
を行うことで適正な支持力範囲内に納めることができ
る。
【0019】なお、所定の格納高さ位置はブームの先端
部に対して作業台を最も下動させた位置であり、高さ位
置検出器はブーム先端部に対して作業台が所定の格納高
さ位置にあるか否かを検出する位置検出スイッチで構成
することができる。このような構成によれば、作業台を
適切な高さ位置に自動格納させる作業台格納装置を簡明
な構成かつ低廉なコストで提供することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
ましい実施形態につて説明する。本発明に係る作業台格
納装置を有する高所作業車1を図1および図2に示して
いる。高所作業車1は、車両の前方に運転キャビン2a
を有し、前後輪3a,3bで走行可能なトラックシャー
シをベースに構成される。
【0021】運転キャビン2a後方の車体2上には、上
方に突出して旋回台4が水平旋回可能に取り付けられて
おり、この旋回台の下部に設けられた旋回モータ51に
より駆動される。旋回台4の上部に基端部が枢結されて
ブーム5が取り付けられており、旋回台4とブーム5の
下面との間に張り渡された起伏シリンダ52を伸縮作動
させることで起伏動されるようになっている。ブーム5
は、基端ブーム5a、中間ブーム5bおよび先端ブーム
5cをテレスコープ状に組み合わせて構成されており、
内蔵された伸縮シリンダ53を伸縮作動させることによ
り伸縮動可能に構成されている。
【0022】先端ブーム5cの先端部に垂直ポスト6が
上下に揺動可能に取り付けられている。垂直ポスト6は
その下端部とブームヘッド5dとの間に配設されたレベ
リングシリンダ(図示せず)により揺動制御が行われ、
ブーム5の起伏の如何に拘わらず垂直ポストの上部が常
に垂直に延びて位置するように揺動制御(レベリング制
御)される。このように常時垂直に保持される垂直ポス
トに旋回アーム7が水平旋回可能に枢結され、この旋回
アーム7の先端部に昇降ステー8が水平旋回可能に枢結
され、この昇降ステー8に作業台12が垂直昇降可能に
取り付けられている。このため、作業台12の床面はブ
ーム5の起伏の如何に拘わらず常に水平に保持される。
【0023】垂直ポスト6に枢結される旋回アーム7の
基部には、垂直ポスト6に対して旋回アーム7を旋回作
動させるアーム旋回モータ54内蔵され、旋回アーム7
の先端部に枢結される昇降ステー8の枢結部には、旋回
アーム7に対して昇降ステー8を旋回作動(首振り作動
という)させる首振りモータ55が内蔵されている。こ
のため、アーム旋回モータ54を作動させることで垂直
ポスト6に対して旋回アーム7を左右に旋回させ、首振
りモータを作動させることで旋回アーム7の先端部に対
して作業台12を左右に旋回(首振り)させることがで
きる。
【0024】また、昇降ステー8と作業台12の間には
昇降機構10が配設されており、昇降ステー8に内蔵さ
れた昇降シリンダ56を作動させることにより、図1中
に二点鎖線で示すように昇降ステー8に対して作業台1
2を上下に昇降移動させることができるように構成され
ている。
【0025】作業台12にはブーム操作装置15が設け
られている。ブーム操作装置15には旋回台4の旋回、
ブーム5の起伏および伸縮、旋回アーム7の旋回、作業
台12の首振りおよび昇降などの作動操作等を行う操作
レバーや、作業台自動格納スイッチ15aを含む各種の
操作スイッチ、警報ランプを含む各種の表示器等が設け
られており、作業台12に搭乗する作業者が操作レバー
を操作することで、旋回台4の旋回作動、ブーム5の起
伏および伸縮作動、旋回アーム7の旋回作動、作業台1
2の首振りおよび昇降作動等の作動操作(以下、これら
の作動操作を総括して「ブーム操作」という)を行うこ
とができる。
【0026】ブーム操作装置15においてブーム操作が
成されると、ブーム操作装置15は操作内容に対応した
指令信号を車体側に設けられたコントロールユニット3
0に出力する。図3にコントロールユニット30を含む
ブームの作動制御装置の構成を示しており、以下この図
を交えて説明する。コントロールユニット30は、ブー
ム操作装置15から指令信号を受けると、指令信号に基
づいた制御信号を油圧ユニット40に出力する。なお、
図3では電気的または光学的信号回路を実線で示し、油
圧回路を点線で表示している。
【0027】油圧ユニット40は、旋回モータ51や起
伏シリンダ52、伸縮シリンダ53、アーム旋回モータ
54、首振りモータ55、昇降シリンダ56等の油圧ア
クチュエータ50に対応して設けられ、油圧ポンプPで
発生された作動油の供給方向および流量を制御する流量
制御弁(電磁比例弁)SV1〜SV6、エンジンにより駆
動される油圧ポンプP、作動油を貯めるタンクT、温度
上昇した作動油を冷却するオイルクーラ(図示せず)な
どから構成されている。油圧ユニット40はコントロー
ルユニット30からの制御信号に基づいて各油圧アクチ
ュエータ51〜56に供給する作動油の流れを制御し、
油圧アクチュエータの作動を制御する。
【0028】従って、作業台12に搭乗する作業者がブ
ーム操作装置15を操作することにより、コントロール
ユニット30が指令信号に基づいて油圧ユニット40の
作動を制御し、その指令信号に応じた油圧アクチュエー
タ50を作動させて、作業台12を所望の高所位置に移
動させることができる。
【0029】なお、車体2の前後左右の四カ所に下方に
伸縮自在なアウトリガジャッキ17が設けられており、
高所作業を行うときには、アウトリガジャッキ17を車
体2の左右に拡幅させ、接地板を下方に張り出し伸長さ
せて車体2を持ち上げ支持できるようになっている。
【0030】次に、作業台12を車体上2に格納する作
業台格納装置に関して説明する。
【0031】高所作業車1では、垂直ポスト6に対して
水平旋回自在な旋回アーム7を有しており、ブーム5お
よび作業台12を車体2上に格納させた格納姿勢におい
て、旋回アーム7の先端部がブーム5の基端部方向に向
かい、作業台12がブーム側面に並んで運転キャビン2
aの上方に格納される。
【0032】運転キャビン2aの後方には、車体2から
上方に向けて突出し、格納位置にあるブーム5を持ち上
げ支持するブーム受け70が取り付けられ、このブーム
受け70と並んで、同様に車体2から上方に向けて突出
し、格納位置にある作業台12を持ち上げ支持する作業
台受け80が設けられている。
【0033】ブーム受け70は、車体2から上方に突出
する柱状のブーム支持基材71と、このブーム支持基材
71の上端部に取り付けられてブーム5の下面を当接支
持するブーム当接部材72とを有して構成されている。
ブーム受け70には、ブーム5の下端面がブーム当接部
材72と当接して、ブーム5が格納されたときにこれを
検出するブーム格納検出器27が取り付けられており、
その出力信号はコントロールユニットに出力されてい
る。
【0034】作業台受け80は、図4にその構成の概要
を示すように、車体2に取り付けられて上方に突出する
筒状の作業台支持基材81と、この作業台支持基材81
の上部に上下方向に摺動移動自在に設けられた載置台8
2と、作業台支持基材81と載置台82との間に配設さ
れて、作業台12が載置台上に格納されたて載置台82
が下降移動したときに移動量に応じた所定の支持力Fを
発生し、当該支持力Fで作業台12を支持するダンパ8
5を有して構成されている。
【0035】載置台82の上端部には作業台12の下面
を当接支持する載置部82aが設けられ、載置部82a
から下方に延びて作業台支持基材81と上下に摺動自在
に嵌合する筒状の嵌合部82bが設けられている。ダン
パ85は、チューブ内部にコイルスプリングが内蔵され
てピストンロッドの押し込み量に応じた付勢力を発生す
るスプリング内蔵型のダンパであり、そのチューブエン
ドが作業台支持基材81の下部に水平に張り渡された保
持部材81aに枢結され、ロッド端部が嵌合部の上部に
水平に張り渡された保持部材82cに枢結されている。
【0036】このため、作業台受け80は、作業台12
が下動して載置部82aに当接しさらに下方に押圧され
たときに、載置台82が下方に摺動移動してその衝撃を
ダンパー85で吸収するとともに、載置台82の下降移
動量に応じた支持力(以下、作業台支持力という)Fで
作業台12を持ち上げ支持する。
【0037】作業台受け80には、このようにして作業
台12を持ち上げ支持したときの作業台支持力を検出す
る作業台支持力検出器28が設けられている。図4に例
示した作業台支持力検出器28は、近接スイッチ28a
とリミットスイッチ28bとから構成され、嵌合部82
bに取り付けられたドグ83の移動位置を検出すること
で、作業台支持力の作用状態を検出するものである。
【0038】近接スイッチ28a、リミットスイッチ2
8bおよびドグ83の配設位置関係は、載置台82が下
降して作業台受け80の作業台支持力が作業台12に無
用な振動を生じさせない支持力以上になったときに近接
スイッチ28aがドグ83を検出し、作業台支持力が適
正な支持力範囲を越えて過大な支持力になったときにリ
ミットスイッチ28bがドグ83を検出するように配設
されている。近接スイッチ28aとリミットスイッチ2
8bの出力信号はコントロールユニット30に入力され
る。
【0039】昇降機構10には、昇降ステー8に対して
作業台12が所定の格納高さ位置に到達したか否かを検
出する格納高さ検出器26が設けられている。本実施例
における格納高さ位置は、昇降ステー8に対して作業台
12を最も下動させた位置(昇降移動可能な設定範囲に
おける下端近傍部)に設定しており、格納高さ検出器2
6は、昇降ステー8側に設けたリミットスイッチと作業
台12側に設けたドグとの簡単な構造で構成し、作業台
12が格納高さ位置にあるか否かを検出する。格納高さ
検出器26の出力信号はコントロールユニット30に入
力される。
【0040】コントロールユニット30には、車体2に
対する作業台12の位置状態(ブーム姿勢)を検出するブ
ーム位置検出装置20からも検出信号が入力されてい
る。ブーム位置検出装置20は、車体2に対する旋回台
4の旋回角度を検出する旋回角度検出器21、ブーム5
の起伏角度を検出する起伏角度検出器22、ブーム5の
伸縮長さを検出する伸長量検出器23、垂直ポスト6に
対する旋回アーム7の旋回角度を検出するアーム旋回角
度検出器24、旋回アーム7に対する作業台8の旋回角
度を検出する首振り角度検出器25などから構成されて
おり、コントロールユニット30に各検出器21〜25
からそれぞれの検出信号が入力されている。
【0041】コントロールユニット30には、作業台1
2の自動格納シーケンスプログラムが設定され記憶され
ている。またユニット内部には演算処理回路31や種々
の基準値を記憶するメモリー32などが設けられてい
る。
【0042】次に、以上のように構成される作業台格納
装置の作用について説明する。
【0043】ブーム操作装置15において作業台自動格
納スイッチ15aが操作され、自動格納指令信号がコン
トロールユニット30に入力されると、コントロールユ
ニット30は作業台12の自動格納シーケンスプログラ
ムを呼び出し、このプログラムに基づいて以下のように
ブームの作動を制御する。
【0044】まず、ブーム位置検出器20で検出される
検出値から、車体2に対する作業台12の位置を演算処
理して求め、当該作業台位置からブーム5をブーム受け
70に格納させるときに作業半径を拡大させずに移動可
能な最短の移動経路を求める。そして、求められた移動
経路に基づいて油圧ユニット40に制御信号を出力して
ブームを作動させる。
【0045】具体的には、ブーム5を縮長作動させると
ともに最短の旋回移動角となる旋回方向に旋回台4を旋
回作動させ、また作業半径を拡大させない範囲で所定の
格納準備角度までブーム5を倒伏作動させる。格納準備
角度は、ブーム5をブーム受け70に格納させた状態の
起伏角度よりも5〜10度程度起仰させた状態の起伏角
度であり、旋回作動時にブーム5や作業台12をブーム
受け70や作業台受け80等の車体構造物に当接させな
いために設定された安全角度である。
【0046】また、旋回アーム7を旋回作動、作業台1
2を首振り作動させて、作業台12が平面視でブーム5
の左側面に沿うように移動させる。なお、このとき昇降
シリンダ56による作業台12の下降作動は行わせず、
自動格納開始時の高さ位置を維持させる。
【0047】以上の各制御軸の作動が完了し、ブーム5
がブーム受け70の直上の準備位置に到達しすると、コ
ントロールユニット30は、低速でブーム5を倒伏作動
させてブーム5を静かにブーム受け70に格納させる。
【0048】ブーム5がブーム受け70に格納され、ブ
ーム格納検出器27から格納検出信号が入力されると、
コントロールユニット30は油圧ユニット内の流量制御
弁SV6に制御信号を出力して昇降シリンダ56を作動
させ、作業台12を低速で下降作動させる。作業台12
は図1に二点鎖線で例示する高さ位置から、ゆっくりと
作業台受け80に向けて下降する。
【0049】作業台12が一定程度下降すると、作業台
12の下面が載置台82の載置部82aと当接し、以
降、載置台82は作業台12に押圧されて作業台12の
下降作動とともに下方に摺動移動される。載置台82と
作業台支持基材81との間に枢結されたダンパー85
は、載置台82の下降に伴って縮長方向に圧縮され載置
台82の下降移動量に応じた作業台支持力Fを発生す
る。また、このとき載置台下方の嵌合部82bに取り付
けられたドグ83は載置台82の下降とともに下方に移
動し近接スイッチ28aに接近する。
【0050】一方、昇降ステー8に対して作業台12が
下降し、作業台12が所定の格納高さ位置に到達する
と、作業台昇降機構10に設けられた格納高さ検出器2
6から格納高さ位置に到達したことを検出する格納検出
信号がコントロールユニット30に入力される。
【0051】コントロールユニット30は、格納高さ検
出器26から格納検出信号が入力されると、油圧ユニッ
ト内の流量制御弁SV6に下降作動を停止させる制御信
号を出力して昇降シリンダ56の作動を停止させ、作業
台12の下降作動を停止させる。このため、作業台12
は当該高さ位置で停止し、載置台82もそのときの高さ
位置で停止する。このようにして作業台受け80に格納
された作業台12は、下降停止までに載置台82が下降
した移動量に応じた作業台支持力Fで上方に付勢支持さ
れる。
【0052】コントロールユニット30は、以上のよう
にして格納された作業台12に、適切な作業台支持力が
作用しているか否かを、作業台支持力検出器28(近接
スイッチ28aとリミットスイッチ28b)から入力さ
れる検出信号に基づいて次のように判断する。
【0053】まず、作業台12の下降作動が停止した
格納位置において、近接スイッチ28aでドグ83が検
出されており、リミットスイッチ28bでドグ83が検
出されていないときには、作業台受け80による作業台
支持力が適正な支持力範囲にあると判断する。
【0054】一方、作業台12が格納位置にあるにも
拘わらず、近接スイッチ28aおよびリミットスイッチ
82bの両方ともドグ83が検出されないときには、載
置台82が上記適正な支持力範囲よりも上方にあり、作
業台受け80による作業台支持力が不十分な状態である
と判断する。
【0055】逆に、作業台12の格納位置において、
近接スイッチ28aおよびリミットスイッチの双方でド
グ83が検出されたときには、載置台82が適正な支持
力範囲よりも下方に移動しており、作業台受け80によ
る作業台支持力が過大な状態であると判断する。
【0056】そして、作業台支持力が適正な支持力範
囲にある場合には、作業台12が適切に格納されたと判
定して自動格納シーケンスを完了させる。一方、作業
台支持力が不十分である場合には、そのままの状態で車
両を走行させることは好ましくないため、ブーム操作装
置15に設けられた警報ランプやスピーカ等のアラーム
90により警報作動を行わせる。また、作業台支持力
が過大である場合には、流量制御弁SV6に制御信号を
出力して作業台12を上昇作動させ、作業台支持力が適
正な支持力範囲になった高さ位置で作業台の上昇を停止
させ、自動格納シーケンスを完了させる。
【0057】従って、作業台12に搭乗する作業者は、
自動格納スイッチ15aを操作するだけで、作業台12
の昇降作動まで含めて作業台を自動格納させることがで
き、また、このようにして自動格納が完了した状態で
は、作業台が適切な高さ位置に適正な作業台支持力で支
持されるため、過誤操作によるアラーム発生や不十分な
支持力で車両を走行させるようなことがない。
【0058】なお、以上の実施例では、作業台受け80
において作業台支持力を検出する作業台支持力検出器と
して、近接スイッチ28aとリミットスイッチ28bを
用いた例を例示したが、作業台支持力検出器は作業台支
持力を検出可能な手段であれば良く、例えば、ダンパ8
5の枢結ピンに軸力検出器29を設け、このダンパ85
に作用する軸力から作業台支持力を検出するものであっ
ても良い。
【0059】また、実施例では、作業台の格納位置を作
業台を最下動させた位置に設定した場合について説明し
たが、所定の格納高さ位置はブーム5と作業台12と運
転キャビン2aとの相対的な位置関係に応じて昇降範囲
の中間に設けるものであっても良い。このような場合に
は、格納高さ位置検出器として昇降ステー8と作業台1
2との相対的な高さ位置を連続的に検出可能な検出器を
用い、コントロールユニット30がその検出値に基づい
て作業台12を格納高さ位置以上の位置から格納高さ位
置に下降させて格納させるように構成することができ
る。あるいは、格納高さ位置検出器として、作業台12
が所定の高さ位置にあるか否かを検出するリミットスイ
ッチと、作業台12が当該格納高さ位置以上にあるか、
または格納高さ以下にあるかを検出するリミットスイッ
チとで構成し、コントロールユニット30がこれらの検
出信号に基づいて上記同様に制御することができる。
【0060】また、実施例ではブーム5の先端部に旋回
アーム7を有する高所作業車をとり上げて説明したが、
高所作業車は旋回アーム7を有しない形態のものであっ
ても良い。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、車体に
起伏動等が自在に設けられたブームの先端部に作業台を
有し、ブーム作動制御手段によりブームの起伏作動等が
行われる高所作業車において、ブーム作動制御手段に作
業台を格納させる格納指令信号を出力する格納指令手段
と、ブームの先端部に対する作業台の高さ位置を検出す
る格納高さ検出器と、ブームおよび作業台を車体上に格
納したときに作業台を支持する作業台支持手段とを有
し、格納指令手段からブーム作動制御手段に格納指令信
号が入力されたときに、作業台を所定の格納高さ位置以
上の状態でブームを所定格納位置に移動させた後、格納
高さ検出器で作業台が所定の格納高さ位置に到達したこ
とが検出されたときに、作業台の下降作動を停止させる
ように高所作業車の作業台格納装置を構成する。
【0062】このような構成の作業台格納装置では、格
納指令手段からブーム作動制御手段に格納指令信号が入
力されたときに、まずブームを所定の格納位置に移動さ
せた後に作業台を下降作動させ、この下降過程において
格納高さ検出器で作業台が所定の格納高さ位置に到達し
たことが検出されたときに作業台の下降作動を停止させ
る。従って、簡明な装置構成で作業台を自動的に格納さ
せて作業者の作業負担を軽減させるとともに、作業台を
適切な高さ位置で作業台受けに格納させる高所作業車の
作業台格納装置を提供することができる。
【0063】なお、上記作業台格納装置に、作業台が作
業台支持手段に支持されたときに作業台支持手段が支持
する支持力を検出する支持力検出手段を設け、ブーム作
動制御手段は、格納高さ検出器で作業台が所定の格納高
さ位置に到達したことが検出されて作業台の下降作動を
停止させたときに、当該停止位置において支持力検出手
段で検出される支持力が予め設定された所定の支持力範
囲内である場合に、作業台の昇降移動を完了させるよう
に高所作業車の作業台格納装置を構成する。このような
構成の作業台格納装置では、作業台の下降作動を停止さ
せた格納高さ位置において、作業台を支持する支持力が
適正範囲にあるときに作業台の格納作動を完了させる。
従って、本構成の作業台格納装置によれば、作業台を適
切な高さ位置で、且つ適正な支持力で作業台受けに格納
させる高所作業車の作業台格納装置を提供することがで
きる。
【0064】また、前記作業台格納装置に、作業台が作
業台支持手段に支持されたときに作業台支持手段が支持
する支持力を検出する支持力検出手段を設け、ブーム作
動制御手段は、格納高さ検出器で作業台が所定の格納高
さ位置に到達したことが検出され作業台の下降作動を停
止させたときに、支持力検出手段で検出される支持力が
予め設定された所定の支持力範囲を超えている場合に
は、作業台を上昇作動させ、所定の支持力範囲内になっ
たときに作業台の昇降移動を完了させるように高所作業
車の作業台格納装置を構成する。このような構成によれ
ば、作業台の下降作動を停止させた格納高さ位置が車体
に対する高さ位置としては低く、作業台を支持する支持
力が大きすぎる場合にも、その支持力が適正な支持力範
囲に入るように作業台高さを自動的に調整して作業台を
格納する。従って、作業者に補正操作を行わせる煩雑を
回避して作業者の作業負担を軽減させるとともに、過大
な支持力のまま車両を走行させて無用な負荷を作用させ
てしまうような事態を未然に防止することができる。
【0065】また、前記作業台格納装置に、作業台が作
業台支持手段に支持されたときに作業台支持手段が支持
する支持力を検出する支持力検出手段と、警報作動を行
う警報手段とを設け、ブーム作動制御手段は、格納高さ
検出器で作業台が所定の格納高さ位置に到達したことが
検出され作業台の下降作動を停止させたときに、支持力
検出手段で検出される支持力が予め設定された所定の支
持力範囲に満たない場合には、警報手段に警報作動を行
わせるように高所作業車の作業台格納装置を構成する。
このような構成によれば、作業台の下降作動中に格納高
さ位置検出器で作業台が所定の格納高さ位置に到達した
ことが検出されたにも拘わらず、作業台支持手段の支持
力が所定の支持力範囲に満たない場合に警報作動が行わ
れる。従って、作業者は支持力が不十分な状態で作業台
が載置されていることを知ることができ、これにより、
不十分な支持力のまま車両を走行させて作業台やブーム
に無用な繰り返し荷重を作用させてしまうような事態を
未然に防止することができる。
【0066】また、所定の格納高さ位置はブームの先端
部に対して作業台を最も下動させた位置であり、高さ位
置検出器はブーム先端部に対して作業台が所定の格納高
さ位置にあるか否かを検出する位置検出スイッチで構成
することができる。このような構成によれば、作業台を
適切な高さ位置に自動格納する作業台格納装置を簡明な
構成かつ低廉なコストで提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る作業台格納装置を備える高所作業
車の好ましい実施例を示す高所作業車の側面図である。
【図2】上記高所作業車の平面図である。
【図3】本発明に係る作業台格納装置を含む作動制御装
置の構成を示すブロック図である。
【図4】作業台が車体上に格納されたときに作業台を支
持する作業台受けの構成を説明するための説明図であ
る。
【符号の説明】
1 高所作業車 2 車体 5 ブーム 12 作業台 15 ブーム操作装置 15a 作業台格納スイッチ(格納指令手段) 26 格納高さ検出器 28 作業台支持力検出器(28a近接スイッチ、28
bリミットスイッチ) 29 作業台支持力検出器 30 コントロールユニット(ブーム作動制御手段) 40 油圧ユニット 50 油圧アクチュエータ 80 作業台受け(作業台支持手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F333 AA08 AA15 AB01 AC01 BA12 BB03 BB08 BB23 BB26 BD02 BE02 CA04 CA21 FA11 FA22 FA25 FD01 FD07 FE03 FE04 FE05 FE07 FE09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に起伏動等が自在に設けられたブー
    ムと、 前記ブームの先端部に上下方向に昇降動自在に設けられ
    た作業台と、 前記ブームの起伏作動等を行わせるブーム作動制御手段
    と、 前記ブーム作動制御手段に前記作業台を格納させる格納
    指令信号を出力する格納指令手段と、 前記ブームの先端部に対する前記作業台の高さ位置を検
    出する格納高さ検出器と、 前記ブームおよび前記作業台を前記車体上に格納したと
    きに前記作業台を支持する作業台支持手段とを有し、 前記格納指令手段から前記ブーム作動制御手段に前記格
    納指令信号が入力されたときに、前記作業台を所定の格
    納高さ位置以上の状態で前記ブームを所定格納位置に移
    動させた後、前記格納高さ検出器で前記作業台が前記所
    定の格納高さ位置に到達したことが検出されたときに前
    記作業台の下降作動を停止させることを特徴とする高所
    作業車の作業台格納装置。
  2. 【請求項2】 前記作業台が前記作業台支持手段に支持
    されたときに前記作業台支持手段が支持する支持力を検
    出する支持力検出手段を有し、 前記ブーム作動制御手段は、前記格納高さ検出器で前記
    作業台が前記所定の格納高さ位置に到達したことが検出
    され前記作業台の下降作動を停止させたときに、前記支
    持力検出手段で検出される支持力が予め設定された所定
    の支持力範囲内である場合に、前記作業台の昇降移動を
    完了させることを特徴とする請求項1に記載の高所作業
    車の作業台格納装置。
  3. 【請求項3】 前記作業台が前記作業台支持手段に支持
    されたときに前記作業台支持手段が支持する支持力を検
    出する支持力検出手段を有し、 前記ブーム作動制御手段は、前記格納高さ検出器で前記
    作業台が前記所定の格納高さ位置に到達したことが検出
    され前記作業台の下降作動を停止させたときに、前記支
    持力検出手段で検出される支持力が予め設定された所定
    の支持力範囲を超えている場合には、前記作業台を上昇
    作動させ、前記所定の支持力範囲内になったときに前記
    作業台の昇降移動を完了させることを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載の高所作業車の作業台格納装
    置。
  4. 【請求項4】 前記作業台が前記作業台支持手段に支持
    されたときに前記作業台支持手段が支持する支持力を検
    出する支持力検出手段と、 警報作動を行う警報手段とを有し、 前記ブーム作動制御手段は、前記格納高さ検出器で前記
    作業台が前記所定の格納高さ位置に到達したことが検出
    され前記作業台の下降作動を停止させたときに、前記支
    持力検出手段で検出される支持力が予め設定された所定
    の支持力範囲に満たない場合には、前記警報手段に警報
    作動を行わせることを特徴とする請求項1から請求項3
    のいずれか一項に記載の高所作業車の作業台格納装置。
  5. 【請求項5】 前記所定の格納高さ位置は前記ブームの
    先端部に対して前記作業台を最も下動させた位置であ
    り、 前記高さ位置検出器は、前記ブーム先端部に対して前記
    作業台が前記所定の格納高さ位置にあるか否かを検出す
    る位置検出スイッチであることを特徴とする請求項1か
    ら請求項4のいずれか一項に記載の高所作業車の作業台
    格納装置。
JP2001174449A 2001-06-08 2001-06-08 高所作業車の作業台格納装置 Expired - Fee Related JP4166966B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001174449A JP4166966B2 (ja) 2001-06-08 2001-06-08 高所作業車の作業台格納装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001174449A JP4166966B2 (ja) 2001-06-08 2001-06-08 高所作業車の作業台格納装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002362897A true JP2002362897A (ja) 2002-12-18
JP4166966B2 JP4166966B2 (ja) 2008-10-15

Family

ID=19015730

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001174449A Expired - Fee Related JP4166966B2 (ja) 2001-06-08 2001-06-08 高所作業車の作業台格納装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4166966B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007099434A (ja) * 2005-10-04 2007-04-19 Aichi Corp 作業車のブーム自動格納装置
JP2013216428A (ja) * 2012-04-06 2013-10-24 Aichi Corp 高所作業車
FR3007012A1 (fr) * 2013-06-17 2014-12-19 Comilev Plateforme elevatrice de personnel integrant un reposoir pour immobiliser le panier de la plateforme
KR101955609B1 (ko) * 2017-09-21 2019-03-08 주식회사 동해기계항공 고소작업차의 버켓 레스트

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007099434A (ja) * 2005-10-04 2007-04-19 Aichi Corp 作業車のブーム自動格納装置
JP2013216428A (ja) * 2012-04-06 2013-10-24 Aichi Corp 高所作業車
FR3007012A1 (fr) * 2013-06-17 2014-12-19 Comilev Plateforme elevatrice de personnel integrant un reposoir pour immobiliser le panier de la plateforme
KR101955609B1 (ko) * 2017-09-21 2019-03-08 주식회사 동해기계항공 고소작업차의 버켓 레스트

Also Published As

Publication number Publication date
JP4166966B2 (ja) 2008-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7028458B2 (ja) 貨物自動車用リフト装置
JP2002362897A (ja) 高所作業車の作業台格納装置
JP2001213592A (ja) 高所作業車のジャッキ装置
JP5944722B2 (ja) 高所作業車
JP5086032B2 (ja) 高所作業車のブーム自動格納装置
JP5047428B2 (ja) 高所作業車の作業台昇降装置
JP4050890B2 (ja) ブーム作業車
JP3713704B2 (ja) 貨物自動車用リフト装置
JP2528319Y2 (ja) 高所作業車の自動格納装置
JP4077328B2 (ja) 作業用車両の安全装置
JP4528688B2 (ja) 作業用車両
JP2003321196A (ja) 高所作業車
JP2721495B2 (ja) 屈伸型伸縮ブームの自動格納装置および作動制御装置
JP4243522B2 (ja) 高所作業車
JP4039819B2 (ja) 屈伸ブーム式高所作業車
JP4080853B2 (ja) 高所作業車
JP2006168552A (ja) 軌陸作業車
JP2006036525A (ja) ブーム作業車の安全装置
JP4734050B2 (ja) 高所作業車
JP3529959B2 (ja) 高所作業車
JP3673677B2 (ja) 俯角格納式ブーム作業車
JPH10236798A (ja) ブーム作動制御装置
JP3943397B2 (ja) ブーム作業車
JP2003137499A (ja) 高所作業車の作業台レベリング装置
JP2007099434A (ja) 作業車のブーム自動格納装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050727

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080319

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080328

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080508

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080725

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080731

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees