JP7028458B2 - 貨物自動車用リフト装置 - Google Patents

貨物自動車用リフト装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7028458B2
JP7028458B2 JP2019014245A JP2019014245A JP7028458B2 JP 7028458 B2 JP7028458 B2 JP 7028458B2 JP 2019014245 A JP2019014245 A JP 2019014245A JP 2019014245 A JP2019014245 A JP 2019014245A JP 7028458 B2 JP7028458 B2 JP 7028458B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
loading platform
cylinder
horizontal
undulating
control means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019014245A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020121632A (ja
Inventor
純 八幡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kitamura Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kitamura Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kitamura Manufacturing Co Ltd filed Critical Kitamura Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2019014245A priority Critical patent/JP7028458B2/ja
Publication of JP2020121632A publication Critical patent/JP2020121632A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7028458B2 publication Critical patent/JP7028458B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Description

本発明は、貨物自動車に装着した昇降自在なテーブルに係り、特に格納時にテーブルが垂直に起立して格納させる貨物自動車用リフト装置に関するものである。
従来、貨物自動車などの車両において、荷台への積み降ろし作業を簡単に行えるよう、荷台の後部に平行リンク機構を介して昇降自在なテーブルを設け、前記平行リンク機構を油圧シリンダによって回転させてテーブルを水平状態に保持したまま昇降させる貨物自動車用リフト装置が知られている(特許文献1参照)。
特許第3713704号公報
しかし、従来の貨物自動車用リフト装置では、テーブルが回転時の水平状態を保持したままでは、路面状況や車両姿勢の変化によるテーブルの傾斜によりテーブルを水平に保持できない場合があった。
特に小型トラックでは、荷重位置により車両姿勢が大きく変動する。例えば、荷台内の前側からロールボックスを後方に移動していくと車両姿勢は後方下がりとなる。さらに、ロールボックスをテーブルまで移動させると、さらに車両姿勢はさらに後方下がりとなり、テーブルのしなりなどと合わせると、テーブルの水平状態はさらに損なわれるという問題点があった。
そこで、本発明は、上記課題を解消するものであり、路面状況や車両姿勢によるテーブルの傾斜に対応して、テーブルを水平状態とすることができる貨物自動車用リフト装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、貨物自動車の後部に荷台を搭載し、この荷台の床下に横設したメインフレームに平行リンク機構を枢着し、その平行リンク機構の先端にテーブルを回動自在に枢着するとともに、前記平行リンク機構を回動させる昇降用シリンダと、前記テーブルを起伏させる起伏用シリンダとを設けた貨物自動車用リフト装置において、前記テーブルに設けられ前記テーブルの荷台前後方向の傾斜と荷台左右方向の傾斜を検知する検知手段と、前記テーブルの傾斜時に前記検知手段からの信号に基づき前記起伏用シリンダにより前記テーブルを水平状態とする制御手段とを備え、前記テーブルは、前記制御手段により前記荷台の床面高さ位置で水平状態に保持され、前記制御手段は、前記テーブルを水平状態で昇降可能にすると共に、前記テーブルが前記荷台の前記床面高さ位置から地上に降下する際、降下始動時には前記テーブルを低速で降下させた後、前記テーブルの降下速度を増加させ、前記テーブルが地上に接近すると前記降下速度を減速するように制御することを特徴とする。
請求項2の発明は、前記テーブルが前下がりに傾斜した場合には、前記起伏用シリンダを収縮させて前記テーブルを水平状態にし、前記テーブルが後下がりに傾斜した場合には、前記起伏用シリンダを伸張させて前記テーブルを水平状態にすることを特著とする。
本発明によれば、路面状況や車両姿勢とは関係なく、テーブルを水平状態とすることができる。
また、本発明によれば、検知手段でテーブルの傾斜を検知して、起伏用シリンダを作動させることでテーブルを水平状態とすることができる。
本発明の一実施例を示すテーブルの起伏動作を説明する正面図である。 同上テーブルの昇降動作を説明する正面図である。 同上テーブルの接地状態を示す正面図である。 同上接地時におけるチルトリンク機構の動作を説明する断面図である。 同上テーブルの角度を調整した状態を示す正面図である。 同上一部を省略した平行リンクの平面図である。 同上制御手段を示すブロック図である。 同上積荷を荷台からテーブルに移動させたことにより荷台が後下がりとなった場合のテーブルの水平制御を示す説明図である。 同上路面が後下がりの傾斜のため荷台が後下がりに傾斜した場合のテーブルの水平制御を示す説明図である。 同上路面が前下がりの傾斜のため荷台が前下がりに傾斜した場合のテーブルの水平制御を示す説明図である。 同上車両幅方向のテーブルの傾斜に対する水平制御を示す説明図である。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
以下、本発明の貨物自動車用リフト装置の一実施例を添付図面を参照して説明する。図1~図11は、本発明の実施例1を示し、同図において、1は貨物自動車などシャーシフレーム2に搭載する箱型荷台、3は荷役作業時に地Aと前記荷台1の床面との間を昇降するテーブルであり、このテーブル3は、図1に示すように、上限位置で垂直に起立させて荷台1の後面1Aに沿わせて格納される。
4は前記シャーシフレーム2に横設したメインフレームであり、このメインフレーム4と前記テーブル3との間に平行リンク機構を構成する平行リンク5が連結されている。この平行リンク5は左右一対の中空角筒状を成したアッパーアーム6と前記テーブル3を起立させる左右一対の起伏用シリンダ7とから構成されている。また、前記アッパーアーム6の一端には、前記メインフレーム4に一体的に固定された受け板10に枢着される固定プレート12が固定され、他端には、前記テーブル3の基端部に一体的に固定されるテーブルブラケット11に枢着される固定プレート13が固定されている。
次に平行リンク5の取付構造について説明する。平行リンク5を構成する前記アッパーアーム6と起伏用シリンダ7とは、図6の平面図に示すように、左右に間隔をおいてメインフレーム4とテーブル3との間に取り付けられている。また、起伏用シリンダ7は前記アッパーアーム6の外側下方に位置して前記メインフレーム4に固着した受け板10と前記テーブル3に固着したテーブルブラケット11との間にピン15,16によって枢着されている。この場合、起伏用シリンダ7のピストン7Aの先端には前記ピン16を軸支する中空状のボス17が一体的に固着され、そのボス17にほぼ沿うように、前記テーブルブラケット11の下端部に円弧部11A(図1等参照)を形成している。一方、アッパーアーム6は、その基端側が前記メインフレーム4の受け板10に軸支したチルト機構を構成するチルトリンクプレート20に枢着されている。すなわち、前記メインフレーム4の受け板10には、その受け板10を挟むようにして左右一対のチルトリンクプレート20がピン21によって回動自在に軸支されている。この両チルトリンクプレート20の外側にアッパーアーム6の基端側に固着した固定プレート12が添設され、これらチルトリンクプレート20と固定プレート12とがピン22によって枢着されている。また、アッパーアーム6の先端に固着した固定プレート13には、中空状のボス23が一体的に固着されており、このボス23がピン24によって前記テーブルブラケット11に枢着されている。なお、前記チルトリンクプレート20は、その回動中心となる前記ピン21の位置がチルトリンクプレート20の上端後側角部に設けられ、そのピン21を中心として回動する。また、図4に示すようにチルトリンクプレート20は、チルトリンクプレート20の背面部20Aが前記メインフレーム4の底面に後方へ突出するように固定されたストッパー30に突き当たったときに、メインフレーム4と僅かな間隔Lを有するように軸支されている。そして、前記ピン21のやや前方下部に前記アッパーアーム6の先端側を枢着するピン22が横方向に貫通して軸支され、さらにその下部に前記テーブル3を昇降させる昇降用シリンダ40の基端部を軸支するピン41が横方向に貫通して軸支されている。つまり、前記チルトリンクプレート20には、アッパーアーム6と昇降用シリンダ40が軸支され、この昇降用シリンダ40のピストン40Aが前記アッパーアーム6の先端側に固着した固定プレート13の突状部13Aにピン42によって回動自在に軸支されている。なお、図中45は左右のアッパーアーム6の先端間に架設した中空パイプである。
前記テーブル3は、格納時において荷台1の後面1Aに沿わせてほぼ垂直に起立しており、荷役作業時などにおいて起伏用シリンダ7を作動させてテーブル3を回動するものであるが、テーブル3にはこのテーブル3の姿勢を検知する検知手段50が設けられている。この検知手段50は、前記テーブル3の姿勢を制御手段55(図7参照)に検知信号として出力する。そして、制御手段55によって起伏用シリンダ7を制御し、テーブル3を水平位置で停止するように制御している。テーブル3の姿勢を検知する検知手段50の構成としては、例えば図1などに示すように、テーブル3の中央に、車両前後方向(ピッチ方向)の傾斜と車両横方向(ロール方向)の傾斜を検知する加速度センサやジャイロセンサ(角速度センサ)等の組み合わせからなる少なくとも2軸式の傾斜センサ51を設けている。また、傾斜センサ51は、テーブル3の傾斜の検知信号を出力し、制御手段55に備えた記憶手段に予め記憶された水平出し用の基準値と比較して、制御手段55によって起伏用シリンダ7を作動させてテーブル3を水平面と平行な水平状態で保持するように制御している。尚、傾斜センサ51は、加速度センサやジャイロセンサ(角速度センサ)等を実装したマイクロエレクトロメカニカルシステム(MEMS;Micro Electro Mechanical System)により小型化が図られており、テーブル3の重量バランスを損うものではない。また、図7に示すように、制御手段55には前記検知手段50からの検知信号の他、起伏用シリンダ7を操作する開閉スイッチ57と昇降用シリンダ40を操作する昇降スイッチ58が接続される。
以上のように構成される本実施例の貨物自動車用リフト装置は、テーブル3が荷台1の後面1Aに沿ってほぼ垂直に起立して格納され、荷役作業時において起立したテーブル3を倒すために、開閉スイッチ57を操作する。なお、開閉スイッチ57は図示しないが、「開ボタン」「閉ボタン」を有しており、テーブル3を展開する場合、「開ボタン」を操作する。これにより、制御手段55によって起伏用シリンダ7を作動させることにより、図1に示すように、起伏用シリンダ7のピストン7Aを縮退させてテーブル3をピン24を中心として倒伏方向に回動させる。ここで、テーブルが垂直に起立した状態から水平状態に展開する過程において、少なくともテーブル3が水平状態となる前の傾斜状態から検知手段50によるテーブル3の姿勢の検知が行われている。そして、前記ピストン7Aの縮動動作と連動してテーブル3が水平面と平行な水平状態となるようにと、制御手段55によって起伏用シリンダ7を停止する。ここで、テーブル3が水平状態を超えて後下がりの傾斜とならないように、テーブル3の傾斜が水平状態となる直前の前下がりの傾斜の段階から起伏用シリンダ7の動作を低速な安全速度としておき、テーブル3が水平面と平行な水平状態となると同時に停止させることが好ましい。すなわち、荷役作業時において、開閉スイッチ57の操作により、テーブル3を倒すと、検知手段50からの検知信号によってテーブル3が水平面と平行な水平位置で自動的に停止する。
図8に示すように水平状態に展開されたテーブル3は、検知手段50からの検知信号を受けた制御手段55によって、路面状況や車両姿勢とは関係なく水平面と平行な水平状態で保持される。以下にテーブルを水平状態に保持する制御についての詳細な説明を行う。図8に示すように、荷台1内の前側から積荷Cを後方に移動していくと生じる後方下がりの車両姿勢の場合や、図9に示すように、地Aが後下がり傾斜のため荷台1が後下がりに傾斜した場合には、検知手段50がテーブル3の前下がり方向の傾斜を検知すると、制御手段55によってテーブル3が水平状態となるまで、ピストン7Aを縮退させて起伏用シリンダ7を収縮させてテーブル3を水平状態にする。
また、図10に示すように、地Aが前下がり傾斜のため荷台1が前下がりに傾斜した場合は、検知手段50がテーブル3の後下がり方向の傾斜を検知すると、テーブル3が水平状態となるまで、ピストン7Aを進出させて起伏用シリンダ7を伸張させてテーブル3を水平状態にする。
そして、荷台1内の積荷Cを水平面と平行な水平状態に展開したテーブル3上に移動し、これを地上に降ろすために、昇降スイッチ58を操作する。昇降スイッチ58は図示しないが、「下ボタン」「上ボタン」を有しており、テーブル3上の積荷Cを地上に降ろす場合は、「下ボタン」を操作する。これにより、制御手段55によって昇降用シリンダ40が作動し、図2に示すように、昇降用シリンダ40の縮動動作に連動してテーブル3が水平状態を保ったまま下降する。
テーブル3は、降下中も検知手段50によってテーブル3の傾斜が検知されており、制御手段55による起伏用シリンダ7の操作によって水平面と平行な水平状態に保持される。
テーブル3の下降速度は制御手段55によって制御されており、下降始動時には昇降用シリンダ40をゆっくりと動作させてテーブル3を低速の安全速度で下降させた後、昇降用シリンダ40の動作を加速させてテーブル3の下降速度を増加させる。その後、図示しない超音波や赤外線等の近接センサやカメラ等によってテーブル3の地Aへの接近を検知すると昇降用シリンダ40をゆっくりと動作させてテーブル3の下降速度を減速させる。この場合、昇降用シリンダ40及び前記アッパーアーム6を枢着するチルトリンクプレート20は、ストッパー30に突き当たって垂直状態となっている。そして、前記昇降用シリンダ40の縮動により、テーブル3が地上Aに接すると、まず、テーブル3の基部側に固定したテーブルブラケット11の円弧部11Aが接地するが、水平状態のまま下降したテーブル3の先端は地上Aから浮き上がり、テーブル3と地上Aとの間には段差が生じてしまう。しかし、図
3及び図4に示すように、テーブル3が地上Aに接している状態でさらに昇降用シリンダ40を縮動させることによって、昇降用シリンダ40の基端側を軸支するチルトリンクプレート20が昇降用シリンダ40の縮動に伴って引かれ、チルトリンクプレート20が荷台1の後方側、つまりテーブル3側に引かれ、枢着部たるピン42を中心として回動して傾斜する。このため、図5に示すように、平行リンク5を構成する起伏用シリンダ7とアッパーアーム6の各枢着部となるピン15,16,22,24を結ぶ平行四辺形が崩れて、チルトリンクプレート20に軸支したアッパーアーム6を枢着するピン22,24の位置がテーブル3側に移動し、起伏用シリンダ7を枢着するピン15,16の位置は変わらないため、テーブル3が起伏用シリンダ7側のピン16を中心として回動してテーブル3の先端がチルト(首振り)する。これにより、テーブル3の裏面全体が地上Aに接し、テーブル3と地上Aとの段差を解消することができる。すなわち、昇降用シリンダ40によって、テーブル3を降下させる際、テーブル3が接地してからも、そのまま昇降用シリンダ40の操作を続行することによって、テーブル3はチルトリンクプレート20によって先端が地上Aに接地するように自動的にチルトする。したがって、テーブル3が接地するまでの間、昇降用シリンダ40を操作し、テーブル3が接地してから、起伏用シリンダ7側に切り換えて操作するといった無駄がなく、操作が簡単であるとともに、誤操作も防ぐことができる。
また、荷台1内に積荷Cを積み込む場合、前述した荷降ろし作業とは逆の手順で、まず、図3に示すように先端が地上Aに接地するようにチルトした状態のテーブル3上に積荷Cを載せてから昇降スイッチ58の「上ボタン」を操作する。これにより、昇降用シリンダ40が伸長し、チルトリンクプレート20が押され、チルトリンクプレート20の背面20Aが前記ストッパー30に突き当たって初期状態の垂直に戻り、起伏用シリンダ7とアッパーアーム6の各ピン15,16,22,24を結ぶ線が平行四辺形となるから(図5参照)、テーブル3の先端が上昇して水平となる。このテーブル3のチルト動作時には、検知手段50によるテーブル3の傾斜の検知がおこなわれており、テーブル3は制御手段55による起伏用シリンダ7の操作によって水平面と平行な水平状態に保持される。これ以降、昇降用シリンダ40の伸動動作に連動してテーブル3は水平面と平行な水平状態を保ったまま昇降する。
水平状態に展開されたテーブル3は、検知手段50からの検知信号を受けた制御手段55によって、路面の傾斜や車両姿勢によるテーブル3の姿勢とは関係なく水平面と平行な水平状態で保持される。そして、テーブル3が上限位置、すなわち、荷台1の床面高さまで上昇させて昇降スイッチ58の「上ボタン」から指を離すなどして昇降用シリンダ40を停止することによってテーブル3を停止させる。テーブル3の上昇速度は制御手段55によって制御されており、上昇始動時には昇降用シリンダ40をゆっくりと動作させてテーブル3を低速の安全速度で上昇させた後、昇降用シリンダ40の動作を加速させてテーブル3の上昇速度を増加させる。
その後、昇降スイッチ58の「上ボタン」から指を離すと昇降用シリンダ40をゆっくりと動作させてテーブル3の下降速度を減速させた後、昇降用シリンダ40を停止させてテーブルを停止させる。
この後、テーブル3上の積荷Cを荷台1の内部に積み込み、荷役作業が終了した段階でテーブル3を荷台1の後面1Aに沿わせるように格納する。すなわち、開閉スイッチ57の「閉ボタン」を操作することよって、制御手段55によって起伏用シリンダ7を作動してピストン7Aを伸長させることによって図1に示すように、テーブル3は荷台1の後面1Aに沿って垂直に起立する。また、テーブル3上の積荷Cを荷台1の内部に積み込んだ後、地A上の追加の積荷Cを積み込む際の昇降時も、テーブル3は検知手段50によって傾斜を検知されて制御手段55によって水平状態のまま昇降されるものとする。
また、テーブル3は接地時以外でも先端をチルトすることによってテーブル3の角度を
調整することが可能である。例えば、水平解除スイッチ59を押して開閉スイッチ57の「閉ボタン」を押すことにより、テーブル3の先端側が上がり、テーブル3が水平状態から傾斜状態となる。これにより、例えば、テーブル3上の積荷をテーブル3の傾斜を利用して荷台1側に積み込みやすくなる。また、このような、テーブル3の先端をチルトさせてテーブル3の角度を調整する場合、前述したテーブル3の上限位置に限らず、中間位置でも可能である(図5参照)。このように、水平解除スイッチ59を備えることで、テーブル3を任意位置で停止させてテーブル3の角度を調整することができる。
以上のように本実施例では、テーブル3の傾斜を検知する検知手段50を設け、垂直状態で格納されたテーブル3を倒伏方向に回転させた際、テーブル3が水平となるように検知手段50から制御手段55に検知信号が出力され、制御手段55によって、テーブル3を起伏させる起伏用シリンダ7を制御することで、テーブル3を水平位置で自動停止させることができる。このため、荷役作業時において、作業者が目視により、テーブル3の状態を監視して、テーブル3が水平位置まで回動させた時点で手動によりテーブル3を停止するといった煩わしい手間がからず、荷役作業を効率化することができる。また、手動操作してテーブル3を停止する場合に比べ、テーブル3を水平な状態で正確に停止させることができ、誤操作などの危険も全くない。また、水平解除スイッチ59を設けたことにより、任意位置で停止させた水平状態のテーブル3の先端側を上げ下げし、テーブル3の角度を調整することが可能である(図5参照)。また、水平状態に展開されたテーブル3は、検知手段50からの検知信号を受けた制御手段55によって起伏用シリンダ7が制御されて、路面の傾斜や、荷台1内の前側から積荷Cを後方に移動していくと生じる後方下がりの車両姿勢などの路面状況や車両姿勢とは関係なく水平面と平行な水平状態で保持される。傾斜センサ51を、車両前後方向の傾斜と車両横方向の傾斜を検知可能とし、図11に示すように制御手段55によって左右一対の起伏用シリンダ7をそれぞれ独立して作動することで、テーブル3の車両横方向における水平状態を保持することができる。尚、傾斜センサ51はテーブル3の先端に配置すると、積荷Cを載せたことによるテーブル3のしなりの影響による後下がりの傾斜をさらに高い精度検知することができる。
以上のように本実施例では、貨物自動車の後部に荷台1を搭載し、この荷台1の床下に横設したメインフレーム4に平行リンク機構5を枢着し、その平行リンク機構5の先端にテーブル3を回動自在に枢着するとともに、前記平行リンク機構5を回動させる昇降用シリンダ40と、前記テーブル3を起伏させる起伏用シリンダ7とを設けた貨物自動車用リフト装置において、テーブル3に設けられテーブル3の荷台1の前後方向の傾斜と荷台1の左右方向の傾斜を検知する検知手段50と、前記テーブル3の傾斜時に前記検知手段50からの信号に基づき前記起伏用シリンダ7により前記テーブル3を水平状態とする制御手段55とを備え、テーブル3は、制御手段55により荷台1の床面高さ位置で水平状態に保持され、制御手段55は、前記テーブル3を水平状態で昇降可能すると共に、テーブル3が荷台1の床面高さ位置から地上Aに降下する際、降下始動時にはテーブル3を低速で降下させた後、テーブル3の降下速度を増加させ、テーブル3が地上Aに接近すると降下速度を減速するように制御することで、路面状況や車両姿勢とは関係なく、テーブル3を水平状態とすることができる。
また、本実施例では、テーブル3が前下がりに傾斜した場合には、起伏用シリンダ7を収縮させてテーブル3を水平状態にし、テーブル3が後下がりに傾斜した場合には、起伏用シリンダ7を伸張させてテーブル3を水平状態にすることで、検知手段50でテーブル3の傾斜を検知して、起伏用シリンダ7を作動させることでテーブル3を水平状態とすることができる。
尚、本発明は上記各実施例に記載の内容に限定されず、適宜変更可能である。例えば、テーブルのリンク構造やリンクアームの取付構造あるいはチルト機構を構成するチルトリンクアームの位置や形状あるいは構造などは適宜選定すればよい。また、検知手段の構成についても適宜選定すればよいものとする。また、リフト装置は、テーブル3を荷台1の床下に折り畳んで格納する床下格納型リフターとしてもよいものとする。
1 荷台
3 テーブル
4 メインフレーム
5 平行リンク
7 起伏用シリンダ
40 昇降用シリンダ
50 検知手段
51 傾斜センサ(検知手段)
55 制御手段

Claims (2)

  1. 貨物自動車の後部に荷台を搭載し、この荷台の床下に横設したメインフレームに平行リンク機構を枢着し、その平行リンク機構の先端にテーブルを回動自在に枢着するとともに、前記平行リンク機構を回動させる昇降用シリンダと、前記テーブルを起伏させる起伏用シリンダとを設けた貨物自動車用リフト装置において、
    前記テーブルに設けられ前記テーブルの荷台前後方向の傾斜と荷台左右方向の傾斜を検知する検知手段と、前記テーブルの傾斜時に前記検知手段からの信号に基づき前記起伏用シリンダにより前記テーブルを水平状態とする制御手段とを備え、
    前記テーブルは、前記制御手段により前記荷台の床面高さ位置で水平状態に保持され、
    前記制御手段は、前記テーブルを水平状態で昇降可能にすると共に、前記テーブルが前記荷台の前記床面高さ位置から地上に降下する際、降下始動時には前記テーブルを低速で降下させた後、前記テーブルの降下速度を増加させ、前記テーブルが地上に接近すると前記降下速度を減速するように制御することを特徴とする貨物自動車用リフト装置。
  2. 前記テーブルが前下がりに傾斜した場合には、前記起伏用シリンダを収縮させて前記テーブルを水平状態にし、
    前記テーブルが後下がりに傾斜した場合には、前記起伏用シリンダを伸張させて前記テーブルを水平状態にすることを特とする請求項1記載の貨物自動車用リフト装置。
JP2019014245A 2019-01-30 2019-01-30 貨物自動車用リフト装置 Active JP7028458B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019014245A JP7028458B2 (ja) 2019-01-30 2019-01-30 貨物自動車用リフト装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019014245A JP7028458B2 (ja) 2019-01-30 2019-01-30 貨物自動車用リフト装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020121632A JP2020121632A (ja) 2020-08-13
JP7028458B2 true JP7028458B2 (ja) 2022-03-02

Family

ID=71991982

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019014245A Active JP7028458B2 (ja) 2019-01-30 2019-01-30 貨物自動車用リフト装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7028458B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101901419B1 (ko) * 2017-09-18 2018-09-21 천명곤 파이프 스피커 장치

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102504616B1 (ko) * 2022-08-31 2023-03-02 리산환경산업개발 주식회사 잔류콘크리트 회수 전기차
KR102497316B1 (ko) * 2022-10-31 2023-02-08 리산환경산업개발 주식회사 다중센서를 구비한 레미콘 회수장치

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001163595A (ja) 1999-12-15 2001-06-19 Sanwa Seiki Co Ltd 荷受台昇降装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08259195A (ja) * 1995-03-29 1996-10-08 Mitsubishi Heavy Ind Ltd フォークリフトの作業装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001163595A (ja) 1999-12-15 2001-06-19 Sanwa Seiki Co Ltd 荷受台昇降装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101901419B1 (ko) * 2017-09-18 2018-09-21 천명곤 파이프 스피커 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020121632A (ja) 2020-08-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7028458B2 (ja) 貨物自動車用リフト装置
CN110740966A (zh) 在紧凑运输位置自动定位的高空作业平台
JPH07242398A (ja) 荷役車両の安定度報知装置
JP4854318B2 (ja) 高所作業車
JP5059645B2 (ja) ジャッキ装置
JP4854342B2 (ja) 高所作業車の地上乗込制御装置
JP3713704B2 (ja) 貨物自動車用リフト装置
JP5944722B2 (ja) 高所作業車
JP3131617B2 (ja) 昇降装置
JP4050890B2 (ja) ブーム作業車
JP4890788B2 (ja) 高所作業車
JP4734050B2 (ja) 高所作業車
JP5485762B2 (ja) 折り畳み式フロアプレートを備えた貨物積載用昇降装置
JP2020007128A (ja) 高所作業車の安全装置
JP7525356B2 (ja) 高所作業車
JP2005082331A (ja) 高所作業車の制御装置
JP4077328B2 (ja) 作業用車両の安全装置
JP2022055517A (ja) 高所作業車
JP2002362897A (ja) 高所作業車の作業台格納装置
JP3812393B2 (ja) 高所作業車
JP2002241097A (ja) 作業車のジャッキ制御装置
JP3871519B2 (ja) 荷受台昇降装置のアーム構造
JP3869285B2 (ja) 高所作業車の転倒防止装置
JP3943397B2 (ja) ブーム作業車
JP4890890B2 (ja) 高所作業車の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20200114

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200908

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210713

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210727

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210924

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220209

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7028458

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150