JP5059645B2 - ジャッキ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、高所作業車等に備えられて作業中に車体を持ち上げて支持するジャッキ装置に関する。
従来、クレーン車や高所作業車等のような作業中に転倒モーメントが発生する作業車には、その車体側方にジャッキ装置が備えられている。作業を行う前に、このジャッキ装置を下方へ張り出して接地させて、車体が安定して支持されるようにしておく。そうすることにより、作業車は作業中において、車体に作用する転倒モーメントに抗することができて車体を転倒させることなく、安全に作業を行うことが可能となる。また、ジャッキ装置を車体のなるべく幅方向外側で接地させるように構成することによって、より大きな転倒モーメントに抗することが可能となり、作業車の作業安全性を高めることができる。
さらに、作業車は車幅がなるべく短い方が好ましいため、ジャッキ装置は、作業を行うときは車体の幅方向外側に張り出して接地し、作業車が走行するときは車体の幅方向内側に格納されるように構成されている。上記の車体の幅方向外側に張り出す構成は、例えば車体の幅方向外側へ拡幅可能なアウトリガビームの先端にジャッキ装置を搭載する構成、特許文献1に示すような接地板をバネによって幅方向外側に付勢させる構成等のさまざまな構成が提案されている。
特許3898140号公報
図10および図11に、車体の幅方向外側に張り出して接地させるジャッキ装置の一例としての、出願人が自ら発明して特許出願中で且つ未公開のジャッキ装置500を示す。ジャッキ装置500は、アウターポスト11の中空部にインナーポスト12が上下に移動自在に挿入され、インナーポスト12の下端部とリンクアーム20とが枢結ピン27によって枢結されて、リンクアーム20が上下に揺動自在となっている。また、伸縮シリンダー(図示せず)の上端部がアウターポスト11の上部と枢結されるとともに、伸縮シリンダーの下端部とリンクアーム20とが枢結ピン26によって枢結されて、リンクアーム20が上下に揺動自在となっている。図10(a)に示す格納位置において、リンクアーム20は、アウターポスト11の内面に当接して傾斜した状態でアウターポスト11の内部に格納されている。この格納状態から、伸縮シリンダーの伸長によりインナーポスト12を距離Dだけ下方に伸長させることにより、図10(b)に示すように、リンクアーム20はアウターポスト11の下端部から下方に突出するとともに、インナーポスト12の自重によって枢結ピン26を中心に揺動し、接地板18が車体の幅方向外側に移動される。そして、さらに伸縮シリンダーを伸長させ、接地板18を接地させて車体を持ち上げることにより(図10(c)を参照)、車体を安定支持することができる構成となっている。
しかしながら、図11(a)に示すように、接地板18と地面90との間が距離F(<距離D)の場所においてジャッキ装置500の張り出しを行う場合、リンクアーム20が揺動して接地板18が車体の幅方向外側に移動される前に接地板18が接地してしまう(図11(b)を参照)。そのため、さらに伸縮シリンダーを伸長させて車体を持ち上げて支持させると、図11(c)に示すように、接地板18が車体の幅方向外側に移動されないまま車体を支持することとなり、車体の支持状態が不安定になるというおそれがあった。
以上のような課題に鑑みて、本発明では、接地板が幅方向外側に移動されていない状態で車体を支持することを防止して、車体を安定支持することが可能なジャッキ装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために本発明に係るジャッキ装置は、下端に開口する中空部を有して車体の側方に設けられたアウター部材と、前記アウター部材の中空部に上下移動自在に挿入され前記開口から下方に突出移動自在な中空形状のインナー部材と、一方側の端部において前記インナー部材の下端部と上下に揺動可能に連結されて他方側に延びるリンクアームと、前記リンクアームの他方側の端部の下面に連結された接地板と、上端部が前記アウター部材に支持されて前記インナー部材の中空空間内を通って下方に延び、下端部が前記リンクアームの中間部と枢結された上下方向に伸縮自在な伸縮手段と、前記接地板が接地して接地状態となったことを検出する接地検出手段と、前記中間部を中心に上下に揺動する前記リンクアームの揺動位置を検出する揺動位置検出手段と、前記接地検出手段および前記揺動位置検出手段の検出結果を基に前記伸縮手段の作動を規制する制御手段とを有して構成される。
また、上記構成のジャッキ装置において、前記伸縮手段の上端部は、前記アウター部材に対して上下に移動可能となって支持されており、前記接地検出手段は、前記接地板が接地して前記伸縮手段が前記アウター部材に対して上方に移動されたか否かを検出して接地状態を検出するような構成が好ましい。
上記構成のジャッキ装置において、前記リンクアームは、前記他方側の端部において前記アウター部材の開口と当接可能に前記インナー部材の一方側から他方側に延びるとともに、前記他方側の上面において前記インナー部材の他方側下端に形成された下端当接部と当接する上面当接部を有し、前記リンクアームが前記中間部を中心に上下に揺動して前記リンクアームの他方側の端部が上方に揺動し、前記リンクアームの上面当接部と前記インナー部材の下端当接部とが当接するように構成されている。そして、前記揺動位置検出手段は、前記リンクアームの上面当接部と前記インナー部材の下端当接部とが当接する接地可能位置に位置しているか否かを検出するような構成が好ましい。
また、上記構成のジャッキ装置において、前記制御手段は、前記接地検出手段により接地状態であることが検出され且つ前記揺動位置検出手段により前記リンクアームが前記接地可能位置に位置していない状態であることが検出されたときに、前記伸縮手段の伸長を規制する構成が好ましい。
本発明に係るジャッキ装置によれば、揺動位置検出手段によりリンクアームの揺動位置が検出され、接地検出手段により接地板が接地して接地状態であることが検出される。これらの検出結果が制御手段に出力され、制御手段は、接地板が車体の幅方向外側に移動されていない状態で、ジャッキ装置が車体を支持することとなる場合には、伸縮手段の作動を規制する。よって、接地板が幅方向外側に移動されていない状態で車体を支持することを防止できる。
伸縮手段の上端部は、アウター部材に対して上下に移動可能となって支持されており、接地板が接地して接地状態となったときには、地面からの反力によって伸縮手段がアウター部材に対して上方に移動される構成が好ましい。またこのとき、伸縮手段が上方へ移動されたことを接地検出手段が検出し接地状態であると検出され、一方、移動が検出されていない場合は非接地状態であると検出される構成が好ましい。このような構成とした場合には、接地状態であるか否かを、上下に移動可能となった伸縮手段を地面からの反力によって移動させることにより、検出する。よって、接地状態において、必然的に作用する反力を利用するために、接地状態であるか否かを正確に検出できる。
リンクアームの上面当接部とインナー部材の下端当接部とが当接することによって、リンクアームが、接地板を車体の幅方向外側に移動させた接地可能位置に位置する構成が好ましい。そして、揺動位置検出手段は、リンクアームが接地可能位置に位置しているか否かを検出するような構成が好ましい。このような構成とした場合には、リンクアームが接地可能位置に位置しているか否かの検出結果が、揺動位置検出手段から制御手段に出力される。よって、制御手段によって伸縮手段に対して正確な作動規制を行うことができる。
制御手段は、接地検出手段により接地状態であることが検出され、且つ揺動位置検出手段によりリンクアームが接地可能位置に位置していない状態であることが検出されたときに、伸縮手段の伸長を規制する構成が好ましい。このような構成とした場合には、伸縮手段を伸長させることにより、接地板が車体の幅方向外側への張り出しが完了していない状態のまま接地して、車体を支持することを未然に防止できる。
以下、本発明に係るジャッキ装置の好ましい実施の形態について、図1から図11を参照して説明する。説明の便宜上、各図に示す矢印方向を上下、前後および左右方向と定義して説明する。なお、上記発明が解決しようとする課題の項目において、図10および図11を参照してジャッキ装置500について説明したが、後述するように本発明に係るジャッキ装置10は、ジャッキ装置500とは異なる番号を付して区別している。
図1に、当該ジャッキ装置を装備した作業車の一例としての高所作業車1を示す。この高所作業車1は、車体2の前後左右に前後輪3、4を有して走行可能であり、車体2の前部に運転キャブ2aを有したトラック車両をベースに構成される。また、この高所作業車1の車体2の上に、旋回モータ(図示せず)により駆動される、水平旋回可能に構成された旋回台6が配設されている。この旋回台6に、基端部が枢結されてブーム7が取り付けられており、このブーム7は、起伏シリンダー7aにより起伏動されるようになっている。
ブーム7は、基端ブーム7b、中間ブーム7cおよび先端ブーム7dを入れ子式に組み合わせて、内蔵のブーム用伸縮シリンダー(図示せず)によりブーム7全体が長手軸方向に伸縮動可能に構成される。先端ブーム7dは、先端にブームヘッド7eを有し、このブームヘッド7eに枢結されて垂直ポスト部材9が上下に揺動可能に取り付けられている。この垂直ポスト部材9は、先端ブーム7d先端あるいはブームヘッド7eと垂直ポスト部材9との間に配設されたレベリングシリンダー(図示せず)により、垂直ポスト部材9の揺動制御が行われ、ブーム7の起伏の如何に拘らず垂直ポスト部材9が常に垂直に延びて位置するように、垂直ポスト部材9が揺動制御される。このように、常時垂直に保持される垂直ポスト部材9に、首振モータ(図示せず)により水平旋回自在に作業台8が取り付けられており、作業台8はブーム7の起伏に拘らず常に水平に保持される。
車体2の前後左右の4カ所には、車体2の下方に伸縮自在なジャッキ装置10が設けられており、高所作業を行うときには、ジャッキ装置10を下方へ伸長させて、車体2を安定して支持できるようになっている。また、このジャッキ装置10は、車体2の後端部において上方に突出して配設された下部操作装置(図示せず)のジャッキ操作レバー(図示せず)を操作することで、上記のような作動をさせることができるようになっている。
以下において、本発明に係るジャッキ装置10の構成について説明する。図2および図3には、車体2の右側方に取り付けられて格納状態となったジャッキ装置10を示している。ジャッキ装置10はアウターポスト11、インナーポスト12、伸縮シリンダー13、接地板18、リンクアーム20、接地検出部30およびアーム位置検出部40を主体に構成される。なお、中心線Aは、ジャッキ装置10の中心軸を示している。
伸縮シリンダー13は、シリンダーチューブ14およびピストンロッド15を主体に構成されている。シリンダーチューブ14の内側中空部に圧油を作用させることにより、シリンダーチューブ14に嵌入されたピストンロッド15が、シリンダーチューブ14に対して上下動する構成となっている。また、ピストンロッド15の下端部には、円形リング状の下端リング部15aが形成されている。シリンダーチューブ14の上端部には上取付部14aが形成されており、この上取付部14aには図6に示すように、枢結ピン16よりも大きな径で前後に貫通した支持孔14bが形成されている。
アウターポスト11は、矩形断面の筒状となって上下に延びて形成されており、その上下両端面が開口している。図6に示すように、アウターポスト11の前後側面の上端部には、枢結ピン16と略同一径となって前後に貫通した挿入孔(図示せず)が形成されている。なお、アウターポスト11の左側面が、車体2と連結されている。接地板18は、平板状に形成されており、上面側に形成された連結突起19が後述する連結突起25と連結されており、接地板18はリンクアーム20に対して一定角度の範囲で揺動自在となっている。
インナーポスト12は、矩形断面の筒状となって上下に延びて形成されており、その上下端面が開口している。また、インナーポスト12の外形は、アウターポスト11の中空部と略同一となっている。インナーポスト12の前後側面の下端部には、前後に貫通した貫通孔(図示せず)を有するフランジ部12aが形成されている。このフランジ部12aの右下の側面には、揺動端面12cが形成されている。また、インナーポスト12の右側下端部には、インナー側当接部12bが形成されており、後述するリンクアーム20の上面当接部20aが当接可能に形成されている。また、インナーポスト12の下端開口部を覆うように、スイッチ取付板17が設置されている。
リンクアーム20は、図2および図3に示すように、右方壁21およびリング部24が、板状で前後一対となった前方壁22と後方壁23とを、連結するようになって形成されている。前方壁22および後方壁23は、その左右中間部および右端部において、前後方向に貫通した挿入孔(図示せず)が形成されている。なお、前方壁22および後方壁23の右端部に形成された挿入孔は、リング部24の中空部と連通している。また、前方壁22の前方側面には、前方に突出した前方突起部22aが形成されており、この前方突起部22aの左上の側面には、揺動端面22dが形成されている。格納状態において、揺動端面12cと揺動端面22dとは近接するように形成されている。
前方壁22および後方壁23の右方端部には、伸縮シリンダー13を縮小させた時に、アウターポスト11の内面と当接する傾斜当接面22b,23bが形成されている。また、傾斜当接面22b、23bの先端部には、下方支持面22c、23cが形成されており、接地板18の上面と当接するようになっている。ここで、右方壁21の上端部には、上面当接部20aが形成されている。なお、右方壁21の下面には、リンクアーム20と接地板18とを連結する連結突起25が形成されている。
接地検出部30は、図6に示すように、接地検出スイッチ31、取付板32および押圧部33を主体に構成される。接地検出スイッチ31は、例えばリミットスイッチを用いて構成され、本体部31aから上方に向けてヒンジ部31bが延びている。そして、図6に示すように接地検出スイッチ31は、本体部31aがアウターポスト11の内側に設置されている。取付板32は、上取付部14aの上端部に設置されており、取付板32の後端部の下面側に押圧端子33が設置されている。押圧端子33は、ヒンジ部31bを押圧可能な位置に設置されている。
また、図6に示すように、支持孔14bおよびアウターポスト11の挿入孔に対して、枢結ピン16が前後に挿入されおり、伸縮シリンダー13は、枢結ピン16の径と支持孔14bの径との差だけ上下に移動可能となっている。また、接地板18が接地していないとき、伸縮シリンダー13に対して地面90からの反力が作用しておらず、伸縮シリンダー13に作用するのは自重のみなので、伸縮シリンダー13は枢結ピン16に支持された状態となっている(図6(a)を参照)。このとき、押圧端子33がヒンジ部31bを下方に押圧することにより、接地検出スイッチ31が「オン」となって、非接地状態が検出される。一方、接地板18が接地すると、地面90からの反力によって伸縮シリンダー13は、枢結ピン16の径と支持孔14bの径との差だけ上方に移動する(図6(b)を参照)。このとき、押圧端子33とヒンジ部31bとは離れており、接地検出スイッチ31が「オフ」となって、接地状態が検出される。
アーム位置検出部40は、図3および図4に示すように、アーム位置検出スイッチ41およびドグ42から構成される。アーム位置検出スイッチ41は、例えば近接センサーを用いて構成され、その受光部(図示せず)が下方に向けられた状態で、スイッチ取付板17に設置されている。ドグ42は、リング部24の外周部に取り付けられており、リンクアーム20が枢結ピン26を中心として上下に揺動すると、ドグ42は枢結ピン27を中心に回転する。
図7(a)に示すように、インナー側当接部12bと上面当接部20aとが当接していないときは、アーム位置検出スイッチ41の受光部にドグ42が近接していない。このとき、アーム位置検出スイッチ41が「オフ」となって、インナー側当接部12bと上面当接部20aとが当接していない状態が検出される。一方、図7(b)に示すように、インナー側当接部12bと上面当接部20aとが当接しているときは、アーム位置検出スイッチ41の受光部にドグ42が対向して近接している。このとき、アーム位置検出スイッチ41が「オン」となって、インナー側当接部12bと上面当接部20aとが当接している状態が検出される。
上述のジャッキ装置10を搭載した高所作業車1の制御系統図を、図9に示す。コントローラ50は、上記の首振モータ、ブーム用伸縮シリンダー、起伏シリンダー7aおよび旋回モータに対して作動信号51を出力することによって、高所作業装置の作動を制御する。また、コントローラ50は、4つのジャッキ装置10の伸縮シリンダー13に対して作動信号を出力することにより、ジャッキ装置10の伸長および縮小作動を制御する。4つのジャッキ装置10は、コントローラ50に対して、接地検出スイッチ31およびアーム位置検出スイッチ41によって検出された検出結果52を出力する。なお、コントローラ50は、ブザーに作動信号51を出力することにより、警報音を鳴らすように構成されている。
以上ここまで、ジャッキ装置10の各構成部材について説明したが、以下において、ジャッキ装置10の組立構成について説明する。
リンクアーム20の前方壁22と後方壁23との間に、伸縮シリンダー13の下端リング部15aが挿入される。そして、前方壁22の左右中間部の挿入孔、後方壁23の左右中間部の挿入孔および下端リング部15aに対して、枢結ピン26が前後に挿入されて、これらが枢結される。よって、リンクアーム20は、枢結ピン26を中心として上下に揺動自在となっている。また、リンクアーム20の左端部は、インナーポスト12のフランジ部12aに挿入され、リング部24の中空部およびインナーポスト12の貫通孔に対して、枢結ピン27が前後に挿入されて、これらが枢結される。よって、リンクアーム20は、枢結ピン27を中心として上下方向に揺動自在となっている。インナーポスト12は、アウターポスト11の中空部に挿入されて、上下に摺動可能である。伸縮シリンダー13は、インナーポスト12の中空部に挿入されている。
以上、ジャッキ装置10の組立構成について説明したが、以下において、伸縮シリンダー13を伸長させた状態から縮小させたときの動作について説明する。
図5に、ジャッキ装置10が伸縮シリンダー13を伸長させて、高所作業車1を持ち上げて支持している状態を示す。この状態から、伸縮シリンダー13を徐々に縮小させると、伸縮シリンダー13と枢結されたリンクアーム20、およびリンクアーム20と枢結されたインナーポスト12が上方に移動する。またこのとき、リンクアーム20に連結された接地板18が上方に移動し、車体2が徐々に下方に移動する。そして、前後輪3,4が地面90に接地して、接地板18の下面が地面90から離れた状態となる。さらに、伸縮シリンダー13を縮小させると、上面当接部20aとインナー側当接部12bとが当接した状態で、リンクアーム20およびインナーポスト12が上方に移動し、図4に示すように、上面当接部20aとアウターポスト11の下端面とが当接する。
図4に示す上面当接部20aとアウターポスト11の下端面とが当接した状態から、さらに伸縮シリンダー13を縮小させると、上面当接部20aがアウターポスト11の下端面に当接したままで、リンクアーム20は枢結ピン26を中心として左方側が上方に揺動しながら、インナーポスト12がアウターポスト11の内面に沿って上方に移動する。そして、リンクアーム20は、枢結ピン26を中心として所定角度まで左方側が上方に揺動して、上面当接部20aがアウターポスト11の下端面と当接しない傾斜状態となる。この状態から、さらに伸縮シリンダー13を縮小させると、傾斜当接面22b、23bがアウターポスト11の内面に当接しながら上方に移動して、図3に示す格納状態となる。
以上、伸縮シリンダー13を伸長させた状態から縮小させたときの動作について説明したが、以下に、伸縮シリンダー13を縮小した状態から伸長させたときの動作について説明する。
図3に示す格納状態から、徐々に伸縮シリンダー13を下方に伸長させると、リンクアーム20の傾斜当接面22b、23bがアウターポスト11の内面に当接した状態で下方に移動する。このとき、傾斜当接面22b、23bが、アウターポスト11の内面に当接しているため、リンクアーム20の揺動は規制され、インナーポスト12が自重によって下方に移動することも規制される。さらに伸縮シリンダー13を下方に伸長させると、傾斜当接面22b、23bの全体がアウターポスト11の下方に突出する。
このとき、リンクアーム20は、枢結ピン26を中心として揺動可能となり、インナーポスト12が自重によって下方に移動することによって、枢結ピン26を中心としてリンクアーム20の右方側が上方に揺動する。そして、図4に示すように、リンクアーム20の上面当接部20aに、インナー側当接部12bの一部およびアウターポスト11の下端部の一部が当接した状態となる。この状態から、さらに伸縮シリンダー13を下方に伸長させると、インナーポスト12のフランジ部12aがアウターポスト11の下端部から下方へ突出する。
このとき、インナーポスト12が自重によって下方に移動することにより、リンクアーム20の右方側は、枢結ピン26を中心として上方に揺動して、インナー側当接部12bと上面当接部20aとが当接した状態となる。そして、インナー側当接部12bと上面当接部20aとが当接すると、リンクアーム20は略水平となるとともに、接地板18が車体2の幅方向外側に移動されて接地可能な状態となる。そして、接地板18の上面が、リンクアーム20の下方支持面22c、23cに当接することで、接地板18が所定角度以上に上下に移動することを規制可能となっており、地面90に対して確実に接地させることができる。
さらに伸縮シリンダー13を下方に伸長させると、インナー側当接部12bと上面当接部20aとが当接したままで、接地板18が地面90に接地する。図5に示すように、枢結ピン26は格納状態と比較して右方に長さBだけ移動しており、接地板18は、中心線Aに対して長さCだけ右方に移動して接地している。さらに伸縮シリンダー13を下方に伸長させると、インナーポスト12がアウターポスト11の下方から突出され、高所作業車1の車体2を上方に持ち上げるとともに前後輪3,4を地面90から浮かせて、ジャッキ装置10が張り出し状態となる。このように、接地板18を中心線Aに対して長さCだけ右方(車体の幅方向外側)に移動させて接地させることにより、高所作業車1を安定支持することが可能となる。
以上、伸縮シリンダー13を、縮小した状態から伸長させたときの動作について説明したが、以下において、伸縮シリンダー13を縮小した状態から伸長させたときの動作規制について、図10および図11を参照しながら説明する。この動作規制が行われるか否かは、検出結果52がコントローラ50に入力され、図8に示す判定表に当てはめることにより決定される。なお、説明の便宜上、図10および図11において、アウターポスト11を2点鎖線で示している。
図10を参照しながら、ジャッキ装置10が動作規制されることなく張り出される場合について説明する。図10(a)に示すように、接地板18と地面90とが距離Eだけ離れて格納状態となったジャッキ装置10において、伸縮シリンダー13を伸長させてジャッキ装置10の張り出しを開始する。このとき、インナー側当接部12bと上面当接部20aとが当接していないため、アーム位置検出スイッチ41はオフとなり、また、接地板18が接地していないため、接地検出スイッチ31はオンとなり、このような検出結果52がコントローラ50に出力される。コントローラ50は、上記検出結果52を判定表に当てはめることにより、図8に示す状態1に該当すると判断して伸縮シリンダー13の伸長作動を許容する。
図10(b)に示すように、格納状態から伸縮シリンダー13を伸長させて、インナーポスト12を距離Dだけ下方に伸長させることにより、インナー側当接部12bと上面当接部20aとが当接し、接地板18が車体2の幅方向外側に移動される。このとき、アーム位置検出スイッチ41はオンとなり、接地検出スイッチ31はオンとなり、これは状態2に該当すると判断されて、伸縮シリンダー13の伸長作動が許容される。
図10(c)に示すように、さらに伸縮シリンダー13を伸長させて、格納状態からインナーポスト12を距離Eだけ下方に伸長させることにより、接地板18が地面90に接地して接地状態となる。このとき、アーム位置検出スイッチ41はオンとなり、接地検出スイッチ31はオフとなり、これは状態3に該当すると判断されて、伸縮シリンダー13の伸長作動が許容される。そして、さらに伸縮シリンダー13が伸長されて、所望の高さまで車体2が持ち上げられて支持された後、高所作業が開始される。このように、格納状態から、インナー側当接部12bと上面当接部20aとを当接させるために、インナーポスト12を下方に伸長させる距離Dが、距離Eよりも短い場合(距離Eが距離Dよりも長い場合)には、コントローラ50による動作規制は行われない。
図11を参照しながら、ジャッキ装置10が張り出し途中において動作規制される場合について説明する。図11(a)に示すように、接地板18と地面90とが距離Fだけ離れて格納状態となったジャッキ装置10において、伸縮シリンダー13を伸長させて、ジャッキ装置10の張り出しを開始する。なお、距離Fは距離Dよりも短いとする。このとき、アーム位置検出スイッチ41はオフとなり、接地検出スイッチ31はオンとなり、これは状態1に該当すると判断されて、伸縮シリンダー13の伸長作動が許容される。
図11(b)に示すように、格納状態からインナーポスト12を距離Fだけ下方に伸長させることにより、接地板18が地面90に接地して接地状態となり、アーム位置検出スイッチ41はオフとなり、接地検出スイッチ31はオフとなる。しかしこのとき、距離Fは距離Dよりも短いために、インナー側当接部12bと上面当接部20aとが当接して、接地板18が車体2の幅方向外側に移動される前に、接地状態となってしまう。このような状態のまま、伸縮シリンダー13が伸長されてジャッキ装置10が車体2を持ち上げると(図11(c)を参照)、接地板18が車体2の幅方向外側に移動されていないため、大きな転倒モーメントに抗することができない。そのため、アーム位置検出スイッチ41はオフで且つ接地検出スイッチ31はオフとなって状態4に該当すると判断された場合には、コントローラ50は伸縮シリンダー13の伸長作動を停止させる。
このとき同時に、ブザーを作動させて警報音を発するとともに、首振モータ、ブーム用伸縮シリンダー、起伏シリンダー7aおよび旋回モータを作動できないように規制する。なお、この規制状態を解除するためには、一旦伸縮シリンダー13を縮小させなければならない。よって、図11(b)に示すような接地板18が車体2の幅方向外側に移動されないままの状態で、伸縮シリンダー13を伸長させてジャッキ装置10が車体2を持ち上げて支持するような事態は発生しない。なお、動作規制が行われた後、別の場所に高所作業車1を移動させる等して、再度ジャッキ装置10の張り出しを行うことによって、接地板18が車体2の幅方向外側に移動された状態で接地させることができる。
ここで、本発明に係るジャッキ装置10の効果を簡単にまとめてみると、次のようになる。接地板18と地面90との距離が、インナー側当接部12bと上面当接部20aとを当接させるために、インナーポスト12を下方に伸長させなければならない距離Dよりも長い場合、接地板18が車体2の幅方向外側に移動された後に接地状態となって、車体2を安定支持できるので伸長を規制しない。一方、接地板18と地面90との距離が距離Dよりも短い場合、接地状態となった時点で伸縮シリンダー13の伸長を停止させ、接地板18が車体2の幅方向外側に移動されないまま車体2を支持することを防止できる。
上述の実施例において、接地検出スイッチ31はオフを検出することによって接地状態を検出する。また、アーム位置検出スイッチ41はオンを検出することによって、インナー側当接部12bと上面当接部20aとが当接して、リンクアーム20が接地可能な位置に揺動していることを検出する構成となっているが、この構成に限定されない。接地検出スイッチ31によって接地状態か否かが検出され、アーム位置検出スイッチ41によって、リンクアーム20が接地可能な位置に揺動しているか否かが検出される構成であれば良い。また、接地状態の検出および、リンクアーム20が接地可能な位置に揺動していることの検出は、各スイッチのオンおよびオフのどちらで検出されても良い。
接地検出部30およびアーム位置検出部40の構成は、上述の実施例の形態に限定されない。接地検出部30は、接地板18が地面90に接地しているか否かを検出可能であれば良く、例えば、接地板18に作用する反力をセンサーで検知させる等、各種のセンサーおよびスイッチ等を用いてさまざまな構成が可能である。アーム位置検出部40は、リンクアーム20が、インナー側当接部12bと上面当接部20aとが当接する揺動位置に位置しているか否かを検出可能であれば良く、各種のセンサーおよびスイッチ等を用いて構成可能である。
上述の実施例において、本発明に係るジャッキ装置10はブーム7を備えた高所作業車1だけでなく、例えばクレーン車等の作業中に転倒モーメントが発生する作業車全般に搭載可能である。さらに、上述の実施例において、ジャッキ装置10は、アウターポスト11を車体2に連結して固定する構成となっているが、本発明はこの構成に限定されず、例えば車体2の左右方向外側へ拡幅可能なアウトリガビームを介してジャッキ装置10を車体2に固定する構成も可能である。
本発明に係るジャッキ装置を搭載した高所作業車を示す斜視図である。 本発明に係るジャッキ装置の格納状態を示す斜視図である。 図2中のIII−IIIで示した部分を示す側断面図である。 リンクアームがアウターポストの下端面に当接した状態を示す側断面図である。 接地状態を示す側面図(一部断面図)である。 図3中のVI−VI部分を示した側断面図で、(a)は接地検出部によって接地状態でないことが検出されている状態を示し、(b)は接地状態であることが検出されている状態を示す。 リンクアームおよびアーム位置検出部を示した側面図で、(a)は接地可能位置に位置していないことが検出されている場合を示し、(b)は接地可能位置に位置していることが検出されている場合を示す。 接地検出スイッチおよびアーム位置検出スイッチの検出結果と、伸縮シリンダーの伸長作動規制との関係を示した判定表である。 本発明に係るジャッキ装置を搭載した高所作業車の制御系統図である。 伸縮シリンダーが伸長作動規制されることなく、ジャッキ装置が張り出す状態を示した側面図である。 ジャッキ装置が張り出す途中で、伸縮シリンダーが伸長作動規制される状態を示した側面図である。
符号の説明
2 車体
11 アウターポスト(アウター部材)
12 インナーポスト(インナー部材)
12b インナー側当接部(下端当接部)
13 伸縮シリンダー(伸縮手段)
18 接地板
20 リンクアーム
20a 上面当接部
30 接地検出部(接地検出手段)
40 アーム位置検出部(揺動位置検出手段)
50 コントローラ(制御手段)

Claims (4)

  1. 下端に開口する中空部を有して車体の側方に設けられたアウター部材と、
    前記アウター部材の中空部に上下移動自在に挿入され前記開口から下方に突出移動自在な中空形状のインナー部材と、
    一方側の端部において前記インナー部材の下端部と上下に揺動可能に連結されて他方側に延びるリンクアームと、
    前記リンクアームの他方側の端部の下面に連結された接地板と、
    上端部が前記アウター部材に支持されて前記インナー部材の中空空間内を通って下方に延び、下端部が前記リンクアームの中間部と枢結された上下方向に伸縮自在な伸縮手段と、
    前記接地板が接地して接地状態となったことを検出する接地検出手段と、
    前記中間部を中心に上下に揺動する前記リンクアームの揺動位置を検出する揺動位置検出手段と、
    前記接地検出手段および前記揺動位置検出手段の検出結果を基に前記伸縮手段の作動を規制する制御手段とを有したジャッキ装置。
  2. 前記伸縮手段の上端部は、前記アウター部材に対して上下に移動可能となって支持されており、
    前記接地検出手段は、前記接地板が接地して前記伸縮手段が前記アウター部材に対して上方に移動されたか否かを検出して接地状態を検出するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載のジャッキ装置。
  3. 前記リンクアームは、前記他方側の端部において前記アウター部材の開口と当接可能に前記インナー部材の一方側から他方側に延びるとともに、前記他方側の上面において前記インナー部材の他方側下端に形成された下端当接部と当接する上面当接部を有し、
    前記リンクアームが前記中間部を中心に上下に揺動して前記リンクアームの他方側の端部が上方に揺動し、前記リンクアームの上面当接部と前記インナー部材の下端当接部とが当接するように構成され、
    前記揺動位置検出手段は、前記リンクアームの上面当接部と前記インナー部材の下端当接部とが当接する接地可能位置に位置しているか否かを検出するように構成されたことを特徴とする請求項1または2に記載のジャッキ装置。
  4. 前記制御手段は、前記接地検出手段により接地状態であることが検出され且つ前記揺動位置検出手段により前記リンクアームが前記接地可能位置に位置していない状態であることが検出されたときに、前記伸縮手段の伸長を規制することを特徴とする請求項1から3に記載のジャッキ装置。
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