JP2002241097A - 作業車のジャッキ制御装置 - Google Patents

作業車のジャッキ制御装置

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JP2002241097A JP2001036732A JP2001036732A JP2002241097A JP 2002241097 A JP2002241097 A JP 2002241097A JP 2001036732 A JP2001036732 A JP 2001036732A JP 2001036732 A JP2001036732 A JP 2001036732A JP 2002241097 A JP2002241097 A JP 2002241097A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 傾斜地において作業車をジャッキにより水平
支持する場合、従来では実際に水平制御を行った後でな
いと車両水平支持の可否が判明しなかったり、又は実際
のジャッキ接地位置でない車輪接地位置で判別してい
た。 【解決手段】 傾斜地において各ジャッキ13A〜13
Dをそれぞれ全伸長させて作業車全体を最浮上状態で支
持し、そのときの傾斜検出手段19からの車両1の検出
傾斜角と記憶手段53で記憶している補正傾斜角との大
きさを判別手段54で判別し、該検出傾斜角が該補正傾
斜角を超えている場合(車両水平支持が不能な場合)
は、判別手段54から傾斜角超過信号が規制手段55に
出力されて、該規制手段55により各ジャッキに対する
縮小側動作を禁止するように構成していることにより、
車両1を水平姿勢で支持できない場所において無駄な水
平制御動作が行われないようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、例えば高所作業
車やクレーン車のように車両の前後左右にそれぞれジャ
ッキ(アウトリガ)を設けた作業車に関し、さらに詳し
くは傾斜地において各ジャッキを使用する場合のジャッ
キ制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高所作業車やクレーン車のような作業車
は、車両を水平姿勢に支持した状態で使用されるが、そ
の場合、車両の前後左右の4箇所に設けた各ジャッキで
作業車を支持する。尚、この種の作業車において、使用
時に車両を水平姿勢に支持する理由は、ブーム旋回時に
バケットや吊荷を高差なしに水平移動させるとともに、
ブーム旋回位置によって転倒モーメントが大きくなるの
を防止するためのものである。
【0003】図8には、この種の作業車の代表例である
高所作業車が示されているが、この高所作業車は、車両
1の車体フレーム11上に旋回ポスト15を設け、該旋
回ポスト15の上端部に伸縮ブーム16の基端部を枢着
し、該伸縮ブーム16の先端部にバケット17を取付け
ているとともに、車両1の前後左右の4箇所にそれぞれ
ジャッキ13A〜13Dを配置して構成されている。
又、車両1の適所には、車両1の前後及び左右の各傾斜
状態を検出する傾斜検出手段(傾斜検出器)19が装備
されている。そして、作業時には、各ジャッキ13A〜
13Dの油圧シリンダ13aをそれぞれ所定長さづつ伸
長させて(各フロート13bを接地させ)、作業車を浮
上状態(全車輪12を地面から離間させた状態)で支持
する。
【0004】ところで、傾斜地において作業車を各ジャ
ッキ13A〜13Dで支持する場合は、各ジャッキ13
A〜13Dの伸縮量を調整して車両1を前後及び左右に
それぞれ水平姿勢に支持するが、従来のこの種の作業車
には、図9に示すような、車両1を水平姿勢で支持する
ためのジャッキ制御装置を装備したものがある。この従
来のジャッキ制御装置は、各ジャッキ13A〜13Dが
それぞれ全伸長(図8のストロークS)したことを検出
する全伸長検出手段4(個別のジャッキ全伸長検出器4
1〜44の総称である)と、車両1の傾斜角を検出する
傾斜検出手段19と、各ジャッキ制御弁手段2(各ジャ
ッキの縮小ソレノイド21〜24)を制御するための制
御手段5を備えている。又、制御手段5は、全ジャッキ
13A〜13Dが全伸長しているかどうかを判別する全
ジャッキ伸長判別手段51と、傾斜検出手段19からの
検出傾斜角に基いてジャッキ制御弁手段2の各ジャッキ
縮小ソレノイド21〜24を車両1が水平姿勢になるよ
うに制御する水平制御手段52とを備えている。
【0005】そして、図9に示す従来のジャッキ制御装
置は、車両1を傾斜地に支持する場合に次のように機能
する。即ち、図10に示すように、車両1を傾斜地G
(水平線Fに対する傾斜角θ1の傾斜地)において各ジ
ャッキ13A〜13Dで支持する場合に、まず全ジャッ
キ13A〜13Dをそれぞれ全伸長させる。このとき、
図9に示す各ジャッキ全伸長検出器41〜44が全てO
Nになり、全ジャッキ伸長判別手段51がONになって
その全ジャッキ伸長判別信号が水平制御手段52に出力
される。他方、図10の状態では、傾斜検出手段19が
車両傾斜状態を検出し、その傾斜検出手段19からの検
出傾斜角(電気信号に変換されている)が制御手段5の
水平制御手段52に出力される。すると、水平制御手段
52において、高位のジャッキに対応するジャッキ制御
弁の縮小ソレノイド(図10の前方下降傾斜状態では、
左右後ジャッキ13C,13D用の制御弁の各縮小ソレ
ノイド23,24)に対して作動信号を出力し、該左右
後ジャッキ13C,13Dを縮小させて車両1の傾斜状
態を修正する(車両を水平姿勢に近づけていく)。
【0006】ところで、作業車を支持する地面Gの傾斜
角θ1が補正許容限度を超えていると、図11に示すよ
うに高位側のジャッキ(左右後ジャッキ13C,13
D)のフロート13bが地面Gから離間する(後車輪1
2が接地する)まで該高位側ジャッキを縮小させても、
車両1を水平姿勢まで補正できない場合がある。(車両
1が水平線Fに対してまだ角度θ2だけ傾斜してい
る)。そして、このように補正許容限度を超えた傾斜角
θ1の地面G上に車両1を水平姿勢に支持する場合に
は、下降傾斜側ジャッキ13A,13Bの各フロート1
3bの下にジャッキベース(板材)を敷いて該ジャッキ
13A,13Bの伸長量不足を補う方法が採用されてい
るが、このジャッキベースが必要か否かは一度各ジャッ
キによる水平制御作業(各ジャッキを全伸長させた後、
高位のジャッキを縮小させる作業)を行ってみないと確
認できず、結果的にジャッキのみで車両1を水平支持で
きない傾斜地では、車両水平支持が不能であることの確
認作業に無駄な時間が費やされるという問題があった。
【0007】ところで、近年、上記のように傾斜地に作
業車をジャッキで支持する際に、各ジャッキ13A〜1
3Dで車両1を支持する前に(全車輪12を接地させた
状態で)、傾斜検出手段19により車両1の傾斜状態を
検出し、ジャッキの伸長量不足で車両1を水平姿勢に支
持することができない場合に、ジャッキによる水平制御
が不能であることを表示したりあるいはジャッキの伸長
動作を不能にしたりするものが以下の〜ように提案
されている。 特開2000−26098号公報 この公知例には、傾斜地上にオンタイヤしている車両の
傾斜角が、予め記憶された支持可能傾斜角よりも大きい
と、ジャッキの伸長量が不足する旨を表示するようにし
たものが開示されている。 特開平11−222394号公報 この公知例には、車両の傾斜角がジャッキにより車両を
水平支持した場合に、車両と地面とが干渉しない範囲に
あるときのみにジャッキの自動張出しを可能にするよう
にしたものが開示されている。 実用新案登録第2577946号 この公知例には、パーキングブレーキが後輪にしか作用
しない関係で、車両の前方が上がっている傾斜状態のと
きにジャッキの接地制御を阻止するようにしたものが開
示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の作
業車では、図8に示すように車輪12の接地位置とジャ
ッキ13A〜13Dの接地位置とは前後に位置ずれして
おり、例えば地面に凹凸があると車輪12が接地してい
る地面とジャッキ13A〜13Dが接地する地面とに予
測できない(単なる傾斜高低差のほかに)高低差が生じ
る場合がある。
【0009】そして、上記〜の各公知例では、各車
輪の接地位置の地面の状況に基いて、ジャッキ使用前に
ジャッキによる水平支持が可能かどうかを判断するよう
にしている。従って、例えば下降傾斜側の車輪が窪みに
入っていて該車輪の接地地面が下降傾斜側のジャッキが
接地する地面より傾斜分以上に低位置にある場合、ある
いは上昇傾斜側の車輪が盛上がり部に載っていて該車輪
の接地地面が上昇傾斜側のジャッキが接地する地面より
傾斜分以上に高位置にある場合のように、2つの車輪の
接地地面を結ぶ線がそれに対応する位置にある2つのジ
ャッキの接地予定地面を結ぶ線より急傾斜である場合に
は、ジャッキにより車両を水平姿勢に支持させ得る場合
であっても水平支持不能と判断するようになる。逆に、
例えば下降傾斜側の車輪が盛上がり部に載っていて該車
輪の接地地面が下降傾斜側のジャッキが接地する地面よ
り傾斜分以上に高位置にある場合、あるいは上昇傾斜側
の車輪が窪みに入っていて該車輪の接地地面が上昇傾斜
側のジャッキが接地する地面より傾斜分以上に低位置に
ある場合のように、2つの車輪の接地地面を結ぶ線がそ
れに対応する位置にある2つのジャッキの接地予定地面
を結ぶ線より緩傾斜である場合には、ジャッキにより車
両を水平姿勢に支持させることができない場合であって
も水平支持可能と判断することがある(この場合は、ジ
ャッキにより車両を支持した後に水平支持が不能である
ことに気が付く)。このように、上記〜の各公知例
のものでは、車輪接地位置(実際のジャッキ支持位置で
ない)に基いた水平支持可否判断しか行えず、その水平
支持可否判断が実際のジャッキ支持位置による水平支持
の可否とは一致しない場合がある。
【0010】本願発明は、上記した各従来例の車両水平
支持装置の問題点に鑑み、傾斜地において車両をジャッ
キで水平支持しようとする場合に、実際にジャッキが接
地する地面の状況に基いてジャッキによる車両水平支持
が可能かどうかを判断し得るようにした作業車のジャッ
キ制御装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記課題を
解決するための手段として次の構成を有している。尚、
本願発明は、例えば傾斜地において車両をジャッキによ
り水平姿勢で支持する際に利用される作業車のジャッキ
制御装置を対象にしている。本願請求項1の発明 本願請求項1の発明のジャッキ制御装置は、車両の前後
左右にそれぞれ配置した各ジャッキを個別に伸縮制御し
得るジャッキ制御弁手段と、作業車の傾斜角を検出する
傾斜検出手段と、全ジャッキが全伸長したことを検出す
る全伸長検出手段と、該全伸長検出手段からの信号を受
けてジャッキ制御弁手段に制御信号を出力する制御手段
を備えている。
【0012】各ジャッキには、作動油で伸縮する油圧シ
リンダが使用されている。
【0013】ジャッキ制御弁手段は、ソレノイドバルブ
が使用されており、該各ソレノイドバルブの切換えによ
りそれぞれジャッキを伸縮制御し得るようになってい
る。
【0014】傾斜検出手段は、車両の適所に取付けられ
ていて、該車両の前後及び左右の傾斜状態を検出するも
のである。この傾斜検出手段で検出した検出傾斜角は電
気信号に変換して制御手段側に出力される。
【0015】全伸長検出手段は、各ジャッキの全伸長状
態を個別に検出する検出器(例えばリミットスイッチ)
を使用したものでも、あるいは各ジャッキを同時に伸長
作動させたときの作動時間を計測するタイマーを使用し
たものでもよい。
【0016】制御手段には、記憶手段と、判別手段と、
規制手段とを備えている。
【0017】記憶手段は、全ジャッキが全伸長したとき
の作業車の傾斜状態から作業車の車輪を接地させずに高
位のジャッキを縮小して得られる作業車の最大補正傾斜
角の範囲で設定した補正傾斜角を予め記憶しておくもの
である。この記憶手段で記憶した補正傾斜角は電気信号
として判別手段に出力される。
【0018】判別手段は、全伸長検出手段からの検出信
号を受けたときに傾斜検出手段からの検出傾斜角が記憶
手段に記憶した補正傾斜角を超えているかどうかを判別
するものである。
【0019】規制手段は、判別手段が傾斜検出手段から
の検出傾斜角が記憶手段に記憶した補正傾斜角を超えて
いると判断したときに、該判別手段から出力される判別
信号によってジャッキ縮小制御を禁止するものである。
【0020】そして、本願請求項1のジャッキ制御装置
では、傾斜地において各ジャッキで車両を水平姿勢に支
持する場合、まず全ジャッキをそれぞれ全伸長させて作
業車全体を最浮上状態で支持する。すると、全伸長検出
手段がONになるとともに、傾斜検出手段がジャッキ支
持状態での実際の車両傾斜角を検出する。続いて、全伸
長検出手段からのON信号と、傾斜検出手段からの検出
傾斜角と記憶手段で記憶されている補正傾斜角とがそれ
ぞれ判別手段に送られ、その判別手段で該検出傾斜角が
該補正傾斜角を超えているかどうかを判別する。そし
て、該検出傾斜角が該補正傾斜角を超えていない場合
(車両水平支持が可能な場合)は、規制手段が作動せず
に車両の水平制御操作(高位のジャッキの縮小操作)が
可能となり、該高位のジャッキを自動又は手動で縮小操
作することにより、各ジャッキで車両を水平姿勢に支持
することができる。他方、該検出傾斜角が該補正傾斜角
を超えている場合(車両水平支持が不能な場合)は、判
別手段から傾斜角超過信号が規制手段に出力されて、該
規制手段により各ジャッキに対する縮小側動作を禁止す
るようになっている。この場合、オペレータは、ジャッ
キによる水平制御動作が起こらないことにより、車両を
水平姿勢で支持できない状態にあることを認識できる。
従って、本来、車両を水平姿勢で支持できない場所にお
いて、無駄な水平制御動作が行われなくなり、ジャッキ
による支持作業時に時間のロスが少なくなる。又、車両
の水平支持可否判断は、ジャッキ接地位置の地面の状態
に基いて行われるので、実際のジャッキ支持位置での水
平支持可否判断が行える。
【0021】尚、各ジャッキの全伸長状態において、規
制手段が作動して全ジャッキの縮小動作が禁止された
後、規制手段による規制を解除すれば、各ジャッキを縮
小作動させることができる。そして、ジャッキアップ場
所を変更するか、ジャッキフロートの下にジャッキベー
スを使用するかして、車両を水平姿勢で支持できるよう
にする。本願請求項2の発明 本願請求項2の発明のジャッキ制御装置では、請求項1
のジャッキ制御装置における規制手段(全ジャッキの縮
小動作を禁止する)に代えて、判別手段から傾斜角超過
信号(傾斜検出手段からの検出傾斜角が記憶手段で記憶
している補正傾斜角を超えていると判別したときの信
号)が出力されたときに、全ジャッキのジャッキ制御弁
手段に縮小制御信号を出力して全ジャッキを自動格納さ
せる縮小制御手段を採用している。尚、この請求項2に
おけるその他の構成は請求項1のものと同様である。
【0022】そして、この請求項2のジャッキ制御装置
では、傾斜地において各ジャッキをそれぞれ全伸長させ
て作業車全体を最浮上状態で支持したときに、判別手段
が、傾斜検出手段からの検出傾斜角が記憶手段で記憶し
ている補正傾斜角を超えていると判別すると、該判別手
段から縮小制御手段に対して作動信号が出力され、該縮
小制御手段から全ジャッキのジャッキ制御弁手段に対し
て縮小制御信号が出力されて、全ジャッキを自動格納さ
せるようになっている。
【0023】このように、本願請求項2のジャッキ制御
装置では、車両を水平姿勢で支持できない場所において
水平制御操作を行った場合に、全ジャッキがそれぞれ全
伸長した後、判別手段及び縮小制御手段が作動して、全
ジャッキを自動格納させる(全車輪を接地させる)よう
になっているので、請求項1のものに比して次の作業を
行う際のジャッキ縮小操作が不要になる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1〜図7を参照して本願実施形
態の作業車のジャッキ制御装置を説明すると、この実施
形態では作業車として図1に示す高所作業車が採用され
ている。
【0025】図1に示す高所作業車は、車両1の車体フ
レーム11上に旋回ポスト15を水平旋回自在に設置
し、該旋回ポスト15の上端部に伸縮ブーム16を起伏
自在に取付けるとともに、伸縮ブーム16の先端部にバ
ケット17を取付けて構成されている。尚、本願の他の
実施形態では、高所作業車に代えてクレーン車を採用す
ることができる。
【0026】この車両1には、前後左右の4箇所にそれ
ぞれアウトリガとなるジャッキ13A〜13Dが装備さ
れている。尚、図1は作業車の側面図であり、手前側の
車両側面に左前ジャッキ13Aと左後ジャッキ13Cが
取付けられているとともに、裏側の車両側面に右前ジャ
ッキ13Bと右後ジャッキ13Dとが取付けられてい
る。左右の各前ジャッキ13A,13Bは、それぞれ左
右各前輪12の後側近傍に位置させ、左右の各後ジャッ
キ13C,13Dは、それぞれ左右各後輪12の後側近
傍に位置させている。
【0027】各ジャッキ13A〜13Dは、油圧シリン
ダ13aとフロート13bとを有している。各前ジャッ
キ13A,13Bは、図2に示すようにシリンダロッド
が上向きで該シリンダロッドの上端部を車体フレーム1
1に取付けたブラケット11aに枢着して、シリンダチ
ューブが下向きに伸縮するようになっている。尚、各前
ジャッキ13A,13Bのシリンダチューブは揺腕14
を介してブラケット11aに支持されている。他方、各
後ジャッキ13C,13Dは、図3に示すようにシリン
ダチューブを車体フレーム11に取付けたブラケット1
1bに固定し、シリンダロッドが下向きに伸縮するよう
になっている。
【0028】各ジャッキ13A〜13Dは、それぞれソ
レノイドバルブからなる制御弁(特許請求範囲中のジャ
ッキ制御弁手段)で伸縮制御される。尚、この各ジャッ
キ制御弁は、図4〜図7のブロック図において符号2で
総括表示している。
【0029】この作業車には、車両1の適所に、車両1
の前後及び左右の傾斜状態を検出するための傾斜検出手
段19を装備している。この傾斜検出手段19で検出さ
れた検出傾斜角は電気信号として後述の制御手段5側に
出力される。
【0030】図4〜図7には、それぞれ本願の第1〜第
4実施形態のジャッキ制御装置の各ブロック図が示され
ており、該各実施形態の詳細について図1〜図3を併用
しながらそれぞれ以下に説明する。尚、図4及び図5の
第1及び第2実施形態は、本願請求項1に対応するもの
であり、図6及び図7の第3及び第4実施形態は、本願
請求項2に対応するものである。図4の第1実施形態 図4の第1実施形態のジャッキ制御装置において、符号
2は、各ジャッキ13A〜13Dをそれぞれ個別に伸縮
制御するジャッキ制御弁手段で、図4には該ジャッキ制
御弁手段2の各縮小ソレノイド21〜24のみを示して
いる。
【0031】符号4は、全ジャッキ13A〜13Dが全
て全伸長したことを検出する全伸長検出手段であり、こ
の第1実施形態では各ジャッキ13A〜13Dの全伸長
状態を個別に検出する各全伸長検出器41〜44が採用
されている。この第1実施形態の各全伸長検出器として
は、図2に示すようにリミットスイッチ41,42(ジ
ャッキ全伸長時に揺腕14が接触する)や、図3に示す
ように距離検出器43,44(ジャッキ全伸長時におけ
るフロート13aの距離を検出する)等が使用可能であ
る。尚、図4において符号4で示す全伸長検出手段は、
各個別全伸長検出器41〜44を総称するものである。
【0032】符号5は、各ジャッキ13A〜13Dによ
り車両1を水平制御するための制御手段である。この制
御手段5には、全ジャッキ伸長判別手段51と、記憶手
段53と、水平制御手段52と、判別手段54と、規制
手段55を備えている。
【0033】全ジャッキ伸長判別手段51は、各ジャッ
キ13A〜13Dの各全伸長検出器41〜44からそれ
ぞれ発信される全伸長検出信号が入力されて、全ジャッ
キがそれぞれ全伸長しているときに(各全伸長検出器4
1〜44が全てONのときに)ONになる。そして、こ
の全ジャッキ伸長判別手段51からは判別手段54に向
けて判別信号が出力される。尚、この全ジャッキ伸長判
別手段51は、省略することができ、その場合には各ジ
ャッキの各全伸長検出器41〜44からのそれぞれ全伸
長検出信号を直接判別手段54に入力させる。そのとき
には、各全伸長検出器41〜44からの検出信号が全部
入力されたときに、後述のように判別手段54の判別機
能が開始される。
【0034】記憶手段53は、全ジャッキ13A〜13
Dがそれぞれ全伸長したときの車両1の傾斜状態から車
輪12を接地させずに高位のジャッキを縮小して得られ
る車両1の最大補正傾斜角の範囲で設定した補正傾斜角
を予め記憶しておくものである。尚、車両1が前方下降
傾斜状態で支持される場合の上記最大補正傾斜角は、図
1において前ジャッキ13Aを鎖線図示する全伸長(ス
トロークS)させたときのフロート13′の下面と後輪
12の下端とを結ぶ線Pと、前後各車輪12,12の下
端同士を結ぶ線Qとのなす角度Rで求められる。従っ
て、記憶手段53に記憶される補正傾斜角は、上記最大
補正傾斜角Rの範囲で該角度Rに近い値に設定される。
【0035】水平制御手段52は、全ジャッキ伸長判別
手段51からの検出信号を受け取った後に、傾斜検出手
段19からの信号を受けて高位のジャッキを縮小させる
制御信号をジャッキ制御弁手段(各ジャッキ制御弁の各
縮小ソレノイド21〜24)に出力して、作業車を水平
に制御するものである。尚、他の実施形態では、この水
平制御手段52を省略して、手動で各ジャッキ制御弁を
操作するようにしてもよい。
【0036】判別手段54は、全ジャッキ伸長判別手段
51からの検出信号を受けたときに傾斜検出手段19か
らの検出傾斜角が記憶手段53に記憶した補正傾斜角を
超えているかどうかを判別するものである。又、判別手
段54が、傾斜検出手段19からの検出傾斜角が記憶手
段53に記憶した補正傾斜角を超えていることを判別し
たときには、その判別信号を報知手段6に出力し、該報
知手段6で外部に報知するようになっている。尚、報知
手段6としては、ブザー、点灯、画面表示等の方法が採
用できる。
【0037】規制手段55は、判別手段54が傾斜検出
手段19からの検出傾斜角が記憶手段53に記憶した補
正傾斜角を超えていると判断したときに、各ジャッキ1
3A〜13Dの縮小動作を禁止するものである。この実
施形態では、各ジャッキ13A〜13Dをそれぞれ全伸
長させた後、判別手段54から判別信号(傾斜角超過信
号)が出力されない場合は、水平制御手段52によって
自動で水平制御(高位のジャッキを縮小させる)が行わ
れるが、該判別手段54から判別信号が出力されると、
水平制御手段52による水平制御(各ジャッキの縮小動
作)を禁止するようになっている。尚、この規制手段5
5は、この実施形態のように水平制御手段52を有する
ものでは、該水平制御手段52と各縮小ソレノイド21
〜24を接続する電気回路をOFF(開路)にするよう
にしたものを採用できる。
【0038】図4の第1実施形態のジャッキ制御装置で
は、傾斜地において各ジャッキ13A〜13Dで車両1
を水平姿勢に支持する場合、まず全ジャッキ13A〜1
3Dをそれぞれ全伸長させて作業車全体を最浮上状態で
支持する。すると、傾斜検出手段19がジャッキ支持状
態での実際の車両傾斜角を検出するとともに、その検出
傾斜角のデータを判別手段54に出力し、他方、記憶手
段53で記憶している補正傾斜角のデータも判別手段5
4に出力する。又、全ジャッキ13A〜13Dがそれぞ
れ全伸長すると、全伸長検出手段4(各ジャッキの個別
全伸長検出器41〜44の全部)がONになり、全ジャ
ッキ伸長判別手段51からの全伸長判別信号が判別手段
54に出力され、判別手段54が判別機能を開始する。
判別手段54では、傾斜検出手段19からの検出傾斜角
が記憶手段53で記憶されている補正傾斜角を超えてい
るかどうかを判別する。そして、該検出傾斜角が該補正
傾斜角を超えていない場合(車両水平支持が可能な場
合)は、規制手段55が作動せずに水平制御手段52に
より車両の水平制御操作(高位のジャッキの縮小操作)
が行われて、各ジャッキにより車両1を水平姿勢で支持
させる。他方、該検出傾斜角が該補正傾斜角を超えてい
る場合(車両水平支持が不能な場合)は、判別手段54
から傾斜角超過信号が規制手段55に出力されて、該規
制手段55により各ジャッキの制御弁の各縮小ソレノイ
ド21〜24への通電を阻止し、該各ジャッキ13A〜
13Dに対して縮小側動作を禁止する。又、このとき、
判別手段54から報知手段6に判別信号が出力されて、
該報知手段6により、オペレータに対して車両1を水平
姿勢で支持できない状態にあることを報知する。
【0039】このように、このジャッキ制御装置では、
実際に各ジャッキ13A〜13Dが接地する位置におい
てジャッキによる車両水平支持が可能か否かを判断で
き、例えば地面に凹凸があって車輪接地部分とジャッキ
接地部分に傾斜分以上の高低差があっても車両水平支持
の可否を正確に判断できる。又、車両を水平姿勢で支持
できない場所においては、全伸長させたジャッキ13A
〜13Dが縮小不能となるので、無駄な水平制御動作が
行われなくなり、ジャッキによる支持作業時に時間のロ
スが少なくなる。
【0040】尚、各ジャッキ13A〜13Dの全伸長状
態において、規制手段55が作動して全ジャッキの縮小
動作が禁止された後、規制手段55による規制を解除す
れば、各ジャッキ13A〜13Dを縮小作動させること
ができる。そして、各ジャッキ13A〜13Dを格納し
た後、作業車を移動させてジャッキアップ場所を変更す
るか、ジャッキフロートの下にジャッキベースを使用す
るかして、車両1を水平姿勢で支持できるようにする。図5の第2実施形態 図5に示す第2実施形態のジャッキ制御装置では、各ジ
ャッキ13A〜13Dの全伸長検出手段としてタイマー
4Aを使用している。そして、全ジャッキ13A〜13
Dが全縮小状態でジャッキ張出制御開始スイッチ7をO
Nにし、その後の所定時間(各ジャッキが全縮小状態か
ら全伸長状態まで伸長するのに必要な時間)をタイマー
4Aで計測するようになっている。尚、この第2実施形
態では、制御手段5に伸長時水平制御手段57を備えて
いる。この伸長時水平制御手段57には、傾斜検出手段
19で検出された検出傾斜角のデータが逐次入力されて
いる。そして、ジャッキ張出制御開始スイッチ7を操作
すると、傾斜検出手段19からの検出傾斜角のデータに
基いて伸長時水平制御手段57により各ジャッキの制御
弁の伸長ソレノイド31〜34を個別に操作して、車両
1を水平姿勢に維持しながら各ジャッキ13A〜13D
をそれぞれ全伸長させる。又、ジャッキ張出制御開始ス
イッチ7が操作されると、伸長時水平制御手段57を介
してタイマー4Aが作動し、全ジャッキが全伸長したタ
イムアップ後に、該タイマー4Aからタイムアップ信号
(全ジャッキの全伸長検出信号)が判別手段54と縮小
時水平制御手段52に出力される。尚、図5の縮小時水
平制御手段52と図4の水平制御手段52とは同じもの
であり、タイマー4Aからタイムアップ信号が出力され
ると、判別手段54が傾斜検出手段19からの検出傾斜
角と記憶手段53からの補正傾斜角とを比較する。そし
て、該検出傾斜角が該補正傾斜角を超えている場合には
判別手段54から規制手段55に対して作動信号を出力
し、該規制手段55により、各ジャッキ13A〜13D
の縮小側動作が禁止される。他方、判別手段54から信
号が出ない場合(上記検出傾斜角が補正傾斜角未満の場
合)は、傾斜検出手段19からの検出傾斜角に基いて縮
小時水平制御手段52により各ジャッキの縮小ソレノイ
ド21〜24を個別に制御して、車両1を水平姿勢に支
持するようになる。尚、この第2実施形態のジャッキ制
御装置では、図2におけるリミットスイッチ41,4
2、及び図3における距離検出器43,44を省略する
ことができる。図6の第3実施形態 図6の第3実施形態のジャッキ制御装置では、図4(第
1実施形態)のジャッキ制御装置における規制手段55
(全ジャッキの縮小動作を禁止する)に代えて、判別手
段54から傾斜角超過信号(傾斜検出手段19からの検
出傾斜角が記憶手段53で記憶している補正傾斜角を超
えていると判別したときの信号)が出力されたときに、
全ジャッキ13A〜13Dを自動格納させる縮小制御手
段56を採用している。即ち、判別手段54からの出力
信号が縮小制御手段56に入力されると、水平制御手段
52からの水平制御信号にかかわりなく各ジャッキ13
A〜13Dの縮小ソレノイド21〜24を同時に作動さ
せ、全ジャッキ13A〜13Dを同時に自動格納させる
ように作用する。尚、この第3実施形態のその他の構成
は第1実施形態のものと同様である。
【0041】そして、この第3実施形態のジャッキ制御
装置では、傾斜地において各ジャッキ13A〜13Dを
それぞれ全伸長させて作業車全体を最浮上状態で支持し
たときに、判別手段54が、傾斜検出手段19からの検
出傾斜角が記憶手段53で記憶している補正傾斜角を超
えていると判別すると、該判別手段54から縮小制御手
段56に対して作動信号が出力され、該縮小制御手段5
6から全ジャッキの制御弁の各縮小ソレノイド21〜2
4を作動させる信号を出力し、全ジャッキ13A〜13
Dを自動格納させるようになっている。
【0042】このように、第3実施形態のジャッキ制御
装置では、車両を水平姿勢で支持できない場所において
水平制御操作を行った場合に、全ジャッキ13A〜13
Dがそれぞれ全伸長した後、判別手段54及び縮小制御
手段56が作動して、全ジャッキを自動格納させる(全
車輪を接地させる)ようになっているので、第1及び第
2実施形態のものに比較して次の作業を行う際のジャッ
キ縮小操作が不要になる。図7の第4実施形態 図7の第4実施形態のジャッキ制御装置では、図6の第
3実施形態の全伸長検出手段4に代えて図5(第2実施
形態)のタイマー4Aを採用している。そして、この第
4実施形態では、第3実施形態(図6)の縮小制御手段
56による機能と、第2実施形態(図5)のタイマー4
Aによる機能とが発生する。
【0043】尚、この第4実施形態のその他の部分は、
第2実施形態(図5)又は第3実施形態(図6)の各共
通部分とそれぞれ同様に構成されている。
【0044】
【発明の効果】本願発明の作業車のジャッキ制御装置
は、次のような効果がある。本願請求項1の発明の効果 本願請求項1のジャッキ制御装置では、傾斜地において
各ジャッキ13A〜13Dをそれぞれ全伸長させて作業
車全体を最浮上状態で支持し、そのときの傾斜検出手段
19からの車両1の検出傾斜角と記憶手段53で記憶し
ている補正傾斜角との大きさを判別手段54で判別し、
該検出傾斜角が該補正傾斜角を超えている場合(車両水
平支持が不能な場合)は、判別手段54から傾斜角超過
信号が規制手段55に出力されて、該規制手段55によ
り各ジャッキ13A〜13Dに対する縮小側動作を禁止
するようになっている。
【0045】このように、本願請求項1のジャッキ制御
装置を使用すると、オペレータは、全ジャッキ13A〜
13Dがそれぞれ全伸長した後、該ジャッキによる水平
制御動作(ジャッキ縮小動作)が起こらないことによ
り、車両1を水平姿勢で支持できない状態にあることを
認識できる。従って、本来、車両1を水平姿勢で支持で
きない場所において、無駄な水平制御動作(高位のジャ
ッキの縮小動作)が行われなくなり、ジャッキによる支
持作業時に時間のロスが少なくなる。又、各ジャッキ1
3A〜13Dを実際のジャッキ接地位置において全伸長
させた状態で車両1を水平支持できるか否かを判別する
ようにしているので、実際のジャッキ接地位置での車両
水平支持が可能かどうかが判別でき、例えば地面に凹凸
があって車輪接地位置とジャッキ接地位置とに傾斜分以
上の高低差がある場合であっても正確な判別が行えると
いう効果がある。本願請求項2の効果 本願請求項2の作業車のジャッキ制御装置では、請求項
1のジャッキ制御装置における規制手段(全ジャッキの
縮小動作を禁止する)に代えて、判別手段54から傾斜
角超過信号(傾斜検出手段19からの検出傾斜角が記憶
手段53で記憶している補正傾斜角を超えていると判別
したときの信号)が出力されたときに、全ジャッキ13
A〜13Dのジャッキ制御弁手段2に縮小制御信号を出
力して全ジャッキを自動格納させる縮小制御手段56を
採用している。そして、傾斜地において各ジャッキ13
A〜13Dで作業車全体を最浮上状態で支持したとき
に、判別手段54から上記傾斜角超過信号が出力される
と、縮小制御手段56から全ジャッキ13A〜13Dの
ジャッキ制御弁手段2に対して縮小制御信号が出力され
て、全ジャッキを自動格納させるようになっている。
【0046】このように、本願請求項2のジャッキ制御
装置では、車両1を水平姿勢で支持できない場所におい
て水平制御操作を行った場合に、全ジャッキ13A〜1
3Dがそれぞれ全伸長した後、判別手段54及び縮小制
御手段56が作動して、全ジャッキを自動格納させる
(全車輪を接地させる)ようになっているので、請求項
1のものに比して次の作業を行う際のジャッキ縮小操作
が不要になるという効果がある。尚、この請求項2のジ
ャッキ制御装置にも、請求項1のものと同様に、車両1
を水平姿勢で支持できない場所において無駄な水平制御
動作(高位のジャッキの縮小動作)が行われなくなると
ともに、実際のジャッキ接地位置での車両水平支持が可
能かどうかが判別できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願各実施形態のジャッキ制御装置を装備でき
る作業車の側面図である。
【図2】図1の作業車における前ジャッキ部分の拡大図
である。
【図3】図1の作業車における後ジャッキ部分の拡大図
である。
【図4】本願第1実施形態のジャッキ制御装置のブロッ
ク図である。
【図5】本願第2実施形態のジャッキ制御装置のブロッ
ク図である。
【図6】本願第3実施形態のジャッキ制御装置のブロッ
ク図である。
【図7】本願第4実施形態のジャッキ制御装置のブロッ
ク図である。
【図8】従来の高所作業車の側面図である。
【図9】従来のジャッキ制御装置のブロック図である。
【図10】図8の高所作業車を傾斜地でジャッキ支持し
た状態の側面図である。
【図11】図10からの状態変化図である。
【符号の説明】
1は車両、2はジャッキ制御弁手段、4は全伸長検出手
段、4Aはタイマー(全伸長検出手段)、5は制御手
段、6は報知手段、12は車輪、13A〜13Dはジャ
ッキ、19は傾斜検出手段、21〜24はジャッキ縮小
ソレノイド、41〜44はジャッキ全伸長検出器、51
は全ジャッキ伸長判別手段、52は水平制御手段、53
は記憶手段、54は判別手段、55は規制手段、56は
縮小制御手段である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠山 明宏 香川県丸亀市田村町556番地3 Fターム(参考) 3D026 EA07 EA14 EA16 EA27 EA38 EA40 EA48 EA54 EA74 EA84 3F205 AA05 BA06 FA01 FA10 HA10 HB02 HC01 3F333 AA08 AB02 CA15 DA05 DB10 FA10 FA34 FD03 FE09

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両(1)の前後左右にそれぞれジャッ
    キ(13A〜13D)を配置した作業車において、各ジ
    ャッキ(13A〜13D)を個別に伸縮制御し得るジャ
    ッキ制御弁手段(2)と、車両(1)の傾斜角を検出す
    る傾斜検出手段(19)と、全ジャッキ(13A〜13
    D)が全伸長したことを検出する全伸長検出手段(4,
    4A)と、該全伸長検出手段(4,4A)からの信号を
    受けてジャッキ制御弁手段(2)に制御信号を出力する
    制御手段(5)を備えた作業車のジャッキ制御装置であ
    って、 制御手段(5)には、全ジャッキ(13A〜13D)が
    全伸長したときの車両(1)の傾斜状態から車輪(1
    2)を接地させずに高位のジャッキを縮小して得られる
    車両の最大補正傾斜角の範囲で設定した補正傾斜角を予
    め記憶しておく記憶手段(53)と、全伸長検出手段
    (4,4A)からの検出信号を受けたときに傾斜検出手
    段(19)からの検出傾斜角が記憶手段(53)に記憶
    した補正傾斜角を超えているかどうかを判別する判別手
    段(54)と、判別手段(54)が傾斜検出手段(1
    9)からの検出傾斜角が記憶手段(53)に記憶した補
    正傾斜角を超えていると判断したときにジャッキ縮小制
    御を禁止する規制手段(55)を備えた、 ことを特徴とする作業車のジャッキ制御装置。
  2. 【請求項2】 車両(1)の前後左右にそれぞれジャッ
    キ(13A〜13D)を配置した作業車において、各ジ
    ャッキ(13A〜13D)を個別に伸縮制御し得るジャ
    ッキ制御弁手段(2)と、車両(1)の傾斜角を検出す
    る傾斜検出手段(19)と、全ジャッキ(13A〜13
    D)が全伸長したことを検出する全伸長検出手段(4,
    4A)と、該全伸長検出手段(4,4A)からの信号を
    受けてジャッキ制御弁手段(2)に制御信号を出力する
    制御手段(5)を備えた作業車のジャッキ制御装置であ
    って、 制御手段(5)には、全ジャッキ(13A〜13D)が
    全伸長したときの車両(1)の傾斜状態から車輪(1
    2)を接地させずに高位のジャッキを縮小して得られる
    車両の最大補正傾斜角の範囲で設定した補正傾斜角を予
    め記憶しておく記憶手段(53)と、全伸長検出手段
    (4,4A)からの検出信号を受けたときに傾斜検出手
    段(19)からの検出傾斜角が記憶手段(53)に記憶
    した補正傾斜角を超えているかどうかを判別する判別手
    段(54)と、判別手段(54)が傾斜検出手段(1
    9)からの検出傾斜角が記憶手段(53)に記憶した補
    正傾斜角を超えていると判断したときに全ジャッキのジ
    ャッキ制御弁手段(2)に縮小制御信号を出力して全ジ
    ャッキを自動格納させる縮小制御手段(56)を備え
    た、ことを特徴とする作業車のジャッキ制御装置。
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