JP5047428B2 - 高所作業車の作業台昇降装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高所作業車の作業台昇降装置に関し、さらに詳細には、車体に少なくとも起伏動可能に取り付けられたブームと、ブームの先端に上下に揺動自在に取り付けられブームの起伏角度に拘わらず所定角度で支持される支持部材と、支持部材に上下に移動可能に取り付けられた作業台とを備える高所作業車において、支持部材に対して作業台を上下に移動させる高所作業車の作業台昇降装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
高所作業を行なう高所作業車には、例えば、車体に少なくとも起伏動可能に取り付けられたブームと、ブームの先端に上下に揺動自在に取り付けられブームの起伏角度に拘わらず垂直状態に保持される垂直ポストと、垂直ポストに上下に移動可能に取り付けられた作業台と、垂直ポストに対して作業台を上下に移動させる作業台昇降装置とを有して構成されているものがある。
【0003】
このような高所作業車において、作業台昇降装置により作業台が上下に移動する移動範囲のうち上限位置又は下限位置を作業台の格納位置として設定し、この格納位置を起点として作業台が移動範囲内を移動するように構成されているものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、作業台の移動範囲の中間位置を格納位置に設定した場合、作業台の位置と格納位置との位置関係が判らないと、作業台の格納位置への移動方向が判らず、作業台を格納位置に容易に移動させることが困難になるという問題が生じる。
【0005】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、作業台昇降装置により移動する作業台の位置と格納位置との位置関係を明らかにして作業台を格納位置に容易に移動させることができる高所作業車の作業台昇降装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明の高所作業車の作業台昇降装置は、車体に少なくとも起伏動可能に取り付けられたブームと、ブームの先端に上下に揺動自在に取り付けられブームの起伏角度に拘わらず所定角度で支持される支持部材(例えば、実施形態における垂直ポスト13)と、支持部材に上下に移動可能に取り付けられた作業台とを備える高所作業車において、支持部材に対して作業台を上下に移動させるものである。この作業台昇降装置は、作業台昇降装置により作業台が上下に移動する移動範囲の中間位置に作業台の格納位置があり、作業台の位置が格納位置より上方にあるか下方にあるかを検出する作業台位置検出手段(例えば、実施形態における上位置センサ41、下位置センサ43)と、作業台位置検出手段の信号により、作業台の位置が少なくとも格納位置より上方にあるか下方にあるかを報知する報知手段(例えば、実施形態における上位置ランプ59,下位置ランプ61)と、作業台を前記支持部材に対して上下に移動させる場合に操作する昇降操作装置と、昇降操作装置の操作に応じて、作業台の上下移動を制御するコントローラとを有し、コントローラは、昇降操作装置の操作に応じて作業台を上下に移動させているときに、作業台位置検出手段により作業台が格納位置に到達したことが検出されると、昇降操作装置の操作に拘わらず作業台の上下移動を自動停止させる停止モードでの制御を行うことができるように構成される。
なお、コントローラは、昇降操作装置の操作に応じて作業台を上下に移動させるフリーモードでの制御も行うことができるように構成され、前記フリーモードと前記停止モードとを切り替える場合に操作する半自動スイッチを備えるように構成されることが好ましい。
また、作業台位置検出手段は、作業台の位置が格納位置よりも上方にあることを検出する上位置リミットスイッチ(例えば、実施形態における上位置センサ41)と、作業台の位置が格納位置よりも下方にあることを検出する下位置リミットスイッチ(例えば、実施形態における下位置センサ43)とを有して構成され、作業台には、上位置及び下位置リミットスイッチが当接する段部が形成されており、段部は、作業台が格納位置に位置すると、上位置及び下位置リミットスイッチが共にオフ信号を出力し、作業台が格納位置よりも上方に位置すると、上位置リミットスイッチがオン信号を出力するとともに下位置リミットスイッチがオフ信号を出力し、作業台が格納位置よりも下方に位置すると、上位置リミットスイッチがオフ信号を出力するとともに下位置リミットスイッチがオン信号を出力するように形成されていることが好ましい。
【0007】
上記構成の作業台昇降装置によれば、報知手段が作業台の位置と格納位置との上下関係を知らせるので、作業台が格納位置よりも上方位置にあるか、下方位置にあるかを容易に判断することができ、その結果、作業台を格納位置に容易に移動させることができる。尚、本明細書において、報知手段とは、報知情報を表示する表示灯や、報知情報を音で知らせるスピーカ等を含む。また、作業台位置検出手段は作業台が格納位置より上及び下にあることを検出する機能を有するので、その結果として作業台が格納位置にあることを検出する機能も有している。また、半自動スイッチを停止モードにすることで、作業台を格納位置に確実に停止させることができ、作業台を格納位置に停止させる作業者による昇降操作装置の操作の負担を軽減することができる。
【0008】
また、上記構成の作業台昇降装置において、報知手段は作業台が格納位置に位置したことをランプ表示するように構成してもよい。
【0009】
上記構成の作業台昇降装置によれば、報知手段が作業台の格納位置に位置したことをランプ表示するので、作業台が格納位置にあることを容易に認識することができる。
【0010】
また、上記構成の作業台昇降装置において、コントローラは、格納位置検出手段の検出値に基づいて作業台が格納位置の方向に移動するように作業台を上下方向に移動させ、作業台位置検出手段により作業台が格納位置に移動したことが検出されると、作業台の上下移動を自動停止させる制御も行うように構成され、作業台を格納位置に移動させて自動停止させる場合に操作する自動スイッチを備えるように構成してもよい。
【0011】
上記構成の作業台昇降装置によれば、自動スイッチが操作されただけで作業台を自動的に格納位置まで移動させる制御を行なうので、作業台を確実に格納位置に停止させることができるとともに、作業台を格納位置に移動させるときの作業者の操作負担をより軽減することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態を図1から図6に基づいて説明する。本実施の形態は車体上に起伏、旋回及び伸縮動可能なブームの先端に上下方向に昇降動可能に取り付けられた作業台を備えた高所作業車の態様を示す。
【0013】
最初に、本発明の作業台昇降装置を説明する前に、作業台昇降装置を搭載した高所作業車を説明する。高所作業車1は、図1に示すように、車体4の前後に車輪3を有して走行可能であり、前部に運転キャビン5を有したトラック車両をベースに構成されている。このトラック車両の車体前後の左右両側部には車体4を持ち上げ支持するアウトリガジャッキ6が配設されている。車体後部の車体上には旋回モータ(図示せず)により駆動されて水平旋回可能に構成された旋回台7が取り付けられている。この旋回台7に基端部が枢結されたブーム9が取り付けられており、このブーム9は起伏シリンダ11により起伏動するように構成されている。ブーム9は基端ブーム9a、中間ブーム9b、先端ブーム9cを入れ子式に組み合わせ、内蔵された伸縮シリンダ12により伸縮動可能に構成されている。
【0014】
先端ブーム9cの先端には垂直ポスト13の中間部が枢結されて上下方向に揺動自在であり、垂直ポスト13の下端と先端ブーム9cの先端部との間に配設された上部レベリングシリンダ(図示せず)によりブーム9の起伏角度に拘わらず垂直ポスト13が常に垂直状態になるように揺動制御されている。垂直ポスト13の上部には水平方向に延びて水平面内を旋回動可能に構成された作業台ブラケット17が取り付けられ、この作業台ブラケット17の先端に作業台昇降装置30を介して作業台19が取り付けられている。その結果、作業台19はブーム9の起伏角度に拘わらず常に水平状態に保持されている。
【0015】
図2(a)に示すように、作業台ブラケット17は先端部が二股に別れた一対の保持部17aを有してY字状に形成され、一対の保持部17aの各先端部に作業台昇降装置30が上下に移動可能に接続されている。その結果、作業台19は作業台ブラケット17に対して上下に移動可能である。作業台19の作業台ブラケット17側に対向する面を前面とした場合、この前面19aにはブーム9の駆動を操作するブーム操作装置21及び作業台昇降装置30の駆動を操作する昇降操作装置31を搭載した操作台19bが取り付けられている。
【0016】
次に、作業台昇降装置30を説明する。作業台昇降装置30は、図2(b)及び図3を更に追加して説明すると、保持部17aの各先端部に連結されて作業台19を上下に移動させる昇降機構部33と昇降操作装置31と上位置センサ41と下位置センサ43と半自動スイッチ45と自動スイッチ47とコントローラ51と上位置ランプ59と下位置ランプ61とを有して構成されている。以下、各部の構成要素について説明する。昇降機構部33は、作業台19の前面側の左右両側部に操作台19bの左右両側部を覆うようにして上下に延びて取り付けられ、作業台ブラケット17に対する作業台19の上下移動を案内する一対の案内部34と、これら案内部34の内側の操作台19b内に設置され、作業台19及び操作台19bとともに上下に移動して作業台ブラケット17に対して作業台19及び操作台19bを上下に移動させる昇降シリンダ37とを有して構成されている。
【0017】
昇降シリンダ37の伸縮動により作業台19及び操作台19bは作業台ブラケット17に対して上下に移動するが、昇降シリンダ37は、作業台19の移動範囲Aの略中間位置が作業台ブラケット17の高さ方向の略中間位置となるとともに、作業台19の高さ方向の略中間位置になるように設置されている。そして、この位置が作業台19の格納位置P0に設定されている。即ち、作業台19は昇降シリンダ37の伸縮動により格納位置P0を起点として上限位置P1と下限位置P2間を移動可能に構成されている。
【0018】
この昇降シリンダ37の駆動を操作する図3に示す昇降操作装置31は、上下方向に揺動可能な操作レバー31aを有し、この操作レバー31aが一方側へ揺動されると作業台19を上方へ移動させる操作信号を出力し、他方側へ揺動されると作業台19を下方へ移動させる操作信号を出力するように構成されている。
【0019】
上位置センサ41及び下位置センサ43は、図4を更に追加して説明すると、作業台19の上下位置が格納位置P0よりも上方位置又は下方位置にあることを検出するリミットスイッチである。上位置センサ41及び下位置センサ43は、作業台ブラケット17の先端部に操作台19bの前面19b1に対向するように設置され、上下方向に揺動するスイッチ部41a,43aと、信号を出力するスイッチ本体部41b,43bとを有して構成されている。操作台19bの前面19b1にはスイッチ部41a,43aが当接する段部44が形成され、この段部44は、作業台19が格納位置P0に位置すると上位置センサ41と下位置センサ43がOFF信号を出力し(図4(b))、作業台19が格納位置P0よりも上方に位置すると上位置センサ41がON信号を出力し(図4(a))、作業台19が格納位置P0よりも下方に位置すると下位置センサ43がON信号を出力するように形成されている(図4(c))。
【0020】
図3に示す半自動スイッチ45は、昇降操作装置31を操作して作業台19を格納位置P0で自動停止させる停止モード及び昇降操作装置31の操作に応じて作業台19を上下動させるフリーモードを選択的に操作可能なスイッチであり、中立位置から一方側へ回転させると停止モードが選択され、中立位置から他方側へ回転させるとフリーモードが選択されるように構成されている。自動スイッチ47は作業台19を格納位置P0に移動させて自動停止させる場合に操作するスイッチである。
【0021】
コントローラ51は、作動制御回路53とランプ駆動回路54とを有して構成されている。作動制御回路53は昇降操作装置31の操作に応じて作業台19の上下移動、即ち、昇降シリンダ37の作動を制御する作動制御弁V(55)の作動をコントロールし、また、半自動スイッチ45が停止モードに操作された状態で昇降操作装置31の操作により作業台19を上下移動させているときに、上位置センサ41と下位置センサ43(以下、これらをまとめて「位置センサ41、43」と記す。)により作業台19が格納位置P0に移動したことが検出されると、昇降操作装置31の操作に拘わらず作業台19の上下移動を停止させ、更に、自動スイッチ47が作動すると、位置センサ41、43の信号に基づいて作業台19を格納位置P0の方向に移動させるように作業台19を上下に移動させ、位置センサ41、43により作業台19が格納位置P0に移動したことが検出されると、作業台19の上下移動を停止させるように構成されている。
【0022】
ランプ駆動回路54は、位置センサ41、43から出力されるON信号及びOFF信号に応じて上位置ランプ59及び下位置ランプ61の点灯及び消灯を制御する。より具体的には、ランプ駆動回路54は、上位置センサ41がON信号を出力すると上位置ランプ59を点灯させ、上位置センサ41がOFF信号を出力すると上位置ランプ59を消灯させる。また、ランプ駆動回路54は、下位置センサ43がON信号を出力すると下位置ランプ61を点灯させ、下位置センサ43がOFF信号を出力すると下位置ランプ61を消灯させる。尚、上位置ランプ59及び下位置ランプ61は昇降操作装置31の近傍の操作台19bに配設されている。
【0023】
ここで、図2(b)に示すように、作業台19は格納位置P0を起点として上下に移動可能に構成されているので、作業台19の位置と格納位置P0との関係が判らないと、昇降操作装置31を適切に操作することができず、作業台19を格納位置P0に容易に移動させることが困難になる。
【0024】
しかしながら、本発明の作業台昇降装置30では、作業台19が格納位置P0よりも上方位置にあるときに図2(a)に示す昇降操作装置31を手動操作して作業台19を格納位置P0に移動させる場合、図4(a)に示す上位置センサ41がON信号を出力し、下位置センサ43がOFF信号を出力している。このため、図2(a)及び図3を更に追加して説明すると、コントローラ51のランプ駆動回路54は上位置ランプ59を点灯させ、下位置ランプ61を消灯させるように作動する。その結果、作業台19に搭乗している図示しない作業者は上位置ランプ59の点灯を確認して作業台19が格納位置P0よりも上方にあると認識する。
【0025】
このように、上位置ランプ59の点灯により、作業者は作業台19と格納位置P0との位置関係を容易に認識することができ、昇降操作装置31の操作レバー31aの操作方向を的確に判断することができる。そして、作業者は半自動スイッチ45をフリーモードに選択操作した後に、昇降操作装置31の操作レバー31aを他方側へ揺動させる。操作レバー31aが他方側へ揺動されると、その操作に応じて作動制御回路53が作動制御弁V(55)の作動をコントロールして昇降シリンダ37の伸縮動を制御し、作業台19を下方へ移動させる。そして、作業台19が格納位置P0に移動すると、図4(b)に示す上位置センサ41及び下位置センサ43はともにOFF信号を出力する。その結果、上位置ランプ59は下位置ランプ61とともに消灯した状態になる。
【0026】
上位置ランプ59及び下位置ランプ61が消灯状態になると、作業者(図示せず)は作業台19が格納位置P0にあることを認識し、昇降操作装置31を操作して作業台19の移動を停止させる。このように、上位置ランプ59及び下位置ランプ61の消灯を確認することで、作業台19が格納位置P0にあることを容易に認識して、昇降操作装置31による作業台19の移動停止操作を行なうことができる。
【0027】
また、本発明の作業台昇降装置30により、作業台19が格納位置P0よりも下方位置にあるときに昇降操作装置31を手動操作して作業台19を格納位置P0に移動させる場合、図4(c)に示す上位置センサ41はOFF信号を出力し、下位置センサ43はON信号を出力している。このため、図3に示すコントローラ51のランプ駆動回路54は下位置ランプ61を点灯させ、上位置ランプ59を消灯させるように作動する。そして、作業台19に搭乗している図示しない作業者は下位置ランプ61の点灯を確認すると、作業台19が格納位置P0よりも下方にあると認識する。
【0028】
このように、下位置ランプ61の点灯により、作業者は作業台19と格納位置P0との位置関係を容易に認識することができ、昇降操作装置31の操作レバー31aの操作方向を的確に判断することができる。そして、作業者は半自動スイッチ45をフリーモードに選択操作した後に、昇降操作装置31の操作レバー31aを一方側へ揺動させ、コントロール51を介して昇降シリンダ37の伸縮動を制御させて作業台19を上方へ移動させる。そして、作業台19が格納位置P0に移動すると、図4(b)に示す上位置センサ41及び下位置センサ43はOFF信号を出力し、その結果、下位置ランプ61は上位置ランプ59とともに消灯した状態になる。
【0029】
上位置ランプ59及び下位置ランプ61が消灯状態になると、作業者(図示せず)は作業台19が格納位置P0にあることを認識し、昇降操作装置31を操作して作業台19の移動を停止させる。このように、作業台19が格納位置P0よりも下方にある場合でも、前述した作業台19が上方にある場合と同様に、上位置ランプ59及び下位置ランプ61の消灯を確認することで、作業台19が格納位置P0にあることを容易に認識することができる。
【0030】
ここで、作業台19を格納位置P0で自動停止させるには、昇降操作装置31による操作前又は操作中に半自動スイッチ45をフリーモードから停止モードに切替操作する。半自動スイッチ45が停止モードに切り替えられると、作動制御回路53は半自動停止信号を受け取る。この状態で昇降操作装置31の操作により作業台19が格納位置P0に接近する方向に移動して格納位置P0に到達すると、上位置センサ41及び下位置センサ43がOFF信号を出力し、作動制御回路53がこの信号を受け取って昇降操作装置31の操作に拘わらず昇降シリンダ37の伸縮動を停止させるように作動制御弁V(55)の作動をコントロールする。その結果、作業台19は格納位置P0で停止する。このように、半自動スイッチ45を停止モードにすることで、作業台19を格納位置P0に確実に停止させることができ、作業台19を格納位置P0に停止させる作業者による昇降操作装置31の操作の負担を軽減することができる。
【0031】
また、作業台19が格納位置P0よりも上方位置又は下方位置にあるときに、昇降操作装置31を使用せずに作業台19を格納位置P0に移動させて停止させるには、自動スイッチ47をON操作する。自動スイッチ47がON操作されると自動信号を出力し、作動制御回路53がこの自動信号を受け取る。自動信号を受け取った作動制御回路53は、上位置センサ41及び下位置センサ43からの信号に基づいて作業台19が格納位置P0よりも上方位置であれば作業台19を下方へ移動させるように作動制御弁V(55)の作動をコントロールし、作業台19が格納位置P0よりも下方位置であれば作業台19を上方へ移動させるように作動制御弁V(55)の作動をコントロールする。
【0032】
その結果、作業台19は格納位置P0に接近する方向に移動し、作業台19が格納位置P0に移動して上位置センサ41及び下位置センサ43からのOFF信号を作動制御回路53が受け取ると、作動制御回路53は昇降シリンダ37の伸縮動を停止させて作業台19を格納位置P0で停止させる。このように、自動スイッチ47を作動させると、作業台19が上下方向に移動して格納位置P0で停止するので、作業者による昇降操作装置31の操作の負担をより軽減することができる。
【0033】
尚、前述した実施の形態では作業台昇降装置30の昇降機構部33に昇降シリンダ37が1本ある場合を示したが、図5に示すように、2本の昇降シリンダ37を備えるように構成してもよい。この場合、各昇降シリンダ37は独立して作動し、各シリンダをストロークエンドの位置にすると作業台19が格納位置P0に移動するように構成する。図5の場合は作業台19が最下降した状態を示している。2本の昇降シリンダ37の向きは同一方向でもよいし反対方向でもよい。また、作業台昇降装置30に各々の昇降シリンダ37、37の駆動を操作する昇降操作装置(図示せず)を設け、昇降操作装置により各シリンダが順次駆動するるように操作する。
【0034】
また、図6に示すように、作業台19の前側側部と作業台ブラケット17の先端側部に作業台19が格納位置P0にあるか否かを目視で判断できる目印65を付けてもよい。このようにすることで、コントローラ51が簡素化されて安価にすることができる。
【0035】
また、前述した実施の形態では自動スイッチ47が作動すると作業台19を格納位置P0に移動させて停止させる例を示したが、図1に示すブーム9を車体4に自動格納させる機能を有したコントローラが装備されている車両の場合、ブーム9の自動格納作動の中で作業台19も自動格納されるようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】
本発明による高所作業車の作業台昇降装置によれば、告知手段が作業台の位置と格納位置との上下関係を知らせるので、作業台が格納位置よりも上方位置にあるか、下方位置にあるかを容易に判断することができ、その結果、作業台を格納位置に容易に移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における作業台昇降装置を搭載した高所作業車の正面図を示す。
【図2】本発明の一実施の形態における作業台昇降装置に接続された作業台を示し、同図(a)は作業台の平面図であり、同図(b)は作業台の正面図である。
【図3】本発明の一実施の形態における作業台昇降装置のブロック図を示す。
【図4】本発明の一実施の形態における位置センサの作動を説明するための図であり、同図(a)は作業台が格納位置よりも上方位置にある場合、同図(b)は作業台が格納位置にある場合、同図(c)は作業台が格納位置よりも下方位置にある場合を示す。
【図5】本発明の一実施の形態における作業台昇降装置に接続された作業台の正面図を示す。
【図6】本発明の一実施の形態における作業台昇降装置に接続された作業台の正面図を示す。
【符号の説明】
1 高所作業車
4 車体
9 ブーム
13 垂直ポスト(支持部材)
19 作業台
30 作業台昇降装置
41 上位置センサ(作業台位置検出手段)
43 下位置センサ(作業台位置検出手段)
47 自動スイッチ
51 コントローラ
59 上位置ランプ(告知手段)
61 下位置ランプ(告知手段)
A 移動範囲
P0 格納位置

Claims (5)

  1. 車体に少なくとも起伏動可能に取り付けられたブームと、前記ブームの先端に上下に揺動自在に取り付けられ前記ブームの起伏角度に拘わらず所定角度で支持される支持部材と、前記支持部材に上下に移動可能に取り付けられた作業台とを備える高所作業車において、前記支持部材に対して前記作業台を上下に移動させる高所作業車の作業台昇降装置であって、
    前記作業台昇降装置により前記作業台が上下に移動する移動範囲の中間位置に前記作業台の格納位置があり、前記作業台の位置が前記格納位置より上方にあるか下方にあるかを検出する作業台位置検出手段と、
    前記作業台位置検出手段の信号により、前記作業台の位置が少なくとも前記格納位置より上方にあるか下方にあるかを報知する報知手段と、
    前記作業台を前記支持部材に対して上下に移動させる場合に操作する昇降操作装置と、
    前記昇降操作装置の操作に応じて、前記作業台の上下移動を制御するコントローラとを有し、
    前記コントローラは、前記昇降操作装置の操作に応じて前記作業台を上下に移動させているときに、前記作業台位置検出手段により前記作業台が前記格納位置に到達したことが検出されると、前記昇降操作装置の操作に拘わらず前記作業台の上下移動を自動停止させる停止モードでの制御を行うことができるように構成されていることを特徴とする高所作業車の作業台昇降装置。
  2. 前記コントローラは、前記昇降操作装置の操作に応じて前記作業台を上下に移動させるフリーモードでの制御も行うことができるように構成され、
    前記フリーモードと前記停止モードとを切り替える場合に操作する半自動スイッチを備えることを特徴とする請求項1に記載の高所作業車の作業台昇降装置。
  3. 前記作業台位置検出手段は、前記作業台の位置が前記格納位置よりも上方にあることを検出する上位置リミットスイッチと、前記作業台の位置が前記格納位置よりも下方にあることを検出する下位置リミットスイッチとを有して構成され、
    前記作業台には、前記上位置及び下位置リミットスイッチが当接する段部が形成されており、
    前記段部は、前記作業台が前記格納位置に位置すると、前記上位置及び下位置リミットスイッチが共にオフ信号を出力し、前記作業台が前記格納位置よりも上方に位置すると、前記上位置リミットスイッチがオン信号を出力するとともに前記下位置リミットスイッチがオフ信号を出力し、前記作業台が前記格納位置よりも下方に位置すると、前記上位置リミットスイッチがオフ信号を出力するとともに前記下位置リミットスイッチがオン信号を出力するように形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の高所作業車の作業台昇降装置。
  4. 前記報知手段は、前記作業台が前記格納位置に位置したことをランプ表示するように構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の高所作業車の作業台昇降装置。
  5. 前記コントローラは、前記格納位置検出手段の検出値に基づいて前記作業台が前記格納位置の方向に移動するように前記作業台を上下方向に移動させ、前記作業台位置検出手段により前記作業台が前記格納位置に移動したことが検出されると、前記作業台の上下移動を自動停止させる制御も行うように構成され
    前記作業台を前記格納位置に移動させて自動停止させる場合に操作する自動スイッチを備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の高所作業車の作業台昇降装置。
JP2001227882A 2001-07-27 2001-07-27 高所作業車の作業台昇降装置 Expired - Lifetime JP5047428B2 (ja)

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