JP4759234B2 - 高所作業車の制御装置 - Google Patents

高所作業車の制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4759234B2
JP4759234B2 JP2004211591A JP2004211591A JP4759234B2 JP 4759234 B2 JP4759234 B2 JP 4759234B2 JP 2004211591 A JP2004211591 A JP 2004211591A JP 2004211591 A JP2004211591 A JP 2004211591A JP 4759234 B2 JP4759234 B2 JP 4759234B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movement
work table
boom
stored
teaching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004211591A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006027857A (ja
Inventor
野口  真児
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tadano Ltd
Original Assignee
Tadano Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tadano Ltd filed Critical Tadano Ltd
Priority to JP2004211591A priority Critical patent/JP4759234B2/ja
Publication of JP2006027857A publication Critical patent/JP2006027857A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4759234B2 publication Critical patent/JP4759234B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Description

本発明は、高所作業車の制御装置に関するものである。
伸縮、起伏および旋回作動可能なブームの先端部に作業台を備えた高所作業車は、操作装置を操縦することでブームを伸縮、起伏および旋回駆動させる各駆動手段を適宜駆動させて、作業台を目的の高所位置に移動させるようにしている。このような高所作業車は、作業台を移動させるに際して特定の2位置間の往復移動を繰返して行う作業があり、この作業を行うに操作を容易にするティーチング・プレイバック機能を備えている。
すなわち、この種のティーチング・プレイバック機能は、予め作業台を特定の2位置間で移動させ、この移動経路を記憶させるティーチング機能(以下この機能をティーチング操作として説明する。)と、次回からの作業台を移動させる場合に、記憶させた移動経路に沿って作業台が移動するよう自動的に制御させる機能(以下この機能をプレイバック制御として説明する。)のことである。このようなティーチング・プレイバック機能を備えた高所作業車の制御装置は、従来から既に公知の技術である。
そして、ティーチング操作は、移動経路を記憶させるために記憶開始操作したときから所定時間毎に作業台の位置情報を記憶させるようにしている。(例えば、特許文献1参照)しかしながら、所定時間毎に作業台の位置情報を記憶させるようにすると、メモリの容量を大きくする必要が生じることから、できるだけ記憶位置の点数を少なくすることが要求されている。そこでティーチング操作時に移動経路の経路が変わる位置を主に記憶させるようにし、可及的に記憶点数を少なくし記憶容量を大きくしないような対策が取られている。そして記憶点数を少なくしたために、プレイバック制御時には記憶位置間は略直線的に移動させるようにしている。
特開2001−130898号公報(第5頁、図3)
ところが図4に図示するように、平面視において起点(A位置)からB位置を経過して終点(C位置)までブームを180度旋回させて作業台を移動させ、当該移動経路を記憶させるために起点(A位置)と終点(C位置)とでティーチング操作して両位置を記憶させたとする。そしてプレイバック制御させると、実際に作業台は起点(A位置)から終点(C位置)までの直線移動経路で移動するように作動し、ティーチング操作時のようにB位置を経過しない移動経路で移動する。したがって、ブームの旋回中心の上部付近に障害物がある場合に、ティーチング時には当該障害物を避けて作業台を移動させているのであるが、ティーチング時に移動させた経路と関係ない移動経路(直線移動経路)でプレイバック制御され、作業台が障害物に当接する危険なプレイバック制御となるものであった。
また、図5に図示するように、平面視において作業台を首振り駆動させて起点(D位置)からE位置,F位置,G位置,H位置,を経過して終点(I位置)まで移動させ(すなわち、作業台を左回りで180度首振り駆動したもの。)、当該移動経路を記憶させるために起点(D位置)と終点(I位置)とでティーチング操作して両位置を記憶させたとする。そしてプレイバック制御させると、実際に作業台は起点(D位置)から終点(I位置)まで最短の移動経路で移動しょうとするのであるが、作業台を左回りで首振り駆動する場合と、右回りで首振り駆動する場合の2つの移動経路があり、実際にはどちらの移動経路で移動するか判らず移動経路によっては(この場合には右回りの移動経路には障害物があるかも知れず、作業台を右回りで首振り駆動すると障害物に当接する可能性がある。)危険なプレイバック制御となるものであった。
本発明は、このような課題を解決した高所作業車の制御装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係る請求項1記載の高所作業車の制御装置は、伸縮、起伏および旋回作動可能なブームと、ブームの先端部に配置された作業台と、ブームを伸縮、起伏および旋回駆動する各駆動手段と、各駆動手段により作業台を目的の位置に移動させるよう操縦操作する操作手段と、操作手段の操縦により移動させた作業台の移動位置を記憶させる時に操作するティーチング操作手段と、記憶させた移動位置を経過する移動経路に沿って作業台を移動させるときに操作するプレイバック操作手段と、作業台の位置を検出する作業台位置検出手段と、制御手段とを備え、当該制御手段は、操作手段の操縦操作信号に基づいて作業台を移動させるよう各駆動手段に制御信号を出力する操作制御部と、作業台位置検出手段の検出情報を基に作業台の位置を判別する作業台位置判別部と、ティーチング操作時に作業台位置判別部の情報を得て作業台の移動位置を記憶する移動経路記憶部と、プレイバック操作時に移動経路記憶部に記憶させた移動位置を経過する移動経路を求め当該移動経路に沿って作業台を移動させるよう前記各駆動手段に制御信号を出力するプレイバック制御部とを備えた高所作業車の制御装置において、前記制御手段は、ティーチング操作時に先に記憶させた移動位置から次に記憶させる移動位置までのブーム旋回角が略90度または予め定めた90度以下の所定角度となった時にその時の移動位置を前記移動経路記憶部に自動的に記憶する第1の自動登録部を備えたことを特徴とするものである。
請求項2記載の高所作業車の制御装置は、請求項1において、前記作業台はブームの先端部に首振り作動可能に配置され首振り駆動する首振り駆動手段を配置しており、前記制御手段は、ティーチング操作時に先に記憶させた移動位置から次に記憶させる移動位置までの作業台の首振り角度が180度を超えない予め定めた所定の首振り角となった時にそのときの移動位置を前記移動経路記憶部に自動的に記憶する第2の自動登録部を備えたことを特徴とする高所作業車の制御装置。
請求項1に係る本発明の高所作業車の制御装置は、ティーチング操作時に先に記憶させた移動位置から次に記憶させる移動位置までのブーム旋回角が略90度または予め定めた90度以下の所定角度となった時にその時の移動位置を前記移動経路記憶部に自動的に記憶する第1の自動登録手段を制御手段に備えたものだから、90度超えてブームを旋回しその間にティーチング操作をしなくても、第1の自動登録手段によってブーム旋回角が略90度または90度以下の所定角度となった時の移動位置を自動的に移動経路記憶部に記憶させる。したがって、ティーチング時にティーチング操作がほとんどされなく記憶させた移動経路位置が少ない場合であっても、ティーチング時に移動させた移動経路に近づけた移動経路でプレイバック制御することができ、ティーチング時と関係ない移動経路でプレイバック制御されることを可及的に阻止できる。
請求項2に係る本発明の高所作業車の制御装置は、請求項1において、前記制御手段の第2の自動登録手段は、ティーチング操作時に先に記憶させた移動位置から次に記憶させる移動位置までの作業台の首振り角度が180度を超えない予め定めた所定の首振り角となった時にその時の移動位置を前記移動経路記憶部に自動的に記憶するようにしてあるものだから、作業台を180度超えて首振り駆動して移動経路をティーチングさせる場合に、ティーチング操作をしなくても、第2の自動登録手段によって作業台の首振り角度が180度を超えない予め定めた所定の首振り角となった時に当該移動位置を自動的に移動経路記憶部に記憶させる。したがって、ティーチング時にティーチング操作がほとんどされなく記憶させた移動経路位置が少ない場合であっても、少なくともティーチング時に移動させた首振り方向でプレイバック制御することができ、ティーチング時と逆に作業台を首振り駆動させる移動経路でプレイバック制御されることを阻止できる。
以下本発明に係る高所作業車の制御装置の実施形態について、図1〜図5に図示し以下に説明する。図1は本発明に係る高所作業車の制御装置の第1実施形態を説明する説明図で、図2は本発明に係る高所作業車の制御装置の第2実施形態を説明する説明図である。図3は、本発明の高所作業車の制御装置を備えた高所作業車を説明する説明図である。この高所作業車は、車両1上に旋回自在に旋回台2を配置し、旋回台2に起伏自在にブーム3を配置している。車両1と旋回台2間には油圧モータ等(図示しない)の旋回駆動部10を配置して車両1に対して旋回台2を旋回駆動するようにしている。ブーム3は、基ブーム3aに中間ブーム3bを、中間ブーム3bに先ブーム3cを順次伸縮自在に嵌挿させている。各ブーム3a,3b,3c間には伸縮用シリンダ(図示しない。)の伸縮駆動部11を配置して、基ブーム3aより中間ブーム3bを、中間ブーム3bより先ブーム3cを伸縮駆動させるようにしている。基ブーム3aと旋回台2の適所間には起伏用シリンダの起伏駆動部12を配置し、旋回台2に対してブーム3を起伏駆動可能にしている。
ブーム3の先端部には、ブラケット4をブームの起伏軌跡面上で揺動可能に取付けており、ブラケット4の上部に作業台5を首振り可能に配置している。そして、ブーム3の先端部とブラケット4間にレベリングシリンダ6を配置して、作業台5の床面をブーム3の起伏動に対して常に水平に維持するようにレベリングシリンダ6が駆動されるようにしている。作業台5とブラケット4間には、油圧モータ等(図示しない。)の首振り駆動部13を配置してブラケット4に対して作業台5が首振り駆動できるようにしている。
車両1の前後左右には、車両1より外方に張出し下方に伸長して地面に対し車両1を支持するジャッキ7をそれぞれ配置し、当該ジャッキ7は、作業台5とブーム3により作用する転倒モーメントに対して車両1を転倒させないよう安定に支持させるために配置している。
作業台5上には、各駆動部を手動操縦できるように各駆動部に対応した操作レバーを備えた操作手段14を配置してある。図1に図示するように、操作手段14による操作信号は、制御手段15の操作制御部16に送られ、当該操作制御部16は操作信号に基づいて各駆動部10〜13に駆動信号を出力するようにしてある。したがって、適宜操作手段14を操作することで、作業台5を目的の高所位置に移動させることができるようになっている。
このような高所作業車に以下のようにティーチング・プレイバック機能を備えている。操作手段14の近傍には、操作手段14の各操作レバーを操縦操作することにより移動させた作業台15の移動経路を記憶させる時に操作するティーチング操作手段18と、記憶させた移動経路に沿って作業台5を移動させる時に操作するプレイバック操作手段19とを配置している。
なお、ティーチング操作手段18は、移動経路を記憶させるティーチング操作を完了した際の信号を出力するようになっている。(具体的には、ティーチング操作手段18をスイッチで構成し、微小時間のスイッチング操作はティーチング操作を意味する信号を出力しし、長時間のスイッチング操作はティーチング操作の完了を意味する信号を出力するようにしている。)
また、作業台5の位置を検出するために、ブーム3の長さ検出器17a、ブーム3の起伏角検出器17b、旋回台2の旋回角検出器17c、作業台5の首振り角検出器17dとで構成する作業台位置検出手段17を配置してある。
前記制御手段15には、作業台位置検出手段17の検出情報を基に作業台5の位置を判別する作業台位置判別部20と、ティーチング操作手段18と作業台位置判別部20からの信号を受けティーチング操作時に作業台5の移動経路を記憶する移動経路記憶部21と、作業台位置検出手段17の旋回角検出器17cからの旋回角信号とティーチング操作手段18からの信号を受けティーチング操作時に先に記憶させた移動位置から次に記憶させる移動位置までのブーム旋回角が略90度となった時にその時の移動位置を前記移動経路記憶部21に自動的に記憶する第1の自動登録部23と、プレイバック操作手段19からのプレイバック開始信号と移動経路記憶部21に記憶した移動経路の信号を受けプレイバック操作開始時に移動経路記憶部21に記憶させた移動経路に沿って作業台を移動させるよう前記各駆動手段10〜13に制御信号を出力するプレイバック制御部22とを備えている。
前記移動経路記憶部21は、ティーチング操作手段18からの信号を受けた時に作業台位置判別部20で判別した作業台5の位置を記憶するようにしている。具体的なティーチング操作は次のようにして行われる。すなわち、前記移動経路記憶部21は、操作手段14を操作して作業台5を移動させて移動経路を記憶させるのであるが、ティーチング操作手段18を操作した時の作業台位置を記憶し、ティーチング操作手段18を操作した順に作業台位置を記憶してある。なお、作業台5を移動させて移動経路を記憶させている時に、移動経路の方向を変更させて記憶させたい場合には、移動経路の方向を変更する位置でティーチング操作手段18を操作してこの位置を記憶させるようにしておくことが好ましい。
また、移動経路記憶部21は、作業台5の位置を記憶する毎に報知手段25に記憶完了信号を出力するようになっている。
報知手段25は、LED等の点灯表示器と音声告知器とで構成されており、移動経路記憶部21からの記憶完了信号を受けて移動経路記憶部21に作業台5の位置を記憶したことを点灯表示器の点灯と音声告知器の音声による告知とでオペレータに知らせるようにしている。
第1の自動登録部23は、作業台位置検出手段17の旋回角検出器17cからの旋回角信号とティーチング操作手段18からの信号を受け、ティーチング操作時(ティーチング操作手段18からティーチング操作完了の操作信号を受けていない時)に先に記憶させた移動位置から次に記憶させる移動位置までにブーム3を旋回させたブーム旋回角が略90度となった時に、ティーチング操作手段18からの信号を受けなくてもその時の移動位置を前記移動経路記憶部21に自動的に記憶させるようにしてある。
プレイバック制御部22では、プレイバック操作手段19からのプレイバック開始信号を受けると、前記移動経路記憶部21に記憶させた移動経路信号を受けて移動経路に沿って作業台を移動させるよう前記各駆動手段10〜13に制御信号を出力するものであるが、実際に前記移動経路記憶部21では多数の位置情報を順番に記憶しており連続した移動経路として記憶されていないものであるから、記憶された位置間では作業台がその位置間を直線移動するよう補間演算して各駆動手段10〜13への制御信号を算出して出力するようにしている。
なお、記憶させた2位置間の作業台5の首振り角について、プレイバック制御部22では次のように演算処理するようにしている。例えば、移動経路中にA点とB点を記憶させており、A点からB点に作業台5をプレイバック制御で移動させる場合について説明する。いま、A点におけるブーム旋回角A1と首振り角B1として記憶され、B点におけるブーム旋回角A2と首振り角がB2として記憶されているとする。まず作業台5の首振り状態をそのままにさせた状態でA点からB点に作業台5を移動させる場合には、ブーム3を(A2−A1)だけ旋回させたことに対して作業台5の首振りを(A2−A1)だけブーム旋回と逆方向に首振りさせる必要がある。そして作業台5の首振り状態をそのままにさせた状態でA点からB点に作業台5を移動させた状態から更に実際にA点からB点に移動するまでに首振りした首振り角(B2−B1)との合成角で作業台5の首振り駆動をA点からB点に移動するまでに行うようにしている。
このように構成した本発明に係る高所作業車の制御装置は、次のように作用する。図4に図示するように起点(A位置)でティーチング操作手段18を操作して起点(A位置)を移動経路記憶部21に記憶しティーチング操作を開始する。この時に報知手段25で起点(A位置)が移動経路記憶部21に記憶されたことをオペレータに報知する。そして第1の自動登録部23は、ティーチング操作手段18からティーチング操作中である信号(ティーチング操作完了の信号)を受けていない時に、ブーム3を旋回させ起点(A位置)から略90度の位置(B位置)に達すると、旋回角検出器17cからの検出信号を受け、前回記憶させた起点(A位置)からのブーム旋回角が略90度に達したと判断し、前記移動経路記憶部21に現在の位置(B位置)を記憶させる。この時も報知手段25で現在の位置(B位置)が移動経路記憶部21に記憶されたことをオペレータに報知する。引き続きブーム3を旋回させ終点(C位置)でティーチング操作手段18を操作して終点(C位置)を移動経路記憶部21に記憶する。この時に報知手段25で終点(C位置)が移動経路記憶部21に記憶されたことをオペレータに報知する。その後ティーチング操作手段18によりティーチング操作完了の操作をしてティーチング操作を終了する。
次に操作手段14を操作して作業台5を起点(A位置)に戻し、プレイバック操作手段19を操作してプレイバック制御を開始する。プレイバック制御部22は、プレイバック操作手段19からの操作信号を受けると、移動経路記憶部21に記憶している起点(A位置)、B位置、終点(C位置)の各点を結ぶ直線経路(図4参照)を移動経路として順に各駆動手段に駆動信号を出力し、作業台5を起点(A位置)からB位置を経過して終点(C位置)まで移動させる。
したがって、90度超えてブーム3を旋回させその間にティーチング操作手段18を操作しないで移動経路記憶部21に移動位置を記憶させなくても、第1の自動登録手段23によってブーム旋回角が略90度となる移動位置を自動的に移動経路記憶部21に記憶させることができる。すなわち、ティーチング時にティーチング操作手段18を操作しないで移動経路記憶部21に記憶させた移動経路位置が少ない場合であっても、ティーチング時に移動させた移動経路に近づけることができ、ティーチング時と関係ない移動経路(例えば図4に図示する起点(A位置)から直線で終点(C位置)に移動させる移動経路)でプレイバック制御されることを可及的に阻止できる。よって、ティーチング時と関係ない移動経路に存在する障害物等に作業台を当接させるような危険なプレイバック制御をなくすることができる。
なお、上記実施形態の説明では、第1の自動登録部23を、作業台位置検出手段17の旋回角検出器17cからの旋回角信号とティーチング操作手段18からのティーチング操作中の信号を受け、ティーチング操作時に先に記憶させた移動位置から次に記憶させる移動位置までにブーム3を旋回させたブーム旋回角が略90度となった時にその時の移動位置を前記移動経路記憶部21に自動的に記憶させるようにしたが、略90度に限定されるものでなく略90度以下の所定の角度(例えば略45度)を設定したものであってもよい。ここで略90度以下の所定の角度は、記憶容量との関係で容量に余裕があれば出来るだけ小さい角度に設定しておけば、ティーチング操作時の移動経路に更に近づけることができより好ましい。
次に、上記実施形態では、ブーム3の旋回角についてのティーチング時の自動登録について説明したが、作業台5の首振り角についてのティーチング時の自動登録について図2に図示し第2実施形態として以下に説明する。図2に図示する制御手段15aは、図1に図示し説明した制御手段15と第2の自動登録部24を追加して配置している点で相違し、その他は同じであるので、相違している点のみ説明しその他の説明は省略する。
第2の自動登録部24は、作業台位置検出手段17の首振り角検出器17dからの首振り角信号とティーチング操作手段18からの信号を受け、ティーチング操作時に先に記憶させた移動位置から次に記憶させる移動位置までに作業台5を首振りさせた首振り角が略180度超えない予め定めた所定の首振り角(ここでは175度を所定の首振り角度に設定しているとする。)となった時にその時の移動位置を前記移動経路記憶部21に自動的に記憶するようにしている。
このように構成した第2実施形態の本発明に係る高所作業車の制御装置は、次のように作用する。図5に図示するように起点(D位置)でティーチング操作手段18を操作して起点(D位置)を移動経路記憶部21に記憶しティーチング操作を開始する。この時に報知手段25で起点(D位置)が移動経路記憶部21に記憶されたことをオペレータに報知する。そして作業台5を首振り駆動させ起点(D位置)から平面視において左回りに首振り駆動させる。E位置、F位置、G位置を経過して、首振り角が175度(H位置)に達すると、第2の自動登録部24は、ティーチング操作手段18からティーチング操作中である信号(ティーチング操作完了の信号)を受けていない時に、首振り角検出器17dからの検出信号を受け、前回記憶させた起点(D位置)からの首振り角が175度に達したと判断し、前記移動経路記憶部21に現在の移動位置を記憶させる。この時も報知手段25で現在の移動位置(H位置)が移動経路記憶部21に記憶されたことをオペレータに報知する。引き続きブーム3を旋回させ終点(I位置)でティーチング操作手段18を操作して終点(I位置)を移動経路記憶部21に記憶させる。この時に報知手段25で終点(I位置)が移動経路記憶部21に記憶されたことをオペレータに報知する。その後ティーチング操作手段18を操作してティーチング操作を終了する。
次に操作手段14を操作して作業台5を起点(D位置)に戻し、プレイバック操作手段19を操作してプレイバック制御を開始する。プレイバック制御部22は、プレイバック操作手段19からの操作信号を受けると、移動経路記憶部21に記憶している起点(D位置)、H位置、終点(I位置)の各点を経過する移動経路(図5参照)を順に各駆動手段に駆動信号を出力し、作業台5を起点(D位置)からH位置を経過して終点(I位置)まで移動させる。
したがって、作業台5の首振り角を略180度まで首振り駆動させその間にティーチング操作手段18を操作して移動経路記憶部21に移動位置を記憶させるようにしなくても、第2の自動登録手段24によって首振り角が略180度超えない予め定めた所定の首振り角(ここでは175度を所定の首振り角度に設定している。)となる移動位置を自動的に移動経路記憶部21に記憶させることができる。
よって作業台5の首振り角を180度超えて首振り駆動して移動経路をティーチングさせる場合に、180度超えて作業台5を首振り駆動させその間にティーチング操作をしなくても、第2の自動登録手段24によって作業台5の首振り角度が180度を超えない予め定めた所定の首振り角(ここでは175度を所定の首振り角度に設定している。)となる移動位置を自動的に移動経路記憶部21に記憶させる。したがって、ティーチング時にティーチング操作がほとんどされなく記憶させた移動経路位置が少ない場合であっても、少なくともティーチング時に移動させた作業台5の首振り方向でプレイバック制御することができ、ティーチング時と逆に作業台5を首振り駆動させる移動経路でプレイバック制御されることを阻止できる。
なお、上記第2実施形態の説明では、第2の自動登録部24を、作業台位置検出手段17の首振り角検出器17dからの首振り角信号とティーチング操作手段18からのティーチング操作中の信号を受け、ティーチング操作時に先に記憶させた移動位置から次に記憶させる移動位置までに作業台5を首振り駆動させた首振り角が175度となった時にその時の移動位置を前記移動経路記憶部21に自動的に記憶させるようにしたが、175度に限定されるものでなく180度を超えない所定の首振り角度(例えば179度、90度、等のいずれの角度でもよい。)を設定したものであってもよい。
また、上記実施形態では、作業台5を移動させる際にブーム3の旋回ならびに首振り駆動させる場合でのみ説明したが、ブーム3の伸縮駆動ならびに起伏駆動を併用した移動位置を記憶するとともにこれらの移動位置に基づく移動経路でプレイバック制御されること勿論のことである。
更に、上記実施形態では、ティーチング操作手段18をスイッチで構成し、長時間のスイッチング操作でティーチング操作を完了させるようにしたものであるが、ティーチング操作完了の信号を出力する専用のスイッチ等によるティーチング操作完了操作手段をティーチング操作手段18と別に配置してもよい。この場合第1の自動登録部23および第2の自動登録部24は、ティーチング操作中であることをティーチング操作手段18からの信号でなくこのティーチング操作完了操作手段からの信号を受けて判別するようにすればよい。
上記実施形態では、ブーム3の先端部に作業台5を首振り駆動させるようにした高所作業車を例に説明したが、ブーム3の先端部に作業台5を固定的に取付けた高所作業車であっても、請求項1に対応して実施できること勿論である。
本発明に係る高所作業車の制御装置の第1実施形態を説明する説明図である。 本発明に係る高所作業車の制御装置の第2実施形態を説明する説明図である。 本発明に係る高所作業車の制御装置を備えた高所作業車を説明する説明図である。 ブームを旋回させてティーチング操作あるいはプレイバック制御の説明をする説明図である。 作業台を首振り駆動してティーチング操作あるいはプレイバック制御の説明をする説明図である。
符号の説明
3 ブーム
5 作業台
11 伸縮駆動部
12 起伏駆動部
10 旋回駆動部
13 首振り駆動部
14 操作手段
15 制御手段
15a 制御手段
16 操作制御部
18 ティーチング操作手段
19 プレイバック操作手段
20 作業台位置判別部
21 移動経路記憶部
22 プレイバック制御部
23 第1の自動登録部
24 第2の自動登録部

Claims (2)

  1. 伸縮、起伏および旋回作動可能なブームと、ブームの先端部に配置された作業台と、ブームを伸縮、起伏および旋回駆動する各駆動手段と、各駆動手段により作業台を目的の位置に移動させるよう操縦操作する操作手段と、操作手段の操縦により移動させた作業台の移動位置を記憶させる時に操作するティーチング操作手段と、記憶させた移動位置を経過する移動経路に沿って作業台を移動させるときに操作するプレイバック操作手段と、作業台の位置を検出する作業台位置検出手段と、制御手段とを備え、当該制御手段は、操作手段の操縦操作信号に基づいて作業台を移動させるよう各駆動手段に制御信号を出力する操作制御部と、作業台位置検出手段の検出情報を基に作業台の位置を判別する作業台位置判別部と、ティーチング操作時に作業台位置判別部の情報を得て作業台の移動位置を記憶する移動経路記憶部と、プレイバック操作時に移動経路記憶部に記憶させた移動位置を経過する移動経路を求め当該移動経路に沿って作業台を移動させるよう前記各駆動手段に制御信号を出力するプレイバック制御部とを備えた高所作業車の制御装置において、
    前記制御手段は、ティーチング操作時に先に記憶させた移動位置から次に記憶させる移動位置までのブーム旋回角が略90度または予め定めた90度以下の所定角度となった時にその時の移動位置を前記移動経路記憶部に自動的に記憶する第1の自動登録部を備えたことを特徴とする高所作業車の制御装置。
  2. 請求項1において、前記作業台はブームの先端部に首振り作動可能に配置され首振り駆動する首振り駆動手段を配置しており、前記制御手段は、ティーチング操作時に先に記憶させた移動位置から次に記憶させる移動位置までの作業台の首振り角度が180度を超えない予め定めた所定の首振り角となった時にその時の移動位置を前記移動経路記憶部に自動的に記憶する第2の自動登録部を備えたことを特徴とする高所作業車の制御装置。
JP2004211591A 2004-07-20 2004-07-20 高所作業車の制御装置 Expired - Fee Related JP4759234B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004211591A JP4759234B2 (ja) 2004-07-20 2004-07-20 高所作業車の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004211591A JP4759234B2 (ja) 2004-07-20 2004-07-20 高所作業車の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006027857A JP2006027857A (ja) 2006-02-02
JP4759234B2 true JP4759234B2 (ja) 2011-08-31

Family

ID=35894663

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004211591A Expired - Fee Related JP4759234B2 (ja) 2004-07-20 2004-07-20 高所作業車の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4759234B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012015713A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Buffalo Inc 記録再生装置及びコンテンツ処理方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3628220B2 (ja) * 1999-10-29 2005-03-09 株式会社アイチコーポレーション 作業車の作業台自動移動装置
JP2001287899A (ja) * 2000-04-04 2001-10-16 Aichi Corp ブーム作業機のティーチングプレイバック装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006027857A (ja) 2006-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5596442B2 (ja) 高所作業車
JP4759234B2 (ja) 高所作業車の制御装置
JP3761779B2 (ja) 軌陸高所作業車の安全装置
JP5047428B2 (ja) 高所作業車の作業台昇降装置
JP3776032B2 (ja) ブーム自動格納装置
JP2023110559A (ja) 移動式クレーンの制御システム
JP3608992B2 (ja) 高所作業車のティーチングプレイバック装置
JP4596823B2 (ja) 高所作業車のジャッキ装置
JP2004231335A (ja) 高所作業車のブーム作動制御装置
JP4323233B2 (ja) 高所作業車の制御装置
JP4427275B2 (ja) 高所作業車の制御装置
JP4420648B2 (ja) ブーム自動格納装置
JP7172223B2 (ja) 軌陸作業車
JP2005001842A (ja) 高所作業車の制御装置
JP3784042B2 (ja) ジャッキ作動制御装置
JP2528319Y2 (ja) 高所作業車の自動格納装置
JP2005178984A (ja) 作業機の制御装置
JP2007038777A (ja) 作業用車両
JP4171535B2 (ja) 作業機の駆動制御装置における駆動表示装置
JP4447107B2 (ja) 車載式クレーンのブーム制御装置
JP2005289528A (ja) 作業車の安全装置
JP2577945Y2 (ja) ブーム作業車の作業台移動制御装置
JP6180795B2 (ja) ブーム自動格納装置
JP4280437B2 (ja) ブームの作動制御装置
JP2007099434A (ja) 作業車のブーム自動格納装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070612

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100405

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101005

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110531

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110606

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4759234

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140610

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees