JP2005001842A - 高所作業車の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プレイバック制御の移動経路中に往復させる経路を記憶させている場合に、この往復経路をプレイバック制御で移動させている途中でプレイバック制御を一旦停止させ、再びブレイバック制御を再開させる時に、往路方向に復帰させるのか復路に復帰させるのか判らないため、プレイバック制御を再開できない課題があった。この課題を解決した高所作業車の制御装置を提供する。
【解決手段】高所作業車の制御装置の制御手段15にプレイバック制御を中止した際に移動経路X上の向かっていた登録位置を記憶保持する保持部23を備え、制御手段15のプレイバック制御部22は、プレイバック制御を再開させた時に保持部23に記憶した登録位置を基に向かうべき登録位置方向に作業台5を移動させる第1の制御信号Mを算出し、前記制御信号として第1の制御信号Mを高所作業車の各駆動手段10〜13に出力する。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高所作業車の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
伸縮、起伏および旋回作動可能なブームの先端部に作業台を備えた高所作業車は、操作装置を操縦することでブームを伸縮、起伏および旋回駆動させる各駆動手段を適宜駆動させて、作業台を目的の高所位置に移動させるようにしている。このような高所作業車は、作業台を移動させるに際して特定の2位置間の往復移動を繰返して行う作業があり、この作業を行うに操作を容易にするティーチング・プレイバック機能を備えている。
【0003】
すなわち、この種のティーチング・プレイバック機能は、予め作業台を特定の2位置間で移動させ、この移動経路を記憶させるティーチング機能(以下この機能をティーチング操作として説明する。)と、次回からの作業台を移動させる場合に、記憶させた移動経路に沿って作業台が移動するよう自動的に制御させる機能(以下この機能をプレイバック制御として説明する。)のことである。このようなティーチング・プレイバック機能を備えた高所作業車の制御装置は、従来から既に公知の技術である。
【0004】
そして、このティーチング・プレイバック機能を備えた高所作業車でプレイバック制御している時に、移動経路途中に障害物が置かれ、回避させるために一旦プレイバック制御を中止し、手動操作で回避操作後プレイバック制御を再開させる技術が記載されている。(例えば特許文献1参照。)
【0005】
【特許文献1】
特開昭62−8993号公報(第13頁〜第14頁)
【0006】
【発明が解決しょうとする課題】
ところで、プレイバック制御を一旦中止し再開させる場合に、次のような課題を有していた。ここで課題の理解を容易にするために、ティーチング操作時の移動経路の記憶ならびにプレイバック制御時の移動経路の算出について詳細に説明し、上記課題について図4および図5に図示し説明する。
【0007】
まず、ティーチング操作時の移動経路の記憶について説明する。図4に図示するように、プレイバック制御を開始する開始登録位置Aに作業台を移動させ、ここで開始登録位置Aを記憶させるためにティーチング操作をする。次に作業台を中間登録位置Bに移動し、中間登録位置Bを記憶させるためにティーチング操作をする。そして作業台を開始登録位置Aに向かって後戻りするように移動させ、中間登録位置Bから終了登録位置Cに至る終了登録位置Cに移動し、この登録位置を終了登録位置Cとしてティーチング操作して記憶させる。すなわち、移動経路として開始登録位置A、中間登録位置B、終了登録位置Cの順に登録位置が記憶されるのであるが、中間登録位置Bと終了登録位置C間は往復経路としている。
【0008】
そしてプレイバック制御を再開させると、移動経路Xとして開始登録位置Aから、中間登録位置Bまでの経路を補間演算して算出するとともに、中間登録位置Bから終了登録位置Cまでの経路を補間演算して算出する。そして作業台を算出した移動経路Xに沿って移動させるのである。
【0009】
このように移動経路を記憶ならびに算出されるのであるが、プレイバック制御を一旦中止し再開させる場合に次のような課題を有している。すなわち、図4に図示するようにプレイバック制御を開始登録位置Aから中間登録位置Bに移動させる移動経路Xの途中のP位置(P位置は開始登録位置Aと中間登録位置Bの間に位置する位置であるが、中間登録位置Bと終了登録位置Cの間に位置する位置ででもある。)でプレイバック制御を一旦中止しその位置で再開させる場合、開始登録位置Aから中間登録位置Bに向かって移動していて中止したものか、中間登録位置Bから終了登録位置Cに向かって移動していて中止したものか判らず、プレイバック制御を再開させるにも移動する方向が判らないため、再開できないと言った課題を有していた。
【0010】
また、図5の(b)に図示するような移動経路を記憶させている場合で、開始登録位置Aから中間登録位置Bに向かって移動しているP位置でプレイバック制御を一旦中止し、手動操作して作業台をQ位置に移動させた後、プレイバック制御を再開させる場合には次のような課題を有している。
【0011】
すなわち、プレイバック制御を再開させるとQ位置からプレイバック制御を中止させた移動経路X上のP位置への経路Z1あるいはプレイバック制御を中止させた時に向かっていた登録位置Bに向いながら移動経路に復帰させる経路Z2(P位置に近接したR位置に向かう経路)を移動させて移動経路X上に復帰させ、中間登録位置Bを経過して終了登録位置Cまで移動させるようにしている。ここでQ位置は終了登録位置Cに近接した位置で、プレイバック制御を一旦中止し、手動操作して作業台を終了登録位置Cに近接したQ位置にまで移動させているにもかかわらず、プレイバック制御を再開させるとわざわざ遠回りに作業台を移動させ、作業台を終了登録位置Cまで移動させるに時間をかけるようにしている。
【0012】
本発明は、このような課題を解決した高所作業車の制御装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の請求項1記載の高所作業車の制御装置は、伸縮、起伏および旋回作動可能なブームと、ブームの先端部に配置された作業台と、ブームを伸縮、起伏および旋回駆動する各駆動手段と、各駆動手段により作業台を目的の位置に移動させるよう操縦操作をする操作手段と、操作手段の操縦操作により移動させた作業台の移動経路を記憶させる時に操作するティーチング操作手段と、記憶させた移動経路に沿って作業台を移動させる時に操作するプレイバック操作手段と、作業台の位置を検出する作業台位置検出手段と、制御手段とを備え、当該制御手段は、操作手段の操縦操作信号に基づいて作業台を移動させるよう各駆動手段に制御信号を出力する操作制御部と、作業台位置検出手段の検出情報を基に作業台の位置を判別する作業台位置判別部と、ティーチング操作時に作業台位置判別部の情報を得て作業台の位置を登録位置として記憶する登録位置記憶部と、プレイバック操作時に登録位置記憶部に記憶させた登録位置を基に移動経路を算出するとともに算出した移動経路に沿って作業台を移動させるよう前記各駆動手段に制御信号を出力するプレイバック制御部とを備えた高所作業車の制御装置において、前記制御手段は、プレイバック制御を中止した際に移動経路上の向かっていた登録位置を記憶保持する保持部を備え、前記プレイバック制御部は、プレイバック制御を再開させた時に保持部に記憶した登録位置を基に向かうべき登録位置方向に作業台を移動させる第1の制御信号を算出し、前記制御信号として第1の制御信号を前記各駆動手段に出力するようにしてあることを特徴とするものである。
【0014】
請求項2記載の高所作業車の制御装置は、請求項1記載の高所作業車の制御装置において、前記プレイバック操作手段にプレイバック制御を中止した後プレイバック制御を再開させる際に順路または逆路のいずれの移動経路方向に沿って作業台を移動させるか選択する第1の経路方向選択部を備えており、前記プレイバック制御部は、第1の経路方向選択部で順路が選択された場合には向かっていた登録位置方向に作業台を移動させる制御信号を出力し、第1の経路方向選択部で逆路が選択された場合には向かっていた登録位置方向とは逆の方向に作業台を移動させる制御信号を出力するようにしてあることを特徴とするものである。
【0015】
請求項3記載の高所作業車の制御装置は、請求項1記載の高所作業車の制御装置において、プレイバック制御を中止している間に前記操作手段を操縦操作して作業台を移動させたかどうかを判別する操作判別部を前記制御手段に備え、前記プレイバック制御部は、操作判別部がプレイバック制御を中止している間に前記操作手段を操作して作業台を移動させたと判別した時に、移動経路上の未経過の登録位置の内最も近接した登録位置方向に作業台を移動させる近回り経路を算出し、近回り経路に沿って作業台を移動させる第2の制御信号を算出し、当該第2の制御信号を制御信号として前記第1の制御信号に優先して出力するようにしてあることを特徴とするものである。
【0016】
請求項4記載の高所作業車の制御装置は、請求項1記載の高所作業車の制御装置において、プレイバック制御を中止している間に前記操作手段を操縦操作して作業台を移動させたかどうかを判別する操作判別部を前記制御手段に備え、プレイバック制御を中止させた時に向かっていた登録位置に向かう復帰経路あるいは移動経路上の未経過の登録位置の内最も近接した登録位置方向に向かう近回り経路のいずれかの経路を選択する第2の経路方向選択部を前記プレイバック操作手段に備え、プレイバック制御部は、前記操作判別部がプレイバック制御を中止している間に前記操作手段を操作し作業台を移動したと判別した時に前記近回り経路を移動させる第2の制御信号を算出し、制御信号として第2の経路方向選択部で復帰経路を選択した時には前記第1の制御信号を出力し近回り経路を選択した時には第2の制御信号を出力するようにしてあることを特徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下本発明に係る高所作業車の制御装置の実施形態について、図1〜図6に図示し以下に説明する。図6は、本発明に係る高所作業車の制御装置を備えた高所作業車を説明する説明図である。この高所作業車は、車両1上に旋回自在に旋回台2を配置し、旋回台2に起伏自在にブーム3を配置している。車両1と旋回台2間には油圧モータ等(図示しない)の旋回駆動部10を配置して車両1に対して旋回台2を旋回駆動するようにしている。ブーム2は、基ブーム3aに中間ブーム3bを、中間ブーム3bに先ブーム3cを順次伸縮自在に嵌挿させている。各ブーム3a,3b,3c間には伸縮用シリンダ(図示しない。)の伸縮駆動部11を配置して、基ブーム3aより中間ブーム3bを、中間ブーム3bより先ブーム3cを伸縮駆動させるようにしている。基ブーム3aと旋回台2の適所間には起伏用シリンダの起伏駆動部12を配置し、旋回台2に対してブーム3を起伏駆動可能にしている。
【0018】
ブーム3の先端部には、ブラケット4をブームの起伏軌跡面上で揺動可能に取付けており、ブラケット4の上部に作業台5を旋回可能に配置している。そして、ブーム3の先端部とブラケット4間にレベリングシリンダ6を配置して、作業台5の床面をブーム3の起伏動に対して常に水平に維持するようにレベリングシリンダ6が駆動されるようにしている。作業台5とブラケット4間には、油圧モータ等(図示しない。)の首振り駆動部13を配置してブラケット4に対して作業台5が旋回駆動(以下首振り駆動という。)可能にしている。
【0019】
車両1の前後左右には、車両1より外方に張出し下方に伸長して地面に対し車両1を支持するジャッキ7をそれぞれ配置し、当該ジャッキ7は、作業台5とブーム3により作用する転倒モーメントに対して車両1を転倒させないよう安定に支持させるために配置している。
【0020】
作業台5上には、各駆動部を手動操縦できるように各駆動部に対応した操作レバーを備えた操作手段14を配置してある。図1に図示するように、操作手段14による操作信号は、制御手段15の操作制御部16に送られ、当該操作制御部16は操作信号に基づいて各駆動部10〜13に駆動信号を出力するようにしてある。したがって、適宜操作手段14を操作することで、作業台5を目的の高所位置に移動させることができるようになっている。
【0021】
このような高所作業車に以下のようにティーチング・プレイバック機能を備えている。操作手段14の近傍には、操作手段14の各操作レバーを操縦操作することにより移動させた作業台15の位置を登録位置として登録記憶させる時に操作するティーチング操作手段18と、記憶させた登録位置を基に移動経路Xを算出するとともに移動経路Xに沿って作業台5を移動させる時に操作するプレイバック操作手段19とを配置している。
【0022】
また、作業台5の位置を検出するために、ブーム3の長さ検出器17a、ブーム3の起伏角検出器17b、旋回台2の旋回角検出器17c、作業台5の首振り角検出器17dとで構成する作業台位置検出手段17を配置してある。
【0023】
前記制御手段15には、作業台位置検出手段17の検出情報を基に作業台5の位置を判別する作業台位置判別部20と、ティーチング操作手段18と作業台位置判別部20からの信号を受けティーチング操作時に作業台5の位置を登録位置として登録記憶する登録位置記憶部21と、プレイバック操作手段19からのプレイバック開始信号と登録位置記憶部21に記憶した登録位置の信号を受けプレイバック操作開始時に登録位置記憶部21に記憶させた登録位置を基に移動経路Xを算出するとともに算出した移動経路Xに沿って作業台5を移動させるよう前記各駆動手段10〜13に制御信号を出力するプレイバック制御部22とを備えている。
【0024】
前記登録位置記憶部21は、ティーチング操作手段18からの信号を受けた時に作業台位置判別部20で判別した作業台5の位置を記憶するようにしている。具体的には、ティーチング操作は次のようにして行われる。すなわち、前記登録位置記憶部21は、操作手段14を操縦操作して作業台5を移動させて移動経路X上の適宜位置を登録位置として記憶させるのであるが、ティーチング操作手段18を操作した時の作業台位置を記憶し、ティーチング操作手段18を操作した順に作業台位置を記憶するようにしてある。したがって、作業台5を移動させて登録位置を記憶させている時に、作業台5の移動経路方向を変更させる場合には、移動経路方向を変更する位置でティーチング操作手段18を操作してこの位置を登録位置として記憶させるようにしておくことが必要である。
【0025】
プレイバック制御部22では、プレイバック操作手段19からのプレイバック開始信号を受けると、前記登録位置記憶部21に記憶させた登録位置を基に移動経路Xを算出するとともに算出した移動経路Xに沿って作業台を移動させるよう前記各駆動手段10〜13に制御信号を出力するものであるが、実際に前記登録位置記憶部21では多数の登録位置情報を順番に記憶しており連続した移動経路Xとして記憶されていないものであるから、記憶された登録位置間では作業台5がその登録位置間を直線移動するよう補間演算して各駆動手段10〜13への制御信号を算出して出力するようにしている。
【0026】
なお、記憶させた2位置間の作業台5の首振り角について、プレイバック制御部22では次のように演算処理するようにしている。例えば、移動経路中にA点とB点を記憶させており、A点からB点に作業台5をプレイバック制御で移動させる場合について説明する。いま、A点におけるブーム旋回角A1と首振り角B1として記憶され、B点におけるブーム旋回角A2と首振り角がB2として記憶されているとする。まず作業台5の首振り状態をそのままにさせた状態でA点からB点に作業台5を移動させる場合には、ブーム2を(A2−A1)だけ旋回させたことに対して作業台5の首振りを(A2−A1)だけブーム旋回と逆方向に首振りさせる必要がある。そして作業台5の首振り状態をそのままにさせた状態でA点からB点に作業台5を移動させた状態から更に実際にA点からB点に移動するまでに首振りした首振り角(B2−B1)との合成角で作業台5の首振り駆動をA点からB点に移動するまでに行うようにしている。
【0027】
また、前記制御手段15には、プレイバック制御を中止した際に移動経路上の向かっていた登録位置を記憶保持する保持部23を備えている。この保持部23は、プレイバック操作手段19からの信号を受けプレイバック制御を中止した際に作業台位置判別部20からの作業台位置信号と登録位置記憶部21からの登録位置情報信号を受けてプレイバック制御を中止した際に移動経路上の向かっていた登録位置を記憶保持する。
【0028】
前記プレイバック制御部22は、プレイバック制御を再開させた時に保持部23に記憶した登録位置を基に向かうべき登録位置方向に作業台5を移動させる第1の制御信号Mを算出し、前記制御信号として第1の制御信号Mを前記各駆動手段10〜13に出力するようにしてある。
【0029】
このように構成した本発明に係る高所作業車の制御装置は、次のように作用する。まずティーチング操作によって図4に図示する移動経路Xにおける登録位置を記憶する場合を以下に説明する。操作手段14の各駆動部10〜13に対応した操作レバーを適宜操縦操作しプレイバック制御を開始する開始登録位置Aに作業台5を移動させる。作業台5を開始登録位置Aに移動させると、ここで開始登録位置Aを記憶させるためにティーチング操作手段18を操作する。すると、作業台位置判別部20は作業台位置検出手段17の各検出器からの検出情報を基に作業台5の位置を判別し、開始登録位置Aの作業台位置を登録位置記憶部21に記憶させる。
【0030】
その後、各操作レバーを操作して作業台5を中間登録位置Bに移動させ、ティーチング操作手段18を操作して中間登録位置Bを登録位置記憶部21に記憶させる。そして作業台5を開始登録位置Aに向かって後戻りするように移動させ、中間登録位置Bから終了登録位置Cに至る終了登録位置Cに作業台5を移動し、ティーチング操作手段18を操作して終了登録位置Cを登録位置記憶部21に記憶させる。すなわち、移動経路として開始登録位置A、中間登録位置B、終了登録位置Cの順に登録位置が記憶されるのであるが、中間登録位置Bと終了登録位置C間は往復路としている。
【0031】
次に、プレイバック制御する場合について説明する。まず、プレイバック制御を開始する前に操作手段14の各駆動部10〜13に対応した操作レバーを適宜操縦操作し作業台5を開始登録位置Aに移動させる。作業台5を開始登録位置Aに移動させた後に、プレイバック操作手段19を操作してプレイバック制御を開始する。プレイバック制御部22は、プレイバック操作手段19からのプレイバック操作開始信号を受けて、登録位置記憶部21に記憶させた登録位置を基に移動経路Xを算出するとともに算出した移動経路Xに沿って作業台5を移動させるよう前記各駆動手段10〜13に制御信号を出力する。よって作業台5は移動経路Xに沿って開始登録位置A、中間登録位置B、終了登録位置Cの順に移動して、作業台5が終了登録位置Cまで移動してプレイバック制御を終了する。
【0032】
このように登録位置の記憶ならびに登録位置に基づいて移動経路Xを算出するものであるが、図4に図示するようにプレイバック制御を開始登録位置Aから中間登録位置Bに移動させる移動経路Xの途中のP位置(P位置は開始登録位置Aと中間登録位置Bの間に位置する位置であるが、中間登録位置Bと終了登録位置Cの間に位置する位置ででもある。)でプレイバック制御を一旦中止する。
【0033】
制御手段15の保持部23は、プレイバック操作手段19からの信号を受けプレイバック制御を中止した際に作業台位置判別部20からの作業台位置信号と登録位置記憶部21からの登録位置情報信号を受けてプレイバック制御を中止した際の移動経路上の向かっていた登録位置(開始登録位置Aから中間登録位置Bに向かっていたのであるから中間登録位置Bを記憶する。)を記憶保持する。
【0034】
次に、プレイバック操作手段19を操作してプレイバック制御を再開させる。前記プレイバック制御部22は、プレイバック操作手段19からのプレイバック制御再開の信号を受けて、保持部23に記憶した登録位置を基に向かうべき登録位置方向(この場合は中間登録位置Bが向かうべき登録位置方向になる。)に作業台5を移動させる第1の制御信号Mを算出し、第1の制御信号Mを前記制御信号として前記各駆動手段10〜13に出力する。したがってプレイバック制御を再開させてからは、作業台5は位置Pから中間登録位置Bに向かって移動しプレイバック制御を再開する。
【0035】
このように、開始登録位置Aから中間登録位置Bに向かっている途中のP位置で一旦停止させた時に、保持部23によりプレイバック制御を中止した際の移動経路上の向かっていた登録位置(開始登録位置Aから中間登録位置Bに向かっていたのであるから中間登録位置Bを記憶する。)を記憶保持させ、前記プレイバック制御部22は、プレイバック制御を再開させた時に保持部23に記憶した登録位置を基に向かうべき登録位置方向(この場合は中間登録位置Bが向かうべき登録位置方向になる。)に作業台5を移動させる第1の制御信号Mを算出し、第1の制御信号Mを前記制御信号として前記各駆動手段10〜13に出力するものであるから、開始登録位置Aから中間登録位置Bに向かって移動していて中止したものであることを保持部23に記憶させた登録位置によって判別され、中間登録位置Bから終了登録位置Cに向かって移動していて中止したものでないことが判別される。すなわち、移動経路X中に往復させる経路を設け、この往復経路途中でプレイバック制御を停止させた後に、プレイバック制御を再開させても移動する方向が判らないため、再開できないと言ったことをなくすることができる。
【0036】
ところで、作業台5をプレイバック制御途中(位置P)でプレイバック制御開始位置Aに戻す場合(例えば、プレイバック制御中にプレイバック制御開始位置Aで作業台内に積載物を積載していないことに気付き、途中から引き返す必要が生じた時など)について以下に説明する。
【0037】
例えば、図4の移動経路X上のP位置で、プレイバック操作手段19を操作してプレイバック制御を一旦中止した後、プレイバック操作手段19の経路方向選択部19aにより逆路を選択する。するとプレイバック制御部22は、プレイバック操作手段19の経路方向選択部19aからの選択信号を受けて、逆路(P位置から開始登録位置Aへの移動経路X)のプレイバック制御信号を出力する。したがって、この場合に作業台5は、プレイバック制御を一旦中止した後、逆路の移動経路Xに沿って移動することは、詳細に説明しなくても理解できるので、以下の説明は省略する。
【0038】
次に、上記実施形態ではプレイバック制御を中止している間に作業台5を移動させないでプレイバック制御を再開させたものであるが、プレイバック制御を中止している間に前記操作手段14を操縦操作して作業台5を移動させた場合について以下に説明する。この場合を図5に図示する移動経路Xで移動させる場合について説明する。なお、ティーチング操作によって図5に図示する移動経路Xにおける登録位置を開始登録位置A、中間登録位置B、終了登録位置Cの順に登録位置記憶部21に記憶させることについては詳細に説明しなくても理解できるので説明は省略する。
【0039】
この場合にプレイバック制御を中止している間に前記操作手段14を操縦操作して作業台5を移動させ、作業台5をP位置に位置していない位置からプレイバック制御を再開する場合について図5の(b)に図示し以下に説明する。まず、プレイバック制御を開始登録位置Aから中間登録位置Bに移動させる移動経路Xの途中のP位置(P位置は開始登録位置Aと中間登録位置Bの間に位置する位置である。)でプレイバック制御を一旦中止する。
【0040】
制御手段15の保持部23は、プレイバック操作手段19からの信号を受けプレイバック制御を中止した際に作業台位置判別部20からの作業台位置信号と登録位置記憶部21からの登録位置情報信号を受けてプレイバック制御を中止した際の移動経路上の向かっていた登録位置(開始登録位置Aから中間登録位置Bに向かっていたのであるから中間登録位置Bを記憶する。)を記憶保持する。
【0041】
プレイバック制御を中止している間に前記操作手段14を操縦操作して作業台5をQ位置に移動させる。ここでプレイバック操作手段19を操作してプレイバック制御を再開させる。前記プレイバック制御部22は、プレイバック操作手段19からのプレイバック制御再開の信号を受けて、保持部23に記憶した登録位置を基に向かうべき登録位置方向(この場合は中間登録位置Bが向かうべき登録位置方向になる。)に作業台5を移動させる第1の制御信号Mを算出し、第1の制御信号Mを前記制御信号として第1の制御信号Mを前記各駆動手段10〜13に出力する。
【0042】
すなわち、前記プレイバック制御部22は、図5の(b)に図示に図示するように、作業台5が位置Qから移動経路X上のP位置またはR位置に向かって移動する復帰経路Z1またはZ2を算出する。ここでP位置はQ位置から直近する移動経路Xに復帰させるための移動経路X上の位置である。R位置はQ位置から中間登録位置Bに向いながら移動経路Xに復帰させるための移動経路X上の位置である。移動経路X上のP位置またはR位置に復帰した後からは、作業台5は中間登録位置Bに向かって移動し、移動経路Xに沿ってプレイバック制御の終了登録位置Cまで移動する。
【0043】
この実施形態の場合は、プレイバック制御を再開させるとQ位置から移動経路X上のP位置またはR位置に復帰させる復帰経路Z1またはZ2によって移動経路X上に復帰させ、中間登録位置Bを経過して終了登録位置Cまで移動させるようにしている。ここでQ位置は終了登録位置Cに近接した位置で、プレイバック制御を一旦中止し、手動操作して作業台を終了登録位置Cに近接したQ位置にまで移動させているにもかかわらず、プレイバック制御を再開させるとわざわざ遠回りに作業台5を移動させ、時間をかけて作業台5を終了登録位置Cまで移動させるようにしている。そこで、Q位置から終了登録位置Cに向かう近回り経路で作業台5を移動させる場合について図2および図5(a)に図示し以下に説明する。
【0044】
図2に図示する本発明に係る高所作業車の制御装置は、図1に図示したものと制御手段15に操作判別部24が追加されたことと、制御手段15のブレイバック制御部22における移動経路算出および算出された移動経路に沿って作業台5を移動させるために出力される制御信号が相違している以外は同じである。したがって相違している点について説明しこの場合の実施形態を説明する。
【0045】
操作判別部24は、前記制御手段15に備えられ、プレイバック操作手段19と操作手段14からの信号を受けプレイバック制御を一旦中止してから再開させる間(プレイバック制御を中止している間)に前記操作手段14を操縦操作して作業台5を移動させたかどうかを判別し、プレイバック制御部22に判別結果を出力する。前記プレイバック制御部22は、プレイバック制御を中止している間に前記操作手段14を操縦操作して作業台5を移動させたとする操作判別部24からの判別結果を受けた時に、移動経路X上の未経過の登録位置の内最も近接した登録位置方向に作業台5を移動させる近回り経路を算出し、近回り経路に沿って作業台5を移動させる第2の制御信号Nを算出し、当該第2の制御信号Nを制御信号として前記第1の制御信号Mに優先して出力するようにしてある。
【0046】
したがって、図5(a)に図示するように、プレイバック制御を中止している間に操作手段14を操縦操作して作業台5をQ位置に移動させ、プレイバック制御を再開させると、操作判別部24がプレイバック制御を中止している間に前記操作手段14を操縦操作して作業台5を移動させたと判別し、判別結果をプレイバック制御部22に出力する。前記プレイバック制御部22は、プレイバック制御を中止している間に前記操作手段14を操作して作業台5を移動させたとする操作判別部24からの判別結果を受けて、移動経路X上の未経過の登録位置の内最も近接した登録位置である終了登録位置C方向に作業台5を移動させる近回り経路Y1またはY2を算出し、近回り経路Y1またはY2に沿って作業台5を移動させる第2の制御信号Nを算出し、当該第2の制御信号Nを制御信号として前記第1の制御信号Mに優先して出力するようにしてある。
【0047】
すなわち、前記プレイバック制御部22は、図5の(a)に図示するように、作業台5が位置Qから移動経路X上のS位置またはT位置に向かって移動する近回り経路Y1またはY2を算出する。ここでS位置はQ位置から直近する移動経路Xに復帰させるための移動経路X上の位置である。T位置はQ位置から終了登録位置Cに向いながら移動経路Xに復帰させるための移動経路X上の位置である。移動経路X上のS位置またはT位置に復帰した後からは、作業台5は終了登録位置Cに向かって移動し、移動経路Xに沿ってプレイバック制御の終了登録位置Cまで移動する。
【0048】
このように、プレイバック制御を一旦中止し、手動操作して作業台を終了登録位置Cに近接したQ位置にまで移動させている場合に、プレイバック制御を再開させるとQ位置から終了登録位置Cに向かう近回り経路で作業台5を移動させることができ、再開後のプレイバック制御で効率よく作業台5を移動させるようにすることができる。
【0049】
なお、上記実施形態では、プレイバック制御を再開させるとQ位置から移動経路X上のP位置またはR位置に復帰させる復帰経路Z1またはZ2によって移動経路X上に復帰させる場合(図5(b)に図示して説明した場合)と、Q位置から移動経路X上のS位置またはT位置に復帰させてから終了登録位置Cに向かう近回り経路Y1またはY2で移動経路X上に復帰させる場合(図5(a)に図示して説明した場合)について説明したが、両方の復帰機能を有しプレイバック制御の再開時に選択して経路を選べるようにしてもよい。
【0050】
この場合の実施形態を図3に図示し以下に説明する。図3に図示する高所作業車の制御装置は、図2に図示し説明したものとプレイバック操作手段19に第2の経路方向選択部19bを備えている点と、プレイバック制御部22に第2の経路方向選択部19bの選択結果によってプレイバック制御の再開を前記復帰経路Z1またはZ2と近回り経路Y1またはY2のいずれかの経路で行うようにした点で相違している。
【0051】
すなわち、Q位置からプレイバック制御を再開させる時に、オペレータはプレイバック操作手段19の第2の経路方向選択部19bで、プレイバック制御の再開を前記復帰経路Z1またはZ2と近回り経路Y1またはY2のいずれの経路で行うか選択する。プレイバック制御部22は、第2の経路方向選択部19bの選択結果によってプレイバック制御の再開を前記復帰経路Z1またはZ2あるいは近回り経路Y1またはY2のいずれかの経路を算出し、前記第1制御信号Mあるいは第2制御信号Nを出力する。そして作業台5は、選択された経路に沿って移動し、終了登録位置Cまで移動するのである。
【0052】
このようにプレイバック制御の再開時に復帰させるための経路を上記復帰経路Z1またはZ2あるいは近回り経路Y1またはY2のいずれかの経路を選択できるようにしたものであるから、再開時に最も適した経路でプレイバック制御を行うことができる。例えば、Q位置から終了登録位置Cに向かって移動させると障害物が有る場合には図5の(b)の復帰経路を選択して復帰させ、障害物がない場合には図5の(a)の近回り経路を選択して復帰させるようにすることが可能になる。
【0053】
更に、上記実施形態では、図4または図5に作業台5を水平移動するような移動経路Xならびに復帰経路Z1またはZ2あるいは近回り経路Y1またはY2を用いて説明したが、三次元空間における移動経路Xならびに復帰経路Z1またはZ2あるいは近回り経路Y1またはY2を算出するようになっていること勿論である。
【0054】
次に、上記実施形態では、登録位置記憶部21にティーチング操作手段18を操作した時の作業台位置を登録位置として記憶させるようにしたが、ティーチング操作を開始すると所定時間間隔で自動的に作業台位置を登録位置として記憶させるようにし、登録位置として記憶する作業台位置を決定するたびにティーチング操作手段18を操作しなくてもよいようにしたものであってもよい。
【0055】
また、上記実施形態では、プレイバック制御の中止をプレイバック操作手段19で行うようにしたが、全ての各駆動部10〜13を停止状態にする緊急停止操作手段を備え、これを操作した時に停止するものであってもよい。
【0056】
更に、上記実施形態では、首振り駆動可能な高所作業車に適用した場合を説明したが、首振りできない高所作業車であっても実施できること勿論のことである。
【0057】
【発明の効果】
請求項1に係る本発明に係る高所作業車の制御装置は、プレイバック制御を中止した際に移動経路上の向かっていた登録位置を記憶保持する保持部を前記制御手段に備え、プレイバック制御部は、プレイバック制御を再開させた時に保持部に記憶した登録位置を基に向かうべき登録位置方向に作業台を移動させる第1の制御信号を算出し、前記制御信号として第1の制御信号を前記各駆動手段に出力するようにしてあるものだから、プレイバック制御を再開させるにあたって向かうべき登録位置方向に作業台を移動することができ、移動する方向が判らないため再開できないと言ったことをなくすることができる。
【0058】
請求項2に係る本発明に係る高所作業車の制御装置は、請求項1記載の高所作業車の制御装置において、プレイバック操作手段にプレイバック制御を中止した後プレイバック制御を再開させる際に順路または逆路のいずれの移動経路方向に沿って作業台を移動させるか選択する第1の経路方向選択部を備えており、前記プレイバック制御部は、第1の経路方向選択部で順路が選択された場合には向かっていた登録位置方向に作業台を移動させる制御信号を出力し、第1の経路方向選択部で逆路が選択された場合には向かっていた登録位置方向とは逆の方向に作業台を移動させる制御信号を出力するようにしてあるものだから、プレイバック制御途中で一旦プレイバック制御を中止した後、プレイバック制御を開始させるにあたって第1の経路方向選択部で選択した方向に作業台を移動させることができる。よって逆路を選択すれば、作業台をプレイバック制御開始位置に戻すことができる。
【0059】
請求項3に係る本発明に係る高所作業車の制御装置は、請求項1記載の高所作業車の制御装置において、プレイバック制御を再開させた時にプレイバック制御を中止している間に前記操作手段を操作して作業台を移動させたかどうかを判別する操作判別部を制御手段に備え、前記プレイバック制御部は、操作判別部がプレイバック制御を中止している間に前記操作手段を操作して作業台を移動させたと判別した時に、移動経路上の内最も近接した登録位置方向に作業台を移動させる近回り経路を算出し、近回り経路に沿って作業台を移動させる第2の制御信号を算出し、当該第2の制御信号を制御信号として前記第1の制御信号に優先して出力するようにしてあるものだから、プレイバック制御を一旦中止し、手動操作して作業台を未経過の登録位置に近接した登録位置にまで移動させている場合に、プレイバック制御を再開させると再開した時の位置から近接した未経過の登録位置に向かう近回り経路で作業台を移動させることができる。、再開後のプレイバック制御でプレイバック制御を中止した位置まで作業台を移動させなくても、近回り経路で目的の登録位置に移動でき効率よく作業台を移動させるようにすることができる。
【0060】
請求項4に係る本発明に係る高所作業車の制御装置は、請求項1記載の高所作業車の制御装置において、プレイバック制御を再開させた時にプレイバック制御を中止している間に前記操作手段を操作して作業台を移動させたかどうかを判別する操作判別部を制御手段に備え、プレイバック制御を再開させた際に中止させた時に向かっていた登録位置に向かう復帰経路あるいは移動経路上の未経過の登録位置の内最も近接した登録位置方向に向かう近回り経路のいずれかの経路を選択する第2の経路方向選択部をプレイバック操作手段に備え、プレイバック制御部は、前記操作判別部がプレイバック制御を中止している間に前記操作手段を操作し作業台を移動したと判別した時に前記近回り経路を移動させる第2の制御信号を算出し、第2の経路方向選択部で復帰経路を選択した時には前記第1の制御信号を制御信号として出力し近回り経路を選択した時には第2の制御信号を制御信号として出力するようにしてあるものだから、プレイバック制御の再開時に復帰させるための最も適した経路を選択して最も適した経路でプレイバック制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高所作業車の制御装置の実施形態を説明する説明図である。
【図2】本発明に係る高所作業車の制御装置の他の実施形態を説明する説明図である。
【図3】本発明に係る高所作業車の制御装置の他の実施形態を説明する説明図である。
【図4】本発明に係る高所作業車の制御装置の登録位置および移動経路を説明する説明図である。
【図5】本発明に係る高所作業車の制御装置の登録位置および移動経路を説明する説明図で(a)はプレイバック制御時の近回り経路を説明する説明図あり、(b)はプレイバック制御時の復帰経路を説明する説明図である。
【図6】本発明に係る高所作業車の制御装置を備えた高所作業車を説明する説明図である。
【符号の説明】
3 ブーム
5 作業台
10 旋回駆動部
11 伸縮駆動部
12 起伏駆動部
13 首振り駆動部
14 操作手段
15 制御手段
16 操作制御部
17 作業台位置検出手段
18 ティーチング操作手段
19 プレイバック操作手段
19a 第1の経路方向選択部
19b 第2の経路方向選択部
20 作業台位置判別部
21 登録位置記憶部
22 プレイバック制御部
23 保持部
24 操作判別部
X 移動経路
M 第1の制御信号
N 第2の制御信号
Z1 復帰経路
Z2 復帰経路
Y1 近回り経路
Y2 近回り経路

Claims (4)

  1. 伸縮、起伏および旋回作動可能なブームと、ブームの先端部に配置された作業台と、ブームを伸縮、起伏および旋回駆動する各駆動手段と、各駆動手段により作業台を目的の位置に移動させるよう操縦操作をする操作手段と、操作手段の操縦操作により移動させた作業台の移動経路を記憶させる時に操作するティーチング操作手段と、記憶させた移動経路に沿って作業台を移動させる時に操作するプレイバック操作手段と、作業台の位置を検出する作業台位置検出手段と、制御手段とを備え、当該制御手段は、操作手段の操縦操作信号に基づいて作業台を移動させるよう各駆動手段に制御信号を出力する操作制御部と、作業台位置検出手段の検出情報を基に作業台の位置を判別する作業台位置判別部と、ティーチング操作時に作業台位置判別部の情報を得て作業台の位置を登録位置として記憶する登録位置記憶部と、プレイバック操作時に登録位置記憶部に記憶させた登録位置を基に移動経路を算出するとともに算出した移動経路に沿って作業台を移動させるよう前記各駆動手段に制御信号を出力するプレイバック制御部とを備えた高所作業車の制御装置において、
    前記制御手段は、プレイバック制御を中止した際に移動経路上の向かっていた登録位置を記憶保持する保持部を備え、前記プレイバック制御部は、プレイバック制御を再開させた時に保持部に記憶した登録位置を基に向かうべき登録位置方向に作業台を移動させる第1の制御信号を算出し、前記制御信号として第1の制御信号を前記各駆動手段に出力するようにしてあることを特徴とする高所作業車の制御装置。
  2. 請求項1記載の高所作業車の制御装置において、前記プレイバック操作手段にプレイバック制御を中止した後プレイバック制御を再開させる際に順路または逆路のいずれの移動経路方向に沿って作業台を移動させるか選択する第1の経路方向選択部を備えており、前記プレイバック制御部は、第1の経路方向選択部で順路が選択された場合には向かっていた登録位置方向に作業台を移動させる制御信号を出力し、第1の経路方向選択部で逆路が選択された場合には向かっていた登録位置方向とは逆の方向に作業台を移動させる制御信号を出力するようにしてあることを特徴とする高所作業車の制御装置。
  3. 請求項1記載の高所作業車の制御装置において、プレイバック制御を中止している間に前記操作手段を操縦操作して作業台を移動させたかどうかを判別する操作判別部を前記制御手段に備え、前記プレイバック制御部は、操作判別部がプレイバック制御を中止している間に前記操作手段を操作して作業台を移動させたと判別した時に、移動経路上の未経過の登録位置の内最も近接した登録位置方向に作業台を移動させる近回り経路を算出し、近回り経路に沿って作業台を移動させる第2の制御信号を算出し、当該第2の制御信号を制御信号として前記第1の制御信号に優先して出力するようにしてあることを特徴とする高所作業車の制御装置。
  4. 請求項1記載の高所作業車の制御装置において、プレイバック制御を中止している間に前記操作手段を操縦操作して作業台を移動させたかどうかを判別する操作判別部を前記制御手段に備え、プレイバック制御を中止させた時に向かっていた登録位置に向かう復帰経路あるいは移動経路上の未経過の登録位置の内最も近接した登録位置方向に向かう近回り経路のいずれかの経路を選択する第2の経路方向選択部を前記プレイバック操作手段に備え、プレイバック制御部は、前記操作判別部がプレイバック制御を中止している間に前記操作手段を操作し作業台を移動したと判別した時に前記近回り経路を移動させる第2の制御信号を算出し、制御信号として第2の経路方向選択部で復帰経路を選択した時には前記第1の制御信号を出力し近回り経路を選択した時には第2の制御信号を出力するようにしてあることを特徴とする高所作業車の制御装置。
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