JP2019119599A - 作業機械の動作制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】オペレータが操作する感覚と実際の作業部の動作を一致させることで、作業部の操作性を向上させることのできる作業機械の動作制御装置を提供する。【解決手段】クレーン装置20の動作を緩停止させる際に、操作入力部51の操縦レバーに対する操作入力を中止したときにおける伸縮ブーム21の先端部の位置を記憶し、クレーン装置20が停止した後に、記憶した位置に伸縮ブーム21の先端部を移動させる。これにより、クレーン装置20が緩停止によって停止する場合であっても、クレーン装置20の伸縮ブーム21の先端部の停止する位置を、操作入力部51に対してオペレータが操作入力を中止したときにおける伸縮ブーム21の先端部の位置に一致させることが可能となるので、クレーン装置20の操作性を向上させることが可能となる。【選択図】図3

Description

本発明は、例えば、クレーン装置の旋回動作やウインチの巻き上げ動作等の作業部の動作を停止させる際に、動作速度を徐々に低下させて停止する、所謂緩停止を行う作業機械の動作制御装置に関するものである。
従来、この種の作業機械としては、アクチュエータによって駆動する作業部と、作業部の動作に関する操作を入力する操作入力部と、を備え、操作入力部に対する操作入力に応じて駆動している作業部が、操作入力部に対する作業部を駆動させる操作入力が解除されると、動作速度を徐々に低下させて動作を停止する、所謂緩停止を行うものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−302183号公報
前記作業機械では、オペレータが操作入力部に対する作業部を駆動させる操作入力を中止した後に、動作速度を徐々に低下させて動作を停止する。即ち、前記作業機械では、オペレータが操作入力部に対する操作入力を中止した後、作業部がしばらくの間動作を継続した後に停止する。このため、前記作業機械では、オペレータが作業部の動作を停止させたい位置で操作入力部に対する操作入力を中止したとしても、操作入力を中止したタイミングで作業部の動作が停止することはなく、オペレータが操作する感覚と実際の作業部の動作が一致せず、作業部の操作性が低下するおそれがある。
本発明の目的とするところは、オペレータが操作する感覚と実際の作業部の動作を一致させることで、作業部の操作性を向上させることのできる作業機械の動作制御装置を提供することにある。
本発明は、前記目的を達成するために、アクチュエータによって駆動する作業部と、作業部の動作に関する操作を入力する操作入力部と、を備え、操作入力部に対して、作業部を駆動させる操作入力が中止され、または駆動している作業部を停止させる操作入力がなされると、操作入力部に対する操作入力に応じて駆動している作業部が、動作速度を徐々に低下させて動作を停止する作業機械の動作制御装置であって、作業部の所定部分の位置を取得する位置取得手段と、位置取得手段によって取得された、操作入力部に対する作業部を駆動させる操作入力が中止され、または駆動している作業部を停止させる操作入力がなされたときにおける作業部の所定部分の位置を記憶する位置記憶手段と、作業部が動作を停止した後、位置記憶手段によって記憶された位置に作業部の所定部分を移動させる停止位置修正動作を行う停止位置修正手段と、を備えている。
これにより、作業部の動作を停止した後、操作入力部に対する作業部を駆動させる操作入力の中止時における作業部の所定部分の位置、または駆動している作業部を停止させる操作入力時における作業部の所定部分の位置に、作業部の所定部分が停止することから、作業部が動作速度を徐々に低下させて停止する場合であっても、作業部の所定部分の停止する位置が操作入力部に対するオペレータの操作入力に一致する。
本発明によれば、作業部が緩停止によって停止する場合であっても、作業部の所定部分の停止する位置を、操作入力部に対するオペレータの操作入力に一致させることが可能となるので、作業部の操作性を向上させることが可能となる。
本発明の一実施形態を示す移動式クレーンの側面図である。 制御系を示すブロック図である。 緩起動及び緩停止の動作を説明するための平面図である。 停止動作制御処理を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態を示す移動式クレーンの側面図である。 制御系を示すブロック図である。 緩起動及び緩停止の動作を説明するための平面図である。
図1乃至図4は、本発明の一実施形態を示すものである。
本発明の動作制御装置を備えた作業機械としての移動式クレーン1は、図1に示すように、一般の道路や作業エリア内を走行するための車体10と、クレーン作業を行うための作業部としてのクレーン装置20と、車体10の走行及びクレーン装置20によるクレーン作業の操作を行うためのキャブ30と、を備えている。クレーン装置20及びキャブ30は、車体10に対して水平方向に旋回可能な旋回台40に支持され、旋回台40の幅方向一方にクレーン装置20が配置され、幅方向他方にキャブ30が配置されている。
車体10は、前側及び後側の幅方向両側に設けられた車輪11と、前側の車輪11の前方及び後側の車輪11の後方に設けられたアウトリガ12と、を備えている。車体10は、エンジンの駆動力によって走行する。
クレーン装置20は、車体10に対して起伏自在に設けられると共に伸縮自在な伸縮ブーム21と、伸縮ブーム21に沿って延びると共に伸縮ブーム21の先端部から垂下されるワイヤロープ22と、ワイヤロープ22の巻き取り及び繰り出しを行うウインチ23と、伸縮ブーム21の先端部から垂下されたワイヤロープ22に係止されるフックブロック24と、を有している。
伸縮ブーム21は、筒状に形成された複数のブーム部材からなり、テレスコピック式の伸縮機構を有している。伸縮ブーム21は、油圧式の図示しない伸縮シリンダによって伸縮動作を行う。また、伸縮ブーム21は、基端部が旋回台40に上下方向に揺動自在に連結されている。伸縮ブーム21の伸長方向の略中央部と旋回台40との間には、油圧式の起伏シリンダ21aが連結されており、起伏シリンダ21aの伸縮動作によって伸縮ブーム21が起伏動作を行う。
ウインチ23は、旋回台40における伸縮ブーム21の基端部に隣接する位置に設けられ、油圧式の図示しないウインチモータによってワイヤロープ22の巻き取り動作及び繰り出し動作を行う。
旋回台40は、ボールベアリング式またはローラベアリング式の旋回サークルを介して車体10に対して旋回自在に設けられ、油圧式の図示しない旋回モータによって旋回する。
ここで、クレーン装置20を駆動させるための伸縮シリンダ、起伏シリンダ21a、ウインチモータ、旋回モータ等のアクチュエータは、エンジンの動力によって駆動する図示しない油圧ポンプから吐出される作動油によって駆動する。
また、移動式クレーン1は、車体10の走行やクレーン装置20の動作を制御するためのコントローラ50を備えている。
コントローラ50は、CPU、ROM、RAM等を有している。コントローラ50は、入力側に接続された装置から入力信号を受信すると、CPUが、入力信号に基づいてROMに記憶されたプログラムを読み出すとともに、入力信号によって検出された状態をRAMに記憶したり、出力側に接続された装置に出力信号を送信したりする。
コントローラ50の入力側には、図2に示すように、オペレータがクレーン装置20の動作に関する操作入力を行うための操縦レバーを含む操作入力部51と、クレーン装置20の姿勢を検出するための位置取得手段としての姿勢検出部52と、が接続されている。
コントローラ50の出力側には、図2に示すように、各アクチュエータに供給する作動油の流量及び流通方向を制御するコントロールバルブユニット53が接続されている。
操作入力部51の操縦レバーは、中立位置から前方及び後方に傾倒操作が可能なものであり、オペレータによる操作入力がない状態で中立位置が保持される。操縦レバーは、オペレータによる操作入力が行われると、対応するコントロールバルブユニット53のスプールが操作され、オペレータによる操作入力が中止されると、対応するコントロールバルブユニット53のスプールの操作が解除される。
姿勢検出部52は、旋回台40の旋回角度、伸縮ブーム21の伸縮長さ及び起伏角度、ウインチ23によるワイヤロープ22の繰り出し長さをそれぞれ検出し、クレーン装置20の現在の姿勢を検出するものである。
ここで、コントローラ50は、図2に示すように、緩起動・緩停止処理部50a、操作判別部50b、位置記憶手段としての位置記憶部50c、修正量算出部50d及び切替器50eを有している。
緩起動・緩停止処理部50aには、操作入力部51から出力されたクレーン装置20の動作に関する信号が入力される。緩起動・緩停止処理部50aは、操作入力部51の操縦レバーから入力された信号に基づいて、クレーン装置20の緩起動及び緩停止を実行するためにコントロールバルブユニット53のスプールの操作量を算出し、算出したスプールの操作量に関する信号を操作判別部50b及び切替器50eに向けて出力する。
操作判別部50bには、操作入力部51から出力されたクレーン装置20の操作に関する信号及び緩起動・緩停止処理部50aから出力されたコントロールバルブユニット53の各スプールの操作量に関する信号が入力される。操作判別部50bは、操作入力部51の操縦レバーが操作されない状態である非操作状態となったタイミングでトリガ信号を位置記憶部50cに向けて出力する。また、操作判別部50bは、緩起動・緩停止処理部50aから出力された信号を入力した後の所定時間、操縦レバーが非操作状態である場合に非操作信号を切替器50eに向けて出力する。
位置記憶部50cには、操作判別部50bから出力されたトリガ信号及び姿勢検出部52から出力されたクレーン装置20の姿勢に関する信号が入力される。位置記憶部50cは、操作判別部50bから出力されたトリガ信号が入力されたときにおける姿勢検出部52からのクレーン装置20の姿勢に関する信号を受信してクレーン装置20の姿勢に関する情報を記憶し、記憶したクレーン装置20の姿勢に関する情報に対応する信号を修正量算出部50dに向けて出力する。
修正量算出部50dには、姿勢検出部52から出力されたクレーン装置20の姿勢に関する信号及び位置記憶部50cから出力された記憶したクレーン装置20の姿勢に関する信号が入力される。修正量算出部50dは、クレーン装置20の姿勢を、位置記憶部50cに記憶した姿勢とするために必要なコントロールバルブユニット53の各スプールの操作量を算出し、算出した操作量に関する信号を切替器50eに向けて出力する。
切替器50eには、緩起動・緩停止処理部50aから出力された信号、操作判別部50bから出力された信号及び修正量算出部50dから出力された信号が入力される。切替器50eは、緩起動・緩停止処理部50aから入力されたスプールの操作量に関する信号をコントロールバルブユニット53に向けて出力する。また、切替器50eは、操作判別部50bからの非操作信号が入力された場合に、修正量算出部50dから受信したスプールの操作量に関する信号をコントロールバルブユニット53に向けて出力する。
以上のように構成された移動式クレーン1において、クレーン作業を行う場合には、まず、移動前の荷物の設置位置、移動後の荷物の設置位置及び荷物を持ち上げる高さに応じた場所において、アウトリガ12によって車体10を支持するとともに、伸縮ブーム21の伸縮長さ及び起伏角度を設定する。その後、クレーン装置20は、ウインチ23によるワイヤロープ22の繰り出し動作及び巻き取り動作、旋回台40の旋回動作、を繰り返すことでフックブロック24に係止した荷物を目的の位置に移動させるクレーン作業を行う。
ここで、クレーン装置20は、停止している状態のウインチ23や旋回台40の動作を開始する場合に、停止している状態から所定の動作速度まで徐々に動作速度を向上させる、所謂緩起動を行う。また、クレーン装置20は、動作中のウインチや旋回台40を停止させる場合に、動作が停止するまで徐々に動作速度を低下させる、所謂緩停止を行う。例えば、旋回台40の旋回動作において、オペレータが操縦レバーの入力を開始すると、伸縮ブーム21の先端部は、図3に示すように、停止位置であるA点から徐々に動作速度を向上させて、B点で動作速度が一定となる。また、一定の速度で移動する伸縮ブーム21の先端部は、C点においてオペレータが操縦レバーの操作入力を中止すると、C点から徐々に動作速度を低下させてD点に停止する。
このように、旋回しているクレーン装置20の動作を緩停止によって停止させる場合には、オペレータが操縦レバーに対する操作入力を中止したときの伸縮ブーム21の先端部の位置と、実際に停止する伸縮ブーム21の先端部の位置と、が互いに異なる位置となる。
そこで、コントローラ50は、緩停止とともに、緩停止後の伸縮ブーム21の先端部(作業部の所定部分)を、オペレータによる操作入力部51の操縦レバーの操作入力を中止したときの伸縮ブーム21の先端部の位置(図3におけるC点)まで移動させる停止位置修正動作を行うための停止動作制御処理を行う。このときの、コントローラ50のCPUの動作を、図4のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1)
ステップS1においてCPUは、クレーン装置20が動作中であるか否かを判定する。クレーン装置20が動作中であると判定した場合にはステップS2に処理を移し、クレーン装置20が動作中であると判定しなかった場合には停止動作制御処理を終了する。
(ステップS2)
ステップS1においてクレーン装置20が動作中であると判定した場合に、ステップS2においてCPUは、操作入力部51の操縦レバーの操作入力が中止されたか否かを判定する。操作入力部51の操縦レバーの操作入力が中止されたと判定した場合にはステップS3に処理を移し、操作入力部51の操縦レバーの操作入力が中止されたと判定しなかった場合にはステップS2の処理を繰り返す。
(ステップS3)
ステップS2において操作入力部51の操縦レバーの操作入力が中止されたと判定した場合に、ステップS3においてCPUは、操作入力部51の操縦レバーの操作入力が中止されたと判定したときにおける姿勢検出部52によって検出されたクレーン装置20の姿勢を記憶する。
(ステップS4)
ステップS4においてCPUは、緩起動・緩停止処理部50aで算出されたコントロールバルブユニット53のスプールの操作量に関する信号に基づいて緩停止を実行する。
(ステップS5)
ステップS5においてCPUは、緩停止の実行後、操作判別部50bから切替器50eに対して非操作信号が所定時間継続して出力されたか否か、即ち、緩停止後に操作入力部51の操縦レバーの操作入力が中止された状態が所定時間継続したか否かを判定する。緩停止後に操作入力部51の操縦レバーの操作入力が中止された状態が所定時間継続したと判定した場合にはステップS6に処理を移し、緩停止後に操作入力部51の操縦レバーの操作入力が中止された状態が所定時間継続したと判定しなかった場合には停止動作制御処理を終了する。
ここで、緩停止後に操作入力部51の操縦レバーの操作入力が中止された状態が所定時間継続したと判定しない場合とは、所定時間経過前に他の動作を行うための操作入力が行われたことを意味し、CPUは、停止位置修正動作の実行を規制する(修正動作規制手段)。
(ステップS6)
ステップS5において緩停止後に操作入力部51の操縦レバーの操作入力が中止された状態が所定時間継続したと判定した場合に、ステップS6においてCPUは、クレーン装置20の姿勢を、修正量算出部50dで算出したコントロールバルブユニット53の各スプールの操作量に基づいて停止位置修正動作を行って(停止位置修正手段)、停止動作制御処理を終了する。
このように、本実施形態の動作制御装置によれば、クレーン装置20の動作を緩停止させる際に、操作入力部51の操縦レバーに対する操作入力を中止したときにおける伸縮ブーム21の先端部の位置を記憶し、クレーン装置20が停止した後に、記憶した位置に伸縮ブーム21の先端部を移動させる。
これにより、クレーン装置20が緩停止によって停止する場合であっても、クレーン装置20の伸縮ブーム21の先端部の停止する位置を、操作入力部51に対してオペレータが操作入力を中止したときにおける伸縮ブーム21の先端部の位置に一致させることが可能となるので、クレーン装置20の操作性を向上させることが可能となる。
また、クレーン装置20が緩停止した後の所定時間経過前に操作入力部51に対して操作入力がなされた場合に停止位置修正動作の実行を規制する。
これにより、クレーン装置20の複数の動作を連続して行う場合には、停止位置修正動作が実行されることはないので、作業効率の低下を抑制することが可能となる。
図5乃至図7は、本発明の他の実施形態を示すものである。
本実施形態の移動式クレーン1は、図5に示すように、伸縮ブーム21の先端部に設けられ、下方を撮像するための撮像手段としてのカメラ25を有している。
カメラ25は、図6に示すように、コントローラ50の入力側に接続されており、位置記憶部50c及び修正量算出部50dに向けて信号を出力する。
以上のように構成された移動式クレーン1の旋回台40の旋回動作において、前記実施形態の図3に示すように、オペレータが操縦レバーの入力を開始すると、伸縮ブーム21の先端部は、停止位置であるA点から徐々に動作速度を向上させて、B点で動作速度が一定となる。また、一定の速度で移動する伸縮ブーム21の先端部は、C点においてオペレータが操縦レバーの操作入力を中止すると、C点から徐々に動作速度を低下させてD点に停止する。
このとき、荷物Sを吊り下げたフックブロック24は、図7に示すように、オペレータが操作入力部51の操縦レバーの操作入力を中止したときに(図7におけるC点)、フックブロック24及び荷物Sは伸縮ブーム21の先端部の下方に位置しておらず、旋回方向の反対側且つ作業半径の径方向外側(図7におけるE点)に位置することが考えられる。
このため、コントローラ50の位置記憶部50cでは、姿勢検出部52に基づいて算出される伸縮ブーム21の先端部の水平方向の位置と、カメラ25で撮像することで取得される伸縮ブーム21の先端部に対するフックブロック24の位置と、に基づいて、作業部の所定部分としてのフックブロック24の位置(図7におけるE点)を算出する。また、コントローラ50の修正量算出部50dでは、位置記憶部50cにおいて取得されたフックブロック24の水平方向の位置(図7におけるE点)の上方に伸縮ブーム21の先端部を位置させるためのクレーン装置20の操作量を算出する。
クレーン装置20は、オペレータが操作入力部51の操縦レバーの操作入力を中止して旋回動作を緩停止した後、オペレータが操縦レバーの操作入力を中止したときのフックブロック24の水平方向の位置の上方に伸縮ブーム21の先端部が位置するように停止位置修正動作を行う。その結果、伸縮ブーム21の先端部から垂下されるフックブロック24は、オペレータが操作入力部51の操縦レバーの操作入力を中止した時点におけるフックブロック24の位置に停止した状態となる。
このように、本実施形態によれば、クレーン装置20の動作を緩停止させる際に、操作入力部51の操縦レバーに対する操作入力を中止したときにおけるフックブロック24の位置を記憶し、クレーン装置20が緩停止で停止した後に、記憶した位置にフックブロック24を移動させる。
これにより、クレーン装置20が緩停止によって停止する場合であっても、クレーン装置20のフックブロック24の停止する位置を、操作入力部51に対してオペレータが操作入力を中止したときにおける伸縮ブーム21の先端部の位置に一致させることが可能となるので、クレーン装置20の操作性を向上させることが可能となる。
また、クレーン装置20が緩停止で停止した後に、フックブロック24を、操作入力部51の操縦レバーに対する操作入力を中止したときにおけるフックブロック24の位置に移動させることができるので、オペレータの操作入力部51の操縦レバーの操作した感覚に近づけることが可能となる。
また、伸縮ブーム21の先端部に設けられたカメラ25によって上方からフックブロック24を撮像することで、伸縮ブーム21の先端部に対するフックブロック24の水平方向の位置を取得している。
これにより、クレーン装置20の姿勢検出部52の検出結果と、カメラ25によって撮像されたフックブロック24の伸縮ブーム21の先端部に対する位置と、から正確にフックブロック24の位置を取得することが可能となる。
尚、前記実施形態では、作業機械の一例として、作業部としてのクレーン装置20を有する移動式クレーン1を示したが、これに限られるものではない。本発明が適用可能な作業機械としては、作業部が緩停止を行うものであればよく、例えば、作業部として高所作業装置を備えた高所作業車や、作業装置として掘削装置を備えた掘削機であってもよい。
また、前記実施形態では、操作入力部51の操縦レバーの傾倒操作を中止したときに動作を停止するようにしたものを示したが、これに限られるものではない。クレーン装置等の作業部を停止させる操作入力であれば、例えば、作業部を停止させるための押しボタンスイッチやブレーキペダルの操作入力に対して動作を停止するものであってもよい。
また、前記他の実施形態では、操作入力を中止したときのフックブロック24の位置を記憶して、記憶したフックブロック24の位置にフックブロック24を移動させる停止位置修正動作を行うようにしたものを示している。その他の停止位置修正動作としては、フックブロック24の代りにフックブロック24に吊り下げられた荷物Sの位置を記憶し、記憶した荷物Sの位置に荷物Sを移動させるようにすることも可能である。
1…移動式クレーン、20…クレーン装置、21…伸縮ブーム、24…フックブロック、25…カメラ、50…コントローラ、51…操作入力部、52…姿勢検出部、53…コントロールバルブユニット。

Claims (4)

  1. アクチュエータによって駆動する作業部と、作業部の動作に関する操作を入力する操作入力部と、を備え、操作入力部に対して、作業部を駆動させる操作入力が中止され、または駆動している作業部を停止させる操作入力がなされると、操作入力部に対する操作入力に応じて駆動している作業部が、動作速度を徐々に低下させて動作を停止する作業機械の動作制御装置であって、
    作業部の所定部分の位置を取得する位置取得手段と、
    位置取得手段によって取得された、操作入力部に対する作業部を駆動させる操作入力が中止され、または駆動している作業部を停止させる操作入力がなされたときにおける作業部の所定部分の位置を記憶する位置記憶手段と、
    作業部が動作を停止した後、位置記憶手段によって記憶された位置に作業部の所定部分を移動させる停止位置修正動作を行う停止位置修正手段と、を備えた
    作業機械の動作制御装置。
  2. 作業部が動作を停止した後の所定時間経過前に操作入力部に対して操作入力がなされた場合に、停止位置修正手段による停止位置修正動作を規制する修正動作規制手段を備えた
    請求項1に記載の作業機械の動作制御装置。
  3. 作業部は、ブームを有するクレーン装置であり、
    所定部分は、クレーン装置のブームの先端部から垂下されるフックブロックである
    請求項1または2に記載の作業機械の動作制御装置。
  4. 位置取得手段は、ブームの先端部から垂下されたフックブロックを上方から撮像する撮像手段を有し、撮像手段によってフックブロックを撮像することで、ブームの先端部に対するフックブロックの水平方向の位置を取得する
    請求項3に記載の作業機械の動作制御装置。
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