JP3226637U - 遠隔作業支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】移動式クレーンの作業において、作業死角を少なくする遠隔作業支援システムを提供する。
【解決手段】少なくとも状態検出器74と、表示手段210と、フックとを有する移動式クレーンの遠隔作業支援システムであって、当該遠隔作業支援システムは、制御手段70と、複数の撮影手段202と、複数の撮影手段との間で撮影情報を送受信可能な送受信手段72と、を有し、制御手段は、状態検出器に基づく移動式クレーンの作業姿勢に応じて、表示手段に表示させる撮影情報を決定する。
【選択図】図2

Description

本考案は、移動式クレーンの遠隔作業支援システムに関する。
従来より、移動式クレーンによる壁越し作業などにおいて、クレーン本体側に設置された吊荷監視カメラ映像を作業者に知らせる技術が知られている。しかしながら、上記の吊荷監視カメラ映像では、吊荷と荷物の距離がわからないという問題点があった。
近年、身体に取り付けて持ち歩くことが可能であるウェアラブル端末が注目されている。移動式クレーンを用いた作業分野においても、遠隔作業支援用途等においてウェアラブル端末が利用可能であることから、特に注目が集まっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2017−75001号公報
しかしながら、公知のウェアラブル端末を用いたクレーン作業においても、対象物間の距離がわからない、及び、撮影している範囲外の状況はわからない、等の問題は依然として解決できない。
本考案は、上記の点に鑑み提案されたものであり、その目的として、一つの側面では、移動式クレーンの作業において、作業死角を少なくする遠隔作業支援システムを提供することにある。
本考案の実施形態に係る遠隔作業支援システムは、
少なくとも状態検出器と、表示手段と、フックとを有する移動式クレーンの遠隔作業支援システムであって、当該遠隔作業支援システムは、
制御手段と、
複数の撮影手段と、
前記複数の撮影手段との間で撮影情報を送受信可能な送受信手段と、
を有し、
前記制御手段は、前記状態検出器に基づく前記移動式クレーンの作業姿勢に応じて、前記表示手段に表示させる前記撮影情報を決定するよう構成されている。
本考案の実施形態によれば、一つの側面では、移動式クレーンの作業において、作業死角を少なくする遠隔作業支援システムを提供することができる。
本考案の遠隔作業支援システムを備える移動式クレーンとしてのラフテレーンクレーン1の全体構成例の概略図である。 本考案の遠隔作業支援システムを備える移動式クレーンの制御系のブロック図の一例である。 本考案の遠隔作業支援システムを用いた遠隔作業支援のフローの一例を示す図である。 本考案の遠隔作業支援システムを用いた遠隔作業支援の現場の概略を説明するための図である。 本考案の遠隔作業支援システムを用いた遠隔作業支援における、モニタ画像の一例を説明するための図である。
以下、本考案の実施の形態について図面を参照して説明する。ただし、以下の実施の形態に記載されている構成要素は例示であり、本考案の技術範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(移動式クレーンの構成例)
図1に、本考案の遠隔作業支援システム100を備える移動式クレーンとしてのラフテレーンクレーン1の全体構成例の概略図を示す。以下の実施例では、ラフテレーンクレーン1を例にして説明するが、これに限定されるものではなく、オールテレーンクレーンなどの移動式クレーンに広く本考案を適用できる。
本実施例のラフテレーンクレーン1は、図1に示すように、走行機能を有する車両の本体部分となる車体10と、車体10の四隅に設けられたアウトリガ11,・・・と、車体10に水平旋回可能に取り付けられた旋回台12と、旋回台12に立設されたブラケット13に取り付けられたブーム14と、を備えている。
アウトリガ11は、スライドシリンダを伸縮させることによって、車体10から幅方向外側にスライド張出/スライド格納可能であるとともに、ジャッキシリンダを伸縮させることによって車体10から上下方向にジャッキ張出/ジャッキ格納可能である。
旋回台12は、旋回用モータの動力を伝達されるピニオンギヤを有しており、このピニオンギヤが車体10に設けた円形状のギヤに噛み合うことで旋回軸を中心に回動する。旋回台12は、前方右側に配置された操縦席18と、後方中央に配置されたブラケット13と、後方下部に配置されたカウンタウエイト19と、を有している。
操縦席18には、クレーン1の作動全般を制御する制御手段70及び制御手段70による制御信号に基づいて、各撮影手段が撮影した画像(又は動画)を表示する表示手段210が設けられている。
ブーム14は、基端ブーム141と中間ブーム142と先端ブーム143とによって入れ子式に構成されており、内部に配置された伸縮シリンダによって伸縮できるようになっている。先端ブーム143の最先端のブームヘッド144にはシーブが配置され、シーブにワイヤロープ16が掛け回されてフックブロック17が吊下げられている。
最も外側の基端ブーム141は、付け根部がブラケット13に水平に設置された支持軸に回動自在に取り付けられており、支持軸を回転中心として上下に起伏できるようになっている。さらに、ブラケット13と基端ブーム141の下面との間には、起伏シリンダ15が架け渡されており、起伏シリンダ15を伸縮することでブーム14全体を起伏することができる。
より具体的には、クレーン1は、アクチュエータとして、ジャッキシリンダ、スライドシリンダ、旋回モータ、起伏シリンダ、伸縮シリンダ、メインウインチモータ及びサブウインチモータを備えている。これらのアクチュエータは、制御手段70によって制御されることで、クレーン1が作動する。
制御手段70は、バス、演算装置、記憶装置などのコンピュータを有する。制御手段70は、旋回レバー、起伏レバー、伸縮レバー、メインウインチレバーなどからの操作信号を受信して各バルブの移動方向及び移動量を演算し、コントロールバルブに信号を送信することによってアクチュエータを制御する。
また、最も内側の先端ブーム143のブームヘッド144の近傍には、クレーン1の操縦席18から見えない箇所で作業を行う場合、例えば付近に障害物がある場合や、物と物との間に吊荷を降ろしていく場合等に、安全性、効率性を高める目的で、通常、撮影手段208(図4参照)が取り付けられる。
さらに、本実施例のラフテレーンクレーン1では、基端ブーム141の側面に、ジブ30及びテンションロッド20、20が横抱姿勢にて格納されている。ジブ30及びテンションロッド20、20は、複数のピン(不図示)とサイドアップシリンダ31とを用いて、装着/格納される。
(制御系の構成例)
次に、図2を参照して、本考案の遠隔作業支援システムの制御系について説明する。図2に、本考案の遠隔作業支援システムを備える移動式クレーンの制御系のブロック図の一例を示す。
本考案の遠隔作業支援システム100は、クレーン1の作動を制御する制御手段70を有する。
制御手段70には、クレーン1の状態を検出する状態検出装置74が接続されて、各検出装置の出力信号に基づいて、操縦席18の表示手段210及び/又は操縦席18にいる作業者O1(図4参照)が装着しているウェアラブル端末212に、表示内容についての制御信号を送信する。表示内容の詳細については後述する。また、状態検出装置74としては、例えば、ブーム長さ検出器、起伏角度検出器、旋回角度検出器、起伏支持力検出器、荷重検出器に加え、トップジブ固定ピン検出装置、ジブセット格納ピン検出装置、テンションロッド固定ピン検出装置などの近接スイッチ又はリミットスイッチが挙げられる。
また、制御手段70には、吊荷の位置を検出する吊荷位置検出装置76が接続されていて、吊荷位置検出装置76の出力信号に基づいて、操縦席18の表示手段210及び/又は操縦席18にいる作業者O1(図4参照)が装着しているウェアラブル端末212に、表示内容についての制御信号を送信する。吊荷位置検出装置76としては、例えば、クレーン1のブームヘッド144の近傍に取り付けられる撮影手段208等が挙げられる。
さらに、制御手段70には、クレーン1の外部の端末、例えば現場の作業者P1のウェアラブル端末202(図4参照)の送受信手段202aと通信するための送受信手段72が接続されている。ウェアラブル端末202には、通常、送受信手段202aに加え、ウェアラブル端末202の作動を制御するための端末制御手段202bと、撮影手段202cとを有する。
(遠隔作業支援方法)
次に、図3を参照して、本考案の遠隔作業支援システムを用いた遠隔作業支援方法について説明する。図3に、本考案の遠隔作業支援システムを用いた遠隔作業支援のフローの一例を示す。
先ず、制御手段70は、状態検出装置74及び吊荷位置検出装置76からの検出信号を受信して、作業開始状態を検出する(ステップS1)。また、制御手段70は、例えば、撮影手段、例えば現場にいる作業者P1のウェアラブル端末202及び/又は現場に備えつけている据付カメラ206(図4参照)等から撮影情報(例えば画像情報、動画情報、位置情報等)を取得する(ステップS2)。本実施例では、撮影手段として、据付カメラやウェアラブル端末に搭載されたカメラを例として説明するが、この点において限定されず、例えば、所定の軌道に沿って移動する巡回監視システム、ドローンやロボット等に搭載される撮影システム等であっても良い。
次に、制御手段70は、状態検出装置74及び吊荷位置検出装置76からの検出信号に基づき、クレーン1の作業姿勢が変更されたかどうかを判定する(ステップS3)。クレーン1の作業姿勢が変更された場合(Yes)、その作業姿勢及び撮影手段(ウェアラブル端末202、据付カメラ206等)の情報に基づき、操縦席18の表示手段210に表示する撮影情報を抽出する(ステップS4)。この際、操縦席18の作業者O1がウェアラブル端末212を身に着けている場合、そのウェアラブル端末212に表示する撮影情報も抽出しても良い。
そして、抽出された撮影情報を、表示手段210(及びウェアラブル端末212)に送信すると共に撮影情報を表示させることで、遠隔作業支援を終了する(ステップS5)。
なお、抽出する撮影情報は、クレーンの状態検出情報、及び、撮影手段202、204、206の位置情報等を利用して、吊荷に最も近い撮影手段からの撮影情報であっても良いし、また、障害物等が存在する場合には、吊荷が撮影されている撮影手段のうち、吊荷に最も近い撮影手段からの撮影情報であっても良いし、その他、クレーンの状態検出情報(例えば作業姿勢)に応じて優先度が高い撮影手段を選択し、その撮影手段からの撮影情報であっても良い。さらに、抽出する撮影情報は、単一の撮影情報のみを抽出する必要はなく、複数、例えば3枚の撮影情報に対して、優先度をつけて優先度順に撮影情報を抽出しても良い。この場合、表示手段210の表示領域を、第1の領域226、第2の領域222及び第3の領域224に分割して、第1の領域226に最も優先度が高い画像情報を表示し、第2の領域222に2番目に優先度が高い画像情報を表示し、第3の領域224に最も優先度が低い画像情報を表示する構成であっても良い。
(実施例)
次に、具体的な実施例を参照して、本考案の遠隔作業支援について、より詳細に説明する。図4に、本考案の遠隔作業支援システムを用いた遠隔作業支援の現場の概略を説明するための図を示す。また、図5に、本考案の遠隔作業支援システムを用いた遠隔作業支援における、モニタ画像の一例を説明するための図を示す。
図4に示す例では、例えば、現場の作業者P1がウェアラブル端末202を装着し、現場の作業者P2がウェアラブル端末204を装着し、また、現場の据付カメラ206が備えつけられている。また、図4の左上に示すように、操縦席18では、ウェアラブル端末212を装着した作業者O1が、表示手段210を見ている様子を示している。
表示手段210の表示領域は、複数の領域、例えば、第1の領域226、第2の領域222及び第3の領域224に分割されている。
図3を参照して説明したフローによりウェアラブル端末202からの撮影情報、ウェアラブル端末204からの撮影情報及び据付カメラ206からの撮影情報に対して、制御手段は優先度を判定し、図5に示す例では、第1の領域226にウェアラブル端末202からの撮影情報を、第2の領域222にウェアラブル端末204からの撮影情報を、第3の領域224に据付カメラ206からの撮影情報を表示している。
また、表示手段210には、各撮影手段202、204、206からの撮影情報のみを表示させても良いが、位置情報検出器を有する撮影手段を用いる場合、図示しないモード切替ボタンやタッチパネルの操作等により、表示手段210に、クレーン1や、各撮影手段202、204、206の位置情報を表示しても良い。図5には、一例として、第1の領域に、各撮影手段202、204、206の位置情報を表示し、第2の領域222にウェアラブル端末204からの撮影情報を、第3の領域224に据付カメラ206からの撮影情報を表示する例についても示している。さらにこの場合、例えば、表示手段210に、撮影手段202、204、206からの撮影情報を表示して、作業者O1のウェアラブル端末212に、撮影手段202、204、206の位置情報を表示しても良いし、その逆であっても良い。
本考案は、優先順位が高い撮影手段からの撮影情報を、操縦席18の表示手段210及び/又は作業者O1のウェアラブル端末212に自動表示させることができる。そのため、作業者O1は、クレーン操作に集中したまま、操縦席18からの死角映像を得ることができるため、より安全で効率的な作業が達成できる。また、撮影手段として、今後普及が広まるであろうウェアラブル端末を利用することで、刻一刻と変化する作業姿勢及び吊荷位置に対応して、最適な撮影を取得、表示することができる。さらに、撮影手段として、据付カメラを利用することで、作業者が立ち入れない位置での撮影情報を取得、表示することができるため、より安全性が高まる。
1、100 ラフテレーンクレーン
10 車体
11 アウトリガ
12 旋回台
13 ブラケット
14 ブーム
15 起伏シリンダ
16 ワイヤロープ
17 フックブロック
18 操縦席
19 カウンタウエイト
20 テンションロッド
30 ジブ
31 サイドアップシリンダ
70 制御手段
72 送受信手段
74 状態検出装置
76 吊荷位置検出装置
141 基端ブーム
142 中間ブーム
143 先端ブーム
144 ブームヘッド
202 ウェアラブル端末
204 ウェアラブル端末
206 据付カメラ
210 表示手段
212 ウェアラブル端末
222 第2の領域
224 第3の領域
226 第1の領域

Claims (4)

  1. 少なくとも状態検出器と、表示手段と、フックとを有する移動式クレーンの遠隔作業支援システムであって、当該遠隔作業支援システムは、
    制御手段と、
    複数の撮影手段と、
    前記複数の撮影手段との間で撮影情報を送受信可能な送受信手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、前記状態検出器に基づく前記移動式クレーンの作業姿勢に応じて、前記表示手段に表示させる前記撮影情報を決定する、
    遠隔作業支援システム。
  2. 前記撮影手段は、据付カメラ、ウェアラブル端末に搭載されたカメラ、所定の軌道に沿って移動する巡回監視システム、並びに/若しくは、ドローン及び/又はロボットに搭載された撮影システムを含む、
    請求項1に記載の遠隔作業支援システム。
  3. 前記複数の撮影手段は、位置情報検出器を含み、
    前記制御手段は、前記位置情報検出器に基づく前記複数の撮影手段の位置情報と、前記状態検出器に基づく前記フックの位置情報とから、前記表示手段に表示させる前記撮影情報を決定する、
    請求項1又は2に記載の遠隔作業支援システム。
  4. 前記表示手段は、複数の表示領域を有し、
    前記制御手段は、前記複数の撮影手段からの撮影情報を、前記撮影手段と前記フックとの間の距離に基づいて、前記複数の表示領域に表示させる、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の遠隔作業支援システム。

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