JPH0961364A - ゴルフボールの外観検査方法及び外観検査装置 - Google Patents

ゴルフボールの外観検査方法及び外観検査装置

Info

Publication number
JPH0961364A
JPH0961364A JP7243685A JP24368595A JPH0961364A JP H0961364 A JPH0961364 A JP H0961364A JP 7243685 A JP7243685 A JP 7243685A JP 24368595 A JP24368595 A JP 24368595A JP H0961364 A JPH0961364 A JP H0961364A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
golf ball
image
dimensional
dimensional images
appearance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7243685A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2921449B2 (ja
Inventor
Hiroki Kumagai
浩樹 熊谷
Fumio Fukazawa
文雄 深澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Sports Co Ltd
Original Assignee
Bridgestone Sports Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Sports Co Ltd filed Critical Bridgestone Sports Co Ltd
Priority to JP7243685A priority Critical patent/JP2921449B2/ja
Publication of JPH0961364A publication Critical patent/JPH0961364A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2921449B2 publication Critical patent/JP2921449B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴルフボール表面に生じた傷や汚れ等の不良
をカメラにより取り込んだ画像から画像処理により確実
に検出する。 【解決手段】 ゴルフボール表面をカメラで撮影して二
次元画像を得、該二次元画像からゴルフボールの表面に
生じた傷や部分的変形又は汚れ等の外観不良を検出する
ゴルフボールの外観検査方法において、ゴルフボールG
の中心点を挟んで互いに点対称となるゴルフボール表面
上の2箇所の所定範囲9a,9bをそれぞれカメラ4で
撮影して2つの二次元画像を得、得られた2つの二次元
画像を互いに重ね合わせて両二次元画像のデータの差を
とることにより、両二次元画像の共通部分を消去し、両
二次元画像の非共通部分として現れる上記不良部分を検
出することを特徴とするゴルフボールの外観検査方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフボールをカ
メラで撮影して二次元画像を得、この二次元画像からゴ
ルフボール表面に生じた傷や部分的変形又は汚れ等の外
観不良を検出するゴルフボールの外観検査方法及び外観
検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ゴルフ
ボールを製造する際、該ゴルフボールの表面に傷や部分
的な変形等の不良が生じることがあり、このような不良
は小さなものであってもボール表面に形成されたディン
プルの設計を狂わすこととなり、飛び性能等に影響を及
ぼすこともある。また、ゴルフボール表面に各種の汚れ
が生じることもあり、この場合には、ゴルフボールの性
能には影響はないものの、商品価値を大きく低下させる
こととなる。このため、通常は製造したゴルフボールを
出荷する前にこのような不良が生じたゴルフボールを取
り除くための外観検査が行われる。
【0003】従来より、ゴルフボール表面の傷、部分的
変形等の不良や汚れなどを検出する外観検査は、検査装
置を用いて自動化することが望まれているが、特殊な表
面形状を有するゴルフボールにあっては外観検査の自動
化が困難であり、作業員による目視検査により検査を行
っているのが現状である。
【0004】従来、目視検査に代わる外観の自動検査法
としては、被検査対象の表面に照明を当ててカメラ等の
光学機器でその表面を撮影し、得られた画像から画像処
理装置等を用いてその良否を判別する方法が種々の製品
の外観検査において一般的に行われている。この場合、
模様等のない平滑な平面や曲面上の汚れや傷を検査する
場合は、照明を当てさえすれば不良部分の色の変化や傷
による反射光の違いによってこれら不良部分が明確に現
れるため、画像処理によりこれら不良部分を容易に判別
することができ、また検査対象が平面上に模様や規則的
に設けられた穴、凹部等を有するものである場合には、
予めその模様等を記憶させておき、これを得られた画像
と重ね合わせて共通部分を消去することにより、不良部
分のみが消去されずに残留することから不良の有無を判
断することができるものである。
【0005】しかしながら、ゴルフボールの場合には、
球面上に多数円形ディンプル(凹部)を有しているた
め、上述の予め記憶させておいて画像と得られた画像と
を重ね合わせる方法では確実に不良を検出することが困
難である。即ち、球面上に円形のディンプルが多数形成
されたボール表面を撮影すると、ボール表面のディンプ
ルが長軸と短軸の比が不規則な多数の楕円として現れ、
これらの楕円が並んだ画像が得られるが、平板状のもの
とは異なりボールには回転の自由度があるため1つのデ
ィンプルに限ってもボールが微小角度ずれただけで円が
楕円となって現れるため、予め記憶させておいてディン
プル模様と得られた画像とを完全に一致させることは極
めて困難である。
【0006】このため、ゴルフボールの外観検査は、上
述のように、作業員が目視による検査を行っているのが
現状であるが、目視による検査は、作業員に多大なる負
担を課すことになると共に、多くのディンプルが存在す
るゴルフボール表面上で僅かな変形や傷を判別すること
は非常に困難な作業であり、目視検査においてもこのよ
うな傷や変形は見落としが生じ易い。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、ゴルフボールをカメラ等の光学機器で撮影し、得ら
れた画像から画像処理によってゴルフボール表面の傷や
汚れなどの不良部分を確実に検出することができ、ゴル
フボールの外観検査を自動化することが可能なゴルフボ
ールの外観検査方法及び該検査方法を実施するための外
観検査装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、ゴルフボール表面をカメラで撮影して二次
元画像を得、該二次元画像からゴルフボールの表面に生
じた傷や部分的変形又は汚れ等の外観不良を検出するゴ
ルフボールの外観検査方法において、ゴルフボールの中
心点を挟んで互いに点対称となるゴルフボール表面上の
2箇所の所定範囲をそれぞれカメラで撮影して2つの二
次元画像を得、得られた2つの二次元画像を互いに重ね
合わせて両二次元画像のデータの差をとることにより、
両二次元画像の共通部分を消去し、両二次元画像の非共
通部分として現れる上記不良部分を検出することを特徴
とするゴルフボールの外観検査方法を提供する。
【0009】本発明の外観検査方法は、ゴルフボール表
面に形成されたディンプル配列のシンメトリー性を利用
して画像処理を行い、ゴルフボール表面に生じた不良部
分を検出するものである。即ち、ゴルフボールはボール
のどの位置を打撃しても同じ弾道が得られるようにゴル
フボール表面に複数の対称面を形成するようにディンプ
ルを配設することが行われており、具体的にはゴルフボ
ール表面を正4面体、正8面体、正16面体、正20面
体等の多面体に対応した面に等分割し、各分割面に同じ
ようにディンプルを配設することが行われている。この
場合、いずれの分割方法にあってもボールの中心点を挟
んで互いに点対称となる2箇所におけるディンプル配列
は互いに反転した対称的な配列となり、本発明ではこの
互いに対称的なディンプル配列となるゴルフボール表面
上の2箇所をそれぞれ撮影して2つの二次元画像を得、
得られた2つの二次元画像を互いに重ね合わせてその差
をとることにより共通部分を消去し、非共通部分として
現れる不良部分を検出するようにしたものである。
【0010】即ち、図1に示したように、ゴルフボール
にはボールの中心点oを挟んで点対称となる2つの部分
A,Bが必ず存在し、この2つの部分A,Bをそれぞれ
撮影すれば、図2に示したように、互いに反転した対称
な画像A及び画像Bが得られる。そして、両画像A,B
を一方を鏡面反転させて重ね合わせてその差をとること
により、両者の共通部分が消去されて非共通部分のみが
残ることとなる。これにより、両者の非共通部分として
現れる不良部分のみが画像に残り、これを検出すること
により容易に不良部分を検出することができるものであ
る。
【0011】なお、上記画像A,Bは、ラインセンサカ
メラを用いてボールを一定速度で回転させながら撮影
し、得られた画像を二次元画像に変換することにより得
ることができ、またエリアセンサカメラを用いて直接二
次元画像を得るようにしてもよい。この場合、1台の固
定カメラを用いてボールを回転させることにより、互い
に点対称位置にある2箇所を撮影することができるが、
2台のカメラを用いて互いに点対称位置にある2箇所を
撮影してもよく、2台のエリアセンサカメラを用いて点
対称位置の2箇所の画像を得る場合には、得られる2つ
の画像は反転しておらず、画像に鏡面反転処理を施す必
要はない。
【0012】このように、本発明の外観検査方法は、検
査対象であるゴルフボールから得られた2つの画像を用
いて画像処理を行い、不良部分を検出するように構成さ
れたものである。即ち、予め絶対的な見本を作ってこれ
と得られた画像とを重ね合わせる方法とは異なり、ゴル
フボールの中心点を挟んで互いに点対称の位置にある二
箇所についてゴルフボール表面の画像を得ることによ
り、個々のボールごとに互いに完全に重なり合う2つの
画像を確実に得、この2つの画像を画像処理することに
より正常部分を確実に消去して不良部分のみを確実に検
出することができるものである。またこの場合、両画像
はいずれも参照画像を兼ねた検査画像となり、このため
ゴルフボールGの互いに反対側に位置する2つの面を同
時に検査することができ、検査効率の点でも優れるもの
である。
【0013】また、本発明は、この外観検査方法を実施
するための好適な外観検査装置として、ゴルフボールを
保持し、該ゴルフボールの中心点を通る一直線を軸にし
て回転させるボール回転手段と、該ゴルフボールの表面
を撮影する固定されたラインセンサカメラと、該ライン
センサカメラにより取り込んだ画像データから二次元画
像を得る画像変換手段と、一方を鏡面反転させた状態で
2つの二次元画像を互いに重ね合わせ、両二次元画像の
データの差をとることにより、両二次元画像の共通部分
を消去する画像処理手段とを具備してなり、上記ボール
回転手段でゴルフボールを一定速度で回転させながら、
該ゴルフボール表面の所定範囲を上記ラインセンサカメ
ラで撮影して、該ラインセンサカメラにより取り込んだ
画像データを上記画像変換手段により変換して第1の二
次元画像を得、次いで該ゴルフボールを180゜回転さ
せた状態から同様にゴルフボールを一定速度で回転させ
ながら、上記所定範囲とゴルフボールの中心点を挟んで
点対称となる範囲を上記ラインセンサカメラで撮影し
て、同様に第2の二次元画像を得、上記画像処理手段に
よって得られた第1及び第2二次元画像の共通部分を消
去することにより、両二次元画像の非共通部分として現
れるゴルフボール表面の外観不良部分を検出することを
特徴とするゴルフボールの外観検査装置を提供する。
【0014】即ち、上記ボール回転手段によりゴルフボ
ールを一定の速度で回転させながら上記ラインセンサカ
メラでボール表面を撮影し、その画像データを画像変換
手段により変換してボール表面の二次元画像を得ると共
に、上記ボール回転手段によりゴルフボールをその直径
線を軸にして180゜回転させて、同様にボール表面を
撮影して二次元画像を得ることにより、ボールの中心点
を挟んで互いに点対称な位置にある2つの二次元画像を
得、上記画像処理手段によってこれら2つの二次元画像
を一方を鏡面反転させた状態で重ね合わせ、そのデータ
の差をとることにより共通部分を消去して非共通部分と
して現れる不良部分を検出するものであり、上記本発明
の外観検査方法に従って、ゴルフボール表面に生じた傷
や汚れ等の外観不良を検出するものである。
【0015】この場合、上記ボール回転手段、ラインセ
ンサーカメラ、画像変換手段及び画像処理手段の動作等
をコンピュータ等を用いて自動制御することにより、ゴ
ルフボールの外観検査を完全に自動化することができる
ものである。
【0016】
【発明の実施の形態及び実施例】以下、本発明につき具
体例を参照しながら説明する。本発明の、ゴルフボール
の外観検査方法は、上述したように、ボールの中心点を
挟んで互いに点対称となるゴルフボール表面上の2つの
部分をそれぞれカメラで撮影し、得られた2つの画像を
一方を反転させた状態で互いに重ね合わせて互いの共通
部分を消去し、非共通部分として現れる不良部分を検出
するものであり、具体的には、例えば図3に示した装置
により実施することができるものである。
【0017】即ち、図3は本発明の外観検査方法を実施
するため検査装置の一例を示すもので、図中1,1は回
転可能な一対のボール挟持体であり、一方の挟持体1が
サーボモータ(ステッピングモータ)2により駆動回転
されるようになっていると共に、このサーボモータ2は
サーボモータドライバ3からのパルス信号により回転速
度及び回転角度が制御されるようになっており、これら
ボール挟持体1,1、サーボモータ2及びサーボモータ
ドライバ3によりボール回転手段が構成されている。
【0018】また、図中4は、固定されたラインセンサ
カメラであり、上記両ボール挟持体1,1間に保持され
たゴルフボールGの表面を線状に撮影すると共に、その
撮影データを一次元二次元変換装置(画像変換手段)5
に送り、該変換装置5により得られた画像データが二次
元画像データに変換されるようになっている。更に、図
中6は上記変換装置5からの二次元画像データをメモリ
ーに蓄積し、その画像データを反転させたり、2つの画
像データを重ね合わせてデータの演算を行うことができ
る画像処理装置であり、この画像処理装置6に入力され
た二次元画像データから得られる画像や上記演算の結果
得られる画像は、モニター7に表示されるようになって
いる。なお、図中8はゴルフボールGの撮影箇所に照明
を施す照明装置である。
【0019】この外観検査装置を用いて本発明の外観検
査方法に従い、ゴルフボールの外観検査を行う場合は、
まず上記両ボール挟持体1,1間に検査対象であるゴル
フボールGを挟持して保持する。この場合、両挟持体
1,1の回転軸がゴルフボールGの中心を通るようにゴ
ルフボールGを保持し、挟持体1,1を回転させること
によりゴルフボールGがその中心点を通る直線を軸にし
て回転するようにセットする。
【0020】この状態で、照明装置8によりゴルフボー
ルGを照明しながら装置を作動させて検査を開始する。
検査が開始されると、上記サーボモータドライバ3から
パルス信号がサーボモータ2に発信され、該パルス信号
に応じてサーボモータ2が一定速度で所定角度回転し、
ゴルフボールGが一定速度で所定角度だけ回転する。こ
のとき、ゴルフボールGは回転しながらその表面の所定
範囲9aがラインセンサカメラ4により線状に撮影さ
れ、その画像データが一次元2次元変換器5により二次
元画像データに変換されて画像処理装置6に入力され
る。このとき、上記サーボモータドライバ3はサーボモ
ータ2に上記パルス信号を発信すると同時に、この画像
処理装置6にも画像取り込み信号を発信し、その信号に
より画像処理装置6が入力された二次元画像データをメ
モリに記憶すると共に、その画像をモニター7に表示す
る。
【0021】次いで、上記サーボモータドライバ3から
ボール反転信号がサーボモータ2に発信され、サーボモ
ータ2が回転して検査開始状態から180゜回転した状
態までゴルフボールGを回転させる。そして、この状態
から第2のパルス信号がサーボモータドライバ2からサ
ーボモータ2に発信されると共に、画像取り込み信号が
画像処理装置6に発信され、上記と同様にボールGの中
心点を挟んで180゜変位した所定範囲9bの二次元画
像データが画像処理装置6に取り込まれ、その画像がモ
ニター7に表示される。
【0022】この場合、上記1回目の取り込みにより得
られた撮影範囲9aの画像は、図4(a)に示された通
りであり、2回目の取り込みにより得られた撮影範囲9
bの画像は、図4(b)に示したように、一回目の取り
込みによる画像(a)を反転させた画像となる。なお、
図4(a),(b)中の円で囲んだ部分は不良部分であ
る。
【0023】次いで、上記画像処理装置6により上記画
像(a),(b)のいずれか一方を鏡面反転させた状態
で両画像(a),(b)を互いに重ね合わせ、その差を
とることにより両画像(a),(b)の共通部分を消去
する。これにより、図4(c)に示したように、両画像
の(a),(b)の非共通部分として現れる不良部分
(図(a),(b)中、円で囲んだ部分)のみが処理画
像(c)上に残り、これにより不良の有無を判定する。
なお、この処理画像はモニター7に表示される。
【0024】そして、このような操作をゴルフボールG
の全面について行うことにより、ゴルフボールの外観検
査を行うものである。なお、良否の最終判断は、作業員
がモニターを確認して行ってもよく、また処理画像に残
存する不良部分をデータとして自動的に検出し、完全自
動的に良否の判定を行うこともできる。
【0025】このように、本発明のゴルフボールの外観
検査方法及び外観検査装置によれば、ゴルフボールのシ
ンメトリー性を利用して互いに反転した対称な2つの画
像をゴルフボール自身から取り込み、この2つの画像を
用いて画像処理を行い、不良部分を検出するように構成
されているので、予め絶対的な見本を作ってこれと得ら
れた画像とを重ね合わせる方法と異なり、ゴルフボール
を180度回転させて2つの画像を得ることにより、個
々のボールごとに互いに完全に重なり合う2つの画像を
確実に得ることができ、正常部分を確実に消去して不良
部分のみを確実に検出することができるものである。ま
たこの場合、両画像はいずれも参照画像を兼ねた検査画
像となり、このためゴルフボールの互いに反対側に位置
する2つの面を同時に検査することができ、検査効率の
点でも優れるものである。
【0026】なお、本発明の外観検査方法は、上記実施
例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しな
い限り種々変更して差し支えない。例えば、上記実施例
ではラインセンサカメラを用いて画像の取り込みを行う
ようにしており、このようにラインセンサカメラを用い
ることが、ゴルフボールを回転させながら撮影を行うこ
とにより広い面積の撮影が可能であると共に、照明の影
響を受けにくい等の点で好ましいが、通常のエリアセン
サカメラを用いて直接二次元画像を取り込むようにする
こともできる。また、上記実施例ではゴルフボールを1
80゜回転させて第2画像を取り込むようにしたが、撮
影箇所を180゜変位させた2台のカメラを用いて、2
つの画像を同時に取り込むようにすることもでき、この
場合2台のエリアセンサカメラを用いる場合には、取り
込んだ2つの画像のうちの一方を鏡面反転する必要はな
い。更に、上記実施例では一の画像を取り込んだ後ボー
ルを180゜回転させて第2の画像を取り込むようにし
たが、ゴルフボールを間欠的に回転させながら連続して
4つ以上の画像を取り込み、サーボモータドライバ3か
らの信号等により取り込んだ画像のうちから互いに対称
位置にある画像を自動的に選択して画像処理を施すこと
により、連続的にボールの全表面を検査するようにする
ことも可能である。
【0027】また、本発明の外観検査装置も上記実施例
に限定されるものではなく、例えば上記実施例では、サ
ーボモータドライバ5から画像処理装置7に画像取り込
み信号を発信して所定範囲の画像取り込みを行うように
したが、別途ゴルフボールGの回転角度を測定する回転
角度測定装置を設け、該角度測定装置により画像の取り
込み範囲を制御するようにすることもできる。更に、ボ
ール回転手段やその制御システム等は、本発明の要旨を
逸脱しない限り適宜変更して差し支えない。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の外観検査
方法及び外観検査装置によれば、ゴルフボール表面に生
じた傷や汚れ等の不良をボール表面を撮影して画像処理
する方法により確実に検出することができ、ゴルフボー
ルの外観検査の自動化を達成し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の外観検査方法の原理を説明する説明図
である。
【図2】本発明の外観検査方法の原理を説明する説明図
である。
【図3】本発明の一実施例にかかる外観検査装置を示す
概略図である。
【図4】本発明の一実施例にかかる外観検査方法におけ
る画像処理について説明する説明図であり、(a)は第
1の二次元画像、(b)は第2の二次元画像、(c)は
画像処理後の画像である。
【符号の説明】
1 ボール挟持体 2 サーボモータ 3 サーボモータドライバ 4 ラインセンサカメラ 5 一次元二次元変換器 6 画像処理装置 7 モニター 8 照明装置 9a 第1の撮影箇所 9b 第2の撮影箇所 G ゴルフボール o 中心点

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴルフボール表面をカメラで撮影して二
    次元画像を得、該二次元画像からゴルフボールの表面に
    生じた傷や部分的変形又は汚れ等の外観不良を検出する
    ゴルフボールの外観検査方法において、ゴルフボールの
    中心点を挟んで互いに点対称となるゴルフボール表面上
    の2箇所の所定範囲をそれぞれカメラで撮影して2つの
    二次元画像を得、得られた2つの二次元画像を互いに重
    ね合わせて両二次元画像のデータの差をとることによ
    り、両二次元画像の共通部分を消去し、両二次元画像の
    非共通部分として現れる上記不良部分を検出することを
    特徴とするゴルフボールの外観検査方法。
  2. 【請求項2】 ゴルフボールの中心点を通る一直線を軸
    にして該ゴルフボールを一定速度で回転させながら、該
    ゴルフボール表面の所定範囲を固定されたラインセンサ
    カメラで撮影して、該ラインセンサカメラにより取り込
    んだ画像データから第1の二次元画像を得、次いで該ゴ
    ルフボールを180゜回転させた状態から同様にゴルフ
    ボールを一定速度で回転させながら、上記所定範囲とゴ
    ルフボールの中心点を挟んで点対称となる範囲を上記ラ
    インセンサカメラで撮影して、該ラインセンサカメラに
    より取り込んだ画像データから第2の二次元画像を得、
    得られた第1及び第2二次元画像のいずれか一方を鏡面
    反転させた状態で両二次元画像を互いに重ね合わせる請
    求項1記載のゴルフボールの外観検査方法。
  3. 【請求項3】 ゴルフボールを保持し、該ゴルフボール
    の中心点を通る一直線を軸にして回転させるボール回転
    手段と、該ゴルフボールの表面を撮影する固定されたラ
    インセンサカメラと、該ラインセンサカメラにより取り
    込んだ画像データから二次元画像を得る画像変換手段
    と、一方を鏡面反転させた状態で2つの二次元画像を互
    いに重ね合わせ、両二次元画像のデータの差をとること
    により、両二次元画像の共通部分を消去する画像処理手
    段とを具備してなり、上記ボール回転手段でゴルフボー
    ルを一定速度で回転させながら、該ゴルフボール表面の
    所定範囲を上記ラインセンサカメラで撮影して、該ライ
    ンセンサカメラにより取り込んだ画像データを上記画像
    変換手段により変換して第1の二次元画像を得、次いで
    該ゴルフボールを180゜回転させた状態から同様にゴ
    ルフボールを一定速度で回転させながら、上記所定範囲
    とゴルフボールの中心点を挟んで点対称となる範囲を上
    記ラインセンサカメラで撮影して、同様に第2の二次元
    画像を得、上記画像処理手段によって得られた第1及び
    第2二次元画像の共通部分を消去することにより、両二
    次元画像の非共通部分として現れるゴルフボール表面の
    外観不良部分を検出することを特徴とするゴルフボール
    の外観検査装置。
JP7243685A 1995-08-29 1995-08-29 ゴルフボールの外観検査方法及び外観検査装置 Expired - Fee Related JP2921449B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7243685A JP2921449B2 (ja) 1995-08-29 1995-08-29 ゴルフボールの外観検査方法及び外観検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7243685A JP2921449B2 (ja) 1995-08-29 1995-08-29 ゴルフボールの外観検査方法及び外観検査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0961364A true JPH0961364A (ja) 1997-03-07
JP2921449B2 JP2921449B2 (ja) 1999-07-19

Family

ID=17107471

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7243685A Expired - Fee Related JP2921449B2 (ja) 1995-08-29 1995-08-29 ゴルフボールの外観検査方法及び外観検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2921449B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002365233A (ja) * 2001-06-05 2002-12-18 Nec Corp 欠陥検査方法
US6630998B1 (en) 1998-08-13 2003-10-07 Acushnet Company Apparatus and method for automated game ball inspection
JP2005092801A (ja) * 2003-09-19 2005-04-07 Laurel Bank Mach Co Ltd 大束紙幣検査装置
US7283673B2 (en) 1999-01-06 2007-10-16 Sharp Kabushiki Kaisha Image processing method and apparatus
JP2009257825A (ja) * 2008-04-14 2009-11-05 Bridgestone Corp ゴルフボールの外観検査方法
JP2010091319A (ja) * 2008-10-06 2010-04-22 Daido Steel Co Ltd 外観検査装置および外観検査方法
CN108362710A (zh) * 2018-02-09 2018-08-03 哈尔滨工业大学 一种差动式球面展开机构
TWI747730B (zh) * 2020-02-14 2021-11-21 南韓商高爾縱股份有限公司 高爾夫球的裂紋判別裝置及方法

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6630998B1 (en) 1998-08-13 2003-10-07 Acushnet Company Apparatus and method for automated game ball inspection
US6809822B2 (en) 1998-08-13 2004-10-26 Acushnet Company Apparatus and method for automated game ball inspection
US6825931B2 (en) 1998-08-13 2004-11-30 Acushnet Company Apparatus and method for automated game ball inspection
US6839138B2 (en) 1998-08-13 2005-01-04 Acushnet Company Apparatus and method for automated game ball inspection
US7283673B2 (en) 1999-01-06 2007-10-16 Sharp Kabushiki Kaisha Image processing method and apparatus
JP2002365233A (ja) * 2001-06-05 2002-12-18 Nec Corp 欠陥検査方法
JP2005092801A (ja) * 2003-09-19 2005-04-07 Laurel Bank Mach Co Ltd 大束紙幣検査装置
JP2009257825A (ja) * 2008-04-14 2009-11-05 Bridgestone Corp ゴルフボールの外観検査方法
JP2010091319A (ja) * 2008-10-06 2010-04-22 Daido Steel Co Ltd 外観検査装置および外観検査方法
CN108362710A (zh) * 2018-02-09 2018-08-03 哈尔滨工业大学 一种差动式球面展开机构
TWI747730B (zh) * 2020-02-14 2021-11-21 南韓商高爾縱股份有限公司 高爾夫球的裂紋判別裝置及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2921449B2 (ja) 1999-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2020147713A1 (zh) 一种检测装置、系统及方法
JPH09292349A (ja) ゴルフボールの外観検査方法及びその装置
JP4739044B2 (ja) 外観検査装置
JPS62239005A (ja) 表面形状検査装置
US20200064277A1 (en) Method of detecting defects in work pieces having curved or cylindrical surfaces
JP2921449B2 (ja) ゴルフボールの外観検査方法及び外観検査装置
JP6936995B2 (ja) 立体物の外観検査装置
JPH05322778A (ja) 建造物のリモートセンシング方法
JPH08261740A (ja) 特に悪環境における表面の非破壊検査方法
JPS6342223B2 (ja)
JP2009069131A (ja) 欠点検査装置
US11711615B2 (en) Workpiece inspection device and workpiece inspection method
JP2560599B2 (ja) 積層板の凹凸検査方法及び検査装置
JPH04194701A (ja) 画像入力方法およびその装置
JPH03291507A (ja) 円筒体の検査装置
JP3151906B2 (ja) ロボットシステムにおけるハンドリング方法
JPH0362222B2 (ja)
JP2921922B2 (ja) 錠剤検査装置
JP4258401B2 (ja) 凹凸面の表面欠陥検査装置
JPH0275941A (ja) 検びん装置
JPS63225156A (ja) 容器内面検査方法
JP2005195332A (ja) 円環状物品の外観検査装置
JPH01316643A (ja) ディスク欠陥検査装置
JP2527233Y2 (ja) ワーク位置検出装置
JPS61194305A (ja) 形状検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090430

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090430

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100430

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110430

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120430

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130430

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130430

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140430

Year of fee payment: 15

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees