JP4258401B2 - 凹凸面の表面欠陥検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、凹凸面を有する対象物に向け照明を行う照明と、該対象物からの照明反射光を結像するレンズと、対象物からの反射光を撮像するカメラとを備え、該カメラから得られる映像信号を画像処理して対象物の表面欠陥を検査する凹凸面の表面欠陥検査装置に関するものであって、ピンぼけを防止して、正確な欠陥検出を可能にし、システムをシンプルにして、コストダウンを可能にするものである。
従来の物体表面の欠陥検査方法および装置は、ピンホール、突起、異物、傷、付着物などの表面欠陥検出方法として、ライン照明と1次元カメラによる画像処理が行われていた(例えば特許文献1参照。)。
特開2001−4552号公報
微少欠陥を検出する場合、レンズの被写界深度は、(回折限界系において波面収差がλ/4に達する深度z(全幅)は、)
Z=ε2 /(0.37・λ)
であり、
(Z:被写界深度、ε:欠陥検出分解能、λ:波長(一般的には0.55μm) 例えば、0.1mm欠陥検出の場合、検出の為の分解能は0.01mmであり、被写界深度は0.49mmとなる。(図15参照)
従って、対象物に凹凸がある場合、或いは品種により凹凸が異なる場合、ピントのあった画像に基づき欠陥を検出する場合は、対象物を移動させる必要があった(例えば特許文献2参照。)。
特公平6−95075号公報
または、凹凸に合わせた台数分のカメラが必要となることから、システムが複雑となり、コストアップとなってしまうという問題点があった。
そこで本発明者は、凹凸面を有する対象物に向け照明を行う照明と、該対象物からの照明反射光を結像するレンズと、対象物からの反射光を撮像するカメラとを備え、該カメラから得られる映像信号を画像処理して対象物の表面欠陥を検査する凹凸面の表面欠陥検査装置において、前記レンズの光軸に対して前記カメラを傾斜して配設することにより、前記対象物に対する被写界深度面を傾斜させることにより、前記対象物に対する被写界深度面をライン照明光軸に一致させるという本発明の技術的思想に着眼し、さらに研究開発を重ねた結果、ピンぼけを防止して、正確な欠陥検出を可能にし、システムをシンプルにして、コストダウンを可能にするという目的を達成する本発明に到達した。
本発明(請求項1に記載の第1発明)の凹凸面の表面欠陥検査装置は、
凹凸面を有する対象物に向け照明を行う照明と、該対象物からの照明反射光を結像するレンズと、対象物からの反射光を撮像するカメラとを備え、該カメラから得られる映像信号を画像処理して対象物の表面欠陥を検査する凹凸面の表面欠陥検査装置において、
前記カメラは、2次元カメラであり、
前記レンズの光軸に対して前記カメラを傾斜して配設することにより、前記対象物に対する被写界深度面を傾斜させており、
前記対象物の前記凹凸に応じて得られた予め定めた各取込領域における複数のデータを1枚の画像メモリのメモリ領域に1直線上に格納した
ものである。
本発明(請求項2に記載の第2発明)の凹凸面の表面欠陥検査装置は、
前記第1発明において、
前記対象物が、凹凸のある平坦面を有する対象物であり、
直線移動テーブルによって前記対象物の前記平坦面が延在する一方向に移動する前記対象物の画像データを連続的に取り込み、画像処理して対象物の表面欠陥を検査する
ものである。
本発明(請求項3に記載の第3発明)の凹凸面の表面欠陥検査装置は、
前記第1発明において、
前記対象物が、凹凸のある円筒面を有する対象物であり、
回転テーブルによって前記対象物の前記円筒面の曲率中心を中心として回転する前記対象物の画像データを連続的に取り込み、画像処理して対象物の表面欠陥を検査する
ものである。
本発明(請求項4に記載の第4発明)の凹凸面の表面欠陥検査装置は、
前記第3発明ないし第3発明のいずれかにおいて、
前記照明が、ライン照明である
ものである。
本発明(請求項に記載の第発明)の凹凸面の表面欠陥検査装置は、
前記第2発明または第発明において、
前記カメラの撮像素子平面における欠陥の位置に基づき、前記対象物の前記平坦面が延在する一方向および該一方向に直交する方向における欠陥の座標位置を演算して、欠陥の位置および寸法を求める
ものである。
本発明(請求項に記載の第発明)の凹凸面の表面欠陥検査装置は、
前記第3発明または第発明において、
前記カメラの撮像素子平面における欠陥の位置に基づき、遠近歪みまたは回転角速度の違いによる画像の伸縮補正を行い、ピント面における欠陥の座標位置を演算して、欠陥の位置および寸法を求める
ものである。
また、本発明においては、以下の凹凸面の表面欠陥検査方法を実現することができる。具体的には
凹凸面を有する対象物に向けライン照明を行い、該対象物からの照明反射光をレンズにより結像させ、対象物からの反射光をカメラの撮像素子平面に撮像させ、該カメラから得られる映像信号を画像処理して対象物の表面欠陥を検査する凹凸面の表面欠陥検査方法において、
前記レンズの光軸に対して傾斜して配設された前記カメラにより、傾斜した前記対象物に対する被写界深度面をライン照明光軸に一致させた状態において、検査を行う
ものである。
また、本発明においては、以下の凹凸面の表面欠陥検査方法を実現することができる。具体的には
凹凸面を有する対象物に向けライン照明を行い、該対象物からの照明反射光をレンズにより結像させ、対象物からの反射光をカメラの撮像素子平面に撮像させ、該カメラから得られる映像信号を画像処理して対象物の表面欠陥を検査する凹凸面の表面欠陥検査方法において、
前記レンズの光軸に対して傾斜して配設された前記カメラにより、傾斜した前記対象物に対する被写界深度面をライン照明光軸に一致させた状態において、検査を行うものであって、
前記対象物が、凹凸のある平坦面を有する対象物であり、
直線移動テーブルによって前記対象物の前記平坦面が延在する一方向に移動する前記対象物の画像データを連続的に取り込み、画像処理して対象物の表面欠陥を検査する
ものである。
また、本発明においては、以下の凹凸面の表面欠陥検査方法を実現することができる。具体的には
凹凸面を有する対象物に向けライン照明を行い、該対象物からの照明反射光をレンズにより結像させ、対象物からの反射光をカメラの撮像素子平面に撮像させ、該カメラから得られる映像信号を画像処理して対象物の表面欠陥を検査する凹凸面の表面欠陥検査方法において、
前記レンズの光軸に対して傾斜して配設された前記カメラにより、傾斜した前記対象物に対する被写界深度面をライン照明光軸に一致させた状態において、検査を行うものであって、
前記対象物が、凹凸のある円筒面を有する対象物であり、
回転テーブルによって前記対象物の前記円筒面の曲率中心を中心として回転する前記対象物の画像データを連続的に取り込み、画像処理して対象物の表面欠陥を検査する
ものである。
上記構成より成る第1発明の凹凸面の表面欠陥検査装置は、凹凸面を有する対象物に向け照明を行う照明と、該対象物からの照明反射光を結像するレンズと、対象物からの反射光を撮像する2次元カメラとを備え、該2次元カメラから得られる映像信号を画像処理して対象物の表面欠陥を検査する凹凸面の表面欠陥検査装置において、前記レンズの光軸に対して前記2次元カメラを傾斜して配設することにより、前記対象物の表面に対して被写界深度面を傾斜させており、前記対象物の前記凹凸に応じて得られた予め定めた各取込領域における複数のデータを1枚の画像メモリのメモリ領域に1直線上に格納したので、凹凸のある対象物においても、当該対象物と被写界深度面とが交わる部分でピントを合わせ、検査する事を可能にした。そのため、ピンぼけを防止して、正確な欠陥検出を可能にし、システムをシンプルにして、コストダウンを可能にするという効果を奏する。
また、本第1発明の凹凸面の表面欠陥検査装置は、前記2次元カメラを用いることによってカメラの画像の中で取込む領域を限定する事が出来るため、1次元カメラと同等の高速検査を可能にするという効果を奏するとともに、取込領域を前記予め定めた各取込領域とすることで限られた領域のみの画像取込みにより、1次元カメラと同等の高速検査が可能であり、且つ凹凸があるがゆえの遠近歪み、回転角速度の違いによる画像伸縮の補正が出来るため、精確な欠陥検査を可能にするという効果を奏する。
更に、本第1発明の凹凸面の表面欠陥検査装置は、各取込領域における複数のデータを1枚画像メモリのメモリ領域に1直線上に格納したことにより、データの実質的容量を小さくすることにより、メモリの容量の有効利用を可能にし、取り扱うデータ量を多くすることが出来るとともに、容量の小さなメモリの使用を可能にするという特有の効果を奏する。
上記構成より成る第2発明の凹凸面の表面欠陥検査装置は、前記第1発明において、前記対象物が、凹凸のある平坦面を有する対象物であり、直線移動テーブルによって前記対象物の前記平坦面が延在する一方向に移動する前記対象物の画像データを連続的に取り込み、画像処理して対象物の表面欠陥を検査するので、凹凸のある平坦面を有する対象物について、当該対象物と被写界深度面とが交わる部分でピントを合わせ、検査する事を可能にした。そのため、ピンぼけを防止して、正確な欠陥検出を可能にし、システムをシンプルにして、コストダウンを可能にするという効果を奏する。
上記構成より成る第3発明の凹凸面の表面欠陥検査装置は、前記第1発明において、前記対象物が、凹凸のある円筒面を有する対象物であり、回転テーブルによって前記対象物の前記円筒面の曲率中心を中心として回転する前記対象物の画像データを連続的に取り込み、画像処理して対象物の表面欠陥を検査するので、凹凸のある円筒面を有する対象物について、当該対象物と被写界深度面とが交わる部分でピントを合わせ、検査する事を可能にした。そのため、ピンぼけを防止して、正確な欠陥検出を可能にし、システムをシンプルにして、コストダウンを可能にするという効果を奏する。
上記構成より成る第4発明の凹凸面の表面欠陥検査装置は、前記第1発明ないし第3発明のいずれかにおいて、前記照明が、ライン照明であるので、カメラの画像の中で取込む領域を限定する事を可能にし、データ数を減らすことが出来るという効果を奏する。
上記構成より成る第発明の凹凸面の表面欠陥検査装置は、前記第2発明または第発明において、前記カメラの撮像素子平面における欠陥の位置に基づき、前記対象物の前記平坦面が延在する一方向および該一方向に直交する方向における欠陥の座標位置を演算して、欠陥の位置および寸法を求めるので、精度の高い欠陥の位置および寸法の計測を可能にするという効果を奏する。
上記構成より成る第発明の凹凸面の表面欠陥検査装置は、前記第3発明または第発明において、前記カメラの撮像素子平面における欠陥の位置に基づき、遠近歪みまたは回転角速度の違いによる画像の伸縮補正を行い、ピント面における欠陥の座標位置を演算して、欠陥の位置および寸法を求めるので、精度の高い欠陥の位置および寸法の計測を可能にするという効果を奏する。
上記構成より成る凹凸面の表面欠陥検査方法は、凹凸面を有する対象物に向けライン照明を行い、該対象物からの照明反射光をレンズにより結像させ、対象物からの反射光をカメラの撮像素子平面に撮像させ、該カメラから得られる映像信号を画像処理して対象物の表面欠陥を検査する凹凸面の表面欠陥検査方法において、前記レンズの光軸に対して傾斜して配設された前記カメラにより、傾斜した前記対象物に対する被写界深度面をライン照明光軸に一致させた状態において、検査を行うので、凹凸のある対象物について、当該対象物と被写界深度面とが交わる部分でピントを合わせ、検査する事を可能にした。そのため、ピンぼけを防止して、正確な欠陥検出を可能にし、システムをシンプルにして、コストダウンを可能にするという効果を奏する。
上記構成より成る凹凸面の表面欠陥検査方法は、凹凸面を有する対象物に向けライン照明を行い、該対象物からの照明反射光をレンズにより結像させ、対象物からの反射光をカメラの撮像素子平面に撮像させ、該カメラから得られる映像信号を画像処理して対象物の表面欠陥を検査する凹凸面の表面欠陥検査方法において、前記レンズの光軸に対して傾斜して配設された前記カメラにより、傾斜した前記対象物に対する被写界深度面をライン照明光軸に一致させた状態において、検査を行うものであって、前記対象物が、凹凸のある平坦面を有する対象物であり、直線移動テーブルによって前記対象物の前記平坦面が延在する一方向に移動する前記対象物の画像データを連続的に取り込み、画像処理して対象物の表面欠陥を検査するので、凹凸のある平坦面を有する対象物について、当該対象物と被写界深度面とが交わる部分でピントを合わせ、検査する事を可能にした。そのため、ピンぼけを防止して、正確な欠陥検出を可能にし、システムをシンプルにして、コストダウンを可能にするという効果を奏する。
上記構成より成る凹凸面の表面欠陥検査方法は、凹凸面を有する対象物に向けライン照明を行い、該対象物からの照明反射光をレンズにより結像させ、対象物からの反射光をカメラの撮像素子平面に撮像させ、該カメラから得られる映像信号を画像処理して対象物の表面欠陥を検査する凹凸面の表面欠陥検査方法において、前記レンズの光軸に対して傾斜して配設された前記カメラにより、傾斜した前記対象物に対する被写界深度面をライン照明光軸に一致させた状態において、検査を行うものであって、前記対象物が、凹凸のある円筒面を有する対象物であり、回転テーブルによって前記対象物の前記円筒面の曲率中心を中心として回転する前記対象物の画像データを連続的に取り込み、画像処理して対象物の表面欠陥を検査するので、凹凸のある円筒面を有する対象物について、当該対象物と被写界深度面とが交わる部分でピントを合わせ、検査する事を可能にした。そのため、ピンぼけを防止して、正確な欠陥検出を可能にし、システムをシンプルにして、コストダウンを可能にするという効果を奏する。
以下本発明の最良の実施の形態につき実施例に基づき、図面を用いて具体的に説明する。
本第1実施例の凹凸面の表面欠陥検査装置は、図1ないし図7に示されるように凹凸面を有する対象物1に向け照明を行う照明2と、該対象物1からの照明反射光を結像するレンズ4と、対象物1からの反射光を撮像するカメラ5とを備え、該カメラ5から得られる映像信号を画像処理して対象物1の表面欠陥を検査する凹凸面の表面欠陥検査装置において、前記レンズ4の光軸に対して前記カメラ5を傾斜して配設することにより、前記対象物1に対する被写界深度面を傾斜させたものであって、前記対象物1が、凹凸のある平坦面を有する対象物であり、直線移動テーブル6によって前記対象物1の前記平坦面が延在する一方向に移動する前記対象物1の画像データを連続的に取り込み、画像処理して対象物の表面欠陥を検査するものである。
本実施例の凹凸面の表面欠陥検査装置は、図1および図2に示されるようにベース100に対して立設された立設部101に一端が固着された水平突出部102を介して配設された測定ヘッド11内に、前記カメラ5を構成する2次元カメラが傾斜角調整可能に配設されている。
前記対象物1は、平面状対象物(鋼板、液晶ガラス)、シート状対象物(テープ、紙、布)、筒状対象物(ボトル、ゴムドラム)、円盤状対象物(CD、DVD)等に限らず、凹凸のある部位を含んだ対象物であり、ライン照明と2次元カメラの組み合わせにより、高速に表面欠陥検査を行うものである。
前記測定ヘッド11内において、前記カメラ5の下方にレンズ4を構成する光学レンズが配設され、該レンズ4の下方にプリズムより成るハーフミラー3が配設され、該ハーフミラー3の一方の垂直面に対向してエリア照明2が配設されている。
前記測定ヘッド11の下方のベース100上に配設されたX軸ステージ60にモータ61の回転によって前記直線移動テーブル6を構成するX軸方向に移動するX軸テーブル上に一例として階段状の対象物1が載置されている。
前記X軸ステージ60の前記モータ61は、該モータ61を制御するX軸ステージ制御部7に接続されている。
前記エリア照明2は、本第1実施例装置を制御する制御部としての制御装置8に接続されている。前記カメラ5は画像メモリ91に接続され、該画像メモリ91は画像処理部90に接続され、該画像処理部90が前記制御装置8に接続された欠陥寸法サイズ補正部93に接続されている。
本第1実施例においては、前記対象物1に対し、照明を行うエリア照明2と、その照明光を対象部へ照射し、反射光を受光させる為のハーフミラー3と、照明2によって照射され前記対象物1からの反射光を集光する為の前記光学レンズ4と、集光された像を限られた領域のみデジタル画像データとする2次元カメラ5と、前記対象物1を移動させるX軸ステージ60と、それを制御するX軸ステージ制御部7と、カメラから得られたデジタル画像データを展開画像として格納する画像メモリ91と、限られた領域毎に展開画像から欠陥検出する為の画像処理部90と、検出された欠陥寸法について補正する欠陥寸法サイズ補正部93と、前記エリア照明2、2次元カメラ5、およびX軸ステージを制御する装置の制御装置8からなり、凹凸のある対象物1においても、当該対象物と被写界深度面とが交わる部分でピンぼけすることなく撮像し、欠陥検出を正確に行う事を可能にするものである。
図3に示すとおり、前記2次元カメラ5内の前記撮像素子51の撮像平面52は、シャインプルーフの法則により、光学レンズ4の光軸に対し角度φだけ傾斜させた場合、被写界深度面53は角度θ=tan-1(di・tanφ/d0)だけ傾斜させる事が出来、ライン照明光軸と一致させる事が出来るため、凹凸があっても凸部の表面、凹部の表面のいずれにおいても常にピントの合う像が得られるように構成されている。
d0:被写界深度面53と光学レンズ4の光軸の交わる点から、光学レンズ4の主点までの距離、
di:撮像素子の平面52と光学レンズ4の光軸の交わる点から、光学レンズ4の主点までの距離
である。
次に本第1実施例装置における具体的な欠陥検出方法について、図4に示されるフローチャートに基づき説明する。
ステップ101において、まず、前記X軸ステージ60の前記X軸テーブル6上に、前記対象物1をセットする。
ステップ102において、エリア照明2を点灯し、照明を前記対象物1に照射する。ステップ103において、前記2次元カメラ5における画像の取込領域を指定する。これは、2次元カメラから見て、対象物のピントの合った反射光の得られる領域のみ指定する。
前記凹凸を有する対象物1において、平坦面が2つであれば、2つの領域と言った様に平坦面の数だけ領域が必要となる。
ステップ104において、前記対象物1がセットされた前記X軸テーブル6をスタートさせ、X軸方向へ等速で移動させる。
ステップ105において、前記対象物1の移動中に、連続で画像を取り込む。このとき、ステップ106において、指定領域のみカメラから画像メモリ91にデータ転送している。このように、取込領域を限定している為、高速取込が可能なように構成されている。
ステップ107において、取込領域の画像データを前記画像メモリ91に格納する。データの格納方法については、図2に示すように、前記対象物1の前記凹凸に応じて得られた各矩形の取込領域における複数のデータを画像メモリ空間におけるメモリ領域に一直線上に格納する。これにより、図2に示す展開画像が作成される。
ステップ108において、すべての画素の格納が終了したかを判断する。すべての画素の格納が終了していない場合には、ステップ106、107に戻って格納されていない画素を画像メモリに転送し画像メモリに格納する。
ステップ109において、X軸方向における対象物のスキャンが終了するまで、ステップ105ないしステップ108が繰り返えされ、終了する。
ステップ110において、各領域における展開画像を画像処理する。ステップ111において、欠陥について寸法サイズを演算する。例えば2値化処理から、メディアンフィルタ等によるノイズ除去により、塊の寸法演算の様に、欠陥を検出するものである。
さらに欠陥についての寸法の演算の一例について、さらに詳細に説明する。
ここでまず、X座標算出については、図5を用いて説明する。
光学レンズ4の主点位置を点をOとし、測定対象物1と被写界深度面とのある交点を点をQとし、点QからZ軸に下ろした垂線とZ軸との交点を点をPとし、原点から点Qまでの距離をΔとし、撮像素子の撮像平面52上に撮像される点Qの像を点をQ‘とし、点Q’からZ軸に下ろされる垂線とZ軸との交点を点をP‘とし、撮像素子51とZ軸との交点から点Q’までの距離をδとすると以下の数1に示されるようになる。ここで距離δは、図2のカメラ画像におけるI座標上の距離に対応する。
三角関数の加法定理より以下の数2に示されるようになる。
ここで、更にX軸ステージの移動量を考慮し、取込間隔時間にX軸ステージが−X方向にpだけ移動したとすると、展開画像I’座標がi’の場合、以下の数3に示されるように求められる。ここでi’とは、図2において、何番目にとられたカメラ画像であるかに相当するものである。つまり、n番目と撮られた画像No.nの領域に対応する場合、i’=nとなる。
又、Y座標については、(図6)
点QからXZ平面に下ろした垂線とXZ平面との交点を点R、
点Q’からXZ平面に下ろした垂線とXZ平面との交点を点R’、
点Qから点Rまでの距離をΛ、点Q’から点R’までの距離λとすると、以下の数4に示されるようになる。ここで距離λは、図2のカメラ画像におけるI座標上の距離に対応する。
この様に、点Q’のカメラ画像座標I(δ,λ)と展開画像座標(I’,J’)より、点Qの絶対座標(x,y)が求められ、欠陥の位置と欠陥寸法の演算が可能となる。
図7は、凹凸面の凹部及び凸部がそれぞれ平坦面である場合における、欠陥寸法の演算方法を説明するためのものである。図7を用いて、欠陥寸法演算について、更に詳細に説明する。図7(a)は、図2に示すような画像処理により作成された展開画像を示すものである。図7(a)に示す展開画像の領域(1)には、欠陥画像に示すような欠陥が表示されている。このような欠陥の寸法を演算するに際しては、図7(b)のフローチャートに示すように、まずステップ301において、展開画像領域での欠陥塊の(I’min,J’min)座標、(I’max,J’max)座標を抽出する。ここで、I’minあるいはJ’minは、欠陥画像においても最もI’あるいはJ’の小さい値であり、I’maxあるいはJ’maxは、欠陥画像において、I’あるいはJ’の最も大きい値である。
次に、ステップ302において、I’min、I’maxでのX座標演算を行う。具体的には、i’=nの場合前述した数式3(x=Δsinθ+i’・p)において、i’=nとして、Xmin、Xmaxを演算する。続いて、ステップ303において、J’min、J’maxでのY座標演算を行う。具体的には、前述した数式4(y=Λ=λ・(d0−Δcosθ)/(di+δcosφ))によりYmin、Ymaxを演算する。
ステップ304において、ステップ302、303において得られたXmin、Xmax、Ymin、Ymaxにより欠陥寸法の演算を行う。具体的には、欠陥のX寸法はXmax−Xmin、欠陥のY寸法はYmax−Yminにより演算することができる。
上記ステップ304において、一つの欠陥の寸法を演算することができる。続いて、ステップ305において、同じ領域内に更に欠陥があるかどうかを判断し、同じ領域内に欠陥がある場合には、ステップ301に戻って、同じ領域内にある異なる欠陥の寸法を演算する。一方、同じ領域内にもう欠陥がない場合には、ステップ306にすすんで、すべての領域で欠陥の寸法を演算したかを判断する。ここで、すべての領域において欠陥寸法の演算が終了していない場合には、ステップ301に戻って、異なる領域の欠陥に対して寸法の演算を行う。一方、すべての領域で欠陥寸法の演算が終了していれば、欠陥寸法演算の処理を終了する。
上記の本第1実施例の検査装置及び検査方法は、凹凸のある前記対象物1に対してピンぼけのない画像が得られ、前記2次元カメラ5を用いるものであるが、限られた領域のみの画像の取込みにより、1次元カメラと同等の高速検査が可能であり、且つ凹凸があるがゆえの遠近歪みによる画像伸縮について補正が出来る為、正確な欠陥検出を可能とするという効果を奏する。
すなわち従来における表面欠陥検査は平面状対象物、シート状対象物、筒状対象物、円盤状対象物等でライン照明と1次元カメラの組み合わせにより、高速に表面欠陥検査が行われているが、凹凸のある対象物については、ピントが合わず、検査する事が出来なかった。
そこで本第1実施例においては、撮像する際の焦点面を傾斜させる事により、凹凸のある対象物や凹凸の異なる多品種に対して、ピントを合わせる事が出来、又カメラの画像の中で取込む領域を限定する事により、1次元カメラと同等に高速で検査できるようにするものである。
先ず、図2に示されるように予め対象物の凹凸に合った領域のみに画像取込を限定しておく。そして対象物を移動させながら対象物1にライン照明を照射し、画像を取り込む。移動終了後、領域毎の展開画像を基に一般的な欠陥検出画像処理を実行し欠陥を検出するものである。
従来の方法においては、測定範囲に対象物があっても、凹凸からくるピンぼけにより欠陥検出ができないことがあったのに対し、上述したように本第1実施例の方法においては、凹凸があっても可動部なしにカメラ1台で検出が可能であり、2次元カメラであっても領域を限定する事により、1次元カメラの様に高速検査可能であり、更に、凹凸による遠近歪みによる画像伸縮については、補正により正確な欠陥サイズを検出できるものである。
本第2実施例の凹凸面の表面欠陥検査装置は、図8ないし図14に示されるように凹凸面を有する対象物1に向け照明を行う照明2と、該対象物からの照明反射光を結像するレンズ4と、対象物からの反射光を撮像するカメラ5とを備え、該カメラ5から得られる映像信号を画像処理して対象物の表面欠陥を検査する凹凸面の表面欠陥検査装置において、前記レンズ4の光軸に対して前記カメラ5を傾斜して配設することにより、前記対象物(特に対象物の外周面)に対して被写界深度面を傾斜させたものであって、前記対象物1が、凹凸のある円筒面を有する対象物であり、回転テーブル62によって前記対象物の前記円筒面の曲率中心を中心として回転する前記対象物の画像データを連続的に取り込み、画像処理して対象物の表面欠陥を検査するものである。
本第2実施例の凹凸面の表面欠陥検査装置は、図8に示されるようにベース100に対して立設された立設部101の上端に配設された測定ヘッド11内に、前記カメラ5を構成する2次元カメラが傾斜角調整可能に配設されている。
前記測定ヘッド11内において、前記カメラ5の斜め前方にレンズ4を構成する光学レンズが配設され、該レンズ4の円周方向側方ライン照明2が配設されている。
前記測定ヘッド11の下方のベース100上に配設されたモータ63の回転によって回転する前記回転テーブル62上に一例として外周壁に複数の円周溝が並設された内燃機関のピストン状の対象物1が載置されている。
前記回転テーブル62を回転駆動する前記モータ63は、該モータ63を制御する回転制御部72に接続されている。
前記ライン照明2は、本第2実施例装置を制御する制御部としての制御装置8に接続されている。前記カメラ5は画像メモリ91に接続され、該画像メモリ91は画像処理部90に接続され、該画像処理部90が前記制御装置8に接続された欠陥寸法サイズ補正部93に接続されている。
本第2実施例においては、前記対象物1に対し、照明を行うライン照明2と、ライン照明2によって照明光が照射され前記対象物1からの反射光を集光する為の前記光学レンズ4と、集光された像を限られた領域のみデジタル画像データとする2次元カメラ5と、前記対象物1を回転させる回転テーブル62と、該回転テーブル62の回転を制御する回転制御部72と、前記カメラ5から得られたデジタル画像データを展開画像として格納する画像メモリ91と、限られた領域毎に展開画像から欠陥検出する為の画像処理部90と、検出された欠陥寸法について補正する欠陥寸法サイズ補正部93とからなり、凹凸のある円筒形状の対象物1においても、ピンぼけすることなく撮像し、欠陥検出を正確に行う事を可能にするするものである。
ここで、図9に示すとおり、2次元カメラの撮像素子の撮像平面52は、シャインプルーフの法則により、光学レンズ4の光軸に対し角度φだけ傾斜させた場合、被写界深度面53は角度θ=tan-1(di・tanφ/d0)だけ傾斜させる事が出来、ライン照明光軸と一致させる事が出来、凹凸があっても凸部の表面、凹部の表面のいずれにおいても常にピントの合う像を得られる。このとき特に、被写界深度面53が回転テーブル軸心を通るようにd0,di,θ,φを決定すれば欠陥寸法演算も簡略化できる。
(d0:被写界深度面53と光学レンズ4光軸の交わる点から、光学レンズ4の主点までの距離、di:撮像素子の撮像平面52と光学レンズ4光軸の交わる点から、光学レンズ4の主点までの距離)
次に本第2実施例装置における具体的な欠陥検出方法について、図10に示されるフローチャートに基づき説明する。
ステップ201において、まず、前記回転テーブル62上に、前記対象物1をセットする。
ステップ202において、ライン照明2を点灯し、照明を前記対象物1に照射する。ステップ203において、前記2次元カメラ5における画像の取込領域を指定する。ここにおいては、2次元カメラから見て、対象物の反射光の得られる領域のみ指定する。
前記対象物1の凹凸が2つであれば、2つの領域と言った様に凹凸の数だけ領域が必要となる。
前記2次元カメラから前記対象物1からの反射光を画像計測し、予め形状情報がなくとも領域指定可能である。前記カメラ5の各水平画素範囲で一番反射輝度の高い画素を自動指定する事が可能である。
ステップ204において、前記対象物1がセットされた前記回転テーブル62の回転をスタートさせ等速で回転させる。
ステップ205において、前記対象物1の回転中に、連続で画像を取り込む。このとき、ステップ206において、指定領域のみカメラから画像メモリ91にデータ転送している。このように取込領域を限定している為、高速取込が可能なように構成されている。
ステップ207において、取込領域の画像データを前記画像メモリ91に格納する。データの格納方法については、図11に示されるように、前記対象物1の前記凹凸に応じて得られた各矩形の取込領域における複数のデータを画像メモリ空間におけるメモリ領域に一直線上に格納する。これにより図11に示す展開画像が作成される。
ステップ208において、すべての画素の格納が終了したかを判断する。すべての画素の格納が終了していない場合には、ステップ206、207に戻って格納されていない画素を画像メモリに転送し画像メモリに格納する。
ステップ209において、360回転終了するまで、ステップ205ないしステップ208が繰り返えされ、終了する。
ステップ210において、各領域における展開画像を画像処理する。ステップ211において、欠陥について寸法サイズを演算する。例えば2値化処理から、メディアンフィルタ等によるノイズ除去により、塊の寸法演算の様に、欠陥を検出するものである。
前記ステップ209における欠陥の寸法演算について、説明する。
例えば、欠陥幅と高さを求める場合、被写界深度面53を回転テーブル軸心に合わせれば演算が簡略化でき展開画像上で求められた欠陥の幅をi〔dot〕,高さをj〔dot〕とした場合、求められる欠陥寸法幅X〔mm〕,高さY〔mm〕は、以下の数5および数6に示されるようになる。
であり、凹凸がある場合における遠近歪みの補正、回転角速度の違いによる画像伸縮の補正が可能となる。
図12は、円筒面に凹凸が形成されている場合における、欠陥寸法の演算方法を説明するためのものである。図12を用いて、当該欠陥寸法演算について、更に詳細に説明する。図12(a)は、図11に示すような画像処理により作成された展開画像を示すものである。図12(a)に示す展開画像の領域(1)には、欠陥画像に示すような欠陥が表示されている。このような欠陥の寸法を演算するに際しては、図12(b)のフローチャートに示すように、まずステップ401において、展開画像領域での欠陥塊の(I’min,J’min)座標、(I’max,J’max)座標を抽出する。ここで、I’minあるいはJ’minは、欠陥画像において最もI’あるいはJ’の小さい値であり、I’maxあるいはJ’maxは、欠陥画像において、I’あるいはJ’の最も大きい値である。
次に、ステップ402において、I’min、I’maxでのX座標演算を行う。具体的には、前述した数式5(x=2πi’rNf)によりXmin、Xmaxを演算する。続いて、ステップ403において、J’min、J’maxでのY座標演算を行う。具体的には、前述した数式6(y=δJ’D/d)によりYmin、Ymaxを演算する。
ステップ404において、ステップ402、403において得られたXmin、Xmax、Ymin、Ymaxにより欠陥寸法の演算を行う。具体的には、欠陥のX寸法はXmax−Xmin、欠陥のY寸法はYmax−Yminにより演算することができる。
上記ステップ404において、一つの欠陥の寸法を演算することができる。続いて、ステップ405において、同じ領域内に更に欠陥があるかどうかを判断し、同じ領域内に欠陥がある場合には、ステップ401に戻って、同じ領域内にある異なる欠陥の寸法を演算する。一方、同じ領域内にもう欠陥がない場合には、ステップ406にすすんで、すべての領域で欠陥の寸法を演算したかを判断する。ここで、すべての領域において欠陥寸法の演算が終了していない場合には、ステップ401に戻って、異なる領域の欠陥に対して寸法の演算を行う。一方、すべての領域で欠陥寸法の演算が終了していれば、欠陥寸法演算の処理を終了する。
上述の本第2実施例の検査装置及び検査方法は、凹凸のある対象物1に対してピンぼけのない画像が得られ、2次元カメラ5を用いるものではあるが、限られた領域のみの画像取込みにより、1次元カメラと同等の高速検査が可能であり、且つ凹凸があるがゆえの遠近歪み、回転角速度の違いによる画像伸縮の補正が出来る為、正確な欠陥検出を可能にするという効果を奏するものである。
すなわち従来における表面欠陥検査は平面状対象物、シート状対象物、筒状対象物、円盤状対象物等でライン照明と1次元カメラの組み合わせにより、高速に表面欠陥検査が行われているが、凹凸のある対象物については、ピントが合わず、検査する事が出来なかった。
そこで本第2実施例においては、図13に示されるように撮像する際の焦点面を傾斜させる事により、凹凸のある対象物や凹凸の異なる多品種に対して、ピントを合わせる事が出来、又カメラの画像の中で取込む領域を限定する事により、1次元カメラと同等に高速で検査できるようにするものである。
先ず、図14に示されるように予め対象物の凹凸に合った領域のみに画像取込を限定しておく。そして対象物を移動させながら対象物1にライン照明を照射し、画像を取り込む。移動終了後、領域毎の展開画像を基に一般的な欠陥検出画像処理を実行し欠陥を検出するものである。
従来の方法においては、測定範囲に対象物があっても、凹凸からくるピンぼけにより欠陥検出ができないことがあったのに対し、上述したように本第2実施例の方法においては、凹凸があっても可動部なしにカメラ1台で検出が可能であり、2次元カメラであっても領域を限定する事により、1次元カメラの様に高速検査可能であり、更に、凹凸による遠近歪み、回転角速度の違いによる画像伸縮については、補正により正確な欠陥サイズを検出できるものである。
上述の実施例は、説明のために例示したもので、本発明としてはそれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記載から当業者が認識することができる本発明の技術的思想に反しない限り、変更および付加が可能である。
凹凸面を有する対象物に向け照明を行う照明と、該対象物からの照明反射光を結像するレンズと、対象物からの反射光を撮像するカメラとを備え、該カメラから得られる映像信号を画像処理して対象物の表面欠陥を検査する凹凸面の表面欠陥検査装置において、前記レンズの光軸に対して前記カメラを傾斜して配設することにより、前記対象物に対する被写界深度面を傾斜させたものであり、ピンぼけを防止して、正確な欠陥検出を可能にし、システムをシンプルにして、コストダウンを可能にする用途にも適用できる。
本発明の第1実施例の凹凸面の表面欠陥検査装置の全体を示す斜視図である。 本第1実施例における計測によって得られたデータの格納を説明するための説明図である。 本第1実施例における計測原理を説明するための説明図である。 本第1実施例における検査手順を示すチャート図である。 本第1実施例における計測原理を説明するための説明図である。 本第1実施例における欠陥の寸法演算を説明するための説明図である。 本第1実施例における欠陥寸法サイズ演算の手順を示すチャート図である。 本発明の第2実施例の凹凸面の表面欠陥検査装置の全体を示す斜視図である。 本第2実施例における計測原理を説明するための説明図である。 本第2実施例における検査手順を示すチャート図である。 本第2実施例における計測によって得られたデータの格納を説明るための説明図である。 本第2実施例における欠陥寸法サイズ演算の手順を示すチャート図である。 本第2実施例および従来における計測方法を対比して説明するための説明図である。 本第2実施例における展開画像を説明するための説明図である。 測定分解能と被写界深度の関係を示す線図である。
符号の説明
1 対象物
2 照明
4 レンズ
5 カメラ
6 直線移動テーブル

Claims (6)

  1. 凹凸面を有する対象物に向け照明を行う照明と、該対象物からの照明反射光を結像するレンズと、対象物からの反射光を撮像するカメラとを備え、該カメラから得られる映像信号を画像処理して対象物の表面欠陥を検査する凹凸面の表面欠陥検査装置において、
    前記カメラは、2次元カメラであり、
    前記レンズの光軸に対して前記カメラを傾斜して配設することにより、前記対象物に対する被写界深度面を傾斜させており、
    前記対象物の前記凹凸に応じて得られた予め定めた各取込領域における複数のデータを1枚の画像メモリのメモリ領域に1直線上に格納した
    ことを特徴とする凹凸面の表面欠陥検査装置。
  2. 請求項1において、
    前記対象物が、凹凸のある平坦面を有する対象物であり、
    直線移動テーブルによって前記対象物の前記平坦面が延在する一方向に移動する前記対象物の画像データを連続的に取り込み、画像処理して対象物の表面欠陥を検査する
    ことを特徴とする凹凸面の表面欠陥検査装置。
  3. 請求項1において、
    前記対象物が、凹凸のある円筒面を有する対象物であり、
    回転テーブルによって前記対象物の前記円筒面の曲率中心を中心として回転する前記対象物の画像データを連続的に取り込み、画像処理して対象物の表面欠陥を検査する
    ことを特徴とする凹凸面の表面欠陥検査装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかにおいて、
    前記照明が、ライン照明である
    ことを特徴とする凹凸面の表面欠陥検査装置。
  5. 請求項2または請求項4において
    前記カメラの撮像素子平面における欠陥の位置に基づき、前記対象物の前記平坦面が延在する一方向および該一方向に直交する方向における欠陥の座標位置を演算して、欠陥の位置および寸法を求める
    ことを特徴とする凹凸面の表面欠陥検査装置。
  6. 請求項3または請求項4において、
    前記カメラの撮像素子平面における欠陥の位置に基づき、遠近歪みまたは回転角速度の違いによる画像の伸縮補正を行い、ピント面における欠陥の座標位置を演算して、欠陥の位置および寸法を求める
    ことを特徴とする凹凸面の表面欠陥検査装置。
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