JPH0948324A - 油圧機械の盗難防止装置 - Google Patents

油圧機械の盗難防止装置

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JPH0948324A
JPH0948324A JP12996296A JP12996296A JPH0948324A JP H0948324 A JPH0948324 A JP H0948324A JP 12996296 A JP12996296 A JP 12996296A JP 12996296 A JP12996296 A JP 12996296A JP H0948324 A JPH0948324 A JP H0948324A
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和弘 砂村
Osamu Tomikawa
修 富川
Shigehiro Yoshinaga
滋博 吉永
Toichi Hirata
東一 平田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】油圧機械の盗難防止装置において、盗難を防止
する能力を損なわず、油圧機械の運転と停止を頻繁に繰
り返す作業で簡単に運転を再開できるようにする。 【構成】オートロックスイッチ13をOFFしておき、
油圧機械の停止時にキースイッチ105をOFFし、そ
の後一定時間内にロックボタン21bを押すと、ロック
状態でシステムダウンし、スタータ制御リレー11がO
FFする。始動時にキースイッチをONすると従来通り
暗唱番号に対して入力コードが一致したときのみ油圧機
械の作動を可能とする。一時的に車外で作業する場合等
は、キースイッチをOFFにするだけでロックボタン2
1bは押さないと、アンロック状態でシステムダウン
し、始動時にはキースイッチのONだけで油圧機械の作
動を可能にする。オートロックスイッチをONにしてお
くと、従来通りキースイッチOFFだけでロック状態で
システムダウンできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油圧機械の盗難防止
装置に係わり、特に油圧ショベル等の建設機械を含む油
圧機械の盗難防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建設機械や一般自動車等の盗難防止装置
はこれまで種々のものが考えられてきた。その一例とし
て、車両の比較的分かりやすい、操作しやすい位置にテ
ンキーと呼ばれるキー入力ボードを配置し、このキー入
力ボードを予め定められた暗唱番号の順番に押して入力
することにより、解錠制御装置に記憶された暗証番号と
キー入力された番号とが一致したときのみ車両の運転、
多くは内燃機関の始動を可能ならしめることによって盗
難を防止するものがある。これらは、例えば特開昭53
−4936号公報に記載されている。また、これら従来
装置は、一度キーオフにより車両の全電源をシステムダ
ウンさせた後は、再始動時には必ずキー入力ボードによ
るキー入力が必要なシステムであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
如き従来の盗難防止装置を油圧ショベル等の建設機械に
適用した場合は次のような問題がある。
【0004】油圧ショベルにおいては、工事の都合か
ら、現場の状況によっては例えば1分間に一度、油圧シ
ョベルを運転して土砂を掘削したり、オペレータが運転
席から降りてスコップを持って掘削した土砂をならす手
作業を交互に繰返し行う作業がある。この場合、オペレ
ータが運転席から降りてスコップで土砂をならすとき
は、安全性確保のため、油圧ショベルの運転を停止させ
ることが必須とされている。このようなことから、上記
作業を行う場合はかなり頻繁に油圧ショベルの運転と停
止を繰り返すことになり、上記従来の盗難防止装置で
は、このような作業を行うとき、油圧ショベルの運転を
再開する度にキー入力ボードで暗証番号を入力し直さな
ければならず、大変な手間であった。
【0005】本発明の目的は、盗難を防止する能力を損
なわず、かつ油圧機械の運転と停止を頻繁に繰り返す作
業では簡単に運転を再開できる油圧機械の盗難防止装置
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1)上記目的を達成するために、本発明は、内燃機関
の始動及び停止を制御するキースイッチと、コード入力
手段と、前記キースイッチがONになりかつ前記コード
入力手段に所定のコードが入力されると、解錠信号を発
生する解錠電子装置と、前記解錠信号が発生していると
きは油圧機械の作動を可能とし、前記解錠信号が発生し
ていないときは油圧機械の作動を不能とする錠手段とを
備えた油圧機械の盗難防止装置において、オペレータの
操作でロック状態を設定するかどうかを指示するロック
入力手段を更に備え、前記解錠電子装置は、前記キース
イッチをOFFにしたとき、前記ロック入力手段がロッ
ク状態の設定を指示しているときはロック状態を設定し
て解錠電子装置をシステムダウンさせ、前記ロック入力
手段がロック状態の設定を指示していないときはアンロ
ック状態を設定して解錠電子装置をシステムダウンさせ
る第1解錠制御手段と、前記ロック状態が設定されたと
きは前記キースイッチがONになりかつ前記コード入力
手段に所定のコードが入力されたときのみ前記解錠信号
を発生し、前記アンロック状態が設定されたときは前記
キースイッチのONだけで前記解錠信号を発生する第2
解錠制御手段とを有するものとする。
【0007】以上のように構成した本発明において、油
圧機械の停止時、オペレータがキースイッチをOFFす
ると共にロック入力手段でロック状態の設定を指示する
と、第1解錠制御手段はロック状態を設定して解錠電子
装置をシステムダウンさせ、その後の油圧機械の始動
時、オペレータがキースイッチをONすると第2解錠制
御手段は従来通りコード入力手段に所定のコードが入力
されたときのみ解錠信号を発生し、油圧機械の作動を可
能とする。また、油圧機械の停止時、オペレータがキー
スイッチをOFFにするだけでロック入力手段でロック
状態の設定を指示しないと、第1解錠制御手段はアンロ
ック状態を設定して解錠電子装置をシステムダウンさ
せ、その後の油圧機械の始動時、第2解錠制御手段はキ
ースイッチのONだけで解錠信号を出力し、油圧機械の
作動を可能にする。
【0008】このため、油圧機械の通常の停止時には、
ロック入力手段でロック状態の設定を指示することで解
錠電子装置はロック状態でシステムダウンし、所定のコ
ードを知らないものには油圧機械を動かせず、盗難を防
止することができる。油圧機械の運転と停止を頻繁に繰
り返す作業で一時的に車外で作業する場合や少休憩時に
は、ロック入力手段でロック状態の設定を指示せずにシ
ステムダウンし、簡単に運転を再開できる。
【0009】(2)上記(1)において、好ましくは、
オペレータの操作でオートロックを設定するどうかを指
示するオートロック入力手段を更に備え、前記解錠電子
装置は、前記オートロック入力手段がオートロックの設
定を指示していない状態で前記キースイッチがOFFに
なるときは前記第1解錠制御手段によりロック状態また
はアンロック状態を設定して解錠電子装置をシステムダ
ウンさせ、前記オートロック入力手段がオートロックの
設定を指示している状態で前記キースイッチがOFFに
なるときには常にロック状態を設定して解錠電子装置を
システムダウンさせる第3解錠制御手段を更に有する。
【0010】このように第3解錠制御手段を設けること
により、オートロック入力手段でオートロックの設定を
指示しておくと、油圧機械の停止時、オペレータがキー
スイッチをOFFしたとき、ロック入力手段の操作状態
に係わらず第3解錠制御手段はロック状態を設定して解
錠電子装置をシステムダウンさせ、その後の油圧機械の
始動時、オペレータがキースイッチをONすると第2解
錠制御手段は従来通り所定のコードが入力されたときの
み解錠信号を発生し、油圧機械の作動を可能とする(オ
ートロックモード)。
【0011】一方、オートロック入力手段でオートロッ
クの設定を指示しないでおくと、油圧機械の停止時、オ
ペレータがキースイッチをOFFしたとき、上記第1解
錠制御手段が作動してロック入力手段の操作状態に応じ
てロック状態またはアンロック状態を設定し、ロック入
力手段でロック状態の設定を指示したときのみ、第2解
錠制御手段は所定のコードが入力されたときのみ解錠信
号を発生し、油圧機械の作動を可能とする(マニュアル
ロックモード)。
【0012】これにより、頻繁に油圧機械の運転と停止
を繰り返す作業現場で油圧機械を使用する場合において
は、オートロック入力手段でオートロックの設定を指示
せずマニュアルロックモードを設定しておくことによ
り、上記のようにロック入力手段の操作状態に応じてロ
ック状態・アンロック状態を設定して解錠電子装置をシ
ステムダウンさせることができる。一方、このようなマ
ニュアルロックモードでのロック入力手段によるロック
状態・アンロック状態の切換を必要としない場合や、マ
ニュアルロックモードでロック入力手段によるロック状
態の設定を忘れやすいオペレータにとっては、オートロ
ック入力手段でオートロックの設定を指示してオートロ
ックモードを設定することにより、従来通りキースイッ
チOFF時に自動的にロック状態を設定できる。
【0013】(3)また、上記(1)において、好まし
くは、前記第1解錠制御手段は、前記キースイッチのO
FF後、所定時間内に前記ロック入力手段がロック状態
の設定を指示するとロック状態を設定してシステムダウ
ンさせ、所定時間内に前記ロック入力手段がロック状態
の設定を指示しないとアンロック状態を設定してシステ
ムダウンさせるものとする。
【0014】(4)更に、上記(1)において、好まし
くは、前記第1解錠制御手段は、前記キースイッチのO
FF前に前記ロック入力手段がロック状態の設定を指示
するとロック状態を設定してシステムダウンさせ、前記
ロック入力手段がロック状態の設定を指示しないとアン
ロック状態を設定してシステムダウンさせるものとす
る。
【0015】(5)また、上記(1)において、好まし
くは、前記ロック入力手段はオペレータが押している間
のみONになるモーメンタリ作動のスイッチである。
【0016】(6)更に、上記(2)において、好まし
くは、前記オートロック入力手段は切換後の状態を保持
するオルタネートのスイッチである。
【0017】(7)また、上記(1)において、前記油
圧機械は、スタータ、キースイッチスタートリレー、バ
ッテリを含む内燃機関の始動系を備え、前記錠手段は、
例えば、前記内燃機関の始動系の少なくとも1箇所に設
けられている。
【0018】(8)また、上記(1)において、前記油
圧機械は、前記内燃機関により駆動される主油圧ポンプ
と、この主油圧ポンプから吐出される圧油により駆動さ
れる複数のアクチュエータと、前記主油圧ポンプから前
記複数のアクチュエータにそれぞれ供給される圧油の流
量を制御する複数の主制御弁とを含む主油圧回路と;前
記内燃機関により駆動されるパイロット油圧ポンプを含
み、このパイロット油圧ポンプにより生成されるパイロ
ット一次圧を用いて前記主油圧回路を制御するパイロッ
ト油圧回路と;を含む油圧系統を備え、前記錠手段は前
記油圧系統の少なくとも1箇所に設けられていてもよ
い。
【0019】このように錠手段を油圧系統に設置するこ
とにより、燃料漏れに対する安全対策を施す必要はな
く、更に油圧系統の油圧配管はたくさんありかつ長いの
で、錠手段はそれら油圧配管のどこか一箇所に設置すれ
ばよく、盗人に発見されにくい箇所に簡単に設置でき
る。
【0020】(9)更に、上記(1)において、好まし
くは、前記コード入力手段は、無線送信機から前記所定
のコードを無線で受信する無線受信機である。
【0021】このようにコード入力手段を無線受信機と
することにより、テンキー入力装置の如く、キャブ内の
表面に設けずともよく、物陰に設置でき、盗難防止装置
の存在そのものを隠すことができる。
【0022】(10)上記(9)において、好ましく
は、前記無線送信機は、前記所定のコードを記憶してお
り、オペレータの操作で当該所定のコードが無線で前記
無線受信機に送信されるものとする。
【0023】これによりオペレータが暗証番号を覚えず
とも、暗証番号を記憶した送信機を持ち歩けばよいの
で、便利である。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
より説明する。本発明の第1の実施形態を図1〜図4に
より説明する。図1において、100は図示しない油圧
系統の主油圧ポンプ、パイロット油圧ポンプを駆動する
エンジンであり、エンジン100にはスタータ102、
キースイッチスタートリレー103、バッテリ104か
らなるエンジン始動系101が設けられ、キースイッチ
105をONするとキースイッチスタートリレー103
がONし、スタータ102が回されエンジン100は始
動する。
【0025】20はエンジン始動系101に設けられた
本実施形態の盗難防止装置であり、盗難防止装置20
は、キー入力装置21と、オートロックスイッチ13
と、キースイッチ105、キー入力装置21及びオート
ロックスイッチ13から信号が送られる解錠電子装置2
2と、エンジン始動系101のスタータ102とキース
イッチスタートリレー103との間に接続された錠手段
としてのスタータ制御リレー11とで構成されている。
【0026】オートロックスイッチ13はオペレータの
操作で選択的にON・OFFするオルタネートのスイッ
チ(切換後の状態を保持するスイッチ)である。キー入
力装置21は0〜9までのテンキー21aと、オペレー
タの操作で選択的にON・OFFするロックボタンとし
てのキー(以下、ロックボタンという)21bとを備
え、これらが押された情報を解錠電子装置22に送る。
テンキー21a及びロックボタン21bはオペレータが
押している間のみONになるモーメンタリ作動のスイッ
チである。
【0027】スタータ制御リレー11は解錠電子装置2
2からの信号により駆動され、バッテリ104の電源は
キースイッチスタートリレー103とスタータ制御リレ
ー11の両方がONされた場合のみスタータ102に導
かれる。
【0028】ここで、キー入力装置21及びその信号を
受ける解錠電子装置22はオペレータによって操作・ア
クセスが可能な場所に設置される。
【0029】解錠電子装置22の構成を図2に回路図で
示す。解錠電子装置22は、図2に示すように、バッテ
リ104に接続された電源回路22aと、キースイッチ
105、テンキー21a、ロックボタン21b及びオー
トロックスイッチ13から信号を入力するCPU22b
と、CPU22bによりON・OFFされ、スタータ制
御リレー11の作動を電気的に制御するパワートランジ
スタ22cと、キースイッチ105及びCPU22bか
らの信号の両方がOFFになって初めて電源回路22a
をOFFにするOR回路22dと、電源回路22aのO
FF時にロックフラグ(後述)の状態を記憶しておくE
EROM22eとで構成されている。
【0030】次に、本実施形態の動作を図3及び図4に
より説明する。図3及び図4はCPU22bの処理機能
をフローチャートで示すものである。
【0031】まず、油圧機械が動いている状態から説明
する。
【0032】オペレータがキースイッチ105をOFF
し、図示しないエンジン制御の電気系統をOFFするこ
とでエンジン100を停止させると、キースイッチOF
F(キーオフ)の信号が解錠電子装置22のCPU22
bに送られる(手順100)。この時、解錠電子装置2
2のOR回路22dの一方の入力であるキースイッチ1
05からの信号はOFFになるが、CPU22bからの
信号はONに保たれ、電源回路22aはOFFしない。
そして、CPU22bはオートロックスイッチ13の状
態を調べ(手順101)、オートロックスイッチ13が
ONならばロックフラグというフラグをONにし(手順
103)、その後OR回路22dに送る信号をOFFに
して電源回路22aをOFFし、解錠電子装置22のシ
ステムを停止(システムダウン)する(手順105)。
このとき、パワートランジスタ22cもOFFし、スタ
ータ制御リレー11はOFFする。一方、ロックフラグ
の状態は解錠電子装置22のEEROM22eに保管さ
れ、システムダウン後も保持される。
【0033】次に、手順101で、オートロックスイッ
チ13の状態を調べたときにオートロックスイッチ13
がOFFであった場合には、CPU22bはロックボタ
ン21bのON・OFFを調べ(手順102)、キーオ
フ後一定時間内にロックボタン21bが押されれば、ロ
ックフラグをONにして(手順103)システムダウン
する。一方、キーオフ後一定時間内にロックボタン21
bが押されなければ、ロックフラグをOFFにして(手
順104)システムダウンする。
【0034】次に、オペレータが油圧機械を再始動しよ
うとする場合の動作を説明する。
【0035】オペレータがキースイッチ105をONす
ると、図示しないエンジン制御の電気系統がONすると
同時にキースイッチオン(キーオン)の信号が解錠電子
装置22のCPU22bに送られる(手順110)。こ
の時、解錠電子装置22のOR回路22dの一方の入力
であるキースイッチ105からの信号はONになるの
で、電源回路22aはONになる。そして、CPU22
bはEEROM22eに記憶されたロックフラグの状態
を読み込んでロックフラグの状態を調べ(手順11
1)、ロックフラグがOFFならば直ぐに解錠する(手
順113)。すなわち、パワートランジスタ22cをO
Nし、スタータ制御リレー11をONする(手順11
3)。これによりキースイッチ105を更に回し、スタ
ートリレー103をONすると、スタートリレー103
とスタータ制御リレー11の両方がONするので、スタ
ータ102が回転し、エンジン100は始動する。
【0036】一方、ロックフラグの状態を調べたときに
ロックフラグがONであった場合には、テンキー21a
からの暗証番号の入力を待ち、テンキー21aから暗証
番号の入力があると、CPU22bは入力された番号と
CPU内部メモリに記憶されれた暗証番号とを照合し
(手順112)、両者が一致したときにのみ上記と同じ
解錠の操作を行う。
【0037】以上において、解錠電子装置22のCPU
22bの図3に示す手順100,102,103,10
4,105の機能は、キースイッチ105をOFFにし
たとき、ロックボタン21bがONのときはロック状態
を設定して解錠電子装置22をシステムダウンさせ、ロ
ックボタン21bがOFFのときはアンロック状態を設
定して解錠電子装置22をシステムダウンさせる第1解
錠制御手段を構成し、解錠電子装置22のCPU22b
の図4に示す手順111,112,113の機能は、ロ
ック状態が設定されたときは、キースイッチ105がO
Nになりかつキー入力装置21に予め定められた暗証番
号(所定のコード)が入力されたときのみ解錠信号を発
生し、アンロック状態が設定されたときはキースイッチ
105のONだけで解錠信号を発生する第2解錠制御手
段を構成する。
【0038】また、解錠電子装置22のCPU22bの
図3に示す手順101の機能は、オートロックスイッチ
13がOFFの状態でキースイッチ105がOFFにな
るときは上記第1解錠制御手段によりロック状態または
アンロック状態を設定して解錠電子装置22をシステム
ダウンさせ、オートロックスイッチ13がONの状態で
キースイッチ105がOFFになるときには常にロック
状態を設定して解錠電子装置22をシステムダウンさせ
る第3解錠制御手段を構成する。
【0039】以上のように構成した本実施形態において
は、頻繁に油圧機械の運転と停止を繰り返す作業現場で
機械を使用する場合は、オペレータはオートロックスイ
ッチ13をOFFしマニュアルロックモードにしてお
く。そして、油圧機械の停止時、オペレータがキースイ
ッチ105をOFFし、その後一定時間内にロックボタ
ン21bを押す(ONする)と、ロック状態でシステム
ダウンし、その後の油圧機械の始動時、オペレータがキ
ースイッチ105をONすると従来通り暗証番号に対し
て入力コードが一致したときのみ油圧機械の作動を可能
とする。
【0040】また、一時的に車外で作業する場合や少休
憩時には、オペレータはキースイッチ105をOFFに
するだけでロックボタン21bは押さずONしないと、
アンロック状態でシステムダウンし、その後の油圧機械
の始動時、キースイッチ105のONだけで油圧機械の
作動を可能にする。
【0041】このため、通常の油圧機械の停止時には、
ロックボタン21bを押せば従来通りロック状態でシス
テムダウンし、暗証番号を知らないものには油圧機械を
始動できず、盗難を防止することができる。油圧機械の
運転と停止を頻繁に繰り返す作業で一時的に車外で作業
する場合や少休憩時には、ロックボタン21bを押さず
にいればアンロック状態のままシステムダウンし、簡単
に運転を再開できる。
【0042】また、マニュアルロックモードでのロック
ボタン21bによるロック状態・アンロック状態の切換
を必要としない場合や、マニュアルロックモードでロッ
クボタン21bによるロック状態の設定を忘れやすいオ
ペレータにとっては、オートロックスイッチ13をON
にしてオートロックモードを設定しておくことにより、
従来通りキースイッチ105のOFFで自動的にロック
状態でシステムダウンでき、暗証番号を知らないものに
は油圧機械を始動できず、盗難を防止することができ
る。
【0043】更に、ロック状態を設定するためのロック
フラグは解錠電子装置22のEEROM22eに記憶さ
れているので、盗人がロック状態にある機械を前にし
て、いくらオートロックスイッチ13をいじってもロッ
ク解除には何らの効果もない。よって盗難防止装置その
ものの安全性には全く影響がなく、便利性のみを向上さ
せることができる。
【0044】以上のように本実施形態によれば、盗難を
防止する能力を損なわず、かつ油圧機械の運転と停止を
頻繁に繰り返す作業では簡単に運転を再開することがで
きる。
【0045】また、キースイッチOFF時に直ちにロッ
ク状態になるオートロックモードと、キースイッチOF
F時にロックボタンを押したときのみロック状態となる
マニュアルロックモードが切換えられるので、使用上の
便利性が著しく向上する。
【0046】本発明の第2の実施形態を図1、図2及び
図5により説明する。上記実施形態では、キースイッチ
105のOFF後にロックボタン21bをONしロック
状態を設定したが、本実施形態はキースイッチ105の
OFF前にロックボタン21bをONしロック状態を設
定するものである。
【0047】すなわち、図1、図2及び図5において、
油圧機械が動いており、オペレータがロックボタン21
bもキースイッチ105も操作していないときは、解錠
電子装置22のCPU22bはロックボタン21bがO
FFであることを確認してロックフラグをOFFにし
(手順200〜202)、更にキースイッチ105がO
FFであることを確認する操作を繰り返す(手順20
3)。
【0048】油圧機械の停止時、オペレータがキースイ
ッチ105をOFFし、キースイッチスタートリレー1
03をOFFすることでスタータ102を停止させ、エ
ンジン100を停止させると、CPU22bはキースイ
ッチ105の状態を調べる前にロックボタン21bのO
N・OFFを調べ(手順201)、ロックボタン21b
が押されていなければロックフラグをOFFにし(手順
202,205)、キースイッチ105の状態を調べて
からオートロックスイッチ13の状態を調べ(手順20
6)、オートロックスイッチ13がONならばロックフ
ラグをONにし(手順207)、その後電源回路14a
をOFFし、全システムを停止(システムダウン)する
(手順208)。また、オートロックスイッチ13がO
FFであればそのまま、すなわちロックフラグOFFの
ままシステムダウンする(手順206,208)。
【0049】一方、ロックボタン21bの状態を調べた
ときロックボタン21bがONであれば、ロックボタン
ON後一定時間内にキースイッチ105がOFFされた
場合には、CPU22bは上記と同様にキースイッチ1
05の状態を調べてからオートロックスイッチ13の状
態を調べ(手順206)、オートロックスイッチ13が
ONならばロックフラグをONにしシステムダウンする
(手順207,208)。また、オートロックスイッチ
13がOFFであればロックフラグONのままシステム
ダウンする(手順206,208)。
【0050】一方、ロックボタンON後一定時間内にキ
ースイッチ105がOFFにならなければロックフラグ
をOFFにした後、上記の操作を行う。すなわち、オー
トロックスイッチ13の状態を調べ(手順206)、オ
ートロックスイッチ13がONならばロックフラグをO
Nにしシャットダウンし(手順207,208)、オー
トロックスイッチ13がOFFであればロックフラグO
FFのままシステムダウンする(手順206,20
8)。
【0051】油圧機械の始動時のCPU22bの処理は
図4に示す第1の実施形態と同じである。
【0052】本実施形態によっても、キースイッチ10
5のOFF前にロックボタン21bを押すことでマニュ
アルロックモードでロック状態を設定でき、第1の実施
形態と同様の効果が得られる。
【0053】本発明の第3の実施形態を図6〜図8によ
り説明する。上記実施形態は盗難防止装置の錠手段をエ
ンジン始動系に設けたが、本実施形態は油圧機械の油圧
系統に錠手段を設けたものである。図中、図1に示す部
材と同等の部材には同じ符号を付している。
【0054】図6において、油圧機械は、一次パイロッ
ト圧を作るパイロット油圧ポンプ1と、パイロット油圧
ポンプ1の吐出管路に接続され一次パイロット圧を一定
に保つイロットリリーフ弁2と、パイロット油圧ポンプ
1によって作られたパイロット一次圧を用いて主制御弁
6を駆動操作するバルブ操作回路30と備えている。バ
ルブ操作回路30は、パイロット油圧ポンプ1によって
作られたパイロット一次圧を伝えるパイロット一次圧配
管3,3aと、パイロット一次圧配管3aに接続され、
パイロット一次圧をパイロット二次圧に変換するパイロ
ット弁装置4と、パイロット弁装置4に接続され、パイ
ロット二次圧を主制御弁6に伝えるパイロット二次圧配
管5a,5c;5b,5dとで構成されている。また、
主制御弁6は主油圧ポンプ7と油圧シリンダ8との間に
位置し、主制御弁6により主油圧ポンプ7から油圧シリ
ンダ8に供給される圧油の流れが切換えられる。主油圧
ポンプ7の圧油供給管路7aには主油圧ポンプ7の最高
圧を規制するメインリリーフ弁9が接続されている。
【0055】パイロット弁装置4は1対の減圧弁4a,
4bと、この1対の減圧弁4a,4bを操作する手動レ
バー4cとで構成され、主制御弁6はパイロット二次圧
配管5a,5c;5b,5dに接続された油圧駆動部6
a,6bと、油圧駆動部6a,6bにより駆動され、主
油圧ポンプ7と油圧シリンダ8の間の油路を切換えるス
プール6cとで構成されている。
【0056】パイロット油圧ポンプ1によって作られパ
イロットリリーフ弁2によって一定に保たれるパイロッ
ト一次圧は、パイロット一次圧配管3,3aを介して減
圧弁4a,4bに導かれ、オペレータによって手動レバ
ー4cが例えば図示A方向に倒されると減圧弁4aが作
動し、パイロット二次圧配管5a,5cを介して油圧駆
動部6aに手動レバー4cの操作量に応じたパイロット
二次圧が導かれ、主制御弁6のスプール6cは図示C方
向に移動する。このスプール6cの移動により主油圧ポ
ンプ7からの圧油が油圧シリンダ8のボトム側に導か
れ、シリンダロッドが伸び、シリンダロッドに取り付け
られた作業機(後述)が動かされて油圧機械が作動す
る。手動レバー4cが逆にB方向に倒されると減圧弁4
bが作動し、パイロット二次圧配管5b,5dを介して
油圧駆動部6bに手動レバー4cの操作量に応じたパイ
ロット二次圧が導かれ、主制御弁6のスプール6cは図
示D方向に移動し、主油圧ポンプ7からの圧油が油圧シ
リンダ8のロッド側に導かれてシリンダロッドが引き込
まれ、シリンダロッドに取り付けられた作業機が上記と
は反対方向に動かされて油圧機械が作動する。
【0057】図7に油圧系統の全体を示す。図7におい
て、油圧機械は、主油圧回路162とパイロット油圧回
路163とからなる油圧系統を備えている。
【0058】主油圧回路162は、エンジン100によ
り駆動される上記の主油圧ポンプ7と、エンジン100
により駆動されるもう1つの主油圧ポンプ107と、こ
れら主油圧ポンプ7,107から吐出される圧油により
駆動される上記の油圧シリンダ8を含む複数のアクチュ
エータ8,150〜154と、主油圧ポンプ7から複数
のアクチュエータ8,150,152,153にそれぞ
れ供給される圧油の流量を制御する上記の主制御弁6、
主制御弁55〜57及び予備の主制御弁58と、主油圧
ポンプ107から複数のアクチュエータ8,150,1
51,154にそれぞれ供給される圧油の流量を制御す
る主制御弁106,155,160,161とで構成さ
れている。109は主油圧ポンプ107のメインリリー
フ弁、107aは主油圧ポンプ107の圧油供給配管で
ある。
【0059】パイロット油圧回路163は、エンジン1
00により駆動される上記のパイロット油圧ポンプ1
と、上記のパイロットリリーフ弁2と、パイロット油圧
ポンプ1により生成されるパイロット一次圧を用いて主
油圧回路162の主制御弁6,106を駆動操作する上
記のバルブ操作回路30と、同様にパイロット油圧ポン
プ1により生成されるパイロット一次圧を用いて主油圧
回路162の主制御弁55,155;56;57;16
0;161を駆動操作するバルブ操作回路31〜35と
で構成されている。
【0060】バルブ操作回路31〜35の構造はバルブ
操作回路30と実質的に同じであり、それぞれパイロッ
ト弁装置4と同様なパイロット弁装置36〜40を備え
ている。
【0061】各パイロット弁装置と主制御弁とのつなが
りは、符号a,b;c,d;e,f;g,h;i,j;
k,lで示されており、パイロット弁装置4は、主制御
弁6だけでなく主制御弁106にもパイロット二次圧配
管5a,5e;5b,5fを介して接続され、パイロッ
ト弁装置4の操作で主油圧ポンプ7,107からの圧油
が合流してアクチュエータ8に供給される。同様に、パ
イロット弁装置36も主制御弁55,155に接続さ
れ、パイロット弁装置36の操作で主油圧ポンプ7,1
07からの圧油が合流してアクチュエータ150に供給
される。
【0062】図8に油圧機械の外観を示す。本実施形態
において、油圧機械は油圧ショベルであり、油圧ショベ
ルは、下部走行体200、上部旋回体201、作業機と
してのフロント202を有し、フロント202は上下動
可能に連結されたブーム203、アーム204、バケッ
ト205で構成されている。下部走行体200は上記の
アクチュエータ(走行モータ)153,154により駆
動される左右のクローラ206(一方のみ図示)を有
し、上部旋回体201内には上記のアクチュエータ15
2(旋回モータ)が内蔵され、上部旋回体201を下部
走行体200に対して旋回駆動する。また、ブーム20
3、アーム204、バケット205はそれぞれ上記のア
クチュエータ(ブームシリンダ)8、アクチュエータ
(アームシリンダ)150、アクチュエータ(バケット
シリンダ)151により上下方向に駆動される。
【0063】図6に戻り、以上のような油圧機械に本実
施形態の盗難防止装置20Aが設けられている。
【0064】盗難防止装置20Aは、上記のキー入力装
置21、解錠電子装置22、オートロックスイッチ13
と、パイロット油圧ポンプ1とパイロット弁装置4との
間のパイロット一次圧配管3,3aのうち、複数のバル
ブ操作回路30〜35に対して共通の配管であるパイロ
ット一次圧配管3に設置された錠手段としてのソレノイ
ドバルブ23とで構成されている。
【0065】ソレノイドバルブ23は解錠電子装置22
に電気接続されたソレノイド駆動部23aと、ソレノイ
ド駆動部23aにより駆動されるスプール23bとを有
する開閉弁であり、解錠電子装置22からの解錠信号
(ONの電気信号)が発生していないときにはスプール
23bはばね23cの力で図示の閉位置に保たれ、解錠
電子装置22から解錠信号が与えられると、すなわち電
気信号がONになるとソレノイド駆動部23aが作動
し、図示の閉位置から開位置に切換えられる。
【0066】解錠電子装置22の構成及び処理機能は、
パワートランジスタ22c(図2参照)の出力先がソレ
ノイドバルブ23のソレノイド駆動部23aになる点を
除いて、第1の実施形態のものと同じである。
【0067】以上のように構成した本実施形態の盗難防
止装置における基本動作は第1の実施形態と同じであ
る。即ち、オートロックスイッチ13をOFFしマニュ
アルロックモードでは、オペレータがキースイッチ10
5をOFFし、その後一定時間内にロックボタン21b
を押す(ONする)と、解錠電子装置22はロック状態
でシステムダウンし、その後の油圧機械の始動時、オペ
レータがキースイッチ105をONすると従来通り暗証
番号に対して入力コードが一致したときのみ、解錠電子
装置22はソレノイドバルブ23のソレノイド駆動部2
3aに解錠信号(ONの電気信号)を出力する。また、
オペレータがキースイッチ105をOFFにするだけで
ロックボタン21bは押さない(ONしない)と、解錠
電子装置22はアンロック状態でシステムダウンし、そ
の後の油圧機械の始動時、キースイッチ105のONだ
けで、解錠電子装置22はソレノイドバルブ23のソレ
ノイド駆動部23aに解錠信号(ONの電気信号)を出
力する。
【0068】また、本実施形態においては、解錠電子装
置22が解錠信号(ONの電気信号)を出力すると、ソ
レノイドバルブ23のソレノイド駆動部23aが通電さ
れ、ソレノイドバルブ23のスプール23bを開位置に
動かし、パイロット一次圧配管3を導通状態とする。こ
のため、パイロット油圧ポンプ1からのパイロット一次
圧は遮断されず、パイロット弁装置4の手動レバー4c
を操作すると、上記の通りパイロット二次圧が作られて
主制御弁6は動かされ、主油圧ポンプ7からブームシリ
ンダ8に圧油が供給される。同時に、図7に示す主制御
弁106も動かされ、主油圧ポンプ107からブームシ
リンダ8に圧油が供給される。これによりブームシリン
ダ8は駆動され、ブーム203を動かすことができる。
【0069】図7に示す他のパイロット弁装置36〜4
0を操作したときも、同様に対応するアクチュエータ1
50〜154が駆動され、アーム204、バケット20
5等の作業機要素を動かすことができる。
【0070】逆に、解錠電子装置22が解錠信号を出力
しないと、ソレノイドバルブ23はパイロット一次圧配
管3を遮断している。このため、パイロット油圧ポンプ
1からのパイロット一次圧は遮断され、パイロット弁装
置4の手動レバー4cを操作してもパイロット二次圧は
発生せず、主制御弁6,106は動かない。このため、
ブームシリンダ8は駆動されず、ブーム203は動かせ
ない。同様に、他のパイロット弁装置、例えば走行用の
パイロット弁装置39,40を操作しても、走行モータ
153,154は駆動されず、下部走行体200のクロ
ーラ206は動かせない。
【0071】したがって、本実施形態によっても第1の
実施形態と同様な効果が得られると共に、錠手段の設置
個所を油圧系統としたことから次の効果が得られる。
【0072】油圧ショベル等の建設機械においては、そ
のほとんどがディーゼルエンジンを用いており、ディー
ゼルエンジンにおいては、一度スタータを回してしまう
と、後はガバナーが燃料を吸い込んで自己着火で回り続
ける。このため、先の実施形態のように錠手段をエンジ
ン始動系に設けた場合は、エンジン始動系を遮断して
も、スタータのモータ端子に外部のバッテリを直結して
スタータを回して、一度エンジンを始動してしまうと、
エンジンは回り続けその機械は盗まれてしまう可能性が
ある。また、エンジン燃料系を遮断する構成も考えられ
るが、この場合は燃料漏れの可能性があり、十分な安全
対策が必要となる。また、エンジン始動系及び燃料系の
いずれを遮断する場合も、エンジン回りに部品を追加設
置することになるが、エンジン回りのスペースは狭いの
で更なる部品の追加は避けたいという要望がある。更
に、エンジン回りの狭いスペースでは盗人に発見されに
くい適切な設置場所を確保することが難しい。
【0073】本実施形態では、錠手段としてのソレノイ
ドバルブ23を油圧系統に設置し、これを遮断する構成
なので、燃料漏れに対する安全対策を施す必要はない。
また、ソレノイドバルブ23は小さな部品であり、かつ
実機上に長い経路で存在するパイロット一次圧配管3の
どこか適当な箇所に設ければよいので、盗人に発見され
憎い箇所に簡単に設置することができる。更に、パイロ
ット油圧回路の圧力は例えば10Kg/cm2程度と低
く、パイロット一次圧配管3の配管径も細いので、ソレ
ノイドバルブ23を容易に設置することができる。
【0074】また、本実施形態では、解錠電子装置22
から発生する解錠信号をONの電気信号とし、このON
の電気信号が発生していないときはソレノイドバルブ2
3はパイロット一次圧配管3を遮断するようにしたの
で、盗人が盗難防止装置20Aの存在に気がついて、キ
ー入力装置21や解錠電子装置22等の存在の分かりや
すい部品を破壊しても、パイロット一次圧配管3は遮断
されたままとなるので、油圧機械を移動することはでき
ず、盗難を防止できる。
【0075】本発明の第4及び第5の実施形態を図9及
び図10によりそれぞれ説明する。これら実施形態は上
記第3の実施形態のバリエーションの代表的なもの図を
用いて説明するものである。
【0076】まず、第3の実施形態のバリエーション全
般について説明する。
【0077】上記第3の実施形態では、錠手段を油圧系
統のパイロット一次圧配管3に設置したが、油圧系統を
動作不能にし、油圧機械の移動を阻止できる箇所であれ
ば他のいかなる箇所であってもよい。錠手段を油圧系統
の他の箇所に設置する例としては次のようなものがあ
る。
【0078】(1)バルブ操作回路のパイロット二次圧
側に錠手段を設ける(後述)。
【0079】(2)パイロット油圧回路のバルブ操作回
路以外の部分に錠手段を設ける。
【0080】(2−1)例えば、主油圧ポンプ7(図7
参照)が可変容量型でその容量を油圧信号で制御するも
のにあっては、その油圧信号の伝達配管に錠手段を設
け、解錠信号がないときにはポンプと出流量が増大しな
いようにする。
【0081】(2−2)また、パイロットリリーフ弁2
又はメインリリーフ弁9(図7参照)のリリーフ圧の設
定を油圧信号により可変とし、その油圧信号の伝達配管
に錠手段を設け、解錠信号がないときにはリリーフ圧の
設定を0又は微少な値とし、パイロット圧又は主ポンプ
のと出圧が立たなくなるようにする。
【0082】(3)パイロット油圧回路でなく主油圧回
路に錠手段を設置する(後述)。
【0083】また、第3の実施形態では、アクチュエー
タを操作するパイロット弁装置を、手動レバーにより減
圧弁を操作する油圧パイロット方式としたが、手動レバ
ーにより電気信号を発生し電磁比例減圧弁を操作する電
気レバー方式であってもよい。
【0084】更に、第3の実施形態では、錠手段として
通常閉のソレノイドバルブを用い、パイロット圧を遮断
して油圧系統を動作不能とする例を示したが、通常開の
ソレノイドバルブを用い、パイロット圧をタンクに開放
して油圧系統を動作不能としてもよい。
【0085】上記(1)を本発明の第4の実施形態とし
て図9により説明する。図中、図1、図6に示すものと
同等の部材には同じ符号を付している。
【0086】図9において、本実施形態の盗難防止装置
20bは、パイロット弁装置4と主制御弁6及び主制御
弁106(図7参照)との間の共通のパイロット二次圧
配管5bに設置されたソレノイドバルブ23Bを有して
いる。他の構成は第3の実施形態と同じである。
【0087】以上のように構成した本実施形態の盗難防
止装置においては、解錠電子装置22が解錠信号(ON
の電気信号)を出力するときには、ソレノイドバルブ2
3Bのソレノイド駆動部23aが通電され、ソレノイド
バルブ23Bのスプール23bを開位置に動かし、パイ
ロット二次圧配管5bを導通状態とする。このため、パ
イロット弁装置4からのパイロット二次圧は遮断され
ず、パイロット弁装置4の手動レバー4cをB方向に操
作するとパイロット二次圧は主制御弁6の油圧駆動部6
bに伝えられて主制御弁6は動かされ、主油圧ポンプ7
からブームシリンダ8のボトム側に圧油が供給される。
同時に、図7に示す主制御弁106も動かされ、主油圧
ポンプ107からブームシリンダ8のボトム側に圧油が
供給される。これによりブームシリンダ8は伸長方向に
駆動され、ブーム203を上方へ動かすことができる。
【0088】逆に、解錠電子装置22が解錠信号を発生
しないときは、ソレノイドバルブ23Bはパイロット二
次圧配管5bを遮断している。このため、パイロット弁
装置4からのパイロット二次圧は遮断され、パイロット
弁装置4の手動レバー4cをB方向に操作しても主制御
弁6及び主制御弁106(図7参照)は動かない。この
ため、ブームシリンダ8は伸長方向に駆動されず、ブー
ム203を上方に動かすことができず、フロント202
を図8に示すようなバケット205が地面に接した状態
に保ち、油圧機械の移動を阻止することができる。
【0089】このようにパイロット二次圧を遮断して
も、解錠電子装置22が解錠信号を出力しない限り油圧
機械を移動することができず、盗難を防止することがで
きる。
【0090】従って、本実施形態によっても第3の実施
形態と同様な効果が得られる。
【0091】なお、本実施形態では、ブーム用のバルブ
操作回路30のブーム上げ側のパイロット二次圧を遮断
したが、走行用のバルブ操作回路34,35(図7参
照)の少なくとも一方の少なくとも前進側のパイロット
二次圧を遮断してもよく、この場合も解錠電子装置22
が解錠信号を出力しない限り油圧機械を移動することが
できず、盗難を防止することができる。また、盗難防止
能力は劣るが、アームやバケットのバルブ操作回路に錠
手段を設置してもよい。
【0092】また、パイロット一次圧を遮断するかパイ
ロット二次圧を遮断するかは、個々の油圧機械によって
パイロット一次圧配管3とパイロット二次圧配管5a,
5bのどちらの方がソレノイドバルブが取り付けやすい
か、あるいは盗人に発見されにくいところに取り付けら
れるかというレイアウト上の理由で、望ましい方の構成
を採用すればよい。
【0093】更に、本実施形態では、パイロット二次圧
側に設ける錠手段の例として、パイロット二次圧配管5
bを遮断するソレノイドバルブ23Bを示したが、2つ
のパイロット二次圧配管5a,5bを連通するバルブを
用いてもよい。
【0094】上記(3)を本発明の第5の実施形態とし
て図10により説明する。図中、図1、図6に示すもの
と同等の部材には同じ符号を付している。
【0095】図10において、本実施形態の盗難防止装
置20Cは、主油圧ポンプ7の圧油供給管路7aに設置
されたソレノイドバルブ23Cを有している。他の構成
は第3の実施形態と同じである。
【0096】以上のように構成した本実施形態の盗難防
止装置では、解錠電子装置22から解錠信号が発生して
いないときは、ソレノイドバルブ23Cは図示の閉位置
にあり、圧油供給管路7aは遮断されているので、例え
ばパイロット弁装置39を操作しても、走行モータ15
3は作動しない。このため、油圧機械の盗難を防止する
ことができる。
【0097】一方、解錠電子装置22から解錠信号が発
生しているときには、ソレノイドバルブ23Cは開き、
主油圧ポンプ7から吐出された圧油は通常の通り各アク
チュエータに供給可能となり、例えばパイロット弁装置
39によって走行モータ153を操作可能となる。
【0098】従って、本実施形態によっても第3の実施
形態と同様な効果が得られる。
【0099】なお、本実施形態では圧油供給管路7aに
直接ソレノイドバルブ23Cを設置したが、ソレノイド
バルブを電気油圧変換弁として使用し、圧油供給管路7
aにその電気油圧変換弁の出力パイロット圧で切り換え
られるパイロット操作式のバルブを設置しても良い。こ
れにより、高圧で大流量の圧油が流れる圧油供給管路7
aの遮断、連通の切り換えが容易に行えるようになる。
【0100】本発明の第6の実施形態を図11により説
明する。本実施形態はキー入力装置以外のコード入力手
段の例を示すものである。図中、図1、図6に示すもの
と同等の部材には同じ符号を付している。
【0101】図11において、本実施形態の盗難防止装
置20Dは、無線受信機80と、無線受信機80に無線
で暗証番号とロックボタン21bの信号を送信する無線
送信機81とを有し、受信機80に無線で暗証番号又は
ロックボタン21bの信号が入力されると、受信機80
はそれらの信号を解錠電子装置22に伝達する。送信機
81は暗証番号を記憶しておき、オペレータが1つのボ
タン81aを押すとその記憶した暗証番号が無線で受信
機80に送信されるものとする。他の構成は第3の実施
形態と同じである。
【0102】以上のように構成した本実施形態の盗難防
止装置では、送信機81のボタン81a又はロックボタ
ン21bを押すことにより、無線で解錠電子装置22及
び錠手段としてのソレノイドバルブ23を操作し、第1
の実施形態と同様な効果を得ることができる。
【0103】また、本実施形態では、オペレータが暗証
番号を覚えずとも、暗証番号を記憶した送信機81を持
ち歩けばよいので、便利である。また、キー入力装置の
如く、キャブ内の表面に設けずともよく、物陰に設置で
き、盗難防止装置の存在そのものを隠すことができる。
このため、盗難防止能力を一層高めることができる。
【0104】なお、以上の実施形態では、キー入力装置
以外のコード入力手段として、無線による方式の例を示
したが、コード入力手段はこれらに限るものではなく、
所定のコードが入力できるものであればどのようなもの
でもよい。例えば、キー入力方式でなく、ダイヤル入力
方式、タッチパネル入力方式であってもよい。また、所
定のコードとして、数字の1つ又はそれらの組み合わせ
からなる暗証番号ではなく、例えば、a〜xのアルファ
ベットの1つ又はそれらの組み合わせからなる暗号を入
力してもよい。
【0105】また、以上の実施形態では、錠手段をエン
ジン始動系統又は油圧系統の1箇所に設けたが、錠手段
を例えばエンジン始動系統に1箇所、油圧系統に1箇
所、又は油圧系統に2箇所等、2箇所以上に設けてもよ
く、これにより盗人がどちらか一方の錠手段を発見して
も、残ったもう一方の錠手段が機能を果たし、盗難防止
能力を更に向上することができる。
【0106】
【発明の効果】本発明によれば、盗難を防止する能力を
損なわず、かつ油圧機械の運転と停止を頻繁に繰り返す
作業では簡単に運転を再開することができる。
【0107】また、キースイッチOFF時に直ちにロッ
ク状態になるオートロックモードと、キースイッチOF
F時にロック入力手段でロック状態の設定を指示したと
きのみロック状態となるマニュアルロックモードが切換
えられるので、使用上の便利性が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による盗難防止装置を
備えた油圧機械のシステム構成図である。
【図2】解錠電子装置の内部構成を示す図である。
【図3】解錠電子装置の油圧機械を停止させる際の処理
機能を示すフローチャートである。
【図4】解錠電子装置の油圧機械を始動する際の処理機
能を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施形態による盗難防止装置に
おける解錠電子装置の油圧機械を停止させる際の処理機
能を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第3の実施形態による盗難防止装置を
備えた油圧機械のシステム構成図である。
【図7】図6に示す油圧回路の全体を示す図である。
【図8】盗難防止装置が搭載される油圧機械の代表例で
ある油圧ショベルを示す図である。
【図9】本発明の第4の実施形態による盗難防止装置を
備えた油圧機械の油圧回路を示す図である。
【図10】本発明の第5の実施形態による盗難防止装置
を備えた油圧機械の油圧回路を示す図である。
【図11】本発明の第6の実施形態による盗難防止装置
を備えた油圧機械の油圧回路を示す図である。
【符号の説明】
1 パイロット油圧ポンプ 3 パイロット一次圧配管 4 パイロットバルブ装置 5a,5b パイロット二次圧配管 6 主制御弁 7 メイン油圧ポンプ 8 油圧シリンダ 11 スタータ制御リレー 13 オートロックスイッチ 20 盗難防止装置 21 キー入力装置 21a テンキー 21b ロックボタン 22 解錠電子装置 22a 電源回路 22b CPU 22c パワートランジスタ 22d OR回路 22e EEROM 23 ソレノイドバルブ 100 エンジン 101 エンジン始動系 102 スタータ 103 キースイッチスタートリレー 104 バッテリ 105 キースイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平田 東一 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の始動及び停止を制御するキース
    イッチと、コード入力手段と、前記キースイッチがON
    になりかつ前記コード入力手段に所定のコードが入力さ
    れると、解錠信号を発生する解錠電子装置と、前記解錠
    信号が発生しているときは油圧機械の作動を可能とし、
    前記解錠信号が発生していないときは油圧機械の作動を
    不能とする錠手段とを備えた油圧機械の盗難防止装置に
    おいて、 オペレータの操作でロック状態を設定するかどうかを指
    示するロック入力手段を更に備え、前記解錠電子装置
    は、 前記キースイッチをOFFにしたとき、前記ロック入力
    手段がロック状態の設定を指示しているときはロック状
    態を設定して解錠電子装置をシステムダウンさせ、前記
    ロック入力手段がロック状態の設定を指示していないと
    きはアンロック状態を設定して解錠電子装置をシステム
    ダウンさせる第1解錠制御手段と、 前記ロック状態が設定されたときは前記キースイッチが
    ONになりかつ前記コード入力手段に所定のコードが入
    力されたときのみ前記解錠信号を発生し、前記アンロッ
    ク状態が設定されたときは前記キースイッチのONだけ
    で前記解錠信号を発生する第2解錠制御手段とを有する
    ことを特徴とする油圧機械の盗難防止装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の油圧機械の盗難防止装置に
    おいて、オペレータの操作でオートロックを設定するど
    うかを指示するオートロック入力手段を更に備え、 前記解錠電子装置は、前記オートロック入力手段がオー
    トロックの設定を指示していない状態で前記キースイッ
    チがOFFになるときは前記第1解錠制御手段によりロ
    ック状態またはアンロック状態を設定して解錠電子装置
    をシステムダウンさせ、前記オートロック入力手段がオ
    ートロックの設定を指示している状態で前記キースイッ
    チがOFFになるときには常にロック状態を設定して解
    錠電子装置をシステムダウンさせる第3解錠制御手段を
    更に有することを特徴とする油圧機械の盗難防止装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の油圧機械の盗難防止装置に
    おいて、前記第1解錠制御手段は、前記キースイッチの
    OFF後、所定時間内に前記ロック入力手段がロック状
    態の設定を指示するとロック状態を設定してシステムダ
    ウンさせ、所定時間内に前記ロック入力手段がロック状
    態の設定を指示しないとアンロック状態を設定してシス
    テムダウンさせることを特徴とする油圧機械の盗難防止
    装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の油圧機械の盗難防止装置に
    おいて、前記第1解錠制御手段は、前記キースイッチの
    OFF前に前記ロック入力手段がロック状態の設定を指
    示するとロック状態を設定してシステムダウンさせ、前
    記ロック入力手段がロック状態の設定を指示しないとア
    ンロック状態を設定してシステムダウンさせることを特
    徴とする油圧機械の盗難防止装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の油圧機械の盗難防止装置に
    おいて、前記ロック入力手段はオペレータが押している
    間のみONになるモーメンタリ作動のスイッチであるこ
    とを特徴とする油圧機械の盗難防止装置。
  6. 【請求項6】請求項2記載の油圧機械の盗難防止装置に
    おいて、前記オートロック入力手段は切換後の状態を保
    持するオルタネートのスイッチであることを特徴とする
    油圧機械の盗難防止装置。
  7. 【請求項7】請求項1記載の油圧機械の盗難防止装置に
    おいて、前記油圧機械は、スタータ、キースイッチスタ
    ートリレー、バッテリを含む内燃機関の始動系を備え、
    前記錠手段は前記内燃機関の始動系の少なくとも1箇所
    に設けられていることを特徴とする油圧機械の盗難防止
    装置。
  8. 【請求項8】請求項1記載の油圧機械の盗難防止装置に
    おいて、前記油圧機械は、前記内燃機関により駆動され
    る主油圧ポンプと、この主油圧ポンプから吐出される圧
    油により駆動される複数のアクチュエータと、前記主油
    圧ポンプから前記複数のアクチュエータにそれぞれ供給
    される圧油の流量を制御する複数の主制御弁とを含む主
    油圧回路と;前記内燃機関により駆動されるパイロット
    油圧ポンプを含み、このパイロット油圧ポンプにより生
    成されるパイロット一次圧を用いて前記主油圧回路を制
    御するパイロット油圧回路と;を含む油圧系統を備え、
    前記錠手段は前記油圧系統の少なくとも1箇所に設けら
    れていることを特徴とする油圧機械の盗難防止装置。
  9. 【請求項9】請求項1記載の油圧機械の盗難防止装置に
    おいて、前記コード入力手段は、無線送信機から前記所
    定のコードを無線で受信する無線受信機であることを特
    徴とする油圧機械の盗難防止装置。
  10. 【請求項10】請求項9記載の油圧機械の盗難防止装置
    において、前記無線送信機は、前記所定のコードを記憶
    しており、オペレータの操作で当該所定のコードが無線
    で前記無線受信機に送信されることを特徴とする油圧機
    械の盗難防止装置。
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