JP2508304Y2 - 建設機械の盗難防止用スイッチ装置 - Google Patents

建設機械の盗難防止用スイッチ装置

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JP2508304Y2
JP2508304Y2 JP10837288U JP10837288U JP2508304Y2 JP 2508304 Y2 JP2508304 Y2 JP 2508304Y2 JP 10837288 U JP10837288 U JP 10837288U JP 10837288 U JP10837288 U JP 10837288U JP 2508304 Y2 JP2508304 Y2 JP 2508304Y2
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key switch
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諭 宮岡
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油谷重工 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、主として建設機械,産業車両などの盗難
防止用スイッチ装置に関する。
従来の技術 第3図は、建設機械のうち油圧ショベルの一部切欠き
側面図である。図において、1は油圧ショベルの下部走
行体、2は上部旋回体、3は上部旋回体2に設けられて
いる運転室、4は運転室3内の運転席である。第4図
は、第3図内運転席4付近の詳細図である。図におい
て、5はコントロールボックス、6は操作レバー、7は
床板、8はベース台、9はロックレバー、10はロックレ
バー9に設けられている接触子、11はリミットスイッチ
である。第5図は、従来技術の操作レバー6用ロック回
路図である。図において、12は油圧ショベルに装備した
各種油圧アクチュエータ(図示なし)のうち1個のパイ
ロット切換弁、13,14はパイロット切換弁12左右のパイ
ロット圧受圧部、15はメインポンプ、16はリモコン弁、
17,18はリモコン弁16のそれぞれパイロット弁、19はパ
イロットポンプ、20は電磁弁、21は電磁弁20のソレノイ
ド、22はバッテリリレー、23はエンジン用キースイッ
チ、24は電源である。
次に、従来技術における操作レバー6用ロック回路の
構成を第4図および第5図について述べる。運転席4の
左右両側にコントロールボックス5を設け、そのコント
ロールボックス5上部に各種油圧アクチュエータ用パイ
ロット切換弁12を切換制御するリモコン弁16用操作レバ
ー6をそなえ、さらに運転席4付近に上記操作レバー6
をロックせしめるロックレバー9を設けている。一方、
パイロットポンプ19とリモコン弁16とを連通する油路に
電磁弁20介在させ、上記ロックレバー9を後方端イ位置
に回動させたとき上記接触子10がリミットスイッチ11に
当接するように構成している。
次に、従来技術における操作レバー6用ロック回路の
作用機能について述べる。運転者が点検などのために、
エンジン用キースイッチ23を投入状態にしたままで降車
することがある。そのときに運転者は、ロックレバー9
を後方端イ位置に回動傾倒させておく。そうすると、ロ
ックレバー9に設けた接触子10が、ベース台8に取付け
たリミットスイッチ11に当接する。それにより、電磁弁
20は電路開通位置ロより油路遮断位置ハに切換わる。し
たがって、パイロットポンプ19からの圧油供給は、リモ
コン弁16に対して遮断される。この状態では、操作レバ
ー6をニ位置方向あるいはホ位置方向に操作しても、パ
イロット圧がパイロット切換弁12に対して導出されな
い。そのために、運転者が降車するときたとえば運転者
の身体の一部が操作レバー6に接触しても、予期しない
アクチュエータが作動するようなことのない構造の操作
レバーロック装置が装備されているものが多いが、この
ロック装置を解除する方法については一般に運転室内の
見易い場所にはり着けたコーションラベルなどの手段に
より、誰でも容易に解除できる指導がなされている。従
って、当該機械の関係者以外であっても何等かの手段に
よりエンジン始動用のキーさえ入手できれば容易にその
機械のあらゆる操作は直ちに可能となるのが現状であ
る。
考案が解決しようとする課題 油圧ショベルで代表される建設機械のエンジン始動用
キースイッチのキーは、当該建設機械の製造および運用
管理上の利便性から、同一機種、同一メーカ製品間では
共通のキーを採用することが多いため、同一の事業所に
同一の種類のキーが複数個存在することとなり、このう
ちの1個が第三者の入手するところとなると当該建設機
械は、その第三者が上記共通のキーを使用して容易にエ
ンジンを起動させ、周囲の人々から気付かれないうちに
作業装置,走行装置用の各種アクチュエータを作動さ
せ、機械を持去ることが往々にしてある。
この考案は上記に鑑み、例えエンジン始動用キーを入
手し始動できたとしても、各種アクチュエータ作動用の
操作レバーの操作を有効にするためのロック解除をする
には、その機械に専用のキーが必要で、また、第三者に
とり手間のかかるような盗難防止用スイッチ装置を提供
することを課題とする。
課題を解決するための手段 この考案は上記課題を解決するため次のような手段を
講じる。すなわち、 イ.エンジンで駆動されるメインポンプからの圧油を、
パイロット圧信号によりパイロット切換弁を切換えて各
種油圧アクチュエータに供給する油圧作動回路におい
て、 ロ.上記切換弁にパイロット圧信号を発信するリモコン
弁と、該リモコン弁に圧油を供給する油圧源とを接続す
る油路の途中に、常時は内蔵のスプリングの弾発力によ
り内部油路を開路状態に保持しているが、受信部に信号
が作用すると該内部油路を閉路状態に切換える機能の電
磁開閉弁を設ける。
ハ.上記電磁開閉弁の受信部とエンジン始動用電源とを
接続する電気開路上に、エンジン始動用キーではオン・
オフ操作ができない専用のキーでのみ操作可能の盗難防
止用のキースイッチを設ける。
ニ.上記キースイッチは、機体上の第三者が容易に知り
得ない不特定位置に取付ける。
作用 盗難防止キースプリングを専用のキーでオン位置に操
作しておけば、エンジンをエンジン始動用キーで運転状
態にしても、電源開閉弁がリモコン弁への油圧源圧油の
油路を遮断するので、リモコン弁の操作レバーを操作し
てもパイロット圧信号は発信されないこととなり、各種
油圧アクチュエータを作動させることはできない。すな
わち、建設機械に搭載されたエンジンを始動することが
できても、前記専用のキーがない限り、この建設機械の
運転操作はできない。かりに、上記専用キーを入手して
もキースイッチの所在を発見することは困難である。
一方、当該建設機械の管理関係者は、上記専用キーに
よる盗難防止用キースイッチをオフにしておけば、通常
の運転が常時できることは言うまでもない。
実施例 以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。第1図は、この考案にかかるスイッチ装置を示す
回路図である。図において、従来技術と同一構成要素を
使用するものに対しては同符号を付す。25は電磁開閉
弁、26は電磁開閉弁25のソレノイド、27は盗難防止用キ
ースイッチである。
次に、この考案にかかるスイッチ装置の構成を第1図
について述べる。パイロットポンプ19とリモコン弁16と
を連通する油路に電磁開閉弁25を介設し、その電磁開閉
弁25のソレノイド26により電源24に通じる電気回路に盗
難防止用キースイッチ27を配設した。それとともに、上
記キースイッチ27を機体のいずれか任意位置に取付けて
構成した。なお、第2図もこの考案にかかるスイッチ装
置を示す回路図であるが、電源開閉弁25は第1図のよう
にパイロットポンプ19と電磁弁20との連通油路に介設し
てもよいし、また第2図のように電磁弁20とリモコン弁
16との連通油路に介設してもよい。また、盗難防止用キ
ースイッチは1個だけでなく、複数個のキースイッチを
直列に連結し、その複数個のキースイッチをそれぞれ複
数箇所の任意隠し位置に配設するようにしてもよい。
次に、この考案にかかるスイッチ装置の作用機能につ
いて述べる。ロックレバー9を後方端に回動傾倒し、か
つエンジン用キースイッチ23を開いて油圧ショベルの作
動を停止させる。そして油圧ショベルを放置するときに
は、油圧ショベルのいずれか隠し位置に配設した盗難防
止用キースイッチ27をオン操作しておく。こうしておく
と、エンジン用キースイッチ23を投入、かつロックレバ
ー9を元の位置に戻してリミットスイッチ11を開くよう
にしても、盗難防止用キースイッチ27は閉じているの
で、ソレノイド21は通電する。それにより電磁開閉弁25
は油路遮断位置へにあるので、操作レバー6はロック状
態のままである。したがって、油圧ショベルに搭載した
エンジンを回転作動させても油圧ショベルを運転して動
かすことはできない。また、上記盗難防止用キースイッ
チ27を油圧ショベル機体のいずれか隠し位置に配設した
ので、その位置は上記油圧ショベルの運転者など限られ
た人だけは知っている。したがって、他の人が上記キー
スイッチ27を見つけて、その回路を開くことは困難であ
る。それにより、油圧ショベルの盗難は防止される。
考案の効果 油圧ショベルで代表されるエンジン駆動のメインポン
プを搭載した建設機械において、エンジン始動用のキー
スイッチのキーは、建設機械の製造および運用管理上の
利便性から、同一機種または同一メーカ製品では共通化
して使用できるようにしていることが多い。このため複
数台の機械を管理する単位事務所ではエンジン始動用の
キーも複数となり散逸し易いことから、第三者がこのキ
ーを使用し、建設機械を任意に運転操作して無断で移動
させる可能性が高かった。
しかし、この考案にかかる建設機械の盗難防止用スイ
ッチ装置を、前述したような油圧ショベルで代表される
油圧パイロットコントロール方式の建設機械に装備して
おくと、該機械のリモコン弁用油圧源となるパイロット
ポンプからの油路に、受信部に電気信号が作用している
と内部油路を閉路する電磁開閉弁を介在させ、該電磁開
閉弁の受信部であるソレノイドに、エンジン始動および
運転持続中に作動しているバッテリリレーを介して電源
から電気信号を供給する電気回路の途中に、専用のキー
によってのみ作動させることのできる盗難防止用キース
イッチを、第三者からは容易に発見し難い隠し位置に設
けた。従って、機械を長時間放置するときは上記盗難防
止用キースイッチをそれ専用のキー操作により閉路位置
(オン位置)にしておくと、第三者がたとえエンジン始
動中キーによりエンジンの始動をさせたとしても、その
機械の運転操作をすることは不能であり当該建設機械を
自走させたり作業装置を作動させたりすることが全くで
きない。また、例え、油圧パイロットコントロール方式
の建設機械に対する多少の知識を有する第三者にとって
も盗難防止用キースイッチが設けられた不特定位置を見
付け、これに接続された電気回路を変更したり、パイロ
ットポンプからの油路の接続替えをしたりすると、その
作業に長時間を要することとなるので当該建設機械の盗
難は未然に防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案にかかるスイッチ装置を
示す回路図、第3図は油圧ショベルの一部切欠き側面
図、第4図は第3図内運転席付近の詳細図、第5図は従
来技術の操作レバー用ロック回路図である。 4……運転席 6……操作レバー 9……ロックレバー 11……リミットスイッチ 12……パイロット切換弁 16……リモコン弁 19……パイロットポンプ 20……電磁弁 23……エンジン用キースイッチ 25……電磁開閉弁 27……盗難防止用キースイッチ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パイロット圧信号によりパイロット切換弁
    を切換えてエンジンにより駆動されるメインポンプから
    の圧油を供給し各種油圧アクチュエータを作動させる形
    式の建設機械において、上記パイロット圧信号発信用の
    リモコン弁の油圧源用圧油を供給するパイロットポンプ
    の吐出側の油路に、常時は内部油路を開路しているが、
    受信部に信号が作用すると閉路する電磁開閉弁と、該電
    磁開閉弁の受信部と電源とを接続する電気回路を上記エ
    ンジン始動用以外のキーで開閉することのできる機能の
    キースイッチとからなり、該キースイッチは機体上の容
    易に発見し難い不特定位置に取付けたことを特徴とする
    建設機械の盗難防止用スイッチ装置。
JP10837288U 1988-08-17 1988-08-17 建設機械の盗難防止用スイッチ装置 Expired - Lifetime JP2508304Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2013036270A (ja) * 2011-08-10 2013-02-21 Komatsu Ltd 油圧ショベル

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JPS58176058U (ja) * 1982-05-20 1983-11-25 株式会社クボタ 作業車

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