JPH08318821A - 油圧機械の盗難防止装置 - Google Patents

油圧機械の盗難防止装置

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JPH08318821A
JPH08318821A JP12859095A JP12859095A JPH08318821A JP H08318821 A JPH08318821 A JP H08318821A JP 12859095 A JP12859095 A JP 12859095A JP 12859095 A JP12859095 A JP 12859095A JP H08318821 A JPH08318821 A JP H08318821A
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JP12859095A
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English (en)
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Kazuhiro Sunamura
和弘 砂村
Osamu Tomikawa
修 富川
Shigehiro Yoshinaga
滋博 吉永
Toichi Hirata
東一 平田
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】油圧機器の盗難防止装置において、盗難を確実
に防止でき、かつユーザーが暗唱番号を忘れた場合には
解錠が可能であるようにする。 【構成】解錠制御装置14に先端にコネクタ16aを備
えたシリアル通信回線17aとシリアル通信回路部14
dとを設け、ハンディターミナル15にシリアル通信回
路部15fと先端にコネクタ16aに接続可能なコネク
タ16bを備えたシリアル通信回線17bとを設け、運
転者が暗証番号を忘れた場合にコネクタ16a,16b
を接続し、ハンディターミナル15の所定の押釦スイッ
チ15aを押すと暗証番号表示要求信号がシリアル通信
回路部15c、シリアル通信回線17b,17a及びシ
リアル通信回路部14dを介して解錠制御装置14のC
PU14bに送られ、CPU14bは暗唱番号表示許可
信号をテンキー入力装置12に出力し、テンキー入力装
置の液晶画面12bに暗証番号が表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は油圧機械の盗難防止装置
に係わり、特に油圧ショベル等の建設機械を含む油圧機
械の盗難防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建設機械や一般自動車等の盗難防止装置
はこれまで種々のものが考えられてきた。その一例とし
て特開昭59−57049号公報に記載のものがある。
これは、キーボードにより押された番号と制御装置の内
部に記憶された暗証番号とを照合し、両者が一致したと
きにのみイグニッション回路などの電気機能部品に電気
を供給し、内燃機関の運転を可能とするものである。ま
た、このような盗難防止装置においては、ユーザーが暗
証番号を忘れてしまった場合には車両を動かせず困るの
で、この対策として特開昭59−57049号公報で
は、制御装置に非常解錠スイッチを取り付け、この非常
解錠スイッチをオンすることによって解錠を可能にして
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開昭59−5704
9号公報に記載の盗難防止装置では、上記のように非常
解錠スイッチを設けたので、ユーザーが暗証番号を忘れ
たときでも非常解錠スイッチをオンすることにより解錠
できる。しかし、盗人が非常解錠スイッチを発見してし
まうと、盗人は暗証番号を知らなくても機械や車両を動
かすことができ、盗難が避けられなくなってしまうとい
う問題があった。
【0004】本発明の目的は、盗難を確実に防止でき、
かつユーザーが暗唱番号を忘れた場合には解錠が可能で
ある油圧機械の盗難防止装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために次の構成を採用する。すなわち、油圧機械
の作動を電気的に制御する電気機能部品と、複数の押釦
スイッチを有する入力手段と、前記入力手段の押釦スイ
ッチが予め定められた暗証番号の順番で押されたときに
前記電気機能部品に解錠信号を送って油圧機械の作動を
可能とする解錠制御手段とを備えた油圧機械の盗難防止
装置において、前記解錠制御手段に設けられた第1通信
手段と、前記解錠制御手段に設けられ、前記第1通信手
段を介して外部より暗証番号表示要求信号が与えられる
と前記暗唱番号の表示許可信号を送出する暗証番号表示
指令手段と、前記暗唱番号表示指令手段から暗証番号表
示許可信号が送出されると前記暗唱番号を表示する暗証
番号表示手段とを備える構成とする。
【0006】また、上記油圧機器の盗難防止装置におい
て、前記第1通信手段に接続可能な第2通信手段を有
し、前記暗証番号表示要求信号を前記第2通信手段及び
第1通信手段を介して前記解錠制御手段に送出する外部
操作装置を更に備える構成とする。
【0007】上記油圧機器の盗難防止装置において、好
ましくは、前記第1通信手段はシリアル通信により前記
暗唱番号要求信号を前記暗唱番号表示指令手段に与える
シリアル通信手段である。
【0008】また、好ましくは、前記暗唱番号表示手段
は前記入力手段に設けられている。前記暗唱番号表示手
段は前記解錠制御手段に設けられていてもよい。また、
前記外部操作装置を更に備える場合は、前記暗唱番号表
示手段は前記外部操作装置に設けられていてもよい。こ
の場合、好ましくは、前記第1通信手段はシリアル通信
により前記暗唱番号要求信号を前記暗唱番号表示指令手
段に与えかつシリアル通信により前記暗唱番号表示許可
信号を前記暗証番号表示手段に与えるシリアル通信手段
である。
【0009】また、好ましくは、前記暗唱番号表示手段
は暗証番号を画面に表示する手段である。前記暗唱番号
表示手段は暗証番号をランプの点滅により表示する手段
であってもよい。
【0010】
【作用】以上のように構成した本発明においては、油圧
機械のユーザーが暗証番号を忘れた場合は、機械の製造
メーカーまたはこれの関連会社(製造メーカーに付設さ
れた販売店等)に連絡し、外部操作装置を持ってきても
らい、外部操作装置の第2通信手段を解錠制御手段の第
1通信手段に接続する。そして、この状態で外部操作装
置を操作して暗証番号表示要求信号を出力する。解錠制
御手段の暗証番号表示指令手段は、第1通信手段を介し
て暗証番号表示要求信号が与えられると暗唱番号の表示
許可信号を送出し、暗証番号表示手段は暗唱番号を表示
する。このため、機械のユーザーは暗証番号を知ること
ができ、機械を動かすことができる。また、外部操作装
置は一般の市販品でなく、例えば機械の製造メーカー及
びこれの関連会社のみが所有するものとし、よって盗人
が所持することが困難であるものとする。更に、少なく
もとも、外部操作装置の暗証番号表示要求信号を発生す
るソフトは一般に市販しないものとする。これにより、
盗人に暗証番号を読み出される危険が少なく、確実に盗
難を防止できる。
【0011】なお、本発明では、機械のユーザーが暗証
番号を忘れてしまった場合には、ユーザー自身で暗証番
号を呼び出すことができずに、製造メーカーまたは販売
店等に連絡しなければならないが、この手間は、容易に
盗難を許さないという目的のために許容されるべきもの
である。
【0012】また、本発明においては、第1及び第2通
信手段をシリアル通信手段にすることにより、シリアル
通信はパラレル通信に比べて守秘能力が高いので、高い
盗難防止能力が確保される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。本発明の第1の実施例を図1〜図7により説明す
る。図1において、1は油圧機械のエンジンであり、エ
ンジン1にはスタータ2、キースイッチスタートリレー
3、バッテリ4からなるエンジン始動系が設けられてい
る。図示しないキースイッチをONするとキースイッチ
スタートリレー3がONし、スタータ2が回されエンジ
ン1は始動する。
【0014】このような油圧機械のエンジン始動系に本
実施例の盗難防止装置10が設けられている。盗難防止
装置10は、エンジン始動系のキースイッチスタートリ
レー3とバッテリ4との間に接続されたスタータ制御リ
レー11と、テンキー入力装置12と、テンキー入力装
置12に通信回線13を介して接続された解錠制御装置
14とを備えている。テンキー入力装置12の表面に
は、機械のオペレータが押しやすい位置に複数の押釦ス
イッチとしてテンキー12aが設けられており、またテ
ンキー12aの押した番号を確認するための液晶画面1
2bが設けられている。
【0015】また、テンキー入力装置12は図2に示す
ように、テンキー12aが押されるとそれに応じた信号
を発生する信号生成部12cと、液晶画面12bの表示
を制御する表示制御部12dと、信号生成部12cから
信号を入力し表示制御部12dに信号を送るCPU12
eと、CPU12eに接続され通信回線13に信号を送
る通信回路部12fとを有している。
【0016】解錠制御装置14は、図3に示すように、
通信回線13に接続された通信回路部14aと、通信回
路部14aを介して信号を入力するCPU14bと、C
PU14bによりON・OFFされ、スタータ制御リレ
ー11の作動を電気的に制御するパワートランジスタ1
4cとを有している。
【0017】テンキー入力装置12のテンキー12aが
押されると、信号生成部12bにて押された番号に対応
する信号が生成され、その信号がCPU12eに送ら
れ、表示制御部12dは液晶画面12bに押された番号
を表示させる。また、CPU12eに入力された信号は
通信回路部12f、通信回線13及び通信回路部13a
を介して解錠制御装置14のCPU14bに入力され、
CPU14bは押された番号とCPU内部メモリに記憶
されれた暗唱番号とを照合し、両者が一致したときにの
みパワートランジスタ14cをONし、スタータ制御リ
レー11をONしてスタータ2の動作を可能とする。
【0018】また、本実施例の盗難防止装置10は、上
記構成に加え外部操作手段としてのハンディターミナル
15を更に備え、ハンディターミナル15の表面の機械
のオペレータの押しやすい位置には複数の押釦スイッチ
15aと、押釦スイッチ15aが押されたことを確認す
るための液晶画面15bが設けられている。また、解錠
制御装置14は、先端にコネクタ16aを備えたシリア
ル通信回線17aとシリアル通信回線17aに接続され
たシリアル通信回路部14dとを備えている(図3参
照)。更に、ハンディターミナル15は、図4に示すよ
うに、押釦スイッチ15aが押されるとそれに応じた信
号を発生する信号生成部15cと、液晶画面15bの表
示を制御する表示制御部15dと、信号生成部15cか
ら信号を入力し表示制御部15dに信号を送るCPU1
5eと、CPU15eに接続されたシリアル通信回路部
15fと、シリアル通信回路部15fに接続され、先端
にコネクタ16aに接続可能なコネクタ16bを備えた
シリアル通信回線17bとを有している。
【0019】ハンディターミナル15のCPU15e
は、図5に示すように、信号生成部15cから信号を入
力して所定の押釦スイッチ15aが押されたかどうかを
判断し(手順100)、所定の押釦スイッチ15aが押
されると暗証番号表示要求信号を出力する(手順10
1)。コネクタ16a,16bが接続されているとき、
この暗証番号表示要求信号は、ハンディーターミナル1
5のシリアル通信回路部15f及びシリアル通信回線1
7bを介して解錠制御装置14へとシリアル通信により
送信される。
【0020】解錠制御装置14のCPU14bは、図6
に示すように、シリアル通信回線17a及びシリアル通
信回路部14dを介して暗証番号表示要求信号が入力さ
れたかどうかを判断し(手順110)、暗証番号表示要
求信号が入力されると暗証番号をテンキー入力装置12
の液晶画面12bに表示するよう暗証番号表示許可信号
を通信回路部14a及び通信回線13を介してテンキー
入力装置12へと出力する(手順111)。
【0021】テンキー入力装置12のCPU12eは、
図7に示すように、通信回路部12fを介して暗証番号
表示許可信号が入力されたかどうかを判断し(手順12
0)、暗証番号表示許可信号が入力されると暗証番号を
液晶画面12bに表示するよう表示制御部12dに信号
を送り、暗証番号を液晶画面12bに表示させる(手順
121)。
【0022】ここで、ハンディターミナル15は、一般
の市販品でなく、例えば車両や機械の製造メーカー及び
これの関連会社のみが所有するものとし、よって盗人が
所持することが困難であるものとする。または、少なく
もとも、ハンディターミナル15のCPU15eに組み
込まれる図5に示すソフトは一般に市販しないものとす
る。
【0023】以上において、解錠制御装置14のパワー
トランジスタ14c及びスタータ制御リレー11は油圧
機械の作動を電気的に制御する電気機能部品を構成し、
テンキー入力装置12は複数の押釦スイッチを有する入
力手段を構成し、解錠制御装置14のCPU14bは入
力手段の押釦スイッチが予め定められた暗証番号の順番
で押されたときに電気機能部品に解錠信号を送って油圧
機械の作動を可能とする解錠制御手段を構成する。ま
た、解錠制御装置14のシリアル通信回路14d及びシ
リアル通信回線17aは解錠制御手段に設けられた第1
通信手段を構成し、解錠制御装置14のCPU14bの
図6に示す手順110,111の機能は解錠制御手段に
設けられ、第1通信手段を介して外部より暗証番号表示
要求信号が与えられると暗唱番号の表示許可信号を送出
する暗証番号表示指令手段を構成し、テンキー入力装置
12のCPU12eの図7に示す手順120,121の
機能、表示制御装置12d及び液晶画面12bは暗唱番
号表示指令手段から暗証番号表示許可信号が送出される
と暗唱番号を表示する暗証番号表示手段を構成する。
【0024】更に、ハンディターミナル15のシリアル
通信回路15f及びシリアル通信回線17bは前記第1
通信手段に接続可能な第2通信手段を構成し、ハンディ
ターミナル15の押釦スイッチ15a、信号生成回路1
5c、CPU15eは、前記暗証番号表示要求信号を第
2通信手段及び第1通信手段を介して解錠制御手段に送
出する外部操作装置を構成する。
【0025】以上のように構成した本実施例において
は、普通は解錠制御装置14のシリアル通信回線17a
のコネクタ16aには何もつなげずにいるが、車両又は
機械の運転者が暗証番号を忘れた場合には、車両又は機
械の製造メーカーに連絡し、ハンディターミナル15を
持ってきてもらい、ハンディターミナル15のコネクタ
16bを解錠制御装置14のコネクタ16aに接続す
る。そしてこの状態で、ハンディターミナル15の所定
の押釦スイッチ15aを押すと暗証番号表示要求信号が
出力され、その暗証番号表示要求信号はシリアル通信回
路部15c、シリアル通信回線17b,17a及びシリ
アル通信回路部14dを介して解錠制御装置14のCP
U14bに入力され、CPU14bは上記のように暗唱
番号表示許可信号をテンキー入力装置12に出力し、テ
ンキー入力装置の液晶画面12bに暗証番号が表示され
る。
【0026】以上により運転者は忘れた暗証番号を知る
ことができ、車両又は機械を動かすことができる。ま
た、ハンディターミナル15は盗人が所持することが困
難であるので、盗人に暗証番号を読み出される危険が少
なく、確実に盗難を防止できる。更に、本実施例におい
ては、通信回路部14d,15f及び通信回線17a,
17bを守秘能力の高いシリアル通信回路にしたので、
高い盗難防止能力が確保される。
【0027】また、盗難防止装置には、暗証番号を書き
換え可能とし、ユーザーが時々セキュリティ向上のため
に暗証番号を書き換えて使用するシステムがあり、この
システムにおいては製造メーカーにとって暗証番号が管
理できなくなるが、本実施例ではこのようなシステムに
おいても暗証番号を安全に読み出すことができるので、
特に有効である。
【0028】本発明の第2の実施例を図8及び図9によ
り説明する。本実施例は暗唱番号をハンディターミナル
の液晶画面に表示させるものである。図中、図1に示す
部材と同等の部材には同じ符号を付している。
【0029】図8において、本実施例の盗難防止装置1
0Aは、テンキー入力装置12Aと、解錠制御装置14
Aと、ハンディターミナル15Aとを有し、解錠制御装
置14AのCPU14b(図2参照)は、図9に示すよ
うに、シリアル通信回路部14dを介して暗証番号表示
要求信号が入力されたかどうかを判断し(手順20
0)、暗証番号表示要求信号が入力されると暗証番号を
ハンディターミナル15Aの液晶画面15bに表示する
よう暗証番号表示許可信号をシリアル通信回路部14d
及びシリアル通信回線17aを介して出力する(手順2
01)。
【0030】ハンディターミナル15AのCPU15e
(図4参照)は、図7と同様の手順で、シリアル通信回
線17b及びシリアル通信回路部15fを介して暗証番
号表示許可信号が入力されたかどうかを判断し、暗証番
号表示許可信号が入力されると暗証番号を液晶画面15
bに表示するよう表示制御部15dに信号を送り、暗証
番号を液晶画面15bに表示させる。
【0031】本実施例によっても第1の実施例と同様の
効果が得られる。
【0032】本実施例の第3の実施例を図10〜図12
により説明する。本実施例は暗唱番号を解錠制御装置の
ランプの点滅で表示させるものである。図中、図1及び
図3に示す部材または機能と同等のものには同じ符号を
付している。
【0033】図10において、本実施例の盗難防止装置
10Bは、テンキー入力装置12Aと、解錠制御装置1
4Bと、ハンディターミナル15とを有し、解錠制御装
置14Bは、図11に示すように、LEDランプ20と
LEDランプ制御部14eとを備えている。また、解錠
制御装置14BのCPU14bは、図12に示すよう
に、シリアル通信回線17a及びシリアル通信回路部1
4dを介して暗証番号表示要求信号が入力されたかどう
かを判断し(手順300)、暗証番号表示要求信号が入
力されると暗証番号をLEDランプ20の点滅で表示す
るよう暗証番号表示許可信号をLEDランプ制御部14
eに出力し、LEDランプ制御部14eに暗証番号をL
EDランプ20の点滅で表示させる(手順301)。
【0034】本実施例によっても第1の実施例と同様の
効果が得られる。
【0035】本発明の第4の実施例を図13により説明
する。本実施例は油圧機器に設けられる盗難防止装置に
本発明を適用したものである。図中、図1に示す部材と
同等の部材には同じ符号を付している。
【0036】図13において、本実施例の盗難防止装置
が搭載される油圧機械は、一次パイロット圧を作るパイ
ロット油圧ポンプ31と、パイロット油圧ポンプ31の
吐出管路に接続され一次パイロット圧の上限を制限する
イロットリリーフ弁32と、パイロット油圧ポンプ31
にパイロット一次圧配管33を介して接続され、パイロ
ット油圧ポンプ31によって作られたパイロット一次圧
をパイロット二次圧に切換えるパイロットバルブ装置3
4と、パイロットバルブ装置34にパイロット二次圧配
管35a,35bを介して接続され、パイロットバルブ
装置34によって作られたパイロット二次圧によって駆
動されるメインバルブ36とを備えている。また、メイ
ンバルブ36はメインポンプ37と油圧シリンダ38と
の間に位置し、メインバルブ36によりメインポンプ3
7から油圧シリンダ38に供給される圧油の流れが制御
される。39はメインポンプ37の最高圧を規制するメ
インリリーフ弁である。
【0037】パイロットバルブ装置34は1対の減圧弁
34a,34bと、この1対の減圧弁34a,34bを
操作する手動レバー34cとで構成され、メインバルブ
36はパイロット二次圧配管35a,35bに接続され
た油圧駆動部36a,36bと、油圧駆動部36a,3
6bにより駆動され、メインポンプ37とシリンダ38
の間の油路を切換えるスプール36cとで構成されてい
る。
【0038】パイロット油圧ポンプ31によって作られ
たパイロット一次圧はパイロット一次圧配管33を介し
て減圧弁34a,34bに導かれ、オペレータによって
手動レバー34cが例えば図示A方向に倒されると減圧
弁34aが作動し、パイロット二次圧配管35a及び油
圧駆動部36aに手動レバー34cの操作量に応じたパ
イロット二次圧が導かれ、メインバルブ7のスプール3
7cは図示C方向に移動する。このスプール37cの移
動によりメインポンプ37からの圧油が油圧シリンダ3
8のボトム側に導かれ、シリンダロッドが伸び、シリン
ダロッドに取り付けられた作業機(図示せず)が動かさ
れて油圧機械が作動する。手動レバー34cが逆にB方
向に倒されると減圧弁34bが作動し、パイロット二次
圧配管35b及び油圧駆動部36bに手動レバー34c
の操作量に応じたパイロット二次圧が導かれ、メインバ
ルブ7のスプール37cは図示D方向に移動し、メイン
ポンプ37からの圧油が油圧シリンダ38のロッド側に
導かれてシリンダロッドが引き込まれ、シリンダロッド
に取り付けられた作業機が上記とは反対方向に動かされ
て油圧機械が作動する。
【0039】以上の油圧機械に本実施例の盗難防止装置
10Cが設けられている。盗難防止装置10Cは、テン
キー入力装置12と、解錠制御装置14Cと、ハンディ
ターミナル15と、パイロット油圧ポンプ31とパイロ
ットバルブ装置34との間のパイロット一次圧配管33
に設置されたソレノイドバルブ23とで構成されてい
る。ソレノイドバルブ23は解錠制御装置14Cに接続
されたソレノイド駆動部23aと、ソレノイド駆動部2
3aにより駆動されるスプール23bとを有し、解錠制
御装置14Cは、油圧機械の作動を電気的に制御する電
気機能部品としてソレノイド駆動部23aに接続された
パワートランジスタ13c(図3参照)を有し、解錠制
御装置14Cのパワートランジスタ14cがOFFのと
きはソレノイド駆動部23aもOFFし、スプール23
bはばね23cの力で図示の閉位置に保たれ、パワート
ランジスタ14cがONするとソレノイド駆動部23a
もONし、スプール23bは図示の閉位置から開位置に
切換えられる。解錠制御装置14Cのその他の機能は第
1の実施例と同じである。
【0040】本実施例によっても、油圧機器に盗難防止
装置を設けたものにおいて第1の実施例と同様の効果が
得られる。
【0041】なお、上記実施例では、いずれも、解錠制
御装置のCPUから暗証番号表示許可信号が送出される
といずれかの場所で暗証番号を直ちに表示するようにし
たが、解錠制御装置のCPUから暗証番号表示許可信号
が送出されたときいずれかの場所で暗証番号を表示し得
る状態にし、その後何らかの簡単な付帯動作が付加され
ることで暗証番号を表示するようにしてもよい。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、盗人に暗証番号を読み
出される危険が少なく盗難を確実に防止でき、かつユー
ザーが暗唱番号を忘れた場合にも解錠が可能となる効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による盗難防止装置を備
えた油圧機械のシステム構成を示す図である。
【図2】テンキー入力装置の内部構成を示す図である。
【図3】解錠制御装置の内部構成を示す図である。
【図4】ハンディターミナルの内部構成を示す図であ
る。
【図5】ハンディターミナルの暗証番号表示を要求する
際の処理機能を示すフローチャートである。
【図6】解錠制御装置の暗証番号表示の要求があった際
の処理機能を示すフローチャートである。
【図7】テンキー入力装置の暗証番号を表示させる際の
機能を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施例による盗難防止装置を備
えた油圧機械のシステム構成を示す図である。
【図9】解錠制御装置の暗証番号表示の要求があった際
の処理機能を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第3の実施例による盗難防止装置を
備えた油圧機械のシステム構成を示す図である。
【図11】解錠制御装置の内部構成を示す図である。
【図12】解錠制御装置の暗証番号表示の要求があり暗
証番号を表示させる際の処理機能を示すフローチャート
である。
【図13】本発明の第4の実施例による盗難防止装置を
備えた油圧機械のシステム構成を示す図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 スタータ 3 キースイッチスタートリレー 4 バッテリ 10 盗難防止装置 11 スタータ制御リレー 12 テンキー入力装置 12a テンキー(押釦スイッチ) 12b 液晶画面(暗証番号表示手段) 12c 信号発生部 12d 表示制御部 12e CPU 12f 通信回路部 13 通信回線 14 解錠制御装置 14a 通信回路部 14b CPU 14c パワートランジスタ(電気機能部品) 14d シリアル通信回路部(シリアル通信手段) 15 ハンディターミナル 15a 押釦スイッチ 15b 液晶画面(暗証番号表示手段) 15c 信号発生部 15d 表示制御部 15e CPU 15f シリアル通信回路部(シリアル通信手段) 16a,16b コネクタ 17a,17b シリアル通信回線(シリアル通信手
段) 20 LEDランプ(暗証番号表示手段) 23 ソレノイドバルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平田 東一 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧機械の作動を電気的に制御する電気
    機能部品と、複数の押釦スイッチを有する入力手段と、
    前記入力手段の押釦スイッチが予め定められた暗証番号
    の順番で押されたときに前記電気機能部品に解錠信号を
    送って油圧機械の作動を可能とする解錠制御手段とを備
    えた油圧機械の盗難防止装置において、 前記解錠制御手段に設けられた第1通信手段と、 前記解錠制御手段に設けられ、前記第1通信手段を介し
    て外部より暗証番号表示要求信号が与えられると前記暗
    唱番号の表示許可信号を送出する暗証番号表示指令手段
    と、 前記暗唱番号表示指令手段から暗証番号表示許可信号が
    送出されると前記暗唱番号を表示する暗証番号表示手段
    とを備えることを特徴とする油圧機器の盗難防止装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の油圧機器の盗難防止装置
    において、前記第1通信手段に接続可能な第2通信手段
    を有し、前記暗証番号表示要求信号を前記第2通信手段
    及び第1通信手段を介して前記解錠制御手段に送出する
    外部操作装置を更に備えることを特徴とする油圧機器の
    盗難防止装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の油圧機器の盗難防止装置
    において、前記第1通信手段はシリアル通信により前記
    暗唱番号要求信号を前記暗唱番号表示指令手段に与える
    シリアル通信手段であることを特徴とする油圧機器の盗
    難防止装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の油圧機器の盗難防止装置
    において、前記暗唱番号表示手段は前記入力手段に設け
    られていることを特徴とする油圧機器の盗難防止装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の油圧機器の盗難防止装置
    において、前記暗唱番号表示手段は前記解錠制御手段に
    設けられていることを特徴とする油圧機器の盗難防止装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の油圧機器の盗難防止装置
    において、前記第1通信手段に接続可能な第2通信手段
    を有し、前記暗証番号表示許可信号を前記第2通信手段
    及び第1通信手段を介して前記解錠制御手段に送出する
    外部操作装置を更に備え、前記暗唱番号表示手段は前記
    外部操作装置に設けられていることを特徴とする油圧機
    器の盗難防止装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の油圧機器の盗難防止装置
    において、前記第1通信手段はシリアル通信により前記
    暗唱番号要求信号を前記暗唱番号表示指令手段に与えか
    つシリアル通信により前記暗唱番号表示許可信号を前記
    暗証番号表示手段に与えるシリアル通信手段であること
    を特徴とする油圧機器の盗難防止装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の油圧機器の盗難防止装置
    において、前記暗唱番号表示手段は暗証番号を画面に表
    示する手段であることを特徴とする油圧機器の盗難防止
    装置。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の油圧機器の盗難防止装置
    において、前記暗唱番号表示手段は暗証番号をランプの
    点滅により表示する手段であることを特徴とする油圧機
    器の盗難防止装置。
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