JPH09330510A - 磁気ヘッドスライダ - Google Patents

磁気ヘッドスライダ

Info

Publication number
JPH09330510A
JPH09330510A JP8147605A JP14760596A JPH09330510A JP H09330510 A JPH09330510 A JP H09330510A JP 8147605 A JP8147605 A JP 8147605A JP 14760596 A JP14760596 A JP 14760596A JP H09330510 A JPH09330510 A JP H09330510A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
magnetic head
rail
slider
floating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8147605A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2803639B2 (ja
Inventor
Motoyasu Utsunomiya
基恭 宇都宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP8147605A priority Critical patent/JP2803639B2/ja
Priority to US08/869,445 priority patent/US6072662A/en
Publication of JPH09330510A publication Critical patent/JPH09330510A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2803639B2 publication Critical patent/JP2803639B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/60Fluid-dynamic spacing of heads from record-carriers
    • G11B5/6005Specially adapted for spacing from a rotating disc using a fluid cushion

Landscapes

  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体上の位置における浮上量の変動を抑
制し、ディスク全面にわたっての高記録密度(CDR)
を達成するとともに、トラック全域において安定した浮
上姿勢を確保し、且つ低速域での浮き上がり特性を改善
を図った磁気ヘッドスライダを提供すること。 【解決手段】 空気膜潤滑面を有し且つ空気潤滑により
磁気ディスク面上にて浮揚する浮上型の磁気ヘッドスラ
イダにおいて、空気膜潤滑面101に、コ字状若しくは
く字状に形成された2本のレール部12,13を、空気
流動面に沿って上流側と下流側に分けてそれぞれ同一線
上に配設すると共に、そのいづれも、空気流入端側に凸
部を向け,又空気流出端側に凹部を向けてそれぞれ配置
したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ヘッドスライ
ダに係り、特に、回転する記録媒体に対し空気膜潤滑に
より微小隙間を浮揚して記録再生を行う浮上型の磁気ヘ
ッドスライダに関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータの外部記憶装置として用い
られる磁気ディスク装置の記録再生には、記録媒体面上
に対向して一定隙間で浮揚する磁気ヘッドスライダが利
用される。この磁気ヘッドスライダは、記録媒体の回転
により生じる空気粘性流を、記録媒体に対向する面に設
けられた空気膜潤滑面(ABS面:Air Bearing S
urface)で受け、空気膜潤滑作用により記録媒体面上を
微小隙間で浮上する。このとき、浮上しているスライダ
のABS面の空気流出端部には磁気ヘッドのギャップが
記録媒体面に対向する向きに取り付けられており、記録
媒体面と一定隙間を保持しながら非接触で記録再生が行
われるようになっている。
【0003】この浮上型の磁気ヘッドスライダとして
は、例えば特公平3−30229号公報,特開平4−3
41985号公報記載のものがある。以下、これを図1
7乃至図19に基づいて詳述する。
【0004】まず、図17に、空気膜潤滑面の両側端に
二本の平行なレール部(サイドレール)502,503
を配した2レールスライダ501を示す。また、図18
は、ABS面の両端に1対のサイドレール602,60
3を有し、その間に1本のセンタレール604を配置し
た三レールスライダ601を示す。更に、図19は、空
気膜潤滑面の両側端に二本の平行なレール部(サイドレ
ール)702,703を配し空気膜潤滑面にリバースス
テップ面704を設けた負圧スライダ701を示す。
又、これらの各図において、符号15は磁気ヘッドを示
す。
【0005】ここで、図17の2レールスライダ501
を用いて浮上磁気ヘッドスライダの具体的構成を説明す
る。
【0006】図20の斜視図に示すように、2レールス
ライダ501を備えた浮上型の磁気ヘッドスライダ50
0は、記録媒体と対向する側(空気膜潤滑面側)には、
リセス領域501Aがスライダ500の長手方向に一定
の幅で一様に設けられている。このリセス領域501A
の両側部分には、記録媒体の回転により生じる空気流の
流れる方向(矢印e)に沿う形で、前述した二本のレー
ル部(サイドレール)502,503が平行に設けられ
ている。
【0007】この二本のレール部(サイドレール)50
2,503の空気流入端側には空気流入斜面(テーパ
部)502A,503Aが設けられている。また、他方
のレール部503の空気流出端側には記録再生を行う磁
気ヘッド55が取り付けられている。そして、装置停止
時には、磁気ヘッドスライダ500は支持バネの弾性力
によって一定荷重で記録媒体面に押しつけられている。
そして、起動時には記録媒体の回転に伴って生じる空気
粘性流が磁気ヘッドスライダ500の空気流入端のテー
パ部502A,503Aからサイドレール502,50
3に沿って流入することによって記録媒体面との間で空
気膜を形成し、これによって、磁気ヘッドスライダ50
0を浮揚させる(CSS方式:Contact Start Sto
p )。
【0008】この浮上型磁気ヘッドスライダ500は、
図21に示すように、ポジショナー機構511によって
記録媒体上を走査(シーク動作)して所定のトラック上
に位置決めされるようになっている。この図21は、デ
ータアクセス時のポジショナ機構511による磁気ヘッ
ドスライダ500の動作軌道を示すものである。
【0009】即ち、この図21に示すように、ポジショ
ナ機構511の先端に磁気ヘッドスライダ500が固定
され、他端を支点として記録媒体100の表面に沿って
矢印f(又はその逆方向)で示すようにポジショナ機構
511が回転運動を行い(ロータリー・アクチュエータ
方式)、磁気ヘッド15(図2参照)を内周側から外周
側へ又は外周側から内周側へシーク動作させる。図1
8,図19の従来例についても同様である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、磁気ヘ
ッドスライダ500は、データアクセスを行う場合、ト
ラック最内周Aから最外周Bまでの範囲でシーク動作を
行うが、この場合、記録媒体上のトラック半径位置によ
って、磁気ヘッドスライダ500の浮上量および浮上姿
勢(浮上ピッチ角、浮上ロール角)は変動する。これ
は、トラック半径位置によって空気流速が異なり、また
ヨー角(Yaw角:記録媒体の回転接線方向と磁気ヘッ
ドスライダの長手軸とのなす角)がトラック位置によっ
て変化するため、空気膜潤滑面に生じる圧力分布が変動
することに起因する。
【0011】このような磁気ヘッドスライダの浮上量変
動は、磁気ヘッドの電磁変換効率を悪化させる。このた
め、高記録密度が要求される磁気ディスク装置において
は、トラック全面に渡って浮上量が均一であることが常
に要求される。同時に、スライダ浮上姿勢(浮上ピッチ
角、浮上ロール角)の変動は、前述した一定浮上が求め
られる磁気ヘッドスライダ500においては、最小浮上
位置での浮上量低下を招きヘッドヒットを誘発するおそ
れがあるため、磁気ヘッドスライダはトラック全域で常
に安定した浮上姿勢を維持することが望まれている。
【0012】又、他方では、装置起動時において、支持
バネを介して媒体面に押しつけられていた磁気ヘッドス
ライダ500は、媒体の回転に伴い発生する空気流を空
気流入斜面(テーパ部)502A,503Aより受けて
立ちあがり、媒体面上を摺動し、一定以上の速度に達し
たとき離陸するCSS(Contact Start Stop )方
式が採用されている。
【0013】このため、ヘッドとディスク相互間の適正
浮上位置にかかる信頼性,即ちHDI(Head −Disk
Interface)信頼性の観点からは、磁気ヘッドスライダ
1の摺動時間をできるだけ短くすることが望ましい。そ
のためには、低速度領域での浮上ピッチ角が大きくなる
ように設定すると共に、浮き上がり特性の改善を図る必
要がある。
【0014】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、とくに、記録媒体上の位置における浮上量の
変動を抑制し、ディスク全面にわたっての高記録密度
(CDR:Constant Density Recording)を達成す
るとともに、トラック全域において安定した浮上姿勢を
確保し、且つ低速域での浮き上がり特性を改善すること
によって動作の安定化および信頼性向上を図った磁気ヘ
ッドスライダを提供することを、その目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載に発明では、空気膜潤滑面を有し且つ
空気潤滑により磁気ディスク面上にて浮揚する浮上型の
磁気ヘッドスライダにおいて、空気膜潤滑面上に、コ字
状若しくはくの字状に形成された2本のレール部を、空
気流動面に沿って上流側と下流側に分けてそれぞれ同一
線上に左右対称に配設する。そして、そのいづれも、空
気流入端側に凸部を向け,又空気流出端側に凹部を向け
てそれぞれ配置する、という構成を採っている。
【0016】この場合、この請求項1記載の発明では、
「く」の字形および「コ」の字形のレール部で囲まれた
各凹部(リセス領域)においては、各々リバースステッ
プ面が形成され負圧が発生する。そして、この負圧力
は、空気流速の増加により増大するため、浮上量の周波
依存性を低減する効果があり、これを利用するこよによ
って磁気ヘッドスライダの浮上の均一性を向上させ得る
ことができる。
【0017】請求項2記載に発明では、前述した請求項
1記載の発明と同様に、まず、空気膜潤滑面を有し且つ
空気潤滑により磁気ディスク面上にて浮揚する浮上型の
磁気ヘッドスライダにおいて、空気膜潤滑面に、コ字状
若しくはくの字状に形成された2本のレール部を、空気
流動面に沿って上流側と下流側に分けてそれぞれ同一線
上に左右対称に配設する。また、そのいづれも、空気流
入端側に凸部を向け,又空気流出端側に凹部を向けてそ
れぞれ配置する。
【0018】そして、空気流入端側のレール部によって
囲まれたリセス領域と空気流出端側のレール部によって
囲まれたリセス領域とを、異なった深さの空気膜潤滑面
とする、という構成を採っている。
【0019】このため、この請求項2記載の発明では、
前述した請求項1記載の発明と同等に機能するほか、リ
セス領域の深さを適当に調整することによって磁気ヘッ
ドスライダの浮上の均一性を更に安定した状態に設定す
ることができる。
【0020】請求項3記載に発明では、前述した空気流
入端側に配置されたレール部によって囲まれたリセス領
域の空気膜潤滑面の深さを、前述した空気流出端側に配
置されたレール部によって囲まれたリセス領域の空気膜
潤滑面の深さよりも深く形成する、という構成を採って
いる。
【0021】このため、この請求項3記載の発明では、
前述した請求項2記載の発明と同等の機能を得ることが
でき、更に、リセス領域の深さが浅い場合は、低速領域
で比較的大きな負圧力が発生するが高速領域ではあまり
大きな負圧力は生じないこと、或いは、リセス領域の深
さが深い場合は、高速領域で大きな負圧力が得られるが
低速領域では発生する負圧力は小さくなる等の特性を利
用して、磁気ヘッドスライダの浮上の均一性を更に安定
した状態に設定することができる。
【0022】請求項4記載に発明では、前述した請求項
1記載の発明と同様に、まず、空気膜潤滑面を有し且つ
空気潤滑により磁気ディスク面上にて浮揚する浮上型の
磁気ヘッドスライダにおいて、空気膜潤滑面に、コ字状
若しくはく字状に形成された2本のレール部を、空気流
動面に沿って上流側と下流側に分けてそれぞれ同一線上
に左右対称に配設する。また、そのいづれも、空気流入
端側に凸部を向け,又空気流出端側に凹部を向けてそれ
ぞれ配置する。
【0023】そして、空気流入端側に配置されたレール
の凹部中央と空気流出端側に配置されたレールの凸部中
央とを連結レール部によって接続する、という構成を採
っている。
【0024】このため、この請求項4記載の発明では、
また、各々のリセス領域に生じる負圧力により、浮上量
の周速依存性を小さく抑えることができるため、トラッ
ク外周のようなヨー角が大きくなる位置においても、負
圧分布が大きく傾くことはない。これは、負圧発生領域
を三ヵ所に分割することにより、負圧分布の傾きが分散
されて全体のバランスがよくなる。この結果、ヨー角が
大きくなってもスライダ本体の浮上ロール角の変化を更
に有効に抑えることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、第
1および第2の各実施の形態に分けて説明する。
【0026】〔第1の実施の形態〕まず、図1(a)
(b)において、符号11は四角形状に形成されたスラ
イダ本体を示す。このスライダ本体11の記録媒体(磁
気ディスク)に対向する面,即ち空気膜潤滑面101に
は、く字状に形成された2本のレール部12,13が、
記録媒体との間の空気流動面に沿って上流側と下流側に
分けてそれぞれ同一線上に且つ左右対称に配設されてい
る。この2本のレール部12,13は、そのいづれも、
空気流入端側(リーディングエッジ側:図1の上方)に
凸部を向け,又空気流出端側(トレーリングエッジ側:
図1の下方)に凹部を向けて、それぞれ配置されてい
る。
【0027】又、空気流入端側(リーディングエッジ
側)の端縁に位置する一方のレール部12には、そのリ
ーディングエッジ部分に空気流入傾斜面(テーパ面)1
2aが設けられている。そして、他方のレール部13に
おける空気流出端側の二つの端面の内,図1(a)の右
側に位置する部分には、前述したスライダ本体11の端
面から延設された磁気ヘッド部15が装備されている。
【0028】ここで、空気流入端側のレール部12によ
って囲まれたリセス領域101aと空気流出端側のレー
ル部13によって囲まれたリセス領域101bとは、同
一の深さでもよいが、本実施形態にあっては異なった深
さに形成されている。具体的には、一方のレール部12
によって囲まれたリセス領域101aの深さは、他方の
レール部13によって囲まれたリセス領域101bの深
さよりも幾分深く形成されている。
【0029】この場合、「く」の字形および「コ」の字
形のレール部12,13で囲まれた各凹部(リセス領域
101a,101b)においては、各々リバースステッ
プ面が形成され負圧が分かれて個別に発生する。このた
め、ディスク面に対して前後二箇所で吸引力が作用し、
かかる点において、ピッチ角が比較的安定した状態に設
定される。
【0030】上記スライダ本体11は、空気膜潤滑面1
01とは反対側の面(図1の裏面側)で、例えば図21
に示す磁気ヘッド支持機構511と同等に形成された磁
気ヘッド支持機構によって保持されている。
【0031】ここで、前述した一方のレール部12の形
状は、図1の実施形態にあっては「く」の字形のレール
部12としたが、図2,図3に示すように「コ」の字形
のレール部22,32としてもよい。符号23,33は
それぞれ他方のレール部を示す。ここで、図2の他方の
レール部23は全体的に小さく設定されている。また、
図3の他方のレール部33で囲まれた領域のトレーリン
グエッジ側にはセンターレール34が設けられている。
符号22a,32aは、それぞれ空気流入傾斜面を示
す。
【0032】この場合も、「く」の字形および「コ」の
字形のレール部22,32で囲まれた各凹部(リセス領
域201a,201b;301a,301b)において
は、各々リバースステップ面が形成され負圧が発生す
る。そして、この負圧力は、空気流速の増加により増大
するため、浮上量の周波依存性を低減する効果があり、
これを利用するこよによって磁気ヘッドスライダの浮上
の均一性を向上させ得ることを発明者は見いだした。
【0033】更に、この発生する負圧力は、空気流速に
依存すると共に、リバースステップ面におけるリセス深
さにも依存することを、発明者はシュミレーションによ
って確認する事が出来た。図4乃至図6にこれを示す。
ここで、図4は周速10〔m/秒〕の場合を示し、図5
は周速30〔m/秒〕の場合を示す。単位「lbf/i
2 」は1平方インチ当たりの負圧力の大きさを示す。
又図6(a)(b)は、図5についてこれを立体化した
ものである。
【0034】この図4乃至図6にて明らかのように、リ
セス領域の深さが浅い場合は、低速領域で比較的大きな
負圧力が発生するが、高速領域ではあまり大きな負圧力
は生じない。逆に、リセス領域の深さが深い場合は、高
速領域で大きな負圧力が得られるが、低速領域では発生
する負圧力は小さくなる。上記図4乃至図6に示すシュ
ミレーションの結果は、図2に示す磁気ヘッドスライダ
20について行ったものであるが、図3および前述した
図1の各磁気ヘッドスライダ30,10についても、同
様の結果が得られることを確認する事が出来た。
【0035】次に、上述した第1の実施形態の動作を説
明する。まず、図1に示す2本のレール部12,13
は、スライダ重心位置Wを挟んでリーディング側に一方
のレール部12が配され、トレーリング側に他方のレー
ル部13が配置されている(図7参照)。このため、リ
ーディング側の一方のレール部12の凹部により形成さ
れるリバースステップ面のリセス深さを深く設定し(図
7:リセス領域101a)、トレーリングエッジ側の他
方のレール13に囲まれたリバースステップ面のリセス
深さを浅く設定する(図7:リセス領域101b)こと
により、空気流速の変動に対する浮上ピッチ角変動を小
さく抑えることができる。
【0036】即ち、CSSのように流速の小さい領域で
はスライダ重心Wよりトレーリング側に大きな負圧力が
発生するため、図8(a)に示すように、浮上ピッチ角
が大きくなり浮き上がり特性を改善することができる。
他方、トラック外周のような流速の大きい領域では、図
8(b)に示すように、スライダ重心Wよりリーディン
グ側に大きな負圧力が生じる。このため、図9のグラフ
に示すように浮上ピッチ角の増加を抑制することがで
き、浮上マージンを稼ぐことができる。ここで、2本の
レール部12,13上の面は正圧領域となっている。
【0037】このように、上記第1の実施形態による
と、空気流の高速領域(トラック外周)におけるピッチ
角の増加を有効に抑制することができ、磁気ディスクに
対する磁気ヘッドのヘッドヒットの発生を有効に抑制す
ることができる。
【0038】〔第2の実施の形態〕次に、第2の実施の
形態を、図10(a)(b)ないし図13に基づいて説
明する。
【0039】まず、図10(a)(b)において、符号
400は磁気ディスク面上にて浮揚する浮上型の磁気ヘ
ッドスライダを示す。この磁気ヘッドスライダ400
は、前述した第1の実施形態と同様に、空気膜潤滑面4
01を有し且つ空気潤滑により磁気ディスク面上にて浮
揚するようになっている。符号41はスライダ本体を示
す。
【0040】このスライダ本体41の空気膜潤滑面40
1上には、コ字状に形成された一方のレール部42と、
く字状に形成された他方のレール部43とが、空気流動
面に沿って上流側と下流側に分かれて、それぞれ同一線
上に且つ左右対称に配設されている。
【0041】この各レール部42,43は、そのいづれ
も、図10(a)(b)に示すように、空気流入端リー
ディングエッジ)側に凸部を向け,又空気流出端(トレ
ーリングエッジ)側に凹部を向けて、それぞれ配置され
ている。更に、空気流入端側に配置された一方のレール
部42の中央部と,空気流出端側に配置された他方のレ
ール部43の凸部中央部とは、連結レール部44によっ
て接続されている。これによって、負圧の発生箇所がバ
ランスよく設定されるようになっている。ここで、符号
42Aは空気流入傾斜面を示す。また、符号15は磁気
ヘッドを示す。
【0042】また、この第2の実施形態の変形例を図1
1に示す。この図11に示す変形例は、前述した図10
(a)(b)における一方と他方の各レール部42A,
43Aの端部等には図示のように丸みを付し、これによ
って空気流の乱れを排除したものである。その他の構成
は図10のものと同一となっている。
【0043】また、図12に、上記第2の実施形態の更
に他の変形例を示す。この図12に示す他の変形例は、
本発明をセンターギャップ・タイプのスライダに応用し
たものであり、トレーリング側のリセス領域401c内
にギャップ取り付けのためのセンタレール45を設けた
点に特徴を有する。更に、このセンタレール45によっ
てトレーリング側の正圧領域が大きくなるため、バラン
スをとるために他のレール部43Bのトレーリング側の
端部面の幅が狭く設定され、これに合わせて各部が調整
されている。その他の構成は前述した図11の変形例と
同一となっている。
【0044】次に、上記第2の実施形態の作用を説明す
る。まず、この第2の実施形態にあっては、図10
(a)(b)に示すように、連結レール44によって、
一方のレール部42に囲まれて成るリーディング側のリ
セス領域が左右に分割されて二つのリセス領域401
a,401b(図13参照)となる。このため、この図
13に示すように、スライダ重心位置Wを挟んでリーデ
ィング側に左右2ヵ所に独立したリセス領域401a,
401bが、又トレーリング側中央に1ヵ所の独立した
リセス領域401cがそれぞれ設けられ、これにより、
負圧ピークがバランスよく三箇所となりトライアングル
を形成することとなる。
【0045】また、同時に、スライダ重心位置Wを中心
点として、リーディング側中央部分とトレーリング側左
右端部分とに、正圧領域がバランスよく三箇所に分散さ
れてトライアングルが形成される。このため、総荷重の
中心が重心位置Wの近くに形成され、これによって、ま
ずスライダ本体41の浮上姿勢が安定する。
【0046】また、各々のリセス領域401a,401
b,401cに生じる負圧力により、浮上量の周速依存
性を小さく抑えることができる。このため、トラック外
周のようなヨー角が大きくなる位置においても、負圧分
布が大きく傾くことはない。
【0047】これは、負圧発生領域を三ヵ所に分割する
ことにより、負圧分布の傾きが分散されて全体のバラン
スがよくなる(図14参照)。この結果、ヨー角が例え
ば図14(b)に示すように+19度と大きくなって
も、スライダ本体41の浮上ロール角の変化を有効に抑
えることができ、浮上が安定する。
【0048】ここで、上述した図14(a)では、スラ
イダ本体41がトラック内周部(ヨー角が−4度)に位
置する場合に生じる負圧部の状況を示す。また、図14
(a)では、スライダ本体41がトラック外周部(ヨー
角が+19度)に位置する場合に生じる負圧部の状況を
示す。
【0049】これに対して、従来の負圧スライダ701
(図19のもの)について同様の手法によって負圧部の
発生状況を調べてみる。その結果を図15(a)(b)
に示す。この図15(a)(b)に示すように、ヨー角
が大きくなると負圧部の発生領域がアンバランスとなり
浮上ロール角の変化が大きくなっている。これはスライ
ダ本体41の浮上が不安定となり易いことを意味する。
【0050】この図15に示す従来例の負圧部の発生状
況と本第2実施形態(図14,図15)における負圧部
の発生状況とを具体的に比較した結果を図16に示す。
これからも明らかのように、本第2の実施形態において
は、浮上ロール角の変化を更に有効に且つ安定した状態
で抑えることができ、これにより、低浮上マージンのも
とでも良好なHDI信頼性を確保することができる。
【0051】ここで、上記第2の実施の形態について
は、連結レール44により形成される3つのリセス領域
の深さを実情に合わせて互いに異なるように設定するこ
とにより、磁気ヘッドスライダの浮上姿勢を更に積極的
に調整することができる。
【0052】例えば、リーディングエッジ側の左右に形
成される2ヵ所のリセス領域401a,401bの内、
トラック外周側のリセス領域401bの深さを最も深く
し(内周側のリセス領域401aを外周側のリセス領域
401bの深さよりも浅く彫り)、トレーリングエッジ
側中央に形成される領域401cを最も浅く設定するこ
とにより、発生する三ヵ所の負圧力をバランスさせ、空
気流速変化およびヨー角変化による浮上ピッチ角変動お
よび浮上ロール角変動を更に小さく抑えることが可能と
なる。
【0053】
【実施例】次に、上記各実施の形態を具体的に実施する
に際し、考慮すべき細部の状況について説明する。
【0054】〔第1の実施形態の場合〕図1(第1の実
施形態)の場合、前述したように、各レール部12,1
3は各々トレーリングエッジに向かって開口部を有する
「く」の字型のレールであって、スライダ長手中心軸上
に直列に配置されている。このとき、第1レールおよび
第2レールの形状は「く」の字形でも「コ」の字形でも
よく、必要とされる負圧力との兼ね合いで、開口角度や
レール長が決定される。
【0055】この場合、より多くの負圧を発生させたい
場合には「コ」の字形のレールの方が望ましいが、ダス
ト付着が問題となってくるような低浮上領域での使用を
考えるならば、「く」の字形のレールの方が望ましいこ
とを経験的に見いだすことができた。
【0056】また、側面のレールの張り出し長さL1
2 も、要求される負圧量と実際にコントロールしたい
ピッチ量との兼ね合いで決定される。即ち、より多くの
負圧を発生させピッチ角制御効果を出したい場合は、一
方のレール部12のサイド長さL1 をスライダ長さの1
/2〜2/3まで張り出し、リーディング側のリセス領
域101aを広く設定して十分な負圧量を確保する必要
がある。
【0057】逆に、浮き上がり特性の改善を図る場合
は、一方のレール部12のサイド長さL1 をスライダ長
の1/2以下に抑え、他方のレール部のサイド長さL2
を長く設定してトレーリング側のリセス領域101bを
広く設定するのが望ましい。
【0058】また、各々のリセス領域101a,101
bのリセス深さについては、10〜40〔m/s〕程度
の流速で40〜50〔nm〕程度の浮上量を想定する場
合ば、深刻りリセス領域101aのリセス深さが6〜8
〔μm〕前後に、浅彫りリセス領域101bのリセス深
さが2〜3〔μm〕前後に設定するのが望ましい。な
お、これらのパラメータは、スライダ寸法,押圧荷重,
ギャップ浮上量,媒体回転速度等の設計パラメータによ
って変化する。
【0059】次に、図2(第1の実施形態の変形例)の
場合について説明する。この場合は、前述したように浮
上ピッチ角の抑制を目的として、リーディングエッジ
(空気流入端)側のリセス領域201aにおいてより多
くの負圧を発生させるように、リーディング側のレール
部22に「コ」の字形のレールを、またトレーリング
(空気流出端)側のレール部に「く」の字形のレールが
採用されている。
【0060】このとき、リーディング側により大きな負
圧が生じるように一方のレール部22のサイド長L1
スライダ長の2/3以上に伸長し、同時にトレーリング
側のリセス領域201bの負圧量を制限するために他方
のレール部のサイド長L2 を短く設定している。このた
め、他方のレール部23の幅方向の外側はスライダ本体
41の幅方向の端には到達していない。ギャップ取り付
け位置の設計に自由度がある場合に適用できる。
【0061】更に、図3(第1の実施形態の他の変形
例)の場合について説明する。この場合は、本発明をセ
ンターギャップ・タイプのスライダに応用したもので、
トレーリング側のリセス領域301b内にギャップ取り
付けのためのセンタレール34を設けた点に特徴があ
る。この場合、センタレールの正圧によって浮上量が増
加することが予想されるため、トレーリング側の他方の
レール部402はレール幅を狭くして、この他方のレー
ル部402により発生する正圧を制限しておく必要があ
る。
【0062】〔第2の実施形態の場合〕前述したように
図10(a)(b)に示す第2の実施形態では、一方の
レール部42のトレーリング側中央と他方のレール部4
3の凸部中央とを連結レール44により接続し、リーデ
ィング側のリセス領域を外周側のリセス領域401bと
内周側のリセス領域401aとに隔離している。
【0063】この場合、一方のレール部に「く」の字形
レールを用いると、左右に二分されたリセス領域401
a,401bに十分な負圧領域を確保できないため、リ
ーディング側のレール部42にはできるだけ「コ」の字
形のレールを用いるのがよい。また、連結レール44の
部位に生じる正圧はそれほど大きくないため、連結レー
ル44は負圧領域を分割できる程度の幅が確保しておく
だけでよい。
【0064】次に、図11(第2の実施形態の変形例)
の場合について説明する。この場合は、図10に示す第
2の実施形態において三つの独立した領域に分けられた
各リセス領域401a,401b,及び401cのリセ
ス深さを各々変化させ、浮上ピッチ角と浮上ロール角の
調整を行うようにしたものである。
【0065】この場合、トレーリング側のリセス領域4
01cは他の2ヵ所に比べ、リセス深さを浅く設定す
る。これにより、前述した第1の実施形態(図1)の場
合と同様に、リーディング側のリセス部401a,40
1bの相互間でピッチ角制御を行うようにすることがで
きる。
【0066】同時に、リーディング側のリセス領域40
1a,401bのリセス深さに差を設け、リーディング
側の左右のリセス領域での負圧発生力を制御して浮上ロ
ール角を抑制する。このとき、リセス領域401a,4
01bのリセス深さは、トラック外周側で深くし、内周
側で浅く設定するのが望ましい。
【0067】更に、図12(第2の実施形態の他の変形
例)の場合について説明する。この場合は、本発明をセ
ンターギャップ・タイプのスライダに応用したものであ
り、トレーリング側のリセス領域401c内にギャップ
取り付けのためのセンタレール45を設けている。この
とき、センタレール45の正圧によって浮上量が増加す
るため、トレーリング側の他方のレール部43はレール
幅を狭くしておくことが望ましい。
【0068】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され機能する
ので、これによると、空気膜潤滑面においてリーデンィ
グ側及びトレーリング側で合わせて二つ以上のリバース
ステップ面を形成して負圧を発生させるようにしたの
で、スライダ本体の浮上量の周速依存性を低減するとと
もに安定した浮上姿勢を維持することが可能となり、ま
た、各々のリバースステップ面を形成するリセス深さを
変化させることにより、発生する負圧力をコントロール
して浮上姿勢を更に安定させ且つ良好な浮き上がり特性
を得ることができ、このため、ディスク面の全面にわた
っての安定した高記録密度(CDR:Constant Densi
ty Recording)が可能となり、同時に、CSS損耗の
低減やHDI信頼性の向上を図り得るという得るという
従来にない優れた磁気ヘッドスライダを提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す図で、図1
(a)は空気膜潤滑面を上にした状態を示す平面図、図
1(b)は図1(a)の斜視図である。
【図2】図1の変形例を示す平面図である。
【図3】図1の他の変形例を示す平面図である。
【図4】図2の使用状態(周速10〔m/s〕)におけ
る空気膜潤滑面に生じる圧力分布をシュミレーションに
よって算出した場合の一例を示す説明図である。
【図5】図2の使用状態(周速30〔m/s〕)におけ
る空気膜潤滑面に生じる圧力分布をシュミレーションに
よって算出した場合の一例を示す説明図である。
【図6】図5を立体化した場合を示す図で、図6(a)
は図5の下方(水平方向)からみた説明図、図6(b)
は図5の斜め左上からみた斜視図である。
【図7】図2の空気膜潤滑面における負圧の発生箇所を
示す説明図である。
【図8】図1に示す実施形態における磁気ヘッドスライ
ダのピッチ角制御を示す図で、図8(a)は低速時のピ
ッチ角制御を示す説明図、図8(b)は高速時のピッチ
角制御を示す説明図である。
【図9】図1に示す磁気ヘッドスライダと従来例におけ
る磁気ヘッドスライダのピッチ角変動の相違を示す線図
である。
【図10】本発明の第2の実施の形態を示す図で、図1
0(a)は空気膜潤滑面を上にした状態を示す平面図、
図10(b)は図10(a)の斜視図である。
【図11】図10の変形例を示す平面図である。
【図12】図10の他の変形例を示す平面図である。
【図13】図10の空気膜潤滑面における正圧領域およ
び負圧領域の発生箇所を示す説明図である。
【図14】図10に開示したスライダの作動時における
負圧の発生パターンを示す図で、図14(a)はスライ
ダがトラック内周(ヨー角が−4度)に位置する場合の
負圧の発生状況を示す説明図、図14(b)はスライダ
がトラック外周(ヨー角が+19度)に位置する場合の
負圧の発生状況を示す説明図である。ある。
【図15】従来例における負圧スライダの負圧分布を示
す図で、図15(a)はスライダがトラック内周(ヨー
角が−4度)に位置する場合を示す説明図、図15
(b)はスライダがトラック外周(ヨー角が+19度)
に位置する場合を示す説明図である。
【図16】図10に示すスライダと従来例におけるスラ
イダのトラック半径に対する浮上ロール量の変化を比較
した場合の例を示す線図である。
【図17】従来例におけるスライダの例を示す図で、図
17(a)は空気膜潤滑面を上にした場合の例を示す平
面図、図17(b)は図17(a)の右側面図、図17
(c)は図17(a)の正面図である。
【図18】従来例におけるスライダの他の例を示す図
で、図18(a)は空気膜潤滑面を上にした場合の例を
示す平面図、図18(b)は図18(a)の右側面図、
図18(c)は図18(a)の正面図である。
【図19】従来例におけるスライダの更に他の例を示す
図で、図19(a)は空気膜潤滑面を上にした場合の例
を示す平面図、図19(b)は図19(a)の右側面
図、図19(c)は図19(a)の正面図である。
【図20】図17(a)におけるスライダの空気膜潤滑
面における空気の流入方向を示す説明図である。
【図21】磁気ヘッドスライダの移動をヨー角の変化を
示す説明図である。
【符号の説明】
11,41 スライダ本体 12,22,32,42,42A,42B 一方のレー
ル部 12a,22a,32a,42a 空気流入傾斜面(テ
ーパ部) 13,23,33,43,43A,43B 他方のレー
ル部 15 磁気ヘッド部 34,45 センタレール 44,44A,44B 連結レール 101,401 空気膜潤滑面 101a,101b,201a,201b,301a,
301b,401a,401b,401c リセス領域 400 磁気ヘッドスライダ A 正圧領域 B 負圧領域

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気膜潤滑面を有し且つ空気潤滑により
    磁気ディスク面上にて浮揚する浮上型の磁気ヘッドスラ
    イダにおいて、 前記空気膜潤滑面に、コ字状若しくはく字状に形成され
    た2本のレール部を、空気流動面に沿って上流側と下流
    側に分けてそれぞれ同一線上に配設すると共に、そのい
    づれも、空気流入端側に凸部を向け,又空気流出端側に
    凹部を向けてそれぞれ配置したことを特徴とする磁気ヘ
    ッドスライダ。
  2. 【請求項2】 空気膜潤滑面を有し且つ空気潤滑により
    磁気ディスク面上にて浮揚する浮上型の磁気ヘッドスラ
    イダにおいて、 前記空気膜潤滑面に、コ字状若しくはくの字状に形成さ
    れた2本のレール部を、空気流動面に沿って上流側と下
    流側に分けてそれぞれ同一線上に配設すると共に、その
    いづれも、空気流入端側に凸部を向け,又空気流出端側
    に凹部を向けてそれぞれ配置し、 前記空気流入端側に配置されたレール部によって囲まれ
    たリセス領域と前記空気流出端側に配置されたレール部
    によって囲まれたリセス領域とを、異なった深さに設定
    したことを特徴とする磁気ヘッドスライダ。
  3. 【請求項3】 前記空気流入端側に配置されたレール部
    によって囲まれたリセス領域の空気膜潤滑面の深さを、
    前記空気流出端側に配置されたレール部によって囲まれ
    たリセス領域の空気膜潤滑面の深さよりも深く形成した
    ことを特徴とする請求項2記載の磁気ヘッドスライダ。
  4. 【請求項4】 空気膜潤滑面を有し且つ空気潤滑により
    磁気ディスク面上にて浮揚する浮上型の磁気ヘッドスラ
    イダにおいて、 前記空気膜潤滑面に、コ字状若しくはくの字状に形成さ
    れた2本のレール部を、空気流動面に沿って上流側と下
    流側に分けてそれぞれ同一線上に配設すると共に、その
    いづれも、空気流入端側に凸部を向け,又空気流出端側
    に凹部を向けてそれぞれ配置し、 空気流入端側に配置されたレールの凹部中央と前記空気
    流出端側に配置されたレールの凸部中央とを連結レール
    部によって接続したことを特徴とする磁気ヘッドスライ
    ダ。
JP8147605A 1996-06-10 1996-06-10 磁気ヘッドスライダ Expired - Fee Related JP2803639B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8147605A JP2803639B2 (ja) 1996-06-10 1996-06-10 磁気ヘッドスライダ
US08/869,445 US6072662A (en) 1996-06-10 1997-06-05 Magnetic head slider with U-shaped and/or V-shaped portions

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8147605A JP2803639B2 (ja) 1996-06-10 1996-06-10 磁気ヘッドスライダ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09330510A true JPH09330510A (ja) 1997-12-22
JP2803639B2 JP2803639B2 (ja) 1998-09-24

Family

ID=15434117

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8147605A Expired - Fee Related JP2803639B2 (ja) 1996-06-10 1996-06-10 磁気ヘッドスライダ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6072662A (ja)
JP (1) JP2803639B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7505228B2 (en) 2005-04-22 2009-03-17 Kabushiki Kaisha Toshiba Head slider having a leading pad inlet edge with inlet recesses, head suspension assembly, and disk device provided with the same
US7652846B2 (en) 2005-05-26 2010-01-26 Tdk Corporation Magnetic head slider with optimized flying attitude
US7715148B2 (en) 2003-07-23 2010-05-11 Panasonic Corporation Negative pressure slider with groove
JP2012022772A (ja) * 2011-09-27 2012-02-02 Toshiba Corp ヘッド、ヘッドサスペンションアッセンブリ、およびこれを備えたディスク駆動装置

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6356412B1 (en) * 1999-09-30 2002-03-12 Read-Rite Corporation Air bearing facilitating load/unload of a magnetic read/write head
JP2001344724A (ja) * 2000-06-01 2001-12-14 Fujitsu Ltd 浮上ヘッドスライダ
US6661611B1 (en) * 2000-10-04 2003-12-09 Seagate Technology Llc Funneled trench AAB increased contact stiffness and enhanced take-off performance
US6744599B1 (en) * 2002-04-30 2004-06-01 Western Digital Technologies, Inc. Air bearing slider with an angularly disposed channel formed between a side rail and a leading side air bearing surface
US7245455B2 (en) * 2002-11-05 2007-07-17 Seagate Technology Llc Center split feature and pressurization for altitude insensitivity, high pitch torque and high preload sensitivity air bearing slider
JP4061178B2 (ja) * 2002-11-14 2008-03-12 富士通株式会社 磁気ディスク用ヘッドスライダ
JP4057982B2 (ja) * 2003-09-02 2008-03-05 株式会社東芝 接触型磁気ヘッドスライダ、磁気ヘッドアセンブリおよび磁気記録装置
JP2006120228A (ja) * 2004-10-20 2006-05-11 Toshiba Corp ディスク装置
US8638528B2 (en) * 2006-02-09 2014-01-28 HGST Netherlands B.V. Slider air bearing for mobile drives
JP2007220232A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Fujitsu Ltd ヘッド装置及びそれを有するディスク装置
US7616405B2 (en) * 2006-11-15 2009-11-10 Western Digital (Fremont), Llc Slider with an air bearing surface having a inter-cavity dam with OD and ID dam surfaces of different heights
US7719795B2 (en) * 2006-11-15 2010-05-18 Western Digital (Fremont), Llc Head having a transducer heater and an air bearing surface with a flow-diversion dam and pressure-relief trough disposed upstream of the transducer
US7872833B2 (en) * 2007-04-17 2011-01-18 Western Digital (Fremont) , LLC Head with a transducer overcoat having a trailing air flow dam that is shallowly recessed from an air bearing surface
US7855854B2 (en) * 2007-04-17 2010-12-21 Western Digital (Fremont), Llc Head with an air bearing surface having a shallow recessed trailing air flow dam
US7916426B2 (en) * 2007-11-30 2011-03-29 Western Digital (Fremont), Llc Head with an air bearing surface having left and right leading pressurizing steps, each with short and long regions
US8081400B1 (en) 2008-08-29 2011-12-20 Western Digital (Fremont), Llc Slider with an air-bearing surface including four pressure generating pockets for countering disruptive movement
US8681455B2 (en) * 2011-05-02 2014-03-25 Seagate Technology Llc Air bearing slider

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61160885A (ja) * 1985-01-09 1986-07-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 動圧型浮上式ヘツド
JPS63138580A (ja) * 1986-11-28 1988-06-10 Nec Corp 浮動ヘツドスライダ
JPH0330229A (ja) * 1989-06-28 1991-02-08 Hitachi Ltd 含浸形陰極構体
JPH0432081A (ja) * 1990-05-29 1992-02-04 Kyocera Corp 負圧スライダーおよびその製造方法
JPH04341985A (ja) * 1991-05-20 1992-11-27 Sony Corp 磁気ヘッドスライダ
US5406432A (en) * 1993-10-07 1995-04-11 Read-Rite Corporation Air bearing magnetic head sliders with separate center rail segments
US5606476A (en) * 1995-07-13 1997-02-25 Read-Rite Corporation Altitude insensitive air bearing slider
US5704715A (en) * 1996-12-09 1998-01-06 Read-Rite Corporation Altitude insensitive air bearing slider

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7715148B2 (en) 2003-07-23 2010-05-11 Panasonic Corporation Negative pressure slider with groove
US7505228B2 (en) 2005-04-22 2009-03-17 Kabushiki Kaisha Toshiba Head slider having a leading pad inlet edge with inlet recesses, head suspension assembly, and disk device provided with the same
US7652846B2 (en) 2005-05-26 2010-01-26 Tdk Corporation Magnetic head slider with optimized flying attitude
JP2012022772A (ja) * 2011-09-27 2012-02-02 Toshiba Corp ヘッド、ヘッドサスペンションアッセンブリ、およびこれを備えたディスク駆動装置

Also Published As

Publication number Publication date
US6072662A (en) 2000-06-06
JP2803639B2 (ja) 1998-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2803639B2 (ja) 磁気ヘッドスライダ
US5404256A (en) Transverse and negative pressure contour gas bearing slider
JP2781467B2 (ja) 空気支持によるディスクヘッドのスライダー
JP4136818B2 (ja) 側部に開放部を備えた収斂溝を有するヘッドスライダ
US4646180A (en) Floating head slider
USRE39004E1 (en) Pseudo contact type negative pressure air bearing slider
JP3787090B2 (ja) スティクションを低減させる凹状、溝状のレールを有するディスク・ヘッド・スライダ
JPS61278087A (ja) 磁気ヘツド・スライダ
US4974106A (en) Non-contact magnetic head assembly for a flexible medium disk drive
JPH0721717A (ja) 速度および斜行依存性のないエア・ベアリング・スライダ
JPH0785623A (ja) 磁気記録用スライダ
JP2874667B2 (ja) 浮動ヘッドスライダ
US5726831A (en) Methods for operating a gas bearing slider
US6956719B2 (en) Self-correcting disc head slider
JP2621812B2 (ja) 磁気ヘッドスライダ
JPH06333354A (ja) 負圧利用浮動ヘッドスライダ及び回転円板記憶装置
JP4139700B2 (ja) 磁気ヘッドスライダ及び磁気ディスク装置
JP2778518B2 (ja) 磁気ヘッドスライダ
JP2005293701A (ja) ディスク装置のヘッドスライダ
US7626786B2 (en) Compact magnetic head slider with reduced bearing surfaces
JPH03241577A (ja) 浮動ヘッドスライダ
JP2949313B2 (ja) 磁気ヘッドスライダ及び磁気ディスク装置
JPH045099Y2 (ja)
JPS6042545B2 (ja) 浮動式磁気ヘツド
JPH11120727A (ja) 負圧利用型磁気ヘッドスライダ及び磁気ディスク装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980616

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees