JP2778518B2 - 磁気ヘッドスライダ - Google Patents

磁気ヘッドスライダ

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JP2778518B2 JP10074595A JP10074595A JP2778518B2 JP 2778518 B2 JP2778518 B2 JP 2778518B2 JP 10074595 A JP10074595 A JP 10074595A JP 10074595 A JP10074595 A JP 10074595A JP 2778518 B2 JP2778518 B2 JP 2778518B2
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク装置にお
いて、回転する記録媒体に対し空気膜潤滑により微小隙
間を浮揚して記録再生を行う浮上型の磁気ヘッドスライ
ダに関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータの外部記憶装置として用い
られる磁気ディスク装置の記録再生には、記録媒体面上
に対向して一定隙間で浮揚する磁気ヘッドスライダが利
用される。この磁気ヘッドスライダは、記録媒体の回転
により生じる空気粘性流を、媒体に対向する側に設けら
れた空気膜潤滑面(ABS面:Air Bearing
Surface)で受け、空気膜潤滑作用により記録媒
体面上を微小隙間で浮上する。このとき、浮上している
スライダのABS面の空気流出端部には磁気ヘッドのギ
ャップが記録媒体面に対向する向きに取り付けられてお
り、記録媒体面と一定隙間を保持しながら非接触で記録
再生が行われる構成を採っている。
【0003】このような浮上型磁気ヘッドスライダの従
来例を図11に示す。図11(a)は空気膜潤滑面の両
側端に2本の平行なレール(サイドレール)を配した2
レールスライダであり、図11(b)は前記2レールス
ライダのサイドに負圧発生のための微小段差を設けたT
PC(Transverse Pressure Co
ntour)スライダであり、また図11(c)はAB
S面の両側端に1対のサイドレールを配し、その間に1
本のセンタレールを配置した3レールスライダである。
ここでは、前記2レールスライダを用いて浮上型磁気ヘ
ッドスライダの構成を説明する。
【0004】図12の斜視図に示すように、磁気ヘッド
スライダ1の記録媒体と対向する側(空気膜潤滑面側)
2には、リセス部9が磁気ヘッドスライダ1の長手方向
に一定の幅で貫通する形で設けられ、このリセス部9の
両側には、記録媒体の回転により生じる空気流の流れる
方向(矢印e)に沿う形で2本のレール(サイドレー
ル)10が平行に配置される。
【0005】このレールの空気流入端側にはテーパー部
8が設けられており、また片方のレールの空気流出端側
には記録再生を行う磁気ヘッド7が取り付けられてい
る。装置動作時には、記録媒体の回転に伴い、このテー
パー部8からサイドレール10に沿って空気が流入し、
記録媒体面との間で空気膜を形成し、磁気ヘッドスライ
ダ1を浮揚させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図13にデータアクセ
ス時のポジショナ11による磁気ヘッドスライダ1の動
作軌道を示す。浮上型磁気ヘッドスライダ1は、ポジシ
ョナ11によって記録媒体上を走査(シーク動作)して
所定のトラック上に位置決めされる。
【0007】図13に示すように、ポジショナ11の先
端に磁気ヘッドスライダ1が固定され、他端を支点とし
て記録媒体12の表面に沿って矢印fで示すようにポジ
ショナ11が回転運動を行い(ロータリー・アクチュエ
ータ方式)、磁気ヘッド7をシーク動作させる。磁気ヘ
ッドスライダ1はデータアクセスを行う場合、トラック
最内周Aから最外周Bまでの範囲でシーク動作を行う
が、このような記録媒体上のトラック半径位置によっ
て、磁気ヘッドスライダ1の浮上量は変動する。これ
は、トラック半径によって空気粘性流速が異なるため磁
気ヘッドスライダ1のABS面に生じる圧力に差が生じ
ることに起因する。
【0008】また、ロータリー・アクチュエータ方式の
場合、記録媒体11の回転接線方向と磁気ヘッドスライ
ダ1の長手軸とのなす角(Yaw角)がトラック最内周
(θin)と最外周(θout )とで異なり、このYaw角
変化が磁気ヘッドスライダ1の空気膜潤滑面2を流れる
空気流の態様を変化させ、圧力分布を変えるため浮上量
が変動する。
【0009】このような磁気ヘッドスライダの浮上量変
動は、磁気ヘッドによる電磁変換効率を変動させ記録再
生信号のSNRを悪化させる。また、磁気ディスク装置
に要求されている高密度記録を達成するためには、トラ
ック前面に渡って高BPI(Bit Per Inc
h)を維持する必要があり全トラックにおける磁気ヘッ
ドスライダの浮上量均一性が要求されている。
【0010】本発明は、浮上型の磁気ヘッドスライダの
記録媒体上の位置における浮上量の変動を抑制し、記録
トラック全域において安定した浮上量均一性を確保し
て、記録再生特性の変動を抑制し、高記録密度に欠かせ
ないCDR(ConstantDensity Rec
ording)を達成することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の磁気ヘッ
ドスライダ記載の磁気ヘッドスライダによれば、記録媒
体に対向する空気膜潤滑面のリーディングエッジ側にお
いて、トレーリングエッジへ向かって凹部を形成する
「コ」の字形のリーディングレールを設定し、前記
「コ」の字形レールはリーディングエッジ側にテーパー
部を有するとともに、凹部中央付近から2本のレールが
トレーリングエッジへ向かって伸張し、途中で相対距離
を広げていく方向に屈曲し、各々レール幅を広げつつト
レーリングエッジ左右端へ向かって伸張していく「八」
の字形のトレーリングレールを形成することを特徴とす
る。
【0012】本発明の第2の磁気ヘッドスライダ記載の
磁気ヘッドスライダによれば、記録媒体に対向する空気
膜潤滑面のリーディングエッジ側に、トレーリングエッ
ジへ向かって凹部を形成する「E」形のリーディングレ
ールを設定し、このときリーディングエッジ側にはテー
パー部を設けておく。前記「E」形レールのトレーリン
グエッジへ向かって伸張する3本のサブレールは、スラ
イダ長手軸に対して軸対称となる1対の平行四辺形のリ
セス部により分離され、一方トレーリングエッジ側にお
いては同じくスライダ長手軸に対して軸対称となる1対
の三角形レールをトレーリングエッジ左右端に配置、も
しくは1本の多角形レールをトレーリングエッジ中央部
に配置することを特徴とする。
【0013】本発明の第3の磁気ヘッドスライダ記載の
磁気ヘッドスライダによれば、記録媒体に対向する空気
膜潤滑面のリーディングエッジ左右端と中央部に一対の
サイドレールと1本のセンタレールを設定し、前記サイ
ドレールはトレーリングエッジへ向かって伸張し、途中
でレール幅を徐々に細くしていきトレーリングエッジに
到達するまえにレールの伸張を修了し、一方前記センタ
レールはリーディングエッジからトレーリングエッジに
向かって一直線に伸張し、途中で二股にレールを分岐さ
せ各々の分岐レールはレール幅を広げながら互いに相対
距離を広げる方向に伸張していきトレーリングエッジ左
右端に到達することを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明の第1の磁気ヘッドスライダによれば、
空気膜潤滑面のリーディングエッジ側に設けた「コ」の
字形のリーディングレールの凹部においてリバースステ
ップ面が形成され、かつリーディングレールの左右端
と、中央部に設けた「八」の字形のトレーリングレール
により、リバースステップ面は3ヵ所に分割され、それ
ぞれがリーディングレール・サイド部とトレーリングレ
ールにより囲われている。このリバースステップ面の3
ヵ所の囲い込み領域において図4、図5、図6に示すよ
うに負圧が発生する。この負の負荷容量(負圧力:W
n)は空気粘性流速の増加にともない増加し、正の負荷
容量(浮揚力:Wp)の増加を相殺するため浮上量の周
速依存性を小さく抑えることができ浮上量均一性を改善
することができる。
【0015】また、浮き上がり特性を改善しCSS耐久
性を上げて装置信頼性を確保するためには、押圧荷重を
小さく設計してスライダ−媒体間の損耗や起動時浮き上
がり抵抗を小さくする必要があるが、従来の正圧スライ
ダでは押圧荷重を小さくすると十分な空気膜剛性が得ら
れず媒体追従性が損なわれる危険があった。
【0016】しかしながら、負圧利用型のスライダの場
合、軽荷重でも大きな正の負荷容量が得られるため十分
な空気膜剛性を確保することが可能になる。一方、
「八」の字形のトレーリングレールは、スライダ長手軸
に対して±θt の傾き角を持っており(図10
(a))、トラック位置変化によりスライダのYaw角
(θY )が変化した場合にも、リーディングレールから
流入した空気流がトレーリングレールの後端まで到達し
やすくなり空気潤滑流量を大幅に変えることがないため
浮上量のYaw角依存性を小さく抑えることが可能であ
り、シーク動作時の浮上安定性を確保することができ周
速依存性の低減と併せてトラック全域における浮上量均
一性を実現することが可能である。
【0017】本発明の第2の磁気ヘッドスライダによれ
ば、空気膜潤滑面のリーディングエッジ側に設けた
「E」形のリーディングレールの、3本のサブレールに
よって囲まれる一対の平行四辺形のリセス部においてリ
バースステップ面が形成され、この2ヵ所の囲い込み領
域において負圧が発生し、前述したようにこの負圧力が
空気流速の増加にともなう正圧(浮揚力)の上昇を相殺
し浮上量の周速依存性を小さく抑えることができ、同時
に軽荷重で設計できるため浮き上がり特性やCSSの耐
久性を向上させて装置信頼性を確保することができる。
【0018】また、スライダ長手軸に対して軸対称とな
る形で設けた一対の平行四辺形のリセス部は、リーディ
ングレールの両サイドにおいて正圧が大きくなる圧力分
布を形成するため、ロール剛性が向上する。
【0019】一方、スライダ長手軸に対して軸対称とな
る一対の三角形をトレーリングエッジ左右端に配したト
レーリングレールは、図10(b)に示すようにスライ
ダ長手軸に対してθE1〜θE2の傾き角を有するリーディ
ングレールの3本のサブレールと併せて、スライダのY
aw角(θY)が変化した場合においても、空気潤滑流
量を大幅に変えることがないため浮上量のYaw角依存
性を小さく抑えることができシーク動作時の浮上安定性
を実現するとともに、前述した周速依存性の低減と併せ
てトラック全域における浮上量の均一性を確保すること
が可能である。
【0020】本発明の第3の磁気ヘッドスライダによれ
ば、空気膜潤滑面に設けた1本のセンタレールをリーデ
ィングエッジからトレーリングエッジへ向かう途中で二
股に分岐させ、各々の分岐レールが互いに相対距離を広
げながらトレーリングエッジ左右端へ向かって伸張して
いく構造であるため、センタレールの分岐点からトレー
リングエッジに向かってリバースステップ面が形成さ
れ、分岐レールに囲まれた領域において負圧が発生す
る。これにより、前述したように磁気ヘッド浮上量の周
速依存性を小さく抑えることができ、かつ軽荷重でも大
きな実効荷重(正の負荷容量)が得られ十分な空気膜剛
性を確保することができる。
【0021】また、スライダ長手軸に対して「八」の字
に広がっていくセンタレールからの分岐レールは、スラ
イダ長手軸に対して±θb の傾き角を持っており(図1
0(c))、トラック位置変化によりスライダのYaw
角(θY )が変化した場合にも、リーディングエッジ側
から流入した空気流が分岐レールの後端(空気流出端)
まで到達しやすくなり、空気潤滑流量を大幅に変えるこ
とがないためYaw角変化による浮上量変化を小さく抑
えることができシーク動作時の浮上安定性を実現するこ
とができるとともに、前述した周速依存性の低減と併せ
てトラック全域における浮上量の均一性を確保すること
が可能である。
【0022】図7と図8に、本発明の磁気ヘッドスライ
ダの周速変動と浮上量の関係、およびYaw角変動と浮
上量の関係を従来のスライダと比較して示す。本発明の
磁気ヘッドスライダによれば、スライダ浮上量に対する
周速依存性およびYaw角依存性を従来のスライダと比
較して小さく抑えることができるため、図9に示すよう
にスライダ浮上量のトラック半径位置による浮上量変動
を小さくすることができ、高記録密度達成に不可欠なC
onstant Flying Heightを実現す
ることが可能となる。
【0023】なお、従来のスライダのうち2レールTP
Cは本発明の磁気ヘッドスライダと同程度の良好な浮上
量均一性能を示しているが、このスライダは周速変動に
よる浮上量変動と、Yaw角変動による浮上量変動を相
殺させて浮上量均一性を確保しており、周速依存性・Y
aw角依存性ともに浮上変動量は大きく、高速シーク時
の浮上安定性は低く、十分な浮上マージンがとれないよ
うな低浮上領域では装置信頼性を確保することができな
いという欠点がある。
【0024】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照しな
がら説明する。
【0025】本発明の第1の磁気ヘッドスライダを図1
に示す。
【0026】図1(a)は第1の磁気ヘッドスライダに
おける第1の実施例を示す平面図と斜視図である。図1
(b)および図1(c)は本発明の第1の磁気ヘッドス
ライダにおける第2および第3の実施例を示す平面図で
ある。
【0027】図1(a)、図1(b)および図1(c)
において、101〜103は磁気ヘッドスライダ、20
1〜203は空気膜潤滑面、301〜303はリーディ
ングレール、401〜403はトレーリングレール、5
01はセンタレール、601はトレーリング・サブレー
ル、7は磁気ヘッド、801〜803はテーパー部、9
01〜903はリセス部をそれぞれ示している。これら
の磁気ヘッドスライダ101〜103は空気膜潤滑面2
01〜203とは反対側の面で図示せぬ磁気ヘッド支持
機構に接続される。
【0028】本発明の第1の磁気ヘッドスライダである
第1の実施例を図1(a)に示す。リーディングレール
301はリーディングエッジ側でトレーリングエッジに
向かって凹部をもつ「コ」の字形を形成し、凹部中央付
近から「八」の字形のトレーリングレール401が伸張
している。
【0029】このとき、リーディングレール左右端の張
り出しが大きければ大きいほどロール剛性が向上し、か
つリバースステップ面の囲い込み領域が広くなるので負
圧発生量が大きくなるが、左右端の張り出しを大きくし
すぎるとトレーリングレール401との間のリセス部で
空気流れのよどみが発生しダストが溜まりやすくなる。
【0030】これを避けるために、リーディングレール
301の左右端のレール形状はスライダ左右端に向かっ
て開いていく形の先細り形状に設定するのが望ましい。
【0031】一方、トレーリングレール401は、リー
ディングレール301の凹部中央付近に一定の間隔(h
1)をおいて一対のレールをトレーリングエッジへ向か
って伸張させ、途中で各々相対距離を広げる方向へレー
ルを屈曲(θt1)させ、レール幅を広げながらそれぞれ
トレーリングエッジの左右端へ向かって伸張させる。こ
のとき、リーディングエッジ側のレール間隔(h1)
と、レールの屈折角(θt1)の設定により生じる負圧
力が制御される。
【0032】すなわち、レール間隔(h1)を広くとり
屈折角(θt1)を大きくとると負圧力を大きく設定でき
る。しかしながら、レール間隔(h1)を大きく設定す
ると屈折角(θt1)を大きくできなくなり、逆に屈折角
(θt1)を大きくとるとリーディングエッジ側のレール
間隔は狭くなってしまう。この屈折角(θt1)は、良好
なYaw角特性を確保するために、想定されるYaw角
(θY )範囲と同じ程度に設定するのが理想的で、これ
によりレール間隔(h1)を決定することが望ましい。
【0033】本発明の第1の磁気ヘッドスライダである
第2の実施例を図1(b)に示す。第1の実施例を3パ
ッドタイプのスライダに適用したもので、リーディング
レール302は同じくトレーリングエッジに向かって凹
部をもつ「コ」の字形を形成し、トレーリングレール4
02はリーディングレール302の凹部中央から一定の
間隔(h2)をおいて2本のレールをトレーリングエッ
ジへ向かって伸張させ、途中で各々相対距離を広げる方
向へレールを屈曲(θt2)させ、レール幅を広げながら
それぞれトレーリングエッジの左右端へ向かって伸張さ
せる。
【0034】このとき、トレーリングレール402はト
レーリングエッジまで伸張せず、途中でスライダ左右端
に到達させ、そこでレール長を終えている。
【0035】このときトレーリングレールの長さ(L)
は、スライダが最大ロール姿勢をとったときにも媒体面
に接触しない程度にトレーリングエッジから距離をとる
ようにすることが望ましい。
【0036】また、トレーリングエッジ中央には二等辺
三角形もしくは多角形の島形のセンタレール501を設
定し磁気ヘッドを取り付ける。このときセンタレール5
01はYaw角変動による圧力分布の変動を抑えYaw
角依存性を小さくするため、できるだけ正多角形に近い
形状を採用することが望ましい。
【0037】なお、本実施例を用いた場合、トレーリン
グレール402のリーディングエッジ側の設定間隔(h
2)や屈折角(θt2)を第1の実施例の場合と比べて大
きく設定することができるため、周速依存性とYaw角
依存性をより小さくなるように設計することができる。
【0038】本発明の第1の磁気ヘッドスライダである
第3の実施例を図1(c)に示す。第1の実施例におけ
るトレーリングレール401のリーディングエッジ側の
レール間隔(h1)や屈折角(θt1)の設定自由度を広
げて周速特性やYaw角特性のさらなる改善を目的とし
たものであり、リーディングエッジ側からトレーリング
エッジ側へむかって伸張するトレーリングレール403
を途中で切断し、リーディングエッジ側のトレーリング
レール403とトレーリングエッジ側のトレーリング・
サブレール601とに分離する。
【0039】また各々のレールの傾き角(θt3およびθ
t4)は周速依存性とYaw角依存性の両立を考慮した場
合、θt3<θt4となるように設定することが望ましい。
なお本実施例の場合、トレーリングレール403を分離
することにより、負圧力とYaw角特性をある程度切り
放して設計できるため周速依存性とYaw角依存性をよ
りバランスよく両立することができる。
【0040】図2(a)は第2の磁気ヘッドスライダで
ある第4の実施例を示す平面図と斜視図である。図2
(b)、図2(c)、図2(d)および図2(e)は、
本発明の第2の磁気ヘッドスライダである第4・第5・
第6・第7および第8の実施例を示す平面図である。
【0041】図2(a)、(b)、(c)、(d)およ
び(e)において、104〜108は磁気ヘッドスライ
ダ、204〜208は空気膜潤滑面、304〜308は
リーディングレール、404〜407はトレーリングレ
ール、502はセンタレール、7は磁気ヘッド、804
〜808はテーパー部、904〜908はリセス部から
なる。これらの磁気ヘッドスライダ104〜108は空
気膜潤滑面204〜208とは反対側の面で図示せぬ磁
気ヘッド支持機構に接続されている。
【0042】本発明の第2の磁気ヘッドスライダである
第4の実施例を図2(a)に示す。リーディングレール
304はリーディングエッジ側においてトレーリングエ
ッジへ向かって凹部をもつ「E」形のレールを形成して
いる。このときリーディングレール304の凹部形状は
スライダ長手軸に対して軸対称となる一対の平行四辺形
から構成されており、トレーリングエッジ側からみて
「V」形のリセス形状になるように設定する。
【0043】このとき「V」形のリセス部の開き角は、
ダストが溜まらないようにある程度狭めておくことが望
ましい。このリセス部の領域を広く設定すればそれだけ
生じる負圧量は多くなるが、逆に正圧を発生させるレー
ル面積が小さくなるのでロール・ピッチ剛性が低減し、
かつ浮上量が低くなり浮上ピッチ角も小さくなる。次に
トレーリングレール404はトレーリングエッジ左右端
に一対の三角形レールを配置することにより構成され
る。
【0044】このとき、一対の三角形レールはスライダ
長手軸に対して軸対称であり、トレーリングエッジ側か
らみて「八」の字形に開けておく。
【0045】さらに、トレーリングレール404がスラ
イダ長手軸となす角θE13 と、リーディングレール30
4の左右端のレールがスライダ長手軸となる角θE11
および中央のレールがスライダ長手軸となす角θE12
各々想定されるYaw角と同じかそれ以上になるように
設定することが望ましい。
【0046】本発明の第2の磁気ヘッドスライダである
第5の実施例を図2(b)に示す。リーディングレール
305は第1の実施例と同様に、スライダ長手軸に対し
て軸対称となる一対の平行四辺形のリセス部によってト
レーリングエッジ側に凹部をもつ「E」形のレールを形
成している。
【0047】このとき、一対の平行四辺形よりなるリセ
ス部は、第4の実施例とは逆にトレーリングエッジ側か
らみて「八」の字形となるように設定する。
【0048】さらに「八」の字形のリセス部の開き角
は、ダストが溜まらない程度に広げておくことが望まし
い。また、トレーリングレール405は、第1の実施例
と同様にトレーリングエッジ左右端に一対の三角形レー
ルを配置することになるが、このとき一対の三角形レー
ルはスライダ長手軸に対して軸対称であり、トレーリン
グエッジ側からみて「V」形に開けておく。
【0049】この場合、トレーリングレール405がス
ライダ長手軸となる角θE23 と、リーディングレール3
05の左右端のレールがスライダ長手軸となす角
θE21 、および中央のレールがスライダ長手軸となす角
θE22 は各々想定されるYaw角と同じかそれ以上にな
るように設定することが望ましい。
【0050】図2(c)に示す本発明の第2の磁気ヘッ
ドスライダである第6の実施例によれば、リーディング
レール306は、第4の実施例と同様に、トレーリング
エッジ側からみて「V」形となる一対の平行四辺形のリ
セス部により「E」形のレールを形成し、一方トレーリ
ングレール406は、第5の実施例と同様に、トレーリ
ングエッジ左右端にトレーリングエッジ側からみて
「V」字に開く形で一対の軸対称形三角レールを配置す
ることにより構成されることを特徴としている。この磁
気ヘッドスライダ106は第4の実施例において、ロー
ル剛性を高めかつピッチ角を抑えたい場合に用いられ
る。
【0051】本発明の第2の磁気ヘッドスライダである
第7の実施例を図2(d)に示す。リーディングレール
307は、第5の実施例と同様に、トレーリングエッジ
側から見て「八」の字形となる一対の平行四辺形のリセ
ス部により「E」形のレールを形成し、一方トレーリン
グレール407は、第1の実施例と同様に、トレーリン
グエッジ左右端にトレーリングエッジ側からみて「八」
の字形になるように一対の三角形レールを配置すること
によりなることを特徴としている。この磁気ヘッドスラ
イダ107は第5の実施例において、ピッチ剛性を高め
かつピッチ角を大きくしたい場合に用いられる。
【0052】本発明の第2の磁気ヘッドスライダである
第8の実施例を図2(e)に示す。リーディングレール
308は、第4の実施例と同様に、トレーリングエッジ
側から見て「V」形となる一対のリセス部により「E」
形のレールを形成し、一方トレーリングエッジ中央には
二等辺三角形あるいは多角形のセンタレール502を配
置することを特徴としている。このとき、センタレール
502はできるだけ正多角形に近い形状であるほどYa
w角変化による空気潤滑形態の変化の影響を受けにく
く、Yaw角依存性を小さくできる。本実施例のトレー
リングレールは、第4〜第7の実施例において磁気ヘッ
ドが3パッドスライダ用のジオメトリに設定されている
場合に適用される。
【0053】図3(a)および図3(b)は、本発明の
第3の磁気ヘッドスライダである磁気ヘッドスライダの
第9および第10の実施例を示す平面図および斜視図で
ある。
【0054】図3(a)および(b)において、109
〜110は磁気ヘッドスライダ、209〜210は空気
膜潤滑面、503〜504はセンタレール、1001〜
1002はサイドレール、7は磁気ヘッド、809〜8
10はテーパー部、909〜910はリセス部、13は
機械加工溝をそれぞれ示している。これらの磁気ヘッド
スライダ109〜110は空気膜潤滑面209〜210
とは反対側の面で図示せぬ磁気ヘッド支持機構に接続さ
れている。
【0055】本発明の第3の磁気ヘッドスライダである
第9の実施例を図3(a)に示す。サイドレール100
1はリーディングエッジ左右端からトレーリングエッジ
へ向かって伸張し、スライダ重心あたりからスライダ左
右端部へむかってレール幅を絞っていき、トレーリング
エッジに届く前に伸張を終了する。
【0056】一方、センタレール503は、リーディン
グエッジ側では幅狭とし、そのままトレーリングエッジ
へ向かって伸張していき、サイドレール1001がレー
ル幅を絞り始める位置においてセンタレール503を二
股に分岐させ、分岐レール503−R.503−Lを各
々トレーリングエッジ左右端に向かって伸張させ、リー
ディングエッジ側から見て「Y」形になるようにセンタ
レール503を形成する。
【0057】このときサイドレール1001とセンタレ
ール503の間には十分な隙間が生じるようにしてダス
トが溜まらないようにしておくことが望ましい。
【0058】またYaw角依存性を小さく抑えるため、
分岐レール503−R,503−Lの各々がスライダ長
手軸となす角θc1,θc2は想定されるYaw角と同じか
それより大きくなるように設定することが望ましい。
【0059】本発明の第3の磁気ヘッドスライダである
第10の実施例を図3(b)に示す。前述の第9の実施
例においてリセス部の深さが加工上の制限により深く彫
れない場合に適用される。すなわち、磁気ヘッドスライ
ダ110においてサイドレール1002とセンタレール
504との間に斜線部に示すような機械加工溝を設けて
リセスの浅彫りによる浮上量の上昇を抑えるようにす
る。この場合、センタレール504はリーディングエッ
ジ側から見て「V」形の形状を有するようになる。
【0060】
【発明の効果】本発明の磁気ヘッドスライダは、空気膜
潤滑面においてリバースステップ面を形成し負圧を発生
させ、かつリバースステップ面を構成するレール部の形
状をYaw角による圧力プロファイルの変動が小さくな
るような構造を採用しているため、磁気ヘッド浮上量の
周速依存性とYaw角依存性の両方を同時に低減するこ
とができるため、トラック全域における浮上量均一性や
低浮上マージン下での高速シーク動作に対する浮上安定
性を確保することができ、かつ、スライダの押圧荷重を
小さく設計できるため、CSS損耗の低減や浮き上がり
特性が改善され装置信頼性を高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の磁気ヘッドスライダの第1、第
2、第3の実施例を示す平面図および斜視図である。
【図2】本発明の第2の磁気ヘッドスライダの第4、第
5、第6、第7、第8の実施例を示す平面図および斜視
図である。
【図3】本発明の第3の磁気ヘッドスライダの第9、第
10の実施例を示す平面図および斜視図である。
【図4】本発明の磁気ヘッドスライダの空気膜潤滑面の
圧力分布を示す図である。
【図5】本発明の磁気ヘッドスライダの空気膜潤滑面の
圧力分布を示す図である。
【図6】本発明の磁気ヘッドスライダの空気膜潤滑面の
圧力分布を示す図である。
【図7】本発明の磁気ヘッドスライダにおける浮上量の
周速依存性を示す図である。
【図8】本発明の磁気ヘッドスライダにおける浮上量の
Yaw角依存性を示す図である。
【図9】本発明の磁気ヘッドスライダにおける浮上量の
トラック半径依存性を示す図である。
【図10】本発明の磁気ヘッドスライダのレールジオメ
トリとYaw角の関係を示す図である。
【図11】従来の磁気ヘッドスライダの例を示す平面図
および正面図である。
【図12】従来の磁気ヘッドスライダの例を示す斜視図
である。
【図13】磁気ヘッドスライダのアクセス動作時の形態
を示す上面図である。
【符号の説明】
1 磁気ヘッドスライダ 101 磁気ヘッドスライダ 102 磁気ヘッドスライダ 103 磁気ヘッドスライダ 104 磁気ヘッドスライダ 105 磁気ヘッドスライダ 106 磁気ヘッドスライダ 107 磁気ヘッドスライダ 108 磁気ヘッドスライダ 109 磁気ヘッドスライダ 110 磁気ヘッドスライダ 2 空気膜潤滑面 201 空気膜潤滑面 202 空気膜潤滑面 203 空気膜潤滑面 204 空気膜潤滑面 205 空気膜潤滑面 206 空気膜潤滑面 207 空気膜潤滑面 208 空気膜潤滑面 209 空気膜潤滑面 210 空気膜潤滑面 301 リーディングレール 302 リーディングレール 303 リーディングレール 304 リーディングレール 305 リーディングレール 306 リーディングレール 307 リーディングレール 308 リーディングレール 401 トレーリングレール 402 トレーリングレール 403 トレーリングレール 404 トレーリングレール 405 トレーリングレール 406 トレーリングレール 407 トレーリングレール 501 センタレール 502 センタレール 503 センタレール 504 センタレール 601 トレーリングサブレール 7 磁気ヘッド 8 テーパー部 801 テーパー部 802 テーパー部 803 テーパー部 804 テーパー部 805 テーパー部 806 テーパー部 807 テーパー部 808 テーパー部 809 テーパー部 810 テーパー部 9 リセス部 901 リセス部 902 リセス部 903 リセス部 904 リセス部 905 リセス部 906 リセス部 907 リセス部 908 リセス部 909 リセス部 910 リセス部 10 サイドレール 1001 サイドレール 1002 サイドレール 11 ポジショナ 12 記録媒体 13 機械加工溝

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気膜潤滑面を有し空気膜潤滑により浮揚
    する浮上型の磁気ヘッドスライダにおいて、前記空気膜
    潤滑面の空気流入端(リーディングエッジ)側にレール
    を有し、前記レールの中央付近から一対のレールが空気
    流出端(トレーリングエッジ)へ向かって伸張し、途
    中、相対距離が広がるように屈曲し、レール幅を広げな
    がら各々前記トレーリングエッジ左右端へ向かって伸張
    していることを特徴とする磁気ヘッドスライダ。
  2. 【請求項2】空気膜潤滑面を有し空気膜潤滑により浮揚
    する浮上型の磁気ヘッドスライダにおいて、前記空気膜
    潤滑面の空気流入端(リーディングエッジ)側に空気流
    出端(トレーリングエッジ)へ向かって凹部をもつ
    「コ」形のレールを設定し、凹部の中央付近から一対の
    レールが前記トレーリングエッジへ向かって伸張し、途
    中で相対距離を広げていく方向へ向かって屈曲して、レ
    ール幅を広げながら各々前記トレーリングエッジ左右端
    へ向かって伸張していることを特徴とする磁気ヘッドス
    ライダ。
  3. 【請求項3】前記一対のレールはトレーリングエッジま
    で伸張せず、途中でスライダ左右端に到達しレール長を
    終えていることを特徴とする請求項1又は2記載の磁気
    ヘッドスライダ。
  4. 【請求項4】前記トレーリングエッジ中央には二等辺三
    角形又は多角形のセンタレールを有することを特徴とす
    る請求項3記載の磁気ヘッドスライダ。
  5. 【請求項5】空気膜潤滑面を有し空気膜潤滑により浮揚
    する浮上型の磁気ヘッドスライダにおいて、前記空気膜
    潤滑面を前記リーディングエッジ側と前記トレーリング
    エッジ側の2つに分離し、前記リーディングエッジ側の
    レール(リーディングレール)形状を前記トレーリング
    エッジへ向かって凹部を持つ「E」形に設定し、前記ト
    レーリングレールは一対の三角形レールを前記トレーリ
    ングエッジの左右端に配置することを特徴とする磁気ヘ
    ッドスライダ。
  6. 【請求項6】空気膜潤滑面を有し空気膜潤滑により浮揚
    する浮上型の磁気ヘッドスライダにおいて、前記空気膜
    潤滑面を前記リーディングエッジ側と前記トレーリング
    エッジ側の2つに分離し、前記リーディングエッジ側の
    レール(リーディングレール)形状を前記トレーリング
    エッジへ向かって凹部をもつ「E」形に設定し、このと
    き前記トレーリングエッジへ向かって伸びる3本のサブ
    レールはスライダ長手中心軸に対して軸対称となる一対
    の平行四辺形のリセス部により分割されており、一方、
    前記トレーリングレールは同じくスライダ長手中心軸に
    対して軸対称となる一対の三角形レールを前記トレーリ
    ングエッジの左右端に配置することを特徴とする磁気ヘ
    ッドスライダ。
  7. 【請求項7】前記「E」形リーディングレールは、その
    レール形状により前記リセス形状を、トレーリングエッ
    ジ側から見て「V」形となるように形成されることを特
    徴とする請求項6記載の磁気ヘッドスライダ。
  8. 【請求項8】前記「E」形リーディングレールは、その
    レール形状により前記リセス形状を、トレーリングエッ
    ジ側から見て「八」形となるように形成されることを特
    徴とする請求項6記載の磁気ヘッドスライダ。
  9. 【請求項9】前記トレーリングエッジの左右端に配置さ
    れた一対の三角形のトレーリングレールは磁気ヘッドス
    ライダ側面から前記トレーリングエッジ方向に向かって
    レール幅が広くなることを特徴とする請求項7又は8記
    載の磁気ヘッドスライダ。
  10. 【請求項10】前記トレーリングレールの代わりに前記
    トレーリングエッジ中央に多角形レールを配置し、前記
    リーディングレールと併せて空気膜潤滑面を形成するこ
    とを特徴とする請求項5又は6又は7記載の磁気ヘッド
    スライダ。
  11. 【請求項11】空気膜潤滑面を有し空気膜潤滑により浮
    揚する浮上型の磁気ヘッドスライダにおいて、前記リー
    ディングエッジ側からスライダ左右端と中央に3本のレ
    ールが設定され、各々前記トレーリングエッジに向かっ
    て伸張していき、そのうちスライダ左右端に配置された
    前記一対のサイドレールは、途中で徐々にレール幅を狭
    くしていき前記トレーリングエッジに到達する前に伸張
    を終え、一方、前記リーディングエッジ中央からトレー
    リングエッジへ向かって伸びる1本のセンタレールは途
    中で二股に分岐し、前記分岐レールの各々がレール幅を
    徐々に広げながら前記トレーリングエッジ左右端へ向か
    って伸張していくことを特徴とする磁気ヘッドスライ
    ダ。
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