JP2781467B2 - 空気支持によるディスクヘッドのスライダー - Google Patents

空気支持によるディスクヘッドのスライダー

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JP2781467B2
JP2781467B2 JP3005739A JP573991A JP2781467B2 JP 2781467 B2 JP2781467 B2 JP 2781467B2 JP 3005739 A JP3005739 A JP 3005739A JP 573991 A JP573991 A JP 573991A JP 2781467 B2 JP2781467 B2 JP 2781467B2
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    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
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    • GPHYSICS
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    • G11B5/4886Disposition of heads relative to rotating disc

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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転ディスク駆動のため
のトランスデューサヘッド組立体に係り、特にロータリ
ーアクチュエータと共に用いるための空気支持ディスク
ヘッドのスライダーに関する。
【0002】
【従来の技術】回転ディスクに関して“飛揚”するトラ
ンスデューサヘッド組立体は回転ディスク駆動において
広範に用いられている。この組立体は回転ディスクに近
接して磁性トランスデューサを支持するための空気支持
スライダーを含む。図1はディスク14上のジンバル1
1によって支持されたスライダー10を示している。ジ
ンバル11はアーム12に固定されている。アーム12
はスライダー10を円弧18に沿ってディスク14上の
個々のデータ軌道(図示せず)の上に位置づける。ディ
スク14が回転すると、矢印16(風16)によって示
された方向に風あるいは空気の流れが発生される。この
風16は、矢印22によって示されたディスクの接線方
向速度にほぼ平行となっている。この風はスライダー1
0と協動して浮揚力を作りだし、それによってスライダ
ーはディスク14の上で飛揚することができる。
【0003】前記ジンバル11はスライダー10がディ
スク14の形態に追従することができるような弾性ばね
でできている。ジンバル11はスライダー10と点接触
する凹み(図示せず)を有している。この凹みはスライ
ダー10がディスク14の形態に追従しながら縦横に回
転することのできる枢軸となる。
【0004】スライダー10がディスク14の外側エッ
ジに近いところに位置している時には、その縦方向の軸
20は風の方向にほぼ平行となる。ディスク14の中心
近くに位置している時には、スライダー10は風の方向
に対して、スキュー角(φ)で示したように斜めになっ
ている。前記スキュー角(φ)は縦方向の軸20と風1
6との間で測定される。
【0005】ここまで記述してきた要素は従来通りの設
計になっていてもよく、本発明の理解を容易にするため
に図1および図2から図6において説明、図示されてい
る。これらの図を通して、同じ設計の要素は同一の参考
数字で示されている。
【0006】図2は従来通りのカタマランスライダー3
0を有したヘッドジンバル組立体の透視図である。前記
スライダー30は既知の方法によってジンバル11に固
定されている。スライダー30とジンバル11とはアー
ム12によって支持されている。スライダー30のエッ
ジに沿って位置したレール32,34は、スライダーが
既知の方法で飛ぶ空気支持面を形成している。
【0007】図3は図2の線3−3から見たスライダー
30の端面図である。前記アーム12とジンバル11と
がスライダー30をディスク14の上で支持している。
スライダー30はトランスデューサ35,37を支持し
たレール32,34を有している。前記レール32,3
4は、後でもっと詳細に述べるが、スライダー30に対
して浮揚力を与える空気支持面38,39を含む。
【0008】飛揚高さは非接触型記録の最も重要なパラ
メータの1つである。スライダー30の平均飛揚高さが
減少すると、トランスデューサ35,37はディスク1
4上の個々のデータのビット位置間の分解能がより大き
くなる。したがって、トランスデューサ35,37はで
きるだけディスク14に近づいて飛揚することが望まし
い。
【0009】図4は図2および図3に示した従来のカタ
マランスライダー30の底部平面図である。レール3
2,34はスライダー30のエッジに沿って位置し、空
気支持面38,39を形成するために凹所領域36の周
りに配置されている。ディスク14が回転すると、ディ
スクはスライダー30の下で、空気支持面38,39に
沿って空気(風16)を吸い込む。空気支持面38,3
9の下においては、ディスク14の吸引力による空気流
は“クウェットの流れ”と呼ばれる。クウェットの流れ
がレール32,34の下を通過すると、空気支持面3
8,39上の表面摩擦によってディスク14と空気支持
面との間の空気の圧力は増加され、それによって浮揚力
が与えられスライダー30はディスク表面上で飛揚され
る。したがって、空気支持面が大きければ大きい程、浮
揚量も大きくなる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】飛揚高さは、好ましく
は、変動する飛揚条件、例えば内側軌道から外側軌道へ
の接線方向速度や、探査中のスライダーの横方向運動
や、変動するスキュー角φ、とは無関係に均等である。
カタマランスライダーはディスク面上で適当な高さで飛
揚するのに全く十分な空気支持面を提供する。例えば、
レール32,34がないと、空気支持面は大きくなりす
ぎるであろう。その結果、スライダー30はディスク面
から離れすぎて分解能に悪影響を与える高さで飛揚する
ことになるであろう。
【0011】従来型のカタマランスライダーは飛揚高さ
を制御するには有用であるが、それらはスキュー角φに
対しては非常に敏感である。10度から15度の範囲に
ある中程度のスキュー角の場合でさえも、従来型カタマ
ランスライダーに関する飛揚高さは悪影響をうける。接
線方向の速度を一定にしてスキュー角φを増加させる
と、レール32,34の下における空気圧力の分布が歪
む。このことによってスライダー30上に作用する正味
の力とトルクとに影響を与え、飛揚高さを減少させる結
果となる。
【0012】図5はスキュー角を零の風16の場合のレ
ール32の底面図である。空気支持面38はスキュー角
零における実効面積40を有しており、これは空気支持
面38の面積と等しい。図6はレール32に対してスキ
ュー角φで適用される風16を示している。空気支持面
38はより小さな実効面積41を有している。スキュー
角φが増加すると、レール32,34の実効面積は減少
する。スキュー角による実効面積の減少は側部からのリ
ークによって生じる。レール32,34の側部から漏れ
る空気はレールの下における圧力を発生させるのには有
効でない。これによってレール32,34の下における
圧力が減少させられ、スキュー角が大きくなると飛揚高
さが低くなるという結果になる。スキュー角が大きくな
ってもスライダー30が最終的にディスク面と接触しな
いようにするために、スライダーの平均的飛揚高さは適
当に増加させなければならない。そのために分解能は犠
牲にされる。さらに、あるスキュー角における一方のレ
ールの加圧が他方のレールの加圧と異なることがある。
この差によってスライダー30は横揺れさせられる。言
い換えると、スライダー30があるスキュー角で飛揚し
ている間、レール32はレール34とは異なった高さで
飛揚することになる。
【0013】ディスク駆動が、より小さくてより携帯性
のある装置に用いるために、よりコンパクトになると、
ロータリーアクチュエータが多く採用される。さらに、
設計者はディスク駆動をさらにコンパクトにするため
に、より短いアクチュエータの枢軸アームを用いたくな
る。しかしながら、これらのアクチュエータはかなり大
きなスキュー角φを作り出すことになり、その結果飛揚
高さの制御をより困難にする。ロータリーアクチュエー
タは、アーム12がスライダー10を円弧18に沿って
移動させたときに、縦方向軸20(図1参照)とディス
ク回転の接線方向との間の幾何学的方向を変更させる。
【0014】変動するスキュー角に対する飛揚特性の感
度を減少させるための一つの試みは、各々のレールの長
さに沿って延在するエッジブレンドを提供することであ
る。1982年には早くも、設計者は各々のレールとデ
ィスク面との間の接触によって生じる磨耗を減らすため
にこれらのブレンドを使用した。前記エッジブレンドは
またロータリーアクチュエータによって生じるスキュー
角の変化に対する飛揚特性の感度を減少させた。例え
ば、各レール上の加圧分布は、スキュー角を変化させて
もスライダーの枢軸点に関してほぼ一定に維持された。
IMPRIMISテクノロジー社によって製作されたW
RENファミリーのような13.3cm(51/4イン
チ)のディスク駆動においてエッジブレンドをロータリ
ーアクチュエータと組み合わせて用いた1982年当時
には、飛揚特性に対する利点が知られるようになった。
【0015】ホワイトによる米国特許第4,693,9
96も同様な試みを開示している。ホワイトの特許は各
レールの上で先端エッジから後端エッジへ延在する横方
向の加圧輪郭(TPC)を示している。この横方向加圧
輪郭は、各レールの一方の側のエッジに亘る加圧領域
と、他方の側のエッジに亘る減圧領域とを提供してお
り、空気支持面に亘る圧力分布は変動するスキュー角に
亘ってほぼ不変である。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転磁気ディ
スクに接近して電磁トランスデューサーを支持するため
の空気支持によるディスクヘッドのスライダーにおい
て、先端エッジと、後端エッジと、第1および第2の側
部エッジとを備えた表面を有するスライダー本体と、前
記第1および第2の側部エッジにそれぞれ沿って位置し
一段高い第1および第2の側部レールとを含み、前記第
1および第2の側部レールの各々は、前記先端エッジと
前記後端エッジとの間に延びる内側エッジと外側エッジ
とを有する空気支持面を構成し、前記内側エッジと前記
外側エッジとは前記先端エッジから前記空気支持面の中
心領域へ向かって収斂し、且つ該中心領域から前記後端
エッジへ向かって発散することにより、前記スライダー
本体の前記表面の上に、前記空気支持面よりも2ミク
ロン以下だけ凹んだ内側及び外側表面を形成しているこ
とを特徴とする。また、本発明は、回転磁気ディスクに
近接して電磁トランスデューサを支持するための負圧の
空気支持によるディスクヘッドのスライダーにおいて、
先端エッジと、後端エッジと、第1および第2の側部エ
ッジとを備えた表面を有するスライダー本体と、前記第
1および第2の側部エッジにそれぞれ沿って位置し一段
高い第1および第2の側部レールであって、前記第1お
よび第2の側部レールの各々は、前記先端エッジと前記
後端エッジとの間に延びる内側エッジと外側エッジとを
有する空気支持面を構成し、前記内側エッジと前記外側
エッジとは前記先端エッジから前記空気支持面の中心領
域へ向かって収斂し、且つ該中心領域から前記後端エッ
ジへ向かって発散することにより、前記スライダー本体
の前記表面の上に、前記空気支持面よりも2ミクロン
以下だけ凹んだ内側及び外側表面を形成しているもの
と、前記第1および第2の側部レールの間に延在したク
ロスレールであって、該クロスレールと前記後端エッジ
との間に負圧を発生させるものとを有することを特徴と
する。
【0017】1つの実施例においては、第1および第2
の側部レールは砂時計型のカタマランスライダーを形成
しており、これは第1および第2の側部レールとの間に
配置され、かつ先端エッジから後端エッジへ延在した凹
所領域を含んでいる。
【0018】他の実施例においては、第1および第2の
側部レールは先端エッジと後端エッジとの間で延在した
エッジステップ部を含んでいる。
【0019】他の実施例においては、各々の変換点は先
端エッジから後端エッジへと測ったスライダーの長さの
約1/3だけ先端エッジから離れている。
【0020】他の実施例においては、空気支持面は先端
エッジと後端エッジにおいてはほぼ同じ巾を有してお
り、変換点における巾は先端エッジおよび後端エッジに
おける巾のほぼ半分である。
【0021】さらに他の実施例においては、スライダー
は第1側部レールと第2側部レールとの間で延在するク
ロスレールを含み、砂時計型の負圧の空気支持スライダ
ー(NPAB)を形成している。作動中はクロスレール
はクロスレールと後端エッジとの間に負圧領域を作り出
す。
【0022】
【実施例】図7は参考例による砂時計型のカタマランス
ライダー50の、後端エッジ52から見た透視図であ
る。前記スライダー50は1対の突出レール42,44
を含み、これらはそれぞれ空気支持面46,48を有し
ている。レール42,44は先端エッジ51から後端エ
ッジ52へ延在している。スライダー50は修正された
カタマランスライダーである。側部レール42,44は
第2図に示したレール32,34のような長方形ではな
い。その代わりに、レール42,44は先端エッジ51
から変換点56,60へ向けて巾が減少し、変換点5
6,60から後端エッジ52へ向けて巾が増加してい
る。言い換えると、レール42,44は全体的に“砂時
計型”になっている。各々の空気支持面46,48は先
端エッジ51において測った巾が後端エッジ52におい
て測った巾とほぼ等しくなっている。レール42,44
は空気支持面46,48の変換点56,60における巾
が先端エッジ51および後端エッジ52において測った
巾の半分になるように形成されている。後述するすべて
本発明の実施例において、本発明空気支持面の内側
エッジと外側エッジとが直線であることを要求してはお
らず、前記エッジはスライダーの先端エッジから後端エ
ッジへ向けて曲がっていてもよい
【0023】スライダー50は既知の方法でアクチュエ
ータアームに固定されている。例えば、スライダー50
は図1、図2、および図3に示されたアクチュエータア
ーム12に固定されていてもよい。ディスク14が回転
すると、スライダー50とディスク14との間の空気流
は空気支持面46,48を加圧し、スライダー50をデ
ィスク14の表面より数マイクロインチ(0.1ミクロ
ン)だけ上へ浮揚させる。好ましい実施例においては、
スライダー50はディスク14が毎秒25m(約100
0インチ)で回転したときに0.2ミクロン(約8マイ
クロインチ)だけ浮揚する。ディスクが回転し始めたと
きに、より早く離れるようにするために、レール42,
44は先端エッジのテーパ部62,64を含む。前記テ
ーパ部62,64は、レール42,44の下での周囲空
気と加圧空気との間の圧力転移を滑らかにすることによ
って、より速く分離させるようにしている。分離がより
速くなることによってスライダー50が飛揚し始める前
にディスク面上を滑る時間の長さが減り、それによって
スライダー50およびディスク14の両方の磨耗を減ら
すことになる。
【0024】前記砂時計型レール42,44はイオンビ
ームで食刻することによって形成される。この形成過程
はイオン・ミリング(ion milling)として
知られている。図7は“深い”食刻を示しており、レー
ル42,44は凹所領域54から約25ミクロンだけ突
出している(この点が本発明の実施例と異なる)。実質
的には凹所領域54の上には空気圧力はたたない。ある
いはレール42,44はレーザー食刻あるいは類似の食
刻技術によって形成してもよい。
【0025】図8および図9は図7における参考例の
時計型レール42の底部平面図であり、異なったスキュ
ー角における実効空気支持面を示している。説明と分析
を簡単にするために、正圧の実効面積を全体的に実効面
積61,63によって示されている。図8においては、
風16に対するスキュー角が零の場合のレール42が示
されている。実効面積61はレール42の全長に沿って
正の圧力を発生させる。三角形の領域65,66,6
7,68は幾らかの付加的な正圧を発生させる。図9は
風16に対するスキュー角がφの場合のレール42が示
されている。実効面積61と63とはほぼ等しい。結果
として、レール42,44における加圧と飛揚高さと
は、変動するスキュー角に亘って、従来型のカタマラン
スライダー30(図2から図6参照)より一定である。
三角型流域69,71もまた或る程度の正圧を発生する
が、変動するスキュー角φにおいては領域65,66,
67,68で平衡する傾向がある。スライダー50が飛
揚高さに変化が少ないので、平均飛揚高さは減少し、大
きなスキュー角において、スライダー50がディスクと
接触する危険性なしに、ディスク14上の個々のビット
位置においてより大きな分解能を得ることができる。
【0026】図10は本発明のスライダーの実施例の透
視図である。スライダー70は砂時計型レール72,7
4を有し、食刻によって“浅い”エッジステップ部ある
いはブレンド部76を形成している。前記エッジステッ
プ部76は内側表面と外側表面とを形成しており、それ
らは空気支持面78,80から2.0ミクロン以下だけ
凹んでいる。前記エッジステップ部76は先端エッジ8
6と後端エッジ88との間で各レールに沿って位置して
おり、砂時計型の空気支持面78,80を形成してい
る。スライダー70がスキュー角φにおいて飛揚すると
(図9参照)、前記凹んだ表面も付加的な圧力を発生
し、スライダー70が飛揚高さを失うことを防いでい
る。この結果、変動するスキュー角φに対してより均等
な飛揚高さを得ることができる。
【0027】飛揚高さに加えて、その他の重要な飛揚特
性は横揺れである。変動するスキュー角においては、ス
ライダーはそれらの縦方向軸の周りで横揺れしようとす
る。横揺れは空気支持面78,80における圧力分布が
スライダーの枢軸点に関して変動することによって生じ
る。横揺れを減少させて、全体的に最適な飛揚特性を得
るために、空気支持面78,80とエッジステップ部7
6との寸法は、圧力分布の移転を最小にするために調節
しなければならない。例えば、各レールの内側エッジと
外側エッジとにおけるエッジステップ部76は非対称的
に形成されていてもよく、例えば、内側表面を外側表面
より広くしたり、あるいはより大きな凹みを形成させて
もよい。この凹んだ内側表面と外側表面とは異なった寸
法になっていてもよく、また一方のレールと他方のレー
ルとで異なっていてもよい。
【0028】図10においては、変換点82,84は後
端エッジ88よりも先端エッジ86の方に近く位置して
いる。変換点82,84は好ましくはスライダー70の
全長の約1/3だけ先端エッジ86から離れている。変
換点82,84の位置は、他の実施例(図示せず)にお
いては、縦揺れのような飛揚特性を変化させるために、
変化してもよい。縦揺れはディスク面と空気支持面7
8,80によって全体的に画定される平面との間の角度
によって測定される。
【0029】スライダー70が正の方向の縦揺れ特性を
有しているときには、典型的には先端エッジ86は後端
エッジ88よりもディスク面から大きく離れて飛揚す
る。縦揺れ角を増加させると、ディスクが回転し始めた
ときにより速く分離する。正方向の縦揺れはまた“ヘッ
ド衝突”の危険性を減らす。先端エッジ86が後端エッ
ジ88よりもディスク面からより離れて飛揚するときに
は、空気支持面78,80は負方向の縦揺れに抵抗しよ
うとし、先端エッジ86はディスク面の中へ衝突するで
あろう。しかしながら、正方向の縦揺れが大きすぎる
と、後端エッジ88の不変性あるいは安定性に悪影響を
与える。正方向の縦揺れが小さいと後端エッジ88の不
変性が増す。トランスデューサ35,37(図3参照)
のようなトランスデューサは代表的には後端エッジ88
の上に位置しているので、安定性が増加すると読み書き
操作の実行性は増加することになるであろう。スライダ
ー70が正方向の縦揺れを小さくし過ぎて飛揚すると、
スライダーは負方向の縦揺れを伴って回転させられ、デ
ィスク面の中へ衝突するであろう。
【0030】最適の飛揚特性を得るためには、縦揺れを
正確に制御しなければならない。縦揺れ角は空気支持面
78,80に沿った圧力勾配を変化させることによって
制御される。空気支持面78,80に沿って圧力分布を
変化させるために、変換点82,84は先端エッジ86
あるいは後端エッジ88のいずれかに近くなるように位
置していてもよい。代表的な縦揺れ角は約100マイク
ロラジアン(5.73×10-3度)から約300マイク
ロラジアン(1.72×10-2度)の範囲内にある。
【0031】ディスク14がレール72,74の下に空
気(風16)を吸引すると、空気支持面78,80に沿
った表面摩擦によって空気圧力が増加する。変換点8
2,84は空気支持面78,80を前面と後面とに分割
する。前面は先端エッジ86に近接し、後面は後端エッ
ジ88に近接する。前面と後面との間には中央面が位置
し、これは変換点82,84に近接している。中央面は
前面よりも狭い空気支持面を有しているので、変換点8
2,84において空気圧力の一部分が流出してしまう。
この部分は後部空気支持面を加圧するのには利用できな
い。この結果、先端エッジ86に向かって空気圧力は大
きくなり、後端エッジ88に向かって空気圧力は小さく
なり、スライダー70は縦揺れ角が増加される。縦揺れ
角を減少させるためには、変換点82,84は後端エッ
ジ88よりも先端エッジ86の方により近く位置され
る。結果的に得られる圧力分布は前部空気支持面上の圧
力を減少させ、それによって縦揺れ角が減少される。
【0032】砂時計型レールにおける変換点の近くで空
気圧力が流出していくので、砂時計型のカタマランスラ
イダー(変換点を有している)の平均飛揚高さは、同じ
巾のカタマランスライダーのそれより低くなる。従っ
て、空気支持面78,80は先端エッジ86および後端
エッジ88の近くの方が、図4に示した従来型のカタマ
ランスライダー30の空気支持面38,39よりも巾広
くなっている。エッジステップ部76は変換点82,8
4から先端エッジ86,後端エッジ88まで完全に延在
しているのではなく、先端エッジおよび後端エッジの手
前まで延在している。エッジステップ部76の末端を先
端エッジ86および後端エッジ88の手前にすることに
よって、空気支持面78,80の巾を先端エッジと後端
エッジの近くで最大にすることになる。表面が巾広くな
ればより大きな空気圧力が発生し、スライダー70がデ
ィスク面に近づき過ぎて飛揚することを防ぐ。また空気
支持面78,80が巾広くなると、後端エッジ88上に
図3に示したトランスデューサ35,37のようなトラ
ンスデューサを固定するための空間をより大きくとるこ
とができる。
【0033】代表的には、ジンバルのばねがスライダー
70を、図2に示したアームのようなアクチュエータア
ームに結合している。ジンバルのばねはスライダー70
がディスク面の携帯に追従しながら縦揺れ、横揺れをす
ることのできる枢軸を提供する凹みを有している。各レ
ールの砂時計型の形状は、前記凹みがスライダー70と
接触している点の周りでの空気支持の、縦揺れに対する
不変性を改善している。変換点82,84の近くで空気
圧力が流出していくので、垂直方向の不変性を有した空
気支持面78,80の“面積要素”は、枢軸点から離れ
たスライダー70の先端エッジ86と後端エッジ88の
近くに集中している。従って、各面積要素の垂直方向の
不変性は、より長いモーメントのあるアームによって増
幅され、より大きな縦揺れの不変性を与えることができ
る。
【0034】各レールに対してエッジステップ部76が
先端エッジ86と後端エッジ88の手前で終わるように
して設けることによって砂時計型の形状を作り出すこと
によって、王冠状の高さの変化に対する飛揚高さの感度
が改善、あるいは減少される。空気支持面78,80は
先端エッジ86から後端エッジ88まで完全に平坦にな
ってはおらず、若干凸状になっている。この凸状形状に
なるのには2つの理由がある。第1に、スライダー70
をジンバルに固定する工程における製作誤差がスライダ
ーの変形を生じさせる。第2に、設計者は表面状の磨耗
を減らすために、空気支持面78,80を意識的に“丸
く”しているからである。王冠状の高さは丸さの程度で
測り、スライダー毎に変化することがある。王冠状の高
さが増加すると、空気支持面78,80の中央部近くで
圧力を上昇させ、これが飛揚高さを増加させる。しかし
ながら、エッジステップ部76はこの効果に対して反作
用する。エッジステップ部76が中央部近くで空気圧力
を流出させるので、王冠状の高さが増加しても中央部近
くの空気圧力に対しては無視できるような影響しか与え
ない。従って、砂時計型の形状は王冠高さの変化に対す
る飛揚高さの感度を減少させる。またディスクの不安定
性は、王冠高さの変化と同様に、空気支持面78,80
上の圧力に対して悪影響を与えるので、砂時計型の形状
は低周波のディスク不安定性に対する飛揚高さの感度を
減少させる。
【0035】図11から図14は図10の線(11−1
1)に沿って見たレール74のようなレールの拡大断面
図であり、各種のエッジステップ部の実施例を示してい
る。図11はエッジステップ部76が“真の”ステップ
部になっている実施例を示している。図12はエッジス
テップ部76が面取りされている別の実施例を示してい
る。図13は空気支持面80とレール74の内外エッジ
との間でエッジステップ部76が広くて浅い面取り部と
なっているさらに他の実施例を示している。図14はエ
ッジステップ部76が浅いエッジブレンド部となってい
るさらに他の実施例を示している。これらの実施例の内
のどれか1つ、あるいはそれらの組合わせが、本発明の
範囲の中で作用できることが理解されるはずである。
【0036】図15は図10に示したスライダー70に
類似した砂時計型のスライダーを示しているが、これは
クロスレールを有している。クロスレールを有したスラ
イダーは代表的には、クロスレールを有していないカタ
マランスライダーに対して、負圧空気支持(NPAB)
スライダーと呼ばれる。砂時計型のNPABスライダー
110は空気支持面116と118をそれぞれ有したレ
ール112,114を有している。クロスレール120
はレール112と114との間で延在している。好まし
い実施例においては、クロスレール120は後端エッジ
123よりも先端エッジ121の法により近く位置して
いる。
【0037】走査中には、クロスレール120は空気支
持面116,118に沿って発生する正圧に反作用する
負圧領域122を作り出し、スライダーの安定性と不変
性を増加させる。負圧領域122はレール112と11
4との間およびクロスレール120と後端エッジ123
との間で発生する。
【0038】スライダー110はさらにエッジステップ
部125を有している。クロスレール120とエッジス
テップ部125とは空気支持面116,118より2.
0ミクロン以下だけ下方へ食刻されてい。エッジステ
ップ部125は、空気支持面116,118より下へ約
10ミクロンだけ食刻された負圧領域122に比べて、
比較的浅くなっている。エッジステップ部125は鱗状
に剥がされ、実質的には図12に示したエッジステップ
部76と同じ様に見える。スライダーの不変性を最大化
するために、各レールにエッジステップ部125が形成
され、それらの末端は先端エッジ142と後端エッジ1
24との手前に位置している。これによって、レール1
12と114の端部近くにおいて、正圧をつくり出す空
気支持面が最大になり、またスライダー110の中央近
くにおける負圧領域122が最大になる。結果として、
正圧と負圧との間の反作用が最大になり、スライダーの
不変性が改善される。
【0039】浅いエッジステップ部125は付加的な圧
力を作り出す。スライダー110があるスキュー角で飛
揚する時、エッジステップ部125に生じる付加的な圧
力が空気支持面116と118に亘る圧力分布の転移を
減らすことによって、飛揚高さに対するスキュー角の影
響を減少させることになる。その結果、可変的なスキュ
ー角φに対してより一定の飛揚高さが得られる。スライ
ダー110はまた王冠高さの変化およびディスクの不安
定性に対して比較的感度が小さくなっている(図10を
参照しながらの説明を参考にすること)。
【0040】図15はクロスレール120の有無にかか
わらず用いることの出来る他のレールの幾何学的形状を
示している。細長くなった変換部126,128が空気
支持面116,118を3つの部分に分割している。空
気支持面116は前面130と、中央面132と、後面
134とに分割される。同様に、空気支持面118も前
面と、中央面138と、後面140とに分割される。変
換部126と128とはスライダー110の長さの約1
/3だけ先端エッジ142から離れている。結果とし
て、前面130,136は後面134,140より小さ
くなる。中央面132,138は全体的に長方形になっ
ている。
【0041】クロスレール120によって作り出される
負圧領域122は接線方向のディスク速度に対する飛揚
高さの感度を減少させる。ディスクが回転すると、空気
支持面下での空気の速度はディスクの外径部における方
が内径部におけるよりも速い。従って、各空気支持面に
沿って作り出される正圧は、外径部における方が内径部
におけるよりも大きい。しかしながら、外径部において
は負圧もまた増加する。負圧の増加分は正圧の増加分と
反作用し、空気速度の変化によって生じる飛揚高さの変
化も減少させる。
【0042】砂時計型の空気支持面116,118はさ
らに空気速度の変化によって生じる飛揚高さの変化をも
減少させる。空気速度が大きくなると、正圧の増加分の
方が負圧の増加分より大きくなる。空気支持面116,
118は中央面132,138においてより狭くなって
いるので、正圧は負圧領域122の中へ流出し、正圧の
増加分を減少させる。正圧は、最も大きな負圧領域、即
ち、負圧領域122の中央領域が中央面132,138
に近接しているので、さらに減少される。従って、負圧
領域122は中央面132,138からより多くの空気
を吸引するので、正圧の増加分をさらに減少させる。結
果として、正圧の負圧の変化が可変的な接線方向のディ
スク速度においてほぼ等しい状態で維持される。
【0043】砂時計型のレールを有したスライダーのた
めの本発明は、変動するスキュー角およびディスク速度
で飛揚している間の空気支持面と圧力分布をほぼ一定に
する。結果として、砂時計型のレールを有したスライダ
ーは飛揚特性を従来技術より改善している。
【0044】本発明を好ましい実施例を参照しながら説
明してきたが、当業界の者には本発明の精神およびその
逸脱することなしに形態やその詳細を変更することがわ
かるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転ディスクの上で支持されている空気支持に
よるスライダーの頂部平面図。
【図2】従来技術によるカタマランスライダーを有する
ヘッドのジンバルの透視図。
【図3】図2線3−3に沿って見たヘッドのジンバルの
組立体の端面図。
【図4】図2および図3の従来技術によるカタマラン型
空気支持スライダーの底部平面図。
【図5】スキュー角零における実行空気支持面を示す従
来技術によるカタマラン型レールの底部平面図。
【図6】スキュー角φにおける実行空気支持面を示す従
来技術によるカタマラン型レールの底部平面図。
【図7】参考例の砂時計型カタマランスライダーの後端
エッジから見た透視図。
【図8】スキュー角零における実行空気支持面を示す砂
時計型レールの底部平面図。
【図9】スキュー角φにおける実行空気支持面を示す砂
時計型レールの底部平面図。
【図10】浅いエッジステップ部を備えて形成された
発明のスライダー実施例の透視図。
【図11】浅いエッジステップ部を有する砂時計型レー
ルの図10の線11−11に沿って見た拡大断面図。
【図12】面取りされた砂時計型レールの図10の線1
1−11に沿って見た拡大断面図。
【図13】面取りされたエッジを有する砂時計型レール
の図10の線11−11に沿って見た拡大断面図。
【図14】浅いエッジブレンド部を有する砂時計型レー
ルの図10の線11−11に沿って見た拡大断面図。
【図15】本発明による砂時計型の負圧空気支持スライ
ダーの透視図。
【符号の説明】
14 ディスク 35,37 トランスデューサ 42 第1側部レール 44 第2側部レール 46,48,78,80,116,118 空気支持面 50,70,11 スライダー 51,142 先端エッジ 52,124 後端エッジ 56,60 変換点 62,64 面取り先端エッジ 76 エッジステップ部 112 第1側部レール 114 第2側部レール 120 クロスレール 126,128 変換点 136,138 中央空気支持面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート イー.チャピン アメリカ合衆国ミネソタ州バーンズビ ル,アイル ロイヤル コーナー 2764 (56)参考文献 特開 昭60−101781(JP,A) 特開 昭62−102490(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 21/21 101 G11B 5/60

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転磁気ディスクに接近して電磁トラン
    スデューサーを支持するための空気支持によるディスク
    ヘッドのスライダーにおいて、 先端エッジと、後端エッジと、第1および第2の側部エ
    ッジとを備えた表面を有するスライダー本体と、 前記第1および第2の側部エッジにそれぞれ沿って位置
    し一段高い第1および第2の側部レールとを含み、 前記第1および第2の側部レールの各々は、前記先端エ
    ッジと前記後端エッジとの間に延びる内側エッジと外側
    エッジとを有する空気支持面を構成し、前記内側エッジ
    と前記外側エッジとは前記先端エッジから前記空気支持
    面の中心領域へ向かって収斂し、且つ該中心領域から前
    記後端エッジへ向かって発散することにより、前記スラ
    イダー本体の前記表面の上に、前記空気支持面よりも
    2ミクロン以下だけ凹んだ内側及び外側表面を形成して
    いることを特徴とする空気支持によるディスクヘッドの
    スライダー。
  2. 【請求項2】 回転磁気ディスクに近接して電磁トラン
    スデューサを支持するための負圧の空気支持によるディ
    スクヘッドのスライダーにおいて、 先端エッジと、後端エッジと、第1および第2の側部エ
    ッジとを備えた表面を有するスライダー本体と、 前記第1および第2の側部エッジにそれぞれ沿って位置
    し一段高い第1および第2の側部レールであって、前記
    第1および第2の側部レールの各々は、前記先端エッジ
    と前記後端エッジとの間に延びる内側エッジと外側エッ
    ジとを有する空気支持面を構成し、前記内側エッジと前
    記外側エッジとは前記先端エッジから前記空気支持面の
    中心領域へ向かって収斂し、且つ該中心領域から前記後
    端エッジへ向かって発散することにより、前記スライダ
    ー本体の前記表面の上に、前記空気支持面よりも2ミ
    クロン以下だけ凹んだ内側及び外側表面を形成している
    ものと、 前記第1および第2の側部レールの間に延在したクロス
    レールであって、該クロスレールと前記後端エッジとの
    間に負圧を発生させるものとを有することを特徴とする
    負圧の空気支持によるディスクヘッドのスライダー。
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