JPS6042545B2 - 浮動式磁気ヘツド - Google Patents
浮動式磁気ヘツドInfo
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- JPS6042545B2 JPS6042545B2 JP9186476A JP9186476A JPS6042545B2 JP S6042545 B2 JPS6042545 B2 JP S6042545B2 JP 9186476 A JP9186476 A JP 9186476A JP 9186476 A JP9186476 A JP 9186476A JP S6042545 B2 JPS6042545 B2 JP S6042545B2
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- JP
- Japan
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- suction plate
- force
- suction
- magnetic head
- floating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Magnetic Heads (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は磁気記録、再生用浮動式磁気ヘッドの改良に
関し、特に自己吸着性能向上を目的とする。
関し、特に自己吸着性能向上を目的とする。
浮動式磁気ヘッドは、磁気ディスクの所定回転速度時に
おいては、磁気テイスクと磁気ヘッドの吸着面がなす狭
いすき間における空気流れの低圧力を利用して磁気ヘッ
ドをディスク面に接近せしめ、狭いすき間距離を安定に
保持することにより、磁気信号の正確な記録、再生を可
能にしている。
おいては、磁気テイスクと磁気ヘッドの吸着面がなす狭
いすき間における空気流れの低圧力を利用して磁気ヘッ
ドをディスク面に接近せしめ、狭いすき間距離を安定に
保持することにより、磁気信号の正確な記録、再生を可
能にしている。
磁気ディスク面の信号の記録密度を高くするには、小さ
いすき間距離を保つことが要求され、通常はこの距離は
0.2μmから数μmとなるように調整されている。
いすき間距離を保つことが要求され、通常はこの距離は
0.2μmから数μmとなるように調整されている。
一方、ディスク停止時及び回転起動時には、すき間距離
をできるだけ大とすることが磁気ヘッドど磁気ディスク
の接触を防止する見地から、又磁気ヘッドの組立工作精
度を軽減することからも望ましい。従来の浮動式磁気ヘ
ッドにおいては、磁気ディスク回転に併ない、すき間の
流れによる吸着力の作用によつて磁気ヘッドを磁気ディ
スク面に接近させる方式がとられている。
をできるだけ大とすることが磁気ヘッドど磁気ディスク
の接触を防止する見地から、又磁気ヘッドの組立工作精
度を軽減することからも望ましい。従来の浮動式磁気ヘ
ッドにおいては、磁気ディスク回転に併ない、すき間の
流れによる吸着力の作用によつて磁気ヘッドを磁気ディ
スク面に接近させる方式がとられている。
この方式においては、吸着力はディスク面から遠ざかる
につれて急速に減少するため、停止時の磁気ヘッド位置
をディスク面から大きく離すと自己吸着しない。即ち自
己吸着可能な初期の磁気ヘッドと磁気円板の間隙距離を
、組立工作精度を軽減させ得る程度の大きな値に設定で
きない。これを図に基づき説明すると、第1図は磁気ヘ
ッド及びその支持機構の斜視図を示し、第2図はその動
作原理を示す図であり、同図は磁気ヘッド及び磁気テイ
スクの縦断面及びこれらの物体のまわりの流れと吸着面
の圧力分布を示す。第1図において、吸着板1の切欠き
部には、磁気信号を記録・再生する機能を持つヘッドチ
ップ2及びダミーチップ3、3’が固定されている。
につれて急速に減少するため、停止時の磁気ヘッド位置
をディスク面から大きく離すと自己吸着しない。即ち自
己吸着可能な初期の磁気ヘッドと磁気円板の間隙距離を
、組立工作精度を軽減させ得る程度の大きな値に設定で
きない。これを図に基づき説明すると、第1図は磁気ヘ
ッド及びその支持機構の斜視図を示し、第2図はその動
作原理を示す図であり、同図は磁気ヘッド及び磁気テイ
スクの縦断面及びこれらの物体のまわりの流れと吸着面
の圧力分布を示す。第1図において、吸着板1の切欠き
部には、磁気信号を記録・再生する機能を持つヘッドチ
ップ2及びダミーチップ3、3’が固定されている。
Jヘッドチップの浮動面5及びダミーチップの浮動面6
、6’は同一平面上にあり、かつ吸着面4からの突出し
量が所定の値となるように組立られている。更に、吸着
板1はバネ7、 7’、7″によりヘッドホルダ8に連
結されており、この際、吸着丁板1はヘッドホルダ8か
ら所定の距離だけ浮き上げて組立てられている。なお第
1図において、吸着面の長さを′とし、巾をbとする。
第2図は、第1図の吸着板1の巾方向の中心位置付近に
おける縦断面であり、同図において、ヘッドチップ2及
びタミーチツプ3,3″は省略し、バネ7,7″,r及
びヘッドホルダ8は模式的に図示した。
、6’は同一平面上にあり、かつ吸着面4からの突出し
量が所定の値となるように組立られている。更に、吸着
板1はバネ7、 7’、7″によりヘッドホルダ8に連
結されており、この際、吸着丁板1はヘッドホルダ8か
ら所定の距離だけ浮き上げて組立てられている。なお第
1図において、吸着面の長さを′とし、巾をbとする。
第2図は、第1図の吸着板1の巾方向の中心位置付近に
おける縦断面であり、同図において、ヘッドチップ2及
びタミーチツプ3,3″は省略し、バネ7,7″,r及
びヘッドホルダ8は模式的に図示した。
又同図において9は磁気円板の記録面である。さて、第
2図は、磁気円板上の半径Rの位置に吸着板1のヘッド
チップ2が位置する時に、半径Rの円筒切断面の展開図
である。
2図は、磁気円板上の半径Rの位置に吸着板1のヘッド
チップ2が位置する時に、半径Rの円筒切断面の展開図
である。
このような断面において磁気円板の記録面の走行方向に
X軸をとり、その垂直下向にY軸を定める。今、磁気円
板の回転角速度をΩとすれば、記録面9の移動速度Uは
U=ΩRとなり、記録面9の付近には、空気の粘性の作
用により剪断流が形成され、そのX方向の速度u(y)
は、ほぼ第2図に示す分布を持つ。
X軸をとり、その垂直下向にY軸を定める。今、磁気円
板の回転角速度をΩとすれば、記録面9の移動速度Uは
U=ΩRとなり、記録面9の付近には、空気の粘性の作
用により剪断流が形成され、そのX方向の速度u(y)
は、ほぼ第2図に示す分布を持つ。
今、吸着板1の前端部の記録面9からの高さをh1、後
端部の高さをH2とし、且つヘッドチップ2等の浮動面
5,6,6″が記録面に余り接近しない状態でH2〉h
1とする。
端部の高さをH2とし、且つヘッドチップ2等の浮動面
5,6,6″が記録面に余り接近しない状態でH2〉h
1とする。
即ち吸着面4と記録面9との間隙の流れが膨張流をなす
ように、バネ7,7″,7″が調整されているとする。
上述のような間隙の流れは膨張流であるから、吸着面4
における圧力分布p(x)(p(x)は、磁気ヘッドか
ら遠く離れた上下流の圧力P。からの差圧とする)は負
の値を持つ。この圧力p(x)の吸着面4における面積
分値は、ほぼ吸着板1に作用する全流体力Fvであり、
吸着板1を記録面9に接近させる方向に作用する。とこ
ろで、吸着板1には上述の流体力Fvの他に、バネ7,
7″,7″の合力Fsが吸着板1を記録面から引離す方
向に作用する。
ように、バネ7,7″,7″が調整されているとする。
上述のような間隙の流れは膨張流であるから、吸着面4
における圧力分布p(x)(p(x)は、磁気ヘッドか
ら遠く離れた上下流の圧力P。からの差圧とする)は負
の値を持つ。この圧力p(x)の吸着面4における面積
分値は、ほぼ吸着板1に作用する全流体力Fvであり、
吸着板1を記録面9に接近させる方向に作用する。とこ
ろで、吸着板1には上述の流体力Fvの他に、バネ7,
7″,7″の合力Fsが吸着板1を記録面から引離す方
向に作用する。
吸着板1に作用する力は、重力を除けば、ほぼ上述のF
v.(5FSであるから、吸着板4の運動は重.力とF
S(5Fvにより規定される。
v.(5FSであるから、吸着板4の運動は重.力とF
S(5Fvにより規定される。
さて、以下では、説明を簡単にするため、ディスク面を
水平と仮定する。
水平と仮定する。
一般に、吸着面4とX軸とがなす角θは僅かであり、F
vはY軸方向の成分Fv,yにほぼ等しい。
vはY軸方向の成分Fv,yにほぼ等しい。
第3図にはθ=ー定(1θ〉0)のもとに,h1を変え
た時のFv,yの曲線を点線で示す。潤滑理論を用いて
、p(x)を計算し、p(x)の積分値をFv,yとす
れば、h1の減少に伴ない、負値の絶対値が急速に増す
図示の曲線が得られる。一方、バネ7,7″,7″が吸
着板1に作用する力の合力Fsは、テイスク面の静止時
におけるHll又はHll″の時、ちようど重力とつり
合うように設定すれば、h1が減少すると共に(即ち吸
着板1を記録面9に接近させた時)、Fsは増大する。
以下では、FSO)Y軸方向成分をFs,yと記すが、
Fs,yは実際のバネカから吸着板1の重力を差し引い
た値をとるように約束する。この時、Fsy”とh1と
の関係を示す曲線は第3図において一点鎖線及び二点鎖
線で示した通りとなる。なお、第3図においては、以下
の説明を簡単にするためFsyの符号を変えた値−Fs
yを示した。今吸着板1の姿勢はバネ7,7″,7″の
位置及びそれらの弾性率を適当に調整することにより、
テイスク停止時、即ちh1=Hll又はHll″の時、
h1〈H2(0〉0)となるようにし、且つh1が減少
しても、θ一定の姿勢を保つようにできる。
た時のFv,yの曲線を点線で示す。潤滑理論を用いて
、p(x)を計算し、p(x)の積分値をFv,yとす
れば、h1の減少に伴ない、負値の絶対値が急速に増す
図示の曲線が得られる。一方、バネ7,7″,7″が吸
着板1に作用する力の合力Fsは、テイスク面の静止時
におけるHll又はHll″の時、ちようど重力とつり
合うように設定すれば、h1が減少すると共に(即ち吸
着板1を記録面9に接近させた時)、Fsは増大する。
以下では、FSO)Y軸方向成分をFs,yと記すが、
Fs,yは実際のバネカから吸着板1の重力を差し引い
た値をとるように約束する。この時、Fsy”とh1と
の関係を示す曲線は第3図において一点鎖線及び二点鎖
線で示した通りとなる。なお、第3図においては、以下
の説明を簡単にするためFsyの符号を変えた値−Fs
yを示した。今吸着板1の姿勢はバネ7,7″,7″の
位置及びそれらの弾性率を適当に調整することにより、
テイスク停止時、即ちh1=Hll又はHll″の時、
h1〈H2(0〉0)となるようにし、且つh1が減少
しても、θ一定の姿勢を保つようにできる。
このことは、第2図において、重心Gの回りのモーメン
ト″Mが、バネカFsとその着力点及び流体力F■とそ
の合力中心位置により定まり、M=0となる状態で吸着
板1の姿勢が平衡することを想起するならば十分に可能
である。なお、上述の説明ではふれなかつたが、吸着板
1が記録面9に接近するに伴ない、ヘッドチップ2及び
タミーチツプ3,3″が吸着面4の上に突出しているた
め、これらの浮動面5,6,6″の方が吸着面4より早
く記録面9に接近する。
ト″Mが、バネカFsとその着力点及び流体力F■とそ
の合力中心位置により定まり、M=0となる状態で吸着
板1の姿勢が平衡することを想起するならば十分に可能
である。なお、上述の説明ではふれなかつたが、吸着板
1が記録面9に接近するに伴ない、ヘッドチップ2及び
タミーチツプ3,3″が吸着面4の上に突出しているた
め、これらの浮動面5,6,6″の方が吸着面4より早
く記録面9に接近する。
今、浮動面5,6,6″と記録面9の間隙が殆んど0に
近い非常に小さな値となるような状態にh1の値が近づ
いたとすれば、この間隙に正圧が生じ、h1の減少に伴
ない急激に増加する。このような浮動面5,6,6″の
圧力の合力はy軸方向の厘となり、第3図の上半平面に
点線で示す曲線イを持つ。吸着板1に働く全流体力Fv
,yは吸着力と上述の浮上カイの和であり、第3図の実
線で示す通りとなる。さて、第3図において、FS,y
+Fv,y<0即ち、Fs,yく−Fv,yの時には、
吸着板1はyの負の方向即ちディスク面に接近し続け、
Fs,y+Fv,y=0即ちFs,y=ーFvyの状態
で平衡する。
近い非常に小さな値となるような状態にh1の値が近づ
いたとすれば、この間隙に正圧が生じ、h1の減少に伴
ない急激に増加する。このような浮動面5,6,6″の
圧力の合力はy軸方向の厘となり、第3図の上半平面に
点線で示す曲線イを持つ。吸着板1に働く全流体力Fv
,yは吸着力と上述の浮上カイの和であり、第3図の実
線で示す通りとなる。さて、第3図において、FS,y
+Fv,y<0即ち、Fs,yく−Fv,yの時には、
吸着板1はyの負の方向即ちディスク面に接近し続け、
Fs,y+Fv,y=0即ちFs,y=ーFvyの状態
で平衡する。
今、−Fs,yの曲線が、二点鎖線で示すように点A″
及び点B″でFv,yの曲線と交わり、その時のh1の
初期値をh1・i゛とするならは点A″まではFs,y
+Fv,y≦0であるが、点A″と点B″の間ではFs
,y+Fv,y〉0であるから、吸着板1は点A″の状
態で平衡し、それ以上は記録面9に接近しない。次に−
Fs,yの曲線が、一点鎖線で示すようにH,〉Hl.
Sの範囲ではFvyの曲線と点Aのみで接するようにh
1の初期値をHllに設定したとするならば、吸着板1
はh1=HlSの位置まで記録面9に接近して平衡する
。第3図には図示しないが、更にh1の初期値をh1・
1より小さな値に設定するならば必ず、吸着板1はHl
Sの値よりも小さい値まで記録面に接近する。以上の説
明で明らかな如く、吸着板1を記録面9に十分に近くま
で接近させ得るh1の初期値の最大値はh1・iであり
、このような値を以下では1吸着開始距離ョと呼ぶ。吸
着開始距離は上述の如く、バネの曲線一Fs,y及び流
体力Fv,yによつて定まり、この距離をできるだけ大
きくするには、h1が大なる領域においてFv,yの絶
対値を大とすること及び、−Fs,yの曲線ができるだ
け絶対値の小さい勾配を持つこと(即をバネ常数の小さ
いこと)である。
及び点B″でFv,yの曲線と交わり、その時のh1の
初期値をh1・i゛とするならは点A″まではFs,y
+Fv,y≦0であるが、点A″と点B″の間ではFs
,y+Fv,y〉0であるから、吸着板1は点A″の状
態で平衡し、それ以上は記録面9に接近しない。次に−
Fs,yの曲線が、一点鎖線で示すようにH,〉Hl.
Sの範囲ではFvyの曲線と点Aのみで接するようにh
1の初期値をHllに設定したとするならば、吸着板1
はh1=HlSの位置まで記録面9に接近して平衡する
。第3図には図示しないが、更にh1の初期値をh1・
1より小さな値に設定するならば必ず、吸着板1はHl
Sの値よりも小さい値まで記録面に接近する。以上の説
明で明らかな如く、吸着板1を記録面9に十分に近くま
で接近させ得るh1の初期値の最大値はh1・iであり
、このような値を以下では1吸着開始距離ョと呼ぶ。吸
着開始距離は上述の如く、バネの曲線一Fs,y及び流
体力Fv,yによつて定まり、この距離をできるだけ大
きくするには、h1が大なる領域においてFv,yの絶
対値を大とすること及び、−Fs,yの曲線ができるだ
け絶対値の小さい勾配を持つこと(即をバネ常数の小さ
いこと)である。
そこで、第4図に示すように、吸着板1の前端部の裏面
(以下では円板と対向する面の反対側の面を1裏面ョと
称する)に傾斜面10を形成し、この傾斜面部に空気流
れにより記録面9方向へ正圧を発生させ得るようにして
、吸着開始距離を増加させたものが既に提案されている
。
(以下では円板と対向する面の反対側の面を1裏面ョと
称する)に傾斜面10を形成し、この傾斜面部に空気流
れにより記録面9方向へ正圧を発生させ得るようにして
、吸着開始距離を増加させたものが既に提案されている
。
第5図は、傾斜角αの傾斜面10を設けた吸着板1のま
わりの流れを、第4図の巾方向中心断面において見た説
明図である。この第5図においては、説明を簡単にする
ため、吸着板1の吸着面4は記録面9に平行である状態
を考える。又、同図においてはヘッドチップ2及びタミ
ーチツプ3,3″を省略した。この場合吸着面4の圧力
は、吸着板1のはる一か上下流の圧力とほぼ同一であり
、流体力Fv,yは0と考えてよい。一方、傾斜面10
付近の流れは傾斜により圧縮されて正圧が生じて、第5
図においてほぼp(ξ)で示した分布を持つ。なおξは
、第4図に示すように傾斜面において巾方向の−中心線
に沿つて座標軸を持ち、ついでに前端部の巾方向に沿つ
て座標軸ηを定める。(従つて傾斜面上の点は直交座標
(ξ,η)で表わされるとする。
わりの流れを、第4図の巾方向中心断面において見た説
明図である。この第5図においては、説明を簡単にする
ため、吸着板1の吸着面4は記録面9に平行である状態
を考える。又、同図においてはヘッドチップ2及びタミ
ーチツプ3,3″を省略した。この場合吸着面4の圧力
は、吸着板1のはる一か上下流の圧力とほぼ同一であり
、流体力Fv,yは0と考えてよい。一方、傾斜面10
付近の流れは傾斜により圧縮されて正圧が生じて、第5
図においてほぼp(ξ)で示した分布を持つ。なおξは
、第4図に示すように傾斜面において巾方向の−中心線
に沿つて座標軸を持ち、ついでに前端部の巾方向に沿つ
て座標軸ηを定める。(従つて傾斜面上の点は直交座標
(ξ,η)で表わされるとする。
)次に吸着板1の裏面の傾斜面の終りから後端部までの
平行面における流れは膨張流となるから、この部分の圧
力分布p(x)は負圧となる。裏面におけるこのような
圧力分布の合力Fnvは傾斜面の正圧の積分値が平行面
の負圧の積分値よりはるかに大きくほぼ傾斜面に垂直の
方向に作用し、その合力のy方向の成分Fnv,yは、
yの負方向即ち吸着板1を記録面に押し付ける方向に働
く。このように吸着板1の裏面に傾斜面10を設けたこ
とにより生じた力Fnvを以下で“は1押し付けカョと
称する。さて、上述のように吸着板1に傾斜面10を設
けることにより新に生じた押し付力Fnvのy方向成分
Fnv,yはyの負方向の成分を持つから、流体力学的
なりのy方向成分Ff,yは流体力F■,yのみの場合
より著しく増加し、吸着開始Hl,lを増大させ得る。
平行面における流れは膨張流となるから、この部分の圧
力分布p(x)は負圧となる。裏面におけるこのような
圧力分布の合力Fnvは傾斜面の正圧の積分値が平行面
の負圧の積分値よりはるかに大きくほぼ傾斜面に垂直の
方向に作用し、その合力のy方向の成分Fnv,yは、
yの負方向即ち吸着板1を記録面に押し付ける方向に働
く。このように吸着板1の裏面に傾斜面10を設けたこ
とにより生じた力Fnvを以下で“は1押し付けカョと
称する。さて、上述のように吸着板1に傾斜面10を設
けることにより新に生じた押し付力Fnvのy方向成分
Fnv,yはyの負方向の成分を持つから、流体力学的
なりのy方向成分Ff,yは流体力F■,yのみの場合
より著しく増加し、吸着開始Hl,lを増大させ得る。
このことを第7図において説明する。
同図において、点線を吸着面4に作用する流体力Fv,
yとし、二点鎖線を上述の押し付け力Fnv,yの曲線
とする。押し付け力Fnv,yは、通常の吸着板及び回
転周速度■=ΩRにおいては近似的に非粘性流におかれ
た薄い楔型形状物体に働く揚力と見なすことができ、ほ
ぼy=h1における剪断流の速度u(h1)の二乗に比
例すると考えられる。吸着板1に作用する流体力学的な
りFf,yはFv,yl:.Fnv,yの和であり、第
7図においては実線で示した。同図においてバネカのy
方向成分(−Fs,y)S,(−F:,y)pを一点鎖
線で示すならば、第1図に示した吸着板1の吸着開始距
離はFv,yと(−Fs,y)sとの関係から(Hl,
i)sの値を持つことになる。そして第4図の吸着板の
場合にも同じバネを用いるとするならば、バネカの曲線
は(−Fs,y)sと平行で、より右側に移動した曲線
(一Fs,y)pが流体力Ffyの曲線と接するから、
この時の吸着開始距離(Hl,i)pは(Hl,i)s
よりはるかに大きな値となる。
yとし、二点鎖線を上述の押し付け力Fnv,yの曲線
とする。押し付け力Fnv,yは、通常の吸着板及び回
転周速度■=ΩRにおいては近似的に非粘性流におかれ
た薄い楔型形状物体に働く揚力と見なすことができ、ほ
ぼy=h1における剪断流の速度u(h1)の二乗に比
例すると考えられる。吸着板1に作用する流体力学的な
りFf,yはFv,yl:.Fnv,yの和であり、第
7図においては実線で示した。同図においてバネカのy
方向成分(−Fs,y)S,(−F:,y)pを一点鎖
線で示すならば、第1図に示した吸着板1の吸着開始距
離はFv,yと(−Fs,y)sとの関係から(Hl,
i)sの値を持つことになる。そして第4図の吸着板の
場合にも同じバネを用いるとするならば、バネカの曲線
は(−Fs,y)sと平行で、より右側に移動した曲線
(一Fs,y)pが流体力Ffyの曲線と接するから、
この時の吸着開始距離(Hl,i)pは(Hl,i)s
よりはるかに大きな値となる。
ところが、このように吸着板1の裏面に傾斜面10を設
けたものにおいては次のような欠点がある。即ち、押し
付け力Fnvは、第6図に模式的に示すように、傾斜面
の圧力分布P(ξ,η)によりほぼ支配されているため
、傾斜面の巾方向の涼端部のおける圧力減少(η=±b
/2において0となる)の影響を直接受ける。このこと
をより詳細に説明するため、第6図では、ξ=ー定の線
に沿う圧力分布の一例を点線で示した。
けたものにおいては次のような欠点がある。即ち、押し
付け力Fnvは、第6図に模式的に示すように、傾斜面
の圧力分布P(ξ,η)によりほぼ支配されているため
、傾斜面の巾方向の涼端部のおける圧力減少(η=±b
/2において0となる)の影響を直接受ける。このこと
をより詳細に説明するため、第6図では、ξ=ー定の線
に沿う圧力分布の一例を点線で示した。
このような減少は、第4図において矢印Feで示すよう
に高圧の傾斜面10から低圧の吸着面4に向う流れが生
じることによるものである。本発明は叙上の点に鑑み、
傾斜面の巾方向の両端部における圧力の減少を防止して
吸着開始距離を更に増加させることのてきる浮動式磁気
ヘッドを得ることも目的とする。
に高圧の傾斜面10から低圧の吸着面4に向う流れが生
じることによるものである。本発明は叙上の点に鑑み、
傾斜面の巾方向の両端部における圧力の減少を防止して
吸着開始距離を更に増加させることのてきる浮動式磁気
ヘッドを得ることも目的とする。
以下、従来に相当する部分には同一符号を付して示す第
8図の一実施例いついて本発明を説明する。
8図の一実施例いついて本発明を説明する。
図において、11,1「は吸着板1の傾斜面10両側部
に取付け固定された側端板であつて、これにより高圧の
傾斜面10から低圧の吸着面4の側に回り込もうとする
流れFe(第4図)を塞ぎ止めることができ、傾斜面1
0の側端部における圧力(ξ,η)の低下を防止するこ
とが可能となつている。上記以外の構成は従来と同様で
あるのでその説明を省略する。以上のように構成される
本発明の浮動式磁気ヘッドは、第10図に摸式的に示す
如く、傾斜面10の圧力分布P(ξ,η)がη方向に沿
つて一様となり、両側端部付近においても圧力が減少し
ないため、吸着開始距離を著しく増加させることができ
る。
に取付け固定された側端板であつて、これにより高圧の
傾斜面10から低圧の吸着面4の側に回り込もうとする
流れFe(第4図)を塞ぎ止めることができ、傾斜面1
0の側端部における圧力(ξ,η)の低下を防止するこ
とが可能となつている。上記以外の構成は従来と同様で
あるのでその説明を省略する。以上のように構成される
本発明の浮動式磁気ヘッドは、第10図に摸式的に示す
如く、傾斜面10の圧力分布P(ξ,η)がη方向に沿
つて一様となり、両側端部付近においても圧力が減少し
ないため、吸着開始距離を著しく増加させることができ
る。
なお、上記実施例では吸着板1の傾斜面10両側端部に
側端板11,1「を取付け固定するようにしたものを示
したが、これを例えば第9図に示す如く傾斜面10の両
側端部から延出して設けた側端突起部12,12″とし
てもよく、上記同様の効果を奏することができる。
側端板11,1「を取付け固定するようにしたものを示
したが、これを例えば第9図に示す如く傾斜面10の両
側端部から延出して設けた側端突起部12,12″とし
てもよく、上記同様の効果を奏することができる。
以上述べたように本発明によれば、傾斜面の巾方向に沿
つても一様な圧力分布を得られるようにしたので、吸着
開始距離を著しく増加させることが可能となつて組立工
作精度の軽減および信頼性の向上を期待することができ
るという効果がある。
つても一様な圧力分布を得られるようにしたので、吸着
開始距離を著しく増加させることが可能となつて組立工
作精度の軽減および信頼性の向上を期待することができ
るという効果がある。
第1図は従来の浮動式磁気ヘッド及びその支持機構の一
例を示す斜視図、第2図はその吸着動作の原理を示す縦
断面図、第3図は吸着板の姿勢と作用する力の関係を示
す説明図、第4図は本発明による浮動式磁気ヘッドの可
動部の一例を示す斜視図、第5図,第6図,第7図は本
発明の動作原理図であり、第5図は縦断面における流れ
の様子を、第6図は傾斜面における圧力分布を、第7図
は吸着板の姿勢と作用する力の関係をそれぞれ示す動作
原理図、第8図、第9図は本発明による浮動式磁気ヘッ
ドの可動部のそれぞれ他の一例を示す斜視図、第10図
は第8図に示すヘッドの傾斜面における圧力分布を示す
動作原理図である。 なお図中、同一番号は同一又は相当部分を示す。1・・
・吸着板、2・・・ヘッドチップ、3,3″・・タミー
チツプ、4・・・吸着板の吸着面、5・・・ヘッドチッ
プの浮動面、6,6″・・・ダミーチップの浮動面、7
,7″,T・・・バネ、8・・・ヘッドホルダ、9・・
・磁気ディスクの記録面、10・・・吸着板の傾斜面、
11,1「・・・側端板、12,12″・・・側端突起
部。
例を示す斜視図、第2図はその吸着動作の原理を示す縦
断面図、第3図は吸着板の姿勢と作用する力の関係を示
す説明図、第4図は本発明による浮動式磁気ヘッドの可
動部の一例を示す斜視図、第5図,第6図,第7図は本
発明の動作原理図であり、第5図は縦断面における流れ
の様子を、第6図は傾斜面における圧力分布を、第7図
は吸着板の姿勢と作用する力の関係をそれぞれ示す動作
原理図、第8図、第9図は本発明による浮動式磁気ヘッ
ドの可動部のそれぞれ他の一例を示す斜視図、第10図
は第8図に示すヘッドの傾斜面における圧力分布を示す
動作原理図である。 なお図中、同一番号は同一又は相当部分を示す。1・・
・吸着板、2・・・ヘッドチップ、3,3″・・タミー
チツプ、4・・・吸着板の吸着面、5・・・ヘッドチッ
プの浮動面、6,6″・・・ダミーチップの浮動面、7
,7″,T・・・バネ、8・・・ヘッドホルダ、9・・
・磁気ディスクの記録面、10・・・吸着板の傾斜面、
11,1「・・・側端板、12,12″・・・側端突起
部。
Claims (1)
- 1 記録面と所定間隔にて対向し、この記録面との間で
磁気記録再生を行なう浮動式磁気ヘッドにおいて、記録
面に対向する面と、この面の反対側の面の浮動ヘッドの
相対的進行方向における前端部に形成された傾斜面と、
この傾斜面の両側端部にそれぞれ設けられ該傾斜面を両
側空間より遮蔽する側壁部とから成る浮動式磁気ヘッド
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9186476A JPS6042545B2 (ja) | 1976-07-30 | 1976-07-30 | 浮動式磁気ヘツド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9186476A JPS6042545B2 (ja) | 1976-07-30 | 1976-07-30 | 浮動式磁気ヘツド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5317317A JPS5317317A (en) | 1978-02-17 |
| JPS6042545B2 true JPS6042545B2 (ja) | 1985-09-24 |
Family
ID=14038409
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9186476A Expired JPS6042545B2 (ja) | 1976-07-30 | 1976-07-30 | 浮動式磁気ヘツド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6042545B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01131107U (ja) * | 1988-02-29 | 1989-09-06 | ||
| KR20230020968A (ko) | 2020-06-09 | 2023-02-13 | 신에쓰 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 | Iii족 질화물계 에피택셜 성장용 기판과 그 제조 방법 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55154458A (en) * | 1979-05-21 | 1980-12-02 | Toshiba Corp | Nondestructive inspecting probe drive unit |
-
1976
- 1976-07-30 JP JP9186476A patent/JPS6042545B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01131107U (ja) * | 1988-02-29 | 1989-09-06 | ||
| KR20230020968A (ko) | 2020-06-09 | 2023-02-13 | 신에쓰 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 | Iii족 질화물계 에피택셜 성장용 기판과 그 제조 방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5317317A (en) | 1978-02-17 |
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