JPH09330464A - 自動販売機の商品搬出装置 - Google Patents

自動販売機の商品搬出装置

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JPH09330464A
JPH09330464A JP14601296A JP14601296A JPH09330464A JP H09330464 A JPH09330464 A JP H09330464A JP 14601296 A JP14601296 A JP 14601296A JP 14601296 A JP14601296 A JP 14601296A JP H09330464 A JPH09330464 A JP H09330464A
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JP
Japan
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product
vending machine
storage frame
products
support shaft
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JP14601296A
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Inventor
Koji Takeuchi
孝治 竹内
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Japan Tobacco Inc
Original Assignee
Japan Tobacco Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動販売機1台当たりの商品収納個数を可能
な限り増加することができ、商品搬出装置の高さを可能
な限り低くした自動販売機の商品搬出装置を提供する。 【解決手段】 自動販売機1の機体2内には、載置面6
3上に1列に積み上げられた状態で商品Tを収納する商
品収納枠32が設けられている。この商品収納枠32内
の最下層の商品T1は、第1の支軸66を中心に一方の
回動端と他方の回動端との間で揺動自在に設けられた第
1の押出部材65により押し出され、次いで、第2の支
軸を中心に一方の回動端と他方の回動端との間で揺動自
在に設けられた第2の押出部材67により押し出され、
商品排出口64から排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装置全体をコンパ
クト化した自動販売機の商品搬出装置に関し、特に自動
販売機の奥行きを薄くした薄型自動販売機に適した自動
販売機の商品搬出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】商品収納枠内に前後2列で収容された商
品を、最下部にある商品から押出爪により一つづつ送り
だす自動販売機が、特開平5−186051に記載され
ている。
【0003】特開平5−186051記載の自動販売機
は、各商品収納枠にそれぞれ商品搬出装置を設けてい
る。この商品搬出装置は、一対の駆動スプロケットと従
動スプロケットと、この各スプロケットに掛け回された
無端状の駆動チェーンとから構成されており、駆動チェ
ーンには所定の間隔を空けて押出爪が設けられている。
【0004】そして、電動モータからの駆動力により駆
動スプロケットが回転すると、この駆動スプロケットと
従動スプロケットとに掛け回された駆動チェーンも回転
し、押出爪が商品を商品送出口へ向けて押し出してい
る。具体的には、各商品収納枠内には商品が前後2列に
積み上げられた状態で収容されており、押出爪は後側か
ら前側へ移動しつつ、最下部の商品の後側の商品を前方
へと押し出す。そして、後側の商品が押し出されると、
前後2列に積み上げられた商品の前側最下部の商品が後
側最下部の商品に押し出され、前側最下部の商品は商品
送出口からシュートを経て自動販売機の前面パネルに設
けられた商品取出口へと送り出される。
【0005】ここで、押出爪により押し出された後側最
下部の商品は、商品取出口へ送り出された前側最下部の
商品の押し出される前の収容位置に位置づけられ、この
状態で電動モータの駆動が停止し、押出爪の移動も停止
する。そして、後側最下部の商品が押し出される前の収
容位置には、その商品の上部に積み上げられていた商品
が、商品1個分だけ下降し、新たに後側最下部に位置づ
けられる。次に電動モータが駆動すると、押出爪は前側
最下部の商品を商品送出口へ向けて押し出し、シュート
を経て前面パネルに設けられた商品取出口へこの商品を
送り出す。
【0006】そして、前側最下部の商品が押し出される
前の収容位置には、その商品の上部に積み上げられてい
た商品が、商品1個分だけ下降し、新たに前側最下部に
位置づけられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の自動販売機の商品搬出装置は、商品収納枠内に前後2
列で収容された商品を、最下部にある商品から1つづ
つ、押出爪により送り出す構造である。従って、自動販
売機の奥行き方向の幅は前後2列に収容された商品の長
さ分だけ少なくとも必要となる。
【0008】ところで、設置スペースが限られている店
舗では、このような環境下において自動販売機の設置を
可能とするために、自動販売機の奥行き方向の幅を狭く
した構造の自動販売機、いわゆる薄型自動販売機に対す
る要望が近年強くなっている。
【0009】このような薄型自動販売機によれば、従来
各商品収納枠内に前後2列で収容していた商品を、1列
に積み上げて収容することができるので、自動販売機の
奥行き方向の幅を狭くすることができる。一方、このよ
うな薄型自動販売機を採用した場合には、自動販売機1
台当たりの商品収納個数は、例えば、従来前後2列で収
容されていた商品を、1列で収容すれば、自動販売機の
奥行き方向の幅が狭くなった分だけ全体として低下して
しまう。
【0010】また、各商品収納枠には商品搬出装置が1
つづつ設けられているが、商品搬出装置の設置スペース
には商品を収容することができないので、商品搬出装置
自体が各商品収納枠内でいわゆるデッドスペースとなっ
ている。ここで、商品搬出装置自体を、例えば高さを低
くすることで装置全体のコンパクト化を図ることができ
れば、コンパクト化した分だけ商品収納枠内に商品を多
く収容することができる。
【0011】例えば、図8に示すように、電動モータM
と、この電動モータMから複数のギヤを介して第1押出
爪165と第2押出爪167へ回転を伝達するように構
成された商品搬出装置9が知られている。このような商
品搬出装置9では、商品Tは先ず第1押出爪165によ
り商品Tの幅の約半分の半工程分だけ送り出され、次い
で第2押出爪167により商品排出口へ向けて排出され
る。
【0012】しかしながら、第1押出爪165と第2押
出爪167は電動モータMの上部に設けられており、第
1押出爪165および第2押出爪167と電動モータM
との間はデッドスペースとなっている。また、第1押出
爪165と第2押出爪167を駆動するために複数のギ
ヤを必要とするので商品搬出装置9全体の高さが大きく
なり、装置全体の大型化を招き、商品収納枠内に収容で
きる商品数にも制限があった。
【0013】さらに、第1押出爪165と第2押出爪1
67は、電動モータMにより360度回転するために、
商品搬出装置9の高さは、少なくとも第1押出爪165
と第2押出爪167が描く回転軌跡の直径以上の大きさ
とする必要があった。従って、商品搬出装置9の高さを
低くするには限界があった。
【0014】本発明はこのような従来技術の課題を解決
するためになされたもので、薄型自動販売機1台当たり
の商品収納個数を可能な限り増加するために、商品搬出
装置の高さを可能な限り低くした自動販売機を提供する
ことを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にかかる自動販売機の商品搬出装置は、自動
販売機の機体内に設けられた商品収納枠の載置面上に1
列に積み上げられた商品の最下層の商品を、前記商品収
納枠に設けられた商品排出口へ向けて順次搬出する、該
商品収納枠の下方に設けられた自動販売機の商品搬出装
置において、第1の支軸を中心に一方の回動端と他方の
回動端との間で揺動自在に設けられ、該一方の回動端か
ら該他方の回動端へ向けて揺動する際に、前記載置面か
ら突出して前記商品を押し出す第1の押出部材と、第2
の支軸を中心に一方の回動端と他方の回動端との間で揺
動自在に設けられ、前記第1の押出部材により押し出さ
れた商品を、該一方の回動端から該他方の回動端へ向け
て揺動する際に、前記載置面から突出して前記商品排出
口から押し出す第2の押出部材とを備えたことを特徴と
する。
【0016】請求項2の発明にあっては、前記第1の押
出部材には、該第1の押出部材が前記他方の回動端から
前記一方の回動端へ向けて揺動する際に、前記最下層の
商品の上に積み上げられた商品の底面を支えながら前記
載置面上に降下させる、商品支持部を設けたことを特徴
とする。
【0017】請求項3の発明にあっては、前記第1の押
出部材には、該第1の押出部材が前記他方の回動端から
前記一方の回動端へ向けて揺動する際に、前記最下層の
商品の上に積み上げられた商品と接触し、かつ、該商品
を搬出方向とは逆方向に押し戻す押し戻し手段を設けた
ことを特徴とする。
【0018】請求項1記載の自動販売機の商品搬出装置
では、自動販売機の機体内に設けられた商品収納枠内
に、載置面上に1列に積み上げられた状態で商品が収納
されている。商品収納枠の下方には商品搬出装置が設け
られており、この商品搬出装置は第1の支軸回りに揺動
自在に設けられた第1押出部材と第2の支軸回りに揺動
自在に設けられた第2押出部材とを備えている。
【0019】即ち、各押出部材は、それぞれの支軸回り
に一方の回動端と他方の回動端との間を揺動自在であ
る。そして、先ず第1の押出部材が、一方の回動端から
他方の回動端へ向けて揺動し、商品収納枠内に収納され
た商品のうち最下層の商品を商品排出口へ向けて押し出
す。次いで、第1の押出部材により押し出された商品
が、一方の回動端から他方の回動端へ向けて揺動する第
2の押出部材によりさらに押し出され、この商品は商品
排出口から排出される。
【0020】請求項2記載の自動販売機の商品搬出装置
では、第1の押出部材により押し出された、商品収納枠
内に積層された最下層の商品が商品排出口から排出され
ると、この商品の上に積み上げられた商品が商品一個分
だけ降下し、載置面上に位置づけられて新たに最下層の
商品となる。この際に、第1の押出部材に設けられた商
品支持部が、降下する商品の底面を支えながら他方の回
動端から一方の回動端へ向けて揺動する。
【0021】請求項3記載の自動販売機の商品搬出装置
では、載置面上に降下してくる商品が、第1押出部材に
設けられた押し戻し手段により、商品の搬出方向とは逆
方向に押し戻される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。図1に示すように、自動販売
機1は、その機体2の前面にドア4を備えており、この
ドア4は、機体2に上下一対のヒンジ4aを介して開閉
自在に取り付けられている。
【0023】ここで、ドア4の表側には、図示しない
が、商品見本を展示した展示棚、この展示棚に展示され
た商品見本に対応して設けられた選択ボタン、硬貨投入
口、紙幣投入口、釣り銭返却用のレバー、釣り銭返却口
および商品取出口などが設けられている。
【0024】機体2内には、多数の商品収納枠列3が形
成されており、これらの商品収納枠列3は機体2内に上
下複数段に形成された第1種商品収納枠列3a、3b、
3c、3dと、左側隅部に形成された第2種商品収納枠
列3e、3fとからなる。商品収納枠列3は、図2に示
すように、前面に開口部31を備えた個々の商品収納枠
32を水平方向に隣接させ、その底面を商品搬出装置3
3の上面によって構成している。商品搬出装置33の上
面には、たばこ、箱詰めされた菓子などの商品Tが1列
に積み上げられて収納されており、商品収納枠32の奥
行きは商品Tを1列に収納可能なだけの大きさに形成さ
れている。
【0025】第2種商品収納枠列3e、3fの各商品収
納枠32には、この商品収納枠32の開口部31を開閉
するガイドロッド34が設けられている。このガイドロ
ッド34は、商品収納枠32の開口部31の中央を上下
方向に延びて配置されており、その上下端は水平方向に
一旦屈曲された後、商品収納枠32に回動自在に支持さ
れている。
【0026】従って、ガイドロッド34をその上下端を
中心として、図1において右向きに回動させれば、商品
収納枠32の開口部31を大きく開くことができる。そ
して、開口部31を開けた状態で、商品収納枠32内へ
の商品Tの装填又は補充を行うことができる。
【0027】一方、機体2とドア4との間には、中ドア
5が機体2に一対の図示しないヒンジを介して回動自在
に支持されており、ドア4の中ドア5側には、図示しな
い紙幣識別装置、コイン識別装置などが設けられてい
る。この中ドア5の機体2側には、第1種商品収納枠列
3a、3b、3c、3dにそれぞれ対応して、ガイドプ
レート51が設けられている。このガイドプレート51
は、対応する商品収納枠列の各商品収納枠32内に収納
された商品Tが、開口部31から脱落するのを防止して
いる。また、中ドア5の機体2側には、第1種商品収納
枠列3a、3b、3cにそれぞれ対応して、払出シュー
ト52、53、54が設けられている。
【0028】なお、第1種商品収納枠列3d、第2種商
品収納枠列3e、3f内の商品は、機体2に設けられた
払出シュート35により、ドア4の表側に設けられた商
品取出口へ払い出される。ここで、消費者が、ドア4の
表側に設けられた、商品見本に対応した選択ボタンを押
すと、選択された商品Tを収容した商品収納枠32の商
品搬出装置33が、商品Tの払出しを実行する。商品収
納枠32から排出された商品Tは、中ドア5に設けられ
た払出シュート52、53、54または機体2に設けら
れた払出シュート35を介して、ドア3の表側に設けら
れた図示しない商品取出口へと払い出される。
【0029】第1種商品収納枠列3a、3b、3c、3
dおよび第2種商品収納枠列3e、3fは、基本的に同
様な構成を有しており、以下には商品収納枠列3fのみ
を図2に従って説明する。商品収納枠列3fは、一対の
仕切板36により区画された商品収納枠32とベース板
37により構成されている。なお、図1では、第2種商
品収納枠列3e、3fの商品収納枠32は、それぞれ1
つづつ形成されているが、第1種商品収納枠列3a、3
b、3c、3dの商品収納枠32の一部を第2種商品収
納枠列3e、3fの商品収納枠32に置き換えて、第2
種商品収納枠列3e、3fの商品収納枠32の個数を増
加させることもできる。
【0030】ここで、例えば、商品収納枠列3fの商品
収納枠32を複数設けた場合には、仕切板36は各商品
収納枠32に収納された商品Tの形状に応じて、その間
隔を変更可能な構造とされている。より詳しく説明する
と、仕切板36は、ベース板37に所定の間隔にて形成
された孔に嵌め込まれ固定されており、このはめ込み位
置を調整することで、形状の異なる各種商品を収納する
ことができる。
【0031】なお、仕切板36の奥行側は、水平方向に
折り返されて背面板36aを形成している。そして、商
品収納枠32は、略平行に配置された一対の仕切板3
6、背面板36aおよびベース板37により区画されて
いる。各商品収納枠32内には、商品搬出装置33がベ
ース板37上に固定されており、商品搬出装置33上に
は商品Tが1列に積み上げられている。
【0032】各商品収納枠32の前面には開口部31が
形成されており、この開口部31の下端部にガイド部材
6が配置されている。このガイド部材6は、ガイドベー
ス61とこのガイドベース61上に配置されたガイドプ
レート62とから構成されている。ガイドベース61
は、略水平方向に延びて配置されており、両端が自動販
売機1の機体2に固定されており、このガイドベース6
1上には、各商品収納枠32に対応してガイドプレート
62が配置されている。
【0033】このガイドプレート62の上部には、上述
した商品収納枠32の開口部31を開閉するガイドロッ
ド34が設けられており、このガイドロッド34の回動
により、商品収納枠32の開口部31を開閉することが
できる。なお、図2に示すように、ガイドロッド34が
開口部31を閉塞した状態に位置づけられている場合
が、自動販売機1の販売待機状態である。
【0034】ガイドプレート62の一端は、下方に向け
て屈曲されており、この屈曲部は商品収納枠32内に収
納された商品Tのうち、最下層の商品T1の上に積み上
げられた商品T2の前面Tfを押さえる商品押え部62
aを構成している。そして、この商品押え部62aの下
端と、商品搬出装置33上に配置された商品T1の底面
を支える載置面63との間には、商品Tが1個通過可能
な程度の間隔を空けて、商品排出口64が形成されてい
る。
【0035】従って、商品T1上に積層された商品は、
ガイドプレート62の商品押え部62aおよびガイドロ
ッド34により開口部31からこぼれ出るのを防止され
ている。なお、ガイドベース61の一端は、下方に向け
て傾斜して折り返されており、この折り返し部分は案内
プレート61aを構成している。そして、この案内プレ
ート61aは、商品搬出装置33により商品排出口64
から排出された商品Tを図2において、右下方に案内し
払出シュート35へ導くために設けられている。
【0036】また、ガイドプレート62は、商品Tの奥
行き幅に応じて調整可能なようにガイドベース61上に
配置されている。具体的には、ガイドプレート61は、
ガイドベース61上に所定のピッチにて形成された位置
調整目盛りに合わせて、スライド可能に配置されてお
り、商品Tの大きさに応じて設けられた目盛り位置に、
例えば、固定ビスなどにより固定されている。
【0037】商品搬出装置33内には、第1押出部材6
5が第1の支軸66回りに回動自在に連結されており、
第2押出部材67は第2の支軸68回りに回動自在に連
結されている。また、第1の支軸66と第2の支軸68
とは、それぞれクランク部材69の両端部に回動自在に
連結されており、クランク部材69は第3の支軸70に
回動自在に連結されている。
【0038】第1の押出部材65には所定の長さにて第
1の案内溝65aが形成されており、この第1の案内溝
65aには第1のスライド軸71aがスライド自在に嵌
め入まれている。そして、この第1のスライド軸71a
は、カム板72の表面から突出して設けられており、こ
のカム板72はこのカム板72に固定された第1の駆動
軸72aに固着されている。
【0039】従って、第1の駆動軸72aの図2に示す
矢印方向の回転により、カム板72はこの第1の駆動軸
72a回りに回転し、カム板72に設けられた第1のス
ライド軸71aも、第1の駆動軸72a回りに回転す
る。そして、カム板72の回転動作に応じて第1のスラ
イド軸71aは、第1の押出部材65に形成された第1
の案内溝65a内をスライドしつつ移動する。次いで、
第1の押出部材65は、第1のスライド軸71aによる
第1の案内溝65a内の移動に応じて、第1の支軸66
回りに回動させられる。これにより、第1の押出部材6
5は、図2において実線にて示す一方の回動端の位置
と、一点鎖線にて示す他方の回動端の位置との間を揺動
する。
【0040】一方、第2の押出部材67には所定の長さ
にて第2の案内溝67aが形成されており、この第2の
案内溝67aには第2のスライド軸73aがスライド自
在に嵌め入まれている。そして、この第2のスライド軸
73aは、カム板74の表面から突出して設けられてお
り、このカム板74はこのカム板74に固定された第2
の駆動軸74aに固着されている。
【0041】従って、第2の駆動軸74aの図2に示す
矢印方向の回転により、カム板74はこの第2の駆動軸
74a回りに回転し、カム板74に設けられた第2のス
ライド軸73aも、第1の駆動軸74a回りに回転す
る。そして、カム板74の回転動作に応じて第2のスラ
イド軸73aは、第2の押出部材67に形成された第2
の案内溝67a内をスライドしつつ移動する。次いで、
第2の押出部材67は、第2のスライド軸73aによる
第2の案内溝67a内の移動に応じて、第2の支軸68
回りに回動させられる。これにより、第2の押出部材6
7は、図2において実線にて示す一方の回動端の位置
と、一点鎖線にて示す他方の回動端の位置との間を揺動
する。
【0042】なお、クランク部材69が第3の支軸70
回りに、図2に示すように矢印方向に回動すると、この
クランク部材69に回動自在に連結された第1の支軸6
6は案内溝80a内において第3の支軸70回りに揺動
し、また、第2の支軸68も支軸70を中心として揺動
する。
【0043】ここで、上記クランク部材69と第1の支
軸66で連結されている第1の押出部材65及び同クラ
ンク部材69と第2の支軸68で連結されている第2押
出部材67の関係についてより詳しく説明する。第1の
押出部材65を上記第1のスライド軸71aを介して揺
動させるカム板72は、図2によく示されているよう
に、その形状は二つの頂部R1、R2と、これらの間に
直線部を有する略三角形状をしている。そして、このカ
ム板72の外周は、第1の支軸66が連結されている上
記クランク部材69の円弧状の外周面と当接している。
また、図5及び図7に示すように第1の支軸66は捩じ
りバネ92によって上方に付勢されている。従って、上
記クランク部材69はカム板72の回転により矢印で示
されているように回動するようになっている。そのた
め、上記クランク部材69は第3の支軸70を中心に第
1の支軸66側と第2の支軸68を交互に上下動させる
ようになっている。
【0044】カム板72の回転に伴う第1の押出部材6
5の軌跡について触れると、図2の状態からカム板72
が第1の駆動軸72a周りに90度回転すると、第1の
押出部材65は垂直に立ち上がったようになる。このと
き。第1の支軸66と第1の駆動軸72aとの間の距離
は最短であり、その結果、第1の押出部材65は最も上
方に飛び出した状態になるので、商品T1の後面Trを
押すことができる。一方、この時に、第2押出部材67
は最も下方に下がった状態にある。
【0045】図2の状態からカム板72が第1の駆動軸
72a回りに180度回転したものが図6に示されてい
る。同図では、第1の押出部材65が載置面63まで下
がり、代わって第2の押し出し部材67が上がり始めて
いる様子が示されている。図6の状態からカム板72が
第1の駆動軸72a回りに、さらに90度回転したもの
が図7に示されているが、カム板72が図6の状態から
図7の状態に至るまで、クランク部材69はカム板72
の第1の頂部R1を経て、カム板72の直線部Lに至っ
ている。ここで、カム板72の第1の駆動軸72aと第
1の支軸66との距離の変化を考えると、クランク部材
69がカム板72の第1の頂部R1と接触しているとき
には距離が大きくなり、その後で直線部Lに至ると距離
が小さくなっている。この距離の変化を第1の押出部材
65から見ると、クランク部材69がカム板72の第1
の頂部R1と接触しているときに、載置面63の下まで
下がり、クランク部材69が直線部L側に接触するにし
たがって載置面63から徐々に突出することになる。実
際には、この動きと同時に第1のスライド軸71aが第
1の案内溝65aを介して第1の押出部材65を後方
(同図において左側)に押すので、第1の押出部材65
は後退しながら突出してくる。このとき、上記クランク
部材69が直線部Lの中央部に接触したときが、この範
囲での最大の突出量となる。この状態を示しているのが
図7である。この後、クランク部材69の接触位置が他
方の頂部R2に向かうにしたがって、第1の押出部材6
5は後退しながら下方に下がり始め、最終的に図2の初
期状態になる。
【0046】上述の説明から明らかなように、図6の状
態から第1の押出部材65は後退するときに載置面63
から一旦突出し、また下がるように動作するので、図7
で示されるように最下層の商品T1が押し出された後、
その上に積み上げられた商品T2を後方に押し戻すこと
となる。なお、この操作を確実に行うことができるよう
に、前記第1の押出部材65の商品押出側には、商品支
持部65bが設けられている。
【0047】図3は、この商品搬出装置33の一部を切
断して示した平面図である。図3に示すように、商品搬
出装置33は、ケーシング7内に収納されており、この
ケーシング内はギア列収納部7A、押出部材収納部7B
および売切検出レバー収納部7Cとに区画されている。
具体的には、ケーシング7は、底板75の長手方向縁部
に沿って立設された一対の側面板76a、76b、底板
75の前方に立設された前側仕切板77および底板75
の後縁部に沿って立設された後側仕切板78とにより周
面を形成し、上部は天板を兼ねた載置面63により塞が
れている。
【0048】ここで、後側仕切板78には、第1の押出
部材65が突出可能なように開口部78aが形成されて
おり、底板75はベース板37に着脱自在に固定されて
いる。また、ギア列収納部7Aと押出部材収納部7Bと
の間は、仕切板79により区画されており、押出部材収
納部7Bと売切検出レバー収納部7Cとの間は、仕切板
80により区画されている。
【0049】ケーシング7の前方で底板75上には、電
動モータMが仕切板80に跨がって配置されており、電
動モータMの回転軸81は、仕切板79を貫通しギア列
収納部7A内に突出している。従って、電動モータM
は、底板75に設けられた仕切板79、80および前側
仕切板77により、ケーシング7内で不用意に移動しな
いように配置されている。
【0050】この電動モータMは、ドア4の表側に設け
られた選択ボタンのON動作と連動して、この電動モー
タMから突設した回転軸81を回転させる。電動モータ
Mの回転軸81にはギア82が設けられており、電動モ
ータMの回転はこのギア82を介して、ギア列収納部7
Aに収納された複数のギアに伝達されている。
【0051】図4を参照しつつ説明すると、ギア82
は、ギア83の大ギア83aと噛み合っており、このギ
ア83に設けられた小ギア83bは、ギア84の大ギア
84aと噛み合っている。なお、ギア83の回転軸83
cの一端は、側面板76aに回転自在に支持されてお
り、回転軸83cの他端は仕切板79に回転自在に支持
されている。
【0052】ギア83の回転は、小ギア83aと噛み合
う、ギア84に設けられた大ギア84aに伝達される。
一方、このギア84に設けられた小ギア84bは、ギア
85と噛み合っており、ギア84の回転はギア85に伝
達される。なお、ギア84の回転軸84cの一端は、側
面板76aに回転自在に支持されており、回転軸84c
の他端は仕切板79に回転自在に支持されている。仕切
板79のギア列収納部7A側には、この仕切板79から
突出してフランジ部79aが設けられており、ギア85
はこのフランジ部79aに回転自在に支持されている。
【0053】ギア85の回転は、このギア85と噛み合
う、ギア86に設けられた大ギア86aに伝達される。
一方、このギア86に設けられた小ギア86bは、ギア
87と噛み合っており、ギア86の回転はギア87に伝
達される。なお、ギア86の回転軸86cの一端は、側
面板76aに回転自在に支持されており、回転軸86c
の他端は仕切板79に回転自在に支持されている。
【0054】ギア87の回転は、このギア87と噛み合
うギア88とギア89に伝達されており、このギア87
の回転軸87aの一端は側面板76aに、回転軸86c
の他端は仕切板79に、それぞれ回転自在に支持されて
いる。ギア88は、第2の駆動軸74aに固着されてお
り、この第2の駆動軸74aはフランジ部79aを貫通
して、カム板74に固着されている。従って、ギア88
が回転することで、カム板74は第2の駆動軸74aと
一体となって回転する。ここで、第2の駆動軸74a
は、側面板76aとフランジ部79aとにより回転自在
に支持されている。
【0055】一方、ギア89は、第1の駆動軸72aに
固着されており、この第1の駆動軸72aにはカム板9
0が固着されている。このカム板90は一部に切欠部9
0aが形成されており、カム板90のカム面と接触する
マイクロスイッチ91が仕切板79に固着されている。
このマイクロスイッチ91は、ギア89とともに回転す
るカム板90の切欠部90aを感知して、電気的信号を
発するものである。
【0056】第1の駆動軸72aには、仕切板79を貫
通して一端にカム板72が固着されている。従って、ギ
ア89が回転することで、カム板72は第1の駆動軸7
2aと一体となって回転する。ここで、第1の駆動軸7
2aは、側面板76aと仕切板79とにより回転自在に
支持されている。
【0057】以上説明したように、電動モータMの回転
は、ギア列を介して第1の駆動軸72aと第2の駆動軸
74aとに伝達され、それぞれの駆動軸に固着されたカ
ム板72とカム板74とを回転させている。従って、第
1の押出部材65と第2の押出部材67とは、それぞれ
第1の支軸66と第2の支軸68回りに揺動運動をす
る。また、カム板72の回転及び捩じりバネ92による
上方への付勢によって、カム板72の外周面と接する外
周面69aを左端部に有するクランク部材69が第3の
支軸70を中心としてその両端が上下する。
【0058】図3に示すように、第1の支軸66は、第
1の押出部材65の下端を回動自在に貫通しており、こ
の第1の支軸66の両端部は、クランク部材69の二股
に分かれた一対の軸受部69b、69cにより回動自在
に支持されている。そして、第1の支軸66の一端は、
仕切板80を貫通して売切検出レバー収納部7C内に突
出している。
【0059】第1の支軸66が貫通する仕切板80部分
には、図5に示すように上下方向に案内溝80aが形成
されており、第1の支軸66はこの案内溝80a内を上
下方向にスライド自在である。そして、売切検出レバー
収納部7C内に突出している第1の支軸66は、捩じり
バネ92により常時上方に付勢されている。
【0060】売切検出レバー収納部7C内には、側面板
76bから突設された支軸93に、回動自在に売切検出
アーム94が設けられている。この売切検出アーム94
にはコイルバネ95の一端が連結されており、コイルバ
ネ95の他端は、側面板76bから突設された支軸96
に固定されている。
【0061】従って、売切検出アーム94は、コイルバ
ネ95により支軸93回りに、図5において、常時時計
回りに付勢されており、載置面63から突出するように
されている。しかしながら、商品Tが載置面63上に載
置されている場合には、この商品Tの底面と接触し、図
5において一点鎖線で示したように、コイルバネ95の
付勢力に抗して載置面63の下方に位置づけられてい
る。
【0062】この状態から、商品収納枠32内の最後の
商品Tが排出されると、この売切検出アーム94は、コ
イルバネ95の付勢力により支軸93回りに回動し、載
置面63から突出するとともに、マイクロスイッチ97
をON動作させる。そして、マイクロスイッチ97の電
気信号は、選択ボタン内に収納された売切表示ランプに
「売り切れ」の表示を指令する。
【0063】なお、載置面63には、売切検出アーム9
4が出没自在なように、開口部63aが形成されてい
る。次に、上述した本発明の実施形態に係る自動販売機
の商品搬出装置の動作、作用を説明する。
【0064】図2に示すように、商品収納枠32内の商
品搬出装置33上には、複数の商品Tが積み上げられて
いる。需要者が希望の商品を選択ボタンにより選択する
と、希望とする商品Tが収納された商品収納枠32に設
置された商品搬出装置33の電動モータMに回転が指示
される。
【0065】電動モータMが回転すると、その回転力は
ギア82およびギア83、84、85、86、87、8
8、89により構成されたギア列に伝達され、第1の駆
動軸72aと第2の駆動軸74aとを回転させる。第1
の駆動軸72aと第2の駆動軸74aとが回転すること
で、カム板72とカム板74も回転し、第1のスライド
軸71aと第2のスライド軸73aとは、それぞれ第1
の押出部材65の第1の案内溝65a内と、第2の押出
部材67の第2の案内溝67a内を移動するとともに、
カム板72の外周面と接する外周面69aを有するクラ
ンク部材69は第3の支軸70を中心に揺動する。
【0066】そして、第1の押出部材65は、図2に示
す実線位置(一方の回動端)から一点鎖線位置(他方の
回動端)まで、第1の支軸66回りに回動する。一方、
第2の押出部材67は、図2に示す実線位置(一方の回
動端)から一点鎖線位置(他方の回動端)まで、第2の
支軸68回りに回動する。そして、第1の押出部材65
は、第1の支軸66回りに回動しながら、商品収納枠3
2内の最下層の商品T1の後面Trと接触し、この後面
Trを押しながら図6に示すように、他方の回動端まで
達する。
【0067】ここで、商品T1の上に積み上げられた商
品T2は、商品T1の商品排出口64への移動ととも
に、商品排出口64へ向けて移動しようとするが、商品
T2の前面Tfはガイドプレート62に設けられた商品
押え部62aにより押さえられているので、開口部31
からこぼれ出すことはない。
【0068】また、第2の押出部材67は、載置面63
より下方に沈み込みながら一点鎖線位置まで移動するた
めに、第1の押出部材65により押し出された商品T1
の底面と接触することはなく、第1の押出部材65によ
る押出作業に支障はない。なお、カム板72とカム板7
4とは、図6に示す矢印方向への回転を継続している。
【0069】次いで、図7に示すように、載置面63の
下方において、一点鎖線で示す位置(一方の回動端)に
待機している第2の押出部材67が、第1の押出部材6
5により略半工程分だけ押し出された商品T1の後面T
rを押し出す。ここで、図2に示したように、第2の押
出部材67が実線で示す位置(他方の回動端)から一点
鎖線で示す位置(一方の回動端)まで回動する際には、
商品T1の底面と接触することはない。
【0070】しかしながら、図7に示すように、第2の
押出部材67が一点鎖線で示す位置(一方の回動端)か
ら実線で示す位置まで回動する際には、カム板72の第
1の駆動軸72aと第1の支軸66との距離が大きくな
るため、カム74に設けられた第2のスライド軸74a
が、第2の押出部材67に形成された第2の案内溝67
aの上端まで達し、さらに第2のスライド軸74aは第
2の押出部材67を上方へ押圧する。これにより、第2
の押出部材67は、載置面63より突出して、商品T2
の後面を押し出すことができる。
【0071】ここで、第2の押出部材67は、第2の支
軸68を介してクランク部材69の一端に回動自在に連
結されているが、このクランク部材69は、第3の支軸
70回りに回動自在に配置されている。従って、クラン
ク部材69は、図7において一点鎖線で示した位置か
ら、第3の支軸70回りに矢印方向(反時計回り)に回
動し、第2の押出部材67を上方へ持ち上げるように動
作する。
【0072】一方、クランク部材69の他端には、第1
の押出部材65が第1の支軸66を介して回動自在に連
結されており、クランク軸69の他端は一点鎖線で示す
位置から実線で示す位置まで回動する。この際に、第2
の支軸66は、捩じりバネ92の付勢力に抗して、案内
溝80a内を下方に移動する。
【0073】そして、第1の押出部材65は、図7に示
す一点鎖線の位置(他方の回動端)から実線位置まで回
動するが、この第1の押出部材65に形成された商品支
持部65bが、商品T1の上に積み上げられた商品T2
の底面を支えながら降下させ、商品T2を載置面63上
に位置付かせる。
【0074】このように、第1の押出部材65に商品支
持部65bを形成したので、商品収納枠32内に積み上
げられた最下部の商品T1の上の商品T2が載置面63
上に位置づけられる際に、商品T2が後面Trを載置面
63上に位置づけたような立ち上がった状態となるのを
防止することができる。
【0075】より詳しく説明すると、図7に示す商品T
1が商品排出口64から排出され、その上に積み上げら
れた商品T2が載置面63上に降下する際に、商品支持
部65bが商品T2の底面を、この商品T2を僅かに傾
斜させた状態で支えながら載置面63上に位置づけるの
で、商品T2の背面Trが載置面63上に位置づけられ
るのを防止することができる。
【0076】また、第1の押出部材65に形成された商
品支持部65bは、図7に示すように、一点鎖線の位置
(他方の回動端)から実線位置まで回動する際に、商品
T2の底面と接触し、この商品T2の底面を商品T1の
押出方向とは逆方向(背面板36a方向)に押し戻すよ
うに作用する。
【0077】従って、商品T2の前面Tfの下側縁部
が、ガイドプレート62の商品押え部62aに引っ掛か
り、商品T2の後面Trの下側縁部が載置面63上に位
置づけられても、商品支持部65bが、商品T2の前面
Tfの下側縁部とガイドプレート62の商品押え部62
aとを引き離すように、商品T2の底面を商品T1の押
出方向とは逆方向に確実に押し戻すことができる。
【0078】なお、第2の押出部材67が、図2に示す
実線位置(他方の回動端)まで回動すると、商品T1は
商品排出口64から完全に排出され、払出しシュート3
5へ送り出される。ここで、ガイドベース61の案内プ
レート61aは、商品T1を確実に払出しシュート35
へ向けて案内する。また、商品搬出装置33の商品排出
口64より先の上面は、僅かに傾斜した傾斜面63bを
形成しているので、商品T1を確実に払出しシュート3
5へと案内することができる。
【0079】そして、図2に示す実線位置(他方の回動
端)に第1の押出部材65と第2の押出部材67とが位
置づけられると、図4に示すマイクロスイッチ91がカ
ム板90の切欠部90aを感知して、電動モータMに回
転停止を指令するための電気信号を送り、電動モータM
は停止する。
【0080】なお、選択ボタンが再度ON動作される
と、上述したように第1の押出部材65と第2の押出部
材67の回動、停止を同様の手順により繰り返す。な
お、本発明は上述した実施例に限定されるものではな
く、要旨を変更しない範囲で種々の変形または応用が可
能である。
【0081】例えば、商品収納枠内に1列に積み上げら
れた商品Tを排出する場合だけではなく、前後1列に積
み上げられた商品Tを排出するのに適用することもでき
る。この場合には、本発明の実施形態における商品搬出
装置33を前後に1台づつ設けることで実現可能であ
る。また、ギア列の配置、組み合わせも自由であり、位
置関係も任意とすることができる。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の自動販
売機の商品搬出装置によれば、第1の押出部材と第2の
押出部材とを、それぞれ第1の支軸と第2の支軸とに一
方の回動端から他方の回動端へ向けて揺動自在に配置し
たので、従来の自動販売機の商品搬出装置のように、押
出部材を360度回転するために商品搬出装置全体の高
さが高くなるようなことがなく、商品搬出装置の高さを
低くすることで、各商品収納枠内に収容することができ
る商品数を大幅に増加することができる。
【0083】また、請求項2の発明では、第1の押出部
材に設けられた商品支持部が、商品収納枠内に収納され
た商品のうち、最下層の商品の上に積み上げられた商品
の底面を支えながら載置面上に降下させるので、商品が
側面を下にして載置面上に位置づけられるのを確実に防
止することができる。
【0084】さらに、請求項3の発明では、第1の押出
部材に設けられた押し戻し手段が、商品収納枠内に収納
された商品のうち、最下層の商品の上に積み上げられた
商品の底面と接触しつつ、この商品を搬出方向とは逆方
向に押し戻すので、商品が載置面上に前端部を斜め上方
に向けて傾斜して位置づけられるのを確実に防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドアを開いた状態を示した自動販売機の概略図
である。
【図2】商品収納枠列に本発明の実施形態にかかる自動
販売機の商品搬出装置を設置した場合の側面図である。
【図3】本発明の実施形態にかかる自動販売機の商品搬
出装置の一部を切断して示した平面図である。
【図4】同装置のギア列を概略的に示した側面図であ
る。
【図5】同装置の一部を破断して示した側面図である。
【図6】同装置により商品を押し出した状態を示す側面
図である。
【図7】同装置により商品を押し出した状態を示す側面
図である。
【図8】従来の自動販売機の商品搬出装置の概略側面図
である。
【符号の説明】
1 自動販売機 2 機体 3 商品収納枠列 4 ドア 32 商品収納枠 33 商品搬出装置 63 載置面 64 商品排出口 65 第1の押出部材 65b 商品支持部(押し戻し手段) 66 第1の支軸 67 第2の押出部材 68 第2の支軸 T 商品

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動販売機の機体内に設けられた商品収
    納枠の載置面上に1列に積み上げられた商品の最下層の
    商品を、前記商品収納枠に設けられた商品排出口へ向け
    て順次搬出する、該商品収納枠の下方に設けられた自動
    販売機の商品搬出装置において、 第1の支軸を中心に一方の回動端と他方の回動端との間
    で揺動自在に設けられ、該一方の回動端から該他方の回
    動端へ向けて揺動する際に、前記載置面から突出して前
    記商品を押し出す第1の押出部材と、 第2の支軸を中心に一方の回動端と他方の回動端との間
    で揺動自在に設けられ、前記第1の押出部材により押し
    出された商品を、該一方の回動端から該他方の回動端へ
    向けて揺動する際に、前記載置面から突出して前記商品
    排出口から押し出す第2の押出部材とを備えたことを特
    徴とする自動販売機の商品搬出装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の押出部材には、該第1の押出
    部材が前記他方の回動端から前記一方の回動端へ向けて
    揺動する際に、前記最下層の商品の上に積み上げられた
    商品の底面を支えながら前記載置面上に降下させる、商
    品支持部を設けたことを特徴とする請求項1記載の自動
    販売機の商品搬出装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の押出部材には、該第1の押出
    部材が前記他方の回動端から前記一方の回動端へ向けて
    揺動する際に、前記最下層の商品の上に積み上げられた
    商品と接触し、かつ、該商品を搬出方向とは逆方向に押
    し戻す押し戻し手段を設けたことを特徴とする請求項1
    または2記載の自動販売機の商品搬出装置。
JP14601296A 1996-06-07 1996-06-07 自動販売機の商品搬出装置 Withdrawn JPH09330464A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110271860A (zh) * 2019-06-27 2019-09-24 合肥秋力鸣家具有限公司 一种排料装置
CN114241665A (zh) * 2021-12-16 2022-03-25 壹思科技江苏有限公司 一种自动售卖机出货推料结构
CN116654633A (zh) * 2022-09-27 2023-08-29 东莞市亨嘉礼品有限公司 一种工艺礼品生产用塑料板输送装置

Cited By (4)

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