JP2000076536A - 景品払出装置 - Google Patents

景品払出装置

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JP2000076536A JP10244294A JP24429498A JP2000076536A JP 2000076536 A JP2000076536 A JP 2000076536A JP 10244294 A JP10244294 A JP 10244294A JP 24429498 A JP24429498 A JP 24429498A JP 2000076536 A JP2000076536 A JP 2000076536A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 景品を内装した状態で積層したカプセルを払
い出す景品払出装置において、収納カプセルの数を少な
くすることなく、払い出し可能なカプセルの内容を遊技
者に陳列し、なおかつそのカプセルを払い出す。 【解決手段】 複数のカプセルを積層して収納する景品
収納手段と、払い出し可能なカプセルを陳列する景品陳
列手段と、前記景品収納手段に収納されたカプセルのう
ち、最下段のものを押し出す景品押出手段とを有する。
上記景品陳列手段は、払い出し可能なカプセルの陳列を
解除する陳列解除手段を備える。カプセル払い出しの際
には、陳列解除手段が作動することにより、景品陳列手
段に陳列された払い出し可能なカプセルが払い出される
とともに、景品押出手段により押し出された最下段の景
品が、景品陳列手段まで移動して、次に払い出し可能な
景品となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるカプセル
販売機等において、景品を内装したカプセルを払い出す
景品払出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ゲームセンター等において設置さ
れる遊技機の中で、いわゆるカプセル販売機と称されて
いるものが知られている。これは、たとえば特開平9−
285639号公報に示されているように、複数のカプ
セルが収納された複数の透明な筒体の中から遊技者が所
望の景品が内装されたカプセルを選択できるようにし、
かつ遊技結果により選択されたカプセルを払い出すとい
ったものである。
【0003】このような遊技機で払い出されるカプセル
は、通常、収容体と蓋体とに分割され、かつ、内装され
た景品が見えるように、蓋体、又は収容体及び蓋体の両
方が、透明ないし着色透明な材質で形成されている。そ
して、その形状としては、略球形のもの、あるいは円筒
形のもの等、様々なものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、この種の遊技
機に収納するカプセルとして箱状、たとえば短角筒形あ
るいは短円筒形のものを採用する場合には、筒体内での
収納効率上、箱の厚さ方向に沿って積層する、いわゆる
「平積み」が有利である。しかし、前記従来のカプセル
販売機では、遊技者が所望の景品を選択するために、払
い出し可能なカプセルの中身、すなわち景品を遊技者に
見せる必要がある。すなわち、箱状のカプセルの場合、
蓋体の面が正面を向くように、箱の長さないし奥行き方
向(円筒形の場合、直径方向)を垂直に積層する、いわ
ゆる「縦積み」にせざるを得ない。したがって、平積み
の場合に比べ、筒体内に収納されるカプセル数が少なく
なるという問題点があった。
【0005】また、上記のようなカプセルを、収納効率
を重視して平積みにする場合には、払い出されるカプセ
ルの中身を示すために、カプセルの一つをサンプルとし
て、筐体内の遊技者に見える位置に陳列することも行わ
れていた。このような場合には、サンプルとして陳列さ
れたカプセルは実際には払い出されることはないため、
結局一個分のカプセルを無駄に使用することとなる。こ
のことは、景品が高価になるほど深刻な問題となる。更
に、同一種で色違いの景品の払い出しによる混乱も生じ
ていた。
【0006】そこで本発明は、上述の問題に鑑み、収納
カプセルの数を少なくすることなく、払い出し可能なカ
プセルの中身を遊技者に陳列し、なおかつその陳列した
カプセルを払い出すことが可能な景品払出装置を提供す
ることを目的とする。特に、請求項3記載の発明は、上
記の目的に加え、不意の振動が加えられても、余分なカ
プセルの払い出しを防止することをも目的とする。
【0007】また、請求項4記載の発明は、上記の目的
に加え、様々な大きさのカプセルにも対応することをも
目的とする。更に、請求項5及び6記載の発明は、上記
の目的に加え、機構の連係を容易とするとともに、機構
の単純化を図ることをも目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】(請求項1)上述の課題
を解決すべく、本発明のうち請求項1記載の発明は、景
品を内装した状態で積層したカプセルを払い出す景品払
出装置において、複数のカプセルを積層して収納する景
品収納手段と、払い出し可能なカプセルを陳列する景品
陳列手段と、払い出し可能なカプセルの陳列を解除する
陳列解除手段と、前記景品収納手段に収納されたカプセ
ルのうち、最下段のものを押し出す景品押出手段とを有
し、カプセル払い出しの際には、陳列解除手段が作動す
ることにより、景品陳列手段に陳列された払い出し可能
なカプセルが払い出されるとともに、景品押出手段によ
り押し出された最下段の景品が、景品陳列手段まで移動
して、次に払い出し可能な景品となることを特徴とす
る。
【0009】本請求項に係る景品払出装置は、景品を内
装したカプセルを、所定の遊技の結果に対する報酬とし
て払い出すような遊技機において使用される。また、商
品を内装したカプセルを単に販売するような販売機にお
いても使用可能である。この意味において、本明細書中
で使用する「景品」には、販売を目的とする「商品」を
も含むものとする。
【0010】本請求項に係る景品払出装置で払い出され
るカプセルは、少なくとも一部が透明ないし着色透明な
材質で形成され、内装する景品が外部から視認できるよ
うになっている。「景品収納手段」とは、上記のカプセ
ルを、複数積層して収納するものであり、高さ方向に長
手な形状に形成される。その形状としては、収納するカ
プセルの形状に従って、箱状、あるいは円筒状等、様々
なものが可能であるが、少なくとも、カプセルの補充あ
るいは取り出しのために、その一部が取り外し又は開閉
可能である必要がある。また、収納するカプセルの残数
を視認するために、その一部を透明ないし着色透明な材
質で形成することも可能である。
【0011】「景品陳列手段」とは、上記景品収納手段
に収納されているカプセルとは別に、払い出し可能なカ
プセルを、その内容が確認できるように陳列する手段を
いう。ここで、「払い出し可能なカプセル」とは、次に
払い出されることが可能なカプセルという意味である。
すなわち、本願発明においては、この景品陳列手段に陳
列されているカプセルのみが、次に払い出されることが
可能となっている。言い換えると、上記景品収納手段に
収納されているカプセルは、一旦景品陳列手段にて陳列
され、しかる後に払い出されることとなっている。ま
た、ここでいう「陳列」とは、本発明に係る景品払出装
置が使用される遊技機ないし販売機(以下「遊技機等」
とする。)において、カプセルの内容を遊技者ないし購
入者(以下「遊技者等」とする。)が視認できる状態に
置くことをいう。
【0012】また、このカプセルは、カプセルの内容を
遊技者等に視認させるために、この景品陳列手段におい
ては、その内装する景品を遊技者等から見えるように置
くこととなっている。ここで、遊技者等は、立った状態
で景品を見下ろすのが通常である。したがって、たとえ
ば、カプセルが箱状の形状である場合には、その一面
(最も面積の広い面であることが望ましい)を、正面に
対してある程度傾斜させた状態で陳列することが望まし
い。もちろん、遊技者等から見える状態であれば、カプ
セルを水平に陳列することとしても、また、垂直に陳列
することとしてもよい。
【0013】カプセルの陳列を解除するための「陳列解
除手段」とは、停止状態ではカプセルを保持するととも
に、作動状態でカプセルの保持を解除するような装置を
いう。すなわち、カプセルが陳列されている状態におい
ては、この陳列解除手段が作動しないことで、陳列状態
が維持される。そして、カプセルが払い出される状態に
なると、この陳列解除手段の作動により、カプセルの陳
列が解除されて、たとえば下方に設けられた払出口へ落
下することで、カプセルが払い出されることとなる。
【0014】この陳列解除手段の一例として、下端部分
を手前に折り曲げた金属板を、その上端部分に設けた回
転軸を中心に前後に回動可能に形成したものが挙げられ
る。すなわち、陳列状態においては、同金属板は、その
下端部分が手前側に位置した状態で停止しており、した
がって折り曲げ部分によってカプセルを保持することが
可能となっている。そして、払い出しの際には、同金属
板の下端部分が後方へ回動することで、折り曲げ部分が
下方へ向き、それによって陳列が解除されるものであ
る。
【0015】また、陳列解除手段を、出入り可能なピン
として形成することもできる。すなわち、陳列状態にお
いては、同ピンが手前に突出した状態でカプセルを保持
するとともに、払い出しの際には、同ピンが引っ込むこ
とで、陳列が解除されるものである。「景品押出手段」
とは、前記景品収納手段に積層されたカプセルのうち、
最下段のものを、前記景品陳列手段へと押し出す手段を
いう。
【0016】この景品押出手段は、たとえば、前後方向
に移動可能で、かつ、カプセルとほぼ同一の厚さを有す
る箱として形成することができる。すなわち、景品収納
手段に収納されている最下段のカプセルを、この箱が前
方に移動することで、前方へ押し出すものである。そし
て、押し出された先を前方へ傾斜させた景品陳列手段と
しておくと、カプセルはこの傾斜を落下するとともに前
述の陳列解除手段で保持され、陳列状態となるものであ
る。
【0017】次に、本請求項に係る景品払出装置によ
る、カプセルの払い出しについて説明する。カプセルの
払い出しが行われない状態(以下、「静止状態」とす
る。)においては、景品陳列手段では、払い出し可能な
カプセルが、その内容が見える状態で陳列されている。
このとき、陳列解除手段は停止しており、カプセルを保
持することとなっている。また、景品押出手段は、所定
の停止位置で停止している。
【0018】そして、たとえば遊技の結果により遊技者
にカプセルの払い出しが行われることとなると、まず、
陳列解除手段が作動し、カプセルの保持が解除される。
これによってカプセルは、たとえば下方に設けられた払
出口へ落下することで遊技者へ払い出されることとな
る。払い出しが終了すると、陳列解除手段は再び元の位
置へと移動して、再び停止する。
【0019】それと同時に、景品押出手段は、停止位置
から移動を開始する。そして、その先端部分が、景品収
納手段に収納されているカプセルのうち、最下段のもの
の後端部分に当接する。景品押出手段は先端方向へ移動
を続けることで、最下段のカプセルを押し出すこととな
る。押し出された最下段のカプセルは、たとえば前述の
ような傾斜を落下して、景品陳列手段まで移動する。こ
の時点までには、前記の陳列解除手段は元の位置に復帰
して停止しているので、景品陳列手段へ至った最下段の
カプセルは、停止している陳列解除手段によりそれ以上
の落下を免れる。そして、その内容が見えるように陳列
され、次の払い出しの機会を待つこととなる。
【0020】上記の構成により、カプセルを陳列するこ
とでその中の景品を遊技者等に示すことが可能となると
ともに、陳列されているカプセルは次の機会に払い出さ
れることで、陳列用のカプセルを無駄にすることも回避
できる。 (請求項2)請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の特徴に加え、カプセルは箱状であることを特徴とす
る。
【0021】請求項1記載の発明においては、カプセル
の形状には特に限定はなく、たとえば球形ないし略球形
のカプセルを採用することもできる。しかし、このよう
なカプセルは、積層して収納する場合には不安定なもの
である。また、景品陳列手段においても、内装する景品
が裏返しの状態で陳列されることもあり、遊技者からの
視認が困難なことも想定される。
【0022】そこで、本請求項記載の発明においては、
払い出すカプセルを箱状とすることとした。「箱状」と
は、カプセルが互いに平行な上面及び底面を有する形状
であることを意味する。すなわち、一のカプセルの上面
に他のカプセルの底面を接するようにして、複数のカプ
セルを垂直に積層することが可能な形状をいう。そし
て、この箱状の形状としては、たとえば四角箱あるいは
円筒箱等、様々なものが可能である。
【0023】また、この箱状のカプセルの厚さが比較的
小さい場合は、カプセルに内装された景品の内容は、カ
プセルの側面からは確認することが困難ないし不可能で
ある。したがって、景品陳列手段においては、カプセル
の上面を正面に向けて陳列する必要がある。そのために
は、景品陳列手段は、正面に向かって傾斜した形状であ
ることが望ましい。もちろん、遊技者から視認可能であ
れば、カプセルの上面を垂直に、又は水平にして陳列す
ることもできる。
【0024】このように、カプセルの形状を箱状とする
ことで、景品収納手段での積層が安定するとともに、景
品陳列手段においても特定の面が正面に向くようにする
ことが可能となる。 (請求項3)請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明の特徴に加え、景品押出手段は、カプセルの押
し出しを終了した位置で停止するとともに、最下段のカ
プセルが押し出されて通過する通過口の高さをP、カプ
セル一個分の厚さをT、及び景品押出手段の厚さをDと
するとき、 P−T<D<T の関係を満たすことを特徴とする。
【0025】請求項1又は2記載の発明では、静止状態
においては、景品押出手段は、カプセルの後方で待機す
るように形成することも可能である。しかし、この場
合、以下の事態が起こる可能性がある。すなわち、静止
状態において、景品収納手段内では、最下段のカプセル
の前方に通過口が開口している。このとき、不意の振動
等により景品払出装置が前方へ傾くこととなると、最下
段のカプセルが、通過口を通過して、景品陳列手段まで
落下することが想定される。そうすると、次の払い出し
の機会には、二個のカプセルが払い出されることとな
る。場合によっては、不意の振動によって景品陳列手段
に位置しているカプセルも落下し、その結果、全てのカ
プセルが払い出されてしまうことも予想できる。
【0026】上記の事態を防止すべく、本請求項記載の
発明では、景品押出手段が、押し出し終了位置で停止す
ることとした。すなわち、静止状態では、景品押出手段
は、景品収納手段と平面上同じ位置にあり、その上にカ
プセルが積層することとなっている。このとき、景品押
出手段の厚さによっては、通過口の上縁との間にカプセ
ル一個分以上の高さの間隙が生ずることもあり、この場
合には、上記の事態は防止しえない。そこで、景品押出
手段の厚さを、前記の関係のごとく限定することとし
た。すなわち、景品押出手段の厚さを、通過口の高さ
と、カプセル一個分の厚さとの差より大きいこととし
た。これにより、景品押出手段と、通過口の上縁との間
隙は、カプセル一個分の高さに満たないこととなり、最
下段のカプセルが、不意の振動等により通過口を通過す
ることが防止できる。
【0027】なお、景品押出手段の厚さを、カプセル一
個分の厚さ未満としているのは、二個以上のカプセルを
押し出すことを防ぐためである。また、通過口の高さ
は、二個以上のカプセルの通過を妨げるべく、カプセル
二個分の厚さ未満でなければならないのはいうまでもな
い。ここで、通過口の高さと、カプセル一個分の厚さと
がほぼ等しい場合には、景品押出手段の厚さの下限は、
ゼロより大きければ足りることとなる。しかし、景品押
出手段の厚さが低すぎると、カプセルの下に潜り込むな
どして、押し出しが十分に行われない場合があり、動作
不良を起こすおそれもある。そこで、実際の使用におい
ては、景品押出手段の厚さは、少なくともカプセル一個
分の厚さの半分以上はあることが望ましい。
【0028】次に、本請求項に係る景品払出装置におけ
る、景品押出手段の動作について説明する。まず、静止
状態においては、景品押出手段は、停止位置である景品
収納手段の下端部分に位置するとともに、この景品押出
手段の上には収納するカプセルが積層されている。
【0029】そして、前述の景品の払い出しと同時に、
この景品押出手段は後退する。このとき、この景品押出
手段の上に積層されていたカプセルは、景品押出手段の
厚さ(すなわち、前記のD)の分だけ、景品収納手段内
で落下する。ここで、後退した景品押出手段は再び前進
に転ずる。そして、落下したカプセルのうち最下段のカ
プセルを前方へ押し出し、景品陳列手段まで移動させ
る。しかる後に景品押出手段は、元の停止位置へと戻っ
て停止するとともに、その上には再びカプセルが積層さ
れていることとなる。
【0030】これにより、不意の振動等により景品払出
装置が傾斜することとなっても、最下段のカプセルは通
過口の上端に当接し、通過を免れることが可能となる。 (請求項4)請求項4記載の発明は、請求項1、2又は
3記載の発明の特徴に加え、景品収納手段は、収納する
カプセルの大きさに対応して収納容積を調節可能である
ことを特徴とする。
【0031】本発明に係る景品払出装置においては、特
定の大きさのカプセルのみを収納するように景品収納手
段を形成することも可能である。しかし、このように形
成した場合、以下の不都合が生ずる。第一に、より大き
なカプセルを収納しようとしても、物理的に不可能であ
る。第二に、より小さなカプセルの収納は可能ではある
が、景品収納手段内の空間は元の大きさに対応している
ために、無駄な間隙が生ずることとなる。これにより、
収納位置が一定せずに、積載したカプセルが倒れたりず
れたりすることで、動作不良を起こすおそれがある。
【0032】そこで、本請求項に係る発明のように、収
納するカプセルの大きさに対応して収納容積を調節可能
とすると、以上の不都合は解消されるものである。たと
えば、景品収納手段内に、前後方向に移動可能で、任意
の位置に固定可能な隔壁を設けることができる。そし
て、より小さいカプセルを収納しようとするときは、こ
の隔壁を前方で固定し、また、より大きいカプセルを収
納しようとするときは、後方で固定するようにすれば、
様々な大きさのカプセルに対応しうるものである。
【0033】このように形成することで、景品収納手段
の汎用性を担保することが可能となる。 (請求項5)請求項5記載の発明は、請求項1、2、3
又は4記載の発明の特徴に加え、景品押出手段及び陳列
解除手段が、同一の作動機構により作動することを特徴
とする。
【0034】本発明に係る景品払出装置においては、景
品押出手段及び陳列解除手段の作動を連係して行う必要
がある。このためには、両手段を別個の機構で作動させ
ることも可能である。しかし、両手段を連係するため
に、これらの作動を制御するまた別の機構が必要とな
る。そこで、本請求項記載の発明のように、両手段を同
一の機構で作動することとすれば、連係を制御する機構
は不要となる。
【0035】たとえば、単一のモーターと、景品押出手
段及び陳列解除手段とを、チェーン機構で連結すること
で、同モーターの作動により、両手段を連係して作動さ
せることが可能となる。このように形成することで、景
品押出手段と陳列解除手段との連係を容易とするととも
に、機構の単純化も図ることができる。
【0036】(請求項6)請求項6記載の発明は、請求
項5記載の発明の特徴に加え、作動機構がリンク機構で
あることを特徴とする。請求項5記載の発明を実施する
ための機構としては、たとえば、モーターにより駆動す
るチェーン機構あるいはベルト機構など、様々なものが
適用可能である。
【0037】ここで、本請求項記載の発明においては、
その機構をリンク機構に限定するものである。すなわ
ち、動力源として、たとえば、単一のモーターを用いる
こととして、このモーターと、景品押出手段及び陳列解
除手段とを、リンク機構で連結することで、同モーター
の作動により、両手段を連係して作動させることが可能
となる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態を説明する。 (第一の実施の形態)図1及び図2は本発明の第一の実
施の形態に係る景品払出装置10の構造を示す側面図であ
る。また、図3は本発明に係る景品払出装置10を筐体91
内に実際に組み込んだ遊技機90の一例である。なお、以
下の説明に当たっては、実際に遊技機90に組み込まれた
状態において、遊技者が位置する側を正面側とし、正面
側に向かう方向を前方と定義する。すなわち、図1及び
図2においては、向かって左側が前方となる。また、カ
プセルの払い出しが行われていない状態を、「静止状
態」と呼ぶこととする。
【0039】(全体の形状)本実施の形態に係る景品払
出装置10は、駆動部、景品収納部50、景品押出部60、景
品台70から構成される。駆動部は、天板31及び側板36を
有する支持部30、及び同支持部30内に設置される機構部
40から構成される。そして、上記天板31は、水平部32
と、正面に向かって傾斜した傾斜部34とから成る。この
傾斜部34は、景品陳列手段の一部を成す。
【0040】景品収納手段たる景品収納部50は、上記水
平部32上の、手前側に位置する。景品押出手段たる景品
押出部60は、天板31上を前後方向に移動可能に形成され
ている。そして、静止状態においては、前記水平部32の
手前側、すなわち景品収納部60と同一平面位置に位置し
ている。景品陳列手段たる景品台70は、静止状態におい
て前記傾斜部34に連続して設けられている。また、この
景品台70は、その上端部に設けられた後述の回転軸73を
中心に、下端部が前後方向に回転可能に形成されてい
る。そして、この景品台70を回転させるものが陳列解除
手段たる後述の第三リンク板46である。
【0041】以下、各部について詳述する。 (駆動部)駆動部は、前述の通り支持部30及び機構部40
から成る。支持部30は、前述の通り天板31及び側板36を
有する。また、同天板31は、前述の通り水平部32及び傾
斜部34から成り、同傾斜部34は正面側に位置する。更
に、同水平部32には、前後方向に沿って一本の天板溝33
が設けられている。この天板溝33に沿って、前述の景品
押出部60が移動することとなっている。また、上記傾斜
部34の裏面上端付近には、下後方に突出した軸受片35、
35が二個設けられ、後述の回転軸73を介して景品台70と
連結することとなっている。
【0042】機構部40は、上述の支持部30の内部に収容
され、前述の景品押出部60及び景品台70をモーター41で
駆動するものである。モーター41は、支持部30内の後部
に設けられ、その出力軸42が、左右方向を軸方向とする
ように位置している。モーター41の出力軸42には、一部
に切欠部43aを有する円形のカム43が装着される。同カ
ム43は、その中心に前記出力軸42が位置する。また、上
記切欠部43aは、静止状態においては下端に位置し、そ
の下方に位置するカムセンサー47によって静止位置決め
が行われる。
【0043】上記カム43は、いずれも長尺状の第一リン
ク板44、第二リンク板45及び第三リンク板46によって、
景品押出部60及び景品台70と連結されている。第一リン
ク板44は、上記カム43の円周上の一点と、第二リンク板
45のほぼ中間部分との間を連結し、それぞれとの間は遊
動継手を介して回転可能となっている。ここで、カム43
との間の継手が第一継手44a、及び第二リンク板45との
間の継手が第二継手45aとなっている。
【0044】第二リンク板45の下方側の一端には長穴45
bが設けられている。この長穴45bは、支持部30の側板36
に固定されたスタッド37に嵌め込まれている。したがっ
て、第二リンク板45は、スタッド37を支点としてその長
穴45bに沿って摺動及び回転可能となっている。また、
第二リンク板45の上方側の一端は、後述の、景品押出部
60の第一連結片65との間で、遊動継手たる第三継手45c
を介して回転可能に連結されている。
【0045】更に、前記第一リンク板44と、景品台70と
の間は、第三リンク板46が連結することとなっている。
そして、第三リンク板46と第一リンク板44とは、前述の
第二継手45aを介して、また、第三リンク板46と景品台7
0とは、遊動継手たる第四継手46aを介して、それぞれ回
転可能に連結されている。 (景品収納部)景品収納部50は、垂直方向に長手な箱状
に形成され、前記天板31の水平部32上の正面側に位置し
ている。その内部には、短円筒形のカプセル55が、その
軸方向を垂直にして積層されている。
【0046】カプセル55は、上面解放な円筒形の収容体
に、底面解放な円筒形の蓋体が被さった形状となってい
る。また、この収容体及び蓋体はいずれも透明ないし着
色透明な材質で形成され、カプセル55に内装する景品が
外部から視認可能となっている。更に、カプセル55は上
述の通り短円筒形であるとともに、内装する景品を保護
するため底面にクッションを設けているため、内装する
景品は、上面からのみ視認可能となっている。
【0047】景品収納部50の正面51は、透明アクリル板
で形成され、内部に収納するカプセル55が遊技者から見
えるようになっている。また、景品収納部50の背板52
は、カプセル55の大きさに応じて前後方向に移動可能に
形成されている。 (景品押出部)景品押出部60は、天板31の水平部32の下
面に位置する移動板61と、同水平部32の上面に位置する
押出体62とが、前述の天板溝33を通してねじ止めされて
形成されている。また、同移動板61の下面には、下方に
突出した第一連結片65が設けられ、前述の通り、第三継
手45cを介して第二リンク板45と連結されている。これ
により、景品押出部60は、天板31上を前後方向に移動可
能に形成されている。
【0048】更に、上記押出体62は、その前後方向はカ
プセル55の直径よりやや短く、またその垂直方向はカプ
セル55の厚さよりやや短く形成されている。そして、同
押出体62は、静止状態においては、景品収納部50の下端
前部に位置し、その上面に最下段のカプセル55aが載置
されることとなっている。 (景品台)景品台70は、両側部を後方へ折り返した板状
に形成されている。その折り返し部分71、71の上端には
軸穴72、72が設けられ、前述の軸受片35、35との間に設
けられた回転軸73を介して回転可能に設置される。ま
た、同景品台70裏面の中央から下端寄りには、下後方へ
突出した第二連結片75が設けられ、ここに設けた前述の
第四継手46aを介して、前述の第三リンク板46と連結す
ることとなっている。更に、同景品台70表面の下端付近
からは、二本の景品ストッパー74、74が突出している。
この二本の景品ストッパー74、74の間隔は、カプセル55
の直径より短くなっている。
【0049】(動作説明)次に、図1及び図2を参照し
つつ、本実施の形態に係る景品払出装置10によるカプセ
ル55の払い出しについて説明する。まず、図1に示す静
止状態においては、払い出し可能なカプセル55bが、そ
の底面を傾斜部34に接して、傾斜した上面を遊技者側に
向けている。また、払い出し可能なカプセル55bの下端
部分は、景品ストッパー74、74によって支持され、下方
への落下を免れている。更に、払い出し可能なカプセル
55bの正面側には、筐体91側の構造である透明アクリル
製の正面板92が位置し、前面への落下を防いでいる。
【0050】ここで、遊技中において景品払出信号が生
ずると、モーター41が回転を始める。すると、モーター
41の出力軸42は図中で反時計回りに回転し、同出力軸42
に装着されたカム43もこれに従い同方向に回転する。こ
のとき、カム43の円周部分がカムセンサー47を押圧する
ことで、モーター41の回転が維持されることとなる。そ
して、カム43に設けられた第一継手44aを中心に第一リ
ンク板44が後方へ引かれる。それと同時に、同第一リン
ク板44に設けられた第二継手45aを介して第二リンク板4
5も後方へ引かれることとなる。
【0051】第二リンク板45は、その下方に設けられた
長穴45bに沿って、側板36に固定されたスタッド37によ
り規制を受けながら摺動する。そして、その上端に設け
られた第三継手45cを介して、景品収納部50が後方へ移
動することとなる。同時に、第二継手45aを中心に回転
可能に取り付けられた第三リンク板46も後方へ引かれ、
その先端に設けられた第四継手46aを介して景品台70の
下端部も後方へ引かれることとなる。すなわち、景品台
70の下端部は、その上端部分に設けられた回転軸73を中
心として、図中で反時計回りに回転することとなる。
【0052】以上の動作を経て、図2の状態へと至る。
すなわち、景品台70の回転により、払い出し可能なカプ
セル55bは、景品ストッパー74、74から外れて落下し、
図示しない払出口から払い出されることとなる。上記の
動作と並行して、前記カム43が静止状態から180度回転
すると、前記第一リンク板44の移動に伴い、景品押出部
60は、天板溝33に沿って最後端まで移動する。
【0053】一方、積載したカプセルは、景品押出部60
の後方への移動に伴って、押出体62の厚さの分だけ落下
する。そして、最下段のカプセル55aは天板31と直に接
することとなる。次に、前記カム43が更に回転すること
により、第一リンク板44は今度は前方へ押され、これに
伴い第二リンク板45の上端も前方へ移動する。これに従
って再度景品押出部60は前方に移動し始め、上記の最下
段のカプセル55aを前方へ押し出す。
【0054】そして、前記カム43が静止状態から360度
回転すると、景品押出部60は景品収納部50の下端にまで
移動する。その結果上記最下段のカプセル55aは、傾斜
部34を滑り落ちることとなる。しかし、同時に、景品台
70の下端部も、第一リンク板44の前方の移動による第三
リンク板の前方への移動に伴って、静止状態の位置まで
移動してきており、傾斜部を滑り落ちてきた最下段のカ
プセル55aは、景品ストッパー74、74によって下方への
落下を免れることとなる。このとき、傾斜部34の正面側
に位置する正面板92によって、前方への落下も免れる。
そして、落下を免れた最下段のカプセル55aは、払い出
し可能なカプセル55bとなり、次の払い出しの機会を待
つこととなる。
【0055】なお、静止状態から360度回転した状態に
至ると、カム43の切欠部43aがカムセンサー47により認
識され、その結果モーター41の回転が停止することとな
っている。上記の動作を繰り返すことで、景品収納部50
に収納されたカプセル55は、次に払い出し可能なものを
常に遊技者に見せつつ、順次払い出しが行われていくも
のである。また、景品収納部50の正面51は透明であるた
めに、そこに収納されたカプセル55の残り数も遊技者か
ら容易に確認できることとなっている。
【0056】(第二の実施の形態)なお、上述の第一の
実施の形態では、カム43と複数のリンク板とによって景
品収納部60及び景品台70を駆動することとしたが、その
代わりに、図4に示す第二の実施の形態のように、チェ
ーン機構によってこれらを駆動することも可能である。
【0057】本実施の形態では、景品押出部60の押出体
62は、前後一対の爪状に形成されている。また、静止状
態においては、この爪状の押出体62の上に、最下段のカ
プセル55aが載っているのは、第一の実施の形態と同様
である。そして、モーター41が作動すると、その回転力
はギア81及びスプロケット82を介して、チェーン80の運
動に変換され、図4中で反時計回りに運動する。する
と、押出体62は、チェーン80の運動に従って、天板31の
前端付近で、下方へ引き込まれるように移動する。その
際、押出体62の上に積層された最下段のカプセル55a
は、押出体62の高さ分だけ落下し、天板31と直に接する
こととなる。
【0058】その後、押出体62は支持部30内部を後方へ
移動し、景品台70に連結された押付板83に当接する。こ
こで、押付板83にはスプリング84が連結されており、押
出体62が押付板83を後方へ押し付けることで、このスプ
リング84を伸張させることとなる。これに伴い、景品台
70は後方へ回動し、これに支持されていた払い出し可能
なカプセル55bは、下方へ落下する。
【0059】続いて、押出体62は上方へ移動し、これに
伴い、押付板83への押し付けが解除される。すると、伸
張したスプリング84の復元力により、押付板83が元の位
置に復帰するのに伴い、景品台70も元の位置に復帰す
る。上方へ移動した押出体62は、天板31上を前方へ移動
し、先に落下した最下段のカプセル55aの後端に当接す
る。押出体は更に前方へ移動することで、最下段のカプ
セル55aを前方へ押し出す。前方へ押し出された最下段
のカプセル55aは、傾斜部34を落下して、先に元の位置
に復帰していた景品台70へと移動し、払い出し可能なカ
プセル55bとなる。
【0060】そして、最下段のカプセル55aを押し出し
た押出体62は、新たな最下段のカプセル55aをその上に
載せたところで移動を停止し、再び静止状態へと至る。 (遊技機の一例)次に、図3を参照しつつ、本発明に係
る景品払出装置10を実際に組み込んだ遊技機の一例につ
いて説明する。
【0061】図3に示す遊技機90には、筐体91内に本発
明に係る景品払出装置10が複数組み込まれている。そし
て、景品収納部50内に積層されたカプセル55が正面に見
えている。また、その下方に、次に払い出し可能なカプ
セル55bが複数種類、傾斜部34に斜めに載置されてお
り、遊技者がこの中から所望のものを選択できるように
なっている。
【0062】更にその下方には、景品収納部50と同数の
列をなし、かつ各列ごとに複数個のランプ93が、遊技機
90の中央下方に向かって集中するように配列されてい
る。そして、各列において、一番上のランプ93のみが、
色の異なる当たりランプ93aとなっている。一方、遊技
機90筐体91の前面にはボタン型スイッチ94が、更にその
下方左側には景品払出口95、右側にはコイン投入口96及
び紙幣投入口97がそれぞれ設けられている。
【0063】このコイン投入口96又は紙幣投入口97か
ら、遊技者がコイン又は紙幣を投入することで、遊技機
90は遊技状態となる。次に、遊技者がボタン型スイッチ
94を押すことにより、前記の複数個のランプ93は、一個
ずつあたかも光が移動するかのように点滅を開始する。
たとえば、各列を上に移動するように点滅し、一番上の
ランプが点滅した後は、隣の列の一番下のランプが点滅
し、それからその列を上へ移動するように点滅する。
【0064】そして、遊技者が再度ボタン型スイッチ94
を押すと、その瞬間に点灯しているランプ93のところで
光の見かけ上の移動は停止する。このとき、当たりラン
プ93aのところでうまく停止させることができれば、景
品払出信号が発生し、その当たりランプ93aの上方に見
えているカプセルが、前述の機構によって、景品払出口
95へ払い出されることとなる。
【0065】すなわち、上記のような遊技機に本発明に
係る景品払出装置を使用することで、次に払い出される
景品を遊技者が確認することができる。また、この景品
払出装置を一基の遊技機に複数設置することにより、複
数種類の景品を払い出すことが可能になるとともに、遊
技者もその中から所望のものを選択することが可能とな
る。
【0066】(その他)なお、押出体62又は景品収納部
50の一部に、カプセル55の有無を検知するセンサーを設
けることができる。このような、カプセル55の有無検出
センサーを設けると、たとえば上記の例に示したような
遊技機90の場合、特定の列のカプセル55がなくなったこ
とを検出することが可能である。このように、ある列の
カプセル55がなくなったことを検出した場合には、その
列に対応する遊技を中止する指令を出すことによって、
遊技者がその景品を狙ってゲームをすることを防止する
ことが可能である。また、エラー信号を発するような設
定として、その列にカプセル55を補給するよう注意を喚
起することも可能である。
【0067】また、本発明に係る景品払出装置は、上記
の説明に記載したような遊技機ばかりでなく、商品を内
装したカプセルを陳列して、単に販売するような自動販
売機にも組み込むことが可能なものである。
【0068】
【発明の効果】上記の構成により、本発明は、以下に記
す効果を奏する。すなわち、本発明に係る景品払出装置
により、収納カプセルの数を少なくすることなく、払い
出し可能なカプセルの中身を遊技者に陳列し、なおかつ
その陳列したカプセルを払い出すことが可能な景品払出
装置を提供することが可能となる。
【0069】特に、請求項3記載の発明の説明による
と、上記の効果に加え、余分なカプセルの払い出しを防
止することが可能となる。また、請求項4記載の発明の
説明によると、上記の効果に加え、様々な大きさのカプ
セルにも対応することが可能となる。更に、請求項5及
び6記載の発明の説明によると、上記の効果に加え、機
構の連係を容易とするとともに、機構の単純化を図るこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態に係る景品払出装置
の構造を示す側面図である。
【図2】本発明の第一の実施の形態に係る景品払出装置
の構造を示す側面図である。
【図3】本発明に係る景品払出装置を実際に組み込んだ
遊技機の一例である。
【図4】本発明の第二の実施の形態に係る景品払出装置
の構造を示す側面図である。
【符号の説明】
10 景品払出装置 30 支持部 31 天板 32 水平部 33 天板溝 34 傾斜部 35 軸受片 36 側板 37 スタッド 40 機構部 41 モーター 42 出力軸 43 カム 43a 切欠部 44 第一リンク板 44a 第一継手 45 第二リンク板 45a 第二継手 45b 長穴 45c 第三継手 46 第三リンク板 46a 第四継手 47 カムセンサー 50 景品収納部 51 正面 52 背板 55 カプセル 55a 最下段のカプセル 55b 払い出し可能なカプセル 60 景品押出部 61 移動板 62 押出体 65 第一連結片 70 景品台 71 折り返し部分 72 軸穴 73 回転軸 74 景品ストッパー 75 第二連結片 80 チェーン 81 ギア 82 スプロケット 83 押付板 84 スプリング 90 遊技機 91 筐体 92 正面板 93 ランプ 93a 当たりランプ 94 ボタン型スイッチ 95 景品払出口 96 コイン投入口 97 紙幣投入口
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年8月20日(1999.8.2
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 景品払出装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるカプセル
販売機等において、景品を内装したカプセルを払い出す
景品払出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ゲームセンター等において設置さ
れる遊技機の中で、いわゆるカプセル販売機と称されて
いるものが知られている。これは、たとえば特開平9−
285639号公報に示されているように、複数のカプ
セルが収納された複数の透明な筒体の中から遊技者が所
望の景品が内装されたカプセルを選択できるようにし、
かつ遊技結果により選択されたカプセルを払い出すとい
ったものである。
【0003】このような遊技機で払い出されるカプセル
は、通常、収容体と蓋体とに分割され、かつ、内装され
た景品が見えるように、蓋体、又は収容体及び蓋体の両
方が、透明ないし着色透明な材質で形成されている。そ
して、その形状としては、略球形のもの、あるいは円筒
形のもの等、様々なものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、この種の遊技
機に収納するカプセルとして箱状、たとえば短角筒形あ
るいは短円筒形のものを採用する場合には、筒体内での
収納効率上、箱の厚さ方向に沿って積層する、いわゆる
「平積み」が有利である。しかし、前記従来のカプセル
販売機では、遊技者が所望の景品を選択するために、払
い出し可能なカプセルの中身、すなわち景品を遊技者に
見せる必要がある。すなわち、箱状のカプセルの場合、
蓋体の面が正面を向くように、箱の長さないし奥行き方
向(円筒形の場合、直径方向)を垂直に積層する、いわ
ゆる「縦積み」にせざるを得ない。したがって、平積み
の場合に比べ、筒体内に収納されるカプセル数が少なく
なるという問題点があった。
【0005】また、上記のようなカプセルを、収納効率
を重視して平積みにする場合には、払い出されるカプセ
ルの中身を示すために、カプセルの一つをサンプルとし
て、筐体内の遊技者に見える位置に陳列することも行わ
れていた。このような場合には、サンプルとして陳列さ
れたカプセルは実際には払い出されることはないため、
結局一個分のカプセルを無駄に使用することとなる。こ
のことは、景品が高価になるほど深刻な問題となる。更
に、同一種で色違いの景品の払い出しによる混乱も生じ
ていた。
【0006】そこで本発明は、上述の問題に鑑み、収納
カプセルの数を少なくすることなく、払い出し可能なカ
プセルの中身を遊技者に陳列し、なおかつその陳列した
カプセルを払い出すことが可能な景品払出装置を提供す
ることを目的とする。特に、請求項3記載の発明は、上
記の目的に加え、不意の振動が加えられても、余分なカ
プセルの払い出しを防止することをも目的とする。ま
た、請求項4記載の発明は、上記の目的に加え、様々な
大きさのカプセルにも対応することをも目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】(請求項1)上述の課題
を解決すべく、本発明のうち請求項1記載の発明は、景
品を内装した状態で積層したカプセルを払い出す景品払
出装置において、複数のカプセルを積層して収納する景
品収納手段と、払い出し可能なカプセルを陳列する景品
陳列手段と、払い出し可能なカプセルの陳列を解除する
陳列解除手段と、前記景品収納手段に収納されたカプセ
ルのうち、最下段のものを押し出す景品押出手段とを有
し、カプセル払い出しの際には、陳列解除手段が作動す
ることにより、景品陳列手段に陳列された払い出し可能
なカプセルが払い出されるとともに、景品押出手段によ
り押し出された最下段の景品が、景品陳列手段まで移動
して、次に払い出し可能な景品となるように形成されて
いると共に、前記景品押出手段及び陳列解除手段が、単
一のモーターにより作動する同一のリンク機構により作
動するものであり、モーターには、出力軸にカムが固定
され、景品押出手段は、一方が長穴を介してスタッドに
回転自在に支持され、他方が景品を押し出すための押出
体に軸支され、中間にモーターに固定されたカムに軸支
された第1リンク板が軸支された第2リンク板を備え、
陳列解除手段は、景品押出手段によって押し出された景
品が落下する位置に設けられ、上部が回転軸により回転
自在に支持され、下部に景品押出手段によって押し出さ
れた景品を支持する景品ストッパーが設けられ、中間に
第1リンク板及び第2リンク板に軸支された第3リンク
板を軸支させた景品台を備え、押出体が景品収納手段の
景品最下段にあり、景品台が景品ストッパーに景品を支
持している状態から、モーターを回転させると、カムが
回転し、まず、第1リンク板が移動することに伴って、
第2リンク板がスタッドを中心に回転して、押出体を後
方に移動させ、同時に第3リンク板の移動に伴って景品
台が回転軸を中心に後方に回転して景品を落下させ、更
にモーターを回転させると、押出体が最後方に位置し、
同時に景品収納手段最下段の景品が落下すると共に、景
品台が最後方に回転し、その後のモーターの回転によっ
て、押出体が景品を押し出すと共に、景品台が押し出さ
れた景品を支持する位置に回転するように形成したこと
を特徴とする。
【0008】本請求項に係る景品払出装置は、景品を内
装したカプセルを、所定の遊技の結果に対する報酬とし
て払い出すような遊技機において使用される。また、商
品を内装したカプセルを単に販売するような販売機にお
いても使用可能である。この意味において、本明細書中
で使用する「景品」には、販売を目的とする「商品」を
も含むものとする。本請求項に係る景品払出装置で払い
出されるカプセルは、少なくとも一部が透明ないし着色
透明な材質で形成され、内装する景品が外部から視認で
きるようになっている。
【0009】「景品収納手段」とは、上記のカプセル
を、複数積層して収納するものであり、高さ方向に長手
な形状に形成される。その形状としては、収納するカプ
セルの形状に従って、箱状、あるいは円筒状等、様々な
ものが可能であるが、少なくとも、カプセルの補充ある
いは取り出しのために、その一部が取り外し又は開閉可
能である必要がある。また、収納するカプセルの残数を
視認するために、その一部を透明ないし着色透明な材質
で形成することも可能である。
【0010】「景品陳列手段」とは、上記景品収納手段
に収納されているカプセルとは別に、払い出し可能なカ
プセルを、その内容が確認できるように陳列する手段を
いう。ここで、「払い出し可能なカプセル」とは、次に
払い出されることが可能なカプセルという意味である。
すなわち、本願発明においては、この景品陳列手段に陳
列されているカプセルのみが、次に払い出されることが
可能となっている。言い換えると、上記景品収納手段に
収納されているカプセルは、一旦景品陳列手段にて陳列
され、しかる後に払い出されることとなっている。ま
た、ここでいう「陳列」とは、本発明に係る景品払出装
置が使用される遊技機ないし販売機(以下「遊技機等」
とする。)において、カプセルの内容を遊技者ないし購
入者(以下「遊技者等」とする。)が視認できる状態に
置くことをいう。
【0011】また、このカプセルは、カプセルの内容を
遊技者等に視認させるために、この景品陳列手段におい
ては、その内装する景品を遊技者等から見えるように置
くこととなっている。ここで、遊技者等は、立った状態
で景品を見下ろすのが通常である。したがって、たとえ
ば、カプセルが箱状の形状である場合には、その一面
(最も面積の広い面であることが望ましい)を、正面に
対してある程度傾斜させた状態で陳列することが望まし
い。もちろん、遊技者等から見える状態であれば、カプ
セルを水平に陳列することとしても、また、垂直に陳列
することとしてもよい。
【0012】カプセルの陳列を解除するための「陳列解
除手段」とは、停止状態ではカプセルを保持するととも
に、作動状態でカプセルの保持を解除するような装置を
いう。すなわち、カプセルが陳列されている状態におい
ては、この陳列解除手段が作動しないことで、陳列状態
が維持される。そして、カプセルが払い出される状態に
なると、この陳列解除手段の作動により、カプセルの陳
列が解除されて、たとえば下方に設けられた払出口へ落
下することで、カプセルが払い出されることとなる。
【0013】この陳列解除手段の一例として、下端部分
を手前に折り曲げた金属板を、その上端部分に設けた回
転軸を中心に前後に回動可能に形成したものが挙げられ
る。すなわち、陳列状態においては、同金属板は、その
下端部分が手前側に位置した状態で停止しており、した
がって折り曲げ部分によってカプセルを保持することが
可能となっている。そして、払い出しの際には、同金属
板の下端部分が後方へ回動することで、折り曲げ部分が
下方へ向き、それによって陳列が解除されるものであ
る。
【0014】「景品押出手段」とは、前記景品収納手段
に積層されたカプセルのうち、最下段のものを、前記景
品陳列手段へと押し出す手段をいう。この景品押出手段
は、たとえば、前後方向に移動可能で、かつ、カプセル
とほぼ同一の厚さを有する箱として形成することができ
る。すなわち、景品収納手段に収納されている最下段の
カプセルを、この箱が前方に移動することで、前方へ押
し出すものである。そして、押し出された先を前方へ傾
斜させた景品陳列手段としておくと、カプセルはこの傾
斜を落下するとともに前述の陳列解除手段で保持され、
陳列状態となるものである。
【0015】次に、本請求項に係る景品払出装置によ
る、カプセルの払い出しについて説明する。カプセルの
払い出しが行われない状態(以下、「静止状態」とす
る。)においては、景品陳列手段では、払い出し可能な
カプセルが、その内容が見える状態で陳列されている。
このとき、陳列解除手段は停止しており、カプセルを保
持することとなっている。また、景品押出手段は、所定
の停止位置で停止している。
【0016】そして、たとえば遊技の結果により遊技者
にカプセルの払い出しが行われることとなると、まず、
陳列解除手段が作動し、カプセルの保持が解除される。
これによってカプセルは、たとえば下方に設けられた払
出口へ落下することで遊技者へ払い出されることとな
る。払い出しが終了すると、陳列解除手段は再び元の位
置へと移動して、再び停止する。
【0017】それと同時に、景品押出手段は、停止位置
から移動を開始する。そして、その先端部分が、景品収
納手段に収納されているカプセルのうち、最下段のもの
の後端部分に当接する。景品押出手段は先端方向へ移動
を続けることで、最下段のカプセルを押し出すこととな
る。押し出された最下段のカプセルは、たとえば前述の
ような傾斜を落下して、景品陳列手段まで移動する。こ
の時点までには、前記の陳列解除手段は元の位置に復帰
して停止しているので、景品陳列手段へ至った最下段の
カプセルは、停止している陳列解除手段によりそれ以上
の落下を免れる。そして、その内容が見えるように陳列
され、次の払い出しの機会を待つこととなる。
【0018】上記の構成により、カプセルを陳列するこ
とでその中の景品を遊技者等に示すことが可能となると
ともに、陳列されているカプセルは次の機会に払い出さ
れることで、陳列用のカプセルを無駄にすることも回避
できる。
【0019】(請求項2)請求項2記載の発明は、請求
項1記載の発明の特徴に加え、カプセルは箱状であるこ
とを特徴とする。請求項1記載の発明においては、カプ
セルの形状には特に限定はなく、たとえば球形ないし略
球形のカプセルを採用することもできる。しかし、この
ようなカプセルは、積層して収納する場合には不安定な
ものである。また、景品陳列手段においても、内装する
景品が裏返しの状態で陳列されることもあり、遊技者か
らの視認が困難なことも想定される。
【0020】そこで、本請求項記載の発明においては、
払い出すカプセルを箱状とすることとした。「箱状」と
は、カプセルが互いに平行な上面及び底面を有する形状
であることを意味する。すなわち、一のカプセルの上面
に他のカプセルの底面を接するようにして、複数のカプ
セルを垂直に積層することが可能な形状をいう。そし
て、この箱状の形状としては、たとえば四角箱あるいは
円筒箱等、様々なものが可能である。
【0021】また、この箱状のカプセルの厚さが比較的
小さい場合は、カプセルに内装された景品の内容は、カ
プセルの側面からは確認することが困難ないし不可能で
ある。したがって、景品陳列手段においては、カプセル
の上面を正面に向けて陳列する必要がある。そのために
は、景品陳列手段は、正面に向かって傾斜した形状であ
ることが望ましい。もちろん、遊技者から視認可能であ
れば、カプセルの上面を垂直に、又は水平にして陳列す
ることもできる。このように、カプセルの形状を箱状と
することで、景品収納手段での積層が安定するととも
に、景品陳列手段においても特定の面が正面に向くよう
にすることが可能となる。
【0022】(請求項3)請求項3記載の発明は、請求
項1又は2記載の発明の特徴に加え、景品押出手段は、
カプセルの押し出しを終了した位置で停止するととも
に、最下段のカプセルが押し出されて通過する通過口の
高さをP、カプセル一個分の厚さをT、及び景品押出手
段の厚さをDとするとき、 P−T<D<T の関係を満たすことを特徴とする。
【0023】請求項1又は2記載の発明では、静止状態
においては、景品押出手段は、カプセルの後方で待機す
るように形成することも可能である。しかし、この場
合、以下の事態が起こる可能性がある。すなわち、静止
状態において、景品収納手段内では、最下段のカプセル
の前方に通過口が開口している。このとき、不意の振動
等により景品払出装置が前方へ傾くこととなると、最下
段のカプセルが、通過口を通過して、景品陳列手段まで
落下することが想定される。そうすると、次の払い出し
の機会には、二個のカプセルが払い出されることとな
る。場合によっては、不意の振動によって景品陳列手段
に位置しているカプセルも落下し、その結果、全てのカ
プセルが払い出されてしまうことも予想できる。
【0024】上記の事態を防止すべく、本請求項記載の
発明では、景品押出手段が、押し出し終了位置で停止す
ることとした。すなわち、静止状態では、景品押出手段
は、景品収納手段と平面上同じ位置にあり、その上にカ
プセルが積層することとなっている。このとき、景品押
出手段の厚さによっては、通過口の上縁との間にカプセ
ル一個分以上の高さの間隙が生ずることもあり、この場
合には、上記の事態は防止しえない。そこで、景品押出
手段の厚さを、前記の関係のごとく限定することとし
た。すなわち、景品押出手段の厚さを、通過口の高さ
と、カプセル一個分の厚さとの差より大きいこととし
た。これにより、景品押出手段と、通過口の上縁との間
隙は、カプセル一個分の高さに満たないこととなり、最
下段のカプセルが、不意の振動等により通過口を通過す
ることが防止できる。
【0025】なお、景品押出手段の厚さを、カプセル一
個分の厚さ未満としているのは、二個以上のカプセルを
押し出すことを防ぐためである。また、通過口の高さ
は、二個以上のカプセルの通過を妨げるべく、カプセル
二個分の厚さ未満でなければならないのはいうまでもな
い。ここで、通過口の高さと、カプセル一個分の厚さと
がほぼ等しい場合には、景品押出手段の厚さの下限は、
ゼロより大きければ足りることとなる。しかし、景品押
出手段の厚さが低すぎると、カプセルの下に潜り込むな
どして、押し出しが十分に行われない場合があり、動作
不良を起こすおそれもある。そこで、実際の使用におい
ては、景品押出手段の厚さは、少なくともカプセル一個
分の厚さの半分以上はあることが望ましい。
【0026】次に、本請求項に係る景品払出装置におけ
る、景品押出手段の動作について説明する。まず、静止
状態においては、景品押出手段は、停止位置である景品
収納手段の下端部分に位置するとともに、この景品押出
手段の上には収納するカプセルが積層されている。そし
て、前述の景品の払い出しと同時に、この景品押出手段
は後退する。このとき、この景品押出手段の上に積層さ
れていたカプセルは、景品押出手段の厚さ(すなわち、
前記のD)の分だけ、景品収納手段内で落下する。
【0027】ここで、後退した景品押出手段は再び前進
に転ずる。そして、落下したカプセルのうち最下段のカ
プセルを前方へ押し出し、景品陳列手段まで移動させ
る。しかる後に景品押出手段は、元の停止位置へと戻っ
て停止するとともに、その上には再びカプセルが積層さ
れていることとなる。これにより、不意の振動等により
景品払出装置が傾斜することとなっても、最下段のカプ
セルは通過口の上端に当接し、通過を免れることが可能
となる。
【0028】(請求項4)請求項4記載の発明は、請求
項1、2又は3記載の発明の特徴に加え、景品収納手段
は、収納するカプセルの大きさに対応して収納容積を調
節可能であることを特徴とする。本発明に係る景品払出
装置においては、特定の大きさのカプセルのみを収納す
るように景品収納手段を形成することも可能である。し
かし、このように形成した場合、以下の不都合が生ず
る。
【0029】第一に、より大きなカプセルを収納しよう
としても、物理的に不可能である。第二に、より小さな
カプセルの収納は可能ではあるが、景品収納手段内の空
間は元の大きさに対応しているために、無駄な間隙が生
ずることとなる。これにより、収納位置が一定せずに、
積載したカプセルが倒れたりずれたりすることで、動作
不良を起こすおそれがある。
【0030】そこで、本請求項に係る発明のように、収
納するカプセルの大きさに対応して収納容積を調節可能
とすると、以上の不都合は解消されるものである。たと
えば、景品収納手段内に、前後方向に移動可能で、任意
の位置に固定可能な隔壁を設けることができる。そし
て、より小さいカプセルを収納しようとするときは、こ
の隔壁を前方で固定し、また、より大きいカプセルを収
納しようとするときは、後方で固定するようにすれば、
様々な大きさのカプセルに対応しうるものである。この
ように形成することで、景品収納手段の汎用性を担保す
ることが可能となる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態を説明する。 (第一の実施の形態)図1及び図2は本発明の第一の実
施の形態に係る景品払出装置10の構造を示す側面図であ
る。また、図3は本発明に係る景品払出装置10を筐体91
内に実際に組み込んだ遊技機90の一例である。なお、以
下の説明に当たっては、実際に遊技機90に組み込まれた
状態において、遊技者が位置する側を正面側とし、正面
側に向かう方向を前方と定義する。すなわち、図1及び
図2においては、向かって左側が前方となる。また、カ
プセルの払い出しが行われていない状態を、「静止状
態」と呼ぶこととする。
【0032】(全体の形状)本実施の形態に係る景品払
出装置10は、駆動部、景品収納部50、景品押出部60、景
品台70から構成される。駆動部は、天板31及び側板36を
有する支持部30、及び同支持部30内に設置される機構部
40から構成される。そして、上記天板31は、水平部32
と、正面に向かって傾斜した傾斜部34とから成る。この
傾斜部34は、景品陳列手段の一部を成す。景品収納手段
たる景品収納部50は、上記水平部32上の、手前側に位置
する。
【0033】景品押出手段たる景品押出部60は、天板31
上を前後方向に移動可能に形成されている。そして、静
止状態においては、前記水平部32の手前側、すなわち景
品収納部60と同一平面位置に位置している。景品陳列手
段たる景品台70は、静止状態において前記傾斜部34に連
続して設けられている。また、この景品台70は、その上
端部に設けられた後述の回転軸73を中心に、下端部が前
後方向に回転可能に形成されている。そして、この景品
台70を回転させるものが陳列解除手段たる後述の第三リ
ンク板46である。
【0034】以下、各部について詳述する。 (駆動部)駆動部は、前述の通り支持部30及び機構部40
から成る。支持部30は、前述の通り天板31及び側板36を
有する。また、同天板31は、前述の通り水平部32及び傾
斜部34から成り、同傾斜部34は正面側に位置する。更
に、同水平部32には、前後方向に沿って一本の天板溝33
が設けられている。この天板溝33に沿って、前述の景品
押出部60が移動することとなっている。また、上記傾斜
部34の裏面上端付近には、下後方に突出した軸受片35、
35が二個設けられ、後述の回転軸73を介して景品台70と
連結することとなっている。
【0035】機構部40は、上述の支持部30の内部に収容
され、前述の景品押出部60及び景品台70をモーター41で
駆動するものである。モーター41は、支持部30内の後部
に設けられ、その出力軸42が、左右方向を軸方向とする
ように位置している。モーター41の出力軸42には、一部
に切欠部43aを有する円形のカム43が装着される。同カ
ム43は、その中心に前記出力軸42が位置する。また、上
記切欠部43aは、静止状態においては下端に位置し、そ
の下方に位置するカムセンサー47によって静止位置決め
が行われる。
【0036】上記カム43は、いずれも長尺状の第一リン
ク板44、第二リンク板45及び第三リンク板46によって、
景品押出部60及び景品台70と連結されている。第一リン
ク板44は、上記カム43の円周上の一点と、第二リンク板
45のほぼ中間部分との間を連結し、それぞれとの間は遊
動継手を介して回転可能となっている。ここで、カム43
との間の継手が第一継手44a、及び第二リンク板45との
間の継手が第二継手45aとなっている。第二リンク板45
の下方側の一端には長穴45bが設けられている。この長
穴45bは、支持部30の側板36に固定されたスタッド37に
嵌め込まれている。したがって、第二リンク板45は、ス
タッド37を支点としてその長穴45bに沿って摺動及び回
転可能となっている。
【0037】また、第二リンク板45の上方側の一端は、
後述の、景品押出部60の第一連結片65との間で、遊動継
手たる第三継手45cを介して回転可能に連結されてい
る。更に、前記第一リンク板44と、景品台70との間は、
第三リンク板46が連結することとなっている。そして、
第三リンク板46と第一リンク板44とは、前述の第二継手
45aを介して、また、第三リンク板46と景品台70とは、
遊動継手たる第四継手46aを介して、それぞれ回転可能
に連結されている。
【0038】(景品収納部)景品収納部50は、垂直方向
に長手な箱状に形成され、前記天板31の水平部32上の正
面側に位置している。その内部には、短円筒形のカプセ
ル55が、その軸方向を垂直にして積層されている。
【0039】カプセル55は、上面解放な円筒形の収容体
に、底面解放な円筒形の蓋体が被さった形状となってい
る。また、この収容体及び蓋体はいずれも透明ないし着
色透明な材質で形成され、カプセル55に内装する景品が
外部から視認可能となっている。更に、カプセル55は上
述の通り短円筒形であるとともに、内装する景品を保護
するため底面にクッションを設けているため、内装する
景品は、上面からのみ視認可能となっている。景品収納
部50の正面51は、透明アクリル板で形成され、内部に収
納するカプセル55が遊技者から見えるようになってい
る。また、景品収納部50の背板52は、カプセル55の大き
さに応じて前後方向に移動可能に形成されている。
【0040】(景品押出部)景品押出部60は、天板31の
水平部32の下面に位置する移動板61と、同水平部32の上
面に位置する押出体62とが、前述の天板溝33を通してね
じ止めされて形成されている。また、同移動板61の下面
には、下方に突出した第一連結片65が設けられ、前述の
通り、第三継手45cを介して第二リンク板45と連結され
ている。これにより、景品押出部60は、天板31上を前後
方向に移動可能に形成されている。更に、上記押出体62
は、その前後方向はカプセル55の直径よりやや短く、ま
たその垂直方向はカプセル55の厚さよりやや短く形成さ
れている。そして、同押出体62は、静止状態において
は、景品収納部50の下端前部に位置し、その上面に最下
段のカプセル55aが載置されることとなっている。
【0041】(景品台)景品台70は、両側部を後方へ折
り返した板状に形成されている。その折り返し部分71、
71の上端には軸穴72、72が設けられ、前述の軸受片35、
35との間に設けられた回転軸73を介して回転可能に設置
される。また、同景品台70裏面の中央から下端寄りに
は、下後方へ突出した第二連結片75が設けられ、ここに
設けた前述の第四継手46aを介して、前述の第三リンク
板46と連結することとなっている。更に、同景品台70表
面の下端付近からは、二本の景品ストッパー74、74が突
出している。この二本の景品ストッパー74、74の間隔
は、カプセル55の直径より短くなっている。
【0042】(動作説明)次に、図1及び図2を参照し
つつ、本実施の形態に係る景品払出装置10によるカプセ
ル55の払い出しについて説明する。まず、図1に示す静
止状態においては、払い出し可能なカプセル55bが、そ
の底面を傾斜部34に接して、傾斜した上面を遊技者側に
向けている。また、払い出し可能なカプセル55bの下端
部分は、景品ストッパー74、74によって支持され、下方
への落下を免れている。更に、払い出し可能なカプセル
55bの正面側には、筐体91側の構造である透明アクリル
製の正面板92が位置し、前面への落下を防いでいる。
【0043】ここで、遊技中において景品払出信号が生
ずると、モーター41が回転を始める。すると、モーター
41の出力軸42は図中で反時計回りに回転し、同出力軸42
に装着されたカム43もこれに従い同方向に回転する。こ
のとき、カム43の円周部分がカムセンサー47を押圧する
ことで、モーター41の回転が維持されることとなる。そ
して、カム43に設けられた第一継手44aを中心に第一リ
ンク板44が後方へ引かれる。それと同時に、同第一リン
ク板44に設けられた第二継手45aを介して第二リンク板4
5も後方へ引かれることとなる。
【0044】第二リンク板45は、その下方に設けられた
長穴45bに沿って、側板36に固定されたスタッド37によ
り規制を受けながら摺動する。そして、その上端に設け
られた第三継手45cを介して、景品収納部50が後方へ移
動することとなる。同時に、第二継手45aを中心に回転
可能に取り付けられた第三リンク板46も後方へ引かれ、
その先端に設けられた第四継手46aを介して景品台70の
下端部も後方へ引かれることとなる。すなわち、景品台
70の下端部は、その上端部分に設けられた回転軸73を中
心として、図中で反時計回りに回転することとなる。
【0045】以上の動作を経て、図2の状態へと至る。
すなわち、景品台70の回転により、払い出し可能なカプ
セル55bは、景品ストッパー74、74から外れて落下し、
図示しない払出口から払い出されることとなる。上記の
動作と並行して、前記カム43が静止状態から180度回転
すると、前記第一リンク板44の移動に伴い、景品押出部
60は、天板溝33に沿って最後端まで移動する。一方、積
載したカプセルは、景品押出部60の後方への移動に伴っ
て、押出体62の厚さの分だけ落下する。そして、最下段
のカプセル55aは天板31と直に接することとなる。
【0046】次に、前記カム43が更に回転することによ
り、第一リンク板44は今度は前方へ押され、これに伴い
第二リンク板45の上端も前方へ移動する。これに従って
再度景品押出部60は前方に移動し始め、上記の最下段の
カプセル55aを前方へ押し出す。そして、前記カム43が
静止状態から360度回転すると、景品押出部60は景品収
納部50の下端にまで移動する。その結果上記最下段のカ
プセル55aは、傾斜部34を滑り落ちることとなる。
【0047】しかし、同時に、景品台70の下端部も、第
一リンク板44の前方の移動による第三リンク板の前方へ
の移動に伴って、静止状態の位置まで移動してきてお
り、傾斜部を滑り落ちてきた最下段のカプセル55aは、
景品ストッパー74、74によって下方への落下を免れるこ
ととなる。このとき、傾斜部34の正面側に位置する正面
板92によって、前方への落下も免れる。そして、落下を
免れた最下段のカプセル55aは、払い出し可能なカプセ
ル55bとなり、次の払い出しの機会を待つこととなる。
【0048】なお、静止状態から360度回転した状態に
至ると、カム43の切欠部43aがカムセンサー47により認
識され、その結果モーター41の回転が停止することとな
っている。上記の動作を繰り返すことで、景品収納部50
に収納されたカプセル55は、次に払い出し可能なものを
常に遊技者に見せつつ、順次払い出しが行われていくも
のである。また、景品収納部50の正面51は透明であるた
めに、そこに収納されたカプセル55の残り数も遊技者か
ら容易に確認できることとなっている。
【0049】(遊技機の一例)次に、図3を参照しつ
つ、本発明に係る景品払出装置10を実際に組み込んだ遊
技機の一例について説明する。図3に示す遊技機90に
は、筐体91内に本発明に係る景品払出装置10が複数組み
込まれている。そして、景品収納部50内に積層されたカ
プセル55が正面に見えている。また、その下方に、次に
払い出し可能なカプセル55bが複数種類、傾斜部34に斜
めに載置されており、遊技者がこの中から所望のものを
選択できるようになっている。
【0050】更にその下方には、景品収納部50と同数の
列をなし、かつ各列ごとに複数個のランプ93が、遊技機
90の中央下方に向かって集中するように配列されてい
る。そして、各列において、一番上のランプ93のみが、
色の異なる当たりランプ93aとなっている。一方、遊技
機90筐体91の前面にはボタン型スイッチ94が、更にその
下方左側には景品払出口95、右側にはコイン投入口96及
び紙幣投入口97がそれぞれ設けられている。
【0051】このコイン投入口96又は紙幣投入口97か
ら、遊技者がコイン又は紙幣を投入することで、遊技機
90は遊技状態となる。次に、遊技者がボタン型スイッチ
94を押すことにより、前記の複数個のランプ93は、一個
ずつあたかも光が移動するかのように点滅を開始する。
たとえば、各列を上に移動するように点滅し、一番上の
ランプが点滅した後は、隣の列の一番下のランプが点滅
し、それからその列を上へ移動するように点滅する。
【0052】そして、遊技者が再度ボタン型スイッチ94
を押すと、その瞬間に点灯しているランプ93のところで
光の見かけ上の移動は停止する。このとき、当たりラン
プ93aのところでうまく停止させることができれば、景
品払出信号が発生し、その当たりランプ93aの上方に見
えているカプセルが、前述の機構によって、景品払出口
95へ払い出されることとなる。すなわち、上記のような
遊技機に本発明に係る景品払出装置を使用することで、
次に払い出される景品を遊技者が確認することができ
る。また、この景品払出装置を一基の遊技機に複数設置
することにより、複数種類の景品を払い出すことが可能
になるとともに、遊技者もその中から所望のものを選択
することが可能となる。
【0053】(その他)なお、押出体62又は景品収納部
50の一部に、カプセル55の有無を検知するセンサーを設
けることができる。このような、カプセル55の有無検出
センサーを設けると、たとえば上記の例に示したような
遊技機90の場合、特定の列のカプセル55がなくなったこ
とを検出することが可能である。このように、ある列の
カプセル55がなくなったことを検出した場合には、その
列に対応する遊技を中止する指令を出すことによって、
遊技者がその景品を狙ってゲームをすることを防止する
ことが可能である。また、エラー信号を発するような設
定として、その列にカプセル55を補給するよう注意を喚
起することも可能である。
【0054】また、本発明に係る景品払出装置は、上記
の説明に記載したような遊技機ばかりでなく、商品を内
装したカプセルを陳列して、単に販売するような自動販
売機にも組み込むことが可能なものである。
【0055】
【発明の効果】上記の構成により、本発明は、以下に記
す効果を奏する。すなわち、本発明に係る景品払出装置
により、収納カプセルの数を少なくすることなく、払い
出し可能なカプセルの中身を遊技者に陳列し、なおかつ
その陳列したカプセルを払い出すことが可能な景品払出
装置を提供することが可能となる。特に、請求項3記載
の発明の説明によると、上記の効果に加え、余分なカプ
セルの払い出しを防止することが可能となる。また、請
求項4記載の発明の説明によると、上記の効果に加え、
様々な大きさのカプセルにも対応することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態に係る景品払出装置
の構造を示す側面図である。
【図2】本発明の第一の実施の形態に係る景品払出装置
の構造を示す側面図である。
【図3】本発明に係る景品払出装置を実際に組み込んだ
遊技機の一例である。
【符号の説明】 10 景品払出装置 30 支持部 31 天板 32 水平部 33 天板溝 34 傾斜部 35 軸受片 36 側板 37 スタッド 40 機構部 41 モーター 42 出力軸 43 カム 43a 切欠部 44 第一リンク板 44a 第一継手 45 第二リンク板 45a 第二継手 45b 長穴 45c 第三継手 46 第三リンク板 46a 第四継手 47 カムセンサー 50 景品収納部 51 正面 52 背板 55 カプセル 55a 最下段のカプセル 55b 払い出し可能なカプセル 60 景品押出部 61 移動板 62 押出体 65 第一連結片 70 景品台 71 折り返し部分 72 軸穴 73 回転軸 74 景品ストッパー 75 第二連結片 80 チェーン 81 ギア 82 スプロケット 83 押付板 84 スプリング 90 遊技機 91 筐体 92 正面板 93 ランプ 93a 当たりランプ 94 ボタン型スイッチ 95 景品払出口 96 コイン投入口 97 紙幣投入口
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】削除

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 景品を内装した状態で積層したカプセル
    を払い出す景品払出装置において、 複数のカプセルを積層して収納する景品収納手段と、 払い出し可能なカプセルを陳列する景品陳列手段と、 払い出し可能なカプセルの陳列を解除する陳列解除手段
    と、 前記景品収納手段に収納されたカプセルのうち、最下段
    のものを押し出す景品押出手段とを有し、 カプセル払い出しの際には、陳列解除手段が作動するこ
    とにより、景品陳列手段に陳列された払い出し可能なカ
    プセルが払い出されるとともに、 景品押出手段により押し出された最下段の景品が、景品
    陳列手段まで移動して、次に払い出し可能な景品となる
    ことを特徴とする景品払出装置。
  2. 【請求項2】 カプセルは箱状であることを特徴とする
    請求項1記載の景品払出装置。
  3. 【請求項3】 景品押出手段は、カプセルの押し出しを
    終了した位置で停止するとともに、 最下段のカプセルが押し出されて通過する通過口の高さ
    をP、カプセル一個分の厚さをT、及び景品押出手段の
    厚さをDとするとき、 P−T<D<T の関係を満たすことを特徴とする請求項1又は2記載の
    景品払出装置。
  4. 【請求項4】 景品収納手段は、収納するカプセルの大
    きさに対応して収納容積を調節可能であることを特徴と
    する請求項1、2又は3記載の景品払出装置。
  5. 【請求項5】 景品押出手段及び陳列解除手段が、同一
    の作動機構により作動することを特徴とする請求項1、
    2、3又は4記載の景品払出装置。
  6. 【請求項6】 作動機構がリンク機構であることを特徴
    とする請求項5記載の景品払出装置。
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