JPH1091862A - 自動販売機の商品収納装置 - Google Patents

自動販売機の商品収納装置

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Publication number
JPH1091862A
JPH1091862A JP24483196A JP24483196A JPH1091862A JP H1091862 A JPH1091862 A JP H1091862A JP 24483196 A JP24483196 A JP 24483196A JP 24483196 A JP24483196 A JP 24483196A JP H1091862 A JPH1091862 A JP H1091862A
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JP
Japan
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product
sold
vending machine
main body
product storage
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Pending
Application number
JP24483196A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Kawarazuka
秀明 河原塚
Hiroshi Imamura
浩志 今村
Tomohiko Maruyama
知彦 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Publication of JPH1091862A publication Critical patent/JPH1091862A/ja
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Vending Machines For Individual Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 先細り商品を収納する場合において、ローデ
ィング作業が容易で、商品の曲がりや折れが生じにくい
とともに、たとえ商品の曲がりや折れが生じた場合で
も、商品の売切れ検出を正確に行うことができる自動販
売機の商品収納装置を提供する。 【解決手段】 商品収納コラム本体11内に設けられた
スパイラル部材13に先細りの商品Aを左右2列で収納
し、スパイラル部材13を鉛直軸線を中心に回転させる
ことによって、収納された商品Aを商品収納コラム本体
11の下端から落下させ、払い出す自動販売機の商品収
納装置であって、商品収納コラム本体11内に、斜めに
配置され、挿入された商品Aを所定の収納位置に案内す
るガイド部材17、19が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アイスクリームコ
ーンのような先細り商品を収納して販売する自動販売機
の商品収納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動販売機の商品収納装置とし
て、例えば実開昭62−75573号公報に記載された
ものが知られている。この商品収納装置は、いわゆるス
パイラル型のものであり、下端に払出し口を有する縦長
の商品収納コラム内に、鉛直軸線まわりに回転可能なス
パイラル部材が設けられている。一方、商品は、開示さ
れた例ではスティック付きアイスクリームであり、スパ
イラル部材の上下間の各間隙に左右2列で挿入され、収
納されている。販売時には、スパイラル部材がモータで
回転駆動されることにより、商品全体が下降し、最下位
の商品がスパイラル部材から外れ、下方のシュート上に
落下した後、搬出される。
【0003】また、商品収納コラムの下端部には、売切
れ検出レバーが設けられている。この売切れ検出レバー
は、ばねにより商品収納コラム内に突出する方向に付勢
されているとともに、最下位の商品のスティックの先端
が当接するように構成されている。この構成により、売
切れ検出レバーは、商品収納コラム内に商品がある場合
には、最下位の商品のスティックの先端で押圧され、商
品収納コラム内から退避回動した位置に保持される一
方、商品が売り切れた場合には、ばねの付勢力により商
品収納コラム内に突出回動する。そして、この売切れ検
出レバーの回動をスイッチで検出することにより、商品
の売切れが検知される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来の商
品収納装置は、例えばアイスクリームコーン(円錐状の
ウエハースなどにアイスクリームを詰めたもの)のよう
な錐状の先細り商品を収納して販売する場合には、次の
ような不具合が生じる。すなわち、そのような先細り商
品を従来の商品収納装置に収納し、売切れ検出を行うと
すれば、商品の先端で売切れ検出レバーを押さなければ
ならず、商品自体がアイスクリームコーンのように比較
的脆い材料で構成されている場合には、商品の先端部が
曲がったり折れたりしやすく、商品の印象を損ねてしま
う。
【0005】また、商品の先端部が曲がったり折れたり
すれば、売切れ検出レバーを商品収納検知位置に回動さ
せるのに必要なストロークが得られなくなるため、商品
がまだ収納されているにもかかわらず、誤って売切れ状
態と検知してしまう。商品の曲がりや折れは、商品の詰
まりやモータロックの原因にもなる。
【0006】さらに、従来の商品収納装置では、1つの
スパイラル部材に商品が2列に収納され、一方の列の商
品と他方の列の商品とが前後方向に逆に傾斜した関係に
なるため、両列の商品を前後方向に同じ向きでローディ
ングした場合には、いずれか一方の列から払い出された
商品は、シュートへの落下時に、先端からシュートに当
たりやすくなり、それにより、商品の曲がりや折れが生
じてしまう。この不具合を回避するためには、2列の商
品を互いに前後逆向きにローディングすればよいが、そ
の場合には、ローディング作業が煩雑になる。
【0007】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、先細り商品を収納する場合に
おいて、ローディング作業が容易で、商品の曲がりや折
れが生じにくいとともに、たとえ商品の曲がりや折れが
生じた場合でも、商品の売切れ検出を正確に行うことが
できる自動販売機の商品収納装置を提供することを目的
としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、商品収納コラム本体内に設けられたスパ
イラル部材に先細りの商品を左右2列で収納し、スパイ
ラル部材を鉛直軸線を中心に回転させることによって、
収納された商品を商品収納コラム本体の下端から落下さ
せ、払い出す自動販売機の商品収納装置であって、商品
収納コラム本体内に、斜めに配置され、挿入された商品
を所定の収納位置に案内するガイド部材が設けられてい
ることを特徴としている。
【0009】この自動販売機の商品収納装置では、商品
のローディング時、先細り商品を細い方の先端部から挿
入することによって、商品は、適正な挿入方向から傾い
て挿入された場合でも、斜めのガイド部材によって、収
納位置まで円滑に案内されるので、ローディング時に商
品Aが曲がったり折れたりする可能性が非常に小さくな
る。。
【0010】この場合、商品収納コラム本体の側壁の少
なくとも後部が、後ろ側に向かって狭まるように傾斜し
ていることが好ましい。
【0011】この構成では、商品のローディング時、ガ
イド部材による案内に加えて、側壁の傾斜部も商品を案
内するので、商品をより円滑に案内することができる。
【0012】これらの場合、商品収納コラム本体内に、
鉛直軸線を中心に売切れ位置と充填位置との間で回動自
在に設けられ、売切れ位置側にばね付勢された売切れレ
バーと、この売切れレバーが売切れ位置にあるか否かを
検出する検出手段とを、さらに備え、売切れレバーは、
挿入された商品の周面部によって充填位置に回動するよ
うに配置されていることが好ましい。
【0013】この構成では、たとえローディング時に商
品Aの曲がりや折れが生じたとしても、売切れレバーを
商品の周面部で押して、その充填位置まで回動させるこ
とができるので、売切れレバーの誤作動を防止して、検
出手段による商品の売切れ検出を正確に行うことができ
る。
【0014】この場合、少なくとも表面が滑性を有する
材料で構成され、売切れレバーの売切れ位置側に配置さ
れるとともに、収納された商品が売切れレバーで押圧さ
れた状態で当接し、商品の下降時のスライドを許容する
商品スライド部材をさらに備えていることが好ましい。
【0015】この構成では、売切れレバーを回動させな
がら収納された商品は、ばねの付勢力により売切れレバ
ーで押圧された状態で商品スライド部材に当接する。こ
の場合、商品スライド部材は、少なくともその表面が滑
性を有する(摩擦の小さい)材料で構成されているの
で、販売に伴う商品の下降時、商品は摩擦力の小さな状
態で商品スライド部材に沿ってスライドすることによ
り、下降中の商品の折れを防止できる。
【0016】また、この場合、商品スライド部材が、売
切れレバーの売切れ位置を規制するストッパを構成して
いることが好ましい。
【0017】この構成では、商品スライド部材が、売切
れレバーのストッパを兼ねることになり、その分、部品
点数を減らすことができる。
【0018】さらに、これらの場合、商品収納コラム本
体の後ろ側の下端部に設けられ、商品の払出し時に商品
の先端部を係合させ、この係合部位を中心に商品が回転
することにより、先端部が上向きになるように商品の落
下姿勢を制御する姿勢制御材をさらに備えていることが
好ましい。
【0019】この構成では、商品の払出し時にその先端
部が姿勢制御板に係合し、姿勢制御板を支点として回転
することによって、先端部が上向きになるように落下姿
勢が制御されるので、下方のシュートなどに商品を頭部
から着地させることができ、シュートへの落下時の先端
部の曲がりや折れを確実に防止できる。また、この結
果、ローディングの際に商品を左右逆向きで挿入する場
合の煩雑さがなくなり、ローディング作業を容易に行え
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、図面
を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明に一実
施形態に係る商品収納装置を組み込んだ自動販売機の側
面図である。この自動販売機1は、アイスクリームコー
ン(図4など参照)などを販売するものであり、同図に
示すように、販売機本体2と、これを開閉するメインド
ア3と、販売機本体2内に収容され、商品Aを収納する
商品収納装置4と、を有している。
【0021】販売機本体2は、前側が開放したキャビネ
ット状のものであり、その構成壁に断熱材(図示せず)
が内蔵されるとともに、商品収納装置4の前側には断熱
ドア5が取り付けられている。メインドア3の前面上部
には、透明の看板6が設けられ、その内側に配置された
商品サンプル(図示せず)が見えるようになっており、
その下側には販売口扉7、販売口8およびデリバリドア
24が設けられている。
【0022】商品収納装置4は、販売機本体2内に前後
方向(図1の左右方向)に2列に配置され、互いに異な
る種類の商品Aを収納する商品収納コラム9、9で構成
されている。なお、商品収納コラム9は、図示しない
が、自動販売機1の左右方向(図1の紙面の奥行方向)
にも並列されており、後ろ側の商品収納コラム9に商品
Aをローディングする際には、前側のものを左右方向に
スライドさせるようになっている。
【0023】図4などに示すように、各商品収納コラム
9は、商品Aを左右2列で収納するものであり、下端に
払出し口10を形成した縦長箱状のコラム本体(商品収
納コラム本体)11と、コラム本体11の前面に設けら
れ、商品Aのローディング時に開閉されるコラムドア1
2と、コラム本体11内に設けられたスパイラル部材1
3と、商品Aの売切れを検出する売切れ検出機構14な
どを有している。商品収納コラム9の下側には、デリバ
リドア24に向かって斜め下方に延びるシュート25が
設けられている。
【0024】コラム本体11は、図2および図3などに
示すように、天壁11a、左右の側壁11b、11cお
よび背壁11dで構成されている。左右の側壁11b、
11cの後半部は、先細りの商品Aをローディング時に
案内するために、後方に向かって狭まるガイド斜面部1
6になっている。
【0025】また、コラム本体11には、中仕切17、
中仕切スライド板(商品スライド部材)18およびガイ
ド板19が、上下方向に延びるように設けられており、
これらのうち、中仕切17およびガイド板19は、コラ
ム本体11の左側および右側に収納される商品(以下、
それぞれ「左側商品」「右側商品」という)AL、AR
をそれぞれ案内するガイド部材を構成する。
【0026】中仕切17は、折り曲げた鋼板などから成
り、その後端部が背壁11dの左寄りの位置に固定され
ているとともに、そこから前方に延びる制御板取付部1
7aと、その前端からコラム本体11の中央部まで斜め
前方に延びるガイド部17bと、その前端から右方に延
びるスライド板取付部17cとによって、構成されてい
る。また、制御板取付部17aの下端には、左側商品A
の払出し時の落下姿勢を制御するための姿勢制御板(姿
勢制御材)20が、左方に突出し且つ左側壁11bとの
間の間隙を埋めるように、取り付けられている。
【0027】中仕切スライド板18は、中仕切17のス
ライド板取付部17cに、これを覆うように取り付けら
れ、コラム本体11内の右寄りの空間に臨んでいる。中
仕切スライド板18は、例えば滑性を有する(低摩擦性
の)プラスチックで構成され、中仕切17への取付け部
分から斜め前方に延びるレバーストッパ部18aと、そ
の前端から前方に屈曲して延びる商品スライド部18b
とを有している。レバーストッパ部18aは、商品Aの
売切れ時に検出機構14の後述する売切れレバー26を
当接させ、商品スライド部18bは、これに当接する右
側商品ARを販売時の下降の際にスライドさせるもので
ある。
【0028】ガイド板19は、折り曲げた鋼板などから
成り、右側壁11cの中央部に固定されるとともに、そ
こから斜め後方に延びている。
【0029】スパイラル部材13は、コラム本体11内
に上下方向に延びる鉛直軸21に、図示しない支持ロッ
ドを介して固定されている。鉛直軸21は、下端部が軸
受アーム22に回転自在に支持されるとともに、上端部
がコラム本体11の天壁11aに固定された減速機付き
の駆動モータ23に連結されており、スパイラル部材1
3は、この駆動モータ23により、鉛直軸21を中心と
して低速回転される。一方、商品Aは、図5に示すよう
に、スパイラル部材13の上下方向の各間隙に、左右2
列で挿入され、両列とも、先端部側を先方に向けた向き
で収納されている。
【0030】売切れ検出機構14は、図2および図3な
どに示すように、売切れレバー26、検出手段としての
マグネット27およびリードスイッチ28で構成されて
いる。売切れレバー26は、上下方向に延びており、一
端部が、右側壁11cの付近で且つガイド板19の後ろ
側の位置に立設されたシャフト29に回動自在に取り付
けられている。また、売切れレバー26は、ねじりコイ
ルばね30によって、弱いばね力で反時計方向に付勢さ
れており、コラム本体11内に右側商品ARがない場
合、すなわち売切れ状態の場合には、図3に示すよう
に、中仕切スライド板18のレバーストッパ部18aに
当接して停止した位置(売切れ位置)に位置する一方、
右側商品ARがある場合には、図4に示すように、右側
商品ARの周面部に押されて時計方向に回動し、右側壁
11cに沿って退避した位置(充填位置)に位置するよ
うになっている。
【0031】マグネット27は、売切れレバー26の上
端に固定され、これと一体に回動する。また、リードス
イッチ28は、コラム本体11の天壁11aの上面に取
付板31を介して取り付けられているとともに、天壁1
1aに形成された開口32に臨んでいる。そして、売切
れレバー26が売切れ位置にあるときは、マグネット2
7が開口32を介してリードスイッチ28と対向するこ
とによって、リードスイッチ28から、制御部(図示せ
ず)に売切れ信号が出力される一方、売切れレバー26
が充填位置にあるときは、マグネット27がリードスイ
ッチ28から離れることによって、売切れ信号の出力が
停止されるようになっている。
【0032】次に、上述した構成の商品収納装置4の動
作を詳細に説明する。まず、図3〜図5を参照して、商
品Aのローディング時の動作について説明する。図3に
示す売切れ状態では、上述したように、売切れレバー2
6は中仕切スライド板18のレバーストッパ部18aに
当接した売切れ位置にあり、リードスイッチ28から制
御部に売切れ信号が出力されることにより、売切れ状態
が検出される。
【0033】この状態からローディングする際、図4に
示すように、商品Aはスパイラル部材13の上下方向の
各間隙に、左右2列ともに先端部側を先方に向けた同じ
向きで、挿入される。その際、左側商品ALは、適正な
挿入方向から傾いて挿入された場合でも、左側壁11b
のガイド斜面部16または中仕切17の斜めのガイド部
17bによって、図5に示す適正な収納位置に円滑に案
内される。
【0034】右側商品ARもまた、傾いて挿入された場
合でも、ガイド板19によって円滑に案内され、中仕切
スライド板18との間を通って先方に導かれる。その
際、売切れレバー26は、最初は右側商品ARの先端で
押されることによって、ねじりコイルばね30のばね力
に抗して時計方向に回動し、次第に右側商品ARの周面
部で押された状態になり、最終的に図5に示す充填位置
まで回動する。この売切れレバー26の回動に伴い、リ
ードスイッチ28からの売切れ信号の出力が停止され、
商品Aの充填状態が検出される。また、右側商品AR
は、売切れレバー26を介してねじりコイルばね30の
ばね力を受け、中仕切スライド板18の商品スライド部
18bに軽く押し付けられた状態で収納される。
【0035】次に、図6〜図10を参照して、商品収納
装置4の販売時の動作を説明する。販売時には、制御部
からの販売指令に従って、販売すべき商品Aを収納する
商品収納コラム9の駆動モータ23が作動することによ
り、スパイラル部材13が低速で半回転する。このスパ
イラル部材13の回転に伴い、各商品Aは、回転を阻止
された状態で、収納時の姿勢を保ったまま下降する。
【0036】この場合、右側商品ARは、売切れレバー
26により中仕切スライド板18の商品スライド部18
bに押し付けられた状態で下降する。本実施形態では、
中仕切スライド板18は低摩擦性の材料で構成されてい
て、右側商品ARが摩擦力の小さな状態で商品スライド
部18bに沿ってスライドするので、下降中に右側商品
ARが折れるのを確実に防止することができる。図9お
よび図10は、このことを比較するために、中仕切スラ
イド板18を省略して鋼板製の中仕切37に右側商品A
Rを直接、当接させた例であり、この場合には、中仕切
37の摩擦力が大きいため、右側商品ARが摩擦力によ
って図10のように折れるおそれが大きく、商品Aの詰
まりやモータロックが生じてしまう。
【0037】上記のようにして、スパイラル部材13の
回転により商品Aが下降すると、最下位にある商品A
が、スパイラル部材13から外れ、払出し口10から払
い出され、下方のシュート25上に落下する。本実施形
態では、スパイラル部材13に2列で収納された左側商
品および右側商品AL、ARが、交互に払い出されるこ
とになる。
【0038】図6は、右側商品ARの払出しの状況を右
側から見た側面図である。すなわち、右側商品ARは、
収納状態(図示のAR1)では、その軸線CRが水平に
対して手前(図示の左側)下がりに傾いていて、手前側
の頭部(太い部分)が下がった状態になっており、下降
が進むにつれて、ゆっくり回転して頭部がさらに下がり
(AR2)、払出し口10を出た後も慣性でゆっくり回
転し続けて、シュート25に頭部から着地する(AR
3)。したがって、落下時の衝撃により右側商品ARの
先端部が曲がった折れたりすることはない。
【0039】一方、図7は、左側商品ALの払出しの状
況を、図6とは逆に左側から見た側面図である。すなわ
ち、左側商品ALは、収納状態(AL1)では、右側商
品ARの場合とは逆に、その軸線CLが水平に対して手
前(図示の右側)上がりに傾いていて、奥側(図示の左
側)の先端部が下がった状態になっている。左側商品A
Lは、下降が進むにつれ、ゆっくり回転して先端部がさ
らに下がるが、払出し口10を出る直前で先端部が姿勢
制御板20に載るようになり(AL2)、姿勢制御板2
0を支点として回転しながら(AL3)、シュート25
上に頭部から先に落下する。このように、左側商品AL
についても、その落下姿勢を姿勢制御板20で制御する
ことによって、シュート25に頭部から着地させること
ができ、したがって、図8に示すような、先端部から着
地した場合に生じる曲がりや折れを確実に防止すること
ができる。
【0040】シュート25上に落下した商品Aは、その
傾斜面を滑って、デリバリドア24側に送られる。な
お、デリバリドア24は、制御部の制御により、駆動モ
ータ23の駆動に先立って開放されるようになってお
り、商品Aは、この開放されたデリバリドア24を通っ
て、販売口8に落下とし込まれる。消費者は、販売口扉
7を開いて、商品Aを取り出す。デリバリドア24は、
所定時間が経過した後に、制御部の制御により、自動的
に閉じられる。
【0041】以上のように、本実施形態の商品収納装置
4によれば、商品Aを左右2列とも同じ向きでにローデ
ィングするので、ローディング作業を容易に行うことが
できる。また、商品Aのローディング時、左側商品AL
については、中仕切17のガイド部17bおよび左側壁
11bのガイド斜面部16によって、右側商品ARにつ
いてはガイド板19によって、商品Aを収納位置までそ
れぞれ円滑に案内するので、ローディング時に商品Aが
曲がったり折れたりする可能性を非常に小さくすること
ができる。さらに、たとえローディング時に商品Aの曲
がりや折れが生じたとしても、売切れレバー26を商品
Aの周面部で押して、その売切れ位置まで回動させるこ
とができるので、売切れレバー26の誤作動を防止し
て、商品Aの売切れ検出を正確に行うことができる。
【0042】また、販売の際の商品Aの下降時、右側商
品ARは摩擦力の小さな状態で中仕切スライド板18の
商品スライド部18bに沿ってスライドするので、下降
中の右側商品ARの折れを確実に防止できる。さらに、
右側商品ARがシュート25に頭部から着地するととも
に、左側商品ALも、姿勢制御板20の姿勢制御によ
り、シュート25に頭部から着地させることができるの
で、シュート25への落下時の商品Aの曲がりや折れも
確実に防止することができる。
【0043】なお、説明した本実施形態は、商品収納装
置に商品としてアイスクリームコーンを収納した例であ
るが、本発明は、他の種類の錐状の先細り商品を収納す
るのにも、同様に適用することができる。また、本実施
形態で示したガイド部材としての中仕切やガイド板、中
仕切スライド板あるいは姿勢制御板、さらには売切れレ
バーなどの形状、寸法や配置などを、本発明の趣旨の範
囲内で適宜、変更できることはもちろんである。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の自動販売
機の商品収納装置は、先細り商品を収納する場合におい
て、ローディング作業が容易で、商品の曲がりや折れが
生じにくいとともに、たとえ商品の曲がりや折れが生じ
た場合でも、商品の売切れ検出を正確に行うことができ
るなどの効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る商品収納装置を組み
込んだ自動販売機の側面図である。
【図2】商品収納コラムの平面図である。
【図3】商品収納コラムの水平断面図である。
【図4】商品のローディング中の商品収納コラムの水平
断面図である。
【図5】商品のローディング完了後の商品収納コラムの
水平断面図である。
【図6】右側商品の払出し状況を右側から見た側面図で
ある。
【図7】左側商品の払出し状況を左側から見た側面図で
ある。
【図8】姿勢制御板がない場合の、図7と同様の側面図
である。
【図9】中仕切スライド板がない場合の、図5と同様の
水平断面図である。
【図10】中仕切スライド板がない場合の、図6と同様
の側面図である。
【符号の説明】
1 自動販売機 4 商品収納装置 9 商品収納コラム 11 コラム本体 11b 左側壁 13 スパイラル部材 16 ガイド斜面部 17 中仕切 18 中仕切スライド板 19 ガイド板 20 姿勢制御板 21 鉛直軸 26 売切れレバー 27 マグネット 28 リードスイッチ 30 ねじりコイルばね A 商品 AL 左側商品 AR 右側商品

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品収納コラム本体内に設けられたスパ
    イラル部材に先細りの商品を左右2列で収納し、前記ス
    パイラル部材を鉛直軸線を中心に回転させることによっ
    て、収納された商品を前記商品収納コラム本体の下端か
    ら落下させ、払い出す自動販売機の商品収納装置であっ
    て、 前記商品収納コラム本体内に、斜めに配置され、挿入さ
    れた商品を所定の収納位置に案内するガイド部材が設け
    られていることを特徴とする自動販売機の商品収納装
    置。
  2. 【請求項2】 前記商品収納コラム本体の側壁の少なく
    とも後部が、後ろ側に向かって狭まるように傾斜してい
    ることを特徴とする、請求項1に記載の自動販売機の商
    品収納装置。
  3. 【請求項3】 前記商品収納コラム本体内に、鉛直軸線
    を中心に売切れ位置と充填位置との間で回動自在に設け
    られ、前記売切れ位置側にばね付勢された売切れレバー
    と、 この売切れレバーが前記売切れ位置にあるか否かを検出
    する検出手段とを、さらに備え、 前記売切れレバーは、挿入された商品の周面部によって
    前記充填位置に回動するように配置されていることを特
    徴とする、請求項1または2に記載の自動販売機の商品
    収納装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも表面が滑性を有する材料で構
    成され、前記売切れレバーの前記売切れ位置側に配置さ
    れるとともに、収納された商品が前記売切れレバーで押
    圧された状態で当接し、商品の下降時のスライドを許容
    する商品スライド部材をさらに備えていることを特徴と
    する、請求項3に記載の自動販売機の商品収納装置。
  5. 【請求項5】 前記商品スライド部材が、前記売切れレ
    バーの前記売切れ位置を規制するストッパを構成してい
    ることを特徴とする、請求項4に記載の自動販売機の商
    品収納装置。
  6. 【請求項6】 前記商品収納コラム本体の後ろ側の下端
    部に設けられ、商品の払出し時に商品の先端部を係合さ
    せ、この係合部位を中心に商品が回転することにより、
    前記先端部が上向きになるように商品の落下姿勢を制御
    する姿勢制御材をさらに備えていることを特徴とする、
    請求項1ないし5のいずれかに記載の自動販売機の商品
    収納装置。
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