JP3826514B2 - 自動販売機の商品収納払出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、実際に販売する商品が外部から視認できるように、自動販売機内に多数の商品、特に煙草などのように箱形の商品をほぼ前後方向に並べて収納し、前方に払い出す自動販売機の商品収納払出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の自動販売機の商品収納払出装置として、図7に示すものが知られている。この商品収納払出装置90は、実際に販売する煙草のような箱形の商品Sを外部から視認可能な、いわゆるシースルー形式の自動販売機91に用いられている。商品収納払出装置90は、自動販売機91内に上下方向に並べられた多数の商品ラック92を備えており、各商品ラック92は、斜め後ろ下がりの状態で、互いに平行にかつ上下方向にほぼ等間隔で配列されている。各商品ラック92は、その前端の下部に設けられたストッパ93と、後方からストッパ93側に付勢された押圧部材94と、を備えている。商品ラック92では、ストッパ93と押圧部材94との間に、多数の商品Sが商品ラック92の底面に対し垂直な姿勢で並べられており、押圧部材94は、商品Sをストッパ93側に常時、付勢している。各商品ラック92の前部の上方には、商品払出機構95が配置されている。最上位置に示すもののように、この商品払出機構95は、蛇腹式のプッシャ96を備えており、このプッシャ96が、商品販売時に商品ラック92の上方から下方に移動することにより、最前位置の販売商品Sに当接し、これを下方に押すようなっている。
【0003】
ストッパ93は、下方に回動可能で、常時、商品ラック92の底面に沿った姿勢に保持されており、商品払出機構95のプッシャ96が、販売商品Sを下方に押した場合には、ストッパ93が商品Sによって下方に押され、商品ラック92に対しほぼ直角な角度まで回動するようになっている。各商品ラック92の前方には、上下方向に延びる搬出路97が形成されており、この搬出路97の下端部には、販売口98が設けられている。
【0004】
このように構成された商品収納払出装置90では、商品Sの販売時に、最上位置に示す商品ラック92のように、商品払出機構95が販売商品Sを下方に押すことにより、ストッパ93が下方に押され商品ラック92に対しほぼ直角な角度まで回動する。これにより、販売商品Sは、商品ラック92に対して垂直に下方に払い出される。この場合、商品ラック92が斜め後ろ下がりに配置されているので、商品Sは、斜め前側下方に払い出され、搬出路97を落下し、販売口98に到達する。また、各商品ラック92は、商品Sのローディング時に、自動販売機91内から斜め上方に引き出されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の商品収納払出装置90では、各商品ラック92は、斜め後ろ下がりに配置されており、各商品ラック92を水平な状態で配置する場合と比べて、自動販売機91内の空間の利用効率が悪く、商品Sの収納効率がよくない。また、商品ローディング時においても、商品ラック92を自動販売機91内から斜め上方に引き出さねばならないので、操作性が悪い。これらの点を改善するために、例えば、多数の商品ラック92の各々を水平な状態に配置した場合、従来の商品収納払出装置90では、商品販売時に、商品払出機構95が販売商品Sを下方に押す構造であるため、商品ラック92から払い出された商品Sが、すぐ下側の商品ラック92に当たったり、引っかかったりして、販売動作に支障をきたすおそれがある。これを避けるために、従来の商品収納払出装置90では、各商品ラック92を斜め後ろ下がりに配置しており、したがって、水平な状態に配置することは困難である。
【0006】
さらに、従来の商品収納払出装置90では、商品払出機構95を商品ラック92の前部の上方に配置し、商品販売時に、商品ラック92の前端下部に設けたストッパ93が、商品Sによって下方に押され、商品ラック92に対しほぼ直角な角度まで回動する構成であるため、この回動時に、ストッパ93が、その下方に位置する商品払出機構95と干渉しないように、商品ラック92,92間の間隔を確保している。これにより、従来の商品ラック92,92間の間隔は、かなり広い設定になっており、上記商品ラック92が後ろ下がりに配置されていることに加えて、自動販売機91内の空間の利用効率および商品Sの収納効率をより一層、悪化させている。
【0007】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、商品の収納効率を向上させることができ、商品ローディング時の操作性を向上させることができる自動販売機の商品収納払出装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の自動販売機の商品収納払出装置は、多数の商品を前後方向に並べて収納する商品通路を有し、前端部にこの商品通路から商品を払い出すための払出口が形成された商品ラックと、商品通路内に収納された商品を払出口側に押圧する押圧部材と、払出口に臨んで設けられ、商品の上部と当接することにより、押圧部材との間に商品を保持可能なストッパと、払出口に臨んで設けられ、商品通路に収納された最前位置の商品の上方に位置する待機位置と、最前位置の商品を下方に押す押出位置との間で上下方向に移動可能なプッシャと、商品通路の前端に連なり、払出口に臨んで設けられ、商品を保持するほぼ水平な保持位置と、商品を払い出す斜め前下がりの払出位置との間で回動可能で、プッシャが、押出位置側に移動するときに払出位置側に回動し、プッシャが待機位置側に移動するときに保持位置側に回動するフラッパと、商品の販売待機時には、プッシャを待機位置に保持し、商品の販売時には、プッシャを待機位置から押出位置に駆動する駆動機構と、を備え、プッシャは、フラッパの回動動作を案内するための溝を有し、フラッパは、溝に摺動自在に係合する係合部を有するとともに、プッシャの移動時に係合部が溝に沿って案内されながら回動することを特徴とする。
【0009】
この自動販売機の商品収納払出装置によれば、商品販売時に、駆動機構はプッシャを押出位置に駆動し、払出口に臨む最前位置の商品を下方に押す。このとき、商品が下方に移動することにより、ストッパが商品の上部から外れると共に、フラッパが斜め前下がりの払出位置に回動することにより、商品は、フラッパに案内され、斜め前側下方に払い出される。このように、商品が水平状態の商品ラックの商品通路から斜め前側下方に払い出されるので、例えば、多数の商品ラックを上下方向に並べた場合でも、商品ラックから払い出された商品が、すぐ下側の商品ラックに当たったり、引っかかったりすることがなく、スムーズに払い出される。したがって、多数の商品ラックを自動販売機内に水平な状態で上下方向に配置することが可能になるので、自動販売機内の空間を有効に利用でき、自動販売機における商品の収納効率を向上させることができる。また、フラッパが斜め前下がりの払出位置までしか回動しないので、商品ラックに対してほぼ直角な角度まで回動する場合と比べて、すぐ下側の商品ラックとの間の間隔を狭くでき、商品ラック間の間隔を狭くできる。これにより、商品の収納効率をさらに向上させることができる。さらに、フラッパは、プッシャの移動時に係合部が溝に沿って案内されながら回動する。つまり、フラッパは、プッシャに連動して確実に回動するので、商品を商品ラックから斜め前側下方に、より確実に払い出すことができる。
【0012】
また、上記において、商品ラックは、上下方向に複数配置されており、ストッパは、上端部に斜め前下がりに形成され、上方の商品ラックから払い出された商品を斜め前下方に案内可能な傾斜部を有することが好ましい。
【0013】
この自動販売機の商品収納払出装置によれば、上方に位置する商品ラックから払い出された商品は、ストッパの傾斜部によって斜め前側下方に案内されるので、商品が商品ラックに引っかかるのをより確実に防止でき、より円滑に商品を払い出すことができる。
【0014】
さらに、上記において、商品ラックは、自動販売機本体内から前方に引き出し自在に設けられていることが好ましい。
【0015】
この自動販売機の商品収納払出装置によれば、水平状態の商品ラックを自動販売機本体内から前方に引き出すことができるので、斜め上方に引き出す場合と比べて、商品ローディング時の操作性を向上させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る自動販売機の商品収納払出装置について説明する。図1に示すように、本発明の商品収納払出装置1は、実際に販売する商品が外部から視認可能な、いわゆるシースルータイプの煙草の自動販売機2に適用したものであり、この自動販売機2は、販売機本体(自動販売機本体)3と、販売機本体3の前面に取り付けられたメインドア4とを備えている。メインドア4には、透明な前面窓4aが取り付けられており、販売可能な商品Sが、前面窓4aを介して視認可能になっている。
【0017】
また、図1に示すように、販売機本体3内には、商品ラック10が、左右に縦6列で、各列上下7段に配置されている。商品ラック10の前方には、前面窓4aとの間に商品搬出路4bが上下方向に延びており、この商品搬出路4bの下端部には、商品販売口4cが配置されている。図2乃至図5に示すように、各商品ラック10は、前後方向に延びる商品通路11を有し、商品通路11内には、同一種類の多数の商品(煙草)Sが、ほぼ直立姿勢で収納されている。図1(b)に示すように、各商品ラック10の後方には、商品通路11内の商品Sを常時、前方に押圧する押圧部材5が設けられており、この押圧部材5は、商品通路11の最後位置から最前位置まで移動可能で、商品通路11内の商品数が減少するのに応じて前進し、商品Sを押圧した状態に保つようになっている。
【0018】
図2乃至図5に示すように、商品通路11は、2枚の側壁11a,11aと底壁11bにより画成されており、商品通路11の前端部には、商品を払い出すための払出口12が形成されている。両側壁11a,11aの前端部は、図3(b)および図5に示すように、前方に向かうに連れて2段階で直角に外側に拡幅されており、最前部11c,11cの間隔が最も広くなっている。これらの最前部11c,11cには、透明な合成樹脂製(例えば、ポリカーボネート製)のストッパ13が取り付けられている。ストッパ13は、左右端部に2つの爪13a,13aをそれぞれ有しており、最前部11c,11cの後方の段部には、2つの爪13a,13aがそれぞれ嵌合可能なスリット11d,11dが上下方向に2組、それぞれ形成されている。これらの爪13a,13aを2組のスリット11d,11dに選択的に嵌合させることにより、ストッパ13は、商品ラック10に着脱自在に取り付けられていると共に、この取付位置の高さを2段階に変更できるようになっている。このストッパ13の取付位置の高さは、商品通路11内に収納された商品Sの高さに応じて変更される。
【0019】
また、ストッパ13は、払出口12の上方に位置する平板部13bと、この平板部13bの上端から斜め後ろ上がりに形成された傾斜部13cとを有しており、上記押圧部材5と平板部13bの間に多数の商品Sを保持することにより、商品通路11内に多数の商品Sを収納している。図3乃至図6に示すように、ストッパ13の背面側には、正面から見てほぼΓ形のプッシャ14がストッパ13に近接して配置されており、このプッシャ14は、左右方向に延びるアーム14aと、このアーム14aの左端部から下方に延びるベース14bと、ベース14bの上部から後方に延びるコネクタ14cと、を備えている。
【0020】
図4(a)および図5に示すように、商品ラック10の左側壁11aの前部には、上下端部に1対の突片11e,11eが形成されており、これらの突片11e,11eの間に上下方向に延びるシャフト15が固定されている。コネクタ14cの右側面には、図4に示すように、2つの軸受14d,14dが形成されており、各軸受14dの軸受孔にシャフト15が嵌合している。コネクタ14cは、これらの軸受14d,14dを介して、シャフト15に沿って上下方向にスライド可能であり、これにより、プッシャ14は、商品通路11内の最前位置の商品Sの上方に位置する待機位置(図6(a)に示す位置)から最前位置の商品Sを下方に押す押出位置(図6(e)に示す位置)との間で移動可能になっている。また、シャフト15には、コイルばね15aが嵌装されており、このコイルばね15aによってコネクタ14cが所定位置に保持されることにより、プッシャ14は、上記待機位置に保持されている。この待機位置におけるアーム14aの高さは、プッシャ14のサイズを変更することにより、上記ストッパ13の高さと同様に、商品通路11内に収納した商品Sの高さに応じて変更される。さらに、コネクタ14cには、その後端から前方に延びる溝M1が形成されており、この溝M1には、後述する駆動機構20の駆動ピン24が嵌合している。
【0021】
商品ラック10の前端部の下面には、商品通路11の底壁11bに連なるように、フラッパ16が取り付けられている。フラッパ16は、後端部が商品ラック10の下面に回動自在に取り付けられたプレート16aと、このプレート16aの左端部から上方に延びるアーム16bと、このアーム16bの先端に固定された係合ピン16c(係合部)と、を備えている。上記プッシャ14のベース14bの下部には、くの字形の溝M2(図4参照)が形成されており、係合ピン16cは、この溝M2にスライド可能に嵌合している。これにより、図6に示すように、プッシャ14が上記待機位置と上記押出位置との間でスライドした場合に、フラッパ16は、係合ピン16cが溝M2に案内されることによって、ほぼ水平な保持位置(図6(a)に示す位置)と、斜め前下がりの払出位置(図6(b)に示す位置)との間で連動して回動する。
【0022】
図3乃至図5に示すように、駆動機構20が、商品ラック10の右側部および上部に近接して配置されており、この駆動機構20は、販売機本体3に固定されたベース板21に取り付けられている。駆動機構20は、モータ22を備えており、このモータ22の回転力が、ギア機構23および3つのギアG1〜G3を介して駆動ギアG4に伝達されるようになっている。駆動ギアG4は、図4に示すように、ほぼ後半部にのみギア歯を有するセクタギアであり、ギア歯のない前半部の外周の所定位置には、駆動ピン24が固定されている。この駆動ピン24は、上記コネクタ14cの溝M1と係合しており、これにより、モータ22が回転した場合に、駆動ギアG4が回転し、駆動ピン24がコネクタ14cを駆動することによって、プッシャ14が上下方向に駆動される。この駆動機構20は、図3(a)に示すように、正面から見た場合に、商品ラック10の両端からほとんどはみ出すことがなく、コンパクトに構成されている。
【0023】
さらに、商品ラック10は、販売機本体3内に格納される格納位置(図1(b)に示す位置)と、販売機本体3内から引き出される引き出し位置(図示せず)との間で前後方向に引き出し自在になっている。商品Sのローディング時には、商品ラック10は、引き出し位置まで引き出され、商品通路11内に商品Sを収納された後、格納位置に格納される。この格納時、コネクタ14cがコイルばね15aによって上記所定位置に保持されているので、駆動機構20の駆動ピン24が、コネクタ14cの溝M1と自動的に係合するようになっている。
【0024】
以上のように構成された商品収納払出装置1の動作について、説明する。商品Sの販売待機時には、図6(a)に示すように、プッシャ14は、待機位置にあり、フラッパ16は、ほぼ水平な保持位置にあって、その係合ピン16cが溝M2の後端に位置している。このとき、押圧部材5とストッパ13の間には、多数の商品Sが保持されている。商品Sの販売時には、図示しない制御装置からの制御信号により、駆動機構20のモータ22が駆動され、駆動ギアG4が回転する。この回転により、駆動ピン24を介してプッシャ14が待機位置から図6(b)に示すように下方に移動すると共に、最前位置の商品Sに当接する。このとき、係合ピン16cが、プッシャ14の溝M2に案内され、前方に移動することにより、フラッパ16が連動して払出位置側に回動する。
【0025】
プッシャ14の下方への移動がさらに進むことによって、フラッパ16がさらに払出位置側に回動すると共に、プッシャ14のアーム14aに押されて最前位置の商品Sが下方に移動し、斜め前下がり状態のフラッパ16に当接する(図6(c)参照)。この後、ストッパ13が商品Sの上部から外れ、商品Sは、斜め前下がりの払出位置にあるフラッパ16に案内され、フラッパ16上をスライドしながら斜め前側下方に払い出される(図6(d)、図6(e)参照)。この払出時、図2に示すように、フラッパ16と、すぐ下側の商品ラック10のストッパ13の傾斜部13cとがほぼ連なることにより、商品Sは、この傾斜部13cに案内され、下側の商品ラック10に引っかかることなく、下方の販売口4cまでスムーズに送られる。
【0026】
以上詳述したように、本実施例に係る自動販売機の商品収納払出装置1によれば、商品販売時に、商品Sは、フラッパ16に案内され、斜め前側下方に払い出されると共に、すぐ下側の商品ラック10のストッパ13の傾斜部13cによって斜め前側下方に案内される。このように、商品Sは、水平状態の商品ラック10から斜め前側下方に払い出され、払い出された商品Sが下方の商品ラック10に当たったり、引っかかったりすることがない。したがって、商品Sの販売動作に支障をきたすことなく、多数の商品ラック10を、販売機本体3内に水平な状態で上下方向に配置できるので、販売機本体3内の空間を有効に利用し、商品Sの収納効率を向上させることができる。
【0027】
また、フラッパ16は、斜め前下がりの払出位置までしか回動しないので、図7に示す従来のストッパ93のように、商品ラック92に対しほぼ直角な角度まで回動する場合と比べて、商品ラック10,10間の上下方向の間隔を狭めて配置することができ、商品Sの収納効率をさらに向上させることができる。さらに、プッシャ14の上下方向のスライドに連動してフラッパ16が回動するので、商品Sの払出動作を確実に行うことができる。また、駆動機構20がコンパクトな横幅を有し、商品ラック10の両側からほとんどはみ出さないので、商品ラック10,10間の左右方向の間隔を狭めて配置することができ、商品Sの収納効率をより一層、向上させることができる。
【0028】
また、商品ラック10が販売機本体3から前後方向に引き出し自在なので、従来の斜め上方に引き出す場合と比べて、商品Sのローディング作業時の作業性を向上させることができる。さらに、商品ラック10と駆動機構20が別体なので、モータ22への電気配線を商品ラック10側に行う必要が無くなり、製作が容易になる。
【0029】
なお、上記実施形態においては、フラッパ16の係合ピン16cがプッシャ14の溝M2に嵌合しており、プッシャ14の上下方向のスライドに連動してフラッパ16が回動するように構成したが、これに限らず、フラッパ16がプッシャ14とは連動しない構成としてもよい。例えば、上記実施形態におけるフラッパ16の係合ピン16cおよびアーム16bと、プッシャ14の溝M2とを省略し、フラッパ16が、回動自在でねじりコイルばねにより付勢され、常時、保持位置に保持されるプレート16aのみを有しており、商品販売時にプッシャ14のアーム14aにより下方に押された商品S自身が、このプレート16aを払出位置に回動させるように構成してもよい。このようにすれば、上記実施形態と同様に、商品Sはプレート16aに案内され、商品ラック10から斜め前側下方に払い出され、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。また、上記実施形態よりも構成を単純化できると共に、商品サイズに応じてプッシャ14とフラッパ16の係合部の調整などを行う必要がなくなるので、製作が容易になる。
【0030】
【発明の効果】
以上のように、本発明の自動販売機の商品収納払出装置によれば、自動販売機内の空間を有効に利用でき、自動販売機における商品の収納効率を向上させることができる。また、払い出された商品と商品ラックとの干渉をより確実に防止できる。さらに、商品ローディング時の操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る商品収納払出装置を適用した自動販売機の(a)正面図と、(b)側断面図である。
【図2】商品収納払出装置の要部拡大図である。
【図3】商品収納払出装置を示す(a)正面図と、(b)平面図である。
【図4】商品収納払出装置を示す(a)左側面図と、(b)右側断面図である。
【図5】商品収納払出装置の概略構成を示す斜視模式図である。
【図6】商品収納払出装置の商品の払出動作を示す側断面図である。
【図7】従来の商品収納払出装置における商品の払出動作を示す側断面図である。
【符号の説明】
1 商品収納払出装置
2 自動販売機
3 販売機本体(自動販売機本体)
5 押圧部材
10 商品ラック
11 商品通路
12 払出口
13 ストッパ
13c 傾斜部
14 プッシャ
16 フラッパ
S 商品

Claims (3)

  1. 多数の商品を前後方向に並べて収納する商品通路を有し、前端部にこの商品通路から前記商品を払い出すための払出口が形成された商品ラックと、
    前記商品通路内に収納された前記商品を前記払出口側に押圧する押圧部材と、
    前記払出口に臨んで設けられ、前記商品の上部と当接することにより、前記押圧部材との間に前記商品を保持可能なストッパと、
    前記払出口に臨んで設けられ、前記商品通路に収納された最前位置の前記商品の上方に位置する待機位置と、当該最前位置の前記商品を下方に押す押出位置との間で上下方向に移動可能なプッシャと、
    前記商品通路の前端に連なり、前記払出口に臨んで設けられ、前記商品を保持するほぼ水平な保持位置と、前記商品を払い出す斜め前下がりの払出位置との間で回動可能で、前記プッシャが前記押出位置側に移動するときに前記払出位置側に回動し、前記プッシャが前記待機位置側に移動するときに前記保持位置側に回動するフラッパと、
    前記商品の販売待機時には、前記プッシャを前記待機位置に保持し、前記商品の販売時には、前記プッシャを前記待機位置から前記押出位置に駆動する駆動機構と、を備え
    前記プッシャは、前記フラッパの回動動作を案内するための溝を有し、
    前記フラッパは、前記溝に摺動自在に係合する係合部を有するとともに、前記プッシャの移動時に前記係合部が前記溝に沿って案内されながら回動することを特徴とする自動販売機の商品収納払出装置。
  2. 前記商品ラックは、上下方向に複数配置されており、前記ストッパは、上端部に斜め前下がりに形成され、上方の前記商品ラックから払い出された前記商品を斜め前下方に案内可能な傾斜部を有することを特徴とする請求項1に記載の自動販売機の商品収納払出装置。
  3. 前記商品ラックは、自動販売機本体内から前方に引き出し自在に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の自動販売機の商品収納払出装置。
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