JP4289780B2 - 自動販売機の商品収納払出し装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、前後方向に延びる商品通路に複数の商品を吊り下げた状態でかつ前後方向に並んだ状態で収納するとともに、販売時に、最前に位置する商品を商品通路から払い出す自動販売機の商品収納払出し装置に関し、特に、払い出された商品を前方のバケットに受け渡すシュートに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の自動販売機の商品収納払出し装置を、本出願人は既に提案している(例えば特願平11−251854号)。この商品収納払出し装置は、自動販売機内に設けられた水平な商品ラックと、この商品ラック上に取り付けられた商品払出し機構とを備えている。商品払出し機構は、前後方向に水平に延び、複数の商品が前後方向に並べて吊り下げられる商品吊り下げ棒を有している。この商品吊り下げ棒の表面には、螺旋状に連続して延びる螺旋凸部が設けられており、販売時に、商品吊り下げ棒が所定方向に回転するようになっている。一方、商品ラック上の商品通路の前端部には、商品吊り下げ棒の前端部の真下に位置し、前下がりに傾斜したシュートが設けられている。
【0003】
このような商品収納払出し装置を有する自動販売機では、販売時に、商品が選択されると、商品を商品取出口に搬送するためのバケットが、選択された商品を吊した状態で収納する商品通路の前方に移動する。その後、商品吊り下げ棒が所定方向に回転すると、これに吊り下げられた各商品は、螺旋凸部の上端部分に徐々に押され、前方に送り出される。そして、最前に位置する商品が、商品吊り下げ棒の前端から離脱し落下する。この落下した商品は、シュート上に一旦落下し、このシュート上を滑降することにより、商品通路から払い出され、前方のバケットに収容される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記シュートは、商品ラックに固定して取り付けられるものであり、また、商品ラックの前方で移動するバケットに、シュート自体が当たらないようにするために、商品ラックよりも前方にあまり突出しないように配置されている。つまり、シュートは、バケットの移動スペースとの間に、ある程度の隙間を存して配置されている。このため、払い出された商品が、上記隙間に入ることなく、バケットに確実に受け渡されるようにするために、販売可能な商品が、その隙間よりも厚みのあるものに限定されてしまい、多様な商品、特に極めて薄い商品などを販売することができない。このような点において、上記商品収納払出し装置には改善の余地がある。
【0005】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、吊り下げた状態で収納された商品が厚みの薄いものであっても、その商品を、販売時に、前方のバケットに円滑かつ確実に受け渡すことができる自動販売機の商品収納払出し装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る自動販売機の商品収納払出し装置は、前後方向に延びる商品通路に複数の商品を吊り下げた状態でかつ前後方向に並んだ状態で収納するとともに、販売時に、複数の商品のうちの最前に位置する商品を、商品通路から前方に払い出す自動販売機の商品収納払出し装置であって、販売時に、払い出された商品を受け取り搬出するために、商品通路の前方に移動するバケットと、商品通路から払い出すべき商品を前方に滑降させることにより、バケットに受け渡すシュートと、を備え、シュートは、商品通路の底面の前端部に設けられ、待機位置と、この待機位置よりも前方に位置する受渡し位置との間でスライド自在のシュート本体と、販売時に、シュート本体を、待機位置から受渡し位置に駆動する駆動手段と、を有し、シュート本体は、待機位置と受渡し位置との間で前後方向にスライド自在の第1プレートと、この第1プレートに前端部が回動自在に連結され、ほぼ水平な水平位置と、前下がりに傾斜した傾斜位置との間で回動可能な第2プレートと、を有し、第2プレートが、駆動手段により、水平位置から傾斜位置に駆動されることにより、第1プレートが待機位置から受渡し位置にスライドするように構成されており、駆動手段は、駆動源と、この駆動源により、左右方向に延びる軸線を中心に回転駆動される回転体と、この回転体の回転軸に回動自在に係合する回動自在の回動プレートと、この回動プレートに突設され、回動プレートの回動軸線から径方向に離れた位置から回動軸線とほぼ平行に延びるとともに、第2プレートに係合する係合突出部と、回転体および回動プレートに係合し、回転体の回転による摩擦力によって、回動プレートを回動駆動する回動プレート駆動手段と、この回動プレート駆動手段によって回動プレートが駆動されたときに、係合突出部を係止することにより、第2プレートを傾斜位置に位置決めするストッパと、を有していることを特徴とする。
【0007】
この構成によれば、吊り下げた状態でかつ前後方向に並んだ状態で商品通路に収納された複数の商品のうちの最前に位置する商品は、販売時に、シュート上に落下し、これに沿って滑降することによって、商品通路から前方に払い出され、商品通路の前方に移動したバケットに受け渡される。この場合、シュートのシュート本体は、駆動手段により、待機位置からこれよりも前方の受渡し位置に駆動されるので、バケットと商品通路との間の隙間をより小さくすることができる。これにより、商品がバケットに受け渡される際に、その隙間に入ってしまうのを大幅に低減することができ、厚みの薄い商品であっても、バケットに円滑かつ確実に受け渡すことができる。
【0009】
また、駆動手段により、第2プレートを水平位置から傾斜位置に駆動することにより、これに伴い、第1プレートが待機位置から受渡し位置にスライドする。すなわち、水平位置に位置する第2プレートを傾斜位置に向かって駆動するだけで、シュート本体を待機位置から受渡し位置に向かってスライドさせることができる。また、上記構成のシュートを有する商品収納払出し装置を、収納されている商品を外部から見えるようにした、いわゆるシースルータイプの自動販売機に適用した場合であっても、販売待機時には、第2プレートが水平位置に位置しているので、商品通路の前面下部を覆ってしまうことがない。これにより、商品の周囲の見栄えを損なうことがなく、しかも商品通路の下部をデッドスペースとすることもない。
【0011】
さらに、駆動源により、回転体が回転駆動されると、回動プレート駆動手段を介して、回転体の回転による摩擦力により、回動プレートが回動駆動され、この回動プレートに突設された係合突出部がストッパに係止されることにより、係合突出部に係合する第2プレートが傾斜位置に位置決めされる。この場合、駆動源によって、回転体が回転し続けても、回動プレートの係合突出部がストッパに係止された後は、回転体と回動プレートの間で滑りが生じるので、回動プレートや、第1プレートおよび第2プレートなどに過大な負荷がかかることはない。
【0012】
この場合、駆動源は、バケットに設けられていることが好ましい。
【0013】
この構成によれば、商品収納払出し装置が複数の商品通路を有する場合であっても、商品通路ごとに駆動源を設ける必要がないので、商品収納払出し装置を全体として低コストで製造することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態による商品収納払出し装置を適用した自動販売機を示している。同図に示すように、この自動販売機1は、通常の缶飲料商品やびん飲料商品だけでなく、のし袋などの薄物商品やスナック菓子などの袋物商品、さらにはボールペンなどの文具商品など、多様なタイプの商品Sを販売可能な大型の自動販売機であり、それらの商品Sを、前面の透明なスライディングドア2、2を通して正面から見ることができるとともに、ディスプレイとして利用する、いわゆるシースルータイプのものである。自動販売機1は、大型ボックス状の販売機本体3と、この販売機本体3内に設けられた商品収納払出し装置4などを備えている。
【0015】
販売機本体3は、その開放した前面に左右2枚の上記スライディングドア2、2が取り付けられており、各ドア2は、常時は閉状態でロックされており、商品Sの補充時などに開かれ、商品Sが前方から補充されるようになっている。また、販売機本体3には、ドア2、2の右方に、商品取出口5と、硬貨投入口7aや紙幣投入口7b、各商品Sごとに割り振られた商品番号を入力するための選択ボタン8、および入力された商品番号などを表示する表示部9などを有するコントロールパネル10が設けられている。なお、図示しないが、コントロールパネル10の裏側には、上記商品収納払出し装置4を含め販売機本体3内の各種の制御を行う、マイクロコンピュータからなる制御回路が設けられている。
【0016】
また、販売機本体3内には、左右2つの収納室11a、11bが形成されており、左側の収納室11aには上下6段、右側の収納室11bには上下8段の水平な商品ラック12がそれぞれ配置されている。そして、これらの商品ラック12と、各商品ラック12上に配置され、販売時に商品Sを払い出す商品払出し機構13などにより、商品収納払出し装置4が構成されている。
【0017】
右側の収納室11bの各段の商品ラック12上に配置された各商品払出し機構13、および左側の収納室11aの最上段の商品ラック12上に配置された各商品払出し機構13はいずれも、商品ラック12上に載置した状態で収納された缶飲料などの商品Sを、後方から押圧して前方に払い出す押圧式のものである。一方、左側の収納室11aの上から2段目以降の商品ラック12上に配置された各商品払出し機構13はいずれも、後述するように、商品Sを吊り下げた商品吊り下げ棒32を回転させることで、商品Sを払い出す吊し式のものである。なお、押圧式の商品払出し機構については、本出願人が既に提案した特願平11−251854号などにおいて詳述しているので、ここではその説明を省略する。
【0018】
図2および図3に示すように、各商品ラック12は、前後左右に水平に延びる底壁21と、この底壁21の前端から下方に直角に若干延びる前壁22と、底壁21の後端から上方に直角に延びる奥壁23と、この奥壁23の上端に上方に延びるように設けられ、商品払い出し機構13の後述する回転駆動ユニット33を係止するための係止壁24とを有している。前壁22には、前方に開口した取付溝22aが左右方向に延びるように形成されており、この取付溝22aに、商品払い出し機構13の後述する仕切ユニット34の前端部が係止される。一方、奥壁23には、上下の取付孔23a、23aが、所定等間隔で左右方向に多数並んで形成されており、上下の取付孔23a、23aに、仕切ユニット34の後端部が係止される。
【0019】
また、係止壁24には、上下方向に延びるスリット24aが、互いに所定間隔を存して上下方向に5列で、左右方向に多数並んで形成されている。そして、これらのうちの選択されたスリット24aに、回転駆動ユニット33の後端部が係止される。また、係止壁24の上部には、互いに所定間隔を存して左右方向に複数のコネクタ接続口24bが設けられている。各コネクタ接続口24bには、後述するラックハーネス102を介して電源100に接続されたコネクタ25(図8参照)が前向きに取り付けられている。なお、上記押圧式の商品払出し機構が配置された商品ラック12には、上記係止壁24が省略されている(図2参照)。
【0020】
このように構成された各商品ラック12に、左右方向に、適宜、間隔を存して、複数の商品払出し機構13が取り付けられている。そして、複数の商品払出し機構13のうち、隣り合う各2つの後述する仕切ユニット34の仕切壁51、51と、商品ラック12の底壁21とによって、前後方向に延びる商品通路31が画成され、各商品通路31に、同一品目の多数の商品Sが前後方向に並んだ状態で収納される。なお、各商品ラック12は、前方に引き出せるように構成されており、商品の補充時やメンテナンス時などには、前方に引き出した状態で作業を行うことができる。
【0021】
図3および図4に示すように、商品払出し機構13は、商品Sを吊り下げるための商品吊り下げ棒32を有するとともに、販売時に、これを回転駆動する回転駆動ユニット33と、前後方向に延びる上記仕切ユニット34と、によって構成されている。
【0022】
回転駆動ユニット33は、前後方向に水平に延びる商品吊り下げ棒32と、この商品吊り下げ棒32の後端寄りの部分を回転自在に支持するフレームケース41と、このフレームケース41に内蔵され、商品吊り下げ棒32を回転駆動するためのモータ42とを有している。
【0023】
商品吊り下げ棒32は、所定長さを有するとともに、商品SのパッケージSa(図9参照)の上部に形成された吊し孔Sbよりも小さい径を有する金属製の中実棒で構成されている。なお、パッケージSaに形成された吊し孔Sbは、通常、店頭販売時に、吊り下げ陳列用の吊り下げ棒に吊り下げるためのものであり、商品Sの正面から背面に向かって貫通するように形成されている。また、商品吊り下げ棒32の表面には、フレームケース41の前端付近から前方に向かって、金属製の線材が時計方向の螺旋状で密着して巻き付けられることにより、商品吊り下げ棒32に沿って連続して延びる螺旋凸部43が設けられている。なお、この螺旋凸部43を含めた商品吊り下げ棒32の径も、商品Sの吊し孔Sbよりも小さくなっている。さらに、商品吊り下げ棒32の後端部には、ギヤ32aが固定されている。
【0024】
フレームケース41は、側断面が直角三角形状に形成されており、その内部には、上記モータ42の他、このモータ42と商品吊り下げ棒32のギヤ32aとを連結するギヤボックス45が設けられている。また、フレームケース41の上面には、後述するモータハーネス104(図8参照)を介して、モータ42のプラス、マイナスの2つの端子に接続するコネクタ46が上向きに設けられている。さらに、フレームケース41の背壁41aには、後方に突出し、後端部が下方に直角に屈曲した複数の係止爪41bが設けられている(図4では1つのみ図示)。したがって、これらの係止爪41bを、上記係止壁24のスリット24aに前方から挿入することによって、回動駆動ユニット33が係止壁24に係止される。
【0025】
一方、仕切ユニット34は、前後方向に延びる仕切壁51と、上記回動駆動ユニット33のモータ42を作動させるためのスイッチ52と、販売時に、商品吊り下げ棒32から離脱し、落下した商品Sを前方に滑降させるシュート53と、スイッチ52をON/OFF切り替えするとともにシュート53を駆動するスイッチ・シュート駆動機構54(駆動手段)と、商品吊り下げ棒32に吊り下げられた複数の商品Sのうちの最前に位置する商品(販売商品)Sの姿勢を制御する姿勢制御部材55とを有している。
【0026】
仕切壁51は、前後方向に延びる仕切壁本体61と、この仕切壁本体61の前端部および後端部にそれぞれ取り付けられた前後のアタッチメント62、63などで構成されている。仕切壁本体61は、前後方向に延びる所定形状の2枚の金属板を組み合わせて構成され、内部に空間が形成されている。一方、前アタッチメント62には係止爪62aが、後アタッチメント63には上下2つの係止爪63a、63a(図4では上側のもののみ図示)が、それぞれ後方に突出するように設けられている。そして、これら前後の係止爪62aおよび63a、63aを、商品ラック12の前壁22の取付溝22aおよび奥壁23の取付孔23a、23aにそれぞれ差し込んで係止することにより、仕切壁51が、商品ラック12上に着脱自在の状態で取り付けられている。したがって、販売すべき商品Sの大きさや形状に応じて、仕切壁51を左右方向に移動設置させることで、商品通路31の通路幅を容易に調整することができる。
【0027】
また、前アタッチメント62には、スイッチ・シュート駆動機構54の後述する第1ギヤ81が、前方に臨み、左右方向の軸線を中心として回転自在に支持されている。なお、この前アタッチメント62は、上記の押圧式の商品払出し機構と共用される。
【0028】
図5に示すように、スイッチ52は、支持板64を介して、仕切壁本体61内に所定の姿勢で支持されている。このスイッチ52は、スイッチ本体52aと、先端部にローラ52bを有するとともに、基端部がスイッチ本体52aに板ばねを介して連結された操作部52cとを有している。この操作部52cがスイッチ本体52a側に押圧されることで、スイッチ52がOFFとなり、逆に、その押圧が解除されることで、スイッチ52がONとなる。
【0029】
シュート53は、仕切壁本体61の前端部の右側、すなわち商品通路31側に設けられている。このシュート53は、仕切壁本体61の底部から右方に延びるシュート支持板71と、このシュート支持板71上に設けられたシュート本体72と、シュート本体72を駆動するとともに、上記スイッチ52をON/OFF切り替えする上記スイッチ・シュート駆動機構54と、を有している。
【0030】
シュート支持板71は、平面形状が矩形状に形成されており、右端部が上方に屈曲し、この屈曲した部分に前後方向に延びる長孔71aが形成されている。そして、この長孔71aと、これと左右対称になるように、上記仕切壁本体61に形成された長孔61b(図5(a)参照)とに、シュート本体72の後述するガイドシャフト73aの両端部がそれぞれ係合している。
【0031】
シュート本体72は、左右方向に延びる上記ガイドシャフト73aが後端部に設けられ、このガイドシャフト73aに案内されながら、シュート支持板71上を前後方向にスライドするスライドプレート73(第1プレート)と、このスライドプレート73に連結されたシュートプレート74(第2プレート)とを有している。これらのスライドプレート73およびシュートプレート74は、前端部同士が互いに回動自在に連結されている。また、シュートプレート74の下面には、スイッチ・シュート駆動機構54の後述する連結シャフト86が連結されている。
【0032】
スイッチ・シュート駆動機構54は、上記第1ギヤ81と、これにかみ合う第2ギヤ82と、この第2ギヤ82にかみ合う第3ギヤ83(回転体)と、第3ギヤ83の回転軸83a(図6参照)に回動自在に係合する回動プレート84と、第3ギヤ83の回転による摩擦力によって、回動プレート84を駆動する回動プレート駆動部85(回動プレート駆動手段)とを有している。第2ギヤ82および第3ギヤ83は、仕切壁本体61内に回転自在に支持されている。
【0033】
図5、6に示すように、回動プレート84は、所定形状の金属板の一端部が、適宜、屈曲されるとともに、ほぼ中央部に、第3ギヤ83の回転軸83aが遊挿される遊挿孔84bを有している。また、回動プレート84の他端部には、第3ギヤ83の回転軸83aと平行に右方に突出し、上記シュートプレート74に連結する連結シャフト86(係合突出部)が設けられている。この連結シャフト86は、仕切壁本体61に形成された円弧状のガイド溝61a(ストッパ)に遊挿されている。このガイド溝61aは、図3および図5(a)などに示すように、第3ギヤ83の回転軸83aのほぼ真下から斜め前の位置まで、回転軸83aを中心とする円弧状に延びている。したがって、連結シャフト86は、このガイド溝61aの下側の端部から上側の端部までの間を移動することが可能であり、これに伴い、回動プレート84の回動範囲が規制される。また、回動プレート84の他端部には、引っ張りばね84c(図10、12参照)が連結されており、これにより、回動プレート84が図5において、反時計方向に回動するように付勢されている。
【0034】
このように構成された回動プレート84は、回動プレート駆動部85を介して、第3ギア83の回転軸83aに取り付けられている。この回動プレート駆動部85は、図6に示すように、第3ギヤ83と回動プレート84の間に配置された圧縮ばね87と、回動プレート84を間にして、圧縮ばね87と反対側に位置し、第3ギヤ83の回転軸83aに遊挿された、摩擦板としての環状のフェルト88と、第3ギヤ83の回転軸83aの右端部に固定されたブッシュ89とで構成されており、回動プレート84が圧縮ばね87によって、回転軸83の右端部に向かって押圧されている。したがって、第3ギヤ83が回転すると、この回転による摩擦力によって、回動プレート84が回動する。
【0035】
このように構成されたスイッチ・シュート駆動機構54により、スイッチ52のON/OFF切り替えおよびシュート53の駆動が、次のように行われる。すなわち、図5に示すように、販売待機時においては、同図(a)に示すように、回動プレート84は、引っ張りばね84cによって、反時計方向に回動するように付勢されているため、連結シャフト86が仕切壁本体61のガイド溝61aの下側の端部に当接している。これにより、回動プレート84は、屈曲部84が上側に位置する一方、連結シャフト86が下側に位置するような起立した姿勢(以下「起立姿勢」という)に保持される。この場合、回動プレート84は、屈曲部84aがスイッチ52の操作部52cを押圧することで、スイッチ52をOFFの状態にするとともに、シュート本体72に対して何ら作用することがなく、これを図5(a)に示す待機位置に保持する。
【0036】
一方、販売時においては、第1ギヤ81が後述するバケット111の駆動ギヤ123(図9、10参照)によって、時計方向に回転駆動されると、これに伴い、第2ギヤ82を介して第3ギヤ83も時計方向に回転する。そうすると、第3ギヤ83の回転による摩擦力により、回動プレート84が、上記引っ張りばね84cに抗して、時計方向に回動する。そして、連結シャフト86がガイド溝61aの上側の端部に当接し、回動プレート84は、図5(b)に示すように、ほぼ水平な姿勢(以下「水平姿勢」という)となる。この場合、回動プレート84の屈曲部84aは、スイッチ52の操作部52cから離れることで、スイッチ52をONの状態にする。加えて、連結シャフト86がガイド溝61aの上側の端部まで移動することによって、シュートプレート74を水平な水平位置(図5(a)の位置)から前下がりに傾斜した傾斜位置(図5(b)の位置)に駆動し、これに伴い、スライドプレート73が待機位置(図5(a)の位置)からこれよりも前方、具体的には、商品通路の前端よりも若干前方の受渡し位置(図5(b)の位置)まで移動する。なお、第3ギヤ83の回転が停止すると、水平姿勢の回動プレート84は、引っ張りばね84cによって、図5(a)に示す元の起立姿勢に戻る。これに伴い、シュートプレート74およびスライドプレート73は、水平位置および待機位置にそれぞれ戻る。
【0037】
図7は、上記シュートプレート74に取付可能な2つのシュートアダプタ91、91と、販売商品Sの姿勢を制御するために、仕切壁本体61に取り付けられる姿勢制御部材55の取付前の状態を示している。シュートアダプタ91は、平面形状が矩形状に形成され、前後方向の寸法がシュートプレート74のそれとほぼ同じで、左右方向の寸法がシュートプレート74のそれよりも長くなっており、シュートプレート74上にねじ止めできるようになっている。したがって、商品Sの左右方向の寸法が、シュートプレート74のそれよりも大きいときには、その商品Sに応じて、左右方向の寸法の大きなシュートアダプタ91を適宜選択し、シュートプレート74に取り付けておくことにより、販売時に、シュートアダプタ91上に落下した販売商品Sを、安定して滑降させ、商品通路31から前方に円滑に払い出すことが可能となる。
【0038】
また、シュートアダプタ91の上面には、商品Sに応じた摩擦係数を有するシート91aが取り付けられている。例えば、商品Sが、前後方向の厚みが非常に薄いものである場合などには、摩擦係数の小さい材質のもの(例えば、高密度ポリエチレン)でシート91aを構成することにより、シート91a上に落下した商品Sを滑りやすくすることで、その商品Sは、直ぐに前下がりに傾斜した姿勢となる。これにより、商品通路31から払い出される商品Sが、厚みの薄いものであっても、バケット111と商品通路31との間の隙間に入ることなく、バケット111に円滑に受け渡される。また、商品Sが、前後左右の寸法が小さくかつ下端部がとがっているものである場合などには、摩擦係数の大きな材質のもの(例えば、ゴム)でシート91aを構成することにより、上記の場合とは逆に、商品Sを滑りにくくすることで、商品Sは、その上端部から前方に倒れるようにして、商品通路31から払い出される。この場合も上記と同様に、商品Sは、バケットと商品通路31との間の隙間に入ることなく、バケット111に円滑に受け渡される。このように、商品Sに応じて、適切な摩擦係数を有する材質で構成したシート91aを有するシュートアダプタ91を、シュートプレート74に装着することにより、多種多様な販売商品Sを、バケットに適切かつ確実に受け渡すことができる。
【0039】
一方、姿勢制御部材55は、例えば、商品通路31に左方から斜め前方に突出するように(図9、11参照)、仕切壁本体61に取り付けられることにより、最前に位置する販売商品Sの姿勢を制御するためのものである。この姿勢制御部材55は、金属板などからなり、図7に示すように、仕切壁本体61に固定ねじ93によって固定されかつ一段下がった基端部から、先端部に向かって若干細くなるように形成されている。また、基端部の外周には、上下方向の軸線を中心とする互いに異なる角度位置に形成された複数の切欠き55aが形成されている。これらの切欠き55aは、姿勢制御部材55が仕切壁本体61に取り付けられたときに、仕切本体61の上面に設けられた突起94に、選択的に係合するものであり、これにより、商品Sに応じて、姿勢制御部材55を、上下方向の軸線を中心とする複数の角度位置で、段階的に容易に固定することが可能となる。なお、この姿勢制御部材55による販売商品Sの姿勢制御については、後述する商品Sの払出し動作の説明において合わせて説明する。
【0040】
図8は、商品収納払出し装置4の配線図である。同図に示すように、商品収納払出し装置4は、電源100に接続された本体ハーネス101と、これに並列で接続され、商品ラック12ごとに配線されたラックハーネス102と、モータ42とフレームケース41のコネクタ46とを接続するモータハーネス104と、ラックハーネス102およびモータハーネス104に接続されたスイッチハーネス103とを有している。
【0041】
ラックハーネス102は、商品ラック12の係止壁24の裏側に配線されており、本体ハーネス101に接続されたコネクタ102aと、係止壁24に固定して配線された部分との間には、商品ラック12を前方に引き出し可能な十分な長さを有している。また、スイッチハーネス103は、2つのコネクタ103aおよび103bを有しており、一方のコネクタ103aは、係止壁24に取り付けられたコネクタ25に接続され、他方のコネクタ103bは、フレームケース41に取り付けられたコネクタ46に接続されている。このスイッチハーネス103により、商品払出し機構13における回転駆動ユニット33のモータ42と、仕切ユニット34のスイッチ52とが直列で接続されるとともに、商品払出し機構13の配線(モータハーネス103およびスイッチハーネス104)が、ラックハーネス102に並列で接続される。なお、スイッチハーネス103は、回転駆動ユニット33の商品吊り下げ棒32に吊り下げられる商品Sの大きさや形状によって、回動駆動ユニット33と仕切ユニット34との距離を、ある程度自由に変更するのに十分な長さを有している。なお、スイッチハーネス103のコネクタ103aについては、係止壁24の複数のコネクタ25のうち、最寄りのものに接続すればよい。
【0042】
ここで、商品払出し機構13によって、販売時に、商品通路31から前方に払い出された商品Sを受け取り、商品取出口5に搬出するバケット111について簡単に説明する。バケット111は、図9および10に示すように、商品ラック12の前方で、上下左右に移動自在に構成されており、背面側の上半部が開口し、この開口部分112aを介して、払い出された商品Sを内部に収容するためのボックス状のバケット本体112と、このバケット本体112の左側壁に設けられた第1駆動機構113と、バケット本体112の右側壁に設けられた第2駆動機構114などを有している。第1駆動機構113は、左右両側面に複数のカム溝を有するカム円板121と、このカム円板121を回転駆動するカムモータ122と、バケット本体112の後端部に、回転自在でかつ前後方向に揺動自在に支持された駆動ギヤ123とを有している。販売時に、カムモータ122が作動し、カム円板121が所定角度回転することにより、駆動ギヤ123は、後方に突出し、上記商品払出し駆動機構13の第1ギヤ81にかみ合う。一方、第2駆動機構114は、商品送りモータを124を有しており、この商品送りモータ124が作動することで、左右方向に延びる断面三角形状の三角ドラム126が反時計方向に回転するとともに、これを介して、上記駆動ギヤ123が所定方向に回転するようになっている。三角ドラム126は、上記開口部分112aの下端部に設けられており、商品通路31から払い出される商品Sを、バケット本体112の内部に送り出すためのものである。また、バケット本体112の後端部には、上記三角ドラム126よりも若干上方の位置に、商品Sがバケット本体112の後端部に達したか否かを検知するための光センサからなる商品センサ125が設けられている。
【0043】
次に、販売時における上記商品払出し機構13による商品Sの払出し動作について、図9〜図13を参照して説明する。なお、商品Sを商品吊り下げ棒32に吊り下げて収納する場合には、商品Sの吊し孔Sbを、商品吊り下げ棒32にその前端から挿通させ、商品吊り下げ棒32の後端寄りに詰めるようにして順次収納する。なおこの場合、各商品Sの吊し孔Sbが、螺旋凸部43の隣接する2つの上端部分(線条部分)間に位置するようにする。
【0044】
販売時に、購入者によって所望の商品Sが選択されると、図9および10に示すように、バケット111が、選択された商品Sを吊り下げた状態で収納する商品通路31の前方に移動して停止する。そして、バケット111のカムモータ122が作動することで、カム円板121が所定角度回転し、これにより、図11および12に示すように、駆動ギア123が後方に突出して第1ギア81にかみ合う。次いで、バケット111の商品送りモータ124が作動することで、三角ドラム126が回転駆動されるとともに、駆動ギア123が回転駆動され、これにより、第1ギヤ81が回転し、これに伴い、第3ギヤ83も回転する。
【0045】
そうすると、起立姿勢の回動プレート84が回動し、水平姿勢となる。これにより、スイッチ52がONになることで、回転駆動ユニット33のモータ42が作動する一方、シュートプレート74およびスライドプレート73がそれぞれ、傾斜位置および受渡し位置に移動する。そして、モータ42の作動により、商品吊り下げ棒32が回転し、これに吊り下げられた各商品Sは、吊し孔Sbの縁部が螺旋凸部43の上端部分に徐々に押され、前方に送り出される。
【0046】
商品吊り下げ棒32の前端に達した販売商品Sは、商品吊り下げ棒32から離脱し、シュートプレート74、あるいはこれに装着されたシュートアダプタ91上に落下する。この落下時に、販売商品Sは、姿勢制御部材55によって、上下方向の軸線回りに右前に傾斜しながら、シュートプレート74上を前方に滑降することにより、商品通路31から前方に払い出される。このように、落下時の販売商品Sの姿勢を制御することにより、その販売商品Sが前後方向の厚みの小さいものであっても、バケット111に受け渡される際の前後方向の寸法を大きくすることができ、販売商品Sが商品通路31とバケット111との隙間に入ることなく、販売商品Sがバケット111に確実に受け渡されるとともに、商品センサ125による検知も確実に行うことができる。
【0047】
そして、商品Sが前方のバケット111の開口部分112aに達したことが、商品センサ125で検知されると、具体的には、図13に示すように、商品センサ125の発光素子からの光が販売商品Sで所定時間(例えば、5ミリ秒間)遮断されると、回転駆動ユニット33のモータ42に供給されていた電源も遮断され、モータ42が停止する。これに伴い、商品吊り下げ棒32の回転も停止する。だだし、商品送りモータ124は、商品センサ125の遮光の開始後、所定時間(例えば300ミリ秒)、作動を継続してから停止する。これにより、三角ドラム126によって商品Sがバケット本体112の内部に送られ、収容される。
【0048】
またこの場合、販売商品Sの直後に位置し、その販売商品が払い出された後に自らが販売商品となる次販商品Sは、その前面の左側部が姿勢制御部材55に当接することで、正面をほぼ真っ直ぐ前方に向くように姿勢制御される。これにより、購入者や自動販売機1の前を通る人に対し、販売商品Sを適切に見えるようにすることができ、商品自体をディスプレイとして有効に活用することができる。
【0049】
そして、商品送りモータ124の停止後、所定時間(例えば150ミリ秒)経過してから、バケット111のカムモータ122が作動し、カム円板121が所定のイニシャルポジションまで回転する。これにより、第1ギヤ81にかみ合っていた駆動ギヤ123が、第1ギヤ81から離れ、突出前の元の位置に戻る。また、駆動ギヤ123が第1ギヤ81から離れることに伴い、水平位置の回動プレート84が起立姿勢に自動復帰し、これにより、シュートプレート74およびスライドプレート73がそれぞれ水平位置および待機位置に戻る。その後、バケット111が商品取出口5に移動し、収容した商品Sを搬出して、販売が完了する。
【0050】
以上詳述したように、本実施形態の商品収納払出し装置4によれば、販売時に、商品Sが商品通路31から前方のバケット111に受け渡される際に、シュート本体72(スライドプレート73)が、待機位置からこれよりも前方の受渡し位置に移動するので、バケット111と商品通路31との間の隙間をより小さくすることができる。これにより、商品Sがバケット111に受け渡される際に、その隙間に入ってしまうのを大幅に低減することができ、厚みの薄い商品であっても、バケット111に円滑かつ確実に受け渡すことができる。
【0051】
また、販売時に選択された商品Sを収納する商品通路31の前方に移動するバケット111によって、商品払出し機構13のスイッチ52をONにすることにより、商品払出し機構13を作動させるので、従来に比べて、商品払出し機構13の構造を単純化することができるとともに、メンテナンスを容易に行うことができる。この商品払出し機構13は、回転駆動ユニット33と仕切ユニット34の2つのユニットで構成され、しかも、それらのユニット33、34は、スイッチハーネス103によってのみ繋がっているので、一方のユニットが故障したときには、故障したユニットのみを正常なものに交換するだけでよい。また、商品払出し機構13の構造を単純化できる分、部品点数を低減することができ、商品収納払出し装置4を全体として低コストで製造することができる。
【0052】
なお、本発明は、説明した上記実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、実施形態では、吊し式の商品払出し機構のモータをバケットによるスイッチング操作で作動させる場合についてのみ説明したが、押圧式の商品払出し機構に適用してもよい。また、実施形態で示した商品収納払出し装置の細部の構成などは、あくまで例示であり、本発明の趣旨の範囲内で適宜、変更することができる。
【0053】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の自動販売機の商品収納払出し装置は、吊り下げた状態で収納された商品が厚みの薄いものであっても、その商品を、販売時に、前方のバケットに円滑かつ確実に受け渡すことができるなどの効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による商品収納払出し装置を適用した自動販売機を示す正面図である。
【図2】図1の自動販売機の左側の収納室の一部を示す正面図であり、商品を収納していない状態を示す。
【図3】商品払出し機構が設置された商品ラックの一部を示す斜視図である。
【図4】回転駆動ユニットおよび仕切ユニットの内部構造を示す斜視図である。
【図5】回転駆動ユニットの前端部のシュートまわりを示す斜視図であり、(a)はシュートが待機位置に位置する状態、(b)はシュートが受渡し位置に位置する状態を示す。
【図6】スイッチ・シュート駆動部を示す分解斜視図である。
【図7】シュートに装着されるアダプタシュートと、姿勢制御部材との取付前の状態を示す斜視図である。
【図8】商品収納払出し装置の配線の一部を示す図である。
【図9】販売時における商品の払出し動作を説明するための斜視図であり、払出し動作の開始直前の状態を示す。
【図10】図9のシュートのまわりを示す側断面図である。
【図11】販売時における商品の払出し動作を説明するための斜視図であり、払出し動作の途中の状態を示す。
【図12】図11のシュートのまわりを示す側断面図である。
【図13】商品センサ、商品送りモータおよびバケット側のカムモータの作動状態を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 自動販売機
4 商品収納払出し装置
13 商品払出し機構
31 商品通路
53 シュート
54 スイッチ・シュート駆動機構(駆動手段)
61a ガイド溝(ストッパ)
72 シュート本体
73 スライドプレート(第1プレート)
74 シュートプレート(第2プレート)
83 第3ギヤ(回転体)
83a 回転軸
84 回動プレート
85 回動プレート駆動部(回動プレート駆動手段)
86 連結シャフト(係合突出部)
111 バケット
S 商品

Claims (2)

  1. 前後方向に延びる商品通路に複数の商品を吊り下げた状態でかつ前後方向に並んだ状態で収納するとともに、販売時に、前記複数の商品のうちの最前に位置する商品を、前記商品通路から前方に払い出す自動販売機の商品収納払出し装置であって、
    販売時に、払い出された商品を受け取り搬出するために、前記商品通路の前方に移動するバケットと、
    前記商品通路から払い出すべき商品を前方に滑降させることにより、前記バケットに受け渡すシュートと、を備え、
    当該シュートは、前記商品通路の底面の前端部に設けられ、待機位置と、この待機位置よりも前方に位置する受渡し位置との間でスライド自在のシュート本体と、
    販売時に、前記シュート本体を、前記待機位置から前記受渡し位置に駆動する駆動手段と、を有し
    前記シュート本体は、前記待機位置と前記受渡し位置との間で前後方向にスライド自在の第1プレートと、
    この第1プレートに前端部が回動自在に連結され、ほぼ水平な水平位置と、前下がりに傾斜した傾斜位置との間で回動可能な第2プレートと、を有し、
    前記第2プレートが、前記駆動手段により、前記水平位置から前記傾斜位置に駆動されることにより、前記第1プレートが前記待機位置から前記受渡し位置にスライドするように構成されており、
    前記駆動手段は、駆動源と、
    この駆動源により、左右方向に延びる軸線を中心に回転駆動される回転体と、
    この回転体の回転軸に回動自在に係合する回動自在の回動プレートと、
    この回動プレートに突設され、当該回動プレートの回動軸線から径方向に離れた位置から当該回動軸線とほぼ平行に延びるとともに、前記第2プレートに係合する係合突出部と、
    前記回転体および前記回動プレートに係合し、当該回転体の回転による摩擦力によって、前記回動プレートを回動駆動する回動プレート駆動手段と、
    この回動プレート駆動手段によって前記回動プレートが駆動されたときに、前記係合突出部を係止することにより、前記第2プレートを前記傾斜位置に位置決めするストッパと、
    を有していることを特徴とする自動販売機の商品収納払出し装置。
  2. 前記駆動源は、前記バケットに設けられていることを特徴とする請求項1に記載の自動販売機の商品収納払出し装置。
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