JP2000113311A - 自動販売機の商品搬出装置 - Google Patents

自動販売機の商品搬出装置

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JP2000113311A
JP2000113311A JP10280340A JP28034098A JP2000113311A JP 2000113311 A JP2000113311 A JP 2000113311A JP 10280340 A JP10280340 A JP 10280340A JP 28034098 A JP28034098 A JP 28034098A JP 2000113311 A JP2000113311 A JP 2000113311A
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    • G07F11/02Coin-freed apparatus for dispensing, or the like, discrete articles from non-movable magazines
    • G07F11/04Coin-freed apparatus for dispensing, or the like, discrete articles from non-movable magazines in which magazines the articles are stored one vertically above the other
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    • G07F11/165Delivery means using xyz-picker or multi-dimensional article picking arrangements
    • G07F11/1653Delivery means using xyz-picker or multi-dimensional article picking arrangements the picking arrangements being collecting buckets

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品の形状や寸法にかかわらず、商品を適正
かつ取出し容易な姿勢で商品取出口に搬出できるととも
に、構成の単純化および搬出時間の短縮化を図ることが
できる自動販売機の商品搬出装置を提供する。 【解決手段】 商品ラック13と商品取出口5との間に
移動自在に設けられ、販売時に、商品ラック13の付近
で商品Sを収容するとともに、商品取出口5の付近に駆
動されるバケット部40と、このバケット部40の商品
ラック13と反対側の面に設けられ、バケット部40の
商品取出口5付近への移動後、開放位置に開放されるバ
ケットドア53と、バケット部40内に設けられ、この
バケット部40への商品Sの収容時に、商品Sの払い出
し方向に向かって前下がりに傾斜した収容位置Eに位置
し、商品Sを下側から支持しながらその自重によってバ
ケットドア53に当接するまで滑らせるシュートトレイ
56と、備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品ラックから払
い出された商品を収容し、商品取出口に搬出するための
自動販売機の商品搬出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の商品搬出装置として、特
開平9−259342号公報に記載されたものが知られ
ている。この商品搬出装置は、商品を前後方向に並べて
収納した商品ラックから商品を払い出す商品払い出し装
置と、払い出された商品を受け取り、商品取出口まで搬
送する商品搬送装置と、を備えている。商品払い出し装
置は、商品を載置・収納した従動コンベヤを有し、この
従動コンベヤが回転することにより、商品が商品搬送装
置に払い出される。一方、商品搬送装置は、払い出され
た商品を受け取って収容する、上下方向および水平方向
に移動自在のバケットと、このバケット内の底部に設け
られた駆動コンベヤと、商品取出口と同じ高さに設けら
れ、バケットから移し替えられた商品を商品取出口に搬
送する搬送コンベヤなどを有している。
【0003】このような商品搬出装置では、販売時の商
品の搬出は、次のようにして行われる。すなわち、ま
ず、バケットが上下方向に移動し、選択された商品を収
納する商品ラックに対向する位置で停止する。次いで、
バケットが商品ラック側に水平に移動し、これに前後し
て駆動コンベヤが作動する。そして、駆動コンベヤの回
転が、駆動コンベヤから突出する駆動ローラを介して従
動コンベヤに伝達されることにより、従動コンベヤのベ
ルトも回転する。この従動コンベヤのベルトの回転によ
り、商品は、商品ラックから払い出され、駆動コンベヤ
に移し替えられ、バケットに収容される。その後、バケ
ットが下方の搬送コンベヤの位置まで下降して停止し、
駆動コンベヤが上記と逆方向に回転することによって、
バケット内の商品が搬送コンベヤに移し替えられる。そ
して、商品を搬送コンベヤで前方の商品取出口まで搬送
した後、落下させることによって、商品が商品取出口に
搬出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の商
品搬出装置は、商品払い出し装置から払い出された商品
の搬送を、駆動コンベヤおよび搬送コンベヤで行ってい
るため、構成が非常に複雑になるととともに、搬出時間
が長くなるという欠点がある。また、商品の商品払い出
し装置からバケットへの受渡しおよびバケットから搬送
コンベヤへの受渡しを、コンベヤ間の単純な移し替えに
よって行っているとともに、搬送コンベヤから商品取出
口への商品の受渡しを単純な落下によって行っているの
で、商品取出口に搬送されるまでの間に商品の姿勢が乱
れやすく、商品の種類によっては、商品が商品取出口に
上下反転した姿勢や取り出しにくい姿勢で搬出される場
合がある。
【0005】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたものであり、商品の形状や寸法にかかわら
ず、商品を適正かつ取出し容易な姿勢で商品取出口に搬
出できるとともに、構成の単純化および搬出時間の短縮
化を図ることができる自動販売機の商品搬出装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、水平に延びる商品ラックに収納され、販
売時に商品ラックから払い出された商品を収容し、商品
取出口に搬出するための自動販売機の商品搬出装置であ
って、商品ラックと商品取出口との間に移動自在に設け
られ、商品ラックの付近で商品を収容するとともに、販
売時に、商品ラックの付近で商品を収容するとともに、
商品取出口の付近に駆動されるバケット部と、このバケ
ット部の商品ラックと反対側の面に設けられ、バケット
部の商品取出口付近への移動後、開放位置に開放される
バケットドアと、バケット部内に設けられ、このバケッ
ト部への商品の収容時に、商品の払い出し方向に向かっ
て前下がりに傾斜した収容位置に位置し、商品を下側か
ら支持しながらその自重によってバケットドアに当接す
るまで滑らせるシュートトレイと、備えることを特徴と
している。
【0007】この自動販売機の商品搬出装置によれば、
商品の販売時、バケット部が商品ラックの付近に移動し
て、商品ラックから払い出された商品を受け取った後、
商品取出口の付近に移動して商品を商品取出口に搬出す
る。したがって、従来のような駆動コンベヤおよび搬送
コンベヤを用いて商品を搬出する場合と比較して、構成
を単純化できるとともに、搬出時間を短縮することがで
きる。また、商品をバケット部に収容する際、シュート
トレイが商品をその自重で滑らせながらバケットドアに
当接するまで案内するので、商品の姿勢が乱れにくく、
上下反転することなく、適正に保たれる。また、その
後、商品がバケットドアに当接した状態でバケット部が
商品取出口の付近に移動し、バケットドアが開放される
ことにより、商品が取出可能となる。その結果、バケッ
ト部への商品の収容から商品取出口への搬出までの間
に、商品の姿勢が乱れにくく、上下反転や横倒しを生じ
ることがなくなり、したがって、商品取出口における商
品の姿勢を、その形状や寸法にかかわらず、適正に保つ
ことができる。
【0008】この場合、シュートトレイは、収容位置と
この収容位置よりも急な前下がりに傾斜する搬送位置と
の間で回動自在にバケット部に取り付けられ、バケット
部への商品の収容後、収容位置から搬送位置に駆動され
るように構成されていることが好ましい。
【0009】この構成では、バケット部への商品の収容
後、シュートトレイが収容位置から、より起立した搬送
位置に駆動されるので、商品の種類によっては、商品を
収容時の前下がりの姿勢から、より起立した姿勢に修正
することができる。また、この状態では、商品はシュー
トトレイとバケットドアとの間に挟み付けられた状態に
なるので、その姿勢を安定的に保ちながら、商品取出口
まで搬送することができる。
【0010】これらの場合、バケットドアは、バケット
部に回動自在に取り付けられ、開放位置において、商品
取出口側に向かって回動し、バケット部と商品取出口と
を連通するように構成されていることが好ましい。
【0011】この構成では、バケット部が商品取出口の
付近まで移動した後、バケットドアが商品取出口側に向
かって回動することにより商品が取出可能となるので、
このバケットドアの開放時にも、商品が上下反転するこ
とはなく、適正な姿勢に保たれる。また、バケットドア
が、バケット部と商品取出口とを連通するように商品取
出口側に開放されるので、購入者は、バケットドアをガ
イドとして、商品を円滑に取り出すことができる。さら
に、バケット部から商品を直接、取り出せるため、仮に
商品がバケット部に引っ掛かっていても、これを支障な
く取り出すことができる。
【0012】また、これらの場合、バケットドアは、バ
ケット部を開閉する平板状の開閉部と、この開閉部の下
端からシュートトレイの下方に延びる円弧状の湾曲部と
を有し、湾曲部の曲率中心を中心に回動可能に構成さ
れ、開放位置に位置するときに、湾曲部の開閉部と反対
側の端部がシュートトレイに下側から当接することによ
ってシュートトレイを搬送位置にロックするように配置
されていることが好ましい。
【0013】この構成によれば、バケットドアは、開放
時において、その湾曲部がシュートトレイを下側から支
持することによって、シュートトレイを搬送位置にロッ
クする。したがって、商品の取出時、搬送位置にロック
されたシュートトレイによって、バケット部の背後にあ
る構成部品を覆い隠すことで、バケット部内の美観を維
持するとともに、構成部品を保護することができる。ま
た、例えば、購入者などのいたずらによって、シュート
トレイを無理やり収容位置側に回動させようとしても、
シュートトレイがロックされていることにより、これを
防止することができる。さらに、バケットドアが湾曲部
の曲率中心を中心に回動することにより、バケットドア
をバケット部内で省スペースで回動させることができ
る。
【0014】さらに、これらの場合、駆動源と、この駆
動源によって回転駆動され、シュートトレイおよびバケ
ットドアを駆動するためのカム円板とを、さらに備える
ことが好ましい。
【0015】この構成では、シュートトレイおよびバケ
ットドアを共通の駆動源およびカム円板で駆動でき、装
置の構成の単純化、およびそれによる低コスト化を図る
ことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を、図
面を参照しながら、詳細に説明する。図1および図2
は、本発明の実施形態による商品搬出装置を組み込んだ
自動販売機を示している。この自動販売機1は、横長ボ
ックス状の販売機本体2内に多品目の商品Sをそれぞれ
前後方向に並べて収納するとともに、商品Sを前面の透
明なスライディングドア2aを通して見えるようにし
た、いわゆるショーケース型のものである。自動販売機
1は、上記販売機本体2、および販売機本体2内に収納
された商品Sを、販売時に搬出する商品搬出装置3など
を備えている。なお、以下の説明においては、収納され
ている商品のうち最前に位置する商品を「最前商品」、
この商品の直後に位置する商品を「次販商品」と呼び、
適宜、それぞれS1およびS2の符号を付する。
【0017】販売機本体2は、複数の外壁パネル2bを
ボックス状に組み立てたものであり、その開放した前面
に、2枚の上記スライディングドア2aが取り付けられ
ている。スライディングドア2aは、常時は閉状態でロ
ックされており、商品Sの補充時などに開かれ、商品S
が前方から補充されるようになっている。また、販売機
本体2の上部には、商品Sを冷却する冷却装置4が設け
られ、前面のスライディングドア2aの右方には、商品
取出口5と、購入時にプリペイドカードなどを挿入する
ためのカード挿入口6と、各商品ごとに割り振られた商
品番号を入力するための選択ボタンや入力された商品番
号およびカード残高などを表示する表示部(いずれも図
示せず)などを取り付けたコントロールパネル7とが設
けられている。また、図示しないが、コントロールパネ
ル7の裏側には、商品搬出装置3を含め販売機本体2内
の各種の制御を行う、マイクロコンピュータからなる制
御回路が設けられている。
【0018】また、販売機本体2内には、左右2つのボ
ックス状の商品収納室11、11が設けられている。各
商品収納室11内には、商品収納室11の左右の側壁パ
ネル11a、11a間に水平に支持されるとともに、商
品Sを下側から支持して収納するための商品収納プレー
ト12が、上下方向に並んで配置されている。図3に示
すように、商品収納プレート12は、後述する複数の商
品払い出し装置21によって左右方向に仕切られてお
り、隣接する商品払い出し装置21、21によって、商
品収納通路としての商品ラック13が構成されている。
各商品ラック13には、同一品目の多数の商品Sが前後
方向に並んで収納される。なお、商品収納プレート12
は、左右の商品収納室11、11にそれぞれ10個およ
び9個ずつ配置されており、商品Sの補充時などに前側
に引き出せるようになっている。
【0019】商品搬出装置3は、商品ラック13内の商
品S全体を前方に送り出し、最前商品S1を払い出す商
品払い出し装置21と、払い出された商品Sを受け取
り、これを商品取出口5に搬送する商品搬送装置22と
を備えている。
【0020】商品払い出し装置21は、図4および図5
に示すように、前後方向に延び、商品ラック13を仕切
る仕切本体23と、仕切本体23の前端部および後端部
にそれぞれ支持された前ギア24および後ギア25と、
これらのギア24、25に巻き掛けられたタイミングベ
ルト26と、このタイミングベルト26に連結され、前
後方向に移動自在のプッシャ27とを備えている。
【0021】仕切本体23の右側面には、プッシャ27
を前後方向に案内するための案内溝23a、およびタイ
ミングベルト26を収容配置するための収容溝23bが
形成されている。前ギア24は、タイミングベルト26
が巻き掛けられた小ギア部24aと、この小ギア部24
aよりも直径が大きく、後述する遊動ギア41にかみ合
う大ギア部24bとにより2段に構成されている。一
方、後ギア25は、前ギア24の小ギア部24aと径お
よびピッチが同一のものである。プッシャ27は、平板
からなるプッシャ本体28と、上記案内溝23aに係合
する前後1対のローラ29a、29aを有し、プッシャ
本体28を支持するとともに、タイミングベルト26の
下側部分に連結されたプッシャ支持体29とにより構成
されている。なお、仕切本体23の後端部には、後ギア
25を後方に付勢する1対のばね30、30が設けられ
ており、タイミングベルト26に一定の張力を付加して
いる。
【0022】このように構成された商品払い出し装置2
1では、遊動ギア41によって前ギア24が図5の時計
方向に回転駆動されると、タイミングベルト26が回転
し、これに伴いプッシャ27が前方に移動する。そし
て、商品ラック13内の商品S全体を前方に押して送り
出し、最前商品S1を商品ラック13の前端の払い出し
口13a(図3参照)から前方に払い出す。なお、商品
払い出し装置21は、商品Sの横幅寸法に合わせて、商
品収納プレート12上の仕切位置を自在に変更できるよ
うになっている。
【0023】商品搬送装置22は、図2に示すように、
商品収納室11の前方に、左右方向に移動自在に設けら
れたYモジュール部31と、このYモジュール部31を
左右方向に駆動する、上下1対のX方向駆動機構32、
32と、Yモジュール部31の右側面から右方向に突出
し、上下方向に移動自在に設けられたバケット33とを
備えている。Yモジュール部31は、上下方向に延びる
ボックス状の可動体34を有しており、この可動体34
がその上下端部でX方向駆動機構32、32に支持され
て左右方向に駆動される。可動体33には、図示しない
Y方向駆動機構が内蔵されており、このY方向駆動機構
によって、バケット33が可動体34に対し上下方向に
駆動される。
【0024】バケット33は、図6および図7に示すよ
うに、商品ラック13から払い出された商品Sを受け取
り、商品取出口5に搬出するまで一時的に収容・保持す
るバケット本体40(バケット部)と、このバケット本
体40の後端部に設けられ、上記前ギア24から離隔し
バケット本体40内に収容される離隔位置K(図8参
照)、および後方に突出し商品払い出し装置21の前ギ
ア24にかみ合う係合位置L(図9参照)の間で回動す
る遊動ギア41と、遊動ギア41を回動駆動するととも
に、後述するバケットドア53を開閉駆動する第1駆動
機構42と、左右方向に水平に延びるとともに側断面が
三角形状に形成され、払い出しの際に回転しながら商品
Sを前方に移動させる三角ドラム43と、この三角ドラ
ム43および遊動ギア41を回転駆動する第2駆動機構
44と、商品ラック13からの商品Sの払い出しを検知
する商品検知センサ45とを備えている。
【0025】バケット本体40は、左右の側壁(左側壁
51、右側壁52)および前面のバケットドア53など
によりボックス状に形成されており、上面後半部から背
面上半部に亘って開放した構造になっている。この開放
した部分(商品収容開口)54を介して、商品ラック1
3から払い出された商品Sが、バケット本体40の商品
収容スペースである収容部55に収容される。
【0026】バケットドア53は、バケット本体40の
前面を構成する前面部40aと、この前面部40a(開
閉部)の下端から連なり、バケット本体40の底面を構
成し下方に半円状に湾曲した湾曲部40bとにより、側
断面「J」字状に形成されている。湾曲部40bの左右
両端には、それぞれ扇形の側面プレート53a、53a
が設けられている。これらの側面プレート53a、53
aは、頂角部分でそれぞれ上記左側壁51および右側壁
52に回動自在に支持されており、同軸で左側の側面プ
レート53aに開閉用ギア53bが固定されている。バ
ケットドア53は、常時は閉状態となっており、商品取
出口5で商品Sを購入者に渡す際に、開閉用ギア53b
が回転駆動され、これにより、バケットドア53が側面
プレート53a、53aの頂角部分を中心に回動し、前
面部40aを斜め前上がりの状態としてバケット本体4
0の前面を開放する(図10参照)。
【0027】また、バケット本体40内には、バケット
ドア53の湾曲部40bよりも上方に位置し、商品Sの
払い出しの際に収容部55の底面を構成するともに、上
記側面プレート53aおよび開閉用ギア53bと同軸で
回動自在に支持されたシュートトレイ56が設けられて
いる。このシュートトレイ56は、商品Sの払い出しの
際に、緩やかな前下がりに傾斜する収容位置E(図9参
照)と、商品Sの収容後に起きあがり、収容位置Eより
も急な前下がりに傾斜する搬送位置F(図8および図1
0参照)との間で回動する。このシュートトレイ56の
底面には、引っ張りばね59が取り付けられており、こ
れにより、常時はシュートトレイ56が搬送位置Fに位
置するように付勢されている。また、シュートトレイ5
6の底面側であって、シュートトレイ56の回動中心よ
りも後側には、左右方向に突出し、後述するトレイ駆動
用リンク66に係合する係合ピン56aが設けられてい
る。この係合ピン56aが、トレイ駆動用リンク66に
よって下方に押し下げられることにより、シュートトレ
イ56が収容位置Eに回動し、押し下げが解除されるこ
とにより、シュートトレイ56が搬送位置Fに自動復帰
する。
【0028】このように構成されたシュートトレイ56
により、例えば、通常の缶飲料やデザートなどの背丈の
あまり高くない商品が収容部55に収容される際には、
その商品Sは、シュートトレイ56の上面に沿って自重
で前方に滑り、収納時の姿勢をほぼ保持したまま収容さ
れるようになっている(図12、図20および図24参
照)。また、ペットボトルなどの背丈の高い商品の場合
には、商品の収容後、シュートトレイ56が起き上が
り、搬送位置F側に回動することにより、商品が収納時
の姿勢をほぼ保持するように起こされる(図16および
図17参照)。
【0029】遊動ギア41は、図8に示すように、台形
形状のギア支持プレート57の上端部に支持されてお
り、このギア支持プレート57がその上下方向の中間部
より若干下側の位置(回動支点57a)を中心に回動す
ることにより、遊動ギア41が上記離隔位置Kと係合位
置Lの間を回動する。ギア支持プレート57には、図示
しないばねが設けられており、遊動ギア41がこのばね
によって常時係合位置L側に付勢されるようになってい
る。また、ギア支持プレート57の下端部には、左右方
向に突出し、後述する遊動ギア回動用リンク65に係合
する係合ピン57bが設けられている。この係合ピン5
7bは、常時は遊動ギア回動用リンク65によって下方
に押圧されており、この場合に遊動ギア41が離隔位置
Kに位置する。一方、遊動ギア回動用リンク65による
押圧が解除されると、上記ばねによってギア支持プレー
ト57が回動し、これに伴い遊動ギア41が係合位置L
側に回動する。さらに、ギア支持プレート57には、回
動支点57aで支持されるとともに、後述する三角ドラ
ム43の左ギア72aと、遊動ギア41にかみ合う中間
ギア58が設けられている。したがって、三角ドラム4
3が回転すると、それに伴い、遊動ギア41も回転す
る。
【0030】このように、遊動ギア41を係合位置L側
に回動させて前ギア24にかみ合わせることにより、選
択された商品Sが収納された商品ラック13の前方にバ
ケット33を停止させる場合において、上下方向および
奥行き方向に多少の誤差があっても、それを吸収するこ
とができ、遊動ギア41を前ギア24に確実にかみ合わ
せることができる。
【0031】また、図9に示すように、遊動ギア41が
係合位置Lに位置するときには、遊動ギア41、ギア支
持プレート57および前ギア24は、次のような位置関
係になっている。すなわち、遊動ギア41の回転中心お
よびギア支持プレート57の回動支点57aを結ぶ直線
Lと、遊動ギア41および前ギア24の回転中心同士を
結ぶ直線Mとが鈍角を為すように、配置されている。こ
のように配置することにより、遊動ギア41が係合位置
L側に回動した場合に、遊動ギア41および前ギア24
の歯が直ぐにはかみ合わない状態で、歯先同士が係合す
るときであっても、遊動ギア41が回転し始めると、遊
動ギア41を前ギア24側に引き寄せるような力が作用
する。このため、遊動ギア41は、前ギア24に引き寄
せられて係合位置Lまで回動し、ハンチングを生ずるこ
となく、前ギア24に確実にかみ合う。
【0032】第1駆動機構42は、バケット本体40の
左側壁51の外側に、ケース60を介して取り付けられ
ており、図7および図8に示すように、周面に多数の歯
を有するとともに、右側面に2つのカム溝(ギア用カム
溝61およびドア用カム溝62)が形成されたカム円板
63と、このカム円板63を減速歯車列を介して回転駆
動するカムモータ64とを備えている。
【0033】ギア用カム溝61は、遊動ギア41を回動
駆動させるためのものである。具体的には、このギア用
カム溝61には、所定形状の平板からなる遊動ギア回動
用リンク65が、上端部に有するピン65aを介して係
合している。カム円板63が、図8で時計回りに回転す
ると、遊動ギア回動用リンク65は、下部の支点65b
を中心に反時計回りに回動し、後端部(図8、9では右
端部)による上記ギア支持プレート57の係合ピン57
bの下方への押し下げを解除する(図9参照)。これに
より、上述した図示しないばねによって、ギア支持プレ
ート57が回動支点57aを中心に時計回りに回動し、
これに伴い、遊動ギア41が係合位置L側に回動する。
逆に、カム円板63が、図9で反時計回りに回転する
と、遊動ギア回動用リンク65は、支点65bを中心に
時計回りに回動し、後端部でギア支持プレート57の係
合ピン57bを、図示しないばねに抗して下方へ押し下
げる。(図8参照)これにより、ギア支持プレート57
が回動支点57aを中心に反時計回りに回動し、これに
伴い、遊動ギア41が離隔位置K側に回動する。
【0034】一方、ドア用カム溝62は、バケットドア
53を開閉駆動させるためのものである。具体的には、
このドア用カム溝62には、側断面が扇形で円弧部分に
複数の歯を有する歯付リンク67が、後端部(図8、図
10では右端部)に有するピン67aを介して係合して
いる。カム円板63が、図8で反時計回りに回転する
と、歯付リンク67は、上端部の支点67bを中心に時
計回りに回動し、バケットドア53の開閉用ギア53b
が反時計回りに回転する(図10参照)。これにより、
バケットドア53が反時計回りに回転し、バケット33
の前面を開放する。逆に、カム円板63が、図10で時
計回りに回転すると、歯付リンク67は、支点67bを
中心に反時計回りに回動し、開閉用ギア53bが時計回
りに回転する(図8参照)。これにより、バケットドア
53が時計回りに回転し、バケット33の前面を閉鎖す
る。
【0035】また、カム円板63の右側面には、右方向
に突出するピン68が設けられており、このピン68に
よって、所定形状の平板からなるトレイ駆動用リンク6
6を介し、シュートトレイ56が搬送位置Fから収容位
置Eに回動する。すなわち、カム円板63が、図8で時
計回りに回転すると、ピン68がトレイ駆動用リンク6
6の上端に当接しながら、これを斜め前下がりにスライ
ドさせる(図9参照)。そうすると、トレイ駆動用リン
ク66は、その前端下部(図8、図9では左端下部)で
シュートトレイ56の係合ピン56aに当接しながら、
その係合ピン56aを下方に押し下げる。これにより、
シュートトレイ56が収容位置E側に回動する。逆に、
カム円板63が、図9で反時計回りに回転すると、ピン
68によるトレイ駆動用リンク66の押圧が解除され、
これに伴いトレイ駆動用リンク66によるシュートトレ
イ56の係合ピン56aの押圧も解除される(図8参
照)。これにより、シュートトレイ56は、引っ張りば
ね59によって、搬送位置F側に自動復帰する。
【0036】さらに、カム円板63の左側面には、左方
向に突出し、カム円板63と同心の円筒状の凸リング6
9が形成されており、またカム円板63の左側の上端部
には、図7に示すように、カム円板63の回転角度を検
知するための2つの回転角度検知スイッチ70、70が
左右方向に並べて設けられている。凸リング69の外周
面には、半径方向で外側に突出し、側断面が三角形状の
3つの三角突起69a、69b、69cが形成されてい
る。これらの三角突起69a、69b、69cは、回転
角度検知スイッチ70、70に係合し、これらをON/
OFF切り替えして、カム円板63が所定の角度位置に
位置することを検知するためのものである。すなわち、
三角突起69aは、カム円板63がホームポジションに
位置する場合の角度位置(図8のカム円板)を、三角突
起69bは、遊動ギア41が係合位置Lに位置するとき
のカム円板63の角度位置(図9のカム円板、以下この
ときのカム円板の角度位置を「遊動ギア回動位置」とい
う)を、三角突起69cは、バケットドア53が開放し
たときのカム円板63の角度位置(図10のカム円板、
以下このときのカム円板の角度位置を「バケットドア開
放位置」という)を検知するためのものである。これら
の三角突起69a、69b、69cが、回転角度検知ス
イッチ70、70と係合して、回転角度検知スイッチを
ON/OFF切り替えすると、カムモータ64の作動が
停止し、これにより、カム円板63の回転が停止する。
【0037】また、三角突起69aは、凸リング69の
高さ(図7の左右方向の長さ)と同程度の連続した厚み
(図7の左右方向の長さ)を有するが、他の2つの三角
突起69b、69cは、その厚み方向のカム円板63側
の半部または外側の半部が、互いに異なるように切り欠
かれている。つまり、カム円板63が回転し、三角突起
69b、69cが回転角度検知スイッチ70、70に係
合すると、一方の回転角度検知スイッチ70がON状態
となり、他方がOFF状態となる。したがって、3つの
三角突起69a、69b、69cと、2つの回転角度検
知スイッチ70、70とによって、カム円板63がホー
ムポジションから遊動ギア回動位置またはバケットドア
開放位置まで回転したことを容易に検知することができ
る。
【0038】三角ドラム43は、左右方向に水平に延
び、商品収容開口54の下縁部を構成している。この三
角ドラム43は、上述したように、側断面が三角形状に
形成され、周面が非滑性の材料、例えばゴムなどのよう
に、摩擦の大きい樹脂などで構成されており、商品との
滑りが小さくなるようにしている。また、図7に示すよ
うに、三角ドラム43の回転軸71の左右両端部には、
それぞれギア72a、72bが固定されている。したが
って、右側のギア72bが第2駆動機構44によって回
転駆動されると、三角ドラム43が矢印方向に回転する
とともに、左側のギア72aも回転し、これにより、ギ
ア72aにかみ合う中間ギア58を介して遊動ギア41
が回転駆動される。
【0039】上述したように、三角ドラム43は、商品
Sの払い出しの際に所定方向、すなわち商品Sを前方の
収容部55側に移動させる方向に回転する。この場合、
商品Sは、その底面が三角ドラム43の3つの頂角部分
で、前方に繰返し掻き出されるようにして、前方の収容
部55に送り出される。また、三角ドラム43の回転速
度は、商品Sを収容部55側に移動させる速度が商品払
い出し装置21による商品Sの前方への送り出し速度よ
りも速くなるように設定されている。したがって、商品
Sの払い出しの際に、最前商品S1が三角ドラム43に
達すると、次販商品S2から次第に離隔し、効率良く収
容部55に収容される。
【0040】なお、本実施形態では、上記のような側断
面が三角形状のドラムを使用して、最前商品S1を収容
部55側に送り出しているが、側断面が三角ドラム43
よりも頂角の数が多い多角形のものを使用してもよい。
この場合には、三角ドラム43に比べて、商品Sとの滑
りが若干大きくなるものの、ドラム1回転当たり多数の
頻度で、商品を前方に効率良く掻き出すことができる。
【0041】第2駆動機構44は、バケット本体40の
右側壁52を構成する内壁部52aと外壁部52bの間
に配置されており、三角ドラム43および遊動ギア41
を回転駆動する駆動モータ81(駆動源)と、この駆動
モータ81の回転を三角ドラム43に伝達するための減
速歯車列82とを備えている。したがって、駆動モータ
81が作動することにより、三角ドラム43を回転駆動
するとともに、中間ギア58を介して遊動ギア41も回
転駆動する。そして、遊動ギア41にかみ合う前ギア2
4が駆動され、商品ラック13内の商品Sが前方のバケ
ット33側に払い出される。
【0042】商品検知センサ45は、発光素子91およ
び受光素子92からなる1組の光センサと、受光素子9
2が光を受光したときに電気信号を出力する信号出力回
路(図示せず)とにより構成されている。発光素子91
および受光素子92は、三角ドラム43よりも若干上側
で、それぞれバケット本体40の左側壁51および右側
壁52の後端部に相互に対向するように取り付けられ、
発光素子91からの光が受光素子92に受光される。そ
して、受光素子92が光を受光すると、信号出力回路か
ら出力された電気信号が上記制御回路に伝達される。
【0043】ここで、図8〜図10を参照しながら、販
売時における商品搬出装置3の動作について説明する。
購入者によって所望の商品Sの商品番号が入力される
と、まず、X方向駆動機構32が作動してYモジュール
部31が左右方向に移動するとともに、これと並行して
Yモジュール部31のY方向駆動機構が作動してバケッ
ト33が上下方向に移動する。そして、バケット33
が、図8に示すように、選択された商品Sを収納する商
品ラック13の前に停止する。バケット33の停止直
後、発光素子91から受光素子92に向けて光が照射さ
れる。
【0044】次いで、カムモータ64が作動し、図8の
ホームポジションに位置するカム円板63が時計回りに
約160度程度回転し、遊動ギア回動位置で停止する
(図9参照)。この場合、離隔位置Kに位置していた遊
動ギア41は、係合位置L側に回動し、商品払い出し装
置21の前ギア24に歯先同士が係合するとともに、搬
送位置Fに位置していたシュートトレイ56は、収容位
置Eまで回動する。
【0045】その後、駆動モータ81が作動し、三角ド
ラム43および遊動ギア41が回転する。この遊動ギア
41の回転に伴い、図9に示すように、遊動ギア41が
係合位置Lに位置して前ギア24にかみ合い、商品払い
出し装置21が駆動される。これにより、商品ラック1
3内の商品S全体がプッシャ27によって後方から押さ
れ前方に移動し、最前商品S1が前方のバケット33側
に次第に送り出される。
【0046】最前商品Sが三角ドラム43の位置まで達
すると、その商品Sは三角ドラム43によって前方に押
され、次販商品Sから離隔するように前方に移動する。
この場合、発光素子91からの光は、最前商品Sによっ
て一旦遮断され、最前商品Sが更に前方に移動すると、
再度受光素子92に受光される。そして、一旦遮断され
た光が再度受光素子92に受光された時に、商品検知セ
ンサ45の信号出力回路から、上記制御回路に電気信号
が伝達され、更にその制御回路から、駆動モータ81の
停止命令の電気信号が出力され、これにより、駆動モー
タ81の作動が停止する。つまり、商品ラック13から
払い出された商品Sの背面が、発光素子91と受光素子
92の間を通過したときに、駆動モータ81が停止す
る。これにより、三角ドラム43および遊動ギア41の
回転が停止し、商品払い出し装置21の動作も停止す
る。その結果、次販商品S2は商品ラック13に確実に
留まる。
【0047】またこの場合、商品検知センサ45からの
電気信号が制御回路に伝達されたときに、制御回路が駆
動モータ81の停止命令の電気信号を出力するまでの間
に、商品Sに応じた所定時間のタイムラグを設けるよう
にしてもよい。つまり、最前商品S1が払い出され、バ
ケット33に受け渡された後であっても、所定時間が経
過するまで駆動モータ81の作動を継続させる。これに
より、商品Sの上記通過後に駆動モータ81を直ちに停
止させた場合に、次販商品S2が商品ラック13の前端
部よりも後方の位置で停止するのを回避でき、次販商品
S2を商品ラック13の前端部の所定位置に統一して停
止させることができる。
【0048】バケット33に受け渡された商品Sは、シ
ュートトレイ56に案内されながら、収容部55の前側
に移動して収容される。そして、カム円板63が、反時
計回りに回転してホームポジションに戻り、これによ
り、遊動ギア41が前ギア24から離れて離隔位置Kま
で回動し、一方、シュートトレイ56が搬送位置Fまで
回動する。商品Sの収容後に、シュートトレイ56が搬
送位置F側へ回動すると、シュートトレイ56と、バケ
ットドア53とによって、その商品Sを前後方向から挟
み付けた状態となる。
【0049】以上のようにして、商品Sがバケット33
に収容されると、X方向駆動機構32およびY方向駆動
機構が作動して、バケット33が商品取出口5の後側に
移動する。この場合、シュートトレイ56は、搬送位置
Fに保たれた状態でバケット33が移動する。このた
め、商品Sは、横倒しや上下反転などを生じることな
く、商品取出口5に搬送される。
【0050】そして、商品取出口5を閉鎖していた閉鎖
プレート5aが下方にスライドして、商品取出口5を開
放する。その後、カムモータ64が作動し、カム円板6
3が反時計回りに約160度回転する。これにより、図
10に示すように、ドア用カム溝62に係合する歯付リ
ンク67が時計回りに回動し、バケットドア53が反時
計回りに回動して、バケット33の前面を開放する。
【0051】そして、購入者が商品取出口5からバケッ
ト33内に手をのばし、商品Sを取り出す。この場合、
自動販売機1の正面からバケット33の内部が見える
が、シュートトレイ56が搬送位置Fに位置することに
より、三角ドラム43などの機構部分を覆い隠すため、
バケット33内の美観を損なうことがないとともに、機
構部分を保護することができる。また、例えば、購入者
などのいたずらによって、シュートトレイ56を無理や
り収容位置E側に回動させようとしても、シュートトレ
イ56の後端部がバケットドア53の湾曲部40bの先
端に当接して支持されるため、搬送位置Fからそれ以上
ほとんど回動することはない。さらに、バケット33か
ら商品Sを直接取り出すため、仮に商品Sがバケット3
3の収容部55でひっかかっていても、その商品Sを支
障なく取り出すことが可能である。
【0052】購入者が商品Sを取り出した後、カム円板
63が再度ホームポジションに戻り、バケットドア53
によってバケット33の前面が閉鎖されるとともに、閉
鎖プレート5aによって商品取出口5が閉鎖される。こ
れにより、商品Sの販売が完了する。
【0053】次に、図11〜図26を参照して、種々の
商品を搬出する際の商品Sの姿勢並びにバケット内の動
作、特にシュートトレイ56およびバケットドア53の
動作について、商品ごとに簡単に説明する。
【0054】図11〜図14は、通常の缶飲料の商品
(例えば350ml缶)を搬出する場合の動作を順に示
す。これらの図に示すように、バケット33が商品ラッ
ク13の前方に停止した後(図11参照)、シュートト
レイ56が収容位置Eに回動し、商品Sがシュートトレ
イ56に案内され滑りながら収容部55の前側に移動す
る(図12参照)。商品Sが収容部55に収容される
と、シュートトレイ56は、搬送位置Fまで回動する
(図13参照)。これにより、商品Sは、その下部の前
後でバケットドア53およびシュートトレイ56に挟ま
れ、収納時の姿勢が保持される。そして、バケット33
が商品取出口5に移動した後、バケットドア53が開放
し、商品Sがバケットドア33の前面部40aの背面上
に寝かされた状態で搬出される(図14参照)。
【0055】このように、缶飲料の商品Sは、前上がり
に傾斜し、かつ、上部がバケット33から前方に突出し
た状態で商品取出口5に搬出されるため、購入者がバケ
ット33の奥まで手を入れなくても、商品Sの上部を掴
んで容易に取り出すことができる。
【0056】図15〜図18は、背の高い商品(例えば
ペットボトル)を搬出する場合の動作を順に示す。これ
らの図に示すように、バケット33が商品ラック13の
前方に停止した後(図15参照)、シュートトレイ56
が収容位置Eに回動し、商品Sがシュートトレイ56に
案内され滑りながら収容部55に収容される。この際、
商品Sは、その上部がバケット33の商品収容開口54
の上縁部54aに当接し、その当接した位置を中心に、
図16で時計回りに回動しながら、後方に倒れ込むよう
に収容部55に収容される(図16参照)。商品Sが収
容部55に収容されると、シュートトレイ56は、商品
Sの背面を支持しながら、その商品Sを起こすように搬
送位置Fまで回動する(図17参照)。そして、バケッ
ト33が商品取出口5に移動した後、バケットドア53
が開放し、商品Sがバケットドア33の前面部40aの
背面上に載った状態で搬出される(図18参照)。
【0057】このように、背の高い商品Sであって、上
図のように上部が細く形成されているものの場合は、上
述した缶飲料の商品と異なり、上部よりも胴体部分を掴
む方が商品を取り出しやすい。したがって、図18に示
すように、商品Sが後方に若干傾斜した状態で商品取出
口5に搬出されることにより、商品を、胴体部分が掴み
やすく、かつ、取り出しやすい状態で搬出することがで
きる。
【0058】図19〜図22は、デザートなどのカップ
型の商品を搬出する場合の動作を、順に示す。これらの
図に示すように、バケット33が商品ラック13の前方
に停止した後(図19参照)、シュートトレイ56が収
容位置Eに回動し、商品Sがシュートトレイ56に案内
され滑りながら収容部55の前側に移動する(図20参
照)。商品Sが収容部55に収容されると、シュートト
レイ56は、搬送位置Fまで回動する(図21参照)。
これにより、商品Sは、その下部の前後でバケットドア
53およびシュートトレイ56に挟まれ、収納時の姿勢
が保持される。そして、バケット33が商品取出口5に
移動した後、バケットドア53が開放し、商品Sがバケ
ットドア33の前面部40aの背面上に寝かされた状態
で搬出される(図22参照)。
【0059】このように、カップ型の商品Sは、商品取
出口5で横倒しに近い状態で搬出されるものの、商品ラ
ック13に適正な姿勢で収納された状態から、商品取出
口5に搬出されるまで、上下が反転したり横倒しとなる
ことがない。このため、中身を崩すことなく商品Sを販
売することができる。
【0060】図23〜図26は、複数(2、4または6
本など)の缶飲料を1パックとしたパックものの商品を
搬出する場合の動作を、順に示す。これらの図に示すよ
うに、バケット33が商品ラック13の前方に停止した
後(図23参照)、シュートトレイ56が収容位置Eに
回動し、商品Sがシュートトレイ56に案内され滑りな
がら収容部55の前側に移動する(図24参照)。商品
Sが収容部55に収容されると、シュートトレイ56
は、本来であれば起き上がるように搬送位置Fまで回動
するものの、この商品Sは奥行き寸法が長く、シュート
トレイ56の後部に載っているため、収容位置Eからほ
とんど回動しない(図25参照)。そして、バケット3
3が商品取出口5に移動した後、バケットドア53が開
放し、商品Sがバケットドア33の前面部40aの背面
上に寝かされた状態で搬出される(図26参照)。
【0061】このように、パックものの商品Sは、その
上面が斜め上向きとなる状態で搬出されるため、購入者
は、商品Sの上面に、通常、形成されている把手部分を
掴み、商品Sを簡単に取り出すことができる。
【0062】以上、図11〜図26を参照して説明した
ように、商品搬出装置3によって各種の商品Sを搬出す
る場合、購入者にとって、商品取出口5で商品Sが取り
出しやすい状態で、しかも中身を崩さずに、商品Sを搬
出することができる。
【0063】以上詳述したように、本実施形態の商品搬
出装置1によれば、バケット33が商品ラック13に移
動して、商品Sを受け取った後、商品取出口5に移動し
て商品Sを搬出するので、従来のような駆動コンベヤお
よび搬送コンベヤを用いて商品を搬出する場合と比較し
て、構成を単純化できるとともに、搬出時間を短縮する
ことができる。また、商品Sをバケット33に収容する
際、シュートトレイ56が商品Sを滑らせながらバケッ
トドア53に当接するまで案内し、その後、搬送位置F
に起立したシュートトレイ56とバケットドア53との
間に商品Sを挟み付けた状態で商品取出口5まで搬送し
た後、バケットドア53が開放することで商品Sを取出
可能とするので、バケット33への商品Sの収容から商
品取出口5への搬出までの間に、商品Sの姿勢が乱れに
くく、上下反転や横倒しを生じることがなくなる。した
がって、商品取出口5における商品Sの姿勢を、その形
状や寸法にかかわらず、適正に保つことができる。
【0064】また、バケットドア53が、バケット33
と商品取出口5とを連通するように商品取出口5側に開
放されるので、購入者は、バケットドア53をガイドと
して、商品Sを円滑に取り出すことができる。バケット
ドア53が、その開放時にシュートトレイ56を搬送位
置Fにロックするので、商品Sの取出時、シュートトレ
イ56によって、バケット33の背後にある構成部品を
覆い隠すことで、バケット33内の美観を維持するとと
もに、構成部品を保護でき、また、いたずらによる被害
なども防止することができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の自動販売
機の商品搬出装置は、商品の形状や寸法にかかわらず、
商品を適正かつ取出し容易な姿勢で商品取出口に搬出で
きるとともに、構成の単純化および搬出時間の短縮化を
図ることができるなどの効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の商品搬出装置を備えた自動販売機を示
し、(a)は正面図、(b)は側面断面図である。
【図2】図1の自動販売機の前面を開放した状態を示
し、(a)は正面図、(b)は左側面断面図の一部(前
部)である。
【図3】商品収納プレート上に配置された商品払い出し
装置を示す斜視図である。
【図4】商品払い出し装置を示す斜視図である。
【図5】商品払い出し装置を示す側面断面図である。
【図6】バケットの外観を示す斜視図である。
【図7】バケットの内部構造を示す斜視図である。
【図8】商品ラックの前方に停止した直後のバケットを
示す内部構造図である。
【図9】商品を払い出す際のバケットを示す内部構造図
である。
【図10】商品を購入者に受け渡すときのバケットを示
す内部構造図である。
【図11】缶飲料の商品の搬出動作を示す説明図であ
り、バケットが商品ラックの前方に停止した直後の状態
を示す。
【図12】図11と同様の説明図であり、バケットが商
品を受け取る状態を示す。
【図13】図11と同様の説明図であり、シュートトレ
イが搬送位置に位置する状態を示す。
【図14】図11と同様の説明図であり、商品取出口で
商品を購入者に受け渡す状態を示す。
【図15】背の高い商品(ペットボトル)の搬出動作を
示す説明図であり、バケットが商品ラックの前方に停止
した直後の状態を示す。
【図16】図15と同様の説明図であり、バケットが商
品を受け取る状態を示す。
【図17】図15と同様の説明図であり、シュートトレ
イが搬送位置に位置する状態を示す。
【図18】図15と同様の説明図であり、商品取出口で
商品を購入者に受け渡す状態を示す。
【図19】デザートなどのカップ型の商品の搬出動作を
示す説明図であり、バケットが商品ラックの前方に停止
した直後の状態を示す。
【図20】図19と同様の説明図であり、バケットが商
品を受け取る状態を示す。
【図21】図19と同様の説明図であり、シュートトレ
イが搬送位置に位置する状態を示す。
【図22】図19と同様の説明図であり、商品取出口で
商品を購入者に受け渡す状態を示す。
【図23】複数の缶飲料を1パックとしたパックものの
商品の搬出動作を示す説明図であり、バケットが商品ラ
ックの前方に停止した直後を示す。
【図24】図23と同様の説明図であり、バケットが商
品を受け取る状態を示す。
【図25】図23と同様の説明図であり、商品の受取り
後、遊動ギアが離隔した状態を示す。
【図26】図23と同様の説明図であり、商品取出口で
商品を購入者に受け渡す状態を示す。
【符号の説明】
1 自動販売機 3 商品搬出装置 5 商品取出口 13 商品ラック 40 バケット本体(バケット部) 40a 前面部(開閉部) 40b 湾曲部 53 バケットドア 56 シュートトレイ 63 カム円板 E 収容位置 F 搬送位置 S 商品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E046 AA07 BA03 BB03 BB04 BB05 BB11 CA20 CC03 CC08 CD01 DA03 EA01 EB01 FA04 FA10 GA02 GA10 HA01 HA03 HA08 3F022 AA09 BB03 CC05 CC08 EE04 FF15 JJ07 JJ18 MM13 MM26 MM35 NN08 QQ01 QQ12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平に延びる商品ラックに収納され、販
    売時に当該商品ラックから払い出された商品を収容し、
    商品取出口に搬出するための自動販売機の商品搬出装置
    であって、 前記商品ラックと前記商品取出口との間に移動自在に設
    けられ、販売時に、前記商品ラックの付近で商品を収容
    するとともに、前記商品取出口の付近に駆動されるバケ
    ット部と、 このバケット部の前記商品ラックと反対側の面に設けら
    れ、前記バケット部の前記商品取出口付近への移動後、
    開放位置に開放されるバケットドアと、 前記バケット部内に設けられ、このバケット部への商品
    の収容時に、商品の払い出し方向に向かって前下がりに
    傾斜した収容位置に位置し、商品を下側から支持しなが
    らその自重によって前記バケットドアに当接するまで滑
    らせるシュートトレイと、 を備えることを特徴とする自動販売機の商品搬出装置。
  2. 【請求項2】 前記シュートトレイは、前記収容位置と
    この収容位置よりも急な前下がりに傾斜する搬送位置と
    の間で回動自在に前記バケット部に取り付けられ、前記
    バケット部への商品の収容後、前記収容位置から前記搬
    送位置に駆動されるように構成されていることを特徴と
    する、請求項1に記載の自動販売機の商品搬出装置。
  3. 【請求項3】 前記バケットドアは、前記バケット部に
    回動自在に取り付けられ、前記開放位置において、前記
    商品取出口側に向かって回動し、前記バケット部と前記
    商品取出口とを連通するように構成されていることを特
    徴とする、請求項1または2に記載の自動販売機の商品
    搬出装置。
  4. 【請求項4】 前記バケットドアは、前記バケット部を
    開閉する平板状の開閉部と、この開閉部の下端から前記
    シュートトレイの下方に延びる円弧状の湾曲部とを有
    し、当該湾曲部の曲率中心を中心に回動可能に構成さ
    れ、前記開放位置に位置するときに、前記湾曲部の前記
    開閉部と反対側の端部が前記シュートトレイに下側から
    当接することによって当該シュートトレイを前記搬送位
    置にロックするように配置されていることを特徴とす
    る、請求項2または3に記載の自動販売機の商品搬出装
    置。
  5. 【請求項5】 駆動源と、この駆動源によって回転駆動
    され、前記シュートトレイおよび前記バケットドアを駆
    動するためのカム円板とを、さらに備えることを特徴と
    する、請求項1ないし4のいずれかに記載の自動販売機
    の商品搬出装置。
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