JP2001222752A - 自動販売機のスパイラルラックおよびこれを用いた自動販売機 - Google Patents

自動販売機のスパイラルラックおよびこれを用いた自動販売機

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JP2001222752A
JP2001222752A JP2000034256A JP2000034256A JP2001222752A JP 2001222752 A JP2001222752 A JP 2001222752A JP 2000034256 A JP2000034256 A JP 2000034256A JP 2000034256 A JP2000034256 A JP 2000034256A JP 2001222752 A JP2001222752 A JP 2001222752A
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Japan
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rack
product
spiral
vending machine
bucket unit
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JP2000034256A
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English (en)
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Masahiro Nishi
正博 西
Toshishige Ito
敏成 伊藤
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多種多様な商品をスムーズに送り出すこと。 【解決手段】 自動販売機の商品収納ラックをスパイラ
ルラック2とボックスラックとから形成する。ボックス
ラックは、缶入り飲料商品、紙パック入り飲料商品など
の包装が定形的なものを主に収容し、上記スパイラルラ
ック2は、菓子パン、袋菓子などの包装が非定形的なも
の、或いは文庫本や歯磨きセットなどの食品以外のもの
を主に収容する。このスパイラルラック2にはガイド2
80が設けられ、商品の上部に干渉してバスケットユニ
ットに対する落下姿勢を規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、この発明は、缶
入り飲料商品、紙パック入り飲料商品などの包装が定形
的なもの及び菓子パン、袋菓子などの包装が非定形的な
もの、さらに文庫本や歯磨きセットなどの食品以外のも
のなど、一般商店で販売する各種商品を自動販売できる
自動販売機のスパイラルラックおよびこれを用いた自動
販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンビニエンスストア感覚で実際
に陳列されている商品を観て購入することができる自動
販売機が注目されている。このような自動販売機として
は、特開平10−302140号公報に記載のものなど
が知られている。この自動販売機は、本体ケースの外扉
に透明板を組み込んだ構成である。商品は、本体ケース
内のボックスラック内に収納されている。ボックスラッ
クは本体ケース内で上下段、左右列にそれぞれ複数並べ
て配置され、外側からは、複数のボックスラックによっ
て構築した商品収納ラックを観ることができる。商品
は、直接落下させることによる破損や、ユーザに乱暴な
印象を与えず機械的な面白さを印象付けるように、X−
Y搬送機構に取り付けたバケットユニットで商品取出口
まで搬送される。
【0003】商品を収容するボックスラックは、商品を
補充する際に引き出すことができるようになっている。
また、各ボックスラックには、商品払出機構が設けられ
ている。一般的な商品払出機構は、底面に設けたベルト
にプッシャを取り付けた構造であり、このプッシャを移
動させることにより商品を送り出すようにしている。ま
た、バケットユニット内には、姿勢制御用のガイドロー
ラや商品搬出用のコンベヤが設けられており、ボックス
ラックから送り出された商品をうまく受容し、商品取出
口まで搬送できるようになっている。
【0004】ボックスラック内に商品を収容する自動販
売機の多くは上記のような構成を採用しており、同様の
構成を採用する他の自動販売機として、特開平10−2
55149号公報、特開平10−255150号公報に
記載のものが知られている。かかる自動販売機において
も、プッシャの移動によって商品を送り出すように構成
している。このように、上記自動販売機では、断面コの
字形状のボックスラックを用いているため、定形的な商
品を収容するに適しており、また、商品を詰めて収容す
ることができるため全体の商品収容数を高めることがで
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の自動販売機では、ボックスラック内に商品を収容し
てプッシャにより送り出すようにしているため、缶入り
飲料商品やブロック形状のパック飲料商品などの定形的
な商品を数多く収容するのに適しているが、スナック菓
子などの袋物商品や包装が円錐形状や棒状の商品、ある
いは自立できない商品などをうまく収容できないという
問題点がある。特に、現在では自動販売機を用いた無人
店舗が提案されており、かかる店舗で多種多様の商品を
扱うことになれば、さらに問題が顕在化する可能性があ
る。また、商品を送り出すときに倒れるような姿勢で落
下するため、当該姿勢を矯正する必要がある。
【0006】そこで、この発明は、上記に鑑みてなされ
たものであって、多種多様な商品を収容して商品を送り
出す際に簡単な構成で姿勢を矯正できる自動販売機のス
パイラルラックおよびこれを用いた自動販売機を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】回転機構により回転する
スパイラルをコラムケース内に設けたスパイラルラック
において、商品を送り出すコラムケースの前端部であっ
て商品の上部にて送り出しを規制するように規制手段を
設ける。そして、このような規制手段としては、例えば
コラムケース前端部に設けた門形状のガイドなどを挙げ
ることができる。商品がスパイラルの回転により送ら
れ、コラムケースから送り出される際、商品の上部をこ
の規制手段により規制することになるから、商品は規制
手段をくぐるようにして送り出されることになる。すな
わち、この規制手段により商品が倒れるようにして送り
出されるのを防止しているのである。
【0008】このため、商品の落下範囲を小さくするこ
とができるから、例えばスパイラルラックの下方に商品
を受容するバスケットを配置する場合や、自動販売機の
前面を底部まで直接落下させる場合などにおいて、バス
ケットの奥行やスパイラルラックと前面透明板との間隔
を小さくすることが可能になり、その分、自動販売機を
コンパクトにできる。さらに、商品によって高さが異な
るから、この規制手段の位置調整を行うようにすれば多
種類の商品に対応することができる。そのような調整手
段としては、コラムケースに規制手段を係止する複数の
係止部を設け、規制手段を係止する係止部を選択するよ
うにすることで簡単に構成できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明につき図面を参照
しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこ
の発明が限定されるものではない。図1は、この発明の
自動販売機を示す斜視図である。図2は図1に示した自
動販売機の正面図、図3は内部説明図、図4は商品収納
ラックの正面図である。まず、自動販売機全体から説明
し、その後、各部を詳細に説明する。
【0010】[自動販売機の全体構成]この自動販売機
1は、庫内の商品を透視可能な構造であって、断熱筐体
となる本体ケース101内に商品を収納する商品収納ラ
ック102を備えたものである。また、自動販売機1に
は、前面下方に商品取出口103を設けた外扉104
と、断熱機能を有する内扉105とが設けられており、
外扉104および内扉105のうち商品収納ラック10
2前面に対向する部分には、透明板106、107がは
め込まれ、外部から中の状態が視認可能となっている。
商品収容ラック102は、最も左の列に配置した複数の
スパイラルラック2と、上下左右に配置した複数のボッ
クスラック3とから構成されている。
【0011】また、商品収納ラック102の前面にはバ
ケットユニット4を搭載したX−Y搬送機構5が設けら
れている。バケットユニット4は、このX−Y搬送機構
5によって商品収納ラック102前面のXY座標上を移
動する。バケットユニット4は、待機状態でホームポジ
ション(商品取出口に対応する位置)にあり、商品販売
時に所定のスパイラルラック2またはボックスラック3
の前面に移動して、ラック2、3から送り出された商品
を受容する。続いて、バケットユニット4が商品取出口
103まで移動し、商品を搬出する。なお、自動販売機
1の本体ケース101下部には、エバポレータおよびコ
ンデンシングユニットが内蔵されている(図示省略)。
【0012】また、スパイラルラック2およびボックス
ラック3は、本体ケース101内でラック支持枠108
により引き出し可能に支持されている。商品は、ボック
スラック3またはスパイラルラック2をラック支持枠1
08に沿って引き出した状態で補充する。ラック支持枠
108は、スパイラルラック2とボックスラック3のい
ずれも支持可能である。このため、スパイラルラック2
を左列以外に取り付け、商品収納ラック102を構成す
ることができる。ボックスラック3では商品をコラムケ
ースで拘束して収容するが、スパイラルラック2ではス
パイラルのピッチ間で商品を拘束収容する(いずれの詳
細も後述する)。
【0013】また、駆動用モータやソレノイドなどの動
力源はボックスラック3から切り離され、バケットユニ
ット4側に設けられている。従って、バケットユニット
4が指定したボックスラック3にアクセスしたとき、ボ
ックスラック3の伝達結合部を介してバケットユニット
4からボックスラック3に動力を伝達する。なお、かか
る構成を有する自動販売機は、本願出願人により既に発
明され、特開平10−302140号公報において開示
されている。
【0014】一方、スパイラルラック2については、動
力源を各ラック毎に設けた構造になっている。このた
め、バケットユニット4から動力供給を受けることな
く、独自に作動することができる。また、上記ボックス
ラック3は、缶入り飲料商品、紙パック入り飲料商品な
どの包装が定形的なものを収容するのに適しており、上
記スパイラルラック2は、菓子パン、袋菓子などの包装
が非定形的なもの、あるいは文庫本や歯磨きセットなど
の食品以外のものを収容するのに適している。
【0015】なお、スパイラルラック2は、非定型的な
商品のみならず、定型的な商品を収容することも可能で
あるから、スパイラルラック2のみにより商品収容ラッ
ク102を構成することもできる。同様に、バケットユ
ニット4に関しても、その半分が、ボックスラック3か
ら送り出された定形的な商品を受容可能な構造になって
おり、残り半分が、スパイラルラック2から送り出され
る非定形的な商品を受容可能な構造になっている。
【0016】外扉104の前面右側部分には、販売操作
パネル109が配置されている。販売操作パネル109
には、ラック毎に付けた商品番号に対応する複数のボタ
ンで構成した商品選択ボタン110と、販売情報を表示
する液晶ディスプレイ111とが設けられている。ま
た、販売操作パネル109には、コイン機構112、ビ
ルバリデータ113、釣銭返却レバー114からなる通
貨処理機構115が配置されている。販売操作パネル1
09の下方には、釣銭返却口116が設けられている。
【0017】商品収納ラック102には多種多様の商品
が収納されており、ユーザは本体ケース101の透明板
106、107越しに商品を実際に見て選択し、その商
品を収容したラック2、3に刻印してある番号の商品選
択ボタン110を押す。これにより、X−Y搬送機構5
によりバケットユニット4を選択した商品を収容したラ
ック2、3前面までアクセスし、当該バケットユニット
4がラック2、3から送り出した商品を受容する。バケ
ットユニット4が商品を受容したら、当該バケットユニ
ット4がホームポジションまで移動し、商品を商品取出
口103に搬出する。ユーザは商品取出口103から商
品を取り出す。この一連の過程は、透明板106、10
7を通じてユーザが目視観察することができる。
【0018】なお、X−Y搬送機構5をジョイスティッ
ク(図示省略)により動かすようにしても良い。具体的
には、販売操作パネル109にジョイスティックを設け
ておき、商品購入時に、ユーザがジョイスティックによ
り操作を行うか、商品選択ボタン110による操作を行
うかを選択する。この場合、商品選択(バケットユニッ
トを所定のラックにアクセスさせることにより)から商
品搬出までの一連の動作をジョイスティックで行うよう
にしても良いし、商品選択のみをジョイスティックによ
り行い、商品搬出は自動的に行うようにしても良い。
【0019】[スパイラルラックの構造]図5は、図1
に示したスパイラルラックを示す斜視図である。図6
は、図5に示したスパイラルラックの上面図、図7はA
視図、図8は背面図、図9は裏面図である。スパイラル
ラック2は、板金製作したコラムケース201内の長手
方向に2本の金属製スパイラル202を配置した構成で
ある。各スパイラル202の一端は、スパイラル取付用
フランジ203によってスパイラル軸204に固定さ
れ、他端は、ラック前面側で解放状態となる。スパイラ
ル202は、コラムケース201底面に設けた山形のガ
イド部205により正しい位置に保持されている。
【0020】また、コラムケース201には、スパイラ
ル202の中を貫き、帯状板を折り曲げ加工したレール
部材206が設けられている。レール部材206の一端
はコラムケース201の前端縁に固定され、他端はスパ
イラル軸204に対して回動自在に設けた円盤207に
固定されている。スパイラル202先端はレール部材2
06の下をくぐるようになり、レール部材206の末端
は円盤207に固定しているから、スパイラル202が
レール部材206に干渉することはない。また、コラム
ケース201の前面には、商品の送り出しをスムーズに
行うための門形状のガイド280が設けられている。こ
のガイド280は、棒材を折り曲げて成形する。なお、
このガイド280は、商品の上部にて送り出しを規制す
ることができれば前記門形状に限定されず、例えば、上
部に位置するコラムケース201の下面に設けた板状体
であってもよい。また、自動販売機1の内部横方向に通
したバーであってもよく、コラムケース201の板金の
一部を延出しておき折り曲げ加工するときにコラムケー
ス201と一体にガイド280を成形するようにしても
よい(いずれも図示省略)。
【0021】各スパイラル軸204には平歯車208が
固定されており、一方の平歯車208と他方の平歯車2
08とは二つの中間車209を介して連結している。こ
の中間車209の一つに動力源となる駆動用モータ21
0のギア211が噛んでおり、この駆動用モータ210
の回転により両方の平歯車208に対して互いに逆方向
の回転を与えている。駆動用モータ210、中間車20
9および平歯車208はコラムケース201奥側に設け
た動力ボックス212内に収容されている。駆動用モー
タ210には、サーボモータを用いる。なお、駆動用モ
ータ210をスパイラル軸204毎に設けるようにして
もよい。また、中間車209を用いず、駆動用モータ2
10のギア211から各スパイラル軸204の平歯車2
08までにそれぞれタイミングベルトを渡し、回転を伝
達するようにしてもよい。
【0022】コラムケース201の前部にはヒンジレバ
ー213を有する商品検出スイッチ214(リミットス
イッチ)が配置されている。この商品検出スイッチ21
4は、特に最前列のスパイラルピッチ202p間におけ
る商品の有無を検出するものであるから、少なくともヒ
ンジレバー213がスパイラルピッチ202p間に位置
している必要がある。同図に示すように、前から2列目
の商品を検出するようにした場合、駆動用モータ210
の回転を余分に1回転させて、販売時には常に商品が最
前列に位置するようにする。また、最前列の商品を検出
するようにした場合には、商品販売時または販売待機時
に駆動用モータ210を余分に回転させ、商品が最前列
に位置するようにする。
【0023】商品検出スイッチ214の検出信号はコネ
クタ215を介して外部に出力される。商品検出スイッ
チ214とコネクタ215を繋ぐコード216はコラム
ケース201の底面に配線されている。また、駆動用モ
ータ210への電力供給を行うコード217もコラムケ
ース201底面に配線され、その端部が前記コネクタ2
15に繋がっている。このコネクタ215は、コラムケ
ース201をラック支持枠108に挿入したとき、電力
および制御信号を得るために本体ケース101内部から
延出するケーブル(図示省略)と接続するようにする。
【0024】なお、商品検出スイッチ214の他に非接
触検出が可能な近接スイッチを用いるようにしてもよ
い。また、この商品検出スイッチ214を設けず、販売
操作パネル109からの操作、或は後述するバケットユ
ニット4の商品検知スイッチからの商品非検知信号によ
り、駆動用モータ210を余分に1回転させるようにし
てもよい。
【0025】商品Gは、対向するスパイラル202のピ
ッチ202p間で拘束する(図6参照)。このスパイラ
ルラック2を用いることにより、商品自体または包装が
非定形的な商品を収容し、送り出すことができる。ま
た、コラムケース201の底面には、ラック支持枠10
8上を走行するガイド車218が設けられている。な
お、並行するスパイラル202の間隔を調整可能に構成
するようにしても良い。このようにすれば、さらに多種
類の商品を収容することができる。また、このスパイラ
ルラック2の幅は後述のボックスラック3の幅の2倍に
なっている。このため、ラック支持枠108からボック
スラック3を二つ取り外し、そこにスパイラルラック2
を一つ取り付けることができる。
【0026】上記の構成において、ユーザが商品を選択
した場合、その商品を収容しているスパイラルラック2
のスパイラル202が回転し、1ピッチ送ることにより
商品Gを一つ送り出す。この商品Gは、スパイラルラッ
ク2から送り出される際、ガイド280によりその上部
を規制される。具体的には、このガイド280の作用に
より、商品Gが倒れるようにして送り出されるのを防止
し、ガイド280をくぐるようにして送り出すようにす
る。商品Gは、スパイラルラック2の下方で待機してい
るバケットユニット4により受容され、商品取出口10
3まで搬送される。また、バケットユニット4はX−Y
搬送機構5により移動制御され、一方、スパイラル20
2は駆動用モータ210から動力を得ているから、各動
力源は各別に存在する。このため、バケットユニット4
がスパイラルラック2の前面下方に到達する前にスパイ
ラル202を回転させることが可能である。このように
すれば、商品受容までの時間を短縮することができる。
【0027】[ボックスラックの構造]図10は、図1
に示したボックスラックを示す斜視図である。図11
は、図10に示したボックスラックの正面図(a)およ
び側面図(b)である。このボックスラック3は、本願
出願人による上記特開平10−302140号公報にて
開示のものであり、コラムケース301内に、動力源を
切り離した商品払出機構302を設けた構造である。商
品払出機構302は、商品をコラムケース301の前端
に位置決めするゲート機構303と、商品の最後尾を押
して商品を送り出すプッシャ機構304とにより構成さ
れている。
【0028】ゲート機構303は、矩形状のゲート板3
05と、このゲート板305を揺動させる揺動機構30
6とから主に構成されている。ゲート板305は、同図
に示す形状の他に適宜好ましい形状、たとえば、L字形
状にしてもよい(図示省略)。揺動機構306は、ゲー
ト板305の一端に設けた円筒カム307と、スライダ
308とから構成されている。円筒カム307は、コラ
ムケース301側面にて回転自在に支持されると共に回
転軸を中心として45度ねじれたカム溝309を有して
いる。
【0029】スライダ308は、円筒カム307のカム
溝309と係合するカム突起310を有する。また、ス
ライダ308は、バケットユニット4のピンプッシャ4
05により押し込まれることで、コラムケース301側
面部において後方向に直動する。さらに、スライダ30
8には復帰バネ311が設けられているから、ピンプッ
シャ405の離脱後は、スライダ308を元の位置に戻
すことができる。
【0030】このボックスラック3は、販売待機時、ゲ
ート板305を閉じて商品を所定位置に拘束保持する。
販売時には、ゲート板305による拘束から商品を解放
する。バケットユニット4がボックスラック3の略正面
に移動し、後述するピンプッシャ405がボックスラッ
ク3側に突き出ると、このピンプッシャ405を端面で
受けてスライダ308が押し込まれる。スライダ308
が押し込まれるとカム溝309がカム突起310に従動
し、円筒カム307が回転する。この円筒カム307の
回転に伴いゲート板305が上方に開く(図中鎖線で示
す)。
【0031】一方、商品を一つ送り出してピンプッシャ
405がバケットユニット4内に引っ込むと、復帰バネ
311によりスライダ308が元の位置に戻るから、円
筒カム307の作用によってゲート板305が閉じる。
ゲート板305が閉じることにより商品が再び拘束され
る。なお、ゲート機構303は、スライダ端面308a
をラック前面に露呈し、カバー312で保護されてい
る。
【0032】プッシャ機構304は、ボックスラック3
に収容した商品Gの最後に押し当てるプッシャ313
と、このプッシャ313を取り付けるベルト機構314
とから構成されている。ベルト機構314は、コラムケ
ース301底面に長手方向に沿って設けたベルト315
(タイミングベルト)と、コラムケース301の前端部
および後端部に配置されベルト315を張架する2つの
プーリ316と、コラムケース301前端部のプーリ軸
に設けられ動力伝達部となるラック歯車317とから構
成されている。ラック歯車317は、コラムケース30
1側面であって前記スライダ308の下方に位置し、商
品Gを送り出す際、バケットユニット4に内蔵した連結
歯車と噛み合い、動力を得る。また、ラック歯車317
はバケットユニット4との間で結合をとる必要があるた
め、ラック前面にてカバー312から露呈している。
【0033】プッシャ313は、ベルト面に対して直立
し、その背面にクリップ318を設けてある。このクリ
ップ318は、プッシャ313背面に揺動軸319およ
びねじりコイルバネ320を有し、その脚片321をベ
ルト面に対して付勢している。また、プッシャ313
は、ベルト315の歯に係合する脚爪部322を当該ベ
ルト裏面側に有している。
【0034】プッシャ313は、クリップ318を解放
した状態で収容した商品の最後尾までスライドさせ、位
置を決めたら、脚爪部322とベルト315の歯とを係
合させた状態で脚爪部322およびクリップ318の脚
片321でベルト315を挟み、固定する。商品Gを補
充する際は、クリップ318による固定を外して、プッ
シャ313をスライドさせる。なお、プッシャ313の
固定に関しては、固定と開放が可能な構造であれば、上
記構造に限定されない。また、コラムケース301の長
手方向であってベルト315の両側には、商品を載せる
レール323が設けられている。
【0035】かかる構成において、バケットユニット4
側からラック歯車317に対して動力を伝達すると、ラ
ック歯車317と同軸に設けたプーリ316が回転す
る。これにより、ベルト315と共にプッシャ313が
前方に移動し、最前列の商品Gがボックスラック3から
送り出される。送り出された商品は、ラック前面下方に
位置するバケットユニット4により受容される。このプ
ッシャ機構304は、前記ゲート機構303と連動して
動作することになるが、その詳細については後述する。
【0036】[バケットユニットの構造]図12は、図
1に示したバケットユニットを示す構成図である。図1
3は、ボックスラック用のバケットユニットを示す構成
図、図14は、スパイラルラック用のバケットユニット
を示す構成図である。ボックスラック用バケットユニッ
ト41は、その前面が一部開口しており、この開口40
1を覆うようにフラッパ402が取り付けられている。
なお、このボックスラック用バケットユニット41の構
造は、本願出願人による上記特開平10−302140
号公報にて開示のものと略同様である。
【0037】フラッパ402は、上部にて開閉可能に回
転支持されており、捩じりコイルバネ403により前面
開口401周縁に対して付勢されている。フラッパ40
2の一部は突起形状になっており、この突起形状に対向
するようにフラッパ開閉検知スイッチ403aが設けら
れている。また、ボックスラック用バケットユニット4
1は、その上面および背面の一部も開口しており、かか
る開口404にてボックスラック3から送り出される商
品を受容する。また、ボックスラック用バケットユニッ
ト41は、ピンプッシャ機構42、駆動機構43、姿勢
制御機構44およびコンベヤ45とを有している。
【0038】ピンプッシャ機構42は、ボックスラック
3側に突き出るピンプッシャ405と、このピンプッシ
ャ405を保持して前進後退を行うナピアネジ機構40
6と、ナピアネジ機構406を駆動するプッシャモータ
407とから構成されている。ナピアネジ機構406
は、ナット部408とネジ部409とからなり、このナ
ット部408にピンプッシャ405が取り付けられ、ネ
ジ部409の端部歯車410がプッシャモータ407の
歯車411と噛み合っている。また、ナット部408の
下方には、後述する連結歯車412を軸支した揺動板4
13と係合するドグ414が設けられている。なお、ナ
ピアネジ機構406に代えて通常のネジを用いることも
できる。
【0039】つぎに、駆動機構43では、バケットユニ
ット4底面に減速機構415を有する駆動用モータ41
6を配置している。また、減速機構415の出力軸に設
けたプーリ417と、バケットユニット4の後部中段に
配置したガイドローラ418のプーリ419との間にベ
ルト420(タイミングベルト)を張架して回転力を伝
えるようにしている。また、ガイドローラ418には駆
動歯車421が設けられ、この駆動歯車421に噛み合
うと共にガイドローラ418を中心として揺動する連結
歯車412が設けられている。連結歯車412は、ガイ
ドローラ418を中心に揺動する揺動板413に軸支し
てある。
【0040】この揺動板413の一部にはナピアネジ機
構406のナット部408に設けたドグ414と係合す
る突起422が設けられている。また、揺動板413に
は、バケットユニット筐体423との間にバネ424が
設けられている。また、減速機構415の出力軸には、
ガイドローラ425が設けられている。また、減速機構
415の出力軸は、ボックスラック用バケットユニット
41側とスパイラルラック用バケットユニット46側と
の両方に突設されており、駆動用モータ416をボック
スラック用とスパイラルラック用とで共用化している。
【0041】ピンプッシャ機構42では、プッシャモー
タ407を駆動することにより、ナピアネジ機構406
のネジ部409が回転する。これによりナット部408
が移動してピンプッシャ405がバケットユニット4か
ら突き出る。突き出たピンプッシャ405は、ボックス
ラック3のスライダ308を押し込むから、ボックスラ
ック3のゲート板305が開く。また、ナット部408
の移動によりナット部408のドグ414と揺動板41
3の突起422とが係合し、ナット部408の移動と共
に揺動板413が揺動する。
【0042】これにより、連結歯車412がボックスラ
ック3のラック歯車317と噛み合って、駆動用モータ
416の動力がボックスラック3に伝達される。一方、
プッシャモータ407の駆動によりピンプッシャ405
を引っ込めると、スライダ308が元の位置に戻るから
ゲート板305が閉じる。これとともに、連結歯車41
2とラック歯車317との噛み合いが外れるから、動力
伝達が遮断される。
【0043】姿勢制御機構44は、駆動用モータ416
と、バケットユニット筐体423内を横切るようにして
前部上下段、後部中段に設けたガイドローラ418、4
25、426と、三つのガイドローラ418、425、
426の各プーリ419、417、427間に架け渡し
たベルト420(タイミングベルト)とから構成されて
いる。姿勢制御機構44は、商品をボックスラック3か
ら送り出した後に当該商品を起立姿勢に制御する機能を
有するが、その作用については後述する。
【0044】また、バケットユニット筐体423の底面
には、コンベヤ45が若干前方に傾斜させて配置されて
いる。コンベヤ45の搬送ベルト428(タイミングベ
ルト)は、駆動用モータ416により駆動する前部下段
のガイドローラ425と、もう一方のガイドローラ42
9との間に張架されている。この搬送ベルト428に
は、摩擦係数の大きい材料、たとえば、樹脂硬度70以
下のポリウレタン、シリコンおよび軟質PVCなどを用
いるのが好ましい。
【0045】また、ボックスラック用バケットユニット
41の開口404入口付近には、ボックスラック3から
送り出した商品を検出する商品検出スイッチ430が設
けられている。商品検出スイッチ430の検出レバー4
31は、開口404入口を横切るように位置しており、
送り出した商品と接触するようにしてある。以上の構成
により、定形的な商品を姿勢よく保持して商品取出口1
03まで搬送することができる。
【0046】一方、スパイラルラック用バケットユニッ
ト46は、ボックスラック用バケットユニット41と並
列に結合しており、互いのコンベヤ47、45の駆動用
モータ416を共用としている。コンベヤ47は、前部
下段に配置したガイドローラ432と、後部中段に配置
したガイドローラ433との間に搬送ベルト434(タ
イミングベルト)を張架した構造であって、ボックスラ
ック用バケットユニット41のコンベヤ45に比べてよ
り傾斜して配置され、その幅も大きくなっている。な
お、ボックスラック用のコンベヤ45と同じく、搬送ベ
ルト434には、摩擦係数の大きい材料、たとえば、樹
脂硬度70以下のポリウレタン、シリコンおよび軟質P
VCなどを用いるのが好ましい。
【0047】また、前部下段のガイドローラ432は、
減速機構415の回転軸と結合している。バケットユニ
ット筐体423は、その前面が一部開口しており、この
開口435を覆うようにフラッパ436が取り付けられ
ている。フラッパ436は、捩じりコイルバネ437に
より前面開口周縁に対して付勢されている。フラッパ4
36の一部は突起形状になっており、この突起形状に対
向するようにフラッパ開閉検知スイッチ438が設けら
れている。
【0048】また、バケットユニット筐体423の上面
も開口439しており、そのサイズはボックスラック用
バケットユニット41よりも若干大きめになっている。
この上面開口439には商品検出スイッチ440が設け
られている。商品検出スイッチ440の検出レバー44
1は、開口439の中央を横切っている。以上の構成に
より非定形的な商品を受容して、商品取出口まで搬送す
ることが可能になる。
【0049】図15は、減速機構の回転軸とのジョイン
ト部を示す斜視図である。スパイラルラック用バケット
ユニット46は、動力源をボックスラック用バケットユ
ニット41と共用しているので、駆動用モータ416の
減速機構415から継ぎ手442を介して動力を得てい
る。継ぎ手442は、キー溝443を有する筒軸444
と外周にキー445を突設した実軸446とを突き合わ
せて接合する構造になっている。なお、このジョイント
部は、継ぎ手442の他に、噛み合いクラッチなどを用
いることもできる。
【0050】図16は、ボックスラックおよびバケット
ユニットの動作を示す説明図である。まず、同図(a)
に示すように、X−Y搬送機構5によりバケットユニッ
ト4をホームポジションからボックスラック3の略前面
までアクセスする。この位置で、ピンプッシャ機構42
を作動し、ピンプッシャ405をバケットユニット4側
から突き出すと、同図(b)に示すように、ピンプッシ
ャ405がボックスラック3のスライダ308に当た
り、当該スライダ308を押し込む。スライダ308が
押し込まれると、円筒カム307の作用によりゲート板
305が上に開き、ラック前面において商品Gの拘束が
解かれる。
【0051】また、ピンプッシャ405の突き出しに伴
い、ナット部408に設けたドグ414が揺動板413
の突起422に係合する。このため、連結歯車412が
揺動してボックスラック3のラック歯車317と噛み合
い、駆動用モータ416からラック歯車317までの間
に動力伝達経路が形成される。ここで、駆動用モータ4
16を駆動すると、減速機構415、ベルト420、ガ
イドローラ418および駆動歯車421を介して連結歯
車412まで回転が伝わり、当該連結歯車412が図中
矢印方向に回転を始める。
【0052】これによりラック歯車317が回転し、コ
ラムケース301底面上にてベルト315が前方に送ら
れる。商品Gは、ベルト315に従動するプッシャ31
3に押されてボックスラック3から送り出される。送り
出された商品Gは、バケットユニット4により受容され
るが、この際、開口404に設けた商品検出スイッチ4
30により商品Gの進入が検出される。バケットユニッ
ト4では、この検知信号を基準として若干タイミングを
遅らせて駆動用モータ416を停止し、商品Gの送り出
しを止める。
【0053】商品Gを送り出したら、同図(c)に示す
ように、ピンプッシャ405を引っ込める。ピンプッシ
ャ405を引っ込めると、スライダ308がバネ力によ
り元の位置に戻るから円筒カム307の作用によりゲー
ト板305が閉まる。これにより、ラック前面にて商品
Gが再び拘束される。また、ピンプッシャ405が引っ
込むことに伴い、ドグ414により支持されていた揺動
板413が開放され、ばね力によって連結歯車412が
ラック歯車317から離脱する。
【0054】これにより、駆動用モータ416からラッ
ク歯車317にかけての動力伝達経路が遮断される。一
方、送り出された商品Gは、一旦、ラック前端縁により
下部を支持され、前部上段のガイドローラ426に対し
て前倒れ姿勢で寄り掛かることになるが、バケットユニ
ット4を若干上昇させることで、同図に示すように、そ
の下部を後部中段のガイドローラ418により下部を支
持することになる。
【0055】続いて、同図(d)に示すように、駆動用
モータ416を始動させると、姿勢制御機構44の前部
上段および後部中段のガイドローラ426、418が回
転し、商品Gが前傾姿勢から起立姿勢に変わり、コンベ
ヤ45上に着地する。つぎに、商品Gを受容したバケッ
トユニット4をX−Y搬送機構5によって商品取出口1
03まで搬送し、この位置で商品Gを搬出する。
【0056】具体的には、同図(e)に示すように、底
部に設けたコンベヤ45を駆動してバケットユニット4
から商品Gを搬出する。フラッパ402は商品自体に押
されて開く。フラッパ402が閉じると、フラッパ開閉
検知スイッチ403aからの信号により、駆動用モータ
416が停止して待機状態になる。ユーザは、外扉10
4の商品取出口103のフラッパを開けて商品を取り出
す。
【0057】なお、上記姿勢制御機構44の変形例とし
て、上記前部上段のガイドローラ426に代えてガイド
バーを設け、後部中段のガイドローラ418と前部後段
のガイドローラ425との間にタイミングベルトを張架
するようにしてもよい(図示省略)。この場合は、ガイ
ドバーに前倒れ姿勢で寄り掛かっている商品を、後部中
段のガイドローラ418で姿勢制御することになる。
【0058】図17は、スパイラルラックおよびバケッ
トユニットの動作を示す説明図である。同図(a)に示
すように、まず、X−Y搬送機構5によりバケットユニ
ット4をホームポジションからスパイラルラック2の略
前面までアクセスする。この位置で、スパイラルラック
2の駆動用モータ210を駆動すると、スパイラル20
2が回転してピッチ202pがラック前方に送られる。
これにより、ピッチ202p間に拘束している商品Gが
スパイラルラック2から送り出される。商品Gが送り出
されると、そのまま落下してスパイラルラック用バケッ
トユニット46の上部開口439からバケットユニット
筐体423内に受容される。
【0059】バケットユニット4による商品Gの受容
は、上部開口439に設けた商品検出スイッチ440に
より検出する。また、X−Y搬送機構5は、この商品検
出スイッチ440の検出信号を基準とし、多少遅らせて
バケットユニット4を商品取出口103まで搬送する。
そして、同図(b)に示すように、駆動用モータ416
により底部のコンベヤ47を駆動してフラッパ436を
押し開きつつ商品Gを搬出する。フラッパ436が閉じ
ると、フラッパ開閉検知スイッチ438からの信号によ
り、駆動用モータ416が停止して待機状態になる。ユ
ーザは、外扉104の商品取出口103のフラッパを開
けて商品Gを取り出す。
【0060】また、背の高い商品や、大きめの商品には
ガイド280を用いる。図18は、ガイド280の機能
を示す説明図である。同図(a)に示すように、背の高
い商品GTは、スパイラル202の回転によりラック前
方に送られ、送り出される際、その上部がガイド280
と干渉する。そして、商品GTの上部を拘束した状態で
スパイラル202によりさらに送られるから、同図
(b)に示すように、ガイド280をくぐるようにして
落下し、バスケットユニット46により受容される。
【0061】仮に、このガイド280がない場合は、図
19の(a)に示すように、商品GTが倒れるようにし
て落下することがあり、このような落下姿勢でも確実に
受容するため、バスケットユニット46の奥行D1を大
きくせざるを得ない。バスケットユニット46の大型化
は自動販売機の奥行きを大きくするし、自動販売機の寸
法を変えなければそのぶんスパイラルラック2の収容数
が食われてしまう。ところが、同図(b)に示すよう
に、商品GTをガイド280により当該ガイド280を
くぐるように落下させれば、バスケットユニット46の
奥行D2が小さくても確実に受容することができる。こ
の結果、当該ガイド280を設けることにより、自動販
売機のサイズを小さくすることが可能になる。
【0062】また、このガイド280は、上下方向に位
置調整できるようにしてもよい。図20にそのような位
置調整をするための構造を示す。このように、コラムケ
ース201の前縁上下方向に複数の固定穴281を穿孔
すると共に、ガイド280をコラムケース201の上部
に設けた筒状体282により支持する。ガイド280の
高さを調整するときには、ガイド280のフック形状に
成形した端部283を現在の固定穴281から抜き、ガ
イド280を上下させて当該端部283を所望の固定穴
281に挿入する。ガイド280はそれ自身の弾性によ
り端部283を固定穴281にて固定するから、ガイド
280の位置を調整することができる。このような構成
にすることで、高さの異なる商品に広く適用することが
できるようになる。
【0063】[X−Y搬送機構の構造]図21は、図1
に示したX−Y搬送機構の構造を示す斜視図である。X
−Y搬送機構5は、X軸搬送部51とY軸搬送部52と
から構成されている。X軸搬送部51は、バケットユニ
ット4を搭載し、X方向に設けたXガイドレール501
と、バケットユニット4をX軸方向に移動させるX軸サ
ーボモータ502と、X軸サーボモータ502の回転を
バケットユニット4に伝達するタイミングベルト(図示
省略)とから構成されている。
【0064】また、Y軸搬送部52は、Xガイドレール
501をY方向に昇降させるY軸サーボモータ503
と、Xガイドレール501をY方向に移動させるYガイ
ドレール504と、Yガイドレール504に沿って設け
たYタイミングベルト505と、Y軸サーボモータ50
3の回転を左右のYタイミングベルト505に伝えるシ
ャフト506と、Xガイドレール501とのバランスを
とるバランサー507とから構成されている。また、X
軸搬送部51には、X方向左右端部にX軸サーボモータ
502の非常停止を行うリミットスイッチが配置されて
いる(図示省略)。同じく、Y軸搬送部52には、Y方
向上下端部にY軸サーボモータ503の非常停止を行う
リミットスイッチが配置されている(図示省略)。
【0065】[制御部の構成]図22は、図1に示した
自動販売機の制御系を示すブロック図である。制御部6
01は、各種データおよびプログラムを記憶するメモリ
602を有し、商品選択ボタン110、コイン機構11
2およびビルバリデータ113からの入力信号に基づ
き、X−Y搬送機構5、スパイラルラック2、バケット
ユニット4の動作を制御する。X−Y搬送機構5に対し
てはX軸サーボモータ502およびY軸サーボモータ5
03の回転制御を行うと共にガイドレール501、50
4上のリミットスイッチからの非常停止信号を受けてX
軸サーボモータ502およびY軸サーボモータ503を
停止制御する。
【0066】スパイラルラック2に対しては、駆動用モ
ータ210の回転制御を行うと共に商品検出スイッチ2
14による商品抜けの信号を受けて駆動用モータ210
を余分に回転させ、スパイラルピッチ202pを送る。
バケットユニット4に対しては、プッシャモータ407
を駆動してピンプッシャ機構42の作動制御を行い、商
品検出スイッチ430の商品検知信号を受けて駆動用モ
ータ416の回転制御を行い、姿勢制御機構44および
コンベヤ45を制御する。また、フラッパ開閉検知スイ
ッチ403a、438による商品搬出信号を受けて駆動
用モータ416を停止する。なお、制御部601が、上
記の他に通常の自動販売機1に必要な制御を行うことは
いうまでもない。
【0067】さらに、上記実施の形態では、スパイラル
ラック2とボックスラック3とを組み合わせた自動販売
機1を示したが、自動販売機内に上記のようなスパイラ
ルラック2のみを取り付ける構成としてもよい。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の自動販
売機のスパイラルラックでは、回転機構により回転する
スパイラルをコラムケース内に設け、スパイラルピッチ
間で商品を拘束し、スパイラルの回転により商品を送り
出すスパイラルラックを備えており、このコラムケース
の前端部に位置すると共に商品の上部にてスパイラルに
よる商品の送り出しを規制する規制手段を前記コラムケ
ースに設けた。このため、姿勢が矯正されて商品が滑り
出るように送り出される。また、そのような具体的かつ
簡単な規制手段として、コラムケース前端部に設けた門
形状のガイドを挙げることができる。
【0069】また、この発明の自動販売機のスパイラル
ラックでは、コラムケースに規制手段を係止する複数の
係止部を設け、規制手段を係止する係止部を選択するこ
とで当該規制手段の位置を調整するようにしたので、高
さの異なる商品に広く適用できるようになる。さらに、
このようなスパイラルラックを用いて自動販売機を構成
することにより、そのサイズをコンパクトにすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1にかかる自動販売機を
示す斜視図である。
【図2】図1に示した自動販売機の正面図である。
【図3】図1に示した自動販売機の内部説明図である。
【図4】図1に示した自動販売機の商品収納ラックの正
面図である。
【図5】図1に示したスパイラルラックを示す斜視図で
ある。
【図6】図5に示したスパイラルラックの上面図であ
る。
【図7】図5に示したスパイラルラックのA視図であ
る。
【図8】図5に示したスパイラルラックの背面図であ
る。
【図9】図5に示したスパイラルラックの裏面図であ
る。
【図10】図1に示したボックスラックを示す斜視図で
ある。
【図11】図10に示したボックスラックの正面図およ
び側面図である。
【図12】図1に示したバケットユニットを示す構成図
である。
【図13】図1に示したボックスラック用のバケットユ
ニットを示す構成図である。
【図14】図1に示したスパイラルラック用のバケット
ユニットを示す構成図である。
【図15】減速機構の回転軸とのジョイント部を示す斜
視図である。
【図16】ボックスラックおよびバケットユニットの動
作を示す説明図である。
【図17】スパイラルラックおよびバケットユニットの
動作を示す説明図である。
【図18】ガイドの機能を示す説明図である。
【図19】ガイドの機能を示す説明図である。
【図20】ガイドの変形例を示す説明図である。
【図21】図1に示したX−Y搬送機構の構造を示す斜
視図である。
【図22】図1に示した自動販売機の制御系を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 自動販売機 101 本体ケース 102 商品収納ラック 103 商品取出口 104 外扉 105 内扉 106、107 透明板 108 ラック支持枠 109 販売操作パネル 2 スパイラルラック 201 コラムケース 202 スパイラル 206 レール部材 208 平歯車 209 中間車 210 駆動用モータ 211 ギア 214 商品検出スイッチ 280 ガイド 3 ボックスラック 301 コラムケース 302 商品払出機構 303 ゲート機構 304 プッシャ機構 305 ゲート板 306 揺動機構 307 円筒カム 308 スライダ 313 プッシャ 314 ベルト機構 315 ベルト 4 バケットユニット 41 ボックスラック用バケットユニット 42 ピンプッシャ機構 43 駆動機構 44 姿勢制御機構 45、47 コンベヤ 405 ピンプッシャ 406 ナピアネジ機構 407 プッシャモータ 412 連結歯車 413 揺動板 414 ドグ 416 駆動用モータ 418、425、426 ガイドローラ 420 ベルト 421 駆動歯車 442 継ぎ手 5 X−Y搬送機構 51 X軸搬送部 52 Y軸搬送部 601 制御部 602 メモリ
フロントページの続き Fターム(参考) 3E046 AA04 BA01 BB02 CB01 CB03 CC03 CC07 DA03 EA01 EA11 EA12 EA13 EB01 FA01 GA02 HA03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転機構により回転するスパイラルをコ
    ラムケース内に設け、スパイラルピッチ間で商品を拘束
    し、スパイラルの回転により商品を送り出すスパイラル
    ラックを備えており、このコラムケースの前端部に位置
    すると共に商品の上部にてスパイラルによる商品の送り
    出しを規制する規制手段を前記コラムケースに設けたこ
    とを特徴とする自動販売機のスパイラルラック。
  2. 【請求項2】 前記規制手段が、コラムケース前端部に
    設けた門形状のガイドであることを特徴とする請求項1
    に記載の自動販売機のスパイラルラック。
  3. 【請求項3】 さらに、コラムケースに規制手段を係止
    する複数の係止部を設け、規制手段を係止する係止部を
    選択することで当該規制手段の位置を調整するようにし
    たことを特徴とする請求項1または2に記載の自動販売
    機のスパイラルラック。
  4. 【請求項4】 上記請求項1〜3のうちいずれか一つの
    スパイラルラックを用いて自動販売機の商品収容ラック
    を構成したことを特徴とする自動販売機。
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