JPH09246746A - 電気部品収納ケースのカバー解除構造 - Google Patents

電気部品収納ケースのカバー解除構造

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JPH09246746A
JPH09246746A JP8051925A JP5192596A JPH09246746A JP H09246746 A JPH09246746 A JP H09246746A JP 8051925 A JP8051925 A JP 8051925A JP 5192596 A JP5192596 A JP 5192596A JP H09246746 A JPH09246746 A JP H09246746A
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    • E05C19/00Other devices specially designed for securing wings, e.g. with suction cups
    • E05C19/06Other devices specially designed for securing wings, e.g. with suction cups in which the securing part if formed or carried by a spring and moves only by distortion of the spring, e.g. snaps

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気接続箱上の電気部品収納ケース本体への
カバーの脱着が円滑かつ容易に行い得るカバー解除構造
を提供する。 【解決手段】 電気部品収納ケースは電気接続箱(1
1)上に配置され、収納ケース本体(12)とこれに係
合するカバー(13)により構成される。該カバー(1
3)は側方に張り出しかつ側端縁に操作部分(13b)
を有する突出部(13c)を備え、該操作部分(13
b)に僅かに扛上力を加えるのみで両部材の係脱を円滑
かつ容易にするために、前記突出部に隣接する両側隅部
のカバー周壁(14)に撓み部分(13d)を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部に多数の電気
部品を配列した側方に張り出した突起部を有する収納ケ
ース本体を前記本体上部外周を囲撓する周壁を備えたカ
バーに依り該本体全体を上から覆いかつ本体側の対向側
面とカバー側の対向する周壁内側面に各々設けられた係
止溝および係合突起との係合および解除により着脱可能
な電気部品収納ケースのカバー解除構造に関する。ま
た、本発明は、内部に多数の電気部品を配列した実質的
に直方体の収納ケース本体外周を囲撓する周壁を備えた
カバーに依り該本体全体を上から覆いかつ本体側の対向
側面とカバー側の対向する周壁内側面に各々設けられた
係止溝と係合突起との係合および解除により着脱可能な
電気部品収納ケースのカバー解除構造に関する。
【0002】
【従来の技術】電気部品収納ケースは図7に略示するご
とく、電気接続箱101上の収納ケース本体102内に
収納されるヒユーズ、リレー等の電気機能部品を被覆す
るカバー103からなり、収納ケース本体102の側部
には係合部分102aが設けられる。カバー103は収
納ケース本体102の係合部分102aに対応する箇所
に係合部分103aを備え、また、カバー103を収納
ケース本体102から取り外す時にカバー103に力を
加える操作部分103bを備えている。図8、図9およ
び図10はカバー103の平面図、側面図および断面図
をそれぞれ示す。図11および図12は収納ケース本体
102からカバー103を開放するときのカバー103
の作動を説明するそれぞれ平面図および側面図である。
収納ケース本体102からカバー103を開放するため
にカバー103の操作部分103bに扛上力Fを加える
と(図12)、カバー103の操作部分103b側の側
面は図11に黒矢印で示す方向に撓み2点鎖線で示す位
置に側壁が張り出し、その結果、係合部分103aが収
納ケース本体102の係合部分102aから外れる。
【0003】
【発明が解決すべき課題】しかしながら、上記カバー1
03においては、該カバーを図11の2点鎖線の位置ま
で撓ませるためには大きな力を必要とする。すなわち、
収納ケース本体102からのカバー103の取り外しが
滑らかに行われないという不都合がある。
【0004】本発明は電気部品収納ケースのケース本体
へのカバーの取り外しおよび取り付けが滑らかに行い得
る電気部品収納ケースのカバー解除構造を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記課
題は、前記カバーが収納ケース本体の突起部を覆う突出
部を有しており、前記係合突起の一方が、前記本体突起
部の側面に穿設された一方の係止溝と係合可能に前記突
出部の周壁内側面に形成されており、前記突出部の側端
縁に該カバーの開閉を行う操作部分が形成されており、
更に、前記カバーの取り外しに際し、前記操作部分に加
えられる扛上力により前記カバーの係合突起を前記収納
ケース本体の係止溝から解除し易くするために、前記突
出部に隣接する両側隅部の周壁に撓み部分を形成したこ
とを特徴とする電気部品収納ケースのカバー解除構造に
より解決される。更に、本発明の上記課題は、内部に多
数の電気部品を配列した実質的に直方体の収納ケース本
体外周を囲撓する周壁を備えたカバーに依り該本体全体
を上から覆いかつ本体側の対向側面とカバー側の対向す
る周壁内側面に各々設けられた係止溝と係合突起との係
合および解除により着脱可能な電気部品収納ケースのカ
バー解除構造において、前記周壁の前方部分の上端縁に
該カバーの開閉を行うための操作部分が形成されてお
り、更に、前記カバーの取り外しに際し、前記操作部分
に加えられる扛上力により係止溝と係合突起との係合を
解除し易くするために、前記周壁の前方部分の両側に位
置する側壁において実質的に垂直に撓み部分を形成した
ことを特徴とする電気部品収納ケースのカバー解除構造
によっても解決される。
【0006】電気部品収納ケースは、その内部に収納さ
れた電気機能部品、例えば、ヒユーズ、リレー等を点検
または交換する場合に、カバーの操作部分を上方に持ち
上げると、その扛上力により撓み部分が伸び、収納ケー
ス本体の係止溝からカバーの係合突起が係止溝の面に沿
って僅かに外側に移動し、次いで上方に大きく移動して
係合が解除される。従って、カバーを収納ケース本体か
ら大きな力を加えることなく容易に取り外すことが可能
となる。また、同時に収納ケース本体への取り付けも容
易であることから、カバーおよび収納ケース本体の係合
部分の損傷も免れる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の1つの実施形態による
と、前記周壁が、前記撓み部分の区域で実質的に直角に
折れ曲がっている。特に電気部品収納ケースの突起部の
基部との関係により、カバー嵌合時の密閉状態の良好さ
と同時に解放時の十分な可撓性を確保している。
【0008】更に、もう1つの形態によると、前記撓み
部分の区域における周壁の肉厚が、他の周壁部分に比較
して薄く成っている。このような形態の採用により、よ
り僅かなカバー操作部分に加えられる扛上力で本体との
係合を解放することが可能となり、操作性の向上が得ら
れる。
【0009】また、もう1つの実施形態によると、前記
突出部が、両側に隣接する2つの前記撓み部に依り画成
されており、かつ各撓み部が、前記収納ケース本体の他
方の対向側面に対応する周壁内側面に対向する3分割さ
れた一方の周壁内側面を画成している。このような構成
により、突出部のみが解放時に扛上(持ち上げ)される
こととなり、より一層僅かな力で本体との係合を解放す
ることが可能となり、操作性の向上が得られる。
【0010】もう1つの実施形態によると、前記突出部
の周壁内側面が、他の隣接する2つの周壁内側面より前
記他方の周壁内側面から平行にかつ最も離置されてい
る。このような構成により、突出部における係合突起が
収納ケース本体に穿設された係止溝との完全かつ確実な
係合状態が得られると同時に解放についても操作部分を
僅かに持ち上げるのみで容易に行える。
【0011】さらに、もう1つの実施形態によると、前
記突出部に隣接する2つの周壁内側面が、同一離間距離
において前記他方の周壁内側面と平行に対向配置されて
いる。このような構成により、正方形或いは長方形に成
形したカバーの側辺から突出部のみをを張り出して設け
ることとなるので、カバーの取り外しに際し、突出部自
体を側辺に沿った折曲線から独立して屈曲することとな
るので、上記した実施形態と同様に、係合突起と係止溝
との完全かつ確実な係合状態が得られると同時に解放も
操作部分を僅かに持ち上げるのみで容易に行える。
【0012】また、1つの特徴的な実施形態によると、
前記突出部に隣接する2つの周壁内側面が、互いに異な
った離間距離において前記他方の周壁内側面と平行に対
向配置されている。このことにより、図示した実施例に
見られる如き実質的に矩形々状の収納ケース本体にも対
応可能であり、しかもカバーとケース本体間の確実な係
合および容易な解放が可能となる。
【0013】さらに、もう1つの上記目的の解決手段に
関する実施形態によると、前記撓み部分が、前記周壁の
前方部分両側端から前記側壁上の同一距離位置において
形成されている。このことにより、カバーの折曲線は両
側部の周壁に対して垂直に設定されるので、上記した実
施形態と同様に、係合突起と係止溝との完全かつ確実な
係合状態が得られると同時に解放も操作部分を僅かな力
で持ち上げるのみで容易に行える。
【0014】また、もう1つの実施形態によると、前記
撓み部分が、両側の周壁の上縁から下縁にかけて稜線が
外方に張り出す三角錐状の襞に依って形成されている。
このような外方に張り出す襞を設けることは、カバーの
一端部を実質的にヒンジ結合することを意味し、特に頻
繁にカバーを開閉する場合に適している。
【0015】以下に、本発明の実施例を添付図面に基づ
きより詳細に説明する。
【0016】
【実施例】以下に、図1ないし図5を参照して本発明に
よる一実施例を説明する。図1は本発明によるカバー解
除構造を有する電気部品収納ケースを略示する分解斜視
図、図2は本発明によるカバーを係合状態を明らかにす
るために便宜上収納ケースと共に裏側から見た要部断面
図、そして図3は図2のA−A断面に対応するカバーの
みの縦断面図である。
【0017】図1および図2において、電気接続箱11
上には、内部に電気機能部品、例えば、ヒユーズ、リレ
ー等が収納される電気部品用の収納ケース本体12およ
びカバー13からなる電気部品収納ケースが配置され
る。電気部品の収納ケース本体12は側方に張り出した
突起部15を有している。更に、互いに対向する一方の
対向側面16aおよび他方の対向側面16b、16c、
16dを有し、一方の対向側面16aには間隔を置いて
2ヶ所のおよび他方の対向側面の内の中央の対向側面1
6cには1カ所の係合溝12aが穿設されている。ま
た、これら対向側面は図示の例においては3つに分割さ
れており、一方の側面16aに対してそれぞれ離間距離
は異なるものの平行に配列されている。
【0018】カバー13は収納ケース全体を覆ってお
り、特に図2に見られるように収納ケース本体12に設
けられた係合溝12aと係合可能な係止突起13aを周
壁内側面17a、17cに備えた収納ケース本体12の
上部外周を囲撓する周壁14を備えており、この周壁1
4は他方の対向側面側において2ヶ所の直角に折曲され
た撓み部分13dを有しており、上記本体側の突起部1
5を覆う一体的に形成された突出部13cがこれら撓み
部分13dにより中央部に画成されている。従って撓み
部分13dは突出部13cの周壁の両側隅部を形成する
こととなる。また、突出部13cは、その外側端部につ
まみ状の操作部分13bを一体的に備えているが係止突
起13aを備えた周壁14の部分とは隔離されている。
【0019】図2および図4の要部断面図に示すごと
く、収納ケース本体12の他方の対向側面16b〜dに
対応する部分の周壁内側面はおのおの3つに分割された
部分17b、17c、17dから構成されておりかつ一
方の対向側面16aに対応する周壁内側面17aに対向
しかつそれぞれ平行に配置されている。しかしながら、
中央の突出部13cに対応する周壁部分以外は必ずしも
平行配置されるものではない。また、この実施例におい
ては、3つに分割された対向側面16bおよび16dが
互いに段違いに位置しているが、同一離間距離におい
て、また同一平面において配置されていてもよい。しか
しながら、中央の周壁内側面17cは常に他方の周壁部
内側面17aから最も離間して平行に配置されているこ
とが重要である。
【0020】図4および図5に示されるように、2つの
撓み部分13dは、上記したようにカバー13の突出部
13cを画成していると同時に3つに分割された周壁内
側面17b、17c、17dをも規定している。更に、
図5に示されているように、操作部分13bに指が掛け
られ白抜き矢印Fで示す方向に扛上力が加えられるや否
や、2つの撓み部分の中心部分を連結する不図示の線を
折曲線として、突出部13cは、カバー13の他の部分
に対して独立して折り曲げられる。その際、各撓み部分
13dは、下端が無負荷の可撓性を発揮する形状である
故に、黒矢印で示された方向に2点鎖線で示されている
如く直角の使用位置から拡開し同時に隣接する周壁14
の各部分も下開きの状態になる。従って、突出部13c
の周壁内側面17cに形成された係合突起13aは、収
納ケース本体側に穿設された係止溝12aの傾斜面沿い
に僅かに外側に移動し、次いで上方に大きく移動して係
合関係が極めて容易に解除される。カバー周壁の内側面
17cが操作部分13bに加えられる僅かな扛上力によ
り外側および上方に向けて弾性を以て移動し易くなるた
めである。
【0021】上記した撓み部分13dの可撓性をさらに
増加するために、周壁14のこの撓み部分の区域の肉厚
を他の部分に比較して薄くすることが効果的であること
は明らかであり、そのようにするには熱可塑性樹脂によ
る一体成形方法により製造されることが好ましい。
【0022】図6は本発明の電気部品収納ケースのカバ
ー解除構造の他の実施例を示す概略斜視図である。説明
を簡略化するために、前述の実施例に示された如き収納
ケース本体12の図は省略されているものの長方形の立
方体とし、これを覆うカバー13のみが示されている。
カバー13はその周壁14の前方部分14aの上端縁
に、該カバーの開閉を行うための操作部分13bが水平
方向に突出して形成されている。図1ないし5の実施例
に示した収納ケース本体に穿設された係止溝12aおよ
びこれと係合するカバー13の対向する周壁内側面17
aおよび17cに設けられた係合突起13aに相当する
ものは、この実施例においては図示していないが、同様
に周壁14の前方部分14aと対向する後方部分との間
に設けられている事は容易に理解されよう。
【0023】更に、前述した実施例における撓み部分1
3dに対応する撓み部分13dが、前記周壁の前方部分
14aの両側壁14bに対して実質的に垂直に設けられ
ており、前記前方部分の両側端から同一距離位置におい
て側壁14bの上縁から下縁にかけて外方に張り出す三
角錐状の襞の形状で構成されている。さらに詳しくは一
本の垂直な外方に傾斜した稜線とカバー13の折曲線1
3eが平面で見て一直線上に位置している。この形状に
より操作部分13bが矢印Fの方向に円弧状に扛上され
ると、撓み部分13dは下方が拡開して最大拡開位置に
おいては稜線が側壁14bと同一平面内に位置するよう
になる。
【0024】このように撓み部分13dを構成する襞の
作用により、カバーの開閉は、極めて僅かな外力により
行われ、従って、収納ケース本体とカバーとの着脱も極
めて容易に行える。上記した構成はカバーの一端部を実
質的にヒンジ結合することを意味し、特に頻繁にカバー
を開閉する場合に適している。
【0025】
【発明の効果】本発明による電気部品接続収納ケースの
カバー解除構造は上記した如き構成を備えていることに
より、カバーは撓み部分の作用によつて操作部分への少
ない力の印加で容易に開閉可能であるので、収納ケース
本体との係合から容易に解除され、それにより収納ケー
ス本体からのカバーの取り外しおよび装着が円滑に行わ
れると言う効果が得られる。また、同時にこれら両部材
の着脱に際して不用意な力を加える必要が無いので、長
期の使用にも耐え得ると共に頻繁な使用状況下において
も破損からも免れ得ると言った効果を生ずる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 電気接続箱上に配置される本発明によるカバ
ー解除構造を有する電気部品収納ケースの分解斜視図で
ある。
【図2】 本発明による解除構造を備えたカバーの要部
断面図である。
【図3】 図2の矢印A−Aから見たカバーの縦断面図
である。
【図4】 カバーを収納ケース本体から取り外す際の作
用を説明するためのカバーの図2と同様の要部断面図で
ある。
【図5】 図4の矢印B−Bから見たカバーの縦断面図
である。
【図6】 本発明によるカバー解除構造を有する別の構
成のカバーのみを示す斜視図である。
【図7】 電気接続箱上に配置された従来のカバー解除
構造を有する電気部品収納ケースの斜視図である。
【図8】 図7に示されたカバーのみを示す平面図であ
る。
【図9】 図8に示されたカバーの側面図である。
【図10】 図9に示されたカバーの断面図である。
【図11】 カバーを収納ケース本体から取り外す際の
カバーの作用を説明するための図8に対応する平面図で
ある。
【図12】 図11の側面図である。
【符号の説明】
11 電気接続箱 12 収納ケース本体 12a 係止溝 13 カバー 13a 係合突起 13b 操作部分 13c 突出部 13d 撓み部分 14 周壁 15 突起部 16a 対向側面(収納ケース本体側) 16b 対向側面(収納ケース本体側) 16c 対向側面(収納ケース本体側) 16d 対向側面(収納ケース本体側) 17a 周壁内側面 17b 周壁内側面 17c 周壁内側面 17d 周壁内側面
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】 本発明による電気部品収納ケースのカバ
ー解除構造は上記した如き構成を備えていることによ
り、カバーは撓み部分の作用によって操作部分への少な
い力の印加で容易に開閉可能であるので、収納ケース本
体との係合から容易に解除され、それにより収納ケース
本体からのカバーの取り外しおよび装着が円滑に行われ
ると言う効果が得られる。また、同時にこれら両部材の
着脱に際して不容易な力を加える必要が無いので、長期
の使用にも耐え得ると共に頻繁な使用状況下においても
破損からも免れ得ると言った効果を生ずる。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に多数の電気部品を配列した側方に
    張り出した突起部を有する収納ケース本体を前記本体上
    部外周を囲撓する周壁を備えたカバーに依り該本体全体
    を上から覆いかつ本体側の対向側面とカバー側の対向す
    る周壁内側面に各々設けられた係止溝および係合突起と
    の係合および解除により着脱可能な電気部品収納ケース
    のカバー解除構造において、 前記カバーが収納ケース本体の突起部を覆う突出部を有
    しており、 前記係合突起の一方が、前記本体突起部の側面に穿設さ
    れた一方の係止溝と係合可能に前記突出部の周壁内側面
    に形成されており、 前記突出部の側端縁に該カバーの開閉を行う操作部分が
    形成されており、 更に、前記カバーの取り外しに際し、前記操作部分に加
    えられる扛上力により前記カバーの係合突起を前記収納
    ケース本体の係止溝から解除し易くするために、前記突
    出部に隣接する両側隅部の周壁に撓み部分を形成したこ
    とを特徴とする電気部品収納ケースのカバー解除構造。
  2. 【請求項2】 前記周壁が、前記撓み部分の区域で実質
    的に直角に折れ曲がっていることを特徴とする請求項1
    に記載の電気部品収納ケースのカバー解除構造。
  3. 【請求項3】 前記撓み部分の区域における周壁の肉厚
    が、他の周壁部分に比較して薄く成っていることを特徴
    とする前記請求項1または2に記載の電気部品収納ケー
    スのカバー解除構造。
  4. 【請求項4】 前記突出部が、両側に隣接する2つの前
    記撓み部に依り画成されており、かつ各撓み部が、前記
    収納ケース本体の他方の対向側面に対応する周壁内側面
    に対向する3分割された一方の周壁内側面を画成してい
    ることを特徴とする請求項1ないし3の中のいづれか1
    項に記載の電気部品収納ケースのカバー解除構造。
  5. 【請求項5】 前記突出部の周壁内側面が、他の隣接す
    る2つの周壁内側面より前記他方の周壁内側面から平行
    にかつ最も離置されていることを特徴とする請求項4に
    記載の電気部品収納ケースのカバー解除構造。
  6. 【請求項6】 前記突出部に隣接する2つの周壁内側面
    が、同一離間距離において前記他方の周壁内側面と平行
    に対向配置されていることを特徴とする請求項4または
    5に記載の電気部品収納ケースのカバー解除構造。
  7. 【請求項7】 前記突出部に隣接する2つの周壁内側面
    が、互いに異なった離間距離において前記他方の周壁内
    側面と平行に対向配置されていることを特徴とする請求
    項4または5に記載の電気部品収納ケースのカバー解除
    構造。
  8. 【請求項8】 内部に多数の電気部品を配列した実質的
    に直方体の収納ケース本体外周を囲撓する周壁を備えた
    カバーに依り該本体全体を上から覆いかつ本体側の対向
    側面とカバー側の対向する周壁内側面に各々設けられた
    係止溝と係合突起との係合および解除により着脱可能な
    電気部品収納ケースのカバー解除構造において、 前記周壁の前方部分の上端縁に該カバーの開閉を行うた
    めの操作部分が形成されており、 更に、前記カバーの取り外しに際し、前記操作部分に加
    えられる扛上力により係止溝と係合突起との係合を解除
    し易くするために、前記周壁の前方部分の両側に位置す
    る側壁において実質的に垂直に撓み部分を形成したこと
    を特徴とする電気部品収納ケースのカバー解除構造。
  9. 【請求項9】 前記撓み部分が、前記周壁の前方部分両
    側端から前記側壁上の同一距離位置において形成されて
    いることを特徴とする請求項8に記載の電気部品収納ケ
    ースのカバー解除構造。
  10. 【請求項10】 前記撓み部分が、両側の周壁の上縁か
    ら下縁にかけて稜線が外方に張り出す三角錐状の襞に依
    って形成されていることを特徴とする請求項8または9
    に記載の電気部品収納ケースのカバー解除構造。
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