JP2022165621A - 電気接続箱 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、意図しない係止解除を防止しつつ、係止を解除する操作を容易に行うことができる電気接続箱を提供することを目的とする。【解決手段】電気接続箱1は、接続箱本体2と、カバー部材3とを備えるとともに、カバー部材3を接続箱本体2と固定する固定部4が備え、接続箱本体2の側面から離れる方向を離間方向Loとするとともに、側面に近づく方向を近接方向Liとし、固定部4は、離間方向Loの外側に配置された固定係止体25と、固定係止体25に対して係止する弾性係止体40とを有し、弾性係止体40は、カバー部材3の上面近傍まで延設されるとともに、離間方向Loに突出する操作凸部431が備えられ、弾性係止体40の幅方向Wの両側方に側壁51が設けられ、操作凸部431の離間方向Loの先端が、側壁51の離間方向Loより突出し、操作凸部431を近接方向Liに操作して、固定係止体25と弾性係止体40との係止を解除できる。【選択図】図1
Description
この発明は、例えば、車両に搭載される電気接続箱に関する。
車両に搭載されている電気接続箱は一般的に、基板やヒューズ、リレー等の電子部品が収容される接続箱本体と、接続箱本体の開口を覆うカバー部材とを備え、車両における電気機器類と電気的に接続されている。
このカバー部材と接続箱本体とは、例えば特許文献1に開示されているように、接続箱本体の側壁に設けられた被係止部と、カバー部材の側壁から接続箱本体側に向けて突出する係止片とを係止させることで、カバー部材と接続箱本体とを固定している。
具体的には、被係止部には接続箱本体の側壁との間に係止片を挿入する挿入空間が形成されるとともに、接続箱本体の外側から内側に向けて突出する被係止凸部が設けられている。そして、接続箱本体の内側から外側に向けて突出する係止凸部が下端側に設けられた係止片を挿入空間に対して挿入することで、係止凸部と被係止凸部とを係止させ、カバー部材を接続箱本体に固定できるとされている。
ところで、電気接続箱は、車両に搭載する電子機器類などとワイヤーハーネスを介して接続されており、インストルメントパネルの運転席側や、エンジンルームの奥まった位置などの車室内外の狭隙部分に搭載されることがある。また、近年の電気機器類の増加に伴い、電気接続箱の周辺の空間が狭くなっている。
このため、車両に搭載された状態で、電気接続箱のカバー部材を接続箱本体から取り外す場合に、狭い隙間に手を入れて係止凸部と被係止凸部との係止を解除しなければならず、係止を解除することが困難となっている。
この発明は、上述の問題に鑑み、意図しない係止解除を防止しつつ、係止を解除する操作を容易に行うことができる電気接続箱を提供することを目的とする。
この発明は、開口を有する箱状の接続箱本体と、該接続箱本体の前記開口を覆うカバー部材とを備えるとともに、前記開口の側から前記接続箱本体に取付けられた前記カバー部材を前記接続箱本体と固定する固定部が備えられ、前記接続箱本体の側面から離れる方向を離間方向とするとともに、前記接続箱本体の側面に近づく方向を近接方向とし、前記固定部は、前記離間方向の外側に配置された固定係止体と、該固定係止体に対して係止する、所定の幅の弾性係止体とを有し、前記弾性係止体は、前記カバー部材の上面近傍まで延設されるとともに、前記弾性係止体の上端部に、前記離間方向に突出する操作凸部が備えられ、前記弾性係止体の幅方向の両側方には、外壁が設けられ、前記操作凸部の前記離間方向の先端が、前記外壁の前記離間方向の先端部分より突出し、前記弾性係止体の前記操作凸部が設けられた上端部を近接方向に操作して、前記固定係止体に対する前記弾性係止体の係止を解除される電気接続箱であることを特徴とする。
前記固定係止体は、前記弾性係止体とともに前記接続箱本体と前記カバー部材とを固定できればよく、前記接続箱本体及び前記カバー部材のどちら側に設けられてもよい。すなわち、前記固定係止体は、前記接続箱本体及び前記カバー部材の一方に設けられ、前記弾性係止体は、前記接続箱本体及び前記カバー部材の他方に設けられる。
また前記外壁は、前記接続箱本体及び前記カバー部材の一方に設けられる場合の他、幅方向の一方側の側方は前記接続箱本体及び前記カバー部材の一方に設けられ、幅方向の一方側の側方は、前記接続箱本体及び前記カバー部材の他方に設けられる場合も含む。
この発明により、意図しない係止解除を防止しつつ、係止を解除する操作を容易に行うことができる。
詳述すると、弾性係止体の幅方向両側に外壁が配置されていることにより、意図しない外力が操作凸部に作用することを抑制できる。また、意図しない外力が操作凸部に作用した場合であっても、外壁が弾性係止体の近接方向へ向けて弾性変形することを妨げるため、意図しない係止解除を防止できる。
詳述すると、弾性係止体の幅方向両側に外壁が配置されていることにより、意図しない外力が操作凸部に作用することを抑制できる。また、意図しない外力が操作凸部に作用した場合であっても、外壁が弾性係止体の近接方向へ向けて弾性変形することを妨げるため、意図しない係止解除を防止できる。
一方で、弾性係止体は、操作凸部が外壁の離間方向の先端部分より突出するため、操作凸部が作業者の指に引っかかりやすく、容易に操作凸部が設けられた弾性係止体に近接方向へ向けた外力を作用させることができる。これにより、容易に固定係止体に対する弾性係止体の係止を解除する操作を行うことができる。したがって、弾性係止体を弾性変形させて、弾性係止体と固定係止体との係止を解除できる。
さらには、操作凸部が外壁の離間方向の先端部分より突出するため、作業者が目視できない箇所に電気接続箱が搭載されていたとしても、触覚で操作凸部を認識することができるため、容易に係止を解除するための操作を行うことができる。
この発明の態様として、前記弾性係止体における前記操作凸部が設けられた上端部、及び前記外壁の上端は、前記カバー部材の上端面と一致する高さで形成され、前記弾性係止体の上端部を前記近接方向に操作した解除操作状態において、前記操作凸部が前記外壁の上端より突出するように形成されてもよい。
この発明により、係止状態において、操作凸部が設けられた上端部と外壁の上端とがカバー部材の上端面と一致するため、操作凸部に対する意図しない外力が近接方向に向けて作用することを防止できる。
一方、係止を解除するために近接方向に向けて操作凸部を弾性変形させるに伴い、操作凸部が外壁の上端から徐々に上方に突出するため、操作過程においてより確実に操作凸部に指を引っかけることができる。したがって、より容易に係止解除の操作を行うことができる。
またこの発明の態様として、前記操作凸部は、所定幅で形成された前記弾性係止体の全幅に亘って設けられてもよい。
この発明により、作業者の指を引っかけることができる幅が大きくなるため、作業者が幅方向の中央から外れた位置に指を引っかけたとしても、確実に操作凸部に指を引っかけることができる。したがって、より容易かつ確実に操作凸部を近接方向に向けて操作でき、前記固定係止体に対する前記弾性係止体の係止を解除できる。
この発明により、作業者の指を引っかけることができる幅が大きくなるため、作業者が幅方向の中央から外れた位置に指を引っかけたとしても、確実に操作凸部に指を引っかけることができる。したがって、より容易かつ確実に操作凸部を近接方向に向けて操作でき、前記固定係止体に対する前記弾性係止体の係止を解除できる。
またこの発明の態様として、前記外壁において、前記離間方向の前記先端部分と、前記上端部との角部は、曲角部であってもよい。
この発明により、係止解除の操作を行う作業者の指が外壁に引っかかることを防止できるため、係止解除の操作を確実に行うことができる。また、作業者が幅方向の中央から外れた位置に指を引っかけた場合であっても、支障なく係止解除の操作を行うことができる。
この発明により、係止解除の操作を行う作業者の指が外壁に引っかかることを防止できるため、係止解除の操作を確実に行うことができる。また、作業者が幅方向の中央から外れた位置に指を引っかけた場合であっても、支障なく係止解除の操作を行うことができる。
またこの発明の態様として、前記弾性係止体と前記カバー部材の側面との間には、解除操作状態において、前記弾性係止体の過変形を規制する規制リブが設けられてもよい。
この発明により、解除操作の際に、弾性係止体が近接方向に過剰に変形することを防止できる。したがって、過剰に変形することによる弾性係止体の損傷を防止でき、また過変形を規制することで弾性係止体の耐久性を向上することができる。
この発明により、解除操作の際に、弾性係止体が近接方向に過剰に変形することを防止できる。したがって、過剰に変形することによる弾性係止体の損傷を防止でき、また過変形を規制することで弾性係止体の耐久性を向上することができる。
またこの発明の態様として、前記弾性係止体の上端面には、前記弾性係止体が延びる方向に突出する突出部が設けられてもよい。
この発明により、弾性係止体を近接方向に向けて弾性変形させる場合に、作業者は操作凸部のみならず突出部も指に引っかけることができる。これにより、係止解除を行うにあたり、突出部が係止解除の操作を補助することとなり、より容易に係止解除の操作を行うことができる。
この発明により、弾性係止体を近接方向に向けて弾性変形させる場合に、作業者は操作凸部のみならず突出部も指に引っかけることができる。これにより、係止解除を行うにあたり、突出部が係止解除の操作を補助することとなり、より容易に係止解除の操作を行うことができる。
またこの発明の態様として、前記突出部は、所定幅で形成された前記弾性係止体の幅方向の両側に設けられてもよい。
この発明によると、作業者が幅方向の中央から外れた位置に指を引っかけた場合であっても、作業者の指が操作凸部と突出部とに指をかけることができる。このため、作業者が幅方向の中央から外れた位置に指を引っかけた場合であっても、突出部が係止解除の操作を確実に補助することができ、確実に係止解除の操作を行うことができる。
この発明によると、作業者が幅方向の中央から外れた位置に指を引っかけた場合であっても、作業者の指が操作凸部と突出部とに指をかけることができる。このため、作業者が幅方向の中央から外れた位置に指を引っかけた場合であっても、突出部が係止解除の操作を確実に補助することができ、確実に係止解除の操作を行うことができる。
また、突出部が弾性係止体の幅方向の両側に設けられていることで、係止凸部の両端部分を触覚で確認できる。これにより、例えば、弾性係止体を目視できない場合であっても、確実に係止解除の操作を行うことができる。
またこの発明の態様として、前記突出部の前記弾性係止体の上端面に対して突出する長さは、前記外壁の前記離間方向の先端部分に対して前記操作凸部が突出する長さよりも短くてもよい。
この発明により、突出部が操作凸部の操作の妨げとならず、確実に係止を解除することができる。また、意図しない外力が突出部に作用することにより、固定係止体と弾性係止体との係止が意図せずに解除されることを抑制できる。
この発明により、突出部が操作凸部の操作の妨げとならず、確実に係止を解除することができる。また、意図しない外力が突出部に作用することにより、固定係止体と弾性係止体との係止が意図せずに解除されることを抑制できる。
この発明により、意図しない係止解除を防止しつつ、係止を解除する操作を容易に行うことができる電気接続箱を提供することができる。
この発明の一実施態を以下図1乃至図11とともに説明する。
図1は電気接続箱1の概略斜視図を示し、図2は電気接続箱1の概略分解斜視図を示す。図3は接続箱本体2の平面図を示し、図4は図3(a)におけるA-A矢視断面図を示し、図5は図3(a)におけるB-B矢視断面図と示す。
図1は電気接続箱1の概略斜視図を示し、図2は電気接続箱1の概略分解斜視図を示す。図3は接続箱本体2の平面図を示し、図4は図3(a)におけるA-A矢視断面図を示し、図5は図3(a)におけるB-B矢視断面図と示す。
図6はカバー部材3の平面図及び弾性係止体40を拡大表示した概略部分拡大斜視図を示す。図7は図6(a)におけるC-C矢視断面図を示し、図8は図6(a)におけるD-D矢視断面図を示す。
図9は、接続箱本体2とカバー部材3とを組み付けた状態における固定部4の拡大斜視図を示す。図10は固定係止体25と弾性係止体40とを係止した状態の固定部4の拡大断面図を示し、図11は固定係止体25と弾性係止体40とを係止解除した状態の固定部4の拡大断面図を示す。
図3乃至図8について詳述する。
図3(a)は接続箱本体2の平面図を示し、図3(b)は接続箱本体2における一方側の固定係止体25の拡大平面図を示す。図4(a)は図3(a)におけるA-A矢視断面図を示し、図4(b)は図4(a)における一方側の本体第2側面23の上方部分の拡大断面図を示す。図5(a)は図3(a)におけるB-B矢視断面図を示し、図5(b)は図5(a)における一方側の固定係止体25の拡大断面図を示す。
図3(a)は接続箱本体2の平面図を示し、図3(b)は接続箱本体2における一方側の固定係止体25の拡大平面図を示す。図4(a)は図3(a)におけるA-A矢視断面図を示し、図4(b)は図4(a)における一方側の本体第2側面23の上方部分の拡大断面図を示す。図5(a)は図3(a)におけるB-B矢視断面図を示し、図5(b)は図5(a)における一方側の固定係止体25の拡大断面図を示す。
図6(a)はカバー部材3の平面図を示し、図6(b)は弾性係止体40及び外壁50の概略部分拡大斜視図を示し、図6(c)は弾性係止体40の概略部分拡大斜視図を示す。なお、図6(c)では、便宜上外壁50を点線で表示することで透過した状態で表し、弾性係止体40の構造を明確にしている。
図7(a)は図6(a)におけるC-C矢視断面図を示し、図7(b)は図7(a)における一方側のカバー第2側面33の拡大断面図を示す。図8(a)は図6(a)におけるD-D矢視断面図を示し、図8(b)は図8(a)における一方側の弾性係止体40及び外壁50の拡大断面図を示す。
ここで、便宜上、図1における電気接続箱1の長手方向を長手方向Lとし、電気接続箱1の短手方向を幅方向Wとし、図1における上下方向を高さ方向Hとする。また、図1中において、長手方向Lに沿って接続箱本体2の側面から離れる方向を離間方向Loとし、長手方向Lに沿って接続箱本体2の側面に近づく方向を近接方向Liとし、接続箱本体2に対してカバー部材3の方向を上方とし、カバー部材3に対して接続箱本体2の方向を下方とする。なお、長手方向Lと、幅方向Wと、高さ方向Hとは互いに直交するものとする。
電気接続箱1は、基板やヒューズ、リレー等の電子部品が収容する筐体であり、内部に収容された電子部品と車両に搭載された電気機器類とが電線WHを介して接続されている。
電気接続箱1は、図1及び図2に示すように、上方に開口Uを有する箱状の接続箱本体2と、接続箱本体2の開口Uを覆うカバー部材3とを備え、上方から接続箱本体2に取付けられたカバー部材3と接続箱本体2とを固定する固定部4が設けられている。
電気接続箱1は、図1及び図2に示すように、上方に開口Uを有する箱状の接続箱本体2と、接続箱本体2の開口Uを覆うカバー部材3とを備え、上方から接続箱本体2に取付けられたカバー部材3と接続箱本体2とを固定する固定部4が設けられている。
接続箱本体2は、図1及び図2に示すように、電気接続箱1の底面を構成する底面部21と、長手方向Lに沿って立設する本体第1側面22,22と、幅方向Wに沿って立設する本体第2側面23,23とで構成され、上方側に開口Uを有する。
底面部21は、図2乃至図5に示すように、長手方向Lに沿った辺が長辺となる平面視略長方形状に構成されている。また、底面部21の幅方向Wの両端には、長手方向Lに沿った本体第1側面22,22が立設しており、底面部21の長手方向Lの両端には、幅方向Wに沿った本体第2側面23,23が立設している。
底面部21における幅方向Wの両端から立設された本体第1側面22、22は互いに対向しており、本体第1側面22,22の一方側には、電気接続箱1の内部に収容された電子部品と電気的に接続する電線WHを電気接続箱1の外部に引き出すために挿通される挿通孔24が設けられている。
本体第1側面22は、底面部21から立設された第1下方壁部221と、第1下方壁部221の上端から延出し、第1下方壁部221の板厚の略半分の板厚を有する第1上方壁部222とで構成されている。第1下方壁部221と第1上方壁部222とは、近接方向Liにおいて面一となるように構成されている。
底面部21における幅方向Wの両端から立設された本体第2側面23は、図3及び図4に示すように、底面部21から立設された第2下方壁部231と、第2下方壁部231の上端から延出し、第2下方壁部231の板厚の略半分の板厚を有する第2上方壁部232とで構成されている。第2下方壁部231と第2上方壁部232とは、近接方向Liにおいて面一となるように構成されている。
本体第2側面23,23における幅方向Wの略中央部分には、図3及び図5に示すように、第2下方壁部231における高さ方向Hに沿った所定の範囲を、第2上方壁部232と同じ板厚となるように近接方向Liに窪ませて形成された係止用壁部233,233がそれぞれ設けられている。
そして、本体第2側面23,23における係止用壁部233,233に対応する箇所には、後述する弾性係止体40,40と係止固定され、固定部4を構成する固定係止体25,25が離間方向Loの外側に設けられている。
そして、本体第2側面23,23における係止用壁部233,233に対応する箇所には、後述する弾性係止体40,40と係止固定され、固定部4を構成する固定係止体25,25が離間方向Loの外側に設けられている。
固定係止体25は、図2及び図3、図5に示すように、本体第2側面23から離間方向Loに沿って延出する一対の固定側側壁部26,26と、固定側側壁部26,26の離間方向Lo側の端部を連結する連結壁部27、固定側側壁部26,26の間で連結壁部27を支持する支持部28,28とで構成されている。
固定側側壁部26は、図5(b)に示すように、本体第2側面23における係止用壁部233の下端側から離間方向Loに向けて延出している下方壁部261と、下方壁部261の上端から上方に延出する上方壁部262とで一体に構成されている。
下方壁部261は、図2及び図5(b)に示すように、側面視で矩形状に構成されている。
上方壁部262は、側面視において近接方向Li側に斜辺が配置された略直角台形状に構成されている。すなわち、上方壁部262は、上方に向かうに伴い近接方向Li側の端部が離間方向Loに向けて傾斜する先細り形状となっている。
上方壁部262は、側面視において近接方向Li側に斜辺が配置された略直角台形状に構成されている。すなわち、上方壁部262は、上方に向かうに伴い近接方向Li側の端部が離間方向Loに向けて傾斜する先細り形状となっている。
連結壁部27は、図2及び図3、図5(b)に示すように、係止用壁部233に対して所定の間隔を隔てるように、係止用壁部233に対向配置された壁面であり、固定側側壁部26,26における下方壁部261の上端部分及び上方壁部262の離間方向Lo側の端部を連結している。
この連結壁部27の上端における幅方向Wの中央部分には、図5(b)に示すように、近接方向Liに向けて突出する固定側突片271が設けられている。近接方向Liに向けた突出する固定側突片271の長手方向Lに沿った長さは、上方壁部262の上端の長手方向Lに沿った長さよりも短くなるように構成されている。なお、固定側突片271の近接方向Li側は、上方に向かうに伴い離間方向Loに傾斜するように構成されている。
このように構成された連結壁部27は、係止用壁部233と固定側側壁部26,26とで弾性係止体40を挿通可能な挿通空間Sを形成する。
支持部28は、連結壁部27の下端と第2下方壁部231とを連結することで連結壁部27を支持している。
支持部28は、連結壁部27の下端と第2下方壁部231とを連結することで連結壁部27を支持している。
カバー部材3は、図1及び図2に示すように、電気接続箱1の上面を構成する上面部31と、長手方向Lに沿って立設するカバー第1側面32,32と、幅方向Wに沿って立設するカバー第2側面33,33とで構成されている。
上面部31は、図5(a)に示すように、長手方向Lに沿った辺が長辺となる平面視略長方形状に構成されている。上面部31の幅方向Wの両端には、長手方向Lに沿ったカバー第1側面32,32が下方に向けて立設しており、上面部31の長手方向Lの両端には、幅方向Wに沿ったカバー第2側面33,33が下方に向けて立設している。
カバー第1側面32,32は、上面部31における幅方向Wの両端から下方に向けて立設された壁面であり、後述するカバー第2側面33,33と同様に、接続箱本体2とカバー部材3とを組み付けた状態において、第1下方壁部221及び第1上方壁部222の上端部分と嵌合する二重壁で構成されている(図示省略)。
カバー第2側面33,33は、図7に示すように、上面部31における長手方向Lの両端から下方に向けて立設された壁面であり、側面視において円弧状に形成された湾曲壁部331と、高さ方向Hに沿った二重壁を構成するカバー内壁部332及びカバー外壁333とで一体構成されている。
カバー内壁部332は、図7(b)に示すように、湾曲壁部331の板厚の半分の板厚で構成されており、湾曲壁部331の下端から下方に向けて延出している。なお、カバー内壁部332と湾曲壁部331の内面(近接方向Li側の面)は、面一となるように構成されている。
カバー外壁333は、カバー内壁部332の離間方向Loに配置されており、上端がカバー内壁部332と連結されるとともに、カバー内壁部332に沿って設けられている。また、カバー外壁333における下方側の板厚は、上方側の板厚よりも薄くなるように構成されている。
このように構成されたカバー内壁部332とカバー外壁333との間には、所定の厚さの空間が形成されており、接続箱本体2とカバー部材3とを組み付けた状態において、上方側に第2下方壁部231を、下方側に第2上方壁部232を嵌合することができる。なお、カバー内壁部332とカバー外壁333における幅方向W端部は、カバー第1側面32により塞がれている。
カバー第2側面33,33における幅方向Wの略中央部分には、より具体的には、接続箱本体2とカバー部材3とを組み付けた状態において固定係止体25に対応する箇所には、カバー外壁333が設けられておらず、弾性係止体40と、外壁50と、規制部60とが設けられている(図6(b)及び図8(b)参照)。
弾性係止体40は、幅方向Wに沿って所定の幅を有するとともに、上面部31の上面近傍まで延設されており、長手方向Lに対する弾性を有している。この弾性係止体40は、図6(b)に示すように、カバー内壁部332と連結される弾性部41と、固定側突片271と係止する係止部42と、弾性部41の長手方向Lの変形を操作する操作部43とで一体に構成されている。なお、弾性係止体40における幅方向Wの長さは、固定側側壁部26,26の間隔よりも短い。
弾性部41は、図8(b)に示すように、カバー内壁部332の中央部分と連結する連結部411と、連結部411と対向する傾斜部412と、連結部411及び傾斜部412の下端を接続する湾曲接続部413とで側面視略U字状に構成されている。
連結部411は、カバー内壁部332から係止用壁部233の板厚に対応するように、離間方向Loに向けて突出するとともに、高さ方向Hに沿って下方に延びている。換言すると、連結部411とカバー内壁部332との間には、係止用壁部233の板厚と等しい間隔を有しており、接続箱本体2とカバー部材3とを組み付けた状態において、係止用壁部233を嵌合することができる。
傾斜部412は、連結部411に対して所定の間隔を隔てて、離間方向Loに配置されており、上方に向かうに伴い離間方向Loにわずかに傾斜している。
傾斜部412は、連結部411に対して所定の間隔を隔てて、離間方向Loに配置されており、上方に向かうに伴い離間方向Loにわずかに傾斜している。
連結部411と傾斜部412との下端部分を連結する湾曲接続部413は、下方に向けて凸状の円弧形状で構成されており、傾斜部412の近接方向Liへの弾性変形を許容している。
なお、傾斜部412の離間方向Loの端部は、カバー外壁333の外面と略面一となるように構成されている。このため、傾斜部412はカバー外壁333よりも離間方向Loに突出していることとなる。
なお、傾斜部412の離間方向Loの端部は、カバー外壁333の外面と略面一となるように構成されている。このため、傾斜部412はカバー外壁333よりも離間方向Loに突出していることとなる。
係止部42は、傾斜した弾性部41における離間方向Lo側の上端から、高さ方向Hに沿って延出しており、上方部分には、長手方向Lに沿って貫通する貫通孔により形成される係止窓421が設けられている。
この係止窓421は、弾性係止体40を挿通空間Sに挿通させた状態において、固定側突片271が係止するように構成されている。
この係止窓421は、弾性係止体40を挿通空間Sに挿通させた状態において、固定側突片271が係止するように構成されている。
操作部43は、係止部42から高さ方向Hに沿って上方に延出するとともに、離間方向Loに突出している。この操作部43の板厚は係止部42の板厚のおよそ2倍であり、操作部43の近接方向Liの中央部分には、係止窓421と連通する連通孔が高さ方向Hに沿って設けられている。換言すると、操作部43は平面視で、離間方向Loに向けて中央が窪んだ凹状で構成されている。なお、操作部43の上端は上面部31と面一になるように構成されている。
操作部43における上端には、離間方向Loに向けて突出する操作凸部431が幅方向Wに沿って備えられている。この操作凸部431は幅方向Wに沿って所定の長さ(弾性部41の幅方向Wの長さと等しい長さ)を有しており、操作部43が近接方向Liに弾性変形した場合に、上面部31よりも上方に突出するように構成されている。
また、操作部43の幅方向Wの両端部分、かつ長手方向Lの中央部分には、高さ方向Hに沿って突出する凸部44,44が設けられている。凸部44の弾性係止体40の上端面に対して高さ方向Hに向けて突出する長さは、外壁50の離間方向Loの先端部分に対して操作凸部431が突出する長さよりも短くなるように構成されている。
このように構成された弾性係止体40は、図9に示すように、接続箱本体2とカバー部材3とを組み付けた状態において、弾性部41が挿通空間Sに挿入され、係止窓421に固定側突片271が係止される。このように、弾性係止体40は固定係止体25とともに接続箱本体2とカバー部材3とを係止固定する固定部4を構成する。
外壁50は、弾性係止体40の幅方向Wの両側においてカバー第2側面33から離間方向Loに向けて延出する側壁51,51と、側壁51の離間方向Lo端部を連結する連結壁52とで一体に構成されている。
側壁51は、湾曲壁部331から延出する側壁上部511と、カバー外壁333から延出する側壁下部512とで一体に構成されている。
側壁51は、湾曲壁部331から延出する側壁上部511と、カバー外壁333から延出する側壁下部512とで一体に構成されている。
側壁上部511は、上面が上面部31及び操作部43の上端と面一となるように離間方向Loに延出しており、離間方向Loの端部は、操作部43の外面と面一となるように構成されている。すなわち、操作凸部431は、側壁上部511の離間方向Lo側端部から突出するように構成されている(図9及び図10参照)。なお、側壁上部511の離間方向Loの先端と、上端とが形成する角部分が円弧状に形成された曲角部51aが設けられている。
カバー外壁333から離間方向Loに向けて突出する側壁下部512の下端側は、傾斜部412と同様に、上方に向かうに伴い離間方向Loにわずかに傾斜しており、側面視において、弾性部41及び係止部42の側方を覆うように構成されている。
連結壁52は、側壁上部511の下方側から離間方向Loに延出するととともに、側壁上部511,511とを連結している。換言すると、連結壁52は、操作部43の下端側を覆うように設けられている。
なお、接続箱本体2とカバー部材3とを組み付けた状態において、連結壁52の下端は、連結壁部27の上端と近接するように配置されることとなる。これにより、接続箱本体2とカバー部材3とを組み付けた状態において、固定側突片271に対して意図しない外力が作用し、固定側突片271と係止窓421との係止が意図せずに解除されることを防止できる。
このように構成された側壁51,51同士の間隔は固定側側壁部26,26の間隔よりも狭くなるように構成されている。すなわち側壁下部512,512は、接続箱本体2とカバー部材3とを組み合わせた状態において、固定側側壁部26,26の内側に挿入されることとなる(図1参照)。
規制部60,60は、図6(b)に示すように、湾曲壁部331における操作部43の幅方向Wの両端部分に対向する位置から、離間方向Loに向けて突出リブであり、上端が上面部31と面一となっているとともに、離間方向Loの端面が連結部411の内面と略面一となるように構成されている。また、上端面と離間方向Loの端面とが形成する角部分は円弧状に形成されている。
この規制部60,60は、操作部43を近接方向Liに向けて操作した場合に、弾性部41が過剰に弾性変形することがないように、一定以上の弾性変形により、操作部43と干渉するように構成されている。
外壁50の幅方向Wの外側には、上方に向かうに伴い離間方向Loに向かって浅くなるように、カバー外壁333を窪ませた嵌合溝34が設けられ、接続箱本体2とカバー部材3とを組み付けた状態において、下方壁部261が嵌合することとなる。
このように構成されたカバー部材3を、弾性係止体40が固定係止体25に対向するように、接続箱本体2に対して配置する。そして、カバー部材3を接続箱本体2に対して相対移動させることにより、下方壁部261が嵌合溝34に案内されて、側壁51(側壁下部512)と弾性部41とが挿通空間Sに挿入され、固定側突片271が係止窓421に係止固定される。これにより、接続箱本体2とカバー部材3とを係止固定することができる。
また、係止状態において、固定側突片271と係止窓421とは、外壁50と固定側側壁部26、連結壁部27に覆われるため、意図しない概略が固定側突片271に作用することを防止できる。さらに、操作凸部431の上面と外壁50の上面とが面一となっているため、操作凸部431に意図しない外力が作用することを抑制できる。
一方で、接続箱本体2からカバー部材3を取り外す場合、図10に示すように、作業者は、指の先端を側壁51よりも離間方向Loに突出する操作凸部431に引っかけることができる。また、作業者は、指の腹を凸部44にも引っかけることができる。
このため、図11に示すように、作業者が指を近接方向Liに曲げたり、手を近接方向Liに向けて移動させたりすることで、操作部43に対して近接方向Liへ外力を作用させることができる。この外力により、操作部43を近接方向Liに操作して、傾斜部412が近接方向Liに弾性変形し係止部42が近接方向Liに移動し、係止窓421に対する固定側突片271の係止を解除することができる。
なお、操作部43の上端が側壁51の上端と面一となっているため、傾斜部412を近接方向Liに弾性変形するに伴い、操作凸部431が外壁50の上端から突出することなる。このため、作業者は操作凸部431に指をより確実に引っかけることができ、係止解除がしやすくなる。
このように電気接続箱1は、開口Uを有する箱状の接続箱本体2と、接続箱本体2の開口Uを覆うカバー部材3とを備えるとともに、開口Uの側から接続箱本体2に取付けられたカバー部材3を接続箱本体2と固定する固定部4が備えている。そして、接続箱本体2の側面から離れる方向を離間方向Loとするとともに、接続箱本体2の側面に近づく方向を近接方向Liとし、固定部4は、離間方向Loの外側に配置された固定係止体25と、固定係止体25に対して係止する、所定の幅の弾性係止体40とを有する。
弾性係止体40は、カバー部材3の上面近傍まで延設されるとともに、弾性係止体40の上端部に、離間方向Loに突出する操作凸部431が備えられ、弾性係止体40の幅方向Wの両側方には、側壁51が設けられている。そして、操作凸部431の離間方向Loの先端が、側壁51の離間方向Loの先端部分より突出し、弾性係止体40の操作凸部431が設けられた上端部を近接方向Liに操作して、固定係止体25に対する弾性係止体40の係止を解除できる。
これにより、意図しない係止解除を防止しつつ、係止を解除する操作を容易に行うことができる。
詳述すると、弾性係止体40の幅方向Wの両側に側壁51が配置されていることにより、意図しない外力が操作凸部431に作用することを抑制できる。また、意図しない外力が操作凸部431に作用した場合であっても、側壁51が弾性係止体40の近接方向Liへ向けて弾性変形することを妨げるため、意図しない係止解除を防止できる。
詳述すると、弾性係止体40の幅方向Wの両側に側壁51が配置されていることにより、意図しない外力が操作凸部431に作用することを抑制できる。また、意図しない外力が操作凸部431に作用した場合であっても、側壁51が弾性係止体40の近接方向Liへ向けて弾性変形することを妨げるため、意図しない係止解除を防止できる。
一方で、弾性係止体40は、操作凸部431が側壁51の離間方向Loの先端部分より突出するため、操作凸部431が作業者の指に引っかかりやすく、容易に操作凸部431が設けられた弾性係止体40を近接方向Liに向けて外力を作用させることができる。これにより、容易に固定係止体25に対する弾性係止体40の係止を解除する操作を行うことができる。したがって、弾性係止体40を弾性変形させて弾性係止体40と固定係止体25との係止を解除できる。
さらには、操作凸部431が側壁51の離間方向Loの先端部分より突出するため、作業者が目視できない箇所に電気接続箱1が搭載されていたとしても、触覚で操作凸部431を認識することができるため、容易に係止を解除するための操作を行うことができる。
また、弾性係止体40における操作凸部431が設けられた上端部(操作部43の上端)、及び側壁51の上端は、カバー部材3の上端面である上面部31と一致する高さで形成され、弾性係止体40の上端部を近接方向Liに操作した解除操作状態において、操作凸部431が側壁51の上端より突出するように形成されている。
これにより、係止状態において、操作凸部431が設けられた上端部と側壁51の上端とがカバー部材3の上端面と一致するため、操作凸部431に対する意図しない外力が近接方向Liに向けて作用することを防止できる。
一方、係止を解除するために近接方向Liに向けて操作凸部431を弾性変形させるに伴い、操作凸部431が側壁51の上端から徐々に上方に突出するため、操作過程においてより確実に操作凸部431に指を引っかけることができる。したがって、より容易に係止解除の操作を行うことができる。
さらにまた、操作凸部431は、所定幅で形成された弾性係止体40の全幅に亘って設けられていることにより、作業者の指を引っかけることができる幅が大きくなる。このため、作業者が幅方向Wの中央から外れた位置に指を引っかけたとしても、確実に操作凸部431に指を引っかけることができる。したがって、より容易かつ確実に操作凸部431を近接方向Liに向けて操作でき、固定係止体25に対する弾性係止体40の係止を解除できる。
また、側壁51において、離間方向Loの先端部分と、上端部との角部は、曲角部51aで構成されているため、係止解除の操作を行う作業者の指が側壁51に引っかかることを防止でき、係止解除の操作を確実に行うことができる。また、作業者が幅方向Wの中央から外れた位置に指を引っかけた場合であっても、支障なく係止解除の操作を行うことができる。
また、弾性係止体40とカバー部材3の側面との間には、解除操作状態において、弾性係止体40の過変形を規制する規制部60が設けられている。これにより、解除操作の際に、弾性係止体40を近接方向Liに向けて一定以上弾性変形させた場合に、弾性係止体40と規制部60とが干渉することとなるため、弾性係止体40が近接方向Liに過剰に変形することを防止できる。したがって、過剰に変形することによる弾性係止体40の損傷を防止でき、また過変形を規制することで弾性係止体40の耐久性を向上することができる。
また、弾性係止体40の上端面には、弾性係止体40が延びる方向に突出する凸部44が設けられていることにより、係止を解除するために弾性係止体40を近接方向Liに向けて弾性変形させる場合に、作業者は操作凸部431のみならず凸部44も指に引っかけることができる。これにより、係止解除を行うにあたり、凸部44が係止解除の操作を補助することとなり、より容易に係止解除の操作を行うことができる。
さらにまた、凸部44は、所定幅で形成された弾性係止体40の幅方向Wの両側に設けられていることにより、作業者が幅方向Wの中央から外れた位置に指を引っかけた場合であっても、作業者の指が操作凸部431と凸部44とに指をかけることができる。このため、作業者が幅方向Wの中央から外れた位置に指を引っかけた場合であっても、凸部44が係止解除の操作を確実に補助することができ、確実に係止解除の操作を行うことができる。
加えて、凸部44が弾性係止体40の幅方向Wの両側に設けられていることで、係止凸部の両端部分を触覚で確認できる。これにより、例えば、弾性係止体40を目視できない場合であっても、確実に係止解除の操作を行うことができる。
また、凸部44の弾性係止体40の上端面に対して突出する長さは、外壁50の離間方向Loの先端部分に対して操作凸部431が突出する長さよりも短い。これにより、凸部44が操作凸部431の操作の妨げとならず、確実に係止を解除することができる。また、意図しない外力が凸部44に作用することにより、固定係止体25と弾性係止体40との係止が意図せずに解除されることを抑制できる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
開口は、開口Uに対応し、
以下同様に、
接続箱本体は、接続箱本体2に対応し、
カバー部材は、カバー部材3に対応し、
固定部は、固定部4に対応し、
離間方向は、離間方向Loに対応し、
近接方向は、近接方向Liに対応し、
固定係止体は、固定係止体25に対応し、
弾性係止体は、弾性係止体40に対応し、
操作凸部は、操作凸部431に対応し、
外壁は、側壁51に対応し、
電気接続箱は、電気接続箱1に対応し、
曲角部は、曲角部51aに対応し、
規制リブは、規制部60に対応し、
突出部は、凸部44に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施形態を得ることができる。
開口は、開口Uに対応し、
以下同様に、
接続箱本体は、接続箱本体2に対応し、
カバー部材は、カバー部材3に対応し、
固定部は、固定部4に対応し、
離間方向は、離間方向Loに対応し、
近接方向は、近接方向Liに対応し、
固定係止体は、固定係止体25に対応し、
弾性係止体は、弾性係止体40に対応し、
操作凸部は、操作凸部431に対応し、
外壁は、側壁51に対応し、
電気接続箱は、電気接続箱1に対応し、
曲角部は、曲角部51aに対応し、
規制リブは、規制部60に対応し、
突出部は、凸部44に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施形態を得ることができる。
例えば、固定係止体25は、接続箱本体2に設けられているが、弾性係止体40とともに接続箱本体2及びカバー部材3を固定できれば、カバー部材3に設けられてもよい。この場合、接続箱本体2に弾性係止体40が設けられることとなるが、弾性係止体40は、操作凸部431が上方に配置されるとともに、操作部43の上端がカバー部材3の上面と面一となるように、操作部43が上方に突出することとなる。
また側壁51、51は、カバー部材3に設けられているが、接続箱本体2に設けていてもよい。この場合も、側壁51の上端が上面部31と面一となるように、側壁51,51は上方に突出することとなる。また、側壁51、51は、幅方向Wの一方側の側壁51が接続箱本体2及びカバー部材3の一方に設けられ、他方側の側壁51が、接続箱本体2及びカバー部材3の他方に設けられていてもよい。
1 電気接続箱
2 接続箱本体
3 カバー部材
4 固定部
25 固定係止体
40 弾性係止体
431 操作凸部
44 凸部
50 側壁
51a 曲角部
60 規制部
Lo 離間方向
Li 近接方向
U 開口
2 接続箱本体
3 カバー部材
4 固定部
25 固定係止体
40 弾性係止体
431 操作凸部
44 凸部
50 側壁
51a 曲角部
60 規制部
Lo 離間方向
Li 近接方向
U 開口
Claims (8)
- 開口を有する箱状の接続箱本体と、該接続箱本体の前記開口を覆うカバー部材とを備えるとともに、
前記開口の側から前記接続箱本体に取付けられた前記カバー部材を前記接続箱本体と固定する固定部が備えられ、
前記接続箱本体の側面から離れる方向を離間方向とするとともに、前記接続箱本体の側面に近づく方向を近接方向とし、
前記固定部は、
前記離間方向の外側に配置された固定係止体と、
該固定係止体に対して係止する、所定の幅の弾性係止体とを有し、
前記弾性係止体は、前記カバー部材の上面近傍まで延設されるとともに、
前記弾性係止体の上端部に、前記離間方向に突出する操作凸部が備えられ、
前記弾性係止体の幅方向の両側方には、外壁が設けられ、
前記操作凸部の前記離間方向の先端が、前記外壁の前記離間方向の先端部分より突出し、
前記弾性係止体の前記操作凸部が設けられた上端部を近接方向に操作して、前記固定係止体に対する前記弾性係止体の係止を解除される
電気接続箱。 - 前記弾性係止体における前記操作凸部が設けられた上端部、及び前記外壁の上端は、前記カバー部材の上端面と一致する高さで形成され、
前記弾性係止体の上端部を前記近接方向に操作した解除操作状態において、前記操作凸部が前記外壁の上端より突出するように形成された
請求項1に記載の電気接続箱。 - 前記操作凸部は、所定幅で形成された前記弾性係止体の全幅に亘って設けられた
請求項1又は請求項2に記載の電気接続箱。 - 前記外壁において、前記離間方向の前記先端部分と、前記上端部との角部は、曲角部である
請求項1乃至請求項3のうちいずれかに記載の電気接続箱。 - 前記弾性係止体と前記カバー部材の側面との間には、解除操作状態において、前記弾性係止体の過変形を規制する規制リブが設けられた
請求項1乃至請求項4のうちいずれかに記載の電気接続箱。 - 前記弾性係止体の上端面には、前記弾性係止体が延びる方向に突出する突出部が設けられた
請求項1乃至請求項5のうちいずれかに記載の電気接続箱。 - 前記突出部は、
所定幅で形成された前記弾性係止体の幅方向の両側に設けられた
請求項6に記載の電気接続箱。 - 前記突出部の前記弾性係止体の上端面に対して突出する長さは、前記外壁の前記離間方向の先端部分に対して前記操作凸部が突出する長さよりも短い
請求項6又は請求項7に記載の電気接続箱。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2021071037A JP2022165621A (ja) | 2021-04-20 | 2021-04-20 | 電気接続箱 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021071037A JP2022165621A (ja) | 2021-04-20 | 2021-04-20 | 電気接続箱 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2022165621A true JP2022165621A (ja) | 2022-11-01 |
Family
ID=83851437
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2021071037A Pending JP2022165621A (ja) | 2021-04-20 | 2021-04-20 | 電気接続箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2022165621A (ja) |
-
2021
- 2021-04-20 JP JP2021071037A patent/JP2022165621A/ja active Pending
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