JP4540982B2 - 薄肉の気密容器 - Google Patents

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Description

本発明は、気密容器、とくに薄肉の撓み易い壁面を有する気密容器に関するものである。
気密容器として、容器本体(1)と、容器本体(1)の周縁部(3)に密着する溝形の嵌合部(6)を具えた密封蓋(2)とを備えた気密容器は、従来より知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2003−175939号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の気密容器は、容器本体の周縁部(3)と密封蓋(2)が一定の壁厚と剛性を有する場合には、気密容器として構成させることができるが、容器の壁厚が薄く可撓性を有する場合には、わずかな力でも容器本体、或いは蓋体が変形し、気密性を維持することができなくなるという問題があった。
本発明は、上記問題を解決することを課題として、蓋体の嵌合部を補強し、蓋体とともに、容器本体の変形を阻止し、気密性を維持するようにした薄肉の気密容器を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、薄肉の気密容器として、容器本体と、蓋体とからなる薄肉の合成樹脂製容器であって、容器本体は、その側周壁の上端部を、外面に係合突条を設けた嵌合部とし、嵌合部の下部には、外方に突出する水平板とその外周縁から垂設された垂直板とからなる補強部材が設けられており、垂直板の前壁側下端部には、蓋体係止用の膨出部が設けられ、後壁側の上端部には、ヒンジ用の軸受が設けられており、蓋体は、側周壁と頂壁とからなり、蓋体の側周壁の下端部は、内面に係合突条を設けた嵌合部とし、側周壁の前壁下端には、前記容器本体の膨出部に係合する係止片を内方に突設した押え板を具えた係止部材が設けられ、後壁下端には、上記軸受に係合するヒンジ用の軸ピンを突設した取付軸が設けられ、蓋体を廻動自在に取着しており、蓋体の側周壁の内側に頂壁より側周壁に沿って補強板を垂設し、側周壁と補強板との間に、容器本体の嵌合部が嵌挿される切欠部を設けた補強リブを架設したことを特徴とする構成を採用する。
気密容器の密封を強化するために、補強リブの切欠部が、側周壁に沿って穿設され、切欠部の側部が容器本体の嵌合部内周に係合されるようにしたことを特徴とする構成を採用する。
蓋体の側周壁内側に側周壁に沿って補強板を垂設し、側周壁の補強板との間に間隔をおいて複数の補強リブを架設したので、蓋体の嵌合部の剛性が強化され、蓋体の開閉が確実に行われるようになった。
また、補強リブに、容器本体の嵌合部が嵌挿される切欠部を設け、閉蓋時に切欠部の側部が、前記嵌合部の内面に係合可能としたから、容器の気密性が高まった。
次に、本発明の気密容器について、図面を参照して説明する。
図1において、Aは容器本体、Bは容器本体Aにヒンジを介して取着された蓋体であり、いずれもPE、PPなど軟質の合成樹脂をもって成形されている。
容器本体A、および蓋体Bの各壁の肉厚は薄肉となっており、実施例では1.2mm以下である。
図2、3に示すように、容器本体Aは、ほぼ角形の側周壁1と底壁2とからなり、側周壁1は、前壁3と側壁4、後壁5とから構成され、各壁3、4、5の横断面形状は、やや弧状に湾曲している。
側周壁1の各壁3、4、5の上端は、嵌合部6となっており、その中間部には、全周にわたって係合突条7が突設されており、嵌合部6の下部には、水平板8とその外周縁から垂下された垂直板9とからなる逆L字状の補強部材10が付設されている。
前壁3の垂直板9の中央には、横方向に延びる膨出部11が設けられており、後壁5の垂直板9には、所定の距離を隔てて一対のヒンジ用の軸受12a,12bが突設されている。
図3、4に示すように、軸受12a,12bは、その横断面は円形となっており、外方にいくに従って垂直板9との間隔が大きくなり、連結部13a,13bが形成されるようになっている。
軸受12a,12bの内側面には、軸受孔14が穿設されており、軸受12a,12bの内側では、垂直板9にストッパー用突条15a,15bが突設されている。
側周壁1角部内面には、縦方向にスタック用のリブ16が連接されており、底壁2は、側周壁1に沿って段差17が設けられ、平底18が形成されている。
図5、6に示すように、蓋体Bは、頂壁20と側周壁21とからなり、側周壁21は、前壁22と側壁23、および後壁24とから構成されており、その横断面形状は、容器本体Aと同形となっている。
側周壁21の下端部内周は、容器本体Aの嵌合部6の外周面に嵌合する嵌合部25となっており、下端の上方に嵌合部6の係合突条7の下側に係合する係合突条26が突設されている。
側周壁21の下端部外周には、外方に突出する角形の突条27が突設され、その下面は、容器本体Aの水平板8上に載置されるようになっている。
側周壁前壁22の突条27中央部には、係止部材28が配設されている。
係止部材28は、突条27より前方に延ばされた基板29と、その先端から垂設され、中間部に、内方に突出する係止片30を突設した押え板31とからなっている。
図7に示すように、後壁24の中央部には、容器本体Aの軸受12a,12bの間隔に対応し、やや狭くした巾を有するヒンジ用の取付部材32が配設されている。
取付部材32は、突条27の上面から後方に延びる取付板33と、取付板33の両側部に位置し、外方に延びる軸ピン34を突設した取付軸35とを具えており、取付軸35の下側には、乗り越え突起36が突設されており、取付板33の両側部からの一定部分には、下方へ延びるストッパー37が配設されている。
図5、6、8に示すように、側周壁21の各壁22、23、24に沿って、頂壁20より補強板38が垂設されており、側周壁21の各壁22、23、24と、補強板38との間には、適当な間隔をおいて、補強リブ39が架設されている。
補強リブ39には、容器本体Aの嵌合部6上端が嵌挿される切欠部40が、側周壁21に沿って穿設されており、切欠部40の内側の側部41は、閉蓋時に嵌合部6の裏面に係合するようになっている。
次に、本発明薄肉容器の作用効果について説明する。
容器本体Aへの蓋体Bの取付けは、一方の取付軸35の軸ピン34を、対応する軸受12の軸受孔14に嵌挿し、次いで、他方の取付軸35の軸ピン34を、もう一方の軸受12の軸受孔14に嵌め込む。
その際、取付板33の巾は、軸受12a,12b間の間隔よりやや狭くなっているので、取付板33、軸ピン34は弾性変形して、双方の軸ピン34が軸受孔14に嵌挿され、ヒンジ機構が形成され、蓋体Bは廻動自在に容器本体Aに取着される。
蓋体の開閉にあたっては、容器本体Aの上端部に補強部材10を配設しているので、嵌合部6の剛性が強化され、蓋体Bの側周壁21は、補強板38と補強リブ39、突条27を設けているので嵌合部25の剛性は強化されているので、閉蓋時には、蓋体Bの嵌合部25は、容器本体Aの嵌合部6に正確に嵌合される。
蓋体Bの閉蓋時には、蓋体Bをヒンジ機構を介して廻動させ、蓋体の係止部材28を押下げると、図8(a)に示すように、係止片30が容器本体A前壁の補強部材10の膨出部11を乗り越えて、補強部材10の下方に係合して閉蓋され、蓋体Bの側周壁21の嵌合部25の係合突条26が容器本体Aの嵌合部6の係合突条7の下側に係合するようにして、蓋体Bの嵌合部25が、容器本体Aの嵌合部6に嵌合する。
その際、図8に示すように、係合突条7は大きく膨出されているので、蓋体Bの嵌合部25に対する密封性は強化されており、また、容器本体Aの側周壁1が変形しても、切欠部40の側部41は、嵌合部6内面に当接して変形を阻止するので、密封性が損なわれることはなくなった。
したがって、嵌合部6、25が補強されることによって、薄肉の容器であっても、気密容器としての性能は失われない。
蓋体Bの開蓋にあたっては、係止部材28の押え板31を持ち上げ、係止片30の係止を解き、廻動させると、取付軸35の乗り越え突起36が補強部材10のストッパー用突条15を乗り越えて廻動し、ストッパー37がストッパー用突条15に衝接する位置まで廻動することができ、蓋体Bを定位置に位置決めして開蓋することができる。
前記実施形態では、蓋体はヒンジ蓋としたが、被せ蓋であってもよく、ヒンジ蓋に限定されない。
また、容器の横断面形状は、実施形態では角形としたが、円形、楕円形等であってもよい。
蓋体の側周壁に沿って補強板を設け、側周壁と補強板との間に適当な間隔をおいて、補強リブを配設したから、蓋体の側周壁下端部の嵌合部の剛性が強化されるので、容器本体との嵌合が確実となった。
このことは、蓋体がヒンジ式の開閉蓋に限らず、被せ蓋の場合にも有用であり、適用範囲を拡げることができ、各種容器の薄肉化に貢献することができる。
本発明薄肉容器の側面図である。 容器本体の一部断面側面図である。 容器本体の上面図である。 要部の拡大説明図で、(a)は嵌合部の断面図、(b)はヒンジ軸受の側面図、(c)は軸受の背面図である。 蓋体の断面側面図である。 蓋体の下面図である。 ヒンジの取付軸の説明図で、(a)は側面図、(b)は背面図である。 閉蓋時の嵌合部の説明図で、(a)は前壁係止部、(b)は後壁ヒンジ部の断面図である。
A 容器本体
B 蓋体
1 側周壁
2 底壁
6、25 嵌合部
7、26 係合突条
8 水平版
9 垂直板
10 補強部材
11 膨出部
12a,b 軸受
15a,b ストッパー用突条
20 頂壁
21 側周壁
27 突条
28 係止部材
30 係止片
32 取付部材
33 取付板
34 軸ピン
35 取付軸
37 ストッパー
38 補強板
39 補強リブ
40 切欠部
41 側部

Claims (2)

  1. 容器本体と、蓋体とからなる薄肉の合成樹脂製容器であって、
    容器本体は、その側周壁の上端部を、外面に係合突条を設けた嵌合部とし、
    嵌合部の下部には、外方に突出する水平板とその外周縁から垂設された垂直板とからなる補強部材が設けられており、
    垂直板の前壁側下端部には、蓋体係止用の膨出部が設けられ、後壁側の上端部には、ヒンジ用の軸受が設けられており、
    蓋体は、側周壁と頂壁とからなり、
    蓋体の側周壁の下端部は、内面に係合突条を設けた嵌合部とし、
    側周壁の前壁下端には、前記容器本体の膨出部に係合する係止片を内方に突設した押え板を具えた係止部材が設けられ、後壁下端には、上記軸受に係合するヒンジ用の軸ピンを突設した取付軸が設けられ、蓋体を廻動自在に取着しており、
    蓋体の側周壁の内側に頂壁より側周壁に沿って補強板を垂設し、
    側周壁と補強板との間に、容器本体の嵌合部が嵌挿される切欠部を設けた補強リブを架設したことを特徴とする薄肉の気密容器。
  2. 補強リブの切欠部が、側周壁に沿って穿設され、切欠部の側部が容器本体の嵌合部内周に係合されるようにしたことを特徴とする請求項1記載の薄肉の気密容器。
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