JPH09246744A - 電子機器のカバー - Google Patents

電子機器のカバー

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Publication number
JPH09246744A
JPH09246744A JP5593396A JP5593396A JPH09246744A JP H09246744 A JPH09246744 A JP H09246744A JP 5593396 A JP5593396 A JP 5593396A JP 5593396 A JP5593396 A JP 5593396A JP H09246744 A JPH09246744 A JP H09246744A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
hinge
shaft
main body
force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5593396A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Saito
広治 斉藤
Takehiko Komiyama
武彦 込山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Mobile Communications Ltd
Original Assignee
NEC Mobile Communications Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Mobile Communications Ltd filed Critical NEC Mobile Communications Ltd
Priority to JP5593396A priority Critical patent/JPH09246744A/ja
Publication of JPH09246744A publication Critical patent/JPH09246744A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】カバーの開閉の為の軸を取り外さないでカバー
のみを取り外し出来る構造の機器において、容易な取り
外し性とヒンジの嵌合強さという相反する課題を解決す
る。 【解決手段】本体1に設ける軸4と、軸4に嵌合すべく
カバー2に設けるヒンジ3のC型の溝5と、軸4からあ
る一定の距離をおいて、本体1とカバー2とが接触する
部位7を有する。カバー2に掛けた矢印A方向の力は、
部位7を支点としてヒンジ3を軸4から取り外す方向に
はたらく。この時、てこの原理をもって、支点となる部
位7とヒンジ3の距離と、支点となる部位7とカバー2
に力を掛けた力点の距離に比例してカバー2に掛けた力
が増大し、ヒンジ3を軸4から取り外す方向にはたら
く。なお図4の如く、軸8をカバー2側に、またヒンジ
9を本体1側にそれぞれ設ける構成としてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子機器のカバーに
関し、特にカバーの開閉の為の軸を取り外さないでカバ
ーのみを取り外し出来る電子機器の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カバーの開閉の為の軸を取り外さ
ない構造で、カバーのみを取り外し出来る構造の機器で
は、図5に示すように、カバー14側のヒンジ10のC
型の溝11を本体13側の軸12と嵌合させており、一
定以上の力を本体13とカバー14を引き離す方向に加
えることにより、C型の溝11の開口寸法を軸12の直
径以上に広げる方向に変形させることで、ヒンジ10を
軸12から取り外すようになっている。
【0003】また、類似する先行技術として、特開昭6
2−89399号公報が挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】第1の問題点は、使用
者が取り外そうと意図しないときに、不用意にカバーが
外れてしまう場合がある事である。その理由は、容易に
着脱出来るようにする為に、従来の構造では、ヒンジの
溝の開口寸法を広くしなければならないからである。さ
らに、使用に伴って生じる摩耗および劣化により溝が広
がってしまう場合、ヒンジは軸に嵌合することが出来
ず、カバーを全く保持出来なくなることがある。
【0005】第2の問題点は、上述の問題を起こさない
為に、ヒンジの嵌合強さを高める目的で、溝の開口寸法
を狭くし軸との噛み込みをきつく設定すると、容易な着
脱が困難になるといった点である。その理由は、軸から
ヒンジを取り外す際にヒンジを大きく変形させなければ
ならず、多大な力を必要とするからである。
【0006】本発明の目的は、カバーの開閉の為に軸を
取り外さないでカバーのみを取り外し出来る構造の電子
機器において、容易な取り外し性と、ヒンジの嵌合強さ
という相反する課題を解決した電子機器のカバーを提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るために、本発明による電子機器のカバーは、図3に示
す本体1に設ける軸4と、この軸4に嵌合すべくカバー
2に設けられるヒンジ3のC型の溝5と、軸4からある
一定の距離をおいて本体1とカバー2とが接触すべき部
位7とを有する。
【0008】或いは図4に示すように、軸8が本体1で
なくカバー2側に設けられ、またヒンジ9がカバー2で
なく本体1側に設けられていてもよい。
【0009】このような本発明の構成によれば、カバー
と本体が互いに上述の部位に接触するまでカバーを開い
た後、さらにカバーに力を加える事により上述の部位を
支点として、カバーに掛けた力は、力を掛けた力点と支
点の距離と、ヒンジと支点の距離に比例して、てこの作
用によりカバーに掛けた力が増大して伝わるので、ヒン
ジと軸の嵌合強度が高くとも容易にヒンジを軸から取り
外せる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0011】図1は本発明の実施の形態の外観を示す斜
視図、図2は図1のカバーを取り外した状態の斜視図、
図3(a),(b)はこの実施の形態の要部の動作状況
を示す断面図、図4は本発明の他の実施の形態の要部を
示す断面図である。
【0012】図1に示すように、この実施の形態は本体
1およびカバー2と、カバー2に設けたヒンジ3とから
構成されており、ヒンジ3が嵌合する軸4は本体1側に
備えられている。図2は本体1からカバー2を開いた状
態を示しており、軸4を中心に回転したカバー2のヒン
ジ3が軸4から外れている状態を示す。
【0013】図3(a)に示すように、ヒンジ3に設け
たC型の溝5が、通常は軸4に嵌合している。ここで少
なくともヒンジ3の部分は、弾性を有する素材、例えば
樹脂からなっている。C型の溝5の開口寸法は、軸4の
径よりも狭く、ある一定以上の力がヒンジ3に作用した
とき、弾性を有する樹脂等の素材で成形されたヒンジ3
は、開口寸法を広げる方向に変形することで、軸4から
取り外す事が出来るようになっている。
【0014】さらに、C型の溝5の開口部6は、本体1
とカバー2が接触する部位7を中心とした軸4を通る仮
想円の接線方向に向け解放しており、矢印Aで示すカバ
ー2に掛けた力は、部位7を支点としてヒンジ3を軸4
から取り外す方向に作用する。この時、てこの原理をも
って、支点となる部位7とヒンジ3の距離と、支点とな
る部位7とカバー2に力を掛ける力点の距離に比例し、
カバー2に掛けた力は増大し、図3(b)に示すように
ヒンジ3を軸4から容易に取り外す事ができる。
【0015】図4に示す本発明の他の実施の形態は、軸
とヒンジの関係を上述した実施の形態とは逆に構成した
ものである。即ち、軸8が本体1でなくカバー2側に設
けられ、またC型の溝を有するヒンジ9がカバー2でな
く本体1側に設けられている。ここで少なくともヒンジ
9の部分は、弾性を有する素材、例えば樹脂からなって
いる。
【0016】この場合も、カバー2に力を掛けると部位
7を支点として、てこの原理により力が増大し、軸8は
ヒンジ9を変形させつつヒンジ9から容易に取り外す事
ができる。
【0017】なお、上述した二つの実施の形態において
は、ヒンジ3,9の弾性を有する素材として樹脂を例示
したが、これに代ってばね性のある金属板を用いヒンジ
状に形成してもよい。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明による電子機
器のカバーは、カバーを取り外す為に掛ける力を、てこ
の原理をもって増大させヒンジに作用させる事を特徴と
したため、カバーを取り外す際は、ヒンジに直接作用さ
せなければならない力の数分の1の力をカバーに掛ける
だけで済むという効果がある。
【0019】上記の効果は、ヒンジの開口部を狭く設計
し軸に対して強く嵌合させても、カバーの取り外しに於
いては強い力を必要としない事を意味する。よって、カ
バーが不意に脱落または、使用に伴なう摩耗や劣化によ
り嵌合不能とならないようにヒンジの開口寸法を予め狭
く設計すると、これに伴いカバー取り外しに必要となる
力は増大し、カバーの取り外しの容易性の点で困難を生
じるが、本発明では嵌合強さと容易な取り外し性という
相反する問題点を解決する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の外観を示す斜視図であ
る。
【図2】図1のカバーを取り外した状態を示す斜視図で
ある。
【図3】この実施の形態の要部の動作状況を(a),
(b)にて示す断面図である。
【図4】本発明の他の実施の形態の要部を示す断面図で
ある。
【図5】従来のカバーの構造の一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 本体 2 カバー 3 ヒンジ 4 軸 5 C型の溝 6 開口部 7 部位 8 軸 9 ヒンジ 10 ヒンジ 11 C型の溝 12 軸 13 本体 14 カバー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒンジおよび軸により開閉するカバーの
    少なくとも軸を抜く事なく取り外し出来る構造の電子機
    器のカバーにおいて、電子機器の本体に設ける前記軸
    と、この軸に嵌合すべく前記カバーに設けられてC型状
    の溝を有する前記ヒンジと、このヒンジからある一定の
    距離をおいて前記本体と前記カバーとが接触すべき部位
    とを設け、前記カバーを前記本体から取り外す際に加え
    た力が前記部位を支点としたてこの作用を発生し、前記
    カバーの取り外しが容易となるべくしたことを特徴とす
    る電子機器のカバー。
  2. 【請求項2】 前記軸が前記カバーに設けられ、かつC
    型状の溝を有する前記ヒンジが前記本体に設けられるこ
    とを特徴とする請求項1記載の電子機器のカバー。
  3. 【請求項3】 少なくとも前記ヒンジが弾性を有する素
    材からなることを特徴とする請求項1または2記載の電
    子機器のカバー。
  4. 【請求項4】 前記弾性を有する素材が樹脂であること
    を特徴とする請求項3記載の電子機器のカバー。
  5. 【請求項5】 前記弾性を有する素材が板ばねであるこ
    とを特徴とする請求項3記載の電子機器のカバー。
JP5593396A 1996-03-13 1996-03-13 電子機器のカバー Pending JPH09246744A (ja)

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