JP2000286129A - コア装着用ケース及びノイズ吸収装置 - Google Patents

コア装着用ケース及びノイズ吸収装置

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JP2000286129A
JP2000286129A JP11090158A JP9015899A JP2000286129A JP 2000286129 A JP2000286129 A JP 2000286129A JP 11090158 A JP11090158 A JP 11090158A JP 9015899 A JP9015899 A JP 9015899A JP 2000286129 A JP2000286129 A JP 2000286129A
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mounting case
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Minoru Tamada
稔 玉田
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信号線への着脱が簡単で、部品点数が少なく
高信頼性を有するコア装着用ケース及びノイズ吸収装置
を提供する。 【解決手段】 ノイズ吸収装置10は、磁性体コア12
と、該磁性体コア12を内部に着脱自在に保持するコア
装着用ケース13とから構成されている。コア装着用ケ
ース13は、ヒンジ部24で結合されたケース部21,
22を有している。ケース部21,22はそれぞれ、信
号線11を挟み込むためのV字形状の信号線保持部25
と、磁性体コア12の外周面を押圧するための板状ばね
部26とを設けている。さらに、ケース部22にはヒン
ジ結合された係止部32が設けられ、ケース部21には
係止突起部が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コア装着用ケース
及びノイズ吸収装置に関し、特に、電子機器の信号線に
装着されて電子機器内部で発生したノイズや外部から電
子機器に侵入するノイズを吸収するノイズ吸収装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のノイズ吸収装置とし
ては、例えば電子機器に電源を供給する信号線にフェラ
イトコアを装着し、該フェライトコアにより電子機器の
信号線を流れるノイズ電流を吸収するものが知られてい
る。フェライトコアは筒状であり、信号線が挿通される
孔に沿って二分割されている。フェライトコアは、コア
装着用ケース内に収容され、該ケースにより信号線の外
周部を包囲するように電子機器の信号線に装着される。
【0003】コア装着用ケースはヒンジにより結合され
た二つのケース部からなり、この二つのケース部にそれ
ぞれ二分割されたフェライトコアが収容される。そし
て、フェライトコアがそれぞれ収容された二つのケース
部の間に信号線を挟んで閉じると同時に、自動的にケー
ス部に設けられた係止部がロックされ、フェライトコア
が信号線に装着される。コア装着用ケースの内部には、
一端が開放状態の片持板ばねが装填されている。この板
ばねの弾性により、フェライトコアはその分割面で圧着
された状態でコア装着用ケース内に保持される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、コア装着用
ケースに要求される条件としては、信号線への固定強度
が強いこと、フェライトコアをコア装着用ケースの中央
に支持した状態でフェライトコアの分割面を確実に密着
させること、並びに、信号線がフェライトコアの分割面
に挟まれないように信号線を円滑にガイドすること等が
ある。しかしながら、従来のコア装着用ケースは、これ
らの条件を十分満足するものではなかった。
【0005】また、一般に、電子機器の信号線の所定の
位置にノイズ吸収装置を装着した後、フェライトコアの
分割面のずれやフェライトコアの分割面に信号線が挟ま
れる等の不具合を修正したいときがあったり、ノイズ電
流をさらに効率よく吸収することができる位置に装着位
置を変更したいときがある。このようなときには、ノイ
ズ吸収装置のコア装着用ケースのロックを一旦、外さな
ければならない。しかしながら、従来のコア装着用ケー
スは、信号線を挟んで閉じると同時に自動的に係止部が
ロックされるので、該ロックを外すためには工具等を用
いる必要があり、装着位置の変更作業等が煩雑であると
いう問題があった。
【0006】また、従来のコア装着用ケースに装填され
ている板ばねは片持ばねであるため、変形や破損が生じ
易く、フェライトコアの保持が不安定であった。さら
に、従来のコア装着用ケースの中には、フェライトコア
を分割面で圧着させるための板ばねとして、金属製板ば
ねを装填しているものもあり、部品点数が多く、それに
伴って組立の工数も多くなるという問題もあった。
【0007】本発明の目的は、信号線への着脱が簡単
で、部品点数が少なく高信頼性を有するコア装着用ケー
ス及びノイズ吸収装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】前記目的を達成
するため、本発明に係るコア装着用ケースは、(a)信
号線の軸方向に沿うヒンジ部のまわりに回動自在にヒン
ジ結合され、協動して信号線を挟持する信号線保持部を
それぞれ有した第1ケース部及び第2ケース部と、
(b)第1ケース部及び第2ケース部の少なくともいず
れか一方のケース部に、長手方向が該ケース部の外周方
向になるように設けられた、磁性体コアの外周面を押圧
するばね部と、(c)第1ケース部に設けられた係止突
起部と、(d)第2ケース部にヒンジ結合され、折り曲
げにより係止突起部に係合する係止部とを備え、(e)
協動する二つの信号線保持部の少なくともいずれか一方
の信号線保持部が略V字形状をしていること、を特徴と
する。
【0009】以上の構成により、電子機器の信号線を間
に配置して第1ケース部もしくは第2ケース部をヒンジ
部のまわりに回動させると、第1ケース部の信号線保持
部および第2ケース部の信号線保持部が信号線の外周面
を径方向外方から押圧する。この状態で、係止部をヒン
ジ結合位置で折り曲げて係止突起部に係合させると、第
1ケース部と第2ケース部が信号線の所定の位置に確実
に装着される。そして、係止部を引き起こして係止突起
部との係合を解除すれば、コア装着用ケースは信号線か
ら容易に外れる。
【0010】また、略V字形状の信号線保持部のテーパ
部近傍に、該テーパ部に弾性を付与するための窓部を設
けることにより、テーパ部が信号線の外周に沿って容易
に湾曲し、信号線保持部によって信号線が弾性的に堅固
に保持される。
【0011】さらに、略V字形状の信号線保持部を、略
V字形状に突出する弾性アームにて構成することによ
り、該弾性アームによって信号線が弾性的に堅固に保持
される。
【0012】さらに、略V字形状の信号線保持部と協動
する他方の信号線保持部を凸形状にすることにより、凸
形状信号線保持部が略V字形状信号線保持部に向かって
信号線を押圧し、信号線保持部によって信号線が堅固に
保持される。
【0013】また、本発明に係るノイズ吸収装置は、前
述の特徴を有するコア装着用ケースのいずれか一つと、
信号線が挿通される孔に沿って二分割されている筒状磁
性体コアとを備えたことを特徴とする。以上の構成によ
り、コア装着用ケースに設けたばね部が、磁性体コアの
分割面を確実に密着させる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るコア装着用
ケース及びノイズ吸収装置の実施の形態について添付の
図面を参照して説明する。
【0015】本発明に係るノイズ吸収装置の一つの実施
形態の全体構成を図1に示す。該ノイズ吸収装置10
は、フェライトからなる磁性体コア12と、該磁性体コ
ア12を内部に着脱自在に保持するコア装着用ケース1
3とから構成されている。
【0016】磁性体コア12は、例えばフェライトから
なり、電子機器の信号線11を伝搬するノイズ電流を吸
収する。この磁性体コア12は円筒形状をしており、貫
通孔14に信号線11が挿通して信号線11の外周部を
包囲する。磁性体コア12は、貫通孔14の中心軸を含
む面で二つのコア部材15a,15bに二分割されてい
る。コア部材15a,15bは、貫通孔14に信号線1
1を挿通して分割面を突き合わせた状態でコア装着用ケ
ース13内に保持される。
【0017】コア装着用ケース13は柔軟性樹脂からな
り、図2に示すように、ケース部21及びケース部22
から構成されている。ケース部21と22は、ヒンジ部
24のまわりに回動自在に一体にヒンジ結合している。
ケース部21,22はそれぞれ横断面が円弧状であり、
その内壁面は磁性体コア12の外側面に合わせて湾曲し
ている。ケース部21,22の両端部にはそれぞれ保持
板23が設けられている。保持板23の各々は、ケース
部21,22の開口面から突出し、その先端部からV字
形状に切り込まれた信号線保持部25が設けられてい
る。そして、ケース部21と22を組み合わせた際に、
ケース部21の保持板23とケース部22の保持板23
が相互に干渉しないように、ケース部21の保持板23
の位置とケース部22の保持板23の位置とをずらせて
いる。
【0018】ケース部21,22にはそれぞれ、所定の
間隔をおいて二つの板状ばね部26が一体に設けられて
いる。この板状ばね部26は、その長手方向がケース部
21,22の外周方向(言い換えると、磁性体コア12
の外周方向)になるように配置されている。従って、板
状ばね部26のばね力は、コア装着用ケース13の中心
に向かって働く。板状ばね部26の各々は、図3に示す
ように、二つの山部26aを谷部26bで接続してい
る。二つの山部26aは、ケース21もしくはケース2
2の内側にて同一円周上に位置するように配置される。
これにより、各板状ばね部26の山部26aがコア部材
15a,15bの外周面を均等に押圧する。また、二つ
の山部26aを谷部26bで接続することにより、一方
の山部26aに力がかかって沈むと、他方の山部26a
が谷部26bに引っ張られて沈む方向に変形し、全体と
してコア部材15a,15bは均等な力で保持される。
従って、磁性体コア12をコア装着用ケース13の中央
に支持した状態で、コア部材15a,15bの接合面を
確実に密着させることができる。
【0019】さらに、板状ばね部26は、その両端部が
ケース部21もしくは22に固定されている両持ばねで
あるため、片持ばねと異なり、成形金型から出した時の
温度変化、製品同士の接触及び作業の際にかかる外力等
による変形や損傷が生じにくい。しかも、板状ばね部2
6は、片持ばねと比較してケース部21,22の余分な
窓が小さく、外界の塵埃がコア装着用ケース13内に侵
入しにくい構造になっている。
【0020】ケース部21の開口縁部には、ヒンジ部2
4が設けられた側とは反対側の中央部に係止突起部31
が外方に突出している。係止突起部31は、図4に示す
ように、横断面が三角形状の係止突条31aを有してい
る。一方、ケース部22の開口縁部には、ヒンジ部24
が設けられた側とは反対側の中央部に係止部32が外方
に突出している。係止部32は、図5に示すように、略
U字形状をしており、その内側に係止突起部31の係止
突条31aと係合する横断面が三角形状の係止突条32
aが形成されている。係止部32とケース部22とはヒ
ンジ部33,33によりヒンジ結合されている。このよ
うに、コア装着用ケース13は、ケース部21,22、
ヒンジ部24,33、係止突起部31及び係止部32等
が一体的に形成されているので、部品点数も削減され組
立が容易になる。なお、係止部32の形状は、仕様に合
わせてロ字形、円形、あるいは半円等の任意の形状を選
択することができる。
【0021】次に、前記のような構成を有するノイズ吸
収装置10を信号線11に装着する手順について図6を
参照して説明する。図6の(A)に示すように、コア装
着用ケース13のケース部21のV字形状信号線保持部
25の上に、信号線11を配してケース部22をケース
部21に向かってヒンジ部24のまわりに回動させる。
すると、図6の(B)に示すように、信号線11は信号
線保持部25のテーパ部25aにガイドされ、信号線保
持部25の奥に進むにつれて絞られるように円滑に中央
へ移動し、ケース部21と22の信号線保持部25によ
って挟み込まれる。信号線保持部25がV字形状をして
いるので、信号線11の径のばらつきに柔軟に対応する
ことができる。
【0022】次に、図6の(C)に示すように、ケース
部21,22のそれぞれの信号線保持部25のテーパ部
25aが信号線11の外周にくい込み、信号線11の外
周を変形させる。ケース部22を押さえる方向の力と信
号線保持部25が信号線11を押圧する方向の力との比
率は、テーパ部25aの角度により変わる。たとえば、
1/3テーパ角度であれば、ケース部22を押さえる方
向の力は、信号線保持部25が信号線11を押圧する方
向の力の1/3となる。従って、テーパ部25aの作用
により、ケース部22を押さえる方向の力は小さくて済
む。信号線11は、信号線保持部25によって挟持され
た部分のみが変形し、その他の部分は変形しない。従っ
て、コア装着用ケース13が信号線11の所定の位置に
堅固に固定される。こうして、ケース部21と22を閉
じて信号線11が信号線保持部25に確実に挟み込まれ
ていることを確認してから、図6の(D)に示すよう
に、ケース部22の係止部32をヒンジ部33の位置で
折り曲げ、ケース部21の係止突起部31に係合させ
る。
【0023】これにより、ケース部21と22が組み合
わされ、コア装着用ケース13が信号線11の所定位置
に確実に固定される。従って、ケース部21,22にそ
れぞれ、コア部材15a,15bを収容することによ
り、コア部材15a,15bはコア装着用ケース13内
で接合面が突き合わされて円筒状磁性体コア12を構成
する。板状ばね部26は、円筒状磁性体コア12の外周
方向に配置されているので、板状ばね部26のばね力が
均等に磁性体コア12の外周面に加わり、コア部材15
a,15bの接合面が確実に密着して信号線11の所定
位置に装着される。
【0024】また、ノイズ吸収装置10を信号線11か
ら外したいときは、ケース部22の係止部32を引き起
こして係止突起部31との係合を解除する。次に、ケー
ス部21,22を展開する方向にケース部21あるいは
22を回動させ、ケース部21と22の組み合わせを緩
めればよい。そして、ノイズ吸収装置10の装着位置を
変更したいときは、コア装着用ケース13を信号線11
の所望の位置に移動させる。そして、前記図6の(A)
〜(D)で説明した手順で再びケース部21と22を組
み合わせ後、ケース部22の係止部32を折り曲げ、係
止突起部31に係合させる。このようにして、ノイズ吸
収装置10は、工具を使用することなく信号線11に簡
単に着脱することができる。
【0025】さらに、ノイズ吸収装置10は、V字形状
の信号線保持部25内に信号線11を押圧して押し込む
ため、信号線11の反発力はケース部21,22の開口
面と略平行な方向に働き、ケース部21,22を展開す
る方向には殆ど働かない。また、板状ばね部26が磁性
体コア12を押圧する力の方向と、信号線保持部25が
信号線11を押圧する力の方向とは互いに平行であり、
両者の力は殆ど影響し合わない。従って、信号線11の
反発力が、係止突起部31や係止部32に長期間加わっ
て、これらを徐々に劣化させる心配がなくなる。つま
り、ケース部21,22の組み合わせが緩むという現象
が発生しにくく、コア部材15a,15bの接合面の密
着度が低下するおそれがない。
【0026】本発明は、前記実施形態に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の構成とするこ
とができる。例えば、ケース部の保持板としては、図7
の(A)に示すようなV字形状信号線保持部25を設け
た保持板23aに代えて、図7の(B)に示すように、
V字形状信号線保持部25のテーパ部25aの近傍に窓
部41を形成した保持板23bを用いてもよい。窓部4
1は、テーパ部25aに弾性を付与するためのものであ
る。また、図7の(C)に示すように、V字形状に突出
する一対の弾性アーム42を設けた保持板23cであっ
てもよい。弾性アーム42は、図7の(B)に示した窓
部41付きV字形状信号線保持部25より柔らかな弾性
を有している。さらに、図7の(D)に示すように、凸
形状の信号線保持部43を設けた保持板23dであって
もよい。
【0027】また、協働する二つの信号線保持部が、例
えば図7において、線で繋がれた上段の信号線保持部と
下段の信号線保持部の組み合わせであってもよい。たと
えば、図7の(B)に示した窓部41付きV字形状信号
線保持部25の組み合わせの場合には、図7の(A)に
示したV字形状信号線保持部25の組み合わせより大き
な弾性が得られる。従って、信号線の径や硬さのばらつ
きに対して柔軟に対応できる。また、図7の(C)に示
した弾性アーム42の組み合わせの場合には、さらに大
きな弾性が得られる。なお、図7の(A)に示す構造を
有する保持板23aと、図7の(D)に示す構造を有す
る保持板23dとの組合せでは、図8の(A)及び
(B)に示すように、信号線11が凸形状信号線保持部
43の先端でV字形状信号線保持部25内に押圧され
る。このとき、保持板23dはその成形厚み分だけ保持
板23aに対してずらして形成されていてもよいが、同
一平面内に位置するように形成されていてもよい。
【0028】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明によれば、協動する二つの信号線保持部の少なくとも
いずれか一方の信号線保持部がV字形状をしているの
で、電子機器の信号線の径のばらつきに柔軟に対応する
ことができる。さらに、信号線を間に配置して第1ケー
ス部もしくは第2ケース部をヒンジ部のまわりに回動さ
せると、信号線は略V字形状信号線保持部のテーパ部に
ガイドされ、信号線保持部の奥に進むにつれて絞られる
ように円滑に中央へ移動する。そして、第1ケース部と
第2ケース部の信号線保持部は、信号線を確実かつ堅固
に挟み込むことができる。
【0029】また、第1ケース部に係止突起部を設ける
と共に、第2ケース部に係止部をヒンジ結合させている
ので、第1ケース部と第2ケース部を閉じて信号線が信
号線保持部に確実に挟み込まれていることを確認してか
ら、係止部をヒンジ結合位置で折り曲げて係止突起部に
係合させ、コア装着用ケースを信号線の所定の位置に固
定することができる。そして、係止部を引き起こして係
止突起部との係合を解除すれば、コア装着用ケースは信
号線から容易に外れる。従って、コア装着用ケースを、
工具等を使用することなく容易に信号線に着脱すること
ができる。
【0030】また、第1ケース部及び第2ケース部の少
なくともいずれか一方のケース部に、長手方向が該ケー
ス部の外周方向になるようにばね部を設けているので、
該ばね部が、二分割されている筒状磁性体コアの外周面
を均等に押圧することができる。この結果、磁性体コア
の分割面を確実に密着させることができる。
【0031】また、略V字形状の信号線保持部のテーパ
部近傍に、該テーパ部に弾性を付与するための窓部を設
けることにより、テーパ部が信号線の外周に沿って容易
に湾曲し、信号線保持部によって信号線を弾性的に堅固
に保持することができる。さらに、略V字形状の信号線
保持部を、V字形状に突出する弾性アームにて構成する
ことにより、該弾性アームによって信号線を弾性的に堅
固に保持することができる。さらに、略V字形状の信号
線保持部と協動する他方の信号線保持部を凸形状にする
ことにより、凸形状信号線保持部が略V字形状信号線保
持部に向かって信号線を押圧し、信号線保持部によって
信号線を堅固に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るノイズ吸収装置の一実施形態を示
す分解斜視図。
【図2】図1に示したノイズ吸収装置に用いられるコア
装着用ケースの展開斜視図。
【図3】コア装着用ケースのばね部を示す斜視図。
【図4】コア装着用ケースの係止突起部を示す斜視図。
【図5】コア装着用ケースの係止部を示す斜視図。
【図6】コア装着用ケースを信号線へ固定する手順を示
す説明図。
【図7】他の実施形態を示す説明図。
【図8】コア装着用ケースを信号線へ固定する手順を示
す説明図。
【符号の説明】
10…ノイズ吸収装置 12…磁性体コア 13…コア装着用ケース 14…貫通孔 15a,15b…コア部材 21,22…ケース部 24…ヒンジ部 25…V字形状信号線保持部 25a…テーパ部 26…ばね部 31…係止突起部 32…係止部 33…ヒンジ部 41…窓部 42…弾性アーム 43…凸形状信号線保持部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性体コアを内部に着脱自在に保持し、
    前記磁性体コアと共に信号線の外周部を包囲するコア装
    着用ケースにおいて、 前記信号線の軸方向に沿うヒンジ部のまわりに回動自在
    にヒンジ結合され、協動して前記信号線を挟持する信号
    線保持部をそれぞれ有した第1ケース部及び第2ケース
    部と、 前記第1ケース部及び第2ケース部の少なくともいずれ
    か一方のケース部に、長手方向が該ケース部の外周方向
    になるように設けられた、前記磁性体コアの外周面を押
    圧するばね部と、 前記第1ケース部に設けられた係止突起部と、 前記第2ケース部にヒンジ結合され、折り曲げにより前
    記係止突起部に係合する係止部とを備え、 協動する二つの前記信号線保持部の少なくともいずれか
    一方の信号線保持部が略V字形状をしていること、 を特徴とするコア装着用ケース。
  2. 【請求項2】 略V字形状の前記信号線保持部のテーパ
    部近傍に、該テーパ部に弾性を付与するための窓部を設
    けたことを特徴とする請求項1記載のコア装着用ケー
    ス。
  3. 【請求項3】 略V字形状の前記信号線保持部が略V字
    形状に突出する弾性アームにて構成されていることを特
    徴とする請求項1記載のコア装着用ケース。
  4. 【請求項4】 略V字形状の前記信号線保持部と協動す
    る他方の信号線保持部が凸形状をしていることを特徴と
    する請求項1記載のコア装着用ケース。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4記載のコア装着
    用ケースのいずれか一つと、 前記信号線が挿通される孔に沿って二分割されている筒
    状磁性体コアと、 を備えたことを特徴とするノイズ吸収装置。
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