JP2018206919A - 電子機器 - Google Patents

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敬三 猪崎
Keizo Inosaki
敬三 猪崎
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Abstract

【課題】ケースから蓋部が外れるのを抑制する電子機器を提供する。【解決手段】実施形態の電子機器は、ケースと、軸部材と、突部と、蓋部と、係合部とを持つ。前記ケースは、開口が形成され、前記開口を通して挿入された蓄電部が取付けられる。前記軸部材は、第1端部が前記ケースに固定されている。前記突部は、前記ケースの外面から突出する。前記蓋部は、前記ケースの前記開口を覆う。前記係合部は、前記軸部材の外周面を囲うように前記軸部材に係合し、前記軸部材の周方向の一部に切欠きが形成されて前記蓋部に固定され、前記軸部材周りに回転する。前記係合部は、前記蓋部を、前記ケースの前記開口を覆う閉状態と、前記蓋部が前記突部に当接し前記ケースの前記開口を覆わない開状態と、に切替え可能である。前記ケースが使用時の向きに配置され前記蓋部が前記開状態であるときに、前記切欠きは前記軸部材の中心軸の上方以外の位置に配設されている。【選択図】図8

Description

本発明の実施形態は、電子機器に関する。
例えば、防災無線の戸別受信機等の電子機器では、ケース内に乾電池等の蓄電部を収容することが行われている。この種の電子機器では、ケース内に蓄電部を着脱するときに、蓄電部を挿入するケースの開口が外部から見える。一方で、ケース内に蓄電部を着脱し終えると、外観を向上させたりケース内に埃等が入るのを防止したりするために、ケースの開口は電池蓋(蓋部)で覆われる。
ケースの開口を電池蓋で覆った閉状態と、開口を電池蓋で覆わない開状態と、が容易に切替えられるように、ケースに設けられた円筒形の凸部(軸部材)に、電池蓋に設けられたフック部(係合部)が係合している場合がある。フック部が凸部に係合している部分を中心に電池蓋が回転することで、ケースに対して電池蓋が回転し、電池蓋が閉状態と開状態とに容易に切替わる。
なお、電子機器の使用者は、フック部におけるU字形に形成された部分の切欠きを通して、凸部をフック部に容易に係合させることができる。そして、切欠きからU字形の底部に凸部を移動させることで、ケース及び電池蓋の回転中心が同軸上に配置される。このように、フック部のU字形の形状は、凸部を電池蓋の回転中心に導くガイド構造である。
従来の電子機器は、凸部周りに回転した電池蓋の角部がケースに当接することで、電池蓋の開状態の位置が定められる。
しかしながら、従来の電子機器は、フック部の切欠きが大きく、電池蓋が開状態のときに、蓋部に作用する重力により、ケースから蓋部が外れる虞がある。
特開2004−239560号公報 特開2005−071980号公報 特開2012−221734号公報
本発明が解決しようとする課題は、蓋部が開状態のときにケースから蓋部が外れるのを抑制することができる電子機器を提供することである。
実施形態の電子機器は、ケースと、軸部材と、突部と、蓋部と、係合部とを持つ。前記ケースは、開口が形成され、前記開口を通して挿入された蓄電部が着脱可能に取付けられる。前記軸部材は、第1端部が前記ケースに固定されている。前記突部は、前記ケースの外面から突出するように配設されている。前記蓋部は、前記ケースの前記開口を覆う。前記係合部は、前記軸部材の外周面を囲うように前記軸部材に係合し、前記軸部材の周方向の一部に切欠きが形成されて前記蓋部に固定され、前記軸部材周りに回転する。前記係合部は、前記蓋部を、前記ケースの前記開口を覆う閉状態と、前記蓋部が前記突部に当接し前記ケースの前記開口を覆わない開状態と、に切替え可能である。前記ケースが使用時の向きに配置され前記蓋部が前記開状態であるときに、前記切欠きは前記軸部材の中心軸の上方以外の位置に配設されている。
一実施形態の防災無線の戸別受信機が用いられる行政防災無線同報システムの全体構成を示す概略図。 一実施形態の防災無線の戸別受信機のブロック図。 一実施形態の防災無線の戸別受信機の正面図。 一実施形態の防災無線の戸別受信機の側面図。 一実施形態の防災無線の戸別受信機の底面図。 一実施形態の防災無線の戸別受信機のケース及び電池蓋の一部を破断して分解した斜視図。 (a)は一実施形態の防災無線の戸別受信機において電池蓋が閉状態のときの縦断面図、(b)は図7(a)中のA1部拡大図。 (a)は一実施形態の防災無線の戸別受信機において電池蓋が開状態のときの縦断面図、(b)は図8(a)中のA2部拡大図。 比較例の防災無線の戸別受信機において電池蓋が開状態のときの縦断面図。 一実施形態の防災無線の戸別受信機において電池蓋が着脱状態のときの縦断面図。 一実施形態の防災無線の戸別受信機においてケースから電池蓋を取外したときの縦断面図。 実施形態の第2の変形例の防災無線の戸別受信機における電池蓋が開状態のときの縦断面図。
以下、実施形態の電子機器を、図面を参照して説明する。
以下では、電子機器の一例として、防災無線等の受信機の内、住民の家庭内等に設置される戸別受信機(以下、戸別受信機と略して言う)である場合を例にとって説明する。ただし、電子機器は、戸別受信機に限定されず、ラジオ等の乾電池を収容する各種電子機器でもよい。
図1に示すように、本実施形態の戸別受信機が好適に用いられる行政防災無線同報システム1は、例えば、市区町村の行政庁舎B1に設置される無線親局装置(親局)11と、前記市区町村の同報対象エリアに分散して設置される複数の無線子局装置16と、を備えている。複数の無線子局装置16は、屋外拡声機17と、戸別受信機18と、を有している。
各無線子局装置16は、AC100Vの商用電源等で駆動される。屋外拡声機17は、公園B2等に取付けられている。各無線子局装置16は、無線親局装置11から直接、又は中継局13を介して無線通信である同報波W等により送られた防災無線の信号を受ける。各無線子局装置16は、信号に基づいて音等を発する。
次に、戸別受信機18について、詳細に説明する。
図2は、一実施形態の戸別受信機18のブロック図である。図2に示すように、戸別受信機18は、送受信部51と、操作部52と、表示部53と、音声増幅部54と、スピーカ55と、メモリ57と、制御部58と、を備えている。
送受信部51は、受信部51aと、送信部51bと、を有している。受信部51a及び送信部51bは、制御回路等で構成され、アンテナ61にそれぞれ接続されている。
受信部51aは、アンテナ61を介して受けた同報波Wによる信号を復調してデジタル変換し、制御部58に送る。送信部51bは、制御部58から送られたデジタルの信号を変調し、アンテナ61を介して送信する。
なお、送受信部51は送信部51bを備えず、受信部51aだけで構成されてもよい。
例えば、操作部52は、ダイヤル及び複数のボタンを有している。ダイヤル及び複数のボタンは、使用者により操作された結果を電圧値等として制御部58に送る。
例えば、ダイヤルを操作することで、スピーカ55が発する音の大きさが調節される。ボタンを操作することで、メモリ57に記憶された信号を音に変換してスピーカ55から発する(再生する)ことができる。
例えば、表示部53は、複数のLED(Light Emitting Diode)を有している。複数のLEDは、制御部58の指示に基づいて点灯したり消灯したりする。
音声増幅部54は、制御回路等で構成されている。音声増幅部54は、デジタル変換された信号を増幅する。スピーカ55は、増幅された信号に基づいて音を発する。
メモリ57は、RAM(Random Access Memory)等を有している。メモリ57には、制御部58を制御するプログラムや、受信された信号等が記憶されている。
制御部58は、CPU(Central Processing Unit)を有している。制御部58は、メモリ57に記憶されたプログラムに基づいて送受信部51、表示部53、音声増幅部54、スピーカ55、及びメモリ57を制御する。制御部58は、メモリ57に受信された信号が記憶されたときに、表示部53のLEDを点灯させてもよい。
送受信部51、操作部52、表示部53、音声増幅部54、スピーカ55、メモリ57、及び制御部58は、電池ケース33に着脱可能に取付けられる乾電池(蓄電部)71から乾電池71の内部に蓄えた電力を供給される。これら送受信部51等は、乾電池71に蓄えられた電力により駆動する。
なお、戸別受信機18の電源として、乾電池71以外に商用電源を用いてもよい。この場合、災害時の停電等により商用電源が使用できなくなったときに、乾電池71に蓄えられた電力を使用する。
図3は、一実施形態の戸別受信機18の正面図、図4は、戸別受信機18の側面図、図5は、戸別受信機18の底面図である。なお、戸別受信機18は、主に図3から図5に示す向きに配置された状態で、壁に取付けられるか、テーブル上に置かれた状態で使用される。すなわち、図3から図5に示す戸別受信機18の向きが、戸別受信機18の主な使用時の向きである。
図3から図5に示すように、戸別受信機18は、操作部52等が取付けられるとともに、音声増幅部54等が内蔵された電子機器本体21をさらに備えている。電子機器本体21は、ケース26と、リブ(突部)38と、電池蓋(蓋部)41と、を有している。なお、図3から図5は、電池蓋41がケース26の電池収容開口32aを覆った閉状態P1のときの状態を示している。
図6は、一実施形態の戸別受信機18のケース及び電池蓋の一部を破断して分解した斜視図である。
図6に示すように、ケース26は、前方ケース27と、前方ケース27の後方に配設された後方ケース28と、を備えている。
前方ケース27は、上方から下方に向かって操作・表示支持部30と、スピーカ支持部31と、電池収容部32と、をこの順で連設して構成されている。操作・表示支持部30に形成された貫通孔内には、操作部52が有するダイヤル52a及び複数のボタン52bが固定されている。操作・表示支持部30に形成された他の貫通孔内には、表示部53が有する複数のLED53aが固定されている。
スピーカ支持部31の後方の面には、図示はしないが前述のスピーカ55が固定されている。
電池収容部32は、前方が電池収容開口(開口)32aとなる箱状に形成されている。電池収容部32の各側壁の下部には、段部32bが形成されている。
図6は、電池蓋41がケース26に対して着脱可能になる後述する着脱状態P3のときの状態を示している。
図6に示すように、電池収容部32の各側壁における段部32bよりも下方の部分には、凸部(軸部材)36の第1端部がそれぞれ固定されている(一方の凸部36は不図示)。凸部36は、円柱状に形成されている。凸部36は、各側壁の左右方向の外面から電子機器本体21の左右方向の外側に向かって延びている。一対の凸部36は、左右方向に沿って延びる軸線上に配設されている。
例えば、電池収容部32内には、前述の電池ケース33が配設されている。電池ケース33は、単1形乾電池から単3形乾電池までの任意の乾電池71が着脱可能であることが好ましい。
乾電池71は、電池収容開口32aを通して電池収容部32内に挿入される。
後方ケース28は、前方がケース収容開口28aとなる箱状に形成されている。後方ケース28には、前述のアンテナ61が取付けられている(図4参照)。
図4及び図5に示すように、前述のリブ38は、後方ケース28の底壁の外面から下方に向かって突出するように一対配設されている。一対のリブ38は、前後方向に延びるとともに左右方向に間隔を空けて配設されている。
図4に示すように、後方ケース28の後壁には、後方ケース28を建築物73の壁73a等に取付けるためのスリット28bが形成されている。
図6に示すように、後方ケース28のケース収容開口28a内には、前方ケース27の後部が配設されている。前方ケース27と後方ケース28とは、図示しないネジ等で固定されている。
図5及び図6に示すように、電池蓋41は、蓋本体42と、一対の側壁43と、底壁44と、を備えている。
蓋本体42は、平板状に形成されている。蓋本体42には、前後方向に貫通する複数の貫通孔が形成されている(図3参照)。蓋本体42は、ケース26のスピーカ支持部31及び電池収容部32の電池収容開口32aを覆う。
図6に示すように、電池蓋41の蓋本体42の下方における後面には、一対のフック部46が固定されている。フック部46は、電池蓋41から後方に向かって延び、左右方向に間隔を空けて配設されている。フック部46は、左右方向において側壁43の近くに配設されている。フック部46は、係合部47と、補強部材48と、を備えている。
図7は、(a)が電池蓋41が閉状態P1のときの戸別受信機18の縦断面図であり、(b)が(a)中のA1部拡大図である。図7に示すように、係合部47は、左右方向が厚さ方向となる板状に形成され、前後方向に沿って延びている。
係合部47の後端部は、凸部36の外周面を囲うように凸部36に係合している。係合部47には、凸部36の周方向の一部に切欠き47aが形成されている。切欠き47aは、係合部47を左右方向に貫通している。本実施形態では、係合部47の後端部は、U字形に形成されている。
切欠き47aの底部に形成された凹部47b内に、凸部36が配設されている。切欠き47aは、凹部47bよりも下方で開口している。凹部47bにおける電池蓋41側の縁部47cは、凸部36の外周面の接線に沿って下方に向かって直線状に延びている。
補強部材48は、凸部36の第2端部の端面に対向するように、係合部47の左右方向の外側に配設されている。補強部材48は、係合部47に連なり、係合部47におけるU字形の部分等を補強している。なお、本明細書では、対向するは接触する意味も含む。
フック部46の係合部47は、凸部36周りに回転することができる。一対のフック部46が凸部36周りに回転することで、ケース26に対して電池蓋41は、閉状態P1(図7参照)と、開状態P2(図8参照)と、に切替え可能である。
図8は、(a)が電池蓋41が開状態P2のときの戸別受信機18の縦断面図であり、(b)が(a)中のA2部拡大図である。
図7に示すように、電池蓋41は、閉状態P1のときに、上下方向に沿うように配置され、ケース26の電池収容開口32aを覆う。
一方で図8に示すように、電池蓋41は、開状態P2のときに一対のリブ38にリブ38の下方から当接し、ケース26の電池収容開口32aを覆わない。一対のリブ38は、開状態P2の電池蓋41の開き角度を規定している。電池蓋41が開状態P2であるとき、フック部46の切欠き47aは凸部36の中心軸C1の上方以外の位置に配設されている。この例では、切欠き47aは中心軸C1の後方に配設されている。電池蓋41は、開状態P2のときに、前方に向かうに従い漸次、下方に向かって傾くように配設されている。
電池蓋41が開状態P2のときに、電池蓋41のうちケース26のリブ38に当接する部分である当接部44aは、電池蓋41の底壁44のうち中心軸C1よりも後方に配設されている。
ここで、図9に比較例の戸別受信機18Aの構成を示す。図9は、比較例の戸別受信機18Aにおいて電池蓋41Aが開状態P2のときの縦断面図である。
戸別受信機18Aでは、リブ38Aが後方に長く延びていない。このため、電池蓋41Aが開状態P2のときに、電池蓋41の当接部44aは、リブ38Aでなくケース26の後方ケース28の下部に後方ケース28の下方から当接する。さらに、比較例の戸別受信機18Aでは、実施形態の戸別受信機18に比べて、係合部47Aの切欠き47aの幅が広く、係合部47Aが凸部36を囲う長さが短い(凸部36の周方向における範囲が狭い)。
なお、図10に、電池蓋41が凸部36周りの閉状態P1と開状態P2との間の着脱状態(所定の位置)P3にある状態を示す。図10は、戸別受信機18において、電池蓋41が着脱状態P3のときの縦断面図である。
電池蓋41が着脱状態P3のときに、係合部47の切欠き47aは、凸部36の中心軸C1の後方に配設されている。係合部47に係合する凸部36は、切欠き47aを通して係合部47の外部に取外し可能である。一方で、凸部36は、切欠き47aを通して係合部47の凹部47b内に取付け可能である。凸部36を係合部47に取付けたり取外したりする手順については、後述する。
以上のように構成された戸別受信機18は、ラジオのように棚に設置されたり、壁に設置されて使用される場合がある。すなわち、図4に示すように、使用者は、建築物73の壁73aに金具74を固定する。金具74をケース26のスリット28bに挿入し、壁73aに戸別受信機18を取付けて使用する。また、テーブル等の支持台76上に戸別受信機18を配設して使用する。このときに、一対のリブ38は、支持台76に接触して、ケース26を支持する支持脚になる。リブ38は前後方向に延びて前後方向に比較的長いため、支持台76上に配設した戸別受信機18が前後方向に傾きにくい。
このように、戸別受信機18が使用時の向きに配置されたときに、ケース26よりも一対のリブ38が下方に配置される。
次に、戸別受信機18の動作について説明する。
戸別受信機18を使用する場合には、使用者は、予め、電池ケース33に乾電池71を取付け、ダイヤル52aを操作してスピーカ55が発する音の大きさを調節しておく。
無線親局装置11又は中継局13から送られた同報波Wによる信号を、アンテナ61を介して受信部51aが受ける。受信部51aは、信号を復調してデジタル変換し、制御部58に送る。制御部58は、デジタル変換した信号を音声増幅部54で増幅し、スピーカ55から音を発する。使用者は、スピーカ55が発した音を聞くことで、防災無線の内容を認識する。
受信部51aが受けた信号は、メモリ57に記憶される。信号がメモリ57に記憶されると、表示部53のLED53aが点灯する。LED53aが点灯していることで防災無線を聞き逃したことを使用者が認識した場合は、使用者は操作部52のボタン52bを操作する。メモリ57に記憶された信号が、スピーカ55から再生される。
使用者は、戸別受信機18で使用している乾電池71を、定期的に新しい乾電池71に交換する。例えば、定期的とは、1年に1回等である。
乾電池71を交換するには、電池蓋41を操作して、閉状態P1になっている電池蓋41を図8に示す開状態P2にする。このとき、切欠き47aは中心軸C1の後方に配設されているため、電池蓋41に対して下方に向かって重力が作用しても、凸部36に対してフック部46が下方に外れるのが抑えられる。
より具体的には、凸部36の中心軸C1を通り前後方向に直交する基準面S1を規定する。このときに、係合部47のうち凸部36よりも上方であって基準面S1よりも後方に配設された第1部分47dにより、凸部36に対してフック部46が下方に外れるのが抑えられる。
電池蓋41の当接部44aを中心とし、凸部36に外接する基準円C6を規定する。このときに、係合部47のうち凸部36よりも上方であって基準円C6よりも内側に配設された第2部分47eは、開状態P2にある電池蓋41がさらに当接部44a周りに回転して開こうとしたときに、凸部36の外周面に押し付けられ、凸部36から離れにくくなる。したがって、第2部分47eにより、凸部36に対してフック部46が下方に外れるのが、より効果的に抑えられる。
これに対して、図9に示す比較例の戸別受信機18Aでは、係合部47Aのうち凸部36よりも上方であって基準面S1よりも後方に配設された第1部分は無く、凸部36に対してフック部46Aが下方に外れて、ケース26から電池蓋41Aが落ちる虞がある。
一方で、係合部47Aのうち凸部36よりも上方であって基準円C6よりも内側に配設された第2部分47eAは、戸別受信機18の第2部分47eよりも小さくなる。したがって、開状態P2にある電池蓋41Aがさらに当接部44a周りに回転して開こうとしたときに、電池蓋41Aが凸部36から外れる虞がある。
なお、戸別受信機18Aでは、リブ38Aが前後方向に短いため、支持台76上に配設した戸別受信機18Aが前後方向に傾きく虞がある。
使用者は、ケース26の電池収容開口32aを通して手を入れ、電池ケース33から乾電池71を取外す。新しい乾電池71を電池収容開口32aを通して挿入し、電池ケース33に取付ける。
電池蓋41を凸部36周りに回転させ、開状態P2になっている電池蓋41を閉状態P1にする。
なお、閉状態P1となっている電池蓋41を着脱状態P3にし、ケース26から電池蓋41を取外してから、乾電池71を交換してもよい。
図10に示すように、電池蓋41を着脱状態P3にすると、切欠き47aは凸部36の中心軸C1の後方に配設される。ケース26に対して電池蓋41を前方に移動させると、図11に示すように、凸部36が、切欠き47aを通して係合部47の外部に取外される。図11は、戸別受信機18において、ケース26から電池蓋41を取外したときの縦断面図である。
係合部47に補強部材48が連なっているため、係合部47に作用する力を補強部材48でも支持することができ、係合部47は破損しにくい。ケース26から電池蓋41が取外されたため、戸別受信機18の前方の斜め下方からでも電池蓋41が障害とならずに乾電池71を交換することができる。
次に、本実施形態の第1の変形例について説明する。
第1の変形例の戸別受信機では、電池蓋41、ケース26、及びフック部46が、弾性的に変形する材料で形成される。戸別受信機の構造は、図4から図6と同形状のため、図示を省略する。
本変形例では、電池蓋41、ケース26、及びフック部46を、弾性的に変形する材料で形成する。この場合、切欠き47aの幅(切欠き47aの端部間の距離)は、凸部36の外径よりも小さくてもよい。このように構成することで、凸部36に係合部47を密着させやすくなる。
電池蓋41を着脱状態P3にして、ケース26に対して電池蓋41を前方に移動させると、係合部47が凸部36の外周面に沿って弾性的に変形し、切欠き47aの幅が広がる。凸部36が、切欠き47aを通して係合部47の外部に取外されると、係合部47が復元変形し、切欠き47aの幅が狭まる。
乾電池71の交換が終わったら、電池蓋41を水平面に沿うように配設し、かつ、ケース26の段部32bの下面に、電池蓋41の一対の係合部47の上端部を当接させる。ケース26に対して電池蓋41を段部32bに沿って後方に押し込むと、フック部46が凸部36の外周面に沿って弾性的に変形し、切欠き47aの幅が広がる。凸部36が、切欠き47aを通して係合部47の凹部47bに係合する。フック部46が復元変形し、切欠き47aの幅が狭まる。ケース26に電池蓋41が取付けられる。
なお、図7に示すように電池蓋41が開状態P2のときには、切欠き47aが中心軸C1の下方に配設されているため、凸部36から係合部47が外れにくい。
次に、本実施形態の第2の変形例について説明する。
図12は、一実施形態の第2の変形例の戸別受信機18Bにおける電池蓋41が開状態P2のときの縦断面図である。
戸別受信機18Bでは、戸別受信機18に比べて、第1部分47dが、凸部36の周方向に長い。そして、フック部46の凹部47bにおける電池蓋41側の縁部47fが、電池蓋41に向かって凸となるように湾曲した形状である。戸別受信機18Bをこのように構成することで、戸別受信機18に比べて第1部分47d及び第2部分47eを周方向により長くし、開状態P2においてケース26の凸部36から電池蓋41の係合部47が外れるのをより確実に抑制することができる。
また、第1部分47dを周方向に長くしても切欠き47aの幅を維持することで、係合部47の切欠き47aを通して、係合部47から凸部36を取外すことができる。
以上説明したように、本実施形態の戸別受信機18によれば、ケース26が使用時の向きに配置され電池蓋41が開状態P1であるときに、切欠き47aは凸部36の中心軸C1の後方に配設されている。電池蓋41に下方に向かって作用する重力を受けることができない切欠き47aが中心軸C1の上方に形成されていないため、ケース26の凸部36から電池蓋41の係合部47が外れるのを抑制することができる。
リブ38は、戸別受信機18を支持台76上に配設するときの支持脚になる。戸別受信機18を支持台76上に安定して配設するためのリブ38を、電池蓋41の開状態P2における開き角度を規定する部材としても用いることができる。一般的に、射出成形における金型では、金型を掘ること等でリブの形状を大きくできる。したがって、電池蓋41の開状態P2における開き角度を、リブ38の形状により容易に調節することができる。
戸別受信機18は、補強部材48を備える。切欠き47a及び凹部47bが設けられU字形に形成された係合部47を、破損しにくくすることができる。
閉状態P1及び開状態P2においてケース26から外れにくくした電池蓋41を、着脱状態P3においてケース26から取外すことができる。
前方ケース27、後方ケース28、及び電池蓋41が射出成形によりそれぞれ一体に形成されている。このため、ケース26に対して電池蓋41が回転可能に接続されるように構成するために必要な部品の数を低減させることができる。戸別受信機18の製造に必要な材料コストを、抑えることができる。
なお、本実施形態では蓄電部は、乾電池71であるとしたが、蓄電部は充電可能な二次電池等でもよい。係合部47単体の強度がある程度ある場合には、戸別受信機18は補強部材48を備えなくてもよい。戸別受信機18は、リブ38を支持脚として用いず、ケース26の底壁等を支持脚として用いてもよい。
ケース26は、金属で形成されていてもよい。戸別受信機18は、操作部52、表示部53、音声増幅部54、メモリ57、及び制御部58を備えなくてもよい。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、ケース26が使用時の向きに配置され電池蓋41が開状態P2であるときに、切欠き47aが凸部36の中心軸C1の上方以外の位置に配設されている係合部47を持つことにより、ケース26から電池蓋41が外れるのを抑制することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
11…無線親局装置(親局)、18,18B…戸別受信機(防災無線の戸別受信機、電子機器)、26…ケース、32a…電池収容開口(開口)、36…凸部(軸部材)、38…リブ(突部)、41…電池蓋(蓋部)、47…係合部、47a…切欠き、48…補強部材、51a…受信部、55…スピーカ、71…乾電池(蓄電部)、76…支持台、C1…中心軸、P1…閉状態、P2…開状態

Claims (5)

  1. 開口が形成され、前記開口を通して挿入された蓄電部が着脱可能に取付けられるケースと、
    第1端部が前記ケースに固定された軸部材と、
    前記ケースの外面から突出するように配設された突部と、
    前記ケースの前記開口を覆う蓋部と、
    前記軸部材の外周面を囲うように前記軸部材に係合し、前記軸部材の周方向の一部に切欠きが形成されて前記蓋部に固定され、前記軸部材周りに回転することで、前記蓋部を、前記ケースの前記開口を覆う閉状態と、前記蓋部が前記突部に当接し前記ケースの前記開口を覆わない開状態と、に切替え可能であり、前記ケースが使用時の向きに配置され前記蓋部が前記開状態であるときに、前記切欠きは前記軸部材の中心軸の上方以外の位置に配設されている係合部と、
    を備える電子機器。
  2. 前記ケースが前記使用時の向きに配置されたときに、前記ケースよりも前記突部が下方に配置され、
    前記突部は、前記電子機器を支持台上に配設するときに、前記支持台に接触し、前記ケースを支持する支持脚になる
    請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記軸部材の第2端部の端面に対向するように配設され、前記係合部に連なる補強部材を備える
    請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記蓋部が前記軸部材周りの前記閉状態と前記開状態との間の所定の位置にあるときに、前記係合部に係合する前記軸部材は、前記切欠きを通して前記係合部の外部に取外し可能である
    請求項1から3のいずれか一項に記載の電子機器。
  5. 前記電子機器は、防災無線の戸別受信機である
    請求項1から4のいずれか一項に記載の電子機器。
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