JPH1032916A - 電線クランプ - Google Patents

電線クランプ

Info

Publication number
JPH1032916A
JPH1032916A JP8206520A JP20652096A JPH1032916A JP H1032916 A JPH1032916 A JP H1032916A JP 8206520 A JP8206520 A JP 8206520A JP 20652096 A JP20652096 A JP 20652096A JP H1032916 A JPH1032916 A JP H1032916A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clamp
pin
clamp body
connection fitting
electric wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8206520A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhide Nakamura
満秀 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumiden Transmission and Distribution Systems Products Corp
Original Assignee
Asahi Kinzoku Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kinzoku Seiko Co Ltd filed Critical Asahi Kinzoku Seiko Co Ltd
Priority to JP8206520A priority Critical patent/JPH1032916A/ja
Publication of JPH1032916A publication Critical patent/JPH1032916A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 架空送電線用スペーサなどに用いる電線クラ
ンプにおいて、クランプとスペーサとの連結機構で微風
により生じる衝突音を解消する。 【解決手段】 クランプ本体1に蓋部2が蝶着され、蓋
部2とクランプ本体1を閉じた状態に保持する締付機構
4と、クランプ本体1をスペーサに連結する連結機構と
を具える。この連結機構は、クランプ本体の凹部6に挿
入される連結金具7と、凹部に挿入された連結金具7を
貫通するピン8と、このピン8に外嵌され、連結金具7
をピンの軸方向に押圧するばね11とを具える。このばね
11の押圧により、連結金具7と本体1の凹部表面が接触
して衝突音を発生することを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばスペーサを
架空送配電線などに取付ける際に用いる電線クランプに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電線を把持するクランプとして図
2記載のものが知られている。これは、クランプ本体1
と、この本体1に蝶着される蓋部2と、蓋部2とクラン
プ本体1を閉じた状態に保持する締付機構4とを具え、
クランプ本体1と蓋部2との間で電線を把持する。この
ようなクランプ本体1は連結金具7を介してスペーサの
枠部(図示せず)に連結される。連結金具7はクランプ
本体の凹部6に挿入され、ピン8でこの連結金具7を貫
通してクランプ本体1に固定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のクラン
プでは微風振動時にクランプ本体と連結金具との間で衝
突音が発生するという問題があった。また、この衝突に
伴ってクランプ本体の摩耗も生じる。従って、本発明の
主目的は、クランプ本体と連結金具との間での衝突音を
抑制する電線クランプを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するため、連結金具をピンの軸方向に押圧する弾
性体を用いたことを特徴とする。
【0005】すなわち、本発明クランプは、クランプ本
体と、この本体に蝶着される蓋部と、蓋部とクランプ本
体を閉じた状態に保持する締付機構と、クランプ本体を
スペーサに連結する連結機構とを具える電線クランプに
おいて、この連結機構は、クランプ本体の凹部に挿入さ
れる連結金具と、凹部に挿入された連結金具を貫通する
ピンと、この連結金具をピンの軸方向に押圧する弾性体
とを具える。
【0006】ここで、弾性体としてはばねが好適であ
る。例えば、ピンに圧縮ばねを外嵌し、このばねの一端
がピンの頭部に、他端が連結金具の表面に当接するよう
にする。この弾性材によりクランプ本体に対して常時連
結金具を押圧し、微風振動時の衝突音を防止する。
【0007】上記のように弾性体にばねを用いた場合、
ばねが当接しない連結金具表面と凹部表面との間に耐摩
耗部材を介在させることが望ましい。クランプ本体がア
ルミで、連結金具が鋼などの場合、クランプ本体におけ
る凹部表面が摩耗するため、ステンレスなどの耐摩耗部
材を介在させてこの摩耗を抑制する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体的に説明す
る。図1は本発明の電線クランプの閉じた状態を示す正
面図である。電線クランプは、クランプ本体1と蓋部2
が軸3により蝶着されて開閉自在に構成されている。こ
の本体1と蓋部2の対向する各位置には半円形の切欠1
A,2Aが設けられ、そこに電線が把持される。また、クラ
ンプ本体1には蓋部2が閉じた際、これを締付けるため
の締付機構4が一体化され、さらにスペーサの枠部5と
連結するための凹部6が形成されている。この凹部6は
扁平なほぼ直方体の切欠で、そこにクランプ本体1と枠
部をつなぐ連結金具7が挿入される。
【0009】連結金具7は、一端が凹部に対応した扁平
型に形成され、中間に鍔部7Aを具え、他端は螺刻されて
ボルト状に形成されている。また、扁平型に形成された
連結金具の一端にはピン8の貫通孔7Bが設けられてい
る。連結金具1は、その一端を凹部6に挿入し、ピン8
を貫通孔7Bに挿入することでクランプ本体1に結合され
る。一方、他端は枠部5と一体の取付金具9に挿入さ
れ、ナット10の締付により枠部5に固定される。
【0010】ここで、ピン8に圧縮ばね11を外嵌した。
すなわち、ばね11の一端はピンの頭部8Aに当接し、他端
は連結金具7に当接する。これにより、連結金具7は常
時ピン8の先端側(頭部と反対側)に押圧され、凹部表
面とばね11の当接する連結金具表面との接触を抑制する
ことで衝突音の発生を防止することができる。
【0011】さらに、凹部表面とばね11の当接しない連
結金具表面との間に耐摩耗部材を配置した。すなわち、
耐摩耗部材としてステンレスリング12をピン8に外嵌し
た。通常、連結金具7は鋼で、クランプ本体1はアルミ
合金で構成される。そのため、凹部表面がばね11の当接
しない連結金具表面に直接圧接されれば凹部表面が摩耗
する。ステンレスリング12を介在させたのは、この摩耗
を抑制するためである。
【0012】この例では、連結金具1を貫通するピン8
の頭部側にばね11を、先端側(頭部と反対側)にステン
レスリング12を外嵌したが、ステンレスリング12の代わ
りに圧縮ばね(図示せず)を用いてもよい。すなわち、
2つの圧縮ばねを用い、一方をピンの頭部側に、他方を
先端側に外嵌して、両ばねの間に連結金具7が位置する
ようにする。この構成によっても連結金具7と凹部表面
の接触が抑制されるため、衝突音を効果的に防止でき
る。
【0013】なお、締付機構の構成は次の通りである。
締付機構は、ボルト孔20を有するケース21に圧縮ばね22
で押圧される締付軸23が内蔵されたものである。図では
明らかではないが、蓋部2の先端部2Bが二股に構成さ
れ、締付軸23の先端にはこの二股部にはまり込むT字型
の係合部24が軸支されている。また、係合部24はねじり
ばね25により矢印方向に押圧されている。
【0014】蓋部2を開く際、図1に示すように、ケー
ス21にボルト26を螺合して締付軸23をばね22の反発力に
逆らって押し込む。それに伴って係合部24もボルト孔20
から離れる方に押し込まれるため、係合部24を回動して
蓋部の二股部との係合を解除すれば、蓋部2を開けるこ
とができる。
【0015】逆に電線を挾んで閉じる際は、蓋部2を閉
じ、その二股部に係合部24を係合した状態でケースに螺
合されたボルト26を抜けば、ばね22の反発力によって締
付軸23はボルト孔20側に押しやられ、本体1と蓋部2と
を締め付ける。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電線クラ
ンプは、弾性体を具えることで連結金具を押圧し、クラ
ンプ本体との接触を抑制して衝突音の発生を防止する。
また、連結金具とクランプ本体の凹部表面の間に耐摩耗
部材を設けることで凹部表面の摩耗を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電線クランプの閉じた状態を示す正面
図。
【図2】従来の電線クランプの閉じた状態を示す正面
図。
【符号の説明】
1 クランプ本体 1A,2A 切欠 2 蓋部 2B 先端部
3 軸 4 締付機構 5 枠部 6 凹部 7 連結金具 7A
鍔部 7B 貫通孔 8 ピン 8A 頭部 9 取付金具 10 ナット 11
圧縮ばね 12 ステンレスリング 20 ボルト孔 21 ケース 22
圧縮ばね 23 締付軸 24 係合部 25 ねじりばね 26 ボルト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランプ本体と、この本体に蝶着される
    蓋部と、蓋部とクランプ本体を閉じた状態に保持する締
    付機構と、クランプ本体をスペーサに連結する連結機構
    とを具える電線クランプにおいて、 前記連結機構は、クランプ本体の凹部に挿入される連結
    金具と、凹部に挿入された連結金具を貫通するピンと、
    この連結金具をピンの軸方向に押圧する弾性体とを具え
    ることを特徴とする電線クランプ。
  2. 【請求項2】 前記弾性体はピンに外嵌されたばねで、
    このばねはピンの頭部と連結金具表面との間に配置され
    たことを特徴とする請求項1記載の電線クランプ。
  3. 【請求項3】 ばねが当接しない連結金具表面と凹部表
    面との間に耐摩耗部材を介在させることを特徴とする請
    求項2記載の電線クランプ。
JP8206520A 1996-07-16 1996-07-16 電線クランプ Pending JPH1032916A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8206520A JPH1032916A (ja) 1996-07-16 1996-07-16 電線クランプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8206520A JPH1032916A (ja) 1996-07-16 1996-07-16 電線クランプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1032916A true JPH1032916A (ja) 1998-02-03

Family

ID=16524732

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8206520A Pending JPH1032916A (ja) 1996-07-16 1996-07-16 電線クランプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1032916A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009022101A (ja) * 2007-07-11 2009-01-29 Asahi Electric Works Ltd 送電線用ボルトレススペーサ
JP2009055659A (ja) * 2007-08-23 2009-03-12 Asahi Electric Works Ltd 電線用スペーサ
JP2009148044A (ja) * 2007-12-12 2009-07-02 Sumiden Asahi Industries Ltd 送電線用スペーサー
JP2010175402A (ja) * 2009-01-29 2010-08-12 Asahi Electric Works Ltd スペーサ摩耗量予測方法、そのシステム、および試験装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009022101A (ja) * 2007-07-11 2009-01-29 Asahi Electric Works Ltd 送電線用ボルトレススペーサ
JP2009055659A (ja) * 2007-08-23 2009-03-12 Asahi Electric Works Ltd 電線用スペーサ
JP2009148044A (ja) * 2007-12-12 2009-07-02 Sumiden Asahi Industries Ltd 送電線用スペーサー
JP2010175402A (ja) * 2009-01-29 2010-08-12 Asahi Electric Works Ltd スペーサ摩耗量予測方法、そのシステム、および試験装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10210634A (ja) コントロールケーブルなどの端末を固定するための装置
CN215487347U (zh) 一种失电式制动器的释放手柄及失电式制动器
KR20010085513A (en) Electric connector having press contact unit
KR890001824B1 (ko) 브레이크 조작장치
JPH1032916A (ja) 電線クランプ
US6478634B2 (en) Battery terminal
JP2903948B2 (ja) コネクタ
JP2005168100A (ja) 送電線用スペーサー
JP2595393B2 (ja) グロメットの固定構造
JPH11325046A (ja) プルケーブルの端末構造
EP3981681A1 (en) Swingarm fixing hanger
JP2547990Y2 (ja) バスドラム用フープクランプ
JPH09246744A (ja) 電子機器のカバー
JP3589688B2 (ja) 自転車用のブレーキ装置
JP3275609B2 (ja) 電線把持装置
JP3434666B2 (ja) バッテリー用ターミナル
EP1297983B1 (fr) Ligne d'échappement de véhicule automobile, comportant un batteur inertiel
JPS6132821Y2 (ja)
JP3610023B2 (ja) ケーブルハンガ
EP0611190B1 (fr) Levier de frein à main perfectionné
JP2000150081A (ja) 同軸ケーブルコネクタ
JPS6316271Y2 (ja)
JPH0140273Y2 (ja)
JP3290913B2 (ja) 電線類保持構造
JPH0974654A (ja) 有突起電線用クランプ