JPH0140273Y2 - - Google Patents

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JPH0140273Y2
JPH0140273Y2 JP17138184U JP17138184U JPH0140273Y2 JP H0140273 Y2 JPH0140273 Y2 JP H0140273Y2 JP 17138184 U JP17138184 U JP 17138184U JP 17138184 U JP17138184 U JP 17138184U JP H0140273 Y2 JPH0140273 Y2 JP H0140273Y2
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shaped shaft
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  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は架空送電線に取り付けられるスペー
サ等の付属品類の電線把持構造に関する。
〔従来技術とその問題点〕
従来、スペーサ等の付属品類を電線に取り付け
るための電線把持構造の1つとして第4図(実公
昭57−57462号)に示すように、電線Wを挾んで
把持する本体30と蓋体31との一端部を蝶番3
2で連結し、上記蓋体31の自由端部33をロツ
ド34を介してスプリング35の付勢力で本体3
0側に向けて付勢するとともに、本体30にスプ
リング35を囲む大きな枠体36を一体に設け、
この枠体36にロツド34をスプリング35の付
勢力に抗して押圧させるためのボルト37を着脱
自在に取り付けてなるボルトレスタイプのものが
知られている。
そして上記電線把持構造によれば、ボルト37
を締め込んでスプリング35の弾発力に抗してロ
ツド34をその頭部38側に向つて押し出してロ
ツド34の頭部38と蓋体31の自由端部33と
の係合を外すことにより、蓋体31を蝶番32を
中心として回動自由とさせて電線Wの把持あるい
は電線Wからのクランプの取外しを行ない得るも
のである。
しかしながら、かかる電線把持構造において
は、本体30とこれと一体の枠体36とが鋳物に
よつて製作されるにもかかわらず、ボルト37を
締め込んだ際にスプリング35に発生する大きな
付勢力が直接鋳物製の本体30に加わるため、本
体30を相当厚肉のものとしないと強度上の不安
が残るものであつた。加えて上記枠体36も強度
的に劣るにも抱わらず、ボルト37を回動する際
には引張力とともに曲げモーメントをも受けるこ
とになるため充分な強度とするにはいきおいこれ
を大型化せざるを得ず、よつて全体として重量増
大を免れ得ないものであつた。さらに大きな枠体
36を一体に有する本体30の鋳造製作が面倒で
費用が嵩むため、経済コストの面でも不利を抱く
ものであつた。
〔考案の目的〕
この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、
電線を把持する本体と蓋体とを開放する際に、そ
れらに余分な力を全く作用させることのない締付
け装置を具備させた電線把持構造を提供すること
を目的とするものである。
〔実施例〕
第1図ないし第3図はこの考案の電線把持構造
の一例を示すもので、図示されていないスペーサ
フレーム等に連結される板状の本体1の先端部が
円弧状に湾曲され、これにより本体1の先端部に
外観略半割円筒状の電線把持部2が形成され、こ
の把持部2の内周面が把持面3とされている。そ
してこの本体1の先端部にピン4を介して蓋体5
の一端部が蝶番状に連結されている。上記蓋体5
は本体1の電線把持部2と同形の電線把持部6を
有する板状の部材からなり、その電線把持部6の
内周面に本体1の把持面3との間で電線Wを挾む
把持面7が形成されている。また上記蓋体5の自
由端部および本体1の該蓋体の自由端部と対向す
る部分がそれぞれ連結部8,9とされている。そ
して蓋体5の連結部8には長方形の切欠開口10
がその短辺部を上記自由端部に開口させて形成さ
れている。これにより上記連結部8には切欠開口
10を間に挾んで対峙する一対の支持部11が形
成されている。また両支持部11の長手方向略中
央部には長方形状の係止窪み部12がそれぞれ形
成されている。この係止窪み部12は支持部11
の切欠開口10側の一部分が薄肉とされて形成さ
れたものである。他方、本体1の連結部9の切欠
開口10との対向位置には、円形の開口孔13が
穿設されている。そしてこれら本体1と蓋体5と
の連結部8,9に跨つて締付け装置14が設けら
れている。
上記締付け装置14は、スプリング受金具1
5、T型軸16、スプリング17、ピン18およ
び押しボルト19により構成されているものであ
る。
上記スプリング受金具15は中心部に本体1の
連結部9に形成された開口孔13の内径と略等し
い内径の貫通孔20が穿設された略円筒体状のも
のであり、その軸線方向の一端部にはスプリング
17の一端部を当接させる係止フランジ21が形
成されている。そしてこのスプリング受金具15
は、係止フランジ21を本体1側に向けて、その
貫通孔20と本体1の開口孔13との互いの軸線
を一致させて配設されている。そして蓋体5の切
欠開口10と本体1の開口孔13およびスプリン
グ受金具15の貫通孔20にわたつて上記T型軸
16が挿通されている。
上記T型軸16はその頭部22が長方形に形成
された外観T字状のもので、頭部22の長辺方向
の長さは蓋体5の切欠開口10の幅よりも長く、
またその短辺方向の長さは切欠開口10の幅より
も短くされており、そして頭部22の長辺方向両
側部が蓋体5の支持部11の係止窪み部12上に
架け渡されるように係止されている。また上記ス
プリング受金具15から突出しているT型軸16
の周囲に上記スプリング17が遊嵌されており、
そしてそのスプリング17の一端部はスプリング
受金具15の係止フランジ21に係止されてお
り、また他端部はT型軸16の先端部に螺合さ
れ、かつ固定ピン23で固定された係止フランジ
24に係止されている。したがつて上記T型軸1
6はスプリング17の弾発力によつて第1図中下
方に付勢されるとともに、その頭部22により蓋
体5を本体1側に向つて押圧し、両者の電線把持
部2,6を閉じて電線Wを挾持なさしめる。
さらに上記T型軸16の長さ方向のスプリング
受金具15が位置する部分には、軸線方向に所定
の長さを有し半径方向に貫通する貫通孔25が穿
設されており、そしてさらに頭部22の中央に
は、その端面から軸線方向に下方に向けて穿設さ
れて上記貫通孔25に連通する穴部26が形成さ
れている。そして上記貫通孔25の上部に位置す
る穴部26の周囲にねじ部27が形成され、この
ねじ部27に前記押しボルト19が穴部26を通
して螺合されている。他方上記スプリング受金具
15には、その環状部を半径方向に貫通した状態
で前記ピン18が固着され、かつこのピン18が
上記T型軸16の貫通孔25内に挿通されてい
る。
しかしてこのような電線把持構造においては、
本体1と蓋体5との電線把持部2,6間を開いて
電線Wを把持する際には、先ず押しボルト19を
T型軸16のねじ部27に締め込んでいく。そし
て上記押しボルト19をその先端部がピン18に
当つた位置からさらにT型軸16に対して締め込
んでいくと、スプリング受金具15がスプリング
17を押し縮めながら第1図中下方へと移動し、
遂いにはスプリング受金具15と本体1との間に
隙間が生じてスプリング17の締付力が本体1と
蓋体5とに作用しなくなる。このようにして本体
1および蓋体5と締付け装置14との間にガタを
生じさせてT型軸16の頭部22を第2図中矢印
で示すように蓋体5の切欠開口10に向けて90゜
回動し、蓋体5の連結部8の抱束を解いて上記蓋
体5をピン4回りに回動し、電線把持部2,6間
を開いて電線Wを間に挾み込む。そして電線Wを
把持部2,6間で挾んだ後、蓋体5をその切欠開
口10内にT型軸16の頭部22を通すようにし
てピン4を中心として本体1側に向つて回動させ
る。ついでT型軸16の上記頭部22を90゜回動
して蓋体5の支持部11の係止窪み部12に係止
させた後、押しボルト19をT型軸16に対して
緩める方向に回動させる。すると押しボルト19
の上昇に連れてスプリング受金具15もスプリン
グ17の弾発力により上昇する。そして押しボル
ト19をさらに緩めてT型軸16から抜き去る
と、スプリング17の弾発力によつてT型軸16
の頭部22が蓋体5を本体1側に向つて押圧し、
頭部22とスプリング受金具15との間で本体1
と蓋体5とを締め付けて電線Wを電線把持部2,
6により挾圧把持する。
このような電線把持構造においては、押しボル
ト19をT型軸16に対して締め込んでスプリン
グ17を押し縮めてゆく際に、押し縮められて増
加したスプリング17の全弾発力がピン18を介
して押しボルト19とT型軸16との螺合部に加
わり、締付け装置14内で全ての力が釣り合うこ
とになる。したがつて上記本体1には電線Wを把
持する際の付勢力以上の力が全く作用しないた
め、本体1を前述の従来構造のものに較べて薄肉
のものとすることができる。さらに上記T型軸1
6には軸線方向の引張り力以外に曲げモーメント
等の他の力が何等作用せず、かつ前述の従来構造
に見られるような締付け装置14を覆う枠体を無
くすことができる。したがつて本体1と締付け装
置14とを全体として小型軽量化し得るととも
に、本体1の鋳造を容易に行なうことができる。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなようにこの考案の電線
把持構造によれば、本体および締付け装置の重量
を大巾に軽減することができるとともに、特に本
体構造が簡便となるためその製造が容易でコスト
面の改善を計ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの考案の電線把持構造
の一実施例を示すもので、第1図は断面視した概
略正面図、第2図は第1図の−線に沿う断面
図、第3図は第1図の平面図、第4図は従来の電
線把持構造を示す概略正面図である。 1……本体、3,7……把持面、5……蓋体、
8,9……連結部、14……締付け装置、15…
…スプリング受金具、16……T型軸、17……
スプリング、18……ピン、19……押しボル
ト、25……貫通孔、22……頭部、27……ね
じ部、W……電線。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 対向配置した本体1と蓋体5との把持面3,7
    間で電線Wを挾み、上記本体1と蓋体5との一端
    部同士を蝶着するとともに他端部の連結部8,9
    同士を締付け装置14で着脱自在に連結してなる
    電線把持構造において、 上記締付け装置14が、長方形状の頭部22を
    有するT型軸16を上記本体1と蓋体5との連結
    部8,9にわたつて挿通して上記頭部22を上記
    蓋体5の連結部8に係脱自在に係合し、上記T型
    軸16の上記本体1から突出した先端側の外周に
    スプリング受金具15を介してスプリング17を
    付勢状態に遊嵌し、上記T型軸16の上記スプリ
    ング受金具15との対向位置に自身の半径方向に
    貫通する貫通孔25を設け、上記スプリング受金
    具15に上記貫通孔25内を挿通するピン18の
    両端部を固定し、かつ上記T型軸16に上記頭部
    22から上記貫通孔25に連通するとともに内周
    部にねじ部27を有する穴部26を設け、上記穴
    部26に上記ねじ部27に螺合して先端部が上記
    ピン18を押圧する押しボルト19を着脱自在に
    設けてなる構成を有することを特徴とする電線把
    持構造。
JP17138184U 1984-11-12 1984-11-12 Expired JPH0140273Y2 (ja)

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JPS6188426U JPS6188426U (ja) 1986-06-09
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