JP2005168100A - 送電線用スペーサー - Google Patents
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Abstract
【課題】送電線に振動が生じても連結部材とクランプ部との衝突を阻止して騒音を無くし、クランプ部の磨耗が起こらないようにする。
【解決手段】送電線用スペーサーは、導体を保持するクランプ部と、複数のクランプ部を連結可能とするコイルスプリングからなる連結部材とを具える。クランプ部は、クランプ本体と、このクランプ本体に一端側が揺動可能に連結される蓋部と、クランプ本体に配設される締付機構部と、クランプ本体に突設されるコイルスプリングを固定するためのスプリング固定用突起部とを具える。締付機構部は、蓋部をクランプ本体側に向けて押圧可能とする押圧部と、蓋部を押圧する方向に押圧部を付勢する付勢部と、この付勢部の付勢力に抗して押圧部を蓋部から離れる方向に移動可能にする押圧解除部とを具える。
【選択図】 図1
【解決手段】送電線用スペーサーは、導体を保持するクランプ部と、複数のクランプ部を連結可能とするコイルスプリングからなる連結部材とを具える。クランプ部は、クランプ本体と、このクランプ本体に一端側が揺動可能に連結される蓋部と、クランプ本体に配設される締付機構部と、クランプ本体に突設されるコイルスプリングを固定するためのスプリング固定用突起部とを具える。締付機構部は、蓋部をクランプ本体側に向けて押圧可能とする押圧部と、蓋部を押圧する方向に押圧部を付勢する付勢部と、この付勢部の付勢力に抗して押圧部を蓋部から離れる方向に移動可能にする押圧解除部とを具える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、導体を保持するクランプ部と、複数のクランプ部を連結する連結部材とを具える複数の導体の間隔を保持するための送電線用スペーサーに関する。
多導体送電線において、複数の導体を一定間隔に保持する目的で使用されるスペーサーは、一般に、導体を保持する開閉可能なクランプ部と、複数のクランプ部を連結する板状の連結部材とを有している。さらに、クランプ部は開閉可能となっているので、クランプ部で導体を保持した後、クランプ部の開閉部分をボルトで締め付けて固定していた。
しかしながら、クランプ部の開閉部をボルトで固定する場合、送電線の揺れや振動に伴ってクランプ部が振動すると、この振動に伴ってボルトが緩んでしまう恐れがある。
そこで、特許文献1に示すようなボルトレスのスペーサーが提案された。これは、ばねの反力を利用してクランプ部を閉じることにより送電線の保持を強固にするものである。
このようなボルトレスのスペーサーの一例を図5に示す。クランプ部Aは、クランプ本体Bと、このクランプ本体Bに揺動可能に支持される蓋部Cと、クランプ本体Bに配設される締付機構部Dとを具える。そして、クランプ本体Bと蓋部Cの間で導体を挟持するようになっている。また、クランプ本体Bには、連結部材Eが軸Fを介して連結されている。
締付機構部Dは、付勢ばねD1と、この付勢ばねD1が嵌合される摺動部材D2と、この摺動部材D2の一端側に揺動可能に取付けられるピンD3と、摺動部材D2の他端面に先端部が当接し、クランプ本体Bに螺締される押しボルトD4とを具える。
付勢ばねD1は、一端側がクランプ本体Bの内面に当接され、他端側が摺動部材D2のフランジ部に当接される。そして、付勢ばねD1は、この摺動部材D2を押しボルト側に向けて付勢するようになっている。
さらに、ピンD3は、バネD5を用いて導体が配置されるクランプ本体Bと蓋部Cの間に向けて付勢されるように摺動部材D2に揺動可能に支持されており、先端部がT字状になっている。
また、蓋部Cの開放側先端部には、切欠き部C1が形成されており、この切欠き部C1にピンD3の軸部を嵌め合わせてT字先端部を蓋部Cに引っ掛けるようになっている。
図5では、押しボルトD4を摺動部材D2に向けてねじ込むことにより、付勢ばねD1の付勢力に抗して摺動部材D2が押しボルトD4で押されてピンD3側に移動し、ピンD3のT字先端部が蓋部Cに対して非接触の状態となる。この状態で、ピンD3を切欠き部C1から離れる方向に揺動させることにより、蓋部Cをクランプ本体Bに対して開くことができる。
このように、蓋部Cを開いた状態で、蓋部Cとクランプ本体Bとの間に導体を配置し、再度、蓋部Cを閉じる。そして、ピンD3を蓋部Cの切欠き部C1に引っ掛けておいて、押しボルトD4を摺動部材D2から離れていく方向に移動させる。
この押しボルトD4の動作により、摺動部材D2が付勢ばねD1の付勢力により、押しボルト側に移動し、この摺動部材D2の移動に伴って、ピンD3も押しボルト側に移動する。そして、ピンD3の移動によりピンD3の先端部のT字部分が蓋部Cに圧接し、蓋部Cがクランプ本体Bへ向けて押されることにより、クランプ本体Bと蓋部Cとが強固に閉じられるようになっている。
ところで、複数のクランプ部Aと板状の連結部材Eは軸Fを介して連結されている。この連結は、クランプ部Aに軸Fを固定する際に、連結部材Eにこの軸Fを遊びをもたせて挿通させることにより行なっている。
さらに、連結部材Eが軸Fに対して軸方向に移動しないようにするため、連結部材Eの一方の平面部とクランプ部Aとの間に座金などを配置させ、他方の平面部とクランプ部Aとの間に連結部材Eをクランプ部Aから離れる方向に付勢するコイルばねを配置させている。
ここで、送電線に振動が発生した場合、この振動がクランプ部Aに伝わる。このときクランプ部Aに伝わった振動は、スペーサーを取付けた初期のうちは前記した座金やコイルばねに吸収され、連結部材Eは所定の位置に維持される。
しかしながら、送電線の振動が繰り返し発生すると、スペーサーを使用しているうちに、クランプ部Aと座金との間およびクランプ部Aとコイルばねとの間で摩擦が生じて座金およびコイルばねが徐々に磨耗していく。
その結果、振動によりクランプ部Aが連結部材Eに衝突し始めて、騒音が発生してしまう。この騒音は、座金などの磨耗量が多くなればなるほど大きくなる。
また、一般にクランプ部はアルミニウムやアルミニウム合金で形成され、連結部材は鉄で形成されているため、連結部材とクランプ部との衝突により、クランプ部が磨耗してしまう問題も生じる。
本発明は、上記問題に鑑み、送電線を確実に保持できながら、送電線に振動が生じても連結部材とクランプ部との間に衝突が生じないようにして騒音を阻止することができる送電線用スペーサーを提供することを主目的とする。さらに、連結部材とクランプ部との間に衝突が生じないようにしてクランプ部の磨耗が起こらないようにする。
本発明の送電線用スペーサーは、導体を保持するクランプ部と、複数のクランプ部を連結可能とするコイルスプリングからなる連結部材とを具える。そして、クランプ部は、クランプ本体と、このクランプ本体に一端側が揺動可能に連結される蓋部と、クランプ本体と蓋部とを締め付ける締付機構部と、クランプ本体に突設されるコイルスプリングを固定するためのスプリング固定用突起部とを具える。さらに、締付機構部は、蓋部をクランプ本体側に向けて押圧可能とする押圧部と、蓋部を押圧する方向に押圧部を付勢する付勢部と、この付勢部の付勢力に抗して押圧部を蓋部から離れる方向に移動可能にする押圧解除部とを具える。このように送電線用スペーサーを構成することにより上記目的を達成できる。
本発明の送電線用スペーサーは、2本の送電線の間隔を保持するために用いる2つのクランプ部と1本の連結部材とを具えるタイプのものに好適である。また、本発明の送電線用スペーサーは、4本以上の送電線の間隔を保持するために用いるものであって、導体の本数と同じ数のクランプ部とそれぞれのクランプ部に接続される連結部材とこれら連結部材が取り付けられる枠体から構成してもよい。複数のクランプ部は、連結部材と枠体を介して連結される。
本発明では、クランプ本体に設けるスプリング固定用突起部に連結部材のコイルスプリングを嵌め合わせて固定することにより、クランプ部と連結部材とを接続するようになっている。
スプリング固定用突起部は、クランプ本体における蓋部の揺動支持部から離れた位置に設けられている。そして、スプリング固定用突起部に、コイルスプリングを圧接状態で嵌め合わすことにより、コイルスプリングがスプリング固定用突起部から抜けないように固定することができる。
さらにスプリング固定用突起部には、コイルスプリングの線形状に沿った螺旋溝を形成することが好ましい。この溝にコイルスプリングを圧接状態で嵌め合わすことにより、コイルスプリングのスプリング固定用突起部からの抜けを確実に阻止することができる。
クランプ部は、クランプ本体と蓋部とで導体を挟むようになっており、蓋部は、クランプ本体に対して前記揺動支持部を支点として開閉するようになっている。
そして、締付機構部は、クランプ本体と蓋部との間に導体を配置させた状態でクランプ本体と蓋部を閉じたときに、蓋部がクランプ本体に対して開かないように、クランプ本体と蓋部とを締め付けてクランプ本体と蓋部により導体を所定の保持力で保持するものである。
締付機構部は、クランプ本体側に設ける場合と、蓋部側に設ける場合とがある。まず、締付機構部をクランプ本体側に設ける場合について具体的に説明する。例えば、締付機構部の押圧部は、蓋部に接触可能で蓋部の開閉方向とほぼ同方向に往復移動するようになっており、蓋部が閉じる方向に押圧部が移動すると、押圧部が蓋部に接触するようになっている。そして、押圧部を蓋部が開く方向に移動させることにより、押圧部が蓋部から離れて蓋部に対して非接触の状態になるようにしている。
さらに具体的に説明すると、蓋部の開放側先端部に開閉方向に抜けるように切欠きを形成しておき、この切欠き内を往復動作が可能な棒状体を形成して押圧部を構成する。そして、この押圧部の棒状体の先端部をT字状に形成し、このT字部分の張り出し部分を蓋部に接触させるようにして、この張り出し部分で蓋部をクランプ本体側に向けて押圧できるようにする。
付勢部は、圧縮コイルばねを用いることが好ましい。この圧縮コイルばねの一端部を押圧部における蓋部と接触しない側の一端部に圧接させ、圧縮コイルばねの他端部をクランプ本体の壁面に圧接させる。このとき、圧縮コイルばねは、押圧部を蓋部の閉動作方向に向けて常時付勢する。
そして、押圧解除部は、付勢部の付勢力に抗して押圧部を蓋部から離れる方向に移動させるために用いられる。
例えば、押圧解除部は、クランプ本体にねじ孔を介して取付けられる押しボルトにより構成することができる。ねじ孔は、押しボルトの一端部が押圧部におけるT字先端部とは反対側の端部に当接するように、孔の中心線が押圧部の移動方向に延びるように形成されている。
例えば、押圧解除部は、クランプ本体にねじ孔を介して取付けられる押しボルトにより構成することができる。ねじ孔は、押しボルトの一端部が押圧部におけるT字先端部とは反対側の端部に当接するように、孔の中心線が押圧部の移動方向に延びるように形成されている。
そして押しボルトをねじ孔に挿通させ、押しボルトを回転させて押圧部を押す方向にねじ込んで移動させていくことにより、押しボルトの先端部を押圧部に接触させて付勢部の付勢力に抗して押圧部を蓋部から離れる方向に移動させることができる。この押しボルトの移動により押圧部が蓋部から離れ、蓋部をクランプ本体に対して開くことができる状態となる。
また、押しボルトを回転させて押圧部から離れる方向に移動させることにより、押圧部は、付勢部の付勢力により押しボルト側に向けて移動する。この押圧部の押しボルト側への移動により、押圧部のT字先端部が蓋部に圧接して蓋部がクランプ本体に向けて押圧され、蓋部とクランプ本体とが閉じられた状態となる。
次に、締付機構部を蓋部側に設ける場合について説明する。この場合、蓋部における開放側端部に、締付機構部のアームをピンでヒンジ結合する。クランプ本体の開放端部における蓋部との対向面の裏側には凹部が形成されている。
アームは断面U字状をしており、アームをクランプ本体側に揺動させたとき、このU字の間にクランプ本体の開放側端部が嵌め込まれるようになっている。そして、アームのU字内部には、クランプ本体の凹部に先端部が圧接される押圧部となる軸部と、この軸部をアーム取付け用のピンに向けて付勢するコイルばねとが取付けられている。このコイルばねが付勢部となる。
軸部は、アームのピン結合側とは反対の端部に形成される挿通孔にねじ溝が形成された一端部が挿通され、軸部の他端部につば部とこのつば部の中央部に設ける係合半球部とが形成されている。
そして、軸部にコイルばねを嵌装させ、このコイルばねを軸部のつば部とアームとで挟むように、軸部の一端部をアームの挿通孔に挿通させてねじ溝にナットを取付けることにより、軸部がアームに取り付けられる。このナットは、押圧解除部にもなる。
このように締付機構部を蓋部側に設ける場合、締付機構部のアームをクランプ本体から離しておいて、クランプ本体と蓋部との間に導体を配置させた後、クランプ本体と蓋部で導体を挟む。そして、アームをクランプ本体側に揺動させてアーム内にクランプ本体の先端部を嵌めこみ、軸部の係合半球部をクランプ本体の凹部に嵌めこむ。
軸部の係合半球部は、コイルばねによる付勢力によって凹部に押圧された状態となり、クランプ本体と蓋部とが締め付けられる。また、係合半球部を凹部から外す場合には、軸部に取付けているナットを引き出すことにより、コイルばねが圧縮され、係合半球部が凹部から離れた状態になる。この状態でアームをクランプ本体から離れる方向に揺動させると、蓋部をクランプ本体から離すことができ、導体をクランプ部から外すことができる。
また、締付機構部をクランプ本体側に設ける場合、押圧解除部はカム機構により構成してもよい。このカム機構は、締付機構部の施工不良防止の機能も兼ねている。この場合、カム機構には、カムピンを用い、カムの入力軸を付勢部の付勢方向と直交する方向で連結部材の軸心と直交する方向に配置させる。
カムの外周面は、入力軸の軸心から外周面までの長さが長い部分と短い部分とを有しており、この長さが長い部分が押圧部に接触しているときは、付勢部の付勢力に抗して押圧部が蓋部から離れている状態となる。
そして、前記長さが短い部分が押圧部に対向しているときは、付勢部の付勢力により押圧部が蓋部を押圧している状態となる。このとき、カムは、押圧部には接触しないようになっており、カムピンをそのまま締付機構部から取り外すようになっている。
また、カムの長さが短い部分が押圧部に接触して、カムピンが取り外せない場合が生じる場合は、押圧部などに施工不良が生じており、施工不良が直ちに分かるようになっている。
カム機構を用いる場合、カムを回転させることにより、前記短い部分が押圧部に対向している状態と、前記長い部分が押圧部に接触している状態のどちらかにすることができる。
カム機構を用いる場合、カムを回転させることにより、前記短い部分が押圧部に対向している状態と、前記長い部分が押圧部に接触している状態のどちらかにすることができる。
また、本発明では、クランプ本体に締付機構部を設ける場合、コイルスプリングからなる連結部材に対して、クランプ本体における締付機構部の部分が連結部材の軸線と直交する方向に向けて大きく張り出した形状となる。そして、連結部材はコイルスプリングから構成されるので、2つのクランプ部を連結部材で連結する場合には、スプリングの直下に締付機構部を設ける。
この2対のクランプ部を有するスペーサーの場合、クランプ部で保持されている導体間に短絡電流が発生すると、導体同士が接触しようとし、連結部材に曲げ荷重が加わる。連結部材が曲がって湾曲すると、連結部材の両端のクランプ部が衝突する恐れがある。特に、締付機構部がクランプ部の導体保持部に対して張り出していると、締付機構部同士が衝突してしまい、締付機構部が損傷してしまう恐れがある。
連結部材の湾曲は、クランプ部に設けるスプリング固定用突起の突起先端部を基点として起こるため、本発明では、この突起先端部付近において、締付機構部の端部が接触しないように締付機構部を構成すればよい。
また、クランプ部は、クランプ本体と蓋部との間に送電線を保持するための保持部が形成される。そこで、二つのクランプ部を具えるスペーサーにおいて、締付機構部同士の接触を避けるように構成することが好ましい。そのために、クランプ本体と蓋部とが閉じられているときの各保持部の中心を結ぶ線に対して、連結部材のコイル軸心が締付機構部配設側に偏心するように連結部材をクランプ本体に接続させるように構成することが好ましい。
本発明によれば、連結部材をコイルスプリングとし、締付機構部を、押圧部と付勢部と押圧解除部とを具える構成とすることにより、従来生じていた騒音や磨耗が生じないようにすることができる。
このように、連結部材にスプリングを用いるとともに、前記した締付機構部を設けることにより、クランプ部の連結部における磨耗ならびに騒音を無くすことができながら、クランプ部の保持力も維持できるので、保守面や環境面において大きな効果が期待できる。
ところで、押圧解除部を押しボルトで構成する場合で、押しボルトの軸方向が連結部材の軸方向と平行した状態になった場合は、押しボルトを回転させる工具の回転軌道上に連結部材が存在することになる。そのため、連結部材が邪魔になって押しボルトの回転操作が困難となる場合がある。
また、押しボルトの回転操作性を上げるために、ボルトの取付け位置を連結部材に対してさらに下方にずらしてしまうと、このボルトの角部分においてコロナが発生してしまう恐れがある。
そこで、この押しボルトに代えて押圧解除部をカム機構で構成することにより、カムの入力軸の軸心を連結部材の軸心と直交させることができるので、カムの入力軸を回転させる工具の回転軌道上には連結部材は存在せず、カムの回転操作は容易となるし、コロナ発生の懸念も解消できる。
また、押圧解除部がカムで構成される場合には、カムを回転させるだけで、前記短い部分を押圧部に対向させることによる押圧部の押圧解除状態と、前記長い部分を押圧部に接触させることによる押圧部の押圧状態のいずれかにすることができる。このとき、カムを一回転させることなく、2つの状態のどちらかに変更することができるので、押圧解除部として押しボルトを用いる場合よりも操作性が良くなる。
また、スペーサーを二つのクランプ部とこれらクランプ部を連結する連結部材とから構成する場合、各クランプ部の保持部の中心を結ぶ線に対して、連結部材のコイル軸線が締付機構部配設側に偏心させる構成とすることにより、締付機構部同士の衝突を回避できる。
即ち、コイル軸線を締付機構部配設側に偏心させることにより、連結部材が湾曲したときには、常に、連結部材は、締付機構部が配設されている側とは反対側に向けて湾曲する。その結果、締付機構部同士が直接衝突することが無くなり、締付機構部の損傷を防止できる。
本発明の送電線用スペーサーの実施形態について、図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
本発明の送電線用スペーサーの第1の実施形態について、図1に基づいて説明する。
本発明の送電線用スペーサーの第1の実施形態について、図1に基づいて説明する。
本実施形態の送電線用スペーサーは、導体を保持する2つのクランプ部1と、これらクランプ部1を連結する連結部材2とを具える。連結部材2は、1本のコイルスプリングから形成されている。
そして、クランプ部1は、クランプ本体3と、このクランプ本体3に一端側が揺動可能に連結される蓋部4と、クランプ本体3に配設される締付機構部5と、クランプ本体3に突設されるスプリング固定用突起部31とを具える。
蓋部4は円弧形状をしており、円弧の一端側がクランプ本体3に枢軸11を介して揺動可能に連結されている。そして、蓋部4を枢軸11を支点として揺動させることにより、蓋部4をクランプ本体3に対して開閉するようになっている。
そして、クランプ本体3と蓋部4の間に導体を挟持するための保持部12が形成され、この保持部12において、クランプ本体3と蓋部4とで導体を挟むようになっている。
スプリング固定用突起部31は、連結部材2となるコイルスプリングを嵌め合わせるためのものである。スプリング固定用突起部31は、図1に示すように、クランプ本体3における蓋部4の連結部分から離れた位置で、2つのクランプ部1の保持部12の中心を結ぶ線91と同軸となるように、対向するクランプ本体3に向けて突出させてクランプ本体3に一体に形成されている。
さらにスプリング固定用突起部31には、連結部材2のスプリングの形状に沿った螺旋溝を形成している。この溝にコイルスプリングを圧接状態で嵌め合わすことにより、コイルスプリングのスプリング固定用突起部31からの抜けを確実に阻止する。
本実施形態では、図1に示すように、一方のクランプ本体3のスプリング固定用突起部31に連結部材2の一端部を固定し、他方のクランプ本体3のスプリング固定用突起部31に連結部材2の他端部を固定することにより、一本の連結部材2により2つのクランプ部1が連結される。
そして、締付機構部5は、クランプ本体3と蓋部4との間の保持部12に導体を配置させた状態でクランプ本体3と蓋部4を閉じたときに、蓋部4が動かないようにするとともに、クランプ本体3と蓋部4による導体の保持力を一定に保持するものである。
締付機構部5は、図1に示すように、クランプ本体3における連結部材2の固定位置(スプリング固定用突起部形成位置)よりも下方に設けられている。締付機構部5は、蓋部4をクランプ本体側に向けて押圧可能とする押圧部6と、蓋部4を押圧する方向に押圧部6を付勢する付勢部7と、この付勢部7の付勢力に抗して押圧部6を蓋部4から離れる方向に移動可能にする押圧解除部8とを具える。押圧部6と付勢部7とは、クランプ本体3に設ける締付機構収納部32に配設されている。
押圧部6は、締付機構収納部32の内部で往復動作する円柱状の円柱部材61と、この円柱部材61の軸方向一端側に揺動可能に取付けられるピン62とを具える。
円柱部材61は、ピン62の取付け側端部に径方向に貫通するピン取付溝61aが形成され、他端側にフランジ部61bが形成されている。
さらに、ピン62は、バネ63を用いて前記保持部12に向けて付勢されるように円柱部材61のピン取付溝61a内に揺動可能に支持されている。さらに、ピン62は、軸部62aと、この軸部62aの一端側に設ける円弧外面を有する揺動支持部62bと、軸部62aの他端先端部に設ける引っ掛け部62cとを有する。ピン62の引っ掛け部側の先端部はT字状になっており、引っ掛け部62cは、軸部62aに対して、揺動支持部62bの支持軸の軸方向と同方向に張り出している。
さらに、クランプ本体3には、クランプ本体3における蓋部4との対向面に締付機構収納部32内に貫通させる貫通孔13が形成されている。この貫通孔13にピン62および円柱部材61のピン取付溝形成側端部が往復動作可能に配置される。
付勢部7は、圧縮コイルばね71から形成され、このコイルばね71は、前記円柱部材61の外周に嵌められて、コイルばね71の一端部をクランプ本体3の締付機構収納部32の内壁面に当接させ、他端側を円柱部材61のフランジ部61bに当接させる。このようにコイルばね71を設けることにより、コイルばね71の付勢力で円柱部材61を図1において蓋部4が閉じる方向に付勢する。この付勢部7の付勢により、円柱部材61はピン62とともに蓋部4が閉じる方向に移動しようとする。
また、蓋部4の開放側先端部には、切欠き部41が形成されており、この切欠き部41にピン62の軸部62aを嵌め込むとともに、ピン62の引っ掛け部62cの張り出し部分を蓋部4に引っ掛けるようになっている。
さらに、前記押圧解除部8は、円柱部材61のフランジ部61bの平面部に先端が当接し、クランプ本体3に螺締される押しボルト81から形成されている。クランプ本体3には、この押しボルト81が螺締され、締付機構収納部32に連通するねじ孔14が形成されている。このねじ孔14に外部から押しボルト81を螺締していくことにより、押しボルト81の先端が円柱部材61のフランジ部61bに接触するようになっている。
本実施形態では、押しボルト81を円柱部材61に向けてねじ込むことにより、コイルばね71の付勢力に反して円柱部材61が押しボルト81で押されてピン62側に移動し、ピン62の引っ掛け部62cが蓋部4から離れてこの蓋部4に対して非接触の状態となる。この状態で、ピン62を切欠き部41から離れる方向(図1において下方)に揺動させることにより、蓋部4をクランプ本体3に対して開くことができる。
そして、蓋部4を開いた状態で、蓋部4とクランプ本体3との間の保持部12に導体を配置し、再度、蓋部4を閉じる。そして、ピン62を上方に揺動させて軸部62aを蓋部4の切欠き部41に嵌め合わせておいて、押しボルト81を円柱部材61から離れていく方向(図1において左方向)に移動させる。
この押しボルト81の移動により、円柱部材61も付勢部7の付勢力により、押しボルト側に移動し、この円柱部材61の移動に伴って、ピン62も押しボルト側に移動する。そして、ピン62の移動によりピン62の引っ掛け部62cが蓋部4に圧接し、蓋部4がクランプ本体3へ向けて押されて、蓋部4が閉じられた状態になる。
本実施形態では、付勢部7の付勢力でピン62を蓋部4に圧接させることにより、蓋部4がクランプ本体3に向けて押圧されるため、この蓋部4とクランプ本体3による導体の保持力を常に良好に維持できる。
本実施形態では、各クランプ部1で保持されている導体に振動が発生し、この振動がクランプ部1に伝わっても、連結部材2をコイルスプリングにより形成しているので、このスプリングで振動を吸収できる。その結果、導体で発生した振動によりスペーサーにおいて騒音が発生することが無くなり、しかも、クランプ部の磨耗も無くすことができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の送電線用スペーサーの第2実施形態について、図2および図3に基づいて説明する。
次に、本発明の送電線用スペーサーの第2実施形態について、図2および図3に基づいて説明する。
本実施形態の送電線用スペーサーは、前記第1実施形態と同様に導体を保持する2つのクランプ部1と、これらクランプ部1を連結する連結部材2とを具える。連結部材2は、1本のコイルスプリングから形成されている。
第2実施形態は、締付機構部5の構成が第1実施形態と異なるだけであり、第1実施形態と同じ構成部分については、同じ符号で示し、説明を省略する。
さらに、第2実施形態の締付機構部5は、第1実施形態の締付機構部5とは、押圧解除部8の構成が異なるだけであり、締付機構部5における第1実施形態と同じ構成部分については、同じ符号で示し、説明を省略する。
第2実施形態の締付機構部5の押圧解除部8について、具体的に説明する。第1実施形態では、押圧解除部8として押しボルト81を用いたが、本実施形態では、平面カムによるカム機構を用いている。
このカム機構は、カムピン82から構成され、図3に示すように、入力軸83と、この入力軸83の軸方向中央部において設けられるカム84とを具えている。入力軸83は、一端部に六角形状の入力動作部85が固定され、他端部に段部86と支持部87とが形成されている。
また、カム84は、入力軸83の軸方向中央部において部分的に径方向に突出した部分を有するように入力軸83に一体に形成される。このカム84は、入力軸83の軸心から入力軸83の半径よりも長い距離にある一点を頂点とした軸の横断面が卵形状に形成されている。以上の構成によりカム84の外周面は、軸心から外周面までの長さが長い部分と短い部分とを有する連続した曲面で形成される。
そして、カムピン82は、締付機構収納部32内における円柱部材61のフランジ部側に配設される。このとき、入力軸83の軸方向が、ピン62における揺動支持部62bの軸方向と同方向であって、連結部材2の軸心と直交する方向となるように、カムピン82が締付機構収納部32内に配設される。
締付機構収納部32の壁部には、入力軸83の支持部87が回転可能に挿入される支持孔15が形成され、この支持孔15の対向側には、カムピン82を締付機構収納部32の内部に挿入するための挿入孔16が形成されている。
入力軸83は、支持部87を支持孔15に挿入したときに、段部86が締付機構収納部32の壁面に係合され、入力軸83が支持孔15から抜け落ちないようになっている。
そして、入力軸83の軸心から外周面までの長さが長い部分が円柱部材61のフランジ部61bに接触しているときは、付勢部7の付勢力に抗して押圧部6のピン62が蓋部4から離れている状態となる。
また、カム84の入力軸83の軸心から外周面までの長さが短い部分が円柱部材61のフランジ部61bに対向しているとき(フランジ部61bと非接触)は、付勢部7の付勢力によりピン62の引っ掛け部62cで蓋部4を押圧している状態となる。
そして、入力軸83を回転させてカム84を回転させることにより、カム84の前記短い部分がフランジ部61bに対向している押圧状態と、カム84の前記長い部分がフランジ部61bに接触している押圧解除状態のどちらかにすることができる。
このように、押圧解除部8をカム機構で構成することにより、カム84の入力軸83の軸心を連結部材2の軸心と直交させることができるので、カム84の入力軸83を回転させる工具の回転軌道上には連結部材2は存在せず、カム84の回転操作を容易に行なえ、コロナ発生の懸念も解消できる。
また、本実施形態では、カム84を回転させるだけで、押圧部6の押圧解除状態と、押圧部6の押圧状態のいずれかにすることができる。このとき、カム84を一回転させることなく、2つの状態のどちらかに変更することができるので、押圧解除部8として押しボルトを用いる場合よりも操作性が良くなる。
さらに、カムピン82は、カム84の前記短い部分がフランジ部61bに対向している押圧状態のときに、挿入孔16から抜き出すことができるようになっている。
しかし、カム84の前記短い部分が、フランジ部61bに接触してしまう場合には、カムピン82を挿入孔16から抜き出すことができない。この場合には、ピン62が蓋部4に当接されていない等の施工不良が生じていると判断される。このように本実施形態では、カム機構は施工不良防止機構も具える。
しかし、カム84の前記短い部分が、フランジ部61bに接触してしまう場合には、カムピン82を挿入孔16から抜き出すことができない。この場合には、ピン62が蓋部4に当接されていない等の施工不良が生じていると判断される。このように本実施形態では、カム機構は施工不良防止機構も具える。
(第3実施形態)
次に、本発明の送電線用スペーサーの第3実施形態について、図4に基づいて説明する。
次に、本発明の送電線用スペーサーの第3実施形態について、図4に基づいて説明する。
本実施形態の送電線用スペーサーは、前記第1実施形態および第2実施形態と同様に導体を保持する2つのクランプ部1と、これらクランプ部1を連結する連結部材2とを具える。連結部材2は、1本のコイルスプリングから形成されている。
第3実施形態は、クランプ本体3におけるスプリング固定用突起部31のクランプ本体3に対する突設位置が第2実施形態と異なるだけであり、その他の構成は、第2実施形態と同じ構成である。したがって、同じ構成部分については、同じ符号で示し、説明を省略する。
本実施形態では、図4に示すように、クランプ本体3と蓋部4とが閉じられているときの各保持部12の中心を結ぶ線91に対して、連結部材2のコイル軸心と一致するスプリング固定用突起部31の軸心92が、締付機構部5の配設側に偏心するようにスプリング固定用突起部31をクランプ本体3に形成する。
このように、スプリング固定用突起部31の軸心92が各保持部12の中心を結ぶ線91に対して前記した位置に偏心しているので、このスプリング固定用突起部31に固定される連結部材2のコイル軸心も偏心することになる。
その結果、本実施形態では、連結部材2のコイル軸心を各保持部12の中心を結ぶ線91に対して締付機構部5の配設側に偏心させることができるので、導体に短絡電流が発生して連結部材2が湾曲しても、連結部材2を、常に締付機構部5が配設されている側とは反対側に向けて湾曲させることができる。その結果、締付機構部5同士が直接衝突することが無くなり、締付機構部5の損傷を防止できる。
本発明の送電線用スペーサーは、複数の導体を一定間隔に保持する多導体送電線用のスペーサーとして用いる場合に適している。特に、2本の送電線の間隔を保持するために用いる2つのクランプ部と1本の連結部材とを具える送電線用スペーサーに好適である。
1 クランプ部 11 枢軸 12 保持部 13 貫通孔
14 ねじ孔 15 支持孔 16 挿入孔
2 連結部材
3 クランプ本体 31 スプリング固定用突起部
32 締付機構収納部
4 蓋部 41 切欠き部
5 締付機構部
6 押圧部 61 円柱部材 61a ピン取付溝 61b フランジ部
62 ピン 62a 軸部 62b 揺動支持部 62c 引っ掛け部
63 バネ
7 付勢部 71 圧縮コイルばね
8 押圧解除部 81 押しボルト 82 カムピン 83 入力軸
84 カム 85 入力動作部 86 段部 87 支持部
91 保持部の中心を結ぶ線 92 スプリング固定用突起部の軸心
A クランプ部 B クランプ本体 C 蓋部 C1 切欠き部
D 締付機構部 D1 付勢ばね D2 摺動部材 D3 ピン
D4 押しボルト D5 バネ E 連結部材 F 軸
14 ねじ孔 15 支持孔 16 挿入孔
2 連結部材
3 クランプ本体 31 スプリング固定用突起部
32 締付機構収納部
4 蓋部 41 切欠き部
5 締付機構部
6 押圧部 61 円柱部材 61a ピン取付溝 61b フランジ部
62 ピン 62a 軸部 62b 揺動支持部 62c 引っ掛け部
63 バネ
7 付勢部 71 圧縮コイルばね
8 押圧解除部 81 押しボルト 82 カムピン 83 入力軸
84 カム 85 入力動作部 86 段部 87 支持部
91 保持部の中心を結ぶ線 92 スプリング固定用突起部の軸心
A クランプ部 B クランプ本体 C 蓋部 C1 切欠き部
D 締付機構部 D1 付勢ばね D2 摺動部材 D3 ピン
D4 押しボルト D5 バネ E 連結部材 F 軸
Claims (3)
- 導体を保持するクランプ部と、複数のクランプ部を連結可能とするコイルスプリングからなる連結部材とを具え、
クランプ部は、クランプ本体と、このクランプ本体に一端側が揺動可能に連結される蓋部と、クランプ本体と蓋部とを締め付ける締付機構部と、クランプ本体に突設されるコイルスプリングを固定するためのスプリング固定用突起部とを具え、
締付機構部は、蓋部をクランプ本体側に向けて押圧可能とする押圧部と、蓋部を押圧する方向に押圧部を付勢する付勢部と、この付勢部の付勢力に抗して押圧部を蓋部から離れる方向に移動可能にする押圧解除部とを具えることを特徴とする送電線用スペーサー。 - 押圧解除部はカム機構を具えており、カムの回転軸心を連結部材の軸心と直交する方向に配置させていることを特徴とする請求項1に記載の送電線用スペーサー。
- 二つのクランプ部とこれらクランプ部を連結する連結部材とからなり、
クランプ部は、クランプ本体と蓋部との間に送電線を保持するための保持部が形成され、クランプ本体と蓋部とが閉じられているときの各保持部の中心を結ぶ線に対して、連結部材のコイル軸心が締付機構部配設側に偏心するように連結部材をクランプ本体に接続させるように構成していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の送電線用スペーサー。
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JP2003400208A JP2005168100A (ja) | 2003-11-28 | 2003-11-28 | 送電線用スペーサー |
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- 2003-11-28 JP JP2003400208A patent/JP2005168100A/ja active Pending
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