JPH07507624A - 締め付け装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 締め付は装置 本発明は、締め付は用の転動体がこれを取り囲むケーシングで支持される締め付 は装置、特に軸線方向に移動可能な棒を任意の位置調整位置で固定するための締 め付は装置に関するものである。なお、運動学的に逆の意味では締め付は装置を 解除することができ、対象物、即ち棒にたいして相対的に締め付は装置を変位さ せて位置固定させることができる。この種の締め付は装置は器具、特にパーカッ ション楽器の台架、スタンド脚、または同様の担持体或いは保持体または取り付 は部材を所望の位置に固定するために用いられる。

打楽器に用いられる諦め付は装置は、長さを変えることができる脚の位置を固定 するため、或いはシンノくル装置の皿の部分のような動く部分を高さ調整可能に 保持するために用いられるが、断続的にかなりの荷重にさらされる。さらに打楽 器の固有振動は、打音後も比較的長し１時間締め付は装置に作用をおよぼす。従 って、締め付は装置によって互いに連結される部分は、その相対位置に関して確 実に固定されていなければ、演奏中の位置変化を防止することができない。演奏 中に相対位置が変化すると後調整が必要である。ドイツ特許公開第３０００５３ ６号公報から知られている締め付は装置は、打楽器の保持要素、即ち棒などで同 心に移動可能に案内される保持要素を任意の位置調整位置で固定するために用い られ、特にシンバル、シンバル装置、太鼓等を高さ調整可能に保持するために用 いられる。保持要素は、棒を取り囲み荷重方向に先細りになっている空間を有し 、この空間は逆方向に傾斜した複数の壁を備えている。前記空間の内壁と棒の間 には、締め付けを生じさせ、少なくとも筒状の部分を有している転動体が配置さ れている。転動体の中央領域は、棒の横断面形状（例えば円形、六角形、または 六角形の横断面を有することができる）に適合している。転動体の上方に配置さ れる板には、ケーシングにねじ込み可能で、ヘッドが波形（ぎざぎざ）になって いる調整ねじが作用する。転動体の下方に配置されている下部板は、圧縮ばねで 支持されている。

本発明の課題は、この種の締め付は装置を簡潔に構成することである。

この課題は、本発明によれば、転動体が、レバーのレバーヘッドであって、ケー シングを貫通して外側へ案内される押しボタンをレバーヘッドとは逆の側の端部 に有しているレバーのレバーヘッド内に配置され、且つ内側を傾斜面として形成 されたケーシングの壁部分に接することによって解決される。本発明の技術思想 は、レバーヘッドとは逆の側のレバ一端を押すだけで締め付けを解除することが でき、他方、レバ一端の荷重を解除した後で、傾斜面に生じている自動制動によ り、軸線方向に移動可能な棒または締め付は装置の確実な締め付けを要求に完全 に対応するように達成できるという点にある。

本発明の構成によれば、レバーは、互いに平行な二つのアームから成り、これら のアームは、その一端においてレバーヘッドの横細条部を介して互いに結合され 、且つ他端において横細条部にたいして対角線位置に配置されている押しボタン を介して互いに結合されている。押しボタン（その内部空間に、棒で支持される 圧縮ばねを収容しているのが有利である）は、ケーシングから突出している。操 作者が圧縮ばねの力に抗して押しボタンを押すと、圧縮ばねの押圧力の反力によ って傾斜面に生じていた自動制動が解除され乙。その後、必要な位置調整運動を 実施することができる。所望の位置調整位置に達すると、押しボタンを離すだけ で、力の状況により、自動制動を生じさせる傾斜面への転動体の接触が再び生じ る。

レバーヘッドは、対向するケーシング壁内に配置される軸に回動可能に支持され ている。ケーシング内にレバーを挿入した後（このためケーシングは、押しボタ ンとは逆の側で開口しているのが好ましい）、軸をケーシング穴を貫通させて、 レバーのアーム側の穴に差し込むことができる。

好ましい構成は、転動体が、レバーのアームの、上方へ開口した繰り抜き部にゆ るく挿入されていることである。従って、押しボタンの下方にして転動体とレバ ーヘッドの横細条部の間においてケーシング（対応する壁部分に貫通穴を有して いる）に差し込まれる棒は、ケーシングの内壁の傾斜面に接している転動体と転 勤接触する。

本発明の他の構成及び効果は、請求項及び以下の本発明の詳細な説明から明らか である。

図１は　本発明による締め付は装置を締め付は状態で示した横断面図、 図２は　図１の線Ｉ　Ｉ−Ｉ　Ｉによる図１の締め付は装置の断面図、 図３は　図１に対応ず５図で、締め付は装置を締め付は解除状態で示した横断面 図、 図４は　本発明による締め付は装置を、図示していない太鼓のバスドラム先端部 に組み込んだ例を示す図、 である。

二重矢印２（図３と図４を参照）の方向へ往復動可能で、横断面にて六角形の棒 ３を任意の調整位置で固定するだめの締め付は装置１は、ケーシング５のケーシ ング室４内に配置されている双腕のレバー６から成っている。

互いに平行に延びている２本のアーム７は、その一端において横細条部８を介し て互いに結合されており、そこでレバーヘッド９を形成している。アーム７は、 他端において、ケーシング穴１０を貫通して外側へ突出している筒状の押しボタ ン１１を介して互いに結合されている。押しボタン１１は、横細条部８にたいし て対角線方向に配置されている。押しボタン１１の内部空間１２に収容されてい る圧縮ばね１３は、その自由端を、ケーシング支持壁１５に設けた破断部１４を 貫通してケーシング５にたいして同軸に押し込まれる棒３で支持されている。こ れにより、棒３にたいしてわずかに制動作用が与えられる。従って棒３は、その 自重によって軸線方向に変位することはできない。レバーヘッド９は、横細条部 ８とは逆の側の上端において開口している繰り抜き部１６を有している。繰り抜 き部１６には、筒状の転動体１７がゆるく挿入されている（図２を参照）。転動 体１７は、傾斜面１９として構成されたケーシング５の壁部分に接する。図１に 図示した締め付は位置においては、圧縮ばね１３は、押しボタン１１を外側へ付 勢する力を与えている。ケーシング壁の傾斜面１９でのその反力は自動制動を生 じさせ、即ち転動体１７が棒３を不動に締め付は固定する。

締め付けを解除するため、図３に示すように押しボタン１１を矢印方向２０へ圧 縮ばね１３の力に抗してケーシング５内へ押し込む。その際双腕のレバー６は軸 ２１の回りに回動する。軸２１は、対向するケーシング５の壁５ａ、５ｂの中に 配置され（図２を参照）、そしてレバー６のアーム７の端部であってレバーヘッ ド９において肉厚にされた端部に設けられている繰り抜き部まで突出している。

前記回動の際に傾斜面１９での自動制動が中断される。よって、転動体またはこ ろ１７が解除され、棒３は所望の調整位置へ軸線方向に変位させるために解放さ れる。調整位置に達すると、押しボタン１１を離すだけでよい。すると、図１に 図示した締め付は状態が設定される。

図４は、締め付は装置１をバスドラム先端部２２に適用した例を示すものである 。バスドラム先端部２２は、保持部２３を介して、詳細には図示していないバス ドラムの共鳴側板２４に固定されている。この場合、スタンド脚またはバスドラ ム先端部２２は、転動体１７側の側部に傾斜面１９として形成されたケーシング ５であり、棒３はその自由端に、設置されたバスドラムを確実に保持するための 尖端２５を備えている。図４の図示とは異なり、尖端２５は、棒３または尖端２ ５にたいして移動可能なゴム足部２６により、ゴム足部２６の中に引き込まれた 保護位置へ移動させることができ、しかもこのために締め付は装置１を解除し５ 棒３を尖端２５と共に移動させる必要はない。一方バストラム先端部２２全体を 延長させたり短縮させる場合には、締め付は装置１を前述の態様で解除し、次に 棒３を二重矢印２の方向に軸線方向へ移動させることが必要である。バスドラム 先端部２２を延長させる調整距離を制限するため、棒３の尖端２５とは逆の側の 後端に、位置調整可能で、ねじ２７により所望の調整位置に位置固定可能なスト ッパーリング２８が取り付けられている。バスドラム先端部２２のケーシング５ とゴム足部２６の間に配置されているほろ２９は、ケーシング５から突出してい る棒３の端部を取り囲み、長さの変化に自動的に適合する。

Ｆｉｇ　７　。

フロントページの続き （７２）発明者　クラインディーンスト　アンヶドイッ　デー・５７３１９　バ ート　ベルレブルク　プランデンブルガー　シュトラーセ

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. １．締め付け用の転動体がこれを取り囲むケーシングで支持される締め付け装置 、特に軸線方向に移動可能な捧を任意の位置調整位置で固定するための締め付け 装置において、 転動体（１７）が、レバー（６）のレバーヘッド（９）であって、ケーシング（ ５）を貫通して外側へ案内される押しボタン（１１）をレバーヘッド（９）とは 逆の側の端部に有しているレバー（６）のレバーヘッド（９）内に配置され、且 つ内側を傾斜面（１９）として形成されたケーシング（５）の壁部分に接するこ とを特徴とする締め付け装置。
2. ２．レバー（６）が、互いに平行な二つのアーム（７）から成り、これらのアー ム（７）が、その一端においてレバーヘッド（９）の横細条部（８）を介して互 いに結合され、且つ他端において横細条部（８）にたいして対角線位置に配置さ れている押しボタン（１１）を介して互いに結合されていることを特徴とする、 請求項１に記載の締め付け装置。
3. ３．レバーヘッド（９）が、対向するケーシング壁（５ａ，５ｂ）内に配置され る軸（２１）に回動可能に支持されていることを特徴とする、請求項１または２ に記載の締め付け装置。
4. ４．転動体（１７）が、レバー（６）のアーム（７）の、上方へ開口した繰り抜 き部（１６）にゆるく挿入されていることを特徴とする、請求項１から３までの いずれか１つに記載の締め付け装置。
5. ５．押しボタン（１１）が、内部空間（１２）内に、捧（３）で支持される圧縮 ばね（１３）を収容していることを特徴とする、請求項１から４までのいずれか １つに記載の締め付け装置。
6. ６．ケーシング（５）が、押しボタン（１１）とは逆の側で開口していることを 特徴とする、請求項１から５までのいずれか１つに記載の締め付け装置。