JP2004537015A - 装着ピンを備えたベルトテンショナ - Google Patents

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Abstract

【課題】従来技術によるテンショナより容易に装着できるベルトテンショナを提供することにある。
【解決手段】ベルト駆動システムの駆動ベルトまたはタイミングベルトに張力を付与するベルトテンショナ。偏心調節部材と、該調節部材を中心に枢動できるように調節部材上に偏心して取付けられた枢動構造体と、該枢動構造体上で回転できるように取付けられたベルト張力付与プーリと、前記枢動構造体をベルト張力付与方向に弾性的に押圧する押圧部材と、カップリング構造体とを有している。カップリング構造体は、ベルト装着作業中に枢動構造体を調節部材に暫定的に連結して該調節部材を枢動させる。
【選択図】図1

Description

【技術分野】
【0001】
本発明はベルトテンショナに関し、より詳しくは、自動車のベルト駆動システムの一部として、より容易かつ正確に装着できるベルトテンショナに関する。
【背景技術】
【0002】
ベルトテンショナは、これまで多くのベルト駆動システムに使用されていることが一般に良く知られている。ベルトの摩耗および他のファクタによるベルト長さの増大を補償する一定のベルト張力を付与するのに、テンショナを使用することは慣用的な手法である。従来のベルトテンショナの一般的形式は、固定構造体と、枢着組立体を介して固定構造体に偏心して取付けられた枢動構造体とを有し、該枢動構造体にはベルト係合プーリが回転可能に装着されている。コイルばねが枢着組立体を包囲し、かつ該コイルばねの両端部が固定構造体と枢動構造体との間に連結されていて、枢動構造体をベルト緩み除去方向に押圧する。枢動構造体が最小ベルト緩み除去位置から最大ベルト緩み除去位置へと移動すると、ばね押圧力が低下する。テンショナの移動範囲に関してばね力がこのように変化するにもかかわらず、テンショナにより実質的に一定のベルト張力が維持される。例えば、米国特許第4,473,362号明細書にはこれらの基本原理が示されている。
【0003】
現在、タイミングベルトテンショナをエンジンに適正に装着するための種々の技術が使用されている。最も一般的に使用されている技術の1つは、固定構造体の一部を形成する偏心調節部材を備えたテンショナを構成することである。偏心調節部材はテンショナ装着ボルトを中心に回転され、従ってテンショナを、ベルトから離れる方向に移動させる(ベルトが駆動システム内に掛けられるようにする)か、ベルトの方向に移動させる(駆動システムに張力を付与する)。現在の標準設計を用いるときの一般的な装着作業には、偏心部材をベルトから離れた方向の極端位置にしてテンショナをエンジンに装着する段階と、ベルトを駆動システム内に掛ける段階と、テンショナが公称作動位置に到達するまで偏心部材をベルトの方向に回転させる段階と、テンショナを装着ボルトでロックする段階とが含まれる。
【0004】
偏心調節部材はテンショナの枢動構造体の周囲に配置されるのでそのサイズは制限され、従って駆動システムに出入りするテンショナの最大リニアストローク(偏心部材の偏心度の2倍にほぼ等しい)は、ベルトを適正装着するには不充分である。また、タイミング駆動ベルトの構成部品数を増大させかつベルト寸法に関する許容範囲を増大させる最近の傾向、並びに1以上の供給業者から供給を受けるベルト(すなわち、異なる公差をもつベルト)が同じタイミング駆動システムに使用できるようにするというエンジンOEM業者からの条件は、正規の偏心部材が設けられたテンショナに、あらゆる状況に対応できる充分な装着移動距離をもたせることを非常に困難にする。
【0005】
上記設計により与えられる装着ストロークが、テンショナをベルトから離れる方向に充分に移動させないでベルトを駆動システム内に掛けられるようにするという状況に対処するため、装着ストロークを増大させる改善された設計が開発されている。より詳しくは、このような改善された設計のテンショナでは、装着ピンが、枢動構造体を、ベルトから離れた極端位置(負荷ストップ位置(load stop position)として知られている)で、テンショナ組立体の固定部分にロックする。このピンは、枢動組立体を通って固定部品(例えば、ベースプレート、軸、フロントプレート等)内に挿入され、ばね押圧部材の作用(枢動構造体をベルトの方向に押圧する傾向を有する作用)に対して反作用する。この高性能設計を用いた装着作業は、偏心部材をベルトから離れた極端位置にしてテンショナをエンジンに装着する段階と、駆動システム内にベルトを掛ける段階と、ピンを解放する段階と、テンショナが公称作動位置に到達するまで偏心部材をベルトの方向に回転させる段階と、装着ボルトを用いてテンショナを所定位置にロックする段階とを有している。この改善された設計により、枢動アームをベルトからできる限り離して保持するすることにより、ベルトの装着に利用できるスペースの大きさを増大させる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、このような「高性能」設計の欠点は、ピンがばねによる負荷を受けることである(ピンは、ベルトから離れた負荷ストップ位置で枢動アームを保持する必要があるからである)。このためピンをアームおよび固定部品から取外すのに大きい力を必要とし、ピンの取外し(従って、テンショナの装着作業)を困難にする。また、ピンが取外されると、枢動構造体が「解放」されて自由に枢動できるようになり、枢動構造体は全行程に亘って枢動し、大きい衝撃力をもってテンショナのフリーアームと接触する。このような衝撃力により、特にテンショナが高トルクばねを使用している場合に、テンショナの内部部品が損傷を受ける。
【0007】
本発明の目的は、従来技術によるテンショナより容易に装着できるベルトテンショナを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の原理によれば、上記目的は、偏心調節部材と、枢動構造体と、ベルト張力付与プーリと、コイル捩りばねまたは他の押圧部材と、カップリング構造体とを備えたベルト駆動システムの駆動ベルトまたはタイミングベルトに張力を付与するベルトテンショナを提供することにより達成される。カップリング構造体は、テンショナ組立体の一部としてテンショナ製造業者により供給すなわち提供されるか、実際のテンショナ装着工程の一部として例えば自動車製造業者により直ぐ後でテンショナ組立体に取付けることができる。
【0009】
偏心調節部材は、エンジンフレームの装着面上に取付けられるように構成されている。偏心調節部材は、第一ベルト張力付与方向および該第一ベルト張力付与方向から離れる第二方向に調節できる。枢動構造体が調節部材上に偏心して取付けられておりかつ該調節部材を中心に枢動する。枢動構造体上には、ベルト張力付与プーリが回転できるように装着されている。コイル捩りばねまたは他の押圧部材が、枢動構造体をベルト張力付与方向に弾性的に押圧する。カップリング構造体が、枢動構造体を偏心調節部材に暫定的に連結し、これにより、枢動構造体は、偏心調節部材がベルトから離れる方向に回転される装着作業の間に、調節部材と一緒に回転し、駆動ベルトまたはタイミングベルトをベルト駆動システム内に掛けることができるようにする。このような態様で枢動構造体を偏心調節部材に連結することにより、ベルトから離れる方向のテンショナストロークが大幅に増大され、ベルトの装着が容易になる。
【0010】
ベルトが装着された後、調節部材は、枢動構造体がフリーアームストップおよび/またはベルトに当接するまで、ベルトの方向に戻るように回転される。枢動構造体がフリーアームストップおよび/またはベルトに当接すると、ストップおよび/またはベルトがばね荷重を受けるようになり、このため、枢動構造体を介してカップリング構造体にばね荷重が伝達されることは殆どないか、全くない。従って、カップリング部材は装着作業での比較的早期の時点でテンショナから取外して、テンショナを作動させることができる。テンショナは、枢動構造体を調節部材から離脱させ、枢動構造体が偏心調節部材を中心に枢動できるようにすることにより作動される。
【0011】
本発明の他の態様によれば、本発明の目的は、自動車のベルト駆動システムにベルトテンショナを装着する方法、すなわち、偏心調節部材と、該調節部材に偏心して取付けられかつ調節部材を中心に枢動する枢動構造体と、該枢動構造体上で回転できるように取付けられたベルト張力付与プーリと、枢動構造体をベルト張力付与方向に押圧するばねまたは他の押圧部材とを有するベルトテンショナを装着する方法を提供することにより達成される。本発明の方法は、最初に、例えば比較的緩く固定するボルトまたはスタッドを用いて自動車のエンジンに調節部材を装着する段階と、調節部材(および枢動構造体が偏心調節部材に連結されているので枢動構造体も)を、押圧部材の押圧力に抗してベルトから離れる第二方向に枢動させる段階と、ベルトを、ベルト駆動システムの構成部品上に取付ける段階と、枢動構造体がベルトに向かって枢動しかつ押圧部材の押圧力が緩和するように調節部材を移動させる段階と、調節部材から枢動構造体を離脱させる段階と、プーリがベルトと係合して、枢動構造体を押圧部材の押圧力に抗して反対方向(すなわち、ベルトから離れる方向)に枢動させるように調節部材を移動させる段階と、テンショナが所定の張力付与関係に設定された後に、固定ボルトまたはスタッドを緊締して調節部材を所定位置に固定する段階とを有している。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
添付図面は、本発明の種々の実施形態の理解を容易にするためのものである。
図示のように、本発明の原理を具現化したベルトテンショナ10は、ネジ山付き固定ボルト14(図5参照)によりエンジンブロックまたはフレーム12に装着され、駆動ベルトまたはタイミングベルト16(図8および図9参照)と係合して張力を付与する。別の構成として、エンジンブロック12にスタッド(図示せず)を植設し、該スタッドにテンショナを取付けかつナットで固定することができる。他の手段でテンショナ10をエンジンブロック12に固定してもよい。
【0013】
テンショナ10は内方の偏心調節部材18を有し、該偏心調節部材18は、テンショナ枢動構造体(レバーアーム46)をベルト16に向かう方向およびベルト16から離れる方向に移動させるのに使用される。図示のように、偏心調節部材18は、入れ子式2部品構成を有している。より詳しくは、図示の調節部材18は、内方の装着軸20と、これを包囲する全体としてスリーブ型の枢着軸22とからなり、これらは摩擦嵌めにより一体に固定されている。装着軸20および枢着軸22は、テンショナの他の構成部品(すなわち、より詳細に後述するアーム46、プーリ86、ボールベアリング組立体88、捩りばね82等)が枢着軸22に組付けられた後、一体に固定される。
【0014】
調節部材18の装着軸20は全体として円筒状であり、主本体部分24と、該主本体部分24を軸線方向に貫通している長手方向ボア26とを有している。図5に最も明瞭に示すように、固定ボルト14(または装着スタッド)が長手方向ボアを通って延びており、調節部材18(装着軸20)は固定ボルト14を中心に回転する。より詳しくは、長手方向ボア26は、装着軸20の円筒状本体部分24の中心長手方向軸線28に対して横方向すなわち半径方向に変位されており、長手方向ボア26(固定ボルト14)の軸線と中心長手方向軸線28との間の距離は調節部材18の調節偏心度を形成する(偏心度の大きさと、装着軸20および長手方向ボア26の半径とに基いて、長手方向ボア26の周面は、図示のように、装着軸20の本体部分24の周面に内接または殆ど内接する)。このため、装着軸20従って偏心調節部材18は、固定ボルト14を中心に偏心的に枢動する。
【0015】
図示の実施形態では、装着軸20はまた、カム形状の半径方向外方に突出するフランジ30を有し、該フランジ30は装着軸20の主本体部分24と一体に形成されるのが好ましいが、主本体部分24とは別体に形成して該主本体部分24に連結することもできる。フランジ30は、エンジンブロック12から最も離れた本体部分24の端部に形成されるのが好ましい。フランジ30の外周面には、スロット32または他の適当な係合部(例えば突出部)が形成されており、スロット32は、より詳細に後述するように、ベルト16がテンショナ10の回りに掛けられかつベルト駆動システム内に装着される間に、着脱可能な装着ピン34と協働してカップリング構造体として機能する。また、スロット32およびピン34は、テンショナ10の作動偏心アームすなわち枢動アームと偏心調節部材18との間のロストモーション(から動き)型カップリングを形成する。ここでは、特に、ロストモーション型カップリング構造体を示しているが、テンショナおよびベルト装着作業の間にアーム46が偏心調節部材18と一緒に枢動するように、アームと偏心調節部材とを暫定的に連結する他のカップリング構造体を使用することもできる。
【0016】
フランジ30はまた開口36を有し、該開口36は、装着作業の間に偏心調節部材18(従って枢動構造体)を回転させるのに使用される調節工具98(図8および図9)の突出部を受入れる。
【0017】
前述のように、調節部材18の枢着軸22は、主円筒状部分38を備えた全体としてスリーブ形状をなし、主円筒状部分38は、これを貫通して軸線方向すなわち長手方向に延びている円筒状ボア40を有している。装着軸20の主本体部分24は、摩擦嵌めにより枢着軸22のボア40内に受け入れられ、装着軸20および枢着軸22と協働して偏心調節部材18を形成する。このようなシリンダ・イン・シリンダ(cylinder-in-cylinder)構造以外の2部品からなる偏心調節部材の構造も当該技術分野で知られており、これを使用することもできる。或いは所望ならば、偏心調節部材18として単一部品からなる構造を使用することもできる。
【0018】
図示の実施形態では、枢着軸22はまた、エンジンブロック12に最も近接して配置される外方突出フランジ42を有している。図5に示すように、枢着軸22の端面例えば突出フランジ42は、エンジンブロック12に設けられた装着面に対して面対面係合をなして配置される。この装着面は、エンジンブロック12自体によって、あるいは、エンジンブロック12に固定されるブラケット等によって形成することができる。
【0019】
作動偏心アームすなわちレバーアーム46は、テンショナ枢動構造体として機能する。レバーアーム46は、プーリ86が嵌合される円筒状外面を備えた主円筒状部分48と、該部分48を貫通して長手方向に延びているボア50とを有している。レバーアーム46は、ボア50内に嵌合された偏心調節部材18の周囲に嵌合され、かつ該偏心調節部材18を中心に回転する。ボア50は、アーム46の主円筒状部分48の中心長手方向軸線(プーリ軸線)に対して横方向すなわち半径方向に変位している。従って、アーム46は、調節部材18を中心に回転すると、調節部材18に対して偏心して枢動する。アーム46の軸線と、装着軸20の円筒状本体部分24の中心長手方向軸線28(偏心調節部材18の中心軸線(この回りをアーム46が枢動する))との間の距離は、テンショナの作動偏心度(working eccentricity)を形成する。装着作業の間にレバーアーム46(枢動構造体)を偏心調節部材18に連結することにより、レバーアーム46の作動偏心度が偏心調節部材18の調節偏心度に「付加」され、テンショナの装着ストロークが大きく増大される。
【0020】
更に図示するように、レバーアーム46と偏心調節部材18との間にはPTFEまたは同様な耐摩耗性材料で作られた枢着ブシュ44が配置されており、両者の間の摩擦を制限している。枢着ブシュ44はボア50内に圧嵌めされ、レバーアーム46と一緒に回転できるようにボア50の内面との密着嵌合を形成している。枢着ブシュ44は、偏心調節部材18(枢着軸22の外面)の回りの摺動すなわち隙間嵌めを形成し、これにより、枢動構造体すなわちレバーアーム46は、偏心調節部材18を中心に比較的滑らかにかつ摩擦のない態様で枢動できる。
【0021】
図示の実施形態では、環状壁部54が設けられており、該環状壁部54は、レバーアーム46の長手方向両端部の間で、隣接エンジンブロック12に幾分近い方の位置から半径方向外方に延びている。環状壁部54の外周部からエンジンブロックに向かって、外方円筒壁部分56が延びており、該円筒壁部分56は、エンジンブロック12に近い方のレバーアーム46の端部58に対してほぼ同心状に配置されている。
レバーアーム46からは、ポインタ60が半径方向外方に延びている。ポインタ60はエンジンブロック12に近い方の円筒状壁部56の比較的厚い部分から延びているのが好ましいが、エンジンブロック12から最も離れたアーム46の部分から突出させるか、アーム46の頂部に突出部として形成することができ、種々の位置に形成することもできる。ポインタ60は、テンショナ10の装着を測定すなわちモニタして、テンショナ10が、初期設置時に所定の大きさの静的ベルト負荷力をもってベルト16と係合することを確保する。
【0022】
アーム46は更に、装着作業の間にピン34を受入れるピン孔62(図7)を有し、この点についてはより詳細に後述する。ピン34は、スロット32と協働して、暫定カップリング構造体の一部を構成する。
【0023】
エンジンブロック12に隣接してベースプレート64が配置され、該ベースプレート64は、調節部材18の端部を受入れる円形開口66を有している。図示の実施形態では、ベースプレート64は、エンジンブロック12から僅かに間隔を隔てた関係に保持されるようにして、枢着軸22のフランジ42と係合する。しかしながら、ベースプレート64は、任意の他の適当な態様で調節部材18と係合させることができる。
【0024】
ベースプレート64は、突出延長部68と、エンジン上でのテンショナの位置決めに使用される突出位置決め部70とを有している。延長部68はプーリ86の半径方向外方面を越えて半径方向外方に延びており、このため、延長部68は、図8〜図11に最も明瞭に示すように、テンショナ10がエンジンブロック12に装着されるときに明瞭に見ることができる。ベースプレート64の延長部68はまた、この外周部に沿って設けられたノッチ72を有し、該ノッチ72は、ポインタ60の位置従ってベルト負荷を測定するのに使用される。
【0025】
ベースプレート64は更に曲りタブ部分74を有し、該部分74は、図5に示すように、エンジンブロック12から離れるように軸線方向に延びている。曲りタブ部分74はストップ部材として機能し、該ストップ部材は、テンショナ10の作動中に固定状態に維持されかつアーム46のストップ面76、78と協働して(図9A〜図9C参照)、アーム46の角度位置すなわち枢動位置を制限する。ストップ面76、78は、図9A〜図9Cに最も明瞭に示すように、アーム46に形成された開口80の両側に形成された対向面である。ベースプレート64のタブ部分すなわちストップ部材74は、アーム46が所定角度範囲を越えて回転するときにストップ面76、78と係合して、偏心調節部材18を中心にのアーム46の枢動可能範囲を制限する。ストップ面76はフリーアームストップを形成し、ストップ面78は負荷ストップを形成する。より詳しくは、ストップ面76とストップ部材74との係合によりフリーアームストップ位置が形成され、ストップ面78とストップ部材74との係合により負荷ストップ位置が形成される。
【0026】
従来技術では、他のベースプレート構造も知られている。例えば、テンショナの反対側端部(エンジンブロック12とは反対側の端部)に、同様なベースプレート形式の構造を設けることができる。或いは、特定のテンショナ構造によっては、ベースプレートを完全に省略できる。また、テンショナストップ(フリーアームストップおよび負荷ストップ)は、ベースプレートの一部以外の手段および/または枢動アームのスロットの端部以外の手段で形成できる。また、負荷ストッパは完全に省略できる。
【0027】
本発明のストローク増大効果を最適化するには、暫定カップリング構造体(すなわち、偏心調節部材18内のスロット32の位置およびアーム46内のピン34の位置)は、アーム46が負荷ストップ位置に到達するのと同時またはほぼ同時に、調節部材18がベルトから最大距離の位置に枢動されるように構成されおよび/または位置決めされなくてはならない。また、装着軸18は、ベルト16から離れるように時計回り方向または反時計回り方向に枢動させることができる。しかしながら、カップリング構造体すなわちピン34およびスロット32の位置を適正に定めるには、設計過程で決定されかつ設定されなくてはならない。
【0028】
ベースプレート64とアーム46との間には捩りばね82が連結されている。より詳しくは、ばね82は、エンジンブロック12の近くに配置される調節部材18の部分のほぼ近くで、枢動アーム46の主本体部分48を中心に自由に巻回された主部分84を有している。エンジンブロック12に近い方の捩りばね82の端部は、ベースプレート64またはエンジンブロック12のような他の任意の固定構造体に固定できるばねストップと係合する。捩りばね82の他端部はアーム46に連結される。捩りばね82の他端部とアーム46との連結は慣用的態様で行なわれ、例示実施形態として図8A〜図8Cに示すように、アームを調節部材18を中心に反時計回り方向(すなわちベルトと係合する方向)に押圧するように作動する。
【0029】
プーリ86は、慣用的態様でアーム46を中心に環状に配置される。好ましくは、プーリ86は、ボールベアリング組立体88を介して、アーム46上で回転可能に取付けられる。ボールベアリング組立体88はプーリ86の円筒状内面とアーム46の円筒状外面との間に取付けられている。プーリ86には、ポリVベルトまたはタイミングベルト16の好ましくは平外面と円滑に係合する環状外面90が設けられている。
【0030】
図示のように、主ばね部分84の閉込め部(confines)内にはばね支持体92を配置することができる。ばね支持体92を設ける場合、該支持体92は、ベースプレート64とアーム46の端部58との間の支持部材を構成する。
【0031】
また、スラストワッシャ94が、レバーアーム46の反対側端部とフランジ30との間のベアリング部材を形成している。スラストワッシャ94は、テンショナ組立時または装着作業時にピン34を受入れる孔96を有し、該孔96の直径はピン34の直径より小さい。このため、ピン34がスラストワッシャ94に挿通されると、孔96の縁部が僅かに変形し、テンショナがエンジンブロック12に装着される前の輸送の間にピン34を保持する。この構成は、ピン34がテンショナ10と一緒に輸送されない場合(例えば、ピンが装着工具98内に一体化されている場合)には省略され、ピン34は、装着工具98と一体化されるか完全な別体部品として装着される間に、最初にテンショナ10内に挿入される。
【0032】
テンショナ10の装着および作動について以下に説明する。最初に、ベースプレート64の位置決め部70が、エンジンブロック12に設けられたスロットS(図5)内に位置決めされ、固定ボルト14がエンジンブロック12のネジ山付き開口内に緩く螺着される。固定ボルト14は最初は締付けられないので、例えば図8および図9に示すような適当な装着/調節工具98(該工具98は、装着軸20のフランジ30の1対の開口36と係合する)を使用して、調節部材18を固定ボルト14を中心に偏心して回転すなわち枢動できる。
【0033】
ベルト16が、ベルト装着のための最後の部品を除き、エンジンのベルト駆動システムの全てのプーリ/スプロケット上またはこれらの回りに掛けられる。テンショナ10がエンジンブロック12に取付けられているため、ベルト装着のための最後の部品上または該部品の回りにベルトを装着するためには、テンショナ10をベルト16から離れる方向に回転すなわち枢動しなければならない。
【0034】
テンショナ組立て時に、着脱可能ピン34がテンショナに供給されていない場合には、ピン34が、調節部材18のスロット32およびスラストワッシャ94の孔96を通って、アーム46の孔62内に挿入される。スロット32は、偏心調節部材18がアームすなわち枢動構造体46に対して、制限された大きさだけ両方向に回転することを可能にし、前述のようなロストモーション形式のカップリングを構成する。スロットの使用により、一般に、テンショナ組立て時(または、ピンが予め設けられていない場合にはテンショナ装着工程中)に、ピンをテンショナに挿入することが容易かつ簡単になる。
【0035】
装着/調節工具98の1対の突出部は調節部材の1対の開口36内に挿入され、工具98は、プーリ86が、図8Aに矢印で示すように、ベルト16から離れる方向に枢動されるように調節部材18を回転させるのに使用される。偏心調節部材18がベルトから更に離れる方向に枢動されると、図10および図11に最も明瞭に示すように、調節部材18のスロット32の端面100がピン34と接触する。この接触が生じると、レバーアーム46は偏心調節部材18に暫定的に連結される。偏心調節部材18がベルトから更に離れる方向に枢動されると、アーム46が、偏心調節部材と一緒に、フリーアームストップ位置(図10、図8A、図9A)から負荷ストップ位置(図11、図8B、図9B)に向かって回転するであろう。アーム46は、ピン34を介して偏心調節部材18に(暫定的に)連結されるので、アーム46は、その作動範囲に亘って、偏心調節部材18と一緒に回転される。
【0036】
ベルト16から離れる方向への調節部材18の回転は、図11に最も良く示すように、アーム46が負荷ストップ位置に到達するまで続けられる。アーム46がひとたび負荷ストップ位置に到達すると(または、システムの構造上、可能であるならばアーム46が負荷ストップ位置に到達する前に)、ベルト16は駆動システムの最終部品上に装着され、一方テンショナ10は負荷ストップ位置に保持される。好ましくは、テンショナは、アーム46が、調節部材がテンショナ組立体をベルトからできる限り遠くに移動させる角度位置(すなわち、調節部材の偏心軸線がベルト負荷方向と整合する位置)へと回転するのと同時(またはほぼ同時)に、負荷ストップ位置に到達するように設計される。
【0037】
前述のように、レバーアーム46の偏心度は偏心調節部材18の偏心度に「付加」される。すなわち、テンショナの全ストロークが増大され、従来のテンショナ構成の場合よりも非常に容易に、ベルト16を最終部品の回りおよびベルト駆動システム内に装着できる。このように、アーム46をカップリングピン34を介して調節部材18に係合させることにより、アーム46は、この作動範囲内で、調節部材と一緒に回転される。これにより、有効装着偏心長さ(該長さは、図12および図13に示すように、プーリ中心軸線と装着ボルト軸線との間の距離として定義される)が大幅に増大される。
【0038】
例えば、5.0mmの装着偏心度および4.5mmのアーム偏心度をもつテンショナ組立体の場合、有効装着ストローク(プーリがベルトから横方向に離れるように移動する距離)は、偏心調節部材の80°の回転に亘って2.2mmから〜6.2mmまで約3倍増大する。80°のうちの最初の約15°は枢動アームがカップリング構造体(ピン34)を介して調節部材に連結されていないときであり、後の約65°は枢動アームがカップリング構造体(ピン34)を介して調節部材に連結されているときである。これにより、テンショナをより効率的に設計でき、かつ必要装着ストロークを達成するために調節部材の偏心度を増大させる必要性をなくすことができ、従って、潜在的なパッケージング困難性およびテンショナコストを低減させることができる。
【0039】
この利点が、図12および図13に図式的に示されている。図12に示すように、装着偏心長さ(installation eccentric)は、2つの部品を一体に連結することなく、装着ボルトまたはスタッドを中心に偏心的に回転し、アームは、捩りばねによりフリーアームストップに対して押圧された状態を維持し、テンショナの可動(有効)部品(アーム、ベアリング、プーリ、ワッシャ等)は、固定部品(枢動軸、ベースプレート等)に対して移動しない。換言すれば、調節部材のこのような非連結回転中に有効に回転する部品のみが装着偏心長さ(装着軸20)となり、装着偏心長さは、枢着軸22の内部かつ装着ボルトまたはスタッドを中心に回転し、枢動アームは、調節部材により単に並進的に「同伴移動(carried along)」される。
【0040】
アームのトラジェクトリは、装着軸偏心度の長さにほぼ等しいトラジェクトリ半径をもつ準円形である。装着偏心長さが例えば反時計回り方向に回転すると、ハブ負荷方向に対する装着偏心長さの位置はΔαだけ増大する。同時に、ベースプレートおよび枢動アームの近似純並進移動(approximately pure translational movement)を考えると、装着偏心長さaとテンショナ作動アーム偏心長さbとにより形成される角度βは同量(α>90°の場合)だけ減少する。この結果、有効装着偏心長さe(該偏心長さeは、装着偏心長さaおよび作動アーム偏心長さbとともに三角形を形成しかつ「a」、「b」およびこれらの間の角度βの関数である)は、装着軸の回転の増大につれて減少する。
数式で表すと下記のようになる。
【0041】
1 2=a1 2+b1 2−2ab・cosβ、および
2 2=a2 2+b2 2−2ab・cosβ(β−Δα)
【0042】
ここで、e1は第一角度位置αでの有効装着偏心長さ、e2は第二角度位置(α+Δα)での有効装着偏心長さである。従って、偏心調節部材の回転の増大につれてΔαが増大すると、(β−Δα)はゼロ(0)に近付き、cos(β−Δα)は1に近付く。
【0043】
2<e1
であることは明瞭である。
【0044】
第一角度位置αが180°に近付くと、有効装着偏心長さは、eが装着偏心長さaより小さくなる(e<a)点まで減少し続ける。この現象が生じると、装着偏心長さのストローク効率(すなわち、偏心装着調節部材が更に回転する度に、プーリ中心位置がベルトからハブ負荷方向に移動する量)は、ゼロ(0)に近付く。
【0045】
これに対して、本発明に従って枢動アームを偏心調節部材に連結すると、偏心調節部材がその全装着移動範囲に亘って移動するときに作動偏心長さbがテンショナ装着ストロークに寄与することを続け、これによりテンショナストローク効率のこのような低下がなくなる。図13に示すように、ひとたびピン34が偏心調節部材18のスロット32の端面100と接触すると、この係合により調節部材18とアーム46との相対位置がロックされる。従って、装着偏心位置を形成する角度αの如何にかかわらず、装着偏心長さaとアームbとにより形成される角度βは一定に維持される(ベースプレートおよび枢動アームの近似純並進移動を考える)。この結果、有効装着偏心長さeは一定に維持され、装着軸が更に回転する度に、プーリ中心位置がハブ負荷方向に変化する量(装着効率)は、角度αが180°に接近しても、僅かに停止かするに過ぎない。
【0046】
このように2つの部品が連結された後のアームのトラジェクトリは円形であり、該円の半径は有効装着偏心長さeに等しく、次式で与えられる。
【0047】
2=a2+b2−2ab・cosβ=一定
【0048】
実際に、2つの部品が一体に連結された後は、全ての可動部品は、固定部品に対して、装着ボルト軸線を中心に装着偏心長さで一体に移動し、このため、有効装着偏心長さおよび利用可能な装着移動長さが増大される。
【0049】
調節部材18がベルトから離れる方向に回転される前に、アーム46がフリーアーム位置にありかつ調節部材18が図10に示すようにピンと係合していないときは、ピン34に作用する力は小さく、事実上ゼロである。しかしながら、ひとたび調節部材18が、スロット32の端面100がピン34と係合することによって、アーム46と係合または連結されるのに充分なだけ枢動されると、アーム46が押されて、調節部材18と一緒にベルトから離れる方向に回転すなわち枢動される。この時点で、アーム46が、捩りばね82により発生される復帰力すなわち押圧力に抗して強制的に回転され、アームが負荷ストップ位置に到達すると、最大ばね負荷が発生される。したがって、アーム46が偏心調節部材18と一緒にベルトから離れる方向に回転すなわち枢動される間に、捩りばね82が、ベルトから離れる方向の枢動を妨げるため、ピン34は押圧ばね力による負荷を受ける。
【0050】
図8Bに矢印で示すように、ベルトがベルト駆動システム内に完全に装着されかつ適正に位置決めされた後、調節部材18従ってアーム46は、ベルト方向(例えば、図示のように時計回り方向)に戻し回転される(または捩りばね82の影響を受けて回転できる)。調節部材18は、アームがフリーアームストップに当接しおよび/またはプーリがベルトと係合するまで、ベルト16に向かって移動される。枢動構造体がフリーアームストップおよび/またはベルトに当接すると、ストップおよび/またはベルトはばね負荷を受け、このため、ばね負荷力が枢動構造体を介してカップリング構造体に伝達されることは殆どまたは全くなく、この時点でスロット32の表面100がピン34から離脱する。このように、この時点で、ピン34に作用するばね負荷は再びゼロとはならないまでも非常に小さくなり、ピン34はテンショナから極めて容易に取外される。ピン34が取外されると、アーム46は調節部材18に対して拘束されることなく回転すなわち枢動でき、テンショナは、完全に設定されているとはいえないが、作動することができる。
【0051】
ひとたびピン34がテンショナから取外されると、調節部材18がベルト16の方向に回転され、プーリ86をベルト16に対して押付けて張力付与係合させる。調節部材は、反時計回り方向(元の、ベルトに向かう方向)に更に戻されて、プーリを「低」位置でベルト16に対して押付けて張力付与係合させるか、再び180°だけ時計回り方向(元の、ベルトから離れる方向)に回転されて、プーリを「高」位置でベルト16に対して押付けて、張力付与係合させる。ベルト16に充分な張力が付与されると、アーム46を介してベルト16により加えられる対向ベルト負荷トルクが、捩りばね82によりアーム46に加えられるばねトルクに打勝ち、アーム46は調節部材18に対して反対方向(すなわち、ベルト16から離れる方向)に回転すなわち枢動する。調節部材18およびアーム46のこの回転位置すなわち角度位置で、捩りばね82は、所定の所望静的張力をベルト16に付与するように調節される。換言すれば、テンショナ10は、図8Cおよび図9Cに示すようにその公称作動位置にある。
【0052】
この時点で、固定ボルト14を緊締し、調節部材18を所定位置に固定する。このように、テンショナ10は、アーム46が調節部材18を中心に自由に回転するようにして装着される(しかしながら、その回転範囲は、ストップ76、78により制限される)。エンジン作動中にベルト16が緩むと、捩りばね82がアーム46を押して回転させ、アームはその偏心構造により枢動して、プーリをベルトの方向に移動させて弛みを除去する。逆に、エンジンの作動中にベルト16の張力が増大すると、ベルト16がプーリに負荷力を加え、これにより、アーム46が、捩りばね82の押圧力に抗して反対方向に回転される。
【0053】
テンショナは、アーム46に適当な大きさのトルクを加えてベルト16に適正な張力を付与するように、捩りばね82が適正な大きさの張力をもつようにして装着されたことになる。ストップ部材74が予め固定されているので、装着の調節は、ストップ部材74に対してストップ76、78の位置を設定するのではなく、主として、ベルト16に適正な静的張力を設定することにより行なわれる。このように、装着の調節は、単に、ストップ部材74を両ストップ76、78の間のどこかに位置決めすることにより行なえばよい。
【0054】
前述のように、本発明のテンショナ10は、有効装着ストロークを増大させ、装着および取外しのためにカップリング構造体(ピン34)を無負荷状態にしておく。アーム46の移動を調節部材のストロークに付加することにより、調節部材の移動のみの装着ストロークと比較して、約50%だけ全装着ストロークが増大される。しかしながら、ベルト装着中に必要とされる装着ストロークの長さは変えることができ、かつエンジン許容度およびベルト長さに適合できる。或るエンジン/ベルト組立体では、アーム46を負荷ストップ位置の方向に回転させることにより得られる付加装着ストロークは一部に必要とされるに過ぎないか、全く必要とされないこともある。これらの場合において、調節部材18およびアーム46を完全に(すなわち、アーム46が負荷ストップ位置に到達するまで)回転させる必要はなく、ベルト16が駆動システム内に掛けられるまで回転させる必要があるに過ぎない。
【0055】
また、ピン34は、テンショナアーム46と調節部材18との連結された回転中を除き負荷されない(すなわちばね荷重はピン34に作用しない)ので、テンショナ組付け中のピン34の装着および取外しは非常に容易である。また、ピンが取外されるときにテンショナアームがフリーアーム位置まで突然に回転することにより生じる可能性のある損傷衝撃も回避される。
【0056】
他の形態として、ピン孔/スロット構造を逆にすることも考えられる。より詳しくは、前述の説明とは逆に、装着ピン用のピン孔を偏心調節部材のフランジに形成し、スロットを枢動アームに形成することを考えることもできる。このように構成することにより、枢動アームと偏心調節部材との間に、前述と同じロストモーション型カップリングが形成される。
【0057】
以上から、本発明の目的が完全かつ有効に達成されることがわかる。上記特定実施形態は、本発明の構造的および基本的原理を示すためのものであって、本発明を限定するものではない。逆に、本発明は、特許請求の範囲内のあらゆる変更形態および代替形態を包含することを意図している。
【図面の簡単な説明】
【0058】
【図1】本発明の一実施形態に従って構成されたベルトテンショナを示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態によるベルトテンショナを示す正面図である。
【図3】本発明の一実施形態によるベルトテンショナを示す分解図である。
【図4】本発明の一実施形態によるベルトテンショナを示す正面図である。
【図5】本発明の一実施形態によるベルトテンショナを示す、図4の5−5線に沿う断面図である。
【図6】本発明の一実施形態によるベルトテンショナを示す断面図である。
【図7】本発明の一実施形態によるベルトテンショナを示す斜視図であり、ベルトテンショナの内部構成部品を示すべく一部を取外して示すものである。
【図8A】本発明の一実施形態によるベルトテンショナの装着作業の1つを示す正面図である。
【図8B】本発明の一実施形態によるベルトテンショナの装着作業の1つを示す正面図である。
【図8C】本発明の一実施形態によるベルトテンショナの装着作業の1つを示す正面図である。
【図9A】本発明の一実施形態によるベルトテンショナの装着作業の1つを示す後面図である。
【図9B】本発明の一実施形態によるベルトテンショナの装着作業の1つを示す後面図である。
【図9C】本発明の一実施形態によるベルトテンショナの装着作業の1つを示す後面図である。
【図10】本発明の一実施形態によるベルトテンショナを示す正面図であり、アームがフリーアームストップ位置にありかつ調節部材が装着ピンと係合していないところを示すものである。
【図11】本発明の一実施形態によるベルトテンショナを示す正面図であり、アームが負荷ストップ位置にありかつ調節部材が装着ピンと係合しかつベルトから離れた極端位置にあるところを示すものである。
【図12】枢動アームが偏心調節部材に連結されないテンショナ装着運動を示す模式図である。
【図13】最初は枢動アームが偏心調節部材に連結されず、次に、本発明に従って枢動アームが偏心調節部材に連結される構成のテンショナ装着運動を示す模式図である。
【符号の説明】
【0059】
10 テンショナ
12 エンジンブロック
14 固定ボルト
18 偏心調節部材
20 装着軸
22 スリーブ型枢着軸
34 ピン
46 レバーアーム(枢動構造体、枢動アーム)
82 捩りばね
86 プーリ

Claims (33)

  1. ベルト駆動システムの駆動ベルトまたはタイミングベルトに張力を付与するベルトテンショナであって、
    エンジン装着面に装着されるように構造および形状を有しエンジン装着面上に装着されているときに、第一ベルト張力付与方向および該第一ベルト張力付与方向から離れる第二方向に調節できる偏心調節部材と、
    偏心枢動できるように前記調節部材上に装着された枢動構造体と、
    該枢動構造体に回転可能に装着されたベルト張力付与プーリと、
    前記枢動構造体をベルト張力付与方向に弾性的に押圧する押圧部材と、
    前記枢動構造体を偏心調節部材に暫定的に連結する暫定カップリング構造体とを備え、該暫定カップリング構造体は、装着作業の一部として前記偏心調節部材が第一ベルト張力付与方向から離れる第二方向に回転されるとき、駆動ベルトまたはタイミングベルトをベルト駆動システム内に装着可能にし、前記枢動構造体は前記押圧部材の押圧力に抗して前記偏心調節部材と一緒に移動し、前記カップリング構造体を取外して枢動構造体を偏心調節部材から離脱させると、前記枢動構造体が前記偏心調節部材を中心に自由にかつ偏心的に枢動できるようになり前記テンショナを作動可能にする、
    ことを特徴とするベルトテンショナ。
  2. 前記暫定カップリング構造体は着脱可能ピンを有している、
    ことを特徴とする請求項1記載のベルトテンショナ。
  3. 前記偏心調節部材および枢動構造体の一方がスロットを有しかつ他方が孔を有し、前記ピンが前記スロットを通過して前記孔内に嵌合し、前記テンショナは、装着作業中に偏心調節部材がベルト張力付与方向から離れる前記第二方向に回転されるときに前記スロットの一端がピンと係合して枢動構造体と偏心調節部材とを連結するように構成されている、
    ことを特徴とする請求項2記載のベルトテンショナ。
  4. 前記スロットが偏心調節部材に形成されかつ前記孔が枢動構造体に形成されている、
    ことを特徴とする請求項3記載のベルトテンショナ。
  5. 装着作業中に枢動構造体が偏心調節部材と一緒に移動するまで、前記押圧部材が前記暫定カップリング部材に捩り荷重を全く伝達しないか、殆ど伝達しないように構成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載のベルトテンショナ。
  6. 装着作業中に枢動構造体が偏心調節部材と一緒に移動する時点であって、前記スロットの端部が前記ピンと係合して枢動構造体と偏心調節部材とを連結する時点まで、前記押圧部材が前記ピンに捩り荷重を全く伝達しないか、殆ど伝達しないように構成されている、
    ことを特徴とする請求項3記載のベルトテンショナ。
  7. 前記偏心調節部材がベルトから離れた極端位置にありかつ枢動構造体が偏心調節部材に対して最大負荷を引起こす撓みに対応する位置まで枢動されるときに、前記駆動ベルトまたはタイミングベルトを最も容易にベルト駆動システム内に掛けることができる、
    ことを特徴とする請求項1記載のベルトテンショナ。
  8. ベースプレートを更に有し、前記押圧部材は、前記枢動構造体をベルト張力付与方向に押圧するように、ベースプレートと枢動構造体との間に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1記載のベルトテンショナ。
  9. テンショナが装着されるとき、ベースプレートがエンジン装着面に隣接して配置される、
    ことを特徴とする請求項8記載のベルトテンショナ。
  10. ベースプレートを更に有し、該ベースプレートがストップ部材部分を備え、前記枢動構造体は負荷ストップおよびフリーアームストップを有し、前記ベースプレートのストップ部材部分と負荷ストップとの係合により前記枢動構造体の負荷ストップ位置が形成され、ストップ部材部分とフリーアームストップとの係合により前記枢動構造体のフリーアームストップ位置が形成される、
    ことを特徴とする請求項1記載のベルトテンショナ。
  11. 前記押圧部材は捩りばねを有している、
    ことを特徴とする請求項1記載のベルトテンショナ。
  12. 前記偏心調節部材は互いに入れ子式に重ね合わされた2つの構成部品からなる、
    ことを特徴とする請求項1記載のベルトテンショナ。
  13. 互いに入れ子式に重ね合わされた前記2つの構成部品は、互いに入れ子式に重ね合わされた2つの円筒軸からなる、
    ことを特徴とする請求項12記載のベルトテンショナ。
  14. ベルト駆動システムの駆動ベルトまたはタイミングベルトに張力を付与するベルトテンショナであって、
    エンジン装着面に装着される構造および形状を有しエンジン装着面上に装着されているときに、第一ベルト張力付与方向および該第一ベルト張力付与方向から離れる第二方向に調節できる偏心調節部材と、
    偏心枢動できるように前記調節部材上に装着された枢動構造体と、
    該枢動構造体上で回転できるように装着されたベルト張力付与プーリと、
    前記枢動構造体をベルト張力付与方向に弾性的に押圧する押圧部材とを備え、
    テンショナは、前記枢動構造体を偏心調節部材に暫定的に連結する暫定カップリング構造体を受入れるように構成されており、暫定カップリング構造体は、装着作業の一部として前記偏心調節部材が第一ベルト張力付与方向から離れる第二方向に回転されるとき、駆動ベルトまたはタイミングベルトをベルト駆動システム内に装着可能にし、前記枢動構造体は前記押圧部材の押圧力に抗して前記偏心調節部材と一緒に移動し、前記暫定カップリング構造体を取外すことにより枢動構造体が偏心調節部材から離脱され、前記枢動構造体が前記偏心調節部材を中心に自由にかつ偏心的に枢動できるようにすることによって前記テンショナを作動可能にする、
    ことを特徴とするベルトテンショナ。
  15. 前記暫定カップリング構造体は着脱可能ピンを有し、前記テンショナは前記ピンを受入れるように構成されている、
    ことを特徴とする請求項14記載のベルトテンショナ。
  16. 前記偏心調節部材および枢動構造体の一方がスロットを有しかつ他方が孔を有し、前記ピンが前記スロットを通って孔内に嵌合し、テンショナは、装着作業中に偏心調節部材がベルト張力付与方向から離れる前記第二方向に回転されるときに前記スロットの一端がピンと係合して枢動構造体と偏心調節部材とを連結するように構成されている、
    ことを特徴とする請求項15記載のベルトテンショナ。
  17. 前記スロットが偏心調節部材に形成されかつ前記孔が枢動構造体に形成されている、
    ことを特徴とする請求項16記載のベルトテンショナ。
  18. テンショナにより受入れられるとき、装着作業中に枢動構造体が偏心調節部材と一緒に移動するまで、前記押圧部材が前記暫定カップリング部材に捩り荷重を全く伝達しないか、殆ど伝達しないように構成されている、
    ことを特徴とする請求項14記載のベルトテンショナ。
  19. テンショナにより受入れられるとき、装着作業中に枢動構造体が偏心調節部材と一緒に移動する時点であって、前記スロットの端部が前記ピンと係合して枢動構造体と偏心調節部材とを連結する時点まで、前記押圧部材が前記ピンに捩り荷重を全く伝達しないか、殆ど伝達しないように構成されている、
    ことを特徴とする請求項16記載のベルトテンショナ。
  20. カップリング部材がテンショナにより受入れられると、前記偏心調節部材がベルトから離れた極端位置にありかつ枢動構造体が偏心調節部材に対して最大負荷を引起こす撓みに対応する位置まで枢動されるときに、前記駆動ベルトまたはタイミングベルトを最も容易にベルト駆動システム内に掛けることができる、
    ことを特徴とする請求項14記載のベルトテンショナ。
  21. ベースプレートを更に有し、前記押圧部材は、前記枢動構造体をベルト張力付与方向に押圧するように、ベースプレートと枢動構造体との間に配置されている、
    ことを特徴とする請求項14記載のベルトテンショナ。
  22. テンショナが装着されるとき、ベースプレートがエンジン装着面に隣接して配置される、
    ことを特徴とする請求項21記載のベルトテンショナ。
  23. ベースプレートを更に有し、該ベースプレートがストップ部材部分を備え、前記枢動構造体は負荷ストップおよびフリーアームストップを有し、前記ベースプレートのストップ部材部分と負荷ストップとの係合により前記枢動構造体の負荷ストップ位置が形成され、ストップ部材部分とフリーアームストップとの係合により前記枢動構造体のフリーアームストップ位置が形成される、
    ことを特徴とする請求項14記載のベルトテンショナ。
  24. 前記押圧部材は捩りばねを有している、
    ことを特徴とする請求項14記載のベルトテンショナ。
  25. 前記偏心調節部材は互いに入れ子式に重ね合わされた2つの構成部品からなる、
    ことを特徴とする請求項14記載のベルトテンショナ。
  26. 互いに入れ子式に重ね合わされた前記2つの構成部品は、互いに入れ子式に重ね合わされた2つの円筒軸からなる、
    ことを特徴とする請求項25記載のベルトテンショナ。
  27. 自動車のベルト駆動システムに、ベルトテンショナすなわち、偏心調節部材と、該調節部材に取付けられた、偏心枢動させるための枢動構造体と、該枢動構造体上で回転できるように取付けられたベルト張力付与プーリと、自動車のエンジンに前記テンショナを装着するときに、枢動構造体をベルト駆動システムのベルトに向かう第一方向に押圧して、プーリをベルトと強制的に張力付与係合させる押圧部材とを有するベルトテンショナを装着する方法であって、
    最初に、偏心調節部材を枢着するボルトまたはスタッドを介して、自動車のエンジンにテンショナを装着する段階と、
    枢動構造体が偏心調節部材に連結されているときに、枢動構造体が、押圧部材の押圧力に抗して、前記第一方向から離れる第二方向に移動されるように、偏心調節部材および枢動構造体を枢動させる段階と、
    ベルトを、ベルト駆動システムの全ての構成部品上またはこれらの構成部品の回りに取付ける段階と、
    枢動構造体がベルトに向かう第一方向に戻るようにかつ押圧部材の押圧力が緩和されるように、偏心調節部材を第一方向に戻すべく枢動させる段階と、
    偏心調節部材から枢動構造体を離脱させる段階と、
    プーリを押圧してベルトと強制的に係合させ、これにより押圧部材の押圧力に抗して枢動構造体を枢動させるべく偏心調節部材を枢動させる段階と、
    枢動構造体がベルトに対する所定の張力付与位置に枢動された後に、調節部材従ってテンショナを所定位置に固定すべくボルトまたはスタッドを緊締する段階とを有する、
    ことを特徴とするテンショナ装着方法。
  28. 前記偏心調節部材は、枢動構造体が偏心調節部材に連結される前に、ベルトから離れる第二方向に所定初期角度だけ枢動される、
    ことを特徴とする請求項27記載のテンショナ装着方法。
  29. 前記カップリング構造体は、偏心調節部材が前記所定初期角度だけ枢動される間は非負荷状態に維持され、枢動構造体および偏心調節部材が連結されかつ偏心調節部材が前記所定初期角度を超えて枢動された後にのみ負荷される、
    ことを特徴とする請求項28記載のテンショナ装着方法。
  30. 前記偏心調節部材および枢動構造体はロストモーション型カップリング構造体を介して連結され、該ロストモーション型カップリング構造体は、枢動構造体の孔と、該孔内に嵌合するピンと、偏心調節部材のスロットとを有し、該スロットをピンが通りかつ該スロット内をピンが摺動し、前記所定初期角度は、ベルトから離れる第二方向に偏心調節部材が枢動するときにピンと係合するスロットの一端により定められ、前記係合により枢動構造体が調節部材に連結され、枢動構造体は、偏心調節部材が第一方向に戻るべく枢動される間にスロットの前記端部がピンから離脱するときに、偏心調節部材から離脱される、
    ことを特徴とする請求項28記載のテンショナ装着方法。
  31. 前記枢動構造体がピンから離脱するスロットの端部により偏心調節部材から分離されると、ピンをテンショナから取外して、枢動構造体がピンにより拘束されることなく偏心調節部材に対して枢動できるようにする段階を更に有する、
    ことを特徴とする請求項30記載のテンショナ装着方法。
  32. 前記枢動アームは、前記偏心調節部材が前記第二方向でベルトから離れる最大距離まで枢動されるのと実質的に同時に、ベルトから離れる前記第二方向で極端負荷ストップ位置まで枢動される、
    ことを特徴とする請求項27記載のテンショナ装着方法。
  33. 前記ベルトは、枢着アームが極端負荷ストップ位置まで枢動されかつ偏心調節部材がベルトから離れる最大距離まで枢動されているときに、ベルト駆動システムの全ての構成部品上またはこれらの構成部品の回りに取付けられる、
    ことを特徴とする請求項31記載のテンショナ装着方法。
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