JP3242250B2 - 電線把持部およびダンパおよびスペーサ - Google Patents

電線把持部およびダンパおよびスペーサ

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JP3242250B2
JP3242250B2 JP35262193A JP35262193A JP3242250B2 JP 3242250 B2 JP3242250 B2 JP 3242250B2 JP 35262193 A JP35262193 A JP 35262193A JP 35262193 A JP35262193 A JP 35262193A JP 3242250 B2 JP3242250 B2 JP 3242250B2
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充男 井上
正二 時田
宏 漆山
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旭電機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダンパやスペーサを、
弾力を把持力として電線に固定する電線把持部に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ボルトの締付け力を用いずに皿ばねやコ
イルばねの弾力を用いて、ダンパやスペーサを架設され
た電線に固定する電線把持部が種々知られている。特許
出願人も、実公平2−8488号公報に示される電線把
持部を提案している。該従来技術を図9ないし図11を
参照して以下簡単に説明する。図9は、従来の電線把持
部の一部を破断して示した電線把持前の正面図であり、
図10は、図9の従来の電線把持部の電線把持後のX矢
視図であり、図11は、図10のY矢視図である。
【0003】図9ないし図11において、クランプ本体
10に電線挟持用の略断面半円形の溝10aが設けられ
る。この溝10aに対向する略断面半円形の溝12aが
設けられた締付け体12が、その一端部で溝10a,1
2aと平行な枢着軸14により揺動開閉自在にクランプ
本体10に配設される。また、クランプ本体10の締付
け体12の遊端部に対応する位置には、締付け体12の
遊端部の揺動方向にほぼ向けて雌ネジ10bが刻設さ
れ、この雌ネジ10bにボルト16がその一端部に設け
た雄ネジ16aにより螺合され、締付け体12と反対側
に向けて植設される。このボルト16には、雄ネジ16
aの近くに径拡大部16bが一体的に形成され、また他
端部にはボルト16の外径以下の外径の別の雄ネジ16
cが刻設される。そして、この植設されたボルト16
に、雄ネジ16cの他端部側から複数の皿ばね18,1
8…と座金20が嵌装され、さらに雄ネジ16cにナッ
ト部材22が螺合される。座金20のナット部材22側
の表面には、外周径より小さい径でナット部材22の外
径より大きい径で段階状に突部20aが設けられてい
る。また、締付け体12の遊端部には、枢着軸14と平
行な揺動軸24により、略U字状でぶらんこ状の引掛け
腕26が揺動自在に配設され、その遊端橋絡部26aに
座金20の突部20aが挿入できるとともに座金20の
外周径より小さい径の円形孔部26bが設けられ、その
一側でナット部材22が通過できる幅の切欠き26cが
設けられて開口されている。そして、引掛け腕26のア
ーム長さは、遊端橋絡部26aが座金20のナット部材
22側に係合し得るように設定される。さらに、クラン
プ本体10には、ダンパ線を圧着させるために筒状の圧
縮部30が一体的に設けられている。なお、ボルト16
は、クランプ本体10に適宜に螺合された後に、クラン
プ本体10とともに孔が穿設されてピン28が打ち込ま
れ、軸回りの回転が規制されて固定される。
【0004】かかる構成において、ナット部材22を、
皿ばね18,18…の弾力に抗して若干締め込み、座金
20と径拡大部16bとの間の長さをいく分短かく設定
する。そして、溝10a,12a内に電線40を挟持
し、引掛け腕26を座金20に臨ませてナット部材22
に係合するようになし、さらにナット部材22を緩めて
抜き取ることで、座金20の位置が引掛け腕26の遊端
橋絡部26aで規制される。この座金20の位置が遊端
橋絡部26aで規制されることによって、皿ばね18,
18…の弾力が引掛け腕26に付勢され、締付け体12
がクランプ本体10側に向けて弾性付勢されて電線40
が弾力により挟持される。引掛け腕26に付勢される弾
力の調整は、ボルト16をクランプ本体10に螺合で植
設させるさいに、挿入量の調整により適宜に行ない得
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図9ないし図11に示
す従来の電線把持部にあっては、適正に装着作業がなさ
れれば、何んら不具合はない。しかるに、引掛け腕26
の遊端橋絡部26aを座金20に臨ませてナット部材2
2に係合させることなしに、ナット部材22をボルト1
6から取り外すと、ボルト16から座金20および皿ば
ね18,18…が分離したり抜け落ちたりする。これ
は、皿ばね18,18…に代えてコイルばねを用いても
同様である。電線把持部の装着作業は、架設された電線
40等の高所で不安定な電線上の宙乗状態で作業される
ものであり、万一にでも部品を落下させたならば、単に
部品の不足により、電線把持部を有する製品(スペーサ
やダンパ等)の取り付けができなくなるのみならず、地
上の作業員や周辺に対して著しい危険を与えることとな
る。また、地上において分離すると、皿ばね18,18
…の組み合せ状態が変化して、締付力の荷重設定がくる
ってしまう。かかる理由から、誤ってナット部材22が
取り外されても、座金20および皿ばね18,18…が
分離したり抜け落ちることのない電線把持部が要望され
ていた。
【0006】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で、誤った作業がなされても部品が不要に分離したり抜
け落ちたりすることのない電線把持部を提供することを
目的とする。
【0007】また、部品が分離したり抜け落ちたりする
ことのない電線把持部を用いたダンパおよびスペーサを
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明の電線把持部は、クランプ本体と締付け体
とで電線を挟持し得るように、前記締付け体を一端部で
前記クランプ本体に揺動開閉自在に配設し、前記締付け
体の遊端部を前記クランプ本体方向に弾性付勢し、この
弾力によって前記クランプ本体と前記締付け体で前記電
線を把持する電線把持部において、前記クランプ本体
に、前記締付け体の前記遊端部に対応する位置でこれと
反対側に向けてボルトを螺合により植設し、このボルト
の前記クランプ本体近くに径拡大部を一体的に設け、前
記ボルトの他端部に雄ネジを刻設し、この雄ネジに連ね
て前記ボルトの中間部に径小部を設け、前記ボルトに他
端部側から弾性部材と前記中間部でボルト軸方向に移動
自在で前記雄ネジに螺合する雌ネジが刻設された座金と
を嵌装し、さらに前記雄ネジに前記弾性部材を圧縮させ
るナット部材を螺合し、前記締付け体の前記遊端部にぶ
らんこ状の引掛け腕を揺動自在でその遊端橋絡部が前記
座金の前記ナット部材側に係脱自在に設けて構成されて
いる。
【0009】そして、クランプ本体と締付け体とで電線
を挟持し得るように、前記締付け体を一端部で前記クラ
ンプ本体に揺動開閉自在に配設し、前記締付け体の遊端
部を前記クランプ本体方向に弾性付勢し、この弾力によ
って前記クランプ本体と前記締付け体で前記電線を把持
する電線把持部において、ボルトの一端部にボルト外径
以下の外径の雄ネジを刻設し、他端部にボルト外径以上
の谷の径の雄ネジを刻設し、前記他端部の雄ネジにナッ
ト部材を螺合し、前記ボルトに前記一端部側から前記他
端部の雄ネジを通過できない内径の座金を嵌装し、さら
に弾性部材を嵌装し、前記雄ネジに径拡大部材を螺合固
定し、この径拡大部材から突出した前記一端部の雄ネジ
の螺合により、前記ボルトを前記クランプ本体に前記締
付け体の前記遊端部に対応する位置でこれと反対側に向
けて植設し、前記締付け体の前記遊端部にぶらんこ状の
引掛け腕を揺動自在でその遊端橋絡部が前記座金の前記
ナット部材側に係脱自在に設けて構成しても良い。
【0010】また、本発明のダンパは、上述の電線把持
部の前記クランプ本体に、電線振動減衰または吸収用部
材を配設して構成されている。
【0011】また、本発明のスペーサは、上述の電線把
持部の前記クランプ本体を、スペーサ枠体または連結棒
に配設して構成されている。
【0012】
【作 用】請求項1記載の電線把持部にあっては、座金
はボルトの径小部に位置するならば軸方向に移動自在で
ある。そして、ボルトの他端部の雄ネジにより、軸回り
に回転して螺合させなければ、座金はボルトから抜け落
ちない。そこで、引掛け腕の遊端橋絡部が座金に係合せ
ずに、ナット部材が取り外されても、不測にボルトから
座金および弾性部材が分離したり抜け落ちることがな
い。
【0013】そして、請求項2記載の電線把持部も同様
に、座金の内径よりボルトの他端部の雄ネジの外径が大
きく、ボルトから座金が分離したり抜け落ちることがな
い。しかも、弾性部材の内径をボルトの径より僅かに大
きくすることで、がたつき等の遊びを少なくでき、それ
だけ弾力の調整後に遊び等のために弾性部材の位置が変
化して弾力が変化する等の虞がない。
【0014】また、請求項3記載のダンパおよび請求項
4記載のスペーサのいずれにあっても、装着作業におい
て不測に部品を分離さらには落下させることがない。
【0015】
【実施例】以下、本発明の電線把持部の一実施例を、図
1ないし図5を参照して説明する。図1は、本発明の電
線把持部の一実施例の一部を破断して示した電線把持前
の正面図であり、図2は、図1におけるボルトの外観図
であり、図3は、図1におけるナット部材の正面図
(a)と側面図(b)であり、図4は、図1における座
金の正面図(a)と側面図(b)であり、図5は、図1
の本発明の電線把持部の電線把持後の正面図である。図
1ないし図5で、図9ないし図11と同一部材には同一
符号を付けて重複する説明を省略する。
【0016】図1ないし図5で示す電線把持部110の
実施例において、図9ないし図11で示す従来例と相違
するところは、図2と図4で明らかなごとく、ボルト6
0と座金70の形状にある。
【0017】図2に示すように、ボルト60の一端部に
は雄ネジ60aが形成され、その近くに径拡大部60b
が一体的に形成され、また他端部にはボルト60の外径
以下の外径の別の雄ネジ60cが刻設されていること
は、従来例と同様である。しかし、ボルト60の他端部
の雄ネジ60cに連ねて中間部に径小部60dが形成さ
れている。この径小部60dは、図2のごとく、中間部
の一部であれば、皿ばね18,18…の遊びを少なくで
きて望ましいが、雄ネジ60cから径拡大部60bにわ
たって形成されても良い。
【0018】また、図4で示すごとく、座金70には、
外周径より小さい径でナット部材22の外径より大きい
径で階段状に突部70aが設けられることは、従来例と
同様であるが、座金70の中心にボルト60の他端部の
雄ネジ60cに螺合できる雌ネジ70bが刻設される。
そして、ボルト60の径小部60dの外径は、座金70
の雌ネジ70bの内径より若干小さく形成される。
【0019】かかる構成において、ボルト60に、他端
部の雄ネジ60c側から皿ばね18,18…を嵌装し、
次に座金70を雄ネジ60cに螺合させて径小部60c
至らせる。座金70は、径小部60cにおいて軸方向に
移動自在である。さらに、ナット部材22を雄ネジ60
cに螺合させる。ここで、座金70を所定の力で押圧し
て皿ばね18,18…を適宜な量だけ圧縮した状態で、
ナット部材22を座金70に当接するまで螺合すれば、
所定の力を除いたときに座金70は皿ばね18,18…
から前に加えた所定の力の大きさで弾力を受ける。そし
て、かかる状態のボルト60を一端部の雄ネジ60aで
クランプ本体10に螺合させて仮に植設させる。さら
に、所定径のテスト用電線を挟持させて引掛け腕26を
揺動させて遊端橋絡部26aを座金70に臨ませてナッ
ト部材22に係合させる。そしてさらに、この係合状態
でボルト60を植設螺合方向と逆に軸回りに回転させ
て、座金70が遊端橋絡部26aに当接する状態とさ
れ、このままクランプ本体10とボルト60にともに孔
が穿設され、ピン28が適宜に打ち込まれてボルト60
の回転が規制される。さらに、ナット部材22が螺合さ
れて皿ばね18,18…が圧縮されれば引掛け腕26の
遊端橋絡部26aは座金70から容易に離れ、引掛け腕
26がナット部材22と係合していない、図1のごとき
揺動した状態とされる。
【0020】かかる状態で、電線40が挟持され、引掛
け腕26が揺動されて遊端橋絡部26aが座金70に臨
んでナット部材22に係合され、ナット部材22が緩む
方向に軸回りに回転されてボルト60から取り外されて
図5の状態とされる。ここで、引掛け腕26は、皿ばね
18,18…から所定の大きさの弾力が付勢され、この
弾力で電線40が把持される。
【0021】本発明の電線把持部において、座金70は
単なるボルト60の軸方向の移動だけではボルト60か
ら抜け落ちることがない。したがって、引掛け腕26が
ナット部材22に適正に係合してない状態、いいかえれ
ば遊端橋絡部26aが座金70に臨んでいない状態で、
ナット部材22がボルト60から取り外されても、皿ば
ね18,18…と座金70は分離して抜け落ちることが
ない。なお、皿ばね18,18…に代えて、コイルばね
を用いても同様である。
【0022】図6は、本発明の電線把持部の別の実施例
に用いるボルト等の一部を破断した正面図である。
【0023】図6に示すボルト80には、一端部にボル
ト80の外径以下の外径を有する雄ネジ80aが少し長
めに刻設され、他端部にはボルト外径以上の谷の径を有
する別の雄ネジ80bが刻設される。他端部の雄ネジ8
0bには、ナット部材22が螺合される。ボルト80に
は、一端部側から座金20と皿ばね18,18…が嵌装
される。この座金20は、図9に示すものと同様であ
る。最後に、別部材からなり雌ネジが刻設される径拡大
部材90が、一端部の雄ネジ80aに螺合され、さらに
ピン92が打ち込まれて径拡大部材90の回転が規制さ
れる。そして、このボルト80が、径拡大部材90より
突出した一端部の雄ネジ80aにより、クランプ本体1
0に植設されることは図1ないし図5に示す実施例およ
び図9ないし図11に示す従来例と同様である。
【0024】かかる構成にあっても、座金20の内径よ
り、ボルト80の他端部の雄ネジ80bの外径が大き
く、座金20および皿ばね18,18…が分離して抜け
落ちることがない。しかも、ボルト80の外径より、座
金20と皿ばね18,18…の内径を僅かに大きくする
ことで、皿ばね18,18…と座金20は軸方向に円滑
に移動できるが横方向への遊びがほとんどない状態とな
る。そこで、皿ばね18,18…の弾力が設定されてボ
ルト80がクランプ本体10に植設された後で、座金2
0および皿ばね18,18…の横ずれ等による位置の変
化で、弾力の変化を生じることがない。
【0025】なお、皿ばね18,18…に代えてコイル
ばね等を用いるならば座金20で適宜に横ぶれしないよ
うに構成すれば良い。
【0026】図7は、本発明の電線把持部を用いたスペ
ーサの図である。図7に示すごとく、スペーサ枠体10
0に、図1ないし図6に示すものと同様な本発明の電線
把持部のクランプ本体10が配設されている。
【0027】図7にあっては、スペーサ枠体100とク
ランプ本体10が一体的に固定されるが、これに限られ
ず、スペーサ枠体100にクランプ本体10が揺動およ
び軸回りに回転自在に適宜に連設されても良い。また、
スペーサが把持すべき電線の数は4導体に限られないこ
とは勿論である。2導体であれば、連結棒(図示せず)
の両端にクランプ本体10をそれぞれ連設すれば良い。
【0028】また、図8は、本発明の電線把持部を用い
たダンパの図である。図8に示すごとく、ダンパ線12
0の両端に、図1ないし図6に示す本発明の電線把持部
110の圧縮部30がそれぞれに接続される。そして、
一本の電線40の2箇所が挟持され、さらに別のダンパ
でダンパ線120の中央と電線40の2箇所が挟持され
て、いわゆるツリー形ダンパが形成される。
【0029】なお、電線把持部110には、ダンパ線1
20を接続するのに代えて、トーショナルダンパ等の重
鐘が配設されても良い。上述の電線把持部110のクラ
ンプ本体10に、電線振動減衰または吸収用部材が適宜
に配設されれば良い。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電線把持
部およびダンパおよびスペーサは構成されているので、
以下のごとき格別な効果を奏する。
【0031】請求項1記載の電線把持部にあっては、ナ
ット部材を取り外しても、ボルトから座金および皿ばね
が分離して抜け落ちることがなく、誤った作業をしても
部品がなくなったり、または部品を落下させて地上の作
業員や周辺に危害を与える虞がない。
【0032】そして、請求項2記載の電線把持部にあっ
ては、請求項1と同様の効果が得られるのに加えて、電
線を把持する弾力が、皿ばねの位置ずれ等によって変化
することがなく、電線を把持する弾力を正確に設定でき
る。
【0033】また、請求項3記載のダンパおよび請求項
4記載のスペーサのいずれも、装着作業において部品を
分離さらには落下させることがなく、高所の不安定な宙
上作業に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電線把持部の一実施例の一部を破断し
て示した電線把持前の正面図である。
【図2】図1におけるボルトの外観図である。
【図3】図1におけるナット部材の正面図(a)と側面
図(b)である。
【図4】図1における座金の正面図(a)と側面図
(b)である。
【図5】図1の本発明の電線把持部の電線把持後の正面
図である。
【図6】本発明の電線把持部の別の実施例に用いるボル
ト等の一部を破断した正面図である。
【図7】本発明の電線把持部を用いたスペーサの図であ
る。
【図8】本発明の電線把持部を用いたダンパの図であ
る。
【図9】従来の電線把持部の一部を破断して示した電線
把持前の正面図である。
【図10】図9の従来の電線把持部の電線把持後のX矢
視図である。
【図11】図10のY矢視図である。
【符号の説明】
10 クランプ本体 10b,70b 雌ネジ 12 締付け体 14 枢着軸 16,60,80 ボルト 16a,16c,60a,60c,80a,80b
雄ネジ 16b,60b 径拡大部 18 皿ばね 20,70 座金 20a,70a 突部 22 ナット部材 24 揺動軸 26 引掛け腕 26a 遊端橋絡部 40 電線 60d 径小部 90 径拡大部材 100 スペーサ枠体 110 電線把持部 120 ダンパ線
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−146195(JP,A) 実開 昭59−90225(JP,U) 実開 昭59−117230(JP,U) 実開 昭58−134024(JP,U) 実開 平2−97828(JP,U) 実開 昭59−164431(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 7/00 301 H02G 7/12 H02G 7/14

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランプ本体と締付け体とで電線を挟持
    し得るように、前記締付け体を一端部で前記クランプ本
    体に揺動開閉自在に配設し、前記締付け体の遊端部を前
    記クランプ本体方向に弾性付勢し、この弾力によって前
    記クランプ本体と前記締付け体で前記電線を把持する電
    線把持部において、 前記クランプ本体に、前記締付け体の前記遊端部に対応
    する位置でこれと反対側に向けてボルトを螺合により植
    設し、このボルトの前記クランプ本体近くに径拡大部を
    一体的に設け、前記ボルトの他端部に雄ネジを刻設し、
    この雄ネジに連ねて前記ボルトの中間部に径小部を設
    け、前記ボルトに他端部側から弾性部材と前記中間部で
    ボルト軸方向に移動自在で前記雄ネジに螺合する雌ネジ
    が刻設された座金とを嵌装し、さらに前記雄ネジに前記
    弾性部材を圧縮させるナット部材を螺合し、 前記締付け体の前記遊端部にぶらんこ状の引掛け腕を揺
    動自在でその遊端橋絡部が前記座金の前記ナット部材側
    に係脱自在に設けて構成したことを特徴とする電線把持
    部。
  2. 【請求項2】 クランプ本体と締付け体とで電線を挟持
    し得るように、前記締付け体を一端部で前記クランプ本
    体に揺動開閉自在に配設し、前記締付け体の遊端部を前
    記クランプ本体方向に弾性付勢し、この弾力によって前
    記クランプ本体と前記締付け体で前記電線を把持する電
    線把持部において、 ボルトの一端部にボルト外径以下の外径の雄ネジを刻設
    し、他端部にボルト外径以上の谷の径の雄ネジを刻設
    し、前記他端部の雄ネジにナット部材を螺合し、前記ボ
    ルトに前記一端部側から前記他端部の雄ネジを通過でき
    ない内径の座金を嵌装し、さらに弾性部材を嵌装し、前
    記雄ネジに径拡大部材を螺合固定し、この径拡大部材か
    ら突出した前記一端部の雄ネジの螺合により、前記ボル
    トを前記クランプ本体に前記締付け体の前記遊端部に対
    応する位置でこれと反対側に向けて植設し、 前記締付け体の前記遊端部にぶらんこ状の引掛け腕を揺
    動自在でその遊端橋絡部が前記座金の前記ナット部材側
    に係脱自在に設けて構成したことを特徴とする電線把持
    部。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の電線把持部の前
    記クランプ本体に、電線振動減衰または吸収用部材を配
    設して構成したことを特徴とするダンパ。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の電線把持部の前
    記クランプ本体を、スペーサ枠体または連結棒に配設し
    て構成したことを特徴とするスペーサ。
JP35262193A 1993-12-28 1993-12-28 電線把持部およびダンパおよびスペーサ Expired - Lifetime JP3242250B2 (ja)

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