JP5211331B2 - 電線把持部、ダンパー、および、ダンパーの取り付け構造 - Google Patents

電線把持部、ダンパー、および、ダンパーの取り付け構造 Download PDF

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Description

本発明は、電力を供給するための送電線をスプリングやコイルばねなどの弾性体を把持力として用いてクランプするための電線把持部、およびこの電線把持部を取り付けて電線振動を防止するダンパー、およびダンパーの取り付け構造に関するものである。
ボルトによる締付け力を用いるのではなく、皿ばねやコイルばねの弾力を用いて、架設された電線に対してダンパーやスペーサを固定して取り付けるための電線把持部は、種々のものが知られている。
本発明に関連した技術に関する本出願人の特許文献としては、例えばつぎのようなものがある。
特開平07−203624号公報 実公平02−8488号公報
従来の技術について、まず図5(1)〜(3)を参照して、コイルばね式の電線把持部100について説明する。図5(1)は、従来の電線把持部100の一部を破断して示した電線を把持する前の正面図であり、図5(2)は、図5(1)の電線把持部が電線を把持した後の状態を示すX矢視図であり、図5(3)は、図5(2)のY矢視図である。
図5(1)〜(3)において、クランプ本体10に電線挟持用の略断面半円形の溝10aが設けられる。この溝10aに対向する略断面半円形の溝12aが設けられた締付け体12が、その一端部で溝10a,12aと平行な枢着軸14により揺動開閉自在にクランプ本体10に配設される。また、クランプ本体10の締付け体12の遊端部に対応する位置には、締付け体12の遊端部の揺動方向にほぼ向けて雌ネジ10bが刻設され、この雌ネジ10bにボルト16がその一端部に設けた雄ネジ16aにより螺合され、締付け体12と反対側に向けて植設される。
このボルト16には、雄ネジ16aの近くに径拡大部16bが一体的に形成され、また他端部にはボルト16の別の雄ネジ16c(外径以下の外径を備える)が刻設される。そして、この植設されたボルト16に、雄ネジ16cの他端部側からコイルばね18と座金20が嵌装され、さらに雄ネジ16cにナット部材22が螺合される。座金20のナット部材22の側の表面には、外周径より小さい径でナット部材22の外径より大きい径で段階状に突部20aが設けられている。
また、締付け体12の遊端部には、枢着軸14と平行な揺動軸24により、略U字形を成すぶらんこ状の引掛け腕30(アーム部材)が揺動自在に配設され、その遊端橋絡部30aに座金20の突部20aが挿入できるとともに座金20の外周径より小さい径の円形孔部30bが設けられ、その一側でナット部材22が通過できる幅の切欠き30cが設けられて開口されている。
そして、引掛け腕30のアーム長さは、遊端橋絡部30aが座金20のナット部材22側に係合し得るように設定される。さらに、クランプ本体10には、添え線(ダンパ線)を圧縮接合させるために筒状の圧縮部40が一体的に設けられている。
なお、ボルト16は、クランプ本体10に適宜に螺合された後に、クランプ本体10とともに孔が穿設されてピン28が打ち込まれ、軸回りの回転が規制されて固定される。
このような構成において、ナット部材22を、コイルばね18の弾力に抗して若干締め込み、座金20と径拡大部16bとの間の長さを幾分短かく設定しておく。そして、溝10a,12a内に電線50を挟持し、引掛け腕30を座金20に臨ませてナット部材22に係合するようになし、さらにナット部材22を緩めて抜き取ることで、座金20の位置が引掛け腕30の遊端橋絡部30aで規制される。
この座金20の位置が遊端橋絡部30aで規制されることによって、コイルばね18の弾力が引掛け腕30に付勢され、締付け体12がクランプ本体10側に向けて弾性付勢されて電線50が弾性力によって挟持される。引掛け腕30に付勢される弾性力の調整は、ボルト16をクランプ本体10に螺合で植設させるさいに、挿入量の調整により適宜に行ない得る。
図7(1)と図7(2)とは、図5(1)〜5(3)に記載されている電線把持部100を、張架された架空送電線の振動を防止するために電線上に取り付けられる添線式ダンパに適用したときの図である。
図7(1)に示すように、添え線(ダンパ線)d1の両端には、電線把持部h1aの圧縮部a1と電線把持部h1bの圧縮部b1とがそれぞれ接続され、1本のループ状の添線ユニットU1が形成されている。この添線ユニットU1は、張架された一本の電線50上において、電線把持部(h1aとh1b)によって所定の2箇所を挟持して所定位置に取り付けられている。
また、次の図7(2)に示すように、添線ユニットU1のほかにも同様な構成の添線ユニットU2とU3とを準備しておいて、3つの添線ユニットによって3ループの添線式ダンパを構成することができる。
ここで、添線ユニットU2は両端に電線把持部(h2aとh2b)を有して、電線把持部h2aは添線ユニットU1の添え線d1を挟持して接続し、電線把持部h2bは本線の電線50を挟持して接続している。
さらに、添線ユニットU3は両端に電線把持部(h3aとh3b)を有して、電線把持部h3aは添線ユニットU2の添え線d2を挟持して接続し、電線把持部h3bは本線の電線50を挟持して接続する。
図6は、電線把持部100のぶらんこ式の引掛け腕30の構造を示す図であり、(1)は外観斜視図、(2)は側面図、(3)は上面図、(4)は正面図である。
この引掛け腕30は、先の図5(1)に示すように、締め付け体12の揺動軸24を中心に回動して、弾性力が伝達するようにセットされたときには、クランプ本体10の収納部10Sに配置されるように設定されている。
この引掛け腕30は、図6(1)〜図6(4)から明らかなように、全体としてはU字形であり、2つの側面部(S1,S2)のそれぞれは左右対称形の形状を有し、ひとつの側面部Sの高さは「t(t1+t2)」、その上部の幅は「h1」、底面の幅は「h2」として表すことができる。また、この側面部(S1,S2)は、揺動軸24から幅h1が一定の細長矩形体の上方部分Suと、幅がh1からh2へと漸次増加する三角体形の下方部分Sdと、開口する穴部30bを有する遊端橋絡部30aの底面部分Sbと、から構成されている。
そして、この引掛け腕部30が、クランプ本体10の収納部10Sに収納されて配置されたときには、最も外側に位置する部位として引掛け腕外端部STを有する。
図8は、添え線d2に取り付けられた従来の電線把持部100が、径間に張架された電線(本線)50に乗り上げてしまった状況を示す図であり、図8(1)は外観斜視図、図8(2)は側面図である。
図8(1)の電線把持部100は図7(2)に示した添線ユニットU3の電線把持部(h3a)にあたるものであって、その電線把持部100(h3a)は圧縮接続部40を介して添え線d3に接続され、かつ添え線d2をクランプしている。
ここで、電線把持部100は添え線d2をクランプした状態で取り付けられているが、これらの電線がギャロッピングと着氷雪落下に伴う反動が重畳して異常な動揺などが発生した場合には、「電線把持部100(h3a)」は添え線d2をクランプしたままの状態で、図7(2)の「M1」に示すような時計逆回り方向の回動移動をして、電線把持部100(h3a)のクランプ本体10が、他の電線である電線50(本線)と衝突することとなり、場合によっては、電線50(本線)に絡まったり乗り上げたりする虞がある。
また、図7(2)の「電線把持部h2a」についても、前と同様に、今度は「M2」に示すような時計回り方向の回動移動をして、電線50(本線)と衝突したり、電線50(本線)に絡まったり乗り上げたりする虞がある。
図8(2)に示すとおり、従来の電線把持部100では、アーム端部STが突出している構造となっているので、電線50(本線)に乗り上げるときには、電線把持部100はアーム端部STで電線52(本線)に引っ掛かる現象が起こる可能性がある。
そして、図8(2)のように、電線50(本線)に電線把持部100のアーム端部STが一度引っ掛かってしまうと、電線把持部100は元に戻ろうとするものの、容易には移動することができなくなる。
そのような状況になると、電線の振動を防止するダンパとしての機能が働かなくなり、むしろ電線50(本線)が損傷する可能性がある。
図8(2)は、電線把持部100が電線50に乗り上げてしまい、電線把持部100の引掛け腕30のアーム端部STが電線52に引っ掛かり、そのまま固定化された状態を示すものである。
本発明は、このような従来の電線把持部が有していた問題を解決しようとするものであり、電線上に取り付けられた電線把持部が、ギャロッピングと着氷雪落下に伴う反動が重畳して異常な動揺などが発生した場合でも、本線の電線などに損傷を与えることがなく、また、本線の電線に乗り上げて引っ掛かることのない電線把持部を提供することをその目的とし、また、そのような電線把持部を用いた振動防止装置、および振動防止装置の取り付け構造を提供することをもその目的としている。
(1)クランプ本体60と締付け体70とで電線を挟持し得るように、締付け体70を一端部でクランプ本体60に揺動開閉自在に配設し、締付け体70の遊端部をクランプ本体60方向に弾性付勢し、この弾力によってクランプ本体60と締付け体70とを把持する電線把持部200であって、
一端にねじ部とそのねじ部に続いた径拡大部とを有して、ねじ部によってクランプ本体60に植設されるボルトと、
径拡大部とボルトとの他の端部の側に装着される座金との間で、ボルトの周りに嵌装される圧縮ばねと、
ボルトの他の端部のねじ部に螺合して、座金を介して圧縮ばねを圧縮し得るナットと、
一端が締付け体70の他端に枢着され、他端の遊端橋絡部が座金のナット側において係脱し得るU形のぶらんこ式の引掛け腕部80と、を備え、
クランプ本体60は、一側面が開放された開放面を備える収納部60Sを有して、圧縮ばねを収納部60Sに配設するとともに、揺動開閉するぶらんこ式引掛け腕部80を前記開口面から受け入れて収納し、
クランプ本体60は、収納部60Sの開かれた開口面の側には収納部外端部(Ga,Gb)を有し、
引掛け腕部80は、クランプ本体60の収納部60Sに収納されたときに外側となる腕部外端部(Gx,Gy)を有し、
腕部外端部(Gx,Gy)は、引掛け腕部80の一端から他端に向けてテーパーをなして徐々に広がり、クランプ本体60の収納部外端部(Ga,Gb)の略中ほどで収納部外端部(Ga,Gb)より外側に突出し、
引掛け腕部80がクランプ本体10の収納部60Sに収納されて、収納部外端部(Ga,Gb)と腕部外端部(Gx,Gy)とを含んで形成される面には、他の物に引っ掛かる部位を作らないように、全体としてフラット状にして構成される。
(2)電線振動を防止するための添え線と、その添え線の両端部に配設された取り付け用のクランプ部とから構成される電線振動防止用のダンパーであって、
そのクランプ部は(1)の電線把持部から構成されるダンパーとした。
(3)電線振動を防止するための添え線とその添え線の両端部に配設された取り付け用のクランプ部とを備える添線ユニットから構成されるダンパーを、径間に張架された電線および/またはダンパーの添え線に取り付けるダンパーの取り付け構造であって、
クランプ部は、(1)の電線把持部から構成され、
前記添え線は2本以上から構成され、
前記1本の添え線に取り付けられた前記クランプ部は、前記収納部外端部と引掛け腕部外端部とによって作られた面において、想定外の振動などによって、前記電線または添え線に乗り上げた場合にも、前記の線と引っ掛からない構成を備えるダンパーの取り付け構造とした。
・本発明では、ボルトレスのクリスマスツリー型ダンパなどの電線把持部に組み込まれている引掛け腕部(アーム部材)とその収納部の構造に特徴があり、把持部の電線溝と平行の方向から見て、突出した形状にならないような構造が形成できる。
・電線把持部の本体と引掛け腕部との端部において、電線またはダンパーの添え線(電線)に引っ掛かる隙間を作らないような構造とすることができ、電線把持部が電線またはダンパーの添え線(電線)に乗り上げた場合にも、それらの電線に引っ掛かかることがなく、外れて落ちやすい構造を形成できる。
・異常な電線動揺などにより、万が一、添線把持部が本線の電線またはダンパーの添え線(電線)に乗ったとしても、アーム部材(引掛け腕部)とその収納部の形状は、他の物に引っ掛かる部位がなく全体としてフラット状であるので、それらの電線に引っ掛かることはなく、電線を傷つけることもない。
・架空電線路の地域環境や地震動対策として大変有効である。
以下、本発明の実施の形態について、添付の図1〜図4を参照して説明する。これらの図では、図5〜図8で示した部材と同一または均等のものには同一の符号を付けて、重複する説明を省略している。
まず図1は、本発明の一実施形態としての電線把持部200を示す図である。ここでの電線把持部200は、添え線とその圧縮接続部は省いており、引掛け腕部80(アーム部材)を開いて一部の部材は取り外した状態とし、各図面は、図1(1)は外観斜視図、図1(2)は側面図、図1(3)は上面図、図1(4)は正面図である。
図2は、電線把持部200の引掛け腕部80(アーム部材)についてその一例を示す図であり、各図面は、図2(1)は外観斜視図、図2(2)は側面図、図2(3)は上面図、図1(4)は正面図である。
図3は、同じく電線把持部200を示す図であるが、ここでの電線把持部200は、引掛け腕部80を所定の位置に収納して各部材を組み上げた取り付け前の状態を示す図であり、各図面は、図3(1)は外観斜視図、図3(2)は側面図、図3(3)は上面図、図3(4)は正面図である。
図4(1)と(2)とは、電線把持部200が添え線d2をクランプして取り付けられ、本線である電線50に電線把持部200が乗り上げた状況を示す。ここでの電線把持部200は、その圧縮接続部40を介して添え線d3に接続されており、電線50は多導体送電線のうちの1本である。図4(1)と(2)では、添え線d3と電線把持部200とを備える添線ユニットがと1つと、多導体送電線のうちの1本の電線50とが示されている。
図1および図3において、電線把持部200は、クランプ本体60と締付け体70とによって電線を挟持し得るように、締付け体70を一端部70iでクランプ本体60に揺動開閉自在に配設し、締付け体70の遊端部70uをクランプ本体60の方向にコイルばね18で弾性付勢し、この弾力によってクランプ本体60と締付け体70との間で電線を把持するものである。
電線把持部200は、一端にねじ部とそのねじ部に続いた径拡大部16bとを有して、ねじ部によってクランプ本体60に植設されるボルト16と、径拡大部16bとボルト16との他の端部の側に装着される座金20との間で、ボルト16の周りに嵌装される圧縮ばね18と、ボルト16の他の端部のねじ部に螺合して、座金20を介して圧縮ばね18を圧縮し得るナット22と、一端が締付け体70の他端に枢着され、他端の遊端橋絡部80aが座金18のナット22の側において係脱し得る「U形のぶらんこ式の引掛け腕部80」と、を備えている。
クランプ本体60は、一側面が開放された開放面60mを備える収納部60Sを有し、圧縮ばね18を収納部60Sの中に配設するとともに、揺動開閉するぶらんこ式の引掛け腕部80を開放面60mから2つの側面部(60a,60b)の内面に添って受け入れて、その内部に収納する。
ここでのクランプ本体60は、収納部60Sの開放された開放面60mの側に、側面部60aの収納部外端部Gaと、側面部60bの収納部外端部Gbとを有している。
また、引掛け腕部80は、クランプ本体60の収納部60Sに収納されたときに外側となる腕部外端部(Gx,Gy)を有している。
図2は電線把持部200の引掛け腕部80を示す図であるが、この引掛け腕部80は、図2(1)〜図2(4)から明らかなように、全体としてはU字形であり、2つの側面部(S3,S4)は同じ形状ではあるが、引掛け腕部80がクランプ本体60の収納部60Sに収納されたときに外側となる腕部外端部GxとGyとを有し、腕部外端部GxとGyによって形成された面Fは、他の物に引っ掛かる部位がなく、全体としてフラット状にして構成されている。
図3は、同じく電線把持部200を示す図であるが、ここでの電線把持部200は、引掛け腕部80を所定の位置に収納して各部材を組み上げたもので、電線に取り付ける前の状態を示す図である。ここで、引掛け腕部80がクランプ本体60の収納部60Sに収納されて、「収納部60Sの側面部60aの収納部外端部Gaと側面部60bの収納部外端部Gb」および「引掛け腕部80の腕部外端部GxとGy」によって形成された面は、部材の部分が面上から突出することがなく、他の物に引っ掛かる部位がなく、全体としてフラット状にして構成されている。
図3では、クランプ本体60の収納部外端部(Ga,Gb)の位置と、引掛け腕部80の腕部外端部(Gx,Gy)との位置とでは、腕部外端部(Gx,Gy)の位置の方がやや外側となっているが、これに限るものではない。
腕部外端部(Gx,Gy)と収納部外端部(Ga,Gb)とを同じ位置の面に来るように設計することも可能であるし、収納部外端部(Ga,Gb)の位置を外側となるように設計することも可能である。
そして、腕部外端部(Gx,Gy)と収納部外端部(Ga,Gb)とで形成される面に、部分的に多少の凹凸はあったとして、電線などの他の物に引っ掛かったりする部位はなく、全体としてフラット状にして構成されれば、本願の目的は達成される。
図4(1)と(2)とは、電線把持部200を電線に取り付けた状況を示す図であり、ここでの電線は多導体送電線であって、添え線d2と本線の電線50とが示されている。電線把持部200は、添え線d2をクランプした状態で取り付けられているが、電線にギャロッピングと着氷雪落下に伴う反動が重畳して異常な動揺などが発生した場合には、添え線d2に取り付けられた電線把持部200のクランプ本体60は、添え線d2をクランプしたままの状態で、図7(2)の電線把持部h3aの「M1」に示すような時計逆回り方向の回動移動をして電線50(本線)と衝突することとなり、場合によっては、電線50(本線)に絡まったり乗り上げたりする虞がある。
しかしそのときでも、電線把持部200(h3a)において、腕部外端部(Gx,Gy)と収納部外端部(Ga,Gb)とで形成される面が他の物に引っ掛かったりする部位はなく、全体としてフラット状に構成されているので、電線把持部200(h3a)が本線である電線50に引っ掛かる可能性はなくなる。
なお、ここでの電線50は、多導体送電線の1本として説明したが、添線式ダンパーの添え線の1本である場合もありうる。
本発明による電線把持部200は、電線振動を防止するための添線式ダンパーのクランプ部として適用することができる。
図7(1)において、添線式ダンパーについて述べたが、そこで電線を把持するためのクランプ部(h1a,h1b,h2a,h2b,h3a,h3b)として、図1〜図4に示した電線把持部200を適用することができる。
添線式ダンパーを取り付けた電線が、多導体や多相式のため2本以上から成る場合には、電線把持部を取り付けた電線とは別の電線が跳ね上がったり(ジャンプ)位置移動したりして、その電線が電線把持部に絡まったり引っ掛かったりする現象が起こる。
しかしながら、1本の電線に取り付けられたクランプ部に本発明の電線把持部200を適用すれば、その腕部外端部(Gx,Gy)と収納部外端部(Ga,Gb)とで形成された面において、想定外の振動があった場合にも、その面が電線などの他の物に引っ掛かったりする部位はないので、電線把持部と電線との絡まり、乗り上げ、引っ掛かりなどを確実に防ぐことができる。
本発明の電線把持部200について、引掛け腕部80(アーム部材)を開いて一部の部材は取り外した状態を示す図であり、図1(1)は外観斜視図、図1(2)は側面図、図1(3)は上面図、図1(4)は正面図である。 本発明の電線把持部200の引掛け腕部80(アーム部材)の一例として示す図であり、図2(1)は外観斜視図、図2(2)は側面図、図2(3)は上面図、図1(4)は正面図である。 本発明の電線把持部200を示す図であり、引掛け腕部80を所定の位置に収納して各部材を組み上げた取り付け前の状態を示し、図3(1)は外観斜視図、図3(2)は側面図、図3(3)は上面図、図3(4)は正面図である。 本発明の電線把持部200を添え線d2に取り付けたとき、本線の電線50に乗り上げた状況を示す図であり、図4(1)は外観斜視図、図4(2)は側面図である。 従来の電線把持部を説明するための図であり、図5(1)は電線把持部100の一部を破断して示した電線を把持する前の正面図、図5(2)は図5(1)の従来の電線把持部の電線を把持した後のX矢視図、図5(3)は、その図5(2)のY矢視図である。 従来の電線把持部100のぶらんこ式の「引掛け腕30」の構造を示す図であり、(1)は外観斜視図、(2)は側面図、(3)は上面図、(4)は正面図である。 電線把持部を、張架された架空送電線の振動を防止するために電線上に取り付けられる添線式ダンパーに適用したときの図であり、図7(1)は1ユニット物、図7 (2)は3ユニット物を示す。 図8(1)は従来の電線把持部100を添え線d2に取り付けた状況を示す図であり、図8(2)は従来の電線把持部100が本線の電線50に乗り上げて固定化された状態を示す。
符号の説明
200 電線把持部
60 クランプ本体
60m 開放面
60S 収納部
60a、60b 収納部60Sの側面部
Ga、Gb 収納部外端部
70 締付け体
80 引掛け腕部
Gx、Gy 腕部外端部
80a 遊端橋絡部
16 ボルト
16b 径拡大部
18 コイルばね
20 座金
22 ナット
40 圧縮接続部
h1a,h1b,h2a,h2b,h3a,h3b 添線式ダンパーのクランプ部
U1,U2,U3 添線ユニット
d2、d3、d1 添え線(添線電線)
50 電線(本線)
M1、M2 電線把持部の回動移動の軌跡

Claims (3)

  1. クランプ本体と締付け体とで電線を挟持し得るように、前記締付け体を一端部で前記クランプ本体に揺動開閉自在に配設し、前記締付け体の遊端部を前記クランプ本体方向に弾性付勢し、この弾力によって前記クランプ本体と前記締付け体で前記電線を把持する電線把持部であって、
    一端にねじ部とそのねじ部に続いた径拡大部とを有して、前記ねじ部によって前記クランプ本体に植設されるボルトと、
    前記径拡大部と前記ボルトとの他の端部の側に装着される座金との間で、前記ボルトの周りに嵌装される圧縮ばねと、
    前記ボルトの他の端部のねじ部に螺合して、前記座金を介して前記圧縮ばねを圧縮し得るナットと、
    一端が前記締付け体の他端に枢着され、他端の遊端橋絡部が前記座金のナット側において係脱し得るU形のぶらんこ式の引掛け腕部と、を備え、
    前記クランプ本体は、一側面が開放された開放面を有する開放収納部を有して、前記圧縮ばねを配設するとともに、揺動開閉する前記ぶらんこ式引掛け腕部を前記開口面から受け入れて収納し、
    前記クランプ本体は、前記収納部の開口面の側に収納部外端部を有し、
    前記引掛け腕部は、前記クランプ本体の収納部に収納されたときに外側となる腕部外端部を有し、
    前記腕部外端部は、前記引掛け腕部の前記一端から前記他端に向けてテーパーをなして徐々に広がり、前記クランプ本体の前記収納部外端部の略中ほどで前記収納部外端部より前記外側に突出し、
    前記引掛け腕部が前記クランプ本体の収納部に収納されて、前記収納部外端部と腕部外端部とを含んで形成される面には、他の物に引っ掛かる部位を作らないように構成される、ことを特徴とする電線把持部。
  2. 電線振動を防止するための添え線と、その添え線の両端部に配設された取り付け用のクランプ部とから構成される電線振動防止用のダンパーであって、
    前記クランプ部は、請求項1に記載の電線把持部から構成される、ことを特徴とするダンパー。
  3. 電線振動を防止するための添え線とその添え線の両端部に配設された取り付け用のクランプ部とを備える添線ユニットから構成されるダンパーを、径間に張架された電線および/またはダンパーの添え線に取り付けるダンパーの取り付け構造であって、
    前記クランプ部は、請求項1に記載の電線把持部から構成され、
    前記添え線は2本以上から構成され、
    前記1本の添え線に取り付けられた前記クランプ部は、前記収納部外端部と引掛け腕部外端部とによって作られた面において、前記電線または添え線に乗り上げた場合にも前記の線と引っ掛からない構成を備える、ことを特徴とするダンパーの取り付け構造。
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