JPH09221307A - 三フッ化窒素の合成方法 - Google Patents
三フッ化窒素の合成方法Info
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Abstract
ニア源とから三フッ化窒素を合成する方法を提供する。 【解決手段】 この気相反応は 【化1】 を含み、この式のxにより表されるメルト比HF/NH
3 は少なくとも2.55であり、そして反応液を混合装
置で、当該混合装置へ1000W/m3 以上の高いレベ
ルで動力を供給して攪拌又は混合する。この合成方法
は、70%以上の高い三フッ化窒素収率を可能にする。
Description
ッ化水素アンモニウムとから三フッ化窒素を合成する分
野に関する。より具体的に言えば、本発明は、三フッ化
窒素の収率を劇的に上昇させるのに、より高いHF:N
H3 メルト比(melt ratio)と合成反応器の
より強い攪拌との組み合わせを利用しようというもので
ある。
の製造で使用するために、現在NF3 の需要はますます
大きくなっていりる。ところが、NF3 を製造する方法
は理論的に可能であるほど効率的であるとは到底言え
ず、このことは値段の高いF2 を使用する現在の合成法
の不十分な効率により示される。二つの基本的方法、す
なわち電気化学的なフッ素化(ECF)と直接のフッ素
化(DF)の収率は、理論値の50%未満であり、最も
典型的には30〜45%の範囲内である。これらの収率
はプロセスで使用されるF2の当量を基にしている。N
F3 を生産するためのNH3 又はNH4 + 塩類の直接の
フッ素化には、次に示す競争反応が存在する。
(2)であり、これは望ましくないN 2 とNFのみを製
造する。従来技術では、NF3 を製造するため反応
(1)を増進し、そして反応(2)と(3)の度合いを
最小限にする試みがなされてきた。液体のフッ化水素ア
ンモニウム中でのNH3 の直接のフッ素化によりNF3
を製造する従来の試みの結果として、収率は30〜63
%になった。
な方法は米国特許第4091081号明細書のものであ
る。それは、気体のF2 を液体の(溶融した)フッ化水
素アンモニウム(AAF)と接触させてアンモニウムイ
オンをF2 で直接フッ素化する一方で、気体のNH3 を
別個に液体AAFと接触させてアンモニウムイオンを発
生させることを必要とする。この方法は典型的に40〜
50%のNF3 収率を与える。それは、反応液における
且つ127℃であるフッ化水素アンモニウムNH4 HF
2 の融点より高い温度での副生物HFのアンモニアに対
する2.0〜2.5のモル比(メルト比)を維持するよ
うに操作される。F2 とAAFとの接触は、複数の小さ
な孔のある特別に設計されたスパージャを使って行われ
る。この方法の一番重大な欠点は、NF3 の選択率と収
率が低いことである。
気体のフッ素と固体の(NH4 )3AlF6 を使用する
NF3 の合成が開示されている。NF3 の収率はフッ素
を基にして65〜78%の範囲内であった。
フッ化物、無機アンモニウム塩及び元素のフッ素からN
F3 を合成することが開示されている。
平2−255511号、同2−255512号及び同2
−255513号各公報に記載されている。前者の公開
公報において、43.7%のNF3 収率が報告されてい
る。
範囲の収率でもって三フッ化窒素を製造することはでき
なかった。電子産業からの三フッ化窒素の需要が増大す
るにつれて、より大きな三フッ化窒素製造工場を使用す
る必要が生じてきた。そのように大きな製造工場のエネ
ルギー費と資本費がより高いことを考えて、三フッ化窒
素を合成する反応から得ることが可能な最も高い収率を
達成することがいよいよ重要である。本発明は、下記で
一層詳しく説明されるように、これらの高い収率を達成
する。
と、NH4 H(x-1) Fx 、(NH4 )y MFz ・nHF
及びそれらの混合物からなる群より選ばれたアンモニウ
ム錯体反応物(これらの式において、xは2.55以上
であり、yは1〜4であり、zは2〜8であり、nは反
応条件において当該アンモニウム錯体反応物を実質的に
液として維持するのに十分な値であり、そしてMは元素
の周期表のIA族からVA族まで、IB族からVIIB
族まで及びVIII族の元素、並びにそれらの混合物か
らなる群より選ばれる)とを反応させ、且つこれらの反
応物をNF3 の収率を少なくとも65%に維持する比率
で混合することにより、NF3 を合成するための方法で
ある。
NF3 収率を維持する比率で混合される。より好ましく
は、反応物は少なくとも90%のNF3 収率を維持する
比率で混合される。
いて行われる。
column)反応器において行われる。
ッ素とアンモニア源を当該反応系へ連続的に加える。
4 F、NH4 HF2 、NH4 Cl、NH4 Br、NH4
I、NH4 NO3 、(NH4 )2 SO4 及び(NH4 )
2 CO3 並びにそれらの混合物からなる群から選ばれ
る。
り好ましくは、xは2.85以上である。
4℃の範囲内である。より好ましくは、上記反応の温度
は121〜160℃の範囲内である。
psig(0〜2760kPa(ゲージ圧))の範囲内
に維持される。より好ましくは、上記反応の圧力は0〜
50psig(0〜345kPa(ゲージ圧))の範囲
内に維持される。
NH4 H(x-1) Fx 反応物(この式のxは2.55以上
である)とを反応させ、且つこれらの反応物を混合手段
を使って、平ブレード(flat blade)タービ
ンを含む混合手段を基にして反応器容量1m3 当たり1
000ワット以上の動力を当該混合手段に供給して得ら
れる混合レベルで混合する、NF3 の合成方法である。
である。より好ましくは、動力は35,000W/m3
以上である。
(x-1) Fx 、(NH4 )y MFz ・nHF及びそれらの
混合物からなる群より選ばれたアンモニウム錯体反応物
(これらの式において、xは2.55以上であり、yは
1〜4であり、zは2〜8であり、nは反応条件におい
て当該アンモニウム錯体反応物を実質的に液として維持
するのに十分な値であり、そしてMは元素の周期表のI
A族からVA族まで、IB族からVIIB族まで及びV
III族の元素、並びにそれらの混合物からなる群より
選ばれる)とを反応させ、且つこれらの反応物をNF3
の選択率を50%以上に維持する比率で混合することに
より、NF3 を合成するための方法である。
である。より好ましくは、NF3 の選択率は80%以上
である。
しての気体F2 を、フッ化水素アンモニウム液(NH4
H(x-1) Fx )もしくは(NH4 )y MFz ・nHF又
はそれらの混合物を含む強力に混合したアンモニウム錯
体反応物と接触させることを必要とし、ここにおいて、
このフッ化水素アンモニウム錯体反応物のHF対NH3
の当量比はおおよそ2.55以上(すなわちx≧約2.
55)であり、nは反応条件においてアンモニウム錯体
反応物を実質的に液(少なくとも50容積%)として保
つのに十分な値であり、Mは元素の周期表のIA族から
VA族まで、IB族からVIIB族まで及びVIII族
の元素からなる、すなわちリチウム、ナトリウム、カリ
ウム、ルビジウム、セシウム、ベリリウム、マグネシウ
ム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、ホウ素、
アルミニウム、ガリウム、インジウム、タリウム、ケイ
素、ゲルマニウム、スズ、鉛、窒素、リン、砒素、アン
チモン、ビスマス、銅、銀、金、亜鉛、カドミウム、水
銀、スカンジウム、イットリウム、ランタン、アクチニ
ウム、チタン、ジルコニウム、ハフニウム、セリウム、
バナジウム、ニオブ、タンタル、プラセオジム、クロ
ム、モリブデン、タングステン、マンガン、レニウム、
鉄、ルテニウム、オスミウム、コバルト、ロジウム、イ
リジウム、ニッケル、パラジウム及び白金からなる群か
ら選ばれ、yは1〜4であり、zは2〜8である。言い
換えれば、上記の式中の「x」は反応液におけるHF対
NH3 の比に等しく、そしてメルト比(melt ra
tio)とも呼ばれる。好ましくは、メルト比はおおよ
そ2.65以上であり、最も好ましくはおおよそ2.8
5以上である。これらの高いメルト比で操作すると、攪
拌反応器におけるように速い混合速度を使用した場合
に、思いも寄らないほど高い65%という、好ましくは
80〜90%というNF3 收率が得られる。また、おお
よそ2.55以上のメルト比では、より低い反応温度を
使用することができる。これは、メルト比が高くなるに
つれアンモニウム錯体反応物の融点が低下するからであ
る。より低い反応温度は反応(2)よりも反応(1)に
有利である。
ル基準で、〔3(生成されたNF3のモル数)/供給さ
れたF2 のモル数〕100、のようにして決定される。
NF 3 の選択率はモル基準で、〔3(生成されたNF3
のモル数)/反応したF2 のモル数〕100、のように
して決定される。F2 転化率はモル基準で、〔反応した
F2 のモル数/供給したF2 のモル数〕100、のよう
にして決定される。メルト比は、反応液中でのHF対N
H3 のモル比である。
する際には、攪拌反応容器にフッ化水素アンモニウムと
HFを、アンモニウムポリ(フッ化水素)錯体NH4 H
(x-1 ) Fx (式中のx≧約2.55)が得られるような
比で入れる。この液を急速に攪拌しながら、スパージャ
を通してこの液に気体F2 を供給する。このF2 はアン
モニウムポリ(フッ化水素)錯体と反応してNF3 を非
常に選択的に生成し、それとともに副生物のHFと少量
のN2 が生成する。別に、上記の液に気体NH 3 をスパ
ージャを通して同時に供給し、HFと反応させてF2 と
の反応のためにより多くのアンモニウムポリ(フッ化水
素)錯体を生じさせる。NH3 を加える比率は、メルト
比が≧約2.55にとどまるようなレベルに維持され
る。気体NH3 を同時に供給してもしなくても高いNF
3 收率が認められるが、とは言え連続プロセスが望まし
く、それゆえNH3 の同時の供給が有利である。これら
の反応の大要は次のとおりであり、ここではx≧約2.
55である。
で実質的に液を生じさせるようなアンモニア又はアンモ
ニウムイオンのいずれの供給源も使用することができよ
う。例えば、NH3 、NH4 F、NH4 HF2 、NH4
Cl、NH4 Br、NH4 I、NH4 NO3 、(N
H4 )2 SO4 及び(NH4 )2 CO3 を含めた、アン
モニア又はアンモニウム塩のような供給源を使用するこ
とができよう。アンモニウムフルオロメタレートと適切
な量のHFとの反応により生成されて実質的に液を生じ
させる錯体のアンモニウムフルオロメタレートポリ(フ
ッ化水素)も使用することができよう。このアンモニウ
ム錯体の包括的クラスは(NH4 )y MFz・nHFで
表すことができ、この式のMは元素の周期表のIA族か
らVA族まで、IB族からVIIB族まで及びVIII
族の元素又はそれらの混合物からなる群から選ばれ、y
=1〜4、z=2〜8であり、そしてnは存在している
反応条件においてアンモニウム錯体を液として維持する
のに十分な値である。このクラスの化合物は、フッ化ア
ンモニウム、HF及び金属フッ化物の反応により、ある
いはアンモニウムポリ(フッ化水素)と金属フッ化物の
反応により生成することもできよう。
に、高いメルト比からNF3 のより高い選択率が得られ
ることを見いだした。従って、本発明のもう一つの側面
は、おおよそ2.55以上のメルト比で、且つ50%以
上、好ましくは60%以上、最も好ましくは80%以上
のNF3 選択率で、反応を行うことである。
表1のとおりである。
を強力に混合又は攪拌することを組み合わせた場合に三
フッ化窒素の思いも寄らない高い收率とフッ素の高い添
加率が得られるということが分かった。混合又は攪拌は
典型的には、攪拌機又はタービンによりなされる。この
かき混ぜ又は攪拌の程度は、所定の攪拌機又はタービン
の形状寸法を基にして反応器の単位容積当たりの動力と
して表すことができる。本発明では、攪拌した反応器に
おいては、1000W/m3 以上、好ましくは5000
W/m3 以上、最も好ましくは35,000W/m3 以
上の動力でNF 3 收率の向上した結果の得られることが
分かった。これらの動力の値は、平ブレードタービンの
設計のかき混ぜ機又は攪拌機を基にしており、そしてこ
のほかのかき混ぜ機又は攪拌機の設計又は形状寸法につ
いての対応するあるいは同等の値は下記において検討さ
れる文献に見られる相関関係を基に計算することができ
る。
拌が高いF2 添加率を得るのに必要な要件である。向上
した混合又は攪拌の状態では、反応物ガスのF2 が液体
のフッ化水素アンモニウム(AAF)中に十分分散す
る。分散の度合いが上昇するとF2 ガスと液体AAFと
の接触が増加して、それゆえ反応速度が上昇する。ガス
分散度はまた、ガスが液と接触したままである時間にも
効果を及ぼす。これは滞留時間又は接触時間として知ら
れている。通常、ガスの分散が多くなるとガスのホール
ドアップ(分散した液中におけるガスの空間率)が多く
なり、それゆえ液中のガスの滞留時間が増加する。より
長い滞留時間は反応物が反応する時間を長くさせ、そし
てより高い転化率をもたらす。このように、高いメルト
比で操作するという本発明においては、気−液物質移動
速度と接触時間の両方が従来技術よりも向上した收率を
与えるのに十分高くなるように分散度の高いことが必要
とされる。
の設計のために利用するための理論とモデルは、工学分
野で十分確立され且つ受け入れられている。Bakke
rらによる最近の論文“How to Dispers
e Gases in Liquids”, Chem
ical Engineering, Dec. 19
94, pp98−104には、気−液混合を最適化す
るための設計基準と標準的相関関係が要約されており、
また気−液混合についてもっと詳細に技術の現状を検討
している他の文献が参照されている。この論文は、一般
に受け入れられた理論と相関関係に関して、本発明で必
要とされる向上した混合又は攪拌をどのように定量化す
るかの以下に掲げる説明の基礎を形成している。
ることにより混合の強さ又はガス分散の度合いを定量化
することは、気−液反応器では普通のことである。その
場合、以下で検討するように、気−液物質移動速度と接
触時間は単位容積当たりの動力供給量Pg /Vl に依存
する。ガスのホールドアップαは、次のように定義され
る。
の気−液混合物の容積であり、Zu はガスを液に分散さ
せないていない反応器内の液の容積である。接触時間τ
は次のようにして計算される。
あり、Qg は液に分散するガスの体積流量である。接触
時間はVg を介して次のようにガスホールドアップに関
係づけられる。
る。
させることにより接触時間を増加させることができる。
係により容積当たりの動力供給量を増加させることでガ
スホールドアップを増加させることができる。
力供給量であり、υは見かけのガス速度であり、Ca 、
A及びBは定数である。やはり攪拌した反応器について
言えば、気−液物質移動速度はこの相関関係に従い単位
容積当たりの動力供給量を増加させることにより増加さ
せられ、ここでkL aは容積物質移動係数であって、下
記の式で表され、
s, “Liquid Circulation In
A Draft−Tube Bubble Colu
mn”, Chemical Engineering
Science, Vol.40, No.3,
p.449(1985)に記載されているように、動力
供給量Pg はガス流量から得られる。それは液を通り抜
けて膨張する気泡によりなされる等温仕事により概算す
ることができ、すなわち次の通りであり、
して表せば次の通りであり、
り、Aは塔の断面積であり、ρm は高さHm の二相混合
物の密度である。上記の文献では、αとkL aは通常、
見かけのガス速度υに関係づけられ、単位容積当たりの
動力供給量には関係づけられない。とは言え、反応器の
圧力と液の高さが与えられと、気泡等についての単位容
積あたりの動力供給量は見かけのガス速度に正比例す
る。
たりの動力供給量を使用することによって、攪拌反応器
あるいは気泡塔のどちらかにおける反応物の混合又は攪
拌の度合いを表現することができる。本発明の攪拌反応
器の例において得られた動力供給量の値は、Bakke
rらによる次の式
ー動力数であり、ρは液密度であり、Nはインペラー回
転速度であり、Dはインペラーの直径である。乱流下で
は、インペラー動力数は一定であって、その値はBak
kerらの論文の表2に示されたようにインペラーのタ
イプに依存する。本発明の攪拌反応器の例では,平ブレ
ードのディスクタービンを乱流で使用した。こうして、
5.50のインペラー動力数が式(15)に適用され
る。ほかのインペラータイプを使用すれば、この発明の
例で計算されたものとは異なる動力供給量の値が得られ
よう。詳しく言うと、湾曲ブレードタービンを使用すれ
ば動力供給量は42%少なくなろう。このように、単位
容積当たりの動力供給量の絶対値はインペラータイプに
より変わるものであって、半径流の平ブレードタービン
インペラー及び凹面ブレードタービンインペラーが気─
液攪拌にとって最も有効で且つ受け入れられるタイプで
ある。
の度合いはガス速度υを使ってもっともよく相関関係が
示される、ということを再度強調すべきである。更に、
本発明を実施するため適切な度合いの混合又は攪拌を高
いHF含有量とともに達成するのは、攪拌反応器あるい
は気泡反応器に限定されない。“ChemicalRe
actor Development”, D.Tho
enes, Kluwer Academic Pub
lishers, Dordrecht,The Ne
therlands (1994) pp98−114
に見られる、本発明にとって有効であろうその他の反応
器には、ガスリフト反応器、ベンチュリ−ループ反応
器、気/液サイクロン及び遠心分離反応器、スプレー塔
及びスプレーサイクロン反応器、流下薄膜反応器、充填
塔反応器、そしてインラインスタティックミキサー反応
器が含まれるが、その他の反応器はこれらに限定されな
い。
平ブレードタービンを基にして少なくとも1000W/
m3 という容積当たりの動力として表される増大した混
合又は攪拌で、三フッ化窒素の合成を行うことの特有の
利益を、以下の例により説明する。
F3 の選択率と収率に及ぼす効果を示す実験を説明す
る。2.0リットルのモネル(Monel、商標)製反
応容器(直径4インチ(101.6mm)、深さ12イ
ンチ(304.8mm))に1.6kgのフッ化水素ア
ンモニウムNH4 HF2 を入れ、130℃に加熱してこ
の固形物を溶融させて、容積がほぼ1.22リットルの
液にした。この反応器には冷却用のコイル又はバッフ
ル、熱電対プローブ、液中へのF2 入口管、NH3 入口
管、圧力計、圧力逃がし弁、排気口、及び攪拌機を備え
つけた。35,288W/m3 に相当する毎分1600
回転(rpm)の攪拌速度で、F2 を200スタンダー
ド立方センチメートル/分(sccm)及びNH3 を6
0sccmで液中へ送り込んだ。HF/NH3 メルト比
を2.28〜2.85の範囲にわたり変動させた。次に
掲げる実験結果が、液における指示されたHF/NH3
メルト比で得られた(このほかのデータは、NF3 収率
及びNF3 選択率を基にしてそれぞれ図1及び図2にグ
ラフにして示される)。
と、とりわけ従来技術の2.2〜2.5という範囲より
高く上昇させることが、どんな具合にNF3 の選択率と
収率の著しい上昇をもたらすかを示している。言い換え
ると、これらのより高いメルト比での操作はNF3 を製
造するための反応(1)を著しく増進し、そして反応
(2)と(3)の度合いを最小限にする。増進の度合い
は、反応(1)が反応器へ供給されたフッ素が受ける反
応の95%より多くの割合を決まって占めるようなもの
であった。この増進は従来技術によっては達成されず、
それでは反応(1)は反応器へ供給されたF2 が受ける
反応の決まって50%未満の割合を占めるだけであり、
そして反応(2)が反応したF2 の50%より高い割合
をいつも占めた。
析により決定されて、反応器へ供給されたF2 の全量を
基にしており、そして転化率は反応器からの出口流で測
定された未反応のF2 の量を基にしている。
(GC)を利用して気相生成物を分析し、F2 転化率、
生成物の選択率と収率を決定した。このガスクロマトグ
ラフィー法は、最初に生成物流からNaFとの錯体形成
あるいはコールドトラップ(−80℃)での液化により
気体のHFを取り除き、次に高表面積のAl2 O3 との
次に示す反応によりいずれの未反応のF2 も理論上0.
5当量のO2 に変えることを必要とした。
の残りの混合物は標準的なガスクロマトグラフィー法で
分析した。これらのGCデータを使って、NF3 の収率
(%)を、〔3(生成したNF3 のモル数)/供給した
F2 のモル数〕100として計算した。NF3 の選択率
(%)は、〔3(生成したNF3 のモル数)/反応した
F2 のモル数〕100として計算し、そしてF2 転化率
(%)は〔反応したF2のモル数/供給したF2 のモル
数〕100として計算した。供給したF2 のモル数と反
応したF2 のモル数は、反応器の排気流(HFの除去
後)中の全部の生成物のGC分析からのモル濃度(%)
を、これらの濃度の生成物を生成するのに必要とされる
F2 反応物の理論的必要量とともに使用して計算され
る。
の収率とF2 の転化率に及ぼす効果を示す実験を説明す
る。先の例で説明した同じ反応器を、200sccmの
F2 供給流量で130℃で再び使用した。三つの異なる
HF/NH3 メルト比(MR)を使用した。単位容積当
たりの動力が551、4,411及び35,288W/
m3 での結果を図3に示す。NH3 は、HF/NH3 比
が2.65での実験についてのみ同時に供給した。これ
らの結果は、より高いHF/NH3 メルト比において、
最高の攪拌速度あるいは単位容積当たりの動力で最良の
収率が得られることを示している。従来技術の特徴とな
るHF/NH3 メルト比(x=2.3)では、攪拌速度
あるいは単位容積当たりの動力が増加するにつれてNF
3 の収率の改善はほとんど見られない。F2 転化率は、
図3と同じ実験について図4に示したように、やはり攪
拌速度あるいは単位容積当たりの動力に依存する。高い
メルト比においては、転化率は攪拌速度が低下するにつ
れて急速に低下する一方で、2.3の従来技術の比では
攪拌速度が低下するにつれF2 転化率の低下はほとんど
あるいは少しも見られない。図3のデータを下記の表3
に、また図4のデータを下記の表4に示す。
ぼす効果を示す実験を説明する。先の例で説明した同じ
反応器を、攪拌速度を1600rpm(動力=35,2
88W/m3 )に維持する一方で温度を125℃から1
50℃まで変化させて、再び使用した。図5に結果とと
もに示したように、HF/NH3 メルト比(MR)も変
動させた。2.81の最高のメルト比では、温度を13
0℃から150℃まで上昇させたときのNF3 収率の低
下は最小限ものに過ぎなかった。それより低い比では、
温度を上昇させるにつれ収率が低下するというより著し
い効果が認められた。各HF/NH3 メルト比について
の最高の収率は125〜130℃で得られた。高いHF
/NH3 メルト比では、従来技術を代表する低いメルト
比とは対照的により低い温度で高いNF3 収率が維持さ
れた。
泡塔反応器とを比べる実験を説明する。直径が2インチ
(50.8mm)で高さが72インチ(1829mm)
のモネル(商標)の容器の底部に直径1/4インチ
(6.35mm)の水平なスパージャ管を取り付け、上
部に排気フランジを取り付けた。従来技術の反応器の設
計をこの発明の新しい条件で試験するため、直径1イン
チ(25.4mm)、高さ20インチ(505mm)の
円筒カラムを、2インチ(50.8mm)の容器内の上
記の水平スパージャより上に同心円状に配置した。この
内側カラムの全部に、まさしく従来技術のように、モネ
ル(商標)のメッシュスクリーンワイヤを充填した。例
1から得られた結果をここで表にして示し、そして米国
特許第4091081号明細書に記載された従来技術か
らの結果及びより高いHF/NH3 メルト比でこの攪拌
なしの気泡塔反応器で実施した実験からの結果と比較す
る(表5)。
らの結果は、従来技術の反応器は攪拌した反応器を使っ
て得られた並外れて高い収率を与えないことを証明して
いる。更に、従来技術からの傾向は溶融液中のHF含有
量が増加するにつれ収率が低下することを示している。
れるという思いも寄らない改良は、攪拌反応器において
約2.55以上のHF/NH3 比で操作することの結果
であって、そのことは従来技術においては試みられなか
った。液体サブストレートの気体フッ素化を使用する従
来技術で報告された一番高いNF3 収率は63%(米国
特許第4091081号)であり、実験室規模の実験か
ら得られたものであった。実際の工業規模の試験では、
40〜50%の典型的収率が得られた。本発明の実験室
での研究では、90%のNF3 収率と97%のNF3 選
択率が証明された。これらの改良もやはり、従来技術と
異なる二つのファクター、すなわち(1)2.2〜2.
5という従来の容認できる範囲よりも高いHF/NH3
メルト比を使用し、それが思いも寄らぬことにNF3 選
択率を上昇させること、そして(2)単位容積当たりの
動力数として表される反応器のかき混ぜ又は攪拌が強力
であり、それがF2 転化率とNF3 選択率を上昇させる
こと、によるものである。
に減少させ、それにより廃棄物の量を減少させる。従来
技術の方法では、HF廃棄物はNH3 を加えることでア
ンモニウムポリ(フッ化水素)に転化される。これは、
1ポンド(0.454kg)のNF3 当たり3.5ポン
ド(1.59kg)のフッ化水素アンモニウムに等しい
重大な廃棄物流である。従来技術の方法におけるこの廃
棄物の問題は、USAF Propellant Ha
ndbooks, Vol.III, Part A,
Nitrogen Trifluoride, Sy
stems Design Criteria, pp
7−7 to 7−10(AFRPL−TR−77−7
1)(1978年1月)において存在が認められてい
る。下記の表6に示された本発明の方法と米国特許第4
091081号明細書の従来技術の方法とで廃棄物の発
生を比較すると、従来技術の方法により生成されるアン
モニウム錯体反応物NH4 Fx HFは、実際の実験デー
タを基にするかあるいは計算されたデータを使用した相
当する収率を基にして、本発明を上回ることが明らかで
ある。本発明は米国特許第4091081号よりも多く
のHF副生物を生じさせるとは言え、この副生物は更に
利用するため当該プロセスへ容易に再循環させることが
できる。ところが、アンモニウム錯体NH4 Fx HFは
従来技術の方法によって本発明の方法よりもかなり多量
に生成され、そしてこの廃棄物は再循環されずに、何ら
かのやり方で処分しなくてはならない。不用のフッ素を
再使用可能なHFではなくそれほど望ましくないアンモ
ニウム錯体に割り当てることは、従来技術の方法を本発
明の方法よりもかなり望ましくないものにする。本発明
の方法は、1ポンド(0.454kg)のNF3 当たり
フッ化水素アンモニウムの廃棄物を1.35ポンド
(0.612kg)生じさせるだけであり、米国特許第
4091081号と比べて61%の減少になる。表6に
提示された値は、本発明については2.8のメルト比に
対応しており、米国特許第4091081号については
2.3のメルト比に対応している。
を説明したが、本発明の正式の範囲は特許請求の範囲か
ら確認すべきである。
まで変動させた場合における三フッ化窒素合成について
の本発明の好ましい態様についてNF3 收率をHF含有
量(HF/NH3 メルト比)に対しプロットしたグラフ
である。メルト比の高いところで向上したNF3 收率が
得られた。動力は、攪拌した反応器1m3 当たり35,
000ワットであった。
F3 選択率をHF含有量(HF/NH3 メルト比)に対
しプロットしたグラフである。
ルト比(MR=2.65、2.85)での本発明の二つ
の好ましい態様について低いメルト比(MR=2.3)
での例と比較してNF3 收率を動力/容積比(W/
m3 )に対しプロットしたグラフである。本発明の高い
メルト比での高いNF3 收率は動力/容積比に敏感であ
る一方、従来技術の特色をよく示す低いメルト比は動力
/容積比に敏感でない。
タについてF2 転化率を動力/容積比(W/m3 )に対
しプロットしたグラフである。ここでも、三フッ化窒素
合成において高いメルト比は低いメルト比よりも動力/
容積比に敏感である。
対してプロットしたグラフであり、三フッ化窒素の合成
において高いメルト比(MR)は低温では低メルト比よ
りも温度に対しそれほど敏感でないことを説明してい
る。
85まで変化させた三フッ化窒素合成用の本発明の攪拌
反応器の態様(黒丸印)、(b)米国特許第40910
81号明細書の従来技術(白抜き三角印)、及び(c)
高いメルト比での無攪拌の気泡塔(白抜き四角印)につ
いて、NF3 收率をHF含有量(HF/NH3 メルト
比)に対してプロットしたグラフである。本発明の攪拌
反応器は、低いメルト比では、従来技術及び高いメルト
比での気泡塔と同様の結果を示した。本発明の高いメル
ト比での攪拌反応器は、従来技術及び高いメルト比での
気泡塔よりもNF3 收率が高かった。
Claims (24)
- 【請求項1】 フッ素反応物と、NH4 H(x-1) Fx 、
(NH4 )y MFz・nHF及びそれらの混合物からな
る群より選ばれたアンモニウム錯体反応物(これらの式
において、xは2.55以上であり、yは1〜4であ
り、zは2〜8であり、nは反応条件において当該アン
モニウム錯体反応物を実質的に液として維持するのに十
分な値であり、そしてMは元素の周期表のIA族からV
A族まで、IB族からVIIB族まで及びVIII族の
元素、並びにそれらの混合物からなる群より選ばれる)
とを反応させ、且つこれらの反応物をNF3 の収率を少
なくとも65%に維持する比率で混合することによる、
三フッ化窒素の合成方法。 - 【請求項2】 前記反応物をNF3 の収率を少なくとも
80%に維持する比率で混合する、請求項1記載の方
法。 - 【請求項3】 前記反応物をNF3 の収率を少なくとも
90%に維持する比率で混合する、請求項1記載の方
法。 - 【請求項4】 前記反応を攪拌反応器で行う、請求項1
記載の方法。 - 【請求項5】 前記反応を気泡塔反応器で行う、請求項
1記載の方法。 - 【請求項6】 前記反応を当該反応系に連続的に加えら
れるフッ素とアンモニア源を用いて連続式に行う、請求
項1記載の方法。 - 【請求項7】 前記アンモニア源をNH3 、NH4 F、
NH4 HF2 、NH 4 Cl、NH4 Br、NH4 I、N
H4 NO3 、(NH4 )2 SO4 及び(NH 4 )2 CO
3 並びにそれらの混合物からなる群から選ぶ、請求項6
記載の方法。 - 【請求項8】 xが2.65以上である、請求項1記載
の方法。 - 【請求項9】 xが2.85以上である、請求項1記載
の方法。 - 【請求項10】 前記反応の温度が93〜204℃の範
囲内にある、請求項1記載の方法。 - 【請求項11】 前記反応の温度が121〜160℃の
範囲内にある、請求項7記載の方法。 - 【請求項12】 前記反応の圧力を0〜400psig
(0〜2760kPa(ゲージ圧))の範囲に維持す
る、請求項1記載の方法。 - 【請求項13】 前記反応の圧力を0〜50psig
(0〜345kPa(ゲージ圧))の範囲に維持する、
請求項9記載の方法。 - 【請求項14】 フッ素反応物と、NH4 H(x-1) Fx
反応物(この式のxは2.55以上である)とを反応さ
せ、且つこれらの反応物を混合手段を使って、平ブレー
ドタービンを含む混合手段を基にして1m3 当たり10
00ワット以上の動力を当該混合手段に供給して得られ
る混合レベルで混合することによる、三フッ化窒素の合
成方法。 - 【請求項15】 前記動力が5000W/m3 以上であ
る、請求項14記載の方法。 - 【請求項16】 前記動力が35,000W/m3 以上
である、請求項14記載の方法。 - 【請求項17】 xが2.65以上である、請求項14
記載の方法。 - 【請求項18】 xが2.85以上である、請求項14
記載の方法。 - 【請求項19】 フッ素反応物と、NH4 H
(x-1) Fx 、(NH4 )y MF z ・nHF及びそれらの
混合物からなる群より選ばれたアンモニウム錯体反応物
(これらの式において、xは2.55以上であり、yは
1〜4であり、zは2〜8であり、nは反応条件におい
て当該アンモニウム錯体反応物を実質的に液として維持
するのに十分な値であり、そしてMは元素の周期表のI
A族からVA族まで、IB族からVIIB族まで及びV
III族の元素、並びにそれらの混合物からなる群より
選ばれる)とを反応させ、且つこれらの反応物をNF3
の選択率を50%以上に維持する比率で混合することに
よる、三フッ化窒素の合成方法。 - 【請求項20】 xが2.65以上である、請求項19
記載の方法。 - 【請求項21】 xが2.85以上である、請求項19
記載の方法。 - 【請求項22】 前記NF3 の選択率が60%以上であ
る、請求項19記載の方法。 - 【請求項23】 前記NF3 の選択率が80%以上であ
る、請求項19記載の方法。 - 【請求項24】 フッ素反応物と、NH4 H(x-1) Fx
のアンモニウム錯体反応物(この式のxは2.55以上
である)とを反応させ、且つこれらの反応物をNF3 の
収率を少なくとも65%に維持する比率で混合すること
による、三フッ化窒素の合成方法。
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