JPH09208503A - 新規液晶化合物、ネマチック液晶組成物及びこれを用いた液晶表示装置 - Google Patents
新規液晶化合物、ネマチック液晶組成物及びこれを用いた液晶表示装置Info
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- JPH09208503A JPH09208503A JP8316170A JP31617096A JPH09208503A JP H09208503 A JPH09208503 A JP H09208503A JP 8316170 A JP8316170 A JP 8316170A JP 31617096 A JP31617096 A JP 31617096A JP H09208503 A JPH09208503 A JP H09208503A
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Abstract
な温度範囲が広く、応答性に優れた液晶材料及びこれを
用いた液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 一般式(I-0) 【化1】 (R10:C1〜10の直鎖状アルキル)の化合物、
(1)一般式(I-1)及び(I-2) 【化2】 (R11、R12:C1〜5の直鎖状アルキル基、アルコキ
シ基、アルケニル基、R 13:C1〜5の直鎖状アルキル
基、アルコキシ基)の液晶成分A:2〜40重量%、+
2以上の誘電率異方性(Δε)の化合物を少なくとも2
種以上含む液晶成分B:20〜90重量%で含有、ε≧
3、TN-I≧70℃、T→N≦−10℃のネマチック液晶
組成物及びこれらを用いた液晶表示装置。
Description
料として有用な液晶化合物、ネマチック液晶組成物及び
これを用いた液晶表示装置に関する。
(ツイスティッド・ネマチック液晶表示素子)があり、
時計、電卓、電子手帳、ポケットコンピュータ、ワード
プロセッサ、パーソナルコンピュータなどに使用されて
いる。一方、OA機器の処理情報の増加に伴い、一画面
に表示される情報量が増大しており、シェファー(Sche
ffer)等[SID '85 Digest, 120頁(1985年)]、あるい
は衣川等[SID '86 Digest,122頁(1986年)]によって、
STN(スーパー・ツイスティッド・ネマチック)−LCDが
開発され、ワードプロセッサ、パーソナルコンピュータ
などの高情報処理用の表示に広く普及しはじめている。
的でアクティブアドレッシング駆動方式が提案されてい
る。(Proc.12th International Display Research Con
ference p.503 1992年)この様な液晶材料として、弾性
定数比K33/K11が1.5前後、誘電率異方性△ε
や粘性が比較的小さいことと併せて、特に複屈折率△n
が大きいものが要求されている。また、カラーフィルタ
ー層を用いないでカラー表示ができる方法として、液晶
と位相差板の複屈折性を利用した新規反射型カラー液晶
表示方式が提案されている。(テレビジョン学会技術報
告 vol.14 No10.p.51 1990年)この様な液晶材料とし
て、光の波長の違いによってより大きな位相差が現れる
ものがよいことから、特に複屈折率△nが大きいものが
要求されており、現在も新しい液晶化合物あるいは液晶
組成物の提案がなされている。
STN-LCDの電気光学特性を改善するには、粘性が小さく
弾性定数が大きい粘弾性に優れることあるいは複屈折率
△nの大きい液晶材料が必要である。また、電気光学特
性がより改善され、液晶材料のより高い化学的安定性、
液晶表示の高速応答性及び駆動温度範囲のより広い特性
についても必要である。しかし、依然として問題が残さ
れたままである。より具体的には、スメクチック相や結
晶相が出現しやすい傾向を有するため、電気光学特性に
優れ、且つ広い温度範囲で駆動可能な液晶表示装置を作
製することに問題があり、暗い画質を補う目的で付加さ
れたバックライト等に対する耐熱性等に優れることが必
要とされている。
問題を解決あるいはより改善することにあり、粘弾性が
優れあるいは複屈折率△nが大きく、駆動可能な温度範
囲が広く、応答性に優れたネマチック液晶組成物を提供
することにあり、この液晶組成物を構成材料として用い
た、電気光学特性の改善された液晶表示装置を提供する
ことにある。
するために、 1.一般式(I-0)
状アルキル基を表わす。)で表わされる化合物。 2.(1)一般式(I-1)及び(I-2)
炭素原子数1〜5の直鎖状アルキル基、アルコキシ基又
はアルケニル基を表わし、R13は炭素原子数1〜5の直
鎖状アルキル基又はアルコキシ基を表わす。)で表わさ
れる化合物からなる第1群から選ばれる1種又は2種以
上の化合物からなる液晶成分Aを2〜40重量%の範囲
で含有し、+2以上の誘電率異方性(Δε)の化合物を
少なくとも2種以上含む液晶成分Bを20〜90重量%
の範囲で含有してなる液晶組成物であって、且つ該組成
物の誘電率異方性(Δε)が3以上であり、ネマチック
相−等方性液体相転移温度(TN-I)が70℃以上であ
り、結晶相又はスメクチック相−ネマチック相転移温度
(T→N)が−10℃以下であることを特徴とするネマチ
ック液晶組成物。 3.液晶成分Bとして、(2)一般式(II-1)〜(II-
3)
素原子数2〜7の直鎖状アルキル基、アルケニル基又は
CsH2s+1-O-CtH2tを表わし、s及びtはそれぞれ独
立的に1〜5の整数を表わし、X21〜X23はそれぞれ独
立的にフッ素原子、塩素原子、−OCF3、−OCH
F2、−CF3又は−CNを表わし、Y21〜Y28はそれぞ
れ独立的に水素原子又はフッ素原子を表わし、Z21〜Z
23はそれぞれ独立的に単結合、−COO−、−C2H4−
又は−C4H8−を表わし、Z24、Z25はそれぞれ独立的
に単結合、−COO−又は−C≡C−を表わし、k及び
lはそれぞれ独立的に0又は1の整数を表わし、各化合
物におけるシクロヘキサン環の水素原子(H)は重水素
原子(D)で置換されていても良い。)で表わされる化
合物からなる第2群から選ばれる化合物を含有すること
を特徴とする上記2記載のネマチック液晶組成物。 4.液晶成分A及び液晶成分Bの他に、加えることがで
きる液晶成分Cとして、(3)一般式(III-1)〜(III
-3)
素原子数2〜7の直鎖状アルキル基又はアルケニル基を
表わし、R34〜R36はそれぞれ独立的に炭素原子数1〜
7の直鎖状アルキル基、アルコキシ基、アルケニル基又
はアルケニルオキシ基を表わし、Y31は水素原子、フッ
素原子又は−CH3を表わし、Y32、Y33はそれぞれ独
立的に水素原子又はフッ素原子を表わし、Z31〜Z34は
それぞれ独立的に単結合、−COO−、−C2H4−又は
−C4H8−を表わし、Z35は単結合、−C≡C−又は−
COO−を表わし、環Aはシクロヘキサン環又はシクロ
ヘキセン環を表わし、m、n及びpはそれぞれ独立的に
0又は1の整数を表わす。)で表わされる化合物からな
る第3群から選ばれる化合物を含有することを特徴とす
る上記2又は3記載のネマチック液晶組成物。 5.上記2、3又は4記載のネマチック液晶組成物を用
いたアクティブ・マトリクス形液晶表示装置。 6.上記2、3又は4記載のネマチック液晶組成物を用
いたツイスティッド・ネマチック又はスーパー・ツイス
ティッド・ネマチック液晶表示装置。 7.液晶層の厚さが1〜5μmであることを特徴とする
上記5又は6記載の液晶表示装置。を前記課題の解決手
段として見出した。
物、ネマチック液晶組成物及びこれを用いた液晶表示装
置の一例について説明する。
状アルキル基を表わす。)で表される4−(3−ブテニ
ル)−4’−アルキルビフェニルはこれまで具体的報告
例のない新規化合物である。液晶材料として有用であ
り、一般式(I-0)において好ましくは炭素原子数1〜5
の直鎖状アルキル基である。
ついて更に説明をする。4−アルケニル−4’−アルキ
ルビフェニル誘導体としては既に報告例がある。(J.J.
Mallon et al., Mol. Cryst. Liq. Cryst. Inc. Nonli
n. Opt., 157 25 (1988)に記載。)しかしながら、そこ
に示される4−アルケニル−4’−アルキルビフェニル
誘導体は、式(R−1)あるいは式(R−2)
炭素原子数が6〜8と大きく、またその二重結合の位置
がビフェニル骨格から離れすぎているため、優れた効果
を示し難い。
は、例えば以下のようにして製造することができる。 一般式(A)
同じ意味を表わす。)で表わされるベンズアルデヒド誘
導体に、式(B)
せ、次いで酸処理することにより、一般式(C)
同じ意味を表わす。)で表わされるビフェニルエタナー
ル誘導体を得ることができる。次に、これに同様の操作
を繰り返すことにより、一般式(D)
同じ意味を表わす。)で表わされるビフェニルプロパナ
ール誘導体を得ることができ、これに式(E)
ることにより、本発明の一般式(I-0)の化合物を得る
ことができる。 ここで原料として用いた一般式(A)のベンズアルデヒ
ド誘導体は、
同じ意味を表わす。)に示されるように、対応するベン
ゾニトリルを水素化ジイソブチルアルミニウム(DIB
AL−H)で還元するか、あるいは、
同じ意味を表わし、Xはハロゲン原子を表わす。)に示
されるように、対応するハロゲン化ビフェニルから調製
したグリニヤール反応剤をジメチルホルムアミド(DM
F)等のホルミル化剤と反応させるか、あるいは、
同じ意味を表わす。)に示されるように、対応するベン
ジルアルコール誘導体をCr(VI)系の酸化剤を用いて酸化
すること等により得ることができる。
合物も同様の方法により製造することができる。ところ
で、前述の式(R−1)あるいは式(R−2)の化合物
は、対応するω−ブロモアルキルビフェニル誘導体をト
リメチルアミンで4級アンモニウム塩とし、次いで酸化
銀(I)で処理してから加熱することにより得られてい
る。この方法では出発原料のω−ブロモアルキルビフェ
ニル誘導体は、対応するハロゲン化ビフェニル誘導体か
ら調製したグリニヤール反応剤を1,6−ジブロモヘキ
サンや1,8−ジブロモオクタンと反応させることによ
り得ているが、この反応はジブロモアルカンにおいて2
個の臭素原子が充分離れている場合には問題ないが、比
較的近接している場合には副反応が生じやすい。本発明
の一般式(I-0)の化合物を合成する場合に原料を得るた
めには、グリニヤール反応剤を1,4−ジブロモブタン
と反応させる必要があるが、この反応により4−ブロモ
ビフェニル誘導体を得ることはかなり困難である。従っ
て、式(R−1)や式(R−2)の化合物と同様の合成
方法により本発明の一般式(I-0)の化合物を製造するこ
とは容易ではないことが明らかである。
される化合物の代表例を以下に示す。 No.(1−2−1) 4−(3−ブテニル)−4’−メチルビフェニル No.(1−2−2) 4−(3−ブテニル)−4’−エチルビフェニル No.(1−2−3) 4−(3−ブテニル)−4’−プロピルビフェニル 相転移温度: Sm 70 I No.(1−2−4) 4−(3−ブテニル)−4’−ブチルビフェニル No.(1−2−5) 4−(3−ブテニル)−4’−ペンチルビフェニル No.(1−2−6) 4−(3−ブテニル)−4’−ヘプチルビフェニル ここでSmは帰属不明のスメクチック相を、Iは等方性
液体相をそれぞれ示す。
(1−2−3)の化合物と等しいが、両側鎖がともにア
ルキル基を有する公知の化合物である下記
の液晶相上限温度は約40℃である。No.(1−2−
3)の化合物の相転移温度と比較すると、本発明に関わ
るNo.(1−2−3)の化合物の液晶相上限温度のほう
が約30゜も高いことがわかる。
び(I-2)
炭素原子数1〜5の直鎖状アルキル基、アルコキシ基又
はアルケニル基を表わし、R13は炭素原子数1〜5の直
鎖状アルキル基又はアルコキシ基を表わす。)で表わさ
れる化合物からなる第1群から選ばれる1種又は2種以
上の化合物からなる液晶成分Aを2〜40重量%の範囲
で含有し、+2以上の誘電率異方性(Δε)の化合物を
少なくとも2種以上含む液晶成分Bを20〜90重量%
の範囲で含有してなる液晶組成物であって、且つ該組成
物の誘電率異方性(Δε)が3以上であり、ネマチック
相−等方性液体相転移温度(TN-I)が70℃以上であ
り、結晶相又はスメクチック相−ネマチック相転移温度
(T→N)が−10℃以下であることを特徴とするネマチ
ック液晶組成物を提供する。
1)及び(I-2)で表わされる化合物からなる第1群から
選ばれる1種又は2種以上の化合物からなる液晶成分
A、及び誘電率異方性が+2以上の化合物を少なくとも
2種以上からなる液晶成分Bを含有するものであり、こ
れによって、液晶層の光学異方性を高め、あるいは粘弾
性を優位にすることができ、駆動可能な温度範囲特に低
温側で広くさせることができる。液晶成分Aとしては、
上記の第1群より選ばれる化合物の少なくとも1種以上
を必要とし、1〜8種の範囲が好ましく、1〜4種の範
囲がより好ましい。液晶成分Bにおいては、誘電率異方
性が+2以上の化合物は、少なくとも2種以上を必要と
し、3〜15種の範囲が好ましい。また、誘電率異方性
が+8〜+13の化合物、+14〜+18の化合物、+
18以上の化合物から適時選んで含有させることが好ま
しく、所定の駆動電圧や応答特性を得ることができる。
この場合、+8〜+13の誘電率異方性の化合物は1〜
10種の範囲で混合することが好ましく、+14〜+1
8の化合物は1〜8種の範囲で混合することが好まし
く、+18以上の化合物は1〜10種の範囲で混合する
ことが好ましい。この効果は、液晶成分Aを5〜30重
量%の範囲で、液晶成分Bを20〜90重量%の範囲
で、好ましくは20〜70重量%の範囲で含有させるこ
とによって、更に特段のものとなる。
晶相又はスメクチック相−ネマチック相転移温度T→N
は−10℃以下であるが、好ましくは−20℃以下、更
に好ましくは−30℃以下である。また、ネマチック相
−等方性液体相転移温度TN- Iは70℃以上であるが、
好ましくは80℃以上、更に好ましくは90℃以上であ
る。本発明の液晶組成物は、誘電率異方性Δεが3以上
であるが、5以上が好ましく、6〜16あるいは17〜
28の範囲が好ましい。また、複屈折率△nは、0.0
8〜0.28の範囲が特に好ましい。
性を有する液晶化合物の好ましいものとしては、以下に
示すものである。即ち、液晶化合物の化学構造は棒状で
あり、中央部分が1個から4個の六員環を有したコア構
造を有し、中央部分長軸方向の両端に位置する六員環
が、液晶分子長軸方向に相当する位置で置換された末端
基を有し、両端に存在する末端基の少なくとも一方が極
性基であること、即ち例えば−CN、−OCN、−NC
S、−F、−Cl、−NO2、−CF3、−OCF 3、−
OCHF2である化合物である。
物は、R11及びR12がそれぞれ独立的に炭素原子数1〜
5の直鎖状アルキル基、アルコキシ基又はアルケニル基
であることがことが好ましく、一般式(I-1)ではR11
とR12の一方がメチル基、一般式(I-2)ではR13がメ
チル基であることがより好ましい。複屈折率Δnが大き
く、粘度が小さいことを目的とする場合、アルケニル基
を有する化合物を多用することが好ましく、特にCH2=
CH2-(CH2)u(u=0、2)の化合物が好ましい。こ
のことは、液晶成分B、Cについても同様である。この
様にして、本発明の液晶組成物は、(1)一般式(I-
1)及び(I-2)の化合物からなる第1群から選ばれる化
合物を含有することで、複屈折率Δnが大きく、粘度が
小さく、比抵抗や電圧保持率が高いという特徴を有す
る。
(II-1)〜(II-3)
素原子数2〜7の直鎖状アルキル基、アルケニル基又は
CsH2s+1-O-CtH2tを表わし、s及びtはそれぞれ独
立的に1〜5の整数を表わし、X21〜X23はそれぞれ独
立的にフッ素原子、塩素原子、−OCF3、−OCH
F2、−CF3又は−CNを表わし、Y21〜Y28はそれぞ
れ独立的に水素原子又はフッ素原子を表わし、Z21〜Z
23はそれぞれ独立的に単結合、−COO−、−C2H4−
又は−C4H8−を表わし、Z24、Z25はそれぞれ独立的
に単結合、−COO−又は−C≡C−を表わし、k及び
lはそれぞれ独立的に0又は1の整数を表わし、各化合
物におけるシクロヘキサン環の水素原子(H)は重水素
原子(D)で置換されていても良い。)で表わされる化
合物からなる第2群から選ばれる化合物を含有すること
が好ましい。
で表わされる化合物は、より具体的には一般式(II-4)
〜(II-21)
Y28は前記におけると同じ意味を表わす。)で表わされ
る化合物であり、これらの誘電率異方性は+2以上であ
る。第1表は、その代表的な化合物例(No.2-1〜2-1
6)であり、その相転移温度を示したものである。
又は等方性液体相に相転移する温度を、c.p.は液晶相
から等方性液体相に相転移する温度をそれぞれ表わし、
いずれも「℃」を表わす。また、各化合物は、蒸留、カ
ラム精製、再結晶等の方法を用いて不純物を除去し、充
分精製したものを使用した。
-1)〜(II-3)の化合物からなる第2群から選ばれる化
合物を含有することで、駆動電圧を低減させることがで
き、粘度が比較的小さく、比抵抗や電圧保持率が比較的
高いという特徴を有する。特に、一般式(II-4)〜(II
-10)、一般式(II-12)〜(II-16)の化合物はこの効
果に優れている。また、一般式(II-13)、(II-15)、
(II-17)〜(II-21)の化合物は、0.5〜30%と少
量の添加によってこの効果を得ることができ、優れてい
る。
5のアルキル基又はアルケニル基が好ましく、特にアル
ケニル基を有する化合物を少なくとも1種以上含有させ
ることが好ましい。R22は炭素原子数2〜5のアルキル
基、アルケニル基又はアルコキシ基の化合物が好まし
い。
おいて、液晶成分A及び液晶成分Bの他に加えることが
できる液晶成分Cとして、(3)一般式(III-1)〜(I
II-3)
素原子数2〜7の直鎖状アルキル基又はアルケニル基を
表わし、R34〜R36はそれぞれ独立的に炭素原子数1〜
7の直鎖状アルキル基、アルコキシ基、アルケニル基又
はアルケニルオキシ基を表わし、Y31は水素原子、フッ
素原子又は−CH3を表わし、Y32、Y33はそれぞれ独
立的に水素原子又はフッ素原子を表わし、Z31〜Z34は
それぞれ独立的に単結合、−COO−、−C2H4−又は
−C4H8−を表わし、Z35は単結合、−C≡C−又は−
COO−を表わし、環Aはシクロヘキサン環又はシクロ
ヘキセン環を表わし、m、n及びpはそれぞれ独立的に
0又は1の整数を表わす。)で表わされる化合物からな
る第3群から選ばれる化合物を含有することができる。
化合物の代表的なものの例(No.3-1〜3-5)とその相
転移温度を下記第2表に示す。尚、表中、Cは結晶相、
Sはスメクチック相、Nはネマチック相、Iは等方性液
体相を意味し、相転移温度は「℃」を表わす。
特に好ましい化合物として、以下に一般式(III-4)〜
(III-17)を示す。
おけると同じ意味を表わす。) これらの化合物は、必須成分である(1)一般式(I-
1)及び(I-2)で表わされる化合物からなる第1群から
選ばれる1種又は2種以上の化合物からなる液晶成分A
の化合物と良く混合する特徴を有し、低温でのネマチッ
ク相を改善させるのに有用である。
1)〜(III-3)で表わされる化合物からなる第3群から
選ばれる化合物を含有することで、粘度を低減させるこ
とができ、比抵抗や電圧保持率が比較的高いという特徴
を有する。特に、一般式(III-4)〜(III-10)、(III
-12)、(III-13)、(III-15)〜(III-17)で表わさ
れる化合物が好ましく、R31〜R33が炭素原子数2〜5
の直鎖状アルキル基又はCH2=CH2-(CH2)u(u=
0、2)のアルケニル基である化合物を少なくとも1種
以上含有させることにより好ましい効果が得られる。更
に、特に一般式(III-7)〜(III-9)、(III-13)及び
Y31が水素原子である一般式(III-15)〜(III-17)の
化合物は、3〜30%と少量の添加によってこの効果を
得ることができる。
(III-4)〜(III-12)で表わされる化合物群から選ば
れる化合物及び/又は一般式(III-13)〜(III-17)で
表わされる化合物群から選ばれる化合物を含有すること
によって液晶組成物の複屈折率Δnを用途に応じて容易
に最適化することができ、一般式(III-4)〜(III-1
2)の化合物を多用することによって液晶表示装置の色
むらの低減、視角特性の向上、コントラスト比の増加を
容易に達成することができる。また、一般式(III-13)
〜(III-17)の化合物を多用することで、液晶層の厚さ
が1〜5μmの薄い液晶表示素子の作製を可能とするこ
とができ、低い駆動電圧、高速応答性を有する素子用の
液晶材料として有用である。
1)〜(III-3)で表わされる化合物以外にも、液晶組成
物の特性を改善するために、液晶化合物として認識され
る通常のネマチック液晶、スメクチック液晶、コレステ
リック液晶などを含有していてもよい。しかしながら、
これらの化合物を多量に用いることはネマチック液晶組
成物の特性が低減することになるので、添加量は得られ
るネマチック液晶組成物の要求特性に応じて制限される
ものである。
は、高速応答性のTN-LCDやSTN-LCDに有用であり、また
カラーフィルター層を用いなくても、液晶層と位相差板
の複屈折性でカラー表示をすることができる液晶表示素
子に有用なものであり、透過型あるいは反射型の液晶表
示素子に用いることができる。この液晶表示素子は、透
明性電極層を有する少なくとも一方が透明である基板を
有し、この基板間に前記ネマチック液晶組成物の分子を
ねじれた配向にさせ、目的に応じて30°〜360°の
範囲で選択することができ、90°〜270°の範囲で
選択することが好ましく、45°〜135°の範囲又は
180°〜260°の範囲で選択することが特に好まし
い。この場合、透明性電極基板に設けられる配向膜によ
って得られるプレチルト角は、1°〜20°の範囲で選
択することが好ましく、ねじれ角が30°〜100°で
は1°〜4°のプレチルト角が好ましく、ねじれ角が1
00°〜180°では2°〜6°のプレチルト角が好ま
しく、ねじれ角が180°〜260°では3°〜12°
のプレチルト角が好ましく、ねじれ角が260°〜36
0°では6°〜20°のプレチルト角が好ましい。この
ように、本発明は、上記したようなネマチック液晶組成
物を用いたアクティブ・マトリクス形、ツイスティッド
・ネマチックあるいはスーパー・ツイスティッド・ネマ
チック液晶表示装置をも提供するものである。
性、より高いネマチック相−当方性液体相転移温度を得
るために、液晶成分A、液晶成分B及び液晶成分Cの各
々の化合物から以下のようにして組成物を調製した。よ
り低いしきい値電圧を有する液晶組成物を得るには、例
えば液晶成分Aから一般式(I-2)の化合物、液晶成分
Bとして先に示した一般式(II-4)、一般式(II-1
3)、一般式(II-17)の化合物、液晶成分Cとして先に
示した一般式(III-7)、一般式(III-8)、一般式(II
I-13)、一般式(III-16)の化合物を組み合わせるから
選ばれることが好ましい。また、より低粘性を有する液
晶組成物を得るには、例えば液晶成分Aから一般式(I-
2)の化合物、液晶成分Bとして先に示した一般式(II-
7)、一般式(II-14)、一般式(II-18)の化合物、液
晶成分Cとして先に示した一般式(III-7)、一般式(I
II-13)、一般式(III-16)、一般式(III-17)の化合
物を組み合わせるから選ばれることが好ましい。また、
より高いネマチック相−等方性液体相転移温度を有する
液晶組成物を得るには、例えば液晶成分Aから一般式
(I-1)、一般式(I-2)の化合物、液晶成分Bとして先
に示した一般式(II-18)、一般式(II-21)の化合物、
液晶成分Cとして先に示した一般式(III-8)、一般式
(III-16)、一般式(III-17)の化合物を組み合わせる
から選ばれることが好ましい。
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。また、以下の実施例の組成物における「%」は「重
量%」を意味する。
をアンプル管に入れ、真空脱気後窒素置換の処理をして
封入し、150℃、1時間の加熱促進テストを行い、こ
の液晶組成物の電圧保持率を測定した。実施例中、測定
した特性は以下の通りである。
移温度(℃) Vth : セル厚6μmのTN-LCDを構成した時のしきい
値電圧(V) γ : 飽和電圧(Vsat)とVthの比 △ε : 誘電異方性 △n : 複屈折率 η : 20℃での粘度(c.p.)
4’−プロピルビフェニル(一般式(I-0)、R10=プロ
ピルの化合物)の合成
ル)ベンズアルデヒドの合成 4−(4−プロピルフェニル)ベンゾニトリル21gを
トルエン120mLに溶解し、−20℃に冷却した。攪
拌下に水素化ジイソブチルアルミニウム(DIBAL−
H,1.5Mトルエン溶液)75.3mLを15分間で
滴下し、さらに同温度で2.5時間攪拌した。水、次い
で10%塩酸を加え水層を弱酸性とした後、室温に戻し
た。有機層を分離後、水、次いで飽和食塩水で洗滌し、
無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥させた。溶媒を溜去し
て、4−(4−プロピルフェニル)ベンズアルデヒド2
1.1gを得た。 (1−ロ) 4’−プロピルビフェニル−4−エタナー
ルの合成 塩化メトキシメチルトリフェニルホスホニウム37.2
gをトルエン120mL及びテトラヒドロフラン(TH
F)40mL中に懸濁させ、0℃に冷却した。t−ブト
キシカリウム12.2gを内温が10℃を越えないよう
に注意しながら加え、さらに5℃で1時間攪拌してウィ
ッティヒ反応剤を調製した。これに上記(1−イ)で得
た4−(4−プロピルフェニル)ベンズアルデヒド2
1.1gの90mLトルエン溶液を1時間かけて滴下し
た。さらに30分間攪拌した後、室温に戻し、水150
mLを加え、有機層を分離した。有機層を濃縮し、ヘキ
サン300mLを加え、不溶のトリフェニルホスフィン
オキシドを濾別した。ヘキサン層をメタノール/水=2
/1の混合溶媒で洗滌した後、濃縮して、油状の粗生成
物約24gを得た。これをTHF75mLに溶解し、1
0%塩酸50mLを加え、1時間加熱攪拌した。放冷
後、酢酸エチル100mLで抽出し、有機層は水で洗滌
後無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥させた。溶媒を溜去し
て4’−プロピルビフェニル−4−エタナール22gを
得た。このものの純度は約50%と高くなかったが、そ
のまま次の反応に用いた。 (1−ハ) 4’−プロピルビフェニル−4−プロパナ
ールの合成 上記(1−ロ)で得た4‘−プロピルビフェニル−4−
エタナール22gを(1−ロ)と同様にして、塩化メト
キシメチルトリフェニルホスホニウムとt−ブトキシカ
リウムから調製したウィッティヒ反応剤と反応させ、粗
生成物約24gを得た。これをシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=9/1)を用い
て精製して4’−プロピルビフェニル−4−プロパナー
ル9.6gを得た。 (1−ニ) 4−(3−ブテニル)−4’−プロピルビ
フェニルの合成 ヨウ化メチルトリフェニルホスホニウム19.9gをト
ルエン60mL及びTHF20mL中に懸濁させ、0℃
に冷却した。t−ブトキシカリウム5.6gを内温が1
0℃を越えないように注意しながら加え、さらに5℃で
1時間攪拌してウィッティヒ反応剤を調製した。これに
上記(1−ハ)で得た4’−プロピルビフェニル−4−
プロパナール9.6gの50mLトルエン溶液を1時間
かけて滴下した。さらに30分間攪拌した後、室温に戻
し、水100mLを加え、有機層を分離した。有機層を
濃縮し、ヘキサン200mLを加え、不溶のトリフェニ
ルホスフィンオキシドを濾別した。ヘキサン層をメタノ
ール/水=2/1の混合溶媒で洗滌した後、濃縮して粗
生成物8.5gを得た。これをシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(ヘキサン)を用いて精製して、4−(3
−ブテニル)−4’−プロピルビフェニル7.0gを得
た。この化合物は室温ではスメクチック液晶相であり、
加熱時70℃で等方性液体相となった。
1を調製し、この組成物の諸特性を測定した。結果は以
下の通りであった。 TN-I: 79.2 ℃ T→N : −40. ℃ Vth : 1.59 V △ε : 7.4 △n : 0.175 η : 18.7 c.p.
「S−811」(メルク社製)を添加して混合液晶を調
製した。一方、対向する平面透明電極上に「サンエバー
610」(日産化学社製)の有機膜をラビングして配向膜
を形成し、ツイスト角220度のSTN-LCD表示用セルを作製
した。上記の混合液晶をこのセルに注入して液晶表示装
置を構成し、表示特性を測定した。その結果、しきい値
電圧が低く、高時分割特性に優れ、速応答性が改善され
たSTN-LCD表示特性を示す液晶表示装置が得られた。一
般式(I-2)のアルケニル基をアルキル基に換えた従来
の化合物と比べ、速応答性が特段に改善され66mse
cを得た。これは本発明の液晶組成物が粘弾性に優れる
ことによるものと思われる。
による混合液晶の固有らせんピッチPと表示用セルのセ
ル厚dが、Δn・d=0.85、d/P=0.53とな
るように添加した。
2を調製し、この組成物の諸特性を測定した。結果は以
下の通りであった。 TN-I: 86.2 ℃ T→N : −45. ℃ Vth : 2.20 V △ε : 4.8 △n : 0.198 η : 17.3 c.p. テスト前の電圧保持率 : 99.1% 加熱促進テスト後電圧保持率 : 98.3%
ト後の電圧保持率が高いことから、熱に安定であること
が理解できる。またこの組成物を構成材料とするアクテ
ィブ・マトリクス液晶表示装置を作製したところ、漏れ
電流が小さくフリッカの発生しない優れたものであるこ
とが確認できた。
ル物質「S−811」(メルク社製)を添加して混合液
晶を調製した。一方、対向する平面透明電極上に「サン
エバー610」(日産化学社製)の有機膜をラビングして
配向膜を形成し、ツイスト角220度のSTN-LCD表示用セル
を作製した。上記の混合液晶をこのセルに注入して液晶
表示装置を構成し、表示特性を測定した。その結果、し
きい値電圧が低く、高時分割特性に優れ、速応答性が改
善されたSTN-LCD表示特性を示す液晶表示装置が得られ
た。
による混合液晶の固有らせんピッチPと表示用セルのセ
ル厚dが、Δn・d=0.85、d/P=0.53とな
るように添加した。
3を調製し、この組成物の諸特性を測定した。結果は以
下の通りであった。 TN-I: 96.4 ℃ T→N : −30. ℃ Vth : 2.01 V γ : 1.12 △ε : 7.1 △n : 0.223 η : 23.3 c.p. テスト前の電圧保持率 : 99.2% 加熱促進テスト後電圧保持率 : 98.0%
ト後の電圧保持率が高いことから、熱に安定であること
が理解できる。またこの組成物を構成材料とするアクテ
ィブ・マトリクス液晶表示装置を作製したところ、漏れ
電流が小さくフリッカの発生しない優れたものであるこ
とが確認できた。
値電圧が低く、急峻性も文献『高速液晶技術』(63
頁、(株)シーエムシー社出版)中に示された液晶表示の
光学的急峻性の限界値である1.12と同じ値を示して
いる。従って、このNo.3−1の液晶組成物は高時分
割駆動に有用であることが理解できる。
セル厚dが2.2μmのTN-LCDを構成してその表示特性
を測定したところ、しきい値電圧が1.75V、応答速
度が1.2msecを示す液晶表示装置が得られた。
長分散を測定したところ、光の波長650nmに対する
400nmでの比が1.15以上であった。この液晶材
料は、光の波長の違いによってより大きな位相差が現れ
ていることから、カラーフィルター層を用いないでカラ
ー表示を行う、液晶と位相差板の複屈折性を利用した新
規反射型カラー液晶表示方式に有用なものである。
用である。また、本発明のネマチック液晶組成物は、粘
弾性に優れる、あるいは複屈折率Δnが大きく、広い温
度範囲でネマチック相を示し、また、電圧保持率が高
く、化学的安定性が高いことが明らかである。従って、
本発明のネマチック液晶組成物は、アクティブ・マトリ
クス形、ツイスティッド・ネマチックあるいはスーパー
・ツイスティッド・ネマチック液晶表示装置に用いるこ
とができる。
ー表示をする液晶表示素子を提供することができる。特
に、大きな複屈折率により液晶層の厚みdを低減でき応
答特性を改善でき、特に情報量の多い表示特性を提供で
きる。
Claims (7)
- 【請求項1】 一般式(I-0) 【化1】 (式中、R10は炭素原子数1〜10の直鎖状アルキル基
を表わす。)で表わされる化合物。 - 【請求項2】 (1)一般式(I-1)及び(I-2) 【化2】 (式中、R11及びR12はそれぞれ独立的に炭素原子数1
〜5の直鎖状アルキル基、アルコキシ基又はアルケニル
基を表わし、R13は炭素原子数1〜5の直鎖状アルキル
基又はアルコキシ基を表わす。)で表わされる化合物か
らなる第1群から選ばれる1種又は2種以上の化合物か
らなる液晶成分Aを2〜40重量%の範囲で含有し、+
2以上の誘電率異方性(Δε)の化合物を少なくとも2
種以上含む液晶成分Bを20〜90重量%の範囲で含有
してなる液晶組成物であって、且つ該組成物の誘電率異
方性(Δε)が3以上であり、ネマチック相−等方性液
体相転移温度(TN-I)が70℃以上であり、結晶相又は
スメクチック相−ネマチック相転移温度(T→N)が−1
0℃以下であることを特徴とするネマチック液晶組成
物。 - 【請求項3】 液晶成分Bとして、(2)一般式(II-
1)〜(II-3) 【化3】 (式中、R21〜R23はそれぞれ独立的に炭素原子数2〜
7の直鎖状アルキル基、アルケニル基又はCsH2s+1-O
-CtH2tを表わし、s及びtはそれぞれ独立的に1〜5
の整数を表わし、X21〜X23はそれぞれ独立的にフッ素
原子、塩素原子、−OCF3、−OCHF2、−CF3又
は−CNを表わし、Y21〜Y28はそれぞれ独立的に水素
原子又はフッ素原子を表わし、Z21〜Z23はそれぞれ独
立的に単結合、−COO−、−C2H4−又は−C4H8−
を表わし、Z24、Z25はそれぞれ独立的に単結合、−C
OO−又は−C≡C−を表わし、k及びlはそれぞれ独
立的に0又は1の整数を表わし、各化合物におけるシク
ロヘキサン環の水素原子(H)は重水素原子(D)で置
換されていても良い。)で表わされる化合物からなる第
2群から選ばれる化合物を含有することを特徴とする請
求項2記載のネマチック液晶組成物。 - 【請求項4】 液晶成分A及び液晶成分Bの他に、加え
ることができる液晶成分Cとして、(3)一般式(III-
1)〜(III-3) 【化4】 (式中、R31〜R33はそれぞれ独立的に炭素原子数2〜
7の直鎖状アルキル基又はアルケニル基を表わし、R34
〜R36はそれぞれ独立的に炭素原子数1〜7の直鎖状ア
ルキル基、アルコキシ基、アルケニル基又はアルケニル
オキシ基を表わし、Y31は水素原子、フッ素原子又は−
CH3を表わし、Y32、Y33はそれぞれ独立的に水素原
子又はフッ素原子を表わし、Z31〜Z34はそれぞれ独立
的に単結合、−COO−、−C2H4−又は−C4H8−を
表わし、Z35は単結合、−C≡C−又は−COO−を表
わし、環Aはシクロヘキサン環又はシクロヘキセン環を
表わし、m、n及びpはそれぞれ独立的に0又は1の整
数を表わす。)で表わされる化合物からなる第3群から
選ばれる化合物を含有することを特徴とする請求項2又
は3記載のネマチック液晶組成物。 - 【請求項5】 請求項2、3又は4記載のネマチック液
晶組成物を用いたアクティブ・マトリクス形液晶表示装
置。 - 【請求項6】 請求項2、3又は4記載のネマチック液
晶組成物を用いたツイスティッド・ネマチック又はスー
パー・ツイスティッド・ネマチック液晶表示装置。 - 【請求項7】 液晶層の厚さが1〜5μmであることを
特徴とする請求項5又は6記載の液晶表示装置。
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