JPH06219971A - ジアリール誘導体の製造法 - Google Patents

ジアリール誘導体の製造法

Info

Publication number
JPH06219971A
JPH06219971A JP5076440A JP7644093A JPH06219971A JP H06219971 A JPH06219971 A JP H06219971A JP 5076440 A JP5076440 A JP 5076440A JP 7644093 A JP7644093 A JP 7644093A JP H06219971 A JPH06219971 A JP H06219971A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diyl
alkyl
chlorine
trans
formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5076440A
Other languages
English (en)
Inventor
Richard Buchecker
リヒャルト・ブヘッケル
Guy Marck
ギー・マルク
Alois Villiger
アロイス・フィリゲル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
F Hoffmann La Roche AG
Original Assignee
F Hoffmann La Roche AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by F Hoffmann La Roche AG filed Critical F Hoffmann La Roche AG
Publication of JPH06219971A publication Critical patent/JPH06219971A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K19/00Liquid crystal materials
    • C09K19/04Liquid crystal materials characterised by the chemical structure of the liquid crystal components, e.g. by a specific unit
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07BGENERAL METHODS OF ORGANIC CHEMISTRY; APPARATUS THEREFOR
    • C07B37/00Reactions without formation or introduction of functional groups containing hetero atoms, involving either the formation of a carbon-to-carbon bond between two carbon atoms not directly linked already or the disconnection of two directly linked carbon atoms
    • C07B37/04Substitution
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C17/00Preparation of halogenated hydrocarbons
    • C07C17/26Preparation of halogenated hydrocarbons by reactions involving an increase in the number of carbon atoms in the skeleton
    • C07C17/263Preparation of halogenated hydrocarbons by reactions involving an increase in the number of carbon atoms in the skeleton by condensation reactions
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C45/00Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds
    • C07C45/61Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups
    • C07C45/67Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups by isomerisation; by change of size of the carbon skeleton
    • C07C45/68Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups by isomerisation; by change of size of the carbon skeleton by increase in the number of carbon atoms
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F5/00Compounds containing elements of Groups 3 or 13 of the Periodic Table
    • C07F5/02Boron compounds
    • C07F5/025Boronic and borinic acid compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F5/00Compounds containing elements of Groups 3 or 13 of the Periodic Table
    • C07F5/02Boron compounds
    • C07F5/027Organoboranes and organoborohydrides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F5/00Compounds containing elements of Groups 3 or 13 of the Periodic Table
    • C07F5/02Boron compounds
    • C07F5/05Cyclic compounds having at least one ring containing boron but no carbon in the ring

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Pyridine Compounds (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 塩基の存在下でのハロゲン化アリールもしく
はハロゲン化ヘテロアリール、またはフルオロアルキル
スルホン酸アリールもしくはフルオロアルキルスルホン
酸ヘテロアリールと芳香族ホウ酸または芳香族ホウ酸誘
導体とのカップリングによるジアリーレン類の製造方法
であって、担体物質に担持されるパラジウムの存在下で
該カップリングを実施することを特徴とする方法。 【効果】 上記方法は、液晶化合物および主として液晶
化合物の合成のための広範囲な中間体の、経済効率がよ
く、製造上の問題もない方法であり、高価な触媒に代え
て、商業的に容易に入手できる公知のパラジウム水素化
触媒を用い得る点が特に有利である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はジアリール誘導体の新規
な製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】適当
な離脱基を有するアリーレン類と、有機ホウ素化合物ま
たは芳香族ホウ酸もしくは芳香族ホウ酸誘導体とを直接
カップリングさせる方法は公知である。例えば、金属で
触媒される有機ホウ素化合物とのそのようなカップリン
グは、ヨーロッパ特許公開公報第354,434号明細
書に記載されている。パラジウムで触媒される、芳香族
ホウ酸と対応するハロゲン化アリールとのカップリング
も記載されている[Synth. Comm. 11,513(1981) ]。以
前から公知であるカップリングに共通することは、金属
触媒が常に金属錯体の形で存在するか、または少なくと
も配位子の存在下で用いられることである。
【0003】パラジウムで触媒されるハロゲン化アリー
ルもしくはハロゲン化ヘテロアリールまたはフルオロア
ルキルスルホン酸アリールもしくはフルオロアルキルス
ルホン酸ヘテロアリールと芳香族ホウ酸またはそれらの
誘導体とのカップリングは、塩基の存在下で、配位子を
少しも加えずに成功裡に進行すること、すなわち、担体
物質に担持される(例えば水素化触媒の形での)パラジ
ウムをそのカップリングに使用できることが見出され
た。この方式では、ジアリーレン類の製造、特に液晶化
合物の合成中間体の製造および液晶化合物それ自体の製
造のための非常に簡単な方法が提供される。
【0004】したがって、本発明の目的は、塩基の存在
下でのハロゲン化アリールもしくはハロゲン化ヘテロア
リール、またはフルオロアルキルスルホン酸アリールも
しくはフルオロアルキルスルホン酸ヘテロアリールと芳
香族ホウ酸または芳香族ホウ酸誘導体とのカップリング
によるジアリーレン類の新規な製造法である。この方法
は担体物質に担持されるパラジウムの存在下でこのカッ
プリングを実施することを含む。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、塩基の存在下
でのハロゲン化アリールもしくはハロゲン化ヘテロアリ
ール、またはフルオロアルキルスルホン酸アリールもし
くはフルオロアルキルスルホン酸ヘテロアリールと芳香
族ホウ酸または芳香族ホウ酸誘導体とのカップリングに
よるジアリーレン類の製造方法であって、担体物質に担
持されるパラジウムの存在下で該カップリングを実施す
ることを特徴とする方法に関する。
【0006】本発明の方法はジアリール誘導体の合成に
一般的に使用できるが、一般式(I)で示されるジアリ
ーレン類の製造に特に重要である。
【0007】
【化11】
【0008】これは、本発明に従って塩基の存在および
担体物質に担持されるパラジウムの存在下で、一般式
(II)で示されるハロゲン化アリールもしくはハロゲン
化ヘテロアリール、またはフルオロアルキルスルホン酸
アリールもしくはフルオロアルキルスルホン酸ヘテロア
リールと、一般式(III )または(III −1)で示され
る芳香族ホウ酸、その無水物または芳香族ホウ酸誘導体
とをカップリングさせることによって実施される。
【0009】
【化12】
【0010】
【化13】
【0011】式(I)〜(III )および(III −1)中
の記号は下記の意味を有する。
【0012】R1 およびR2 は、互いに独立して、水素
または所望により1個以上のメチレン基が−O−、−C
OO−、−OOC−、−CO−、−CHY−および/も
しくは−CY2 −で置換されていてよい炭素原子数1〜
12個の直鎖もしくは分岐鎖(所望によりキラルの)
の、アルキルもしくはアルケニルであるか;あるいはア
ルキニル、ハロゲン、シアノ、−OH、−Q−CHO、
−Q−CH(OR5 )(OR6 )または式(IV)、
(V)もしくは(VI):
【0013】
【化14】 で示される基であり;
【0014】Yはフッ素、塩素、−CN、メチルまたは
−CF3 であり;環Aは1,4−フェニレン(それは非
置換または1個以上の置換基を有する)、ピリジン−
2,5−ジイル、ピリミジン−2,5−ジイル、ピラジ
ン−3,5−ジイル、ピリダジン−3,6−ジイル、ナ
フタレン−2,6−ジイル、テトラリン−2,6−ジイ
ル、チオフェン−2,5−ジイル、1,3,4−オキサ
ジアゾール−2,5−ジイルまたは1,3,4−チオジ
アゾール−2,5−ジイルであり;X1 およびX2 は、
互いに独立して、水素、フッ素、塩素、−CN、−NO
2 、−NH2 または低級アルキルであり;Zは離脱基で
あり;R3 およびR4 は水素または低級アルキルであ
り;Eは式(a):
【0015】
【化15】
【0016】で示される基であり;Qは単結合またはア
ルキレン基であり;R5 およびR6 は低級アルキルであ
るか;またはR5 とR6 が一緒になって−(CH2p
−のアルキレンジイル基であり;pは2または3の整数
であり;Z1 およびZ2 は、互いに独立して、単結合、
−CH2 −CH2 −、−COO−、−OOC−、−CH
2 −0−、−0−CH2 −、−CH=CH−、−C≡C
−、−(CH24 −、−(CH23 O−、−O(C
23 −またはトランス形の−CH=CH−(CH
22 −、−(CH22 −CH=CH−、−O−CH
2 −CH=CH−もしくは−CH=CH−CH2 O−で
あり;環BおよびCは、互いに独立して、1,4−フェ
ニレン(それは非置換または1個以上の置換基を有す
る)、ピリジン−2,5−ジイル、ピリミジン−2,5
−ジイル、ピラジン−3,5−ジイル、ピリダジン−
3,6−ジイル、ナフタレン−2,6−ジイル、テトラ
リン−2,6−ジイル、チオフェン−2,5−ジイル、
1,3,4−オキサジアゾール−2,5−ジイル、1,
3,4−チオジアゾール−2,5−ジイル;trans
−1,4−シクロヘキシレン、trans−1,3−ジ
オキサン−2,5−ジイル、trans−1,3−ジチ
アン−2,5−ジイル、trans−デカリン−2,6
−ジイルまたはビシクロ−[2,2,2]オクタン−
1,4−ジイルであり;nおよびmは、互いに独立し
て、0または1の整数であり;R7 は所望ならば1個以
上のメチレン基が−O−、−COO−、−OOC−、−
CO−、−CHY−および/もしくは−CY2 −で置換
されていてもよい炭素原子数1〜12個の直鎖もしくは
分岐鎖(所望ならばキラルの)アルキルもしくはアルケ
ニルであるか;またはアルキニル、−Q−CHOまたは
−Q−CH(OR5 )(OR6 )であり;そしてDは酸
素、CHOCH3 、CHQ−CHOまたはCHQ−CH
(OR5 )(OR6 )である。
【0017】本発明の範囲内では、パラジウムは担体物
質に担持される金属パラジウム、または担体物質に担持
されるパラジウム塩を意味する。
【0018】「ハロゲン」は、R1 およびR2 に関して
はフッ素、塩素または臭素を意味する。
【0019】「1,4−フェニレン(それは非置換また
は1個以上の置換基を有する)」という用語は、本発明
の範囲内では、1,4−フェニレン、2−フルオロ−
1,4−フェニレン、2,3−ジフルオロ−1,4−フ
ェニレン、2,6−ジフルオロ−1,4−フェニレン、
2−クロロ−1,4−フェニレン、2,3−ジクロロ−
1,4−フェニレン、2,6−ジクロロ−1,4−フェ
ニレン、2−シアノ−1,4−フェニレン、2,3−ジ
シアノ−1,4−フェニレン、2−ブロモ−1,4−フ
ェニレン、2−メチル−1,4−フェニレンおよびその
ような基を意味する。1,4−フェニレン、2−フルオ
ロ−1,4−フェニレン、2,3−ジフルオロ−1,4
−フェニレンまたは2,6−ジフルオロ−1,4−フェ
ニレンは特に好適である。
【0020】「所望ならば1個以上のメチレン基が−O
−、−COO−、−OOC−、−CO−、−CHY−お
よび(もしくは)−CY2 −で置換されていてもよい炭
素原子数1〜12個の直鎖もしくは分岐鎖(所望ならば
キラルの)の、アルキルもしくはアルケニル」という用
語は、本発明の範囲内では、例えばアルキル、アルコキ
シ、アルコキシアルキル、フルオロアルキル、フルオロ
アルコキシ、アルカノイルオキシ、アルコキシカルボニ
ル、アルカノイル、アルカノイルアルキルおよびそのよ
うな基、ならびに例えばC2 〜C12−1−アルケニル、
3 〜C12−2−アルケニル、C4 〜C12−3−アルケ
ニル、C5 〜C12−4−アルケニルまたは末端二重結合
を有するC3 〜C12アルケニル、C3 〜C12−2−アル
ケニルオキシ、C4 〜C12−3−アルケニルオキシ、末
端二重結合を有するアルケニルオキシ、アルケニルオキ
シアルキル、アルコキシアルケニルおよびそのような基
を包含する。
【0021】これと関連して、Yはフッ素、塩素、−C
N、メチルまたは−CF3 を意味する。
【0022】好ましいアルキル残基の例は、メチル、エ
チル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチ
ル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシ
ル、2−ブチル、2−ペンチル、2−ヘキシル、2−ヘ
プチル、2−オクチル、2−ノニル、2−デシル、2−
ウンデシル、2−ドデシル、イソプロピル、イソブチ
ル、tert−ブチル、2−メチルペンチル、2−メチ
ルヘキシル、2−メチルヘプチル、2−メチルオクチ
ル、2−メチルノニル、2−メチルデシル、2−メチル
ウンデシル、3−メチルペンチル、3−メチルヘキシ
ル、3−メチルヘプチル、3−メチルオクチル、3−メ
チルノニル、3−メチルデシル、3−メチルウンデシル
およびそのような基である。
【0023】好ましいアルコキシ残基の例は、メトキ
シ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ペンチルオキ
シ、ヘキシルオキシ、ヘプチルオキシ、オクチルオキ
シ、ノニルオキシ、デシルオキシ、ウンデシルオキシ、
ドデシルオキシ、2−ブトキシ、2−ペンチルオキシ、
2−ヘキシルオキシ、2−ヘプチルオキシ、2−オクチ
ルオキシ、2−ノニルオキシ、2−デシルオキシ、2−
ウンデシルオキシ、2−ドデシルオキシ、2−メチルブ
トキシ、4−メチルヘキシルオキシ、5−メチルヘプチ
ルオキシ、6−メチルヘプチルオキシおよびそのような
基である。
【0024】アルキルオキシアルキル残基の例は、メト
キシメチル、メトキシエチル、メトキシプロピル、メト
キシブチル、エトキシメチル、エトキシエチル、エトキ
シプロピル、エトキシブチル、プロポキシメチル、プロ
ポキシエチル、プロポキシプロピル、プロポキシブチル
その他である。
【0025】好ましいフルオロアルキル残基の例は、ジ
フルオロメチル、トリフルオロメチル、ペルフルオロエ
チル、ペルフルオロプロピル、ペルフルオロブチル、ペ
ルフルオロペンチル、ペルフルオロヘキシル、2−フル
オロヘキシル、3−フルオロプロピル、5−フルオロペ
ンチルおよびそのような基である。
【0026】好ましいフルオロアルコキシ残基の例は、
ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、ペルフル
オロエトキシ、ペルフルオロプロポキシ、2−フルオロ
ヘキシルオキシ、2−フルオロヘプチルオキシ、2−フ
ルオロオクチルオキシ、2−ヘキサノイルオキシ、2−
フルオロヘプタノイルオキシおよびそのような基であ
る。
【0027】好ましいアルカノイルオキシ残基の例は、
アセチル、プロパノイルオキシ、ブタノイルオキシ、ペ
ンタノイルオキシ、ヘキサノイルオキシ、ヘプタノイル
オキシ、オクタノイルオキシ、ノナノイルオキシ、デカ
ノイルオキシ、ウンデカノイルオキシ、ドデカノイルオ
キシおよびそのような基である。
【0028】好ましいアルコキシカルボニル残基の例
は、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポ
キシカルボニル、ブトキシカルボニル、ペンチルオキシ
カルボニル、ヘキシルオキシカルボニル、ヘプチルオキ
シカルボニル、オクチルオキシカルボニル、ノニルオキ
シカルボニル、デシルオキシカルボニル、ウンデシルオ
キシカルボニル、ドデシルオキシカルボニルおよびその
ような基である。
【0029】好ましいアルケニル残基の例は、ビニル、
1E−プロペニル、1E−ブテニル、1E−ペンテニ
ル、1E−ヘキセニル、1E−ヘプテニル、1E−オク
テニル、アリル、2−ブテニル、2−ペンテニル、2−
ヘキセニル、2−ヘプテニル、2−オクテニル、3−ブ
テニル、3E−ペンテニル、3E−ヘキセニル、3E−
ヘプテニル、3E−オクテニル、4−ペンテニル、4Z
−ヘキセニル、4Z−ヘプテニル、5−ヘキセニル、6
−ヘプテニル、7−オクテニルおよびそのような基であ
る。
【0030】好ましいC3 〜C12−2−アルケニルオキ
シ、C4 〜C12−3−アルケニルオキシおよび末端二重
結合を有するアルケニルオキシ残基の例は、アリルオキ
シ、2E−ブテニルオキシ、2E−ペンテニルオキシ、
2E−ヘキセニルオキシ、2E−ヘプテニルオキシ、3
−ブテニルオキシ、3Z−ペンテニルオキシ、3Z−ヘ
キセニルオキシ、3Z−ヘプテニルオキシ、4−ペンテ
ニルオキシ、5−ヘキセニルオキシ、6−ヘプテニルオ
キシ、アリルオキシメチルおよびそのような基である。
【0031】それぞれの場合のEおよびZは二重結合の
配置を示す。
【0032】「アルキニル」という用語は、本発明の範
囲内では、2〜12個の炭素原子を有する分岐鎖または
直鎖、好ましくは直鎖のアルキニル残基(三重結合は1
位または3位に位置する)を意味する。そのような好ま
しい残基の例は、エチニル、1−プロピニル、1−ブチ
ニル、1−ペンチニルおよびそのような基である。
【0033】「離脱基」という用語は、本発明の範囲内
では、例えば塩素、臭素もしくはヨウ素などのハロゲ
ン、または一般式−OSO2q2q+1(式中、qは1
〜4の整数)で示される、例えばトリフルオロメチルス
ルホン酸およびそのような基などのフルオロアルキルス
ルホン酸基を意味する。
【0034】「低級アルキル」という用語は、本発明の
範囲内では、メチル、エチル、プロピルおよびブチル、
特にメチルおよびエチルなどの1〜4個の炭素原子を有
する直鎖アルキル基を意味する。
【0035】「アルキレン」という用語は、本発明の範
囲内では、メチレン、エタン−1,2−ジイル、プロパ
ン−1,3−ジイルまたはブタン−1,4−ジイルを意
味する。
【0036】本発明の方法は、液晶化合物および主とし
て液晶化合物の合成のための広範囲な中間体の、経済効
率がよく、合成上の問題もない入手手段を提供する。
【0037】本方法は、一般式(I−a)で示される中
間体および化合物の製造に特に重要である。
【0038】
【化16】
【0039】一般式(I−a)中の記号は下記の意味を
有する:
【0040】R8 は臭素、塩素または所望により1個以
上のメチレン基が−O−、−COO−、−OOC−、−
CO−、−CHY−および/もしくは−CY2−で置換
されていてもよい炭素原子数1〜12個の直鎖もしくは
分岐鎖(所望ならばキラル)の、アルキルもしくはアル
ケニルであるか;あるいは−Q−CHO、−Q−CH
(OR5 )(OR6 )、または一般式(VII )、(VII
I)もしくは(IX):
【0041】
【化17】
【0042】で示される基であり;X1 、X2 およびX
3 は、互いに独立して、水素、フッ素、塩素またはメチ
ルであり;R9 はアルキル、アルコキシ、ジフルオロメ
トキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、
フッ素、塩素または−CNであり;Qは単結合または−
CH2 −CH2 −であり;Z1 およびZ2 は単結合、−
CH2 −CH2 −、−COO−、−OOC−、−CH2
−0−、−0−CH2 −、−CH=CH−または−C≡
C−であり;環Bは1,4−フェニレン(それは非置換
または1個以上の置換基を有する)、ピリジン−2,5
−ジイル、ピリミジン−2,5−ジイル、trans−
1,4−シクロヘキシレンまたはtrans−1,3−
ジオキサン−2,5−ジイルであり;Y、R5 、R6
7 およびDは上記のとおりである。
【0043】特に好ましい実施態様では、本発明の方法
は、一般式(I−b)、(I−c)、(I−d)および
(I−e)で示される中間体および化合物の合成に用い
られる。
【0044】
【化18】
【0045】一般式(I−b)〜(I−e)中の記号は
下記の意味を有する。
【0046】R10は塩素、臭素または所望ならば1個以
上のメチレン基が−O−、−COO−、−OOC−、−
CO−、−CHY−および/もしくは−CY2 −で置換
されていてもよい炭素原子数1〜12個の直鎖もしくは
分岐鎖(所望ならばキラル)の、アルキルもしくはアル
ケニルであるか;または−Q−CHOもしくは−Q−ジ
オキソランであり;R15はアルキル、アルケニル、−Q
−CHOまたは−Q−ジオキソランであり;Z1 、Z2
およびQは、互いに独立して、単結合または−CH2
CH2 −であり;X1 およびX2 は水素またはフッ素で
あり;Dは酸素、CHOCH3 、CHQ−CHOまたは
CHQ−ジオキソランであり;R9 およびYは上記のと
おりである。
【0047】本発明の方法を用いて製造できる液晶化合
物の合成のための特に好ましいそのような中間体の例を
下記に示す。
【0048】
【化19】
【0049】式(I−1)〜(I−11)中の記号は下
記の意味を有する。
【0050】X1 は水素またはフッ素であり;R11はフ
ッ素、塩素、−CN、アルキル、アルコキシ、ジフルオ
ロメトキシ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメ
トキシであり;Z1 およびZ2 は上記のとおりである。
【0051】本発明の方法を用いて製造できる特に好ま
しいそのような液晶化合物の例を下記に示す。
【0052】
【化20】
【0053】式(I−12)〜(I−19)中の記号は
下記の意味を有する。
【0054】X1 およびZ1 は上記のとおりであり;R
12はアルキル、アルケニルまたはアルコキシアルキルで
あり;R13はアルキル、アルコキシ、ジフルオロメトキ
シ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシで
ある。
【0055】カップリングには、R1 として、好ましく
は、例えばハロゲン、−OH、−Q−CHO、−Q−C
H(OR5 )(OR6 )などの更なる官能基または式
(V)もしくは(VI)の基(これは液晶化合物の中間体
の合成に適当であるか、または液晶化学の分野の通常の
側鎖を既に有している)を有する式(II)の出発物質を
用いる。
【0056】特に好ましい出発物質は式(II−a):
【化21】
【0057】(式中、R8 およびX3 は上記のとおりで
あり;Zは塩素、臭素、ヨウ素またはトリフルオロメチ
ルスルホン酸基、特に、臭素、ヨウ素またはトリフルオ
ロメチルスルホン酸基を意味する)で示される物質であ
る。
【0058】前述の一般式(II)、および特に一般式
(II−a)の出発物質と、一般式(III −a)の芳香族
ホウ酸、それらの無水物、例えば一般式(III −b)の
それ、または一般式(III −c)の芳香族ホウ酸エステ
ルとをカップリングさせる。
【0059】
【化22】
【0060】(式中、X1 、X2 、R3 、R4 およびR
9 は上記のとおりであり;E1 は式(b):
【0061】
【化23】 で示される基である)
【0062】特に好ましい実施態様では、一般式(III
−a)のホウ酸を本発明のカップリングに用いる。
【0063】前述のとおり、ジアリーレン類の製造のた
めの本発明のカップリングは、担体に担持されたパラジ
ウムの存在下で実施される。
【0064】担体物質としては、例えば木炭、酸化アル
ミニウム、炭酸カルシウム、炭酸ストロンチウムなどの
ような通常の水素化触媒の担体が考えられる。
【0065】パラジウム触媒としては、金属パラジウム
だけでなく、非還元パラジウム化合物、例えば、塩化パ
ラジウム(II)または酢酸パラジウム(II)のようなパ
ラジウム(II)塩も用いることができる。好ましくは、
木炭担持パラジウムを、例えば水素化触媒の形で触媒と
して用いる。
【0066】用いられる触媒の量は、通常、用いられる
一般式(II)の遊離体の量に対して約0.1モル当量、
好ましくは約0.04モル当量まで、特に好ましくは約
0.01モル当量までの量で用いられる。
【0067】カップリングは塩基の存在下で実施する。
この目的のためには、例えば炭酸ナトリウム、炭酸水素
ナトリウム、炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩
もしくはアルカリ金属炭酸水素塩、または、例えばジイ
ソプロピルアミン、トリエチルアミンのような低級アル
キルアミン類の、常用される無機または有機塩基がその
ようなカップリングに適している。アルカリ炭酸塩は、
水溶液または固体形態で用いることができる。用いられ
る塩基の量は臨界的ではないが、ホウ酸または対応する
ホウ酸誘導体に対して少くとも1当量でなければならな
い。
【0068】反応は反応条件下で不活性である種々の溶
媒中で実施することができる。溶媒としては、例えばメ
タノール、エタノールまたはプロパノールのような低級
アルコール類;例えばジメトキシエタン、テトラヒドロ
フラン、ジグリムまたはトリグリムなどのようなエーテ
ル類;例えばジメチルホルムアミドまたはN−メチルピ
ロリドンなどのようなアミド類;例えばベンゼン、トル
エンまたはキシレンのような芳香族炭化水素類が考えら
れる。例えばアルコール/水、芳香族炭化水素/水、エ
ーテル/水、アミド/水、アミド/アルコールなどのよ
うな混合溶媒も適している。
【0069】ジメトキシエタン、エタノール、ジメトキ
シホルムアミド、ジメトキシエタン/水またはトルエン
/水が特に好ましく、とりわけエタノールまたはジメト
キシエタン/水が好ましい。
【0070】本発明の方法における圧力および温度には
臨界的制限はない。反応は常圧そして50℃〜150℃
の温度で実施することができる。好ましくは還流温度で
反応を実施する。
【0071】本発明の方法は、液晶性ジアリーレン類に
対する、またはそのような液晶性ジアリーレン類へと誘
導する中間体に対する簡単な、かつ経済効率のよい入手
手段を提供する。本方法は前述の高価な触媒に代えて、
商業的に容易に入手できる公知のパラジウム水素化触媒
を用い得る点に特に関心が持たれるものである。
【0072】
【実施例】下記の実施例は本発明を例示するが、限定す
るものではない。
【0073】実施例1 p−ブロモベンズアルデヒド370mg(2ミリモル)、
p−フルオロフェニルホウ酸308mg(2.2ミリモ
ル)、5%の木炭担持パラジウム(DEGUSSA E
101N/D)43mg、ベンゼン10ml、エタノール
5mlおよび2モルの炭酸ナトリウム溶液10mlの混合物
を3時間加熱沸騰させ、触媒を濾去し、水相を分離し
た。有機相を1規定水酸化ナトリウム溶液、炭酸水素ナ
トリウム飽和溶液、次いで水で洗浄し、硫酸ナトリウム
で乾燥し、濾過し、濃縮した。得られた無色固体の粗製
生成物(373mg、理論値の93.2%)は、ガスクロ
マトグラフィーによれば、4’−フルオロ−4−ビフェ
ニルカルボキシアルデヒド95.1%、およびp−ブロ
モベンズアルデヒド3.1%を含有していた。これをそ
れ以上精製せずに液晶性1,3−ジオキサンの合成に用
いた。
【0074】実施例2 p−ブロモベンズアルデヒド185mg、p−フルオロフ
ェニルホウ酸154mg、5%の木炭担持パラジウム(D
EGUSSA E 101N/D)21.5mg、エタノ
ール18ml、水2mlおよびトリエチルアミン0.5mlの
混合物を5時間加熱沸騰させ、触媒を濾去し、濾液を濃
縮した。残渣をジエチルエーテルおよび水にとった。有
機相を1規定の水酸化ナトリウム溶液、炭酸水素ナトリ
ウム飽和溶液、次いで水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾
燥し、濾過し、濾液を濃縮した。帯黄色の残渣(176
mg、理論値の88%)は、ガスクロマトグラフィーによ
れば、4’−フルオロ−4−ビフェニルカルボキシアル
デヒド95.1%、およびp−ブロモベンズアルデヒド
3.0%を含有していた。
【0075】実施例3 トリフルオロメチルスルホン酸4−(trans−4−
プロピルシクロヘキシル)フェニル500mg(1.43
ミリモル)、フェニルホウ酸208mg(1.71ミリモ
ル)、5%の木炭担持パラジウム(DEGUSSA E
101R/D)90mg(0.03ミリモル)、固体炭
酸ナトリウム302gおよびジメチルホルムアルデヒド
5mlの混合物を90℃で15時間撹拌した。反応混合物
に木炭担持パラジウム45mgを更に加え、反応を更に1
5時間継続した。次いで、冷却した反応混合物をヘキサ
ンにとり、セライトを加えて濾過し、得られた透明溶液
を水で数回洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒
を蒸発させた後に、粗製の4−(trans−4−プロ
ピルシクロヘキシル)ビフェニル360mgを得たが、こ
れには遊離体17.4%が依然として含まれていた。
【0076】実施例4 1−ブロモ−4−エチルベンゼン588mg(3.18ミ
リモル)、3−フルオロ−4−クロロフェニルホウ酸6
66mg(3.8ミリモル)、10%の木炭担持パラジウ
ム(DEGUSSA E 10 H/D)135mg
(0.04ミリモル)、2モルの炭酸ナトリウム水溶液
2.5mlおよびジメチルオキシエタン5mlの混合物を8
0℃で2時間撹拌し、更に60mgの木炭担持パラジウム
を加えて、反応を19時間継続した。ガスクロマトグラ
フィーによる反応混合物の分析は、3−フルオロ−4−
クロロ−4’−エチルビフェニル94.5%という含有
量を示した。
【0077】実施例5 1−ブロモ−4−プロピルベンゼン1.05g(5.2
8ミリモル)、3,5−ジフルオロフェニルホウ酸1g
(6.33ミリモル)、10%の木炭担持パラジウム
(DEGUSSA E 10 N/D)168mg(0.
16ミリモル)、固体炭酸ナトリウム1.12g(1
0.55ミリモル)および95%エタノール10mlの混
合物を撹拌しながら80℃で15時間加熱した。その
後、反応混合物を冷却し、エーテルで希釈し、セライト
を加えて濾過し、濾液を水とエーテルとの間に分配し
た。エーテル相を合せ、塩化ナトリウム飽和溶液で2回
洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、セライトを加えて
濾過し、濾液から溶媒をロータリーエバポレータで完全
に蒸発させた。残渣(1.49g)をヘキサンを用いた
シリカゲルクロマトグラフィー(75g)に対し、3,
5−ジフルオロ−4’−プロピルビフェニル(4.65
モル)を無色の液体として得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 17/26 25/18 9280−4H 43/164 7419−4H 43/17 7419−4H 43/178 A 7419−4H 45/68 47/55 63/331 8930−4H 205/04 7188−4H 205/06 7188−4H 205/20 7188−4H 209/68 211/45 9280−4H 255/49 9357−4H C07D 213/24 237/08 237/14 239/26 8615−4C 239/34 8615−4C 241/12 8615−4C 241/18 8615−4C // C07B 61/00 300 (72)発明者 ギー・マルク フランス国、エフ−68460 ルッターバッ ハ、リュ・デュ・マレシャル・ジョフル 2 (72)発明者 アロイス・フィリゲル スイス国、ツェーハー−4055 バーゼル、 イム・エッチンゲルホフ 5

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩基の存在下でのハロゲン化アリールも
    しくはハロゲン化ヘテロアリール、またはフルオロアル
    キルスルホン酸アリールもしくはフルオロアルキルスル
    ホン酸ヘテロアリールと芳香族ホウ酸または芳香族ホウ
    酸誘導体とのカップリングによるジアリーレン類の製造
    方法であって、担体物質に担持されたパラジウムの存在
    下で該カップリングを実施することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 一般式(I): 【化1】 で示されるジアリーレン類を製造するための、塩基の存
    在下で一般式(II): 【化2】 で示されるハロゲン化アリールもしくはハロゲン化ヘテ
    ロアリール、またはフルオロアルキルスルホン酸アリー
    ルもしくはフルオロアルキルスルホン酸ヘテロアリール
    と、一般式(III )または(III −1): 【化3】 で示される芳香族ホウ酸、その無水物または芳香族ホウ
    酸誘導体とをカップリングさせる製造法において、〔た
    だし、上記式(I)ないし(III )および(III−1)
    において、記号は下記の意味を有する:R1 およびR2
    は、互いに独立して、水素、または、所望ならば1個以
    上のメチレン基が−O−、−COO−、−OOC−、−
    CO−、−CHY−および/もしくは−CY2 −の基で
    置換されていてよい炭素原子数1〜12個の直鎖もしく
    は分岐鎖(所望ならばキラルの)の、アルキルもしくは
    アルケニルであるか;あるいはアルキニル、ハロゲン、
    シアノ、−OH、−Q−CHO、−Q−CH(OR5
    (OR6 )、または一般式(IV)、(V)もしくは(V
    I): 【化4】 で示される基であり;Yはフッ素、塩素、−CN、メチ
    ルまたは−CF3 であり;環Aは1,4−フェニレン
    (それは非置換または1個以上の置換基を有する)、ピ
    リジン−2,5−ジイル、ピリミジン−2,5−ジイ
    ル、ピラジン−3,5−ジイル、ピリダジン−3,6−
    ジイル、ナフタレン−2,6−ジイル、テトラリン−
    2,6−ジイル、チオフェン−2,5−ジイル、1,
    3,4−オキサジアゾール−2,5−ジイルまたは1,
    3,4−チオジアゾール−2,5−ジイルであり;X1
    およびX2 は、互いに独立して、水素、フッ素、塩素、
    −CN、−NO2 、−NH2 または低級アルキルであ
    り;Zは離脱基であり;R3 およびR4 は水素または低
    級アルキルであり;Eは式(a): 【化5】 で示される基であり;Qは単結合またはアルキレン基で
    あり;R5 およびR6 は低級アルキルであるか;または
    5 とR6 は、一緒になって、−(CH2p −のアル
    キレンジイル基であり;pは2または3の整数;Z1
    よびZ2 は、互いに独立して、単結合、−CH2 −CH
    2 −、−COO−、−OOC−、−CH2 −0−、−0
    −CH2 −、−CH=CH−、−C≡C−、−(CH
    24 −、−(CH23 O−、−O(CH23 −ま
    たはトランス形の、−CH=CH−(CH22 −、−
    (CH22 −CH=CH−、−O−CH2 −CH=C
    H−もしくは−CH=CH−CH2 O−であり;環Bお
    よびCは、互いに独立して、1,4−フェニレン(それ
    は非置換または1個以上の置換基を有する)、ピリジン
    −2,5−ジイル、ピリミジン−2,5−ジイル、ピラ
    ジン−3,5−ジイル、ピリダジン−3,6−ジイル、
    ナフタレン−2,6−ジイル、テトラリン−2,6−ジ
    イル、チオフェン−2,5−ジイル、1,3,4−オキ
    サジアゾール−2,5−ジイル、1,3,4−チオジア
    ゾール−2,5−ジイル;trans−1,4−シクロ
    ヘキシレン、trans−1,3−ジオキサン−2,5
    −ジイル、trans−1,3−ジチアン−2,5−ジ
    イル、trans−デカリン−2,6−ジイルまたはビ
    シクロ−[2,2,2]オクタン−1,4−ジイルであ
    り;nおよびmは、互いに独立して、0または1の整数
    であり;R7 は所望ならば1個以上のメチレン基が−O
    −、−COO−、−OOC−、−CO−、−CHY−お
    よび/もしくは−CY2 −で置換されていてもよい炭素
    原子数1〜12個の直鎖もしくは分岐鎖(所望ならばキ
    ラルの)の、アルキルもしくはアルケニルであるか;ま
    たはアルキニル、−Q−CHOもしくは−Q−CH(O
    5 )(OR6 )であり;そしてDは酸素、CHOCH
    3 、CHQ−CHOまたはCHQ−CH(OR5 )(O
    6 )である〕担体物質に担持されるパラジウムの存在
    下で該カップリングを実施する請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 一般式(I−a) 【化6】 [式中、記号は下記の意味を有する:R8 は臭素、塩素
    または所望ならば1個以上のメチレン基が−O−、−C
    OO−、−OOC−、−CO−、−CHY−および/も
    しくは−CY2 −で置換されていてもよい炭素原子数1
    〜12個の直鎖もしくは分岐鎖(所望ならばキラルの)
    の、アルキルもしくはアルケニルであるか;または−Q
    −CHO、−Q−CH(OR5 )(OR6 )または一般
    式(VII )、(VIII)もしくは(IX): 【化7】 で示される基であり;X1 、X2 およびX3 は、互いに
    独立して、水素、フッ素、塩素またはメチルであり;R
    9 はアルキル、アルコキシ、ジフルオロメトキシ、トリ
    フルオロメチル、トリフルオロメトキシ、フッ素、塩素
    または−CNであり;Qは単結合または−CH2 −CH
    2 −であり;Z1 およびZ2 は単結合、−CH2 −CH
    2 −、−COO−、−OOC−、−CH2 −0−、−0
    −CH2 −、−CH=CH−または−C≡C−であり;
    環Bは1,4−フェニレン(それは非置換または1個以
    上の置換基を有する)、ピリジン−2,5−ジイル、ピ
    リミジン−2,5−ジイル、trans−1,4−シク
    ロヘキシレンまたはtrans−1,3−ジオキサン−
    2,5−ジイルである]で示される中間体および化合物
    を製造するための請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 一般式(I−b)、(I−c)、(I−
    d)または(I−e): 【化8】 [式中、記号は下記の意味を有する:R10は塩素、臭素
    または所望ならば1個以上のメチレン基が−O−、−C
    OO−、−OOC−、−CO−、−CHY−および/も
    しくは−CY2 −で置換されていてもよい炭素原子数1
    〜12個の直鎖もしくは分岐鎖(所望ならばキラルの)
    の、アルキルもしくはアルケニル、−Q−CHOまたは
    −Q−ジオキソランであり;R15はアルキル、アルケニ
    ル、−Q−CHOまたは−Q−ジオキソランであり;Z
    1 、Z2 およびQは、互いに独立して、単結合または−
    CH2 −CH2 −であり;X1 およびX2 は水素または
    フッ素であり;Dは酸素、CHOCH3 、CHQ−CH
    OまたはCHQ−ジオキソランである]で示される中間
    体および化合物を製造するための請求項1ないし3のい
    ずれか一項記載の方法。
  5. 【請求項5】 式(I−1)、(I−2)、(I−
    3)、(I−4)、(I−5)、(I−6)、(I−
    7)、(I−8)、(I−9)、(I−10)または
    (I−11): 【化9】 (式中、R1 1 はフッ素、塩素、−CN、アルキル、ア
    ルコキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメチルま
    たはトリフルオロメトキシを表す)で示される液晶化合
    物の合成中間体を製造するための請求項1ないし4のい
    ずれか一項記載の方法。
  6. 【請求項6】 式(I−12)、(I−13)、(I−
    14)、(I−15)、(I−16)、(I−17)、
    (I−18)および(I−19): 【化10】 (式中、R1 2 はアルキル、アルケニルまたはアルコキ
    シアルキルを表し;R1 3 はアルキル、アルコキシ、ジ
    フルオロメトキシ、トリフルオロメチルまたはトリフル
    オロメトキシを表す)で示される液晶化合物を製造する
    ための請求項1ないし4のいずれか一項記載の方法。
JP5076440A 1992-03-13 1993-03-11 ジアリール誘導体の製造法 Pending JPH06219971A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CH821/92A CH683522A5 (de) 1992-03-13 1992-03-13 Verfahren zur Herstellung von Diarylen.
CH821/92-6 1992-03-13
GB9314237A GB2280181A (en) 1992-03-13 1993-07-09 Preparation of diarylene compounds

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06219971A true JPH06219971A (ja) 1994-08-09

Family

ID=25685796

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5076440A Pending JPH06219971A (ja) 1992-03-13 1993-03-11 ジアリール誘導体の製造法

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JPH06219971A (ja)
CH (1) CH683522A5 (ja)
DE (1) DE4307243A1 (ja)
GB (1) GB2280181A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09208503A (ja) * 1995-11-29 1997-08-12 Dainippon Ink & Chem Inc 新規液晶化合物、ネマチック液晶組成物及びこれを用いた液晶表示装置
JP2002284768A (ja) * 2001-03-29 2002-10-03 Dainippon Ink & Chem Inc フェニルピリミジン誘導体の製造方法
JP2008063260A (ja) * 2006-09-06 2008-03-21 Ne Chemcat Corp 炭素−炭素結合生成反応によるカップリング生成物の製造方法

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4414499A1 (de) * 1994-04-26 1995-11-02 Hoechst Ag Verfahren zur Kreuzkupplung von aromatischen Borverbindungen mit aromatischen Halogenverbindungen oder Perfluoralkylsulfonaten
US7041280B2 (en) 2001-06-29 2006-05-09 Genzyme Corporation Aryl boronate functionalized polymers for treating obesity
US6858592B2 (en) 2001-06-29 2005-02-22 Genzyme Corporation Aryl boronic acids for treating obesity
JP2004002288A (ja) * 2001-12-13 2004-01-08 Merck Patent Gmbh オキサジアゾール誘導体並びに電荷移動および発光材料としてのこの使用
GB2431927B (en) 2005-11-04 2010-03-17 Amira Pharmaceuticals Inc 5-Lipoxygenase-activating protein (FLAP) inhibitors
US8399666B2 (en) 2005-11-04 2013-03-19 Panmira Pharmaceuticals, Llc 5-lipoxygenase-activating protein (FLAP) inhibitors
US7977359B2 (en) 2005-11-04 2011-07-12 Amira Pharmaceuticals, Inc. 5-lipdxygenase-activating protein (FLAP) inhibitors
JO3598B1 (ar) 2006-10-10 2020-07-05 Infinity Discovery Inc الاحماض والاسترات البورونية كمثبطات اميد هيدروليز الحامض الدهني
TW200920369A (en) 2007-10-26 2009-05-16 Amira Pharmaceuticals Inc 5-lipoxygenase activating protein (flap) inhibitor
JP5637982B2 (ja) 2008-04-09 2014-12-10 インフィニティー ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド 脂肪酸アミド加水分解酵素の阻害剤
MX2010012814A (es) 2008-05-23 2010-12-20 Amira Pharmaceuticals Inc Inhibidor de proteina activadora de 5-lipoxigenasa.
US8546431B2 (en) 2008-10-01 2013-10-01 Panmira Pharmaceuticals, Llc 5-lipoxygenase-activating protein (FLAP) inhibitors
US8546564B2 (en) 2009-04-07 2013-10-01 Infinity Pharmaceuticals, Inc. Inhibitors of fatty acid amide hydrolase
JP2012523425A (ja) 2009-04-07 2012-10-04 インフイニトイ プハルマセウトイカルス インコーポレイテッド 脂肪酸アミドヒドロラーゼの阻害薬
EP2531511A1 (en) 2010-02-03 2012-12-12 Infinity Pharmaceuticals, Inc. Fatty acid amide hydrolase inhibitors
WO2018165520A1 (en) 2017-03-10 2018-09-13 Vps-3, Inc. Metalloenzyme inhibitor compounds

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2207758A1 (en) * 1972-11-09 1974-06-21 United Kingdom Government Liquid crystal material - comprising two or more benzene rings para substd at both ends of the chain
SU681056A1 (ru) * 1977-02-11 1979-08-25 Предприятие П/Я А-7850 П-замещенные фениловые эфиры 5-алкоксипиколиновой и 6-алкоксиникотиновой кислот в качестве нематических жидких кристаллов
NL7801718A (nl) * 1977-03-18 1978-09-20 Hoffmann La Roche Optische actieve verbindingen.
SU681792A1 (ru) * 1977-05-20 1982-03-30 Предприятие П/Я Р-6496 О-тозиламинозамещенные 2,5-диарил-1,3,4-оксадиазолон в качестве органических люминофоров
SU666797A1 (ru) * 1977-06-06 1988-04-23 Предприятие П/Я А-7850 6-(4 @ -Алкил- или 4 @ -алкоксифенил)-3-цианопиридины,обладающие жидкокристаллическими свойствами
SU675800A1 (ru) * 1977-08-11 1988-04-23 Предприятие П/Я А-7850 5-Алкил-2-(4-цианофенил)-пиридины в качестве жидких кристаллов
SU713153A1 (ru) * 1978-08-09 1985-05-30 Предприятие П/Я А-7850 5-(4-Алкил- или алкоксифенил)-2-(4-цианофенил)-пиридины,обладающие жидкокристаллическими свойствами
DE2927277A1 (de) * 1979-07-06 1981-01-08 Merck Patent Gmbh Cyclohexylbiphenyle, verfahren zu ihrer herstellung, diese enthaltende dielektrika und elektrooptisches anzeigeelement
SU1018381A1 (ru) * 1980-12-05 1985-05-30 Предприятие П/Я А-7797 Бромпроизводные 2-фенил-5-бифенилил-оксадиазола-1,3,4 в качестве люминесцирующих добавок пластмассовых сцинтилл торов
SU1171456A1 (ru) * 1983-11-18 1985-08-07 Новосибирский институт органической химии СО АН СССР Способ получени 5-алкил-2-( @ -цианфенил)пиримидинов
JPH07100790B2 (ja) * 1986-09-01 1995-11-01 チッソ株式会社 ネマチツク液晶組成物
SU1703643A1 (ru) * 1987-07-07 1992-01-07 Предприятие П/Я А-7850 5-Алкил-2-[4-(2-Е-циановинил)-фенил]-пиридины в качестве компонентов жидкокристаллического материала и жидкокристаллический материал дл электрооптических устройств
SU1749219A1 (ru) * 1988-12-19 1992-07-23 Предприятие П/Я А-7850 Производные пиридина в качестве компонентов жидкокристаллического материала дл электрооптических устройств
DE3930663C1 (en) * 1989-09-14 1990-11-15 Merck Patent Gmbh, 6100 Darmstadt, De Cross-coupling metal organic cpds. and e.g. halogen cpds. - includes using transition metal-palladium catalyst and opt. metal alcoholate
US5637255A (en) * 1990-02-06 1997-06-10 Rolic Ag Chiral dioxolanes

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09208503A (ja) * 1995-11-29 1997-08-12 Dainippon Ink & Chem Inc 新規液晶化合物、ネマチック液晶組成物及びこれを用いた液晶表示装置
JP2002284768A (ja) * 2001-03-29 2002-10-03 Dainippon Ink & Chem Inc フェニルピリミジン誘導体の製造方法
JP4721027B2 (ja) * 2001-03-29 2011-07-13 Dic株式会社 フェニルピリミジン誘導体の製造方法
JP2008063260A (ja) * 2006-09-06 2008-03-21 Ne Chemcat Corp 炭素−炭素結合生成反応によるカップリング生成物の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
CH683522A5 (de) 1994-03-31
GB2280181A (en) 1995-01-25
DE4307243A1 (de) 1993-10-14
GB9314237D0 (en) 1993-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06219971A (ja) ジアリール誘導体の製造法
JP2736172B2 (ja) 芳香族ボロン酸と芳香族ハロゲン化合物もしくはペルフルオロアルキルスルホネートとをクロスカップリングする方法
JP3151216B2 (ja) ビニル化合物および液晶媒体
JP2632401B2 (ja) 置換フエニルトリフルオロメチルエーテル化合物
FI100529B (fi) Fluoribentseenijohdannaiset ja nestekideväliaine
JP4507294B2 (ja) ビアリール誘導体の製造方法
JPH0853672A (ja) フェナントレン誘導体、およびその強誘電性液晶混合物における使用
JP2002509900A (ja) ビニレンおよびエチル化合物
US5658489A (en) Diphenylacetylene compound, process for preparing the same and liquid crystal composition and element comprising the same
JPH0859514A (ja) 芳香族ホウ素化合物を芳香族ハロゲン化合物又はペルフルオロアルキルスルホネートと交差カップリングさせる方法
JPH11504640A (ja) 1−フルオロイソキノリン誘導体およびその液晶混合物における使用
JPH0848674A (ja) チアジアゾール誘導体、それらの製法、および液晶製造用前駆体としてのそれらの使用法
JPH11504642A (ja) 1,8−ジフルオロイソキノリン誘導体およびその液晶混合物における使用
JPH07242597A (ja) 2−アリールオキシテトラフルオロプロピオン酸エステル、その製造方法、およびその強誘電性液晶混合物への使用
US20060163537A1 (en) 1,7,8-Trifluoronaphthalene-2-naphthol, and method for producing liquid crystal compound using same
JPH04330019A (ja) (4e−シクロヘキシル−3−ブテニル)アリール誘導体及びその使用
JPH11504639A (ja) トリフルオロテトラヒドロイソキノリン誘導体およびその液晶混合物における使用
JPH11504641A (ja) 1−フルオロ−5,6,7,8−テトラヒドロイソキノリン誘導体およびその液晶混合物における使用
KR100221093B1 (ko) 할로겐화 알케닐 유도체
JPH11505529A (ja) 1−フルオロ−6,7−ジヒドロ−5h−イソキノリン−8−オン誘導体およびその液晶混合物における使用
US5326498A (en) Aromatic esters and liquid crystal mixtures containing same
JP3555325B2 (ja) ビアリール誘導体の製造方法
JPH06199713A (ja) アセチレン誘導体類
TW201414812A (zh) 含二氟乙烯基二醚結構的液晶化合物、包含其的液晶組合物和液晶顯示器
JP2807678B2 (ja) α―フルオロカルボン酸シクロヘキシルエステル類