JPH11504639A - トリフルオロテトラヒドロイソキノリン誘導体およびその液晶混合物における使用 - Google Patents

トリフルオロテトラヒドロイソキノリン誘導体およびその液晶混合物における使用

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JPH11504639A
JPH11504639A JP8533776A JP53377696A JPH11504639A JP H11504639 A JPH11504639 A JP H11504639A JP 8533776 A JP8533776 A JP 8533776A JP 53377696 A JP53377696 A JP 53377696A JP H11504639 A JPH11504639 A JP H11504639A
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マネロ,ハビエル
ヴィンゲン,ライナー
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Abstract

(57)【要約】 式(I)の1,8,8−トリフルオロ−5,6,7,8−テトラヒドロイソキノリン誘導体: [式中、記号および添字は次の意味を有する:基Bは、 であり、R1およびR2は、例えば、1−20個の炭素原子を有するアルキル基であり、M1、M2、M3、M4、M5およびM6は、例えば、−O−、−CO−O−、−O−CO−または単結合であり;A1、A2、A3およびA4は、例えば、1,4−フェニレン、ピリミジン−2,5−ジイルまたはトランス−1,4−シクロヘキシレンであり、a、b、c、d、eおよびfは、0または1であり、ただしb、c、dおよびeの合計は0、1または2である]。純粋な状態において、式(I)の化合物は無色であり、一般に電気光学的な使用のために好ましい温度範囲において液晶メゾフェーズを形成する。これらは、化学的に、熱的に、および光に対して安定である。

Description

【発明の詳細な説明】 トリフルオロテトラヒドロイソキノリン誘導体 およびその液晶混合物における使用 最近では、ネマチック液晶およびコレステリック液晶の他、光学的に活性な傾 斜スメクチック(強誘電性)液晶もまた、市販のディスプレイ装置に用いられて いる。 ClarkおよびLagerwallは、非常に薄いセルの中において強誘電 性液晶(FLC)を使用すると、慣用のTN(ツイステッド・ネマチック)セル の1000倍までの速い応答時間を有する光電気的スイッチングまたはディスプ レイ素子が得られることを明らかにした(例えば、EP−A0032362を参 照)。このような性質、および、双安定性スイッチングが可能であること、およ び視角にほとんど依存しないコントラスト等の、その他の好ましい性質のため、 FLCは基本的に、コンピュータ・ディスプレイ等の応用分野に非常に適してい る。 電気光学的成分または完全に光学的な成分においてFLCを使用する場合には 、傾斜もしくは直交スメクチック相を形成しそれ自体光学的に活性な化合物、ま たは、スメクチック相を形成するがそれ自体は光学活性でない化合物を光学活性 な化合物によってドーピングすることによって強誘電性スメクチック相を誘起し うる化合物のいずれかが必要である。望ましい相は、可能な限り広い温度範囲に おいて安定であるべきである。 電気光学的成分において良好なコントラストを達成するためには、液晶の均一 な平面(planar)配向が必要である。SA相およびS* C相における良好な 配向は、例えば、液晶混合物の相系列が温度低下に従って次のようなものである 場合に達成することができる: 等方性 → N* → SA → S* C 第1の要件は、N*相における螺旋のピッチが非常に大きい(10μmより大 きい)か、またはより好ましくは完全に相補されていることである(例えば、T .Matsumoto,et al.,p.468−470,Proc.of the 6th Int.Display Research Conf.,J apan Display,Sept.30−Oct.2,1986,Toky o Japan、M.Murakami,et al.,同上、p.344−3 47を参照)。これは、例えば、N*相において左巻きの螺旋を有するキラル液 晶混合物を、右巻き螺旋を誘起する1または2種類以上の光学活性なドーパント により、ちょうど螺旋が相補されるような量でドーピングすることによって達成 される。 ClarkおよびLagerwallのSSFLCD(表面安定化強誘電性液 晶ディスプレイ)効果を使用して均一な平面配向を得るためにさらに必要な要件 は、スメクチックC*相におけるピッチがディスプレイ素子の厚さに比べて著し く大きいということである(Mol.Cryst.Liq.Cryst.94( 1983),213−134および114(1984),151−187)。こ のことは、コレステリック・ピッチの場合と同様に、反対方向の螺旋の回転を有 するドーパントを使用することによって達成される。 強誘電性液晶系の光学的応答時間τ(μs)は、短ければ短いほどよいが、系 の回転粘度γ(mPas)、自発分極Ps(nC/cm2)、および電界強度E (V/m)に依存し、次の式に従う: 電界強度Eは、電気光学的成分における電極間距離および印加された電圧によ って決定されるため、短い応答時間を達成するためには、強誘電性ディスプレイ 媒質は低い粘度および高い自発分極を有していなければならない。 最後に、熱的、化学的および光化学的安定性に加えて、低い光学的異方性△n の値(好ましくは〜0.13)、および低い正のまたは好ましくは負の誘電異方 性△εの値が必要である(例えば、S.T.Lagerwall,et al. ,”Ferroelectric Liquid Crystals for Displays”,SID Symposium,Oct.Meeting, 1985,San Diego,Ca,USAを参照)。 複数の成分を含む混合物を用いた場合にのみ、これらの条件を全て満たすこと ができる。ここで用いられるベース(またはマトリックス)は、可能ならばそれ 自体が既に望ましい相系列I→N→SA→SCを有する化合物を含むことが好まし い。融点を低下させ、SC相および通常はN相の温度範囲をも拡大させ、光学活 性を誘導し、ピッチを相補し、光学的異方性と誘電異方性とを釣り合わせるため に、混合物にさらに他の成分がしばしば加えられる。さらに、例えば回転粘度は 可能ならば高めるべきではない。 強誘電性液晶ディスプレイはまた、DHF(ねじれ螺旋形成)効果またはPS FLCD(ピッチ安定化強誘電性液晶ディスプレイ、SBF(短ピッチ双安定性 強誘電性)効果としても知られている)効果を利用することによって動作させる こともできる。DHF効果は、B.I.Ostrovski,Advances in Liquid Crystal Research and Appl ications,Oxford/Budapest,1980,469ffに 記載されており、PSFLCD効果はDE−A3920625およびEP−A0 405346に記載されている。SSFLCD効果と比べ、これらの効果を利用 するためには、短いSCピッチを有する液晶材料が必要である。 液晶混合物において使用するためのキノリンおよびイソキノリン誘導体は、例 えばFerroelectrics 148,1993,139−45およびE P−A0643119に開示されている。 しかし、特に強誘電性液晶混合物の開発は決して完成と見なすことはできない ため、ディスプレイの製造業者は混合物用の非常に広範な種類の成分に関心を持 っている。このことはまた、液晶混合物とディスプレイ素子またはセルの個々の 成分(例えば配向膜)との相互作用によってのみ液晶混合物の質について結論づ けることが可能だからであるという理由にもよる。 したがって、本発明は、液晶混合物中でその特性プロファイルを改良するため に適当な新規化合物を提供することを目的とする。 驚くべきことに、式(I)の3,7−二置換−1,8,8−トリフルオロ−5 ,6,7,8−テトラヒドロイソキノリン誘導体が液晶混合物において用いるた めに特に適していることが見いだされた。 したがって、本発明は、式(I)の化合物に関する: R1(−M1)a(−A1−M2)b(−A2−M3)c−B(−M4−A3d(−M5−A4)e(− M6)f−R2 (I) [式中、記号および添字は次の意味を有する: 基Bは、 であり、 R1およびR2は、同一または異なり、水素、−CN、−F、−Cl、−CF3、 −CHF2、−CH2F、−OCF3、−OCHF2、−OCH2F、または、1− 20個の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基(不整炭素原子を有 していても有していなくてもよい)であり、ここで1個またはそれ以上のCH2 基が、−O−、−S−、−CO−O−、−O−CO−、−O−CO−O−、−C O−、−CS−、−CH=CH−、−C≡C−、シクロプロパン−1,2−ジイ ル、−Si(CH32−、1,4−フェニレン、トランス−1,4−シクロヘキ シレンまたはトランス−1,3−シクロペンチレンで置換されていてもよいが、 ただし酸素原子および/またはイオウ原子は互いに直接結合していてはならず、 および/または、アルキル基の1個またはそれ以上の水素原子が−F、−Cl、 −Br、−OR3、−SCN、−OCNまたは−N3で置換されていてもよく、あ るいはR1およびR2は、下記のいずれかの基(光学的に活性であるかまたはラセ ミ体である)であり: 3、R4、R5、R6およびR7は、同一または異なり、水素、または1−16個 の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基(不整炭素原子を有してい ても有していなくてもよい)であり、ここで1個またはそれ以上のCH2基が、 −O−および/または−CH=CH−で置換されていてもよいが、ただし酸素原 子は互いに直接結合していてはならず、および/または、アルキル基の1個また はそれ以上の水素原子が−Fまたは−Clで置換されていてもよく;あるいはR4 およびR5は、オキシラン系、ジオキソラン系、テトラヒドロフラン系、テトラ ヒドロピラン系、ブチロラクトン系またはバレロラクトン系に結合する場合には 、一緒になって−(CH24−または−(CH25−であってもよく; M1、M2、M3、M4、M5およびM6は、同一または異なり、−O−、−S−、− CO−、−CO−O−、−O−CO−、−O−CO−O−、−CO−S−、−S −CO−、−CS−O−、−O−CS−、−S−CS−S−、−O−CS−O− 、−S−CO−S−、−CS−、−CH2−O−、−O−CH2−、−CH2− S−、−S−CH2−、−CH=CH−、−C≡C−、−CH2−CH2−CO− O−、−O−CO−CH2−CH2−または単結合であり; A1、A2、A3およびA4は、同一または異なり、1個またはそれ以上の水素原子 がF、Clおよび/またはCNで置換されていてもよい1,4−フェニレン、1 個または2個の水素原子がF、Clおよび/またはCNで置換されていてもよい ピラジン−2,5−ジイル、1個または2個の水素原子がF、Clおよび/また はCNで置換されていてもよいピリダジン−3,6−ジイル、1個またはそれ以 上の水素原子がF、Clおよび/またはCNで置換されていてもよいピリジン− 2,5−ジイル、1個または2個の水素原子がF、Clおよび/またはCNで置 換されていてもよいピリミジン−2,5−ジイル、1個または2個の水素原子が CNおよび/またはCH3で置換されていてもよいトランス−1,4−シクロヘ キシレン、1,3,4−チアジアゾール−2,5−ジイル、1,3−ジオキサン −2,5−ジイル、1,3−ジチアン−2,5−ジイル、1個の水素原子がF、 Clおよび/またはCNで置換されていてもよい1,3−チアゾール−2,4− ジイル、1個の水素原子がF、Clおよび/またはCNで置換されていてもよい 1,3−チアゾール−2,5−ジイル、1個の水素原子がF、Clおよび/また はCNで置換されていてもよいチオフェン−2,4−ジイル、1個または2個の 水素原子がF、Clおよび/またはCNで置換されていてもよいチオフェン−2 ,5−ジイル、ピペラジン−1,4−ジイル、ピペラジン−2,5−ジイル、1 個またはそれ以上の水素原子がF、Clおよび/またはCNで置換されていても よいナフタレン−2,6−ジイル、1個またはそれ以上の水素原子がF、Clお よび/またはCNで置換されていてもよいビシクロ[2.2.2]オクタン−1 ,4−ジイル、1,3−ジオキサボリナン−2,5−ジイル、または基Bであり ; a、b、c、d、eおよびfは、0または1であり、ただしb、c、dおよびe の合計は0、1または2でなければならない] 純粋な状態において、式(I)の化合物は無色であり、一般に電気光学的な使 用のために好ましい温度範囲において液晶メゾフェーズを形成する。これらは、 化学的に、熱的に、および光に対して安定である。 式(I)の化合物は、少量添加した場合においても、液晶混合物の誘電異方性 Δεをより大きな負の値へと変化させるのに特に適している。 記号および添字が次の意味を有する式(I)の化合物が好ましい: R1およびR2は、同一または異なり、水素、−CN、−F、−Cl、−CF3、 −CHF2、−CH2F、−OCF3、−OCHF2、−OCH2F、または、1− 18個の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基(不整炭素原子を有 していても有していなくてもよい)であり、ここで1個またはそれ以上のCH2 基が、−O−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−O−CO−O−、− CH=CH−、−C≡C−、シクロプロパン−1,2−ジイル、−Si(CH3 2−、またはトランス−1,4−シクロヘキシレンで置換されていてもよいが 、ただし酸素原子は互いに直接結合していてはならず、および/または、アルキ ル基の1個またはそれ以上の水素原子が−F、−Cl、−OR3、−OCNまた は−N3で置換されていてもよく、あるいはR1およびR2は、下記のいずれかの 基(光学的に活性であるかまたはラセミ体である)であり: 3、R4、R5、R6およびR7は、同一または異なり、水素、または1−16個 の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基(不整炭素原子を有してい ても有していなくてもよい)であり、ここで1個またはそれ以上のCH2基が、 −O−および/または−CH=CH−で置換されていてもよいが、ただし酸素原 子は互いに直接結合していてはならず、および/または、アルキル基の1個また はそれ以上の水素原子が−Fまたは−Clで置換されていてもよく:あるいはR4 およびR5は、オキシラン系、ジオキソラン系、テトラヒドロフラン系、テトラ ヒドロピラン系またはバレロラクトン系に結合する場合には、一緒になって−( CH24−または−(CH25−であってもよく; M1、M2、M3、M4、M5およびM6は、同一または異なり、−O−、−CO−、 −CO−O−、−O−CO−、−O−CO−O−、−O−CS−O−、−CH2 −O−、−O−CH2−、−CH=CH−、−C≡C−または単結合であり; A1、A2、A3およびA4は、同一または異なり、1個またはそれ以上の水素原子 がF、Clおよび/またはCNで置換されていてもよい1,4−フェニレン、1 個または2個の水素原子がF、Clおよび/またはCNで置換されていてもよい ピラジン−2,5−ジイル、1個または2個の水素原子がF、Clおよび/また はCNで置換されていてもよいピリダジン−3,6−ジイル、1個またはそれ以 上の水素原子がF、Clおよび/またはCNで置換されていてもよいピリジン− 2,5−ジイル、1個または2個の水素原子がF、Clおよび/またはCNで置 換されていてもよいピリミジン−2,5−ジイル、1個または2個の水素原子が CNおよび/またはCH3で置換されていてもよいトランス−1,4−シクロヘ キシレン、1,3,4−チアジアゾール−2,5−ジイル、1,3−ジオキサン −2,5−ジイル、1個の水素原子がF、Clおよび/またはCNで置換されて いてもよいチオフェン−2,4−ジイル、1個または2個の水素原子がF、Cl および/またはCNで置換されていてもよいチオフェン−2,5−ジイル、1個 またはそれ以上の水素原子がF、Clおよび/またはCNで置換されていてもよ いナフタレン−2,6−ジイル、または基Bであり; a、b、c、d、eおよびfは、0または1であり、ただしb、c、dおよびe の合計は0、1または2である。 記号および添字が次の意味を有する式(I)の化合物が特に好ましい: R1およびR2は、同一または異なり、水素、−CN、−F、−Cl、−CF3、 −CHF2、−CH2F、−OCF3、−OCHF2、−OCH2F、または、1− 16個の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基(不整炭素原子を有 していても有していなくてもよい)であり、ここで1個、2個または3個のCH2 基が、−O−、−CO−、−O−CO−、−CO−O−、−CH=CH−、シ クロプロパン−1,2−ジイル、−Si(CH32−、またはトランス−1,4 −シクロヘキシレンで置換されていてもよいが、ただし酸素原子は互いに直接結 合していてはならず、および/または、アルキル基の1個またはそれ以上の水素 原子が−F、−Clまたは−OR3で置換されていてもよく、あるいはR1および R2は、下記のいずれかの基(光学的に活性であるかまたはラセミ体である)で あり: 3、R4およびR5は、同一または異なり、水素、または1−9個の炭素原子を 有する直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基(不整炭素原子を有していても有してい なくてもよい)であり、ここで1個またはそれ以上のCH2基が、−O−および /または−CH=CH−で置換されていてもよいが、ただし酸素原子は互いに直 接結合していてはならず、および/または、アルキル基の1個またはそれ以上の 水素原子が−Fまたは−Clで置換されていてもよく;あるいはR4およびR5は 、ジオキソラン系に結合する場合には、一緒になって−(CH24−または−( CH25−であってもよく; M1、M2、M3、M4、M5およびM6は、同一または異なり、−O−、−CO−、 −CO−O−、−O−CO−、−O−CO−O−、−CH2−O−、−O−CH2 −、−CH=CH−または単結合であり; A1、A2、A3およびA4は、同一または異なり、1個、2個または3個の水素原 子がF、Clおよび/またはCNで置換されていてもよい1,4−フェニレン、 1個または2個の水素原子がF、Clおよび/またはCNで置換されていてもよ いピリジン−2,5−ジイル、1個または2個の水素原子がF、Clおよび/ま たはCNで置換されていてもよいピリミジン−2,5−ジイル、1個または2個 の水素原子がCNおよび/またはCH3で置換されていてもよいトランス−1, 4−シクロヘキシレン、1,3,4−チアジアゾール−2,5−ジイル、または 、1個または2個の水素原子がF、Clおよび/またはCNで置換されていても よいナフタレン−2,6−ジイルであり; a、b、c、d、eおよびfは、0または1であり、ただしb、c、dおよびe の合計は0、1または2である。 記号および添字が次の意味を有する式(I)の化合物が非常に好ましい: R1およびR2は、同一または異なり、水素または1−12個の炭素原子を有する 直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基(不整炭素原子を有していても有していなくて もよい)であり、ここで1個、2個または3個のCH2基が、−O−、−O−C O−、−CO−O−、またはトランス−1,4−シクロヘキシレンで置換されて いてもよいが、ただし酸素原子は互いに直接結合していてはならず、および/ま たは、アルキル基の1個またはそれ以上の水素原子が−Fで置換されていてもよ く、あるいはR1およびR2は、下記のいずれかの基(光学的に活性であるかまた はラセミ体である)であり: 3およびR4は、同一または異なり、水素、または1−9個の炭素原子を有する 直鎖のアルキル基であり、ここで1個またはそれ以上のCH2基が−O−で置換 されていてもよいが、ただし酸素原子は互いに直接結合していてはならず; M1、M2、M3、M4、M5およびM6は、同一または異なり、−O−、−CO−、 −CO−O−、−O−CO−、−O−CO−O−、−CH2−O−、−O−CH2 −、−CH=CH−または単結合であり; A1、A2、A3およびA4は、同一または異なり、1個、2個または3個の水素原 子がFで置換されていてもよい1,4−フェニレン、1個または2個の水素原子 がFで置換されていてもよいピリジン−2,5−ジイル、ピリミジン−2,5− ジイル、1個または2個の水素原子がCNおよび/またはCH3で置換されてい てもよいトランス−1,4−シクロヘキシレン、または、1個または2個の水素 原子がFで置換されていてもよいナフタレン−2,6−ジイルであり; a、b、c、d、eおよびfは、0または1であり、ただしb、c、dおよびe の合計は0、1または2である。 式(I)の化合物の特に好ましいものは、基 (−A1−M2b(−A2−M3c−B−(M4−A3d(−M5−A4e が以下のいずれかの意味を有するものである: ここで、略号は次の意味を有する: (F)ICH: 1,8,8−トリフルオロ−5,6,7,8−テトラヒドロイ ソキノリン−3,7−ジイル、 Phe: 1,4−フェニレン、 Pyr: ピリジン−2,5−ジイル、 Pym: ピリミジン−2,5−ジイル、 Diox: 1,3−ジオキサン−2,5−ジイル、 Naf: ナフタレン−2,6−ジイル、 F2Phe: ジフルオロベンゼン−1,4−ジイル、 (F)Phe: フルオロベンゼン−1,4−ジイル、 (F)Pyr: フルオロピリジン−2,5−ジイル、および TDZ: 1,3,4−チアジアゾール−2,5−ジイル、 そして、M1、M6、R1およびR2は式(I)で定義したとおりである。 これらの基のうち、次のものが好ましく: −(F)ICH −(F)ICH−Naf −(F)ICH−Phe −(F)ICH−Pym −(F)ICH−Pyr −Naf−(F)ICH −Naf−(F)ICH−Naf −Naf−(F)ICH−Phe −Naf−(F)ICH−Pym −Naf−(F)ICH−Pyr −Phe−(F)ICH −Phe−(F)ICH−Naf −Phe−(F)ICH−Phe −Phe−(F)ICH−Pym −Phe−(F)ICH−Pyr −Pym−(F)ICH −Pym−(F)ICH−Naf −Pym−(F)ICH−Phe −Pym−(F)ICH−Pym −Pym−(F)ICH−Pyr −Pyr−(F)ICH −Pyr−(F)ICH−Naf −Pyr−(F)ICH−Phe −Pyr−(F)ICH−Pym −Pyr−(F)ICH−Pyr そして、次のものが特に好ましい: −(F)ICH −(F)ICH−Naf −(F)ICH−Phe −(F)ICH−Pym −(F)ICH−Pyr −Naf−(F)ICH −Phe−(F)ICH −Pym−(F)ICH −Pyr−(F)ICH 本発明の化合物は、有機合成に関する標準的な書物(例えば、Houben− Weyl,Methoden der Organischen Chemie ,Georg−Thieme−Verlag,Stuttgart)に記載され ているような、文献からそれ自体公知の方法により製造される。 製造は、公知であり該反応に適する反応条件下で実施する。それ自体公知の改 良法も用いることができるが、ここでは詳述しない。 所望ならば、出発物質をインサイチオで形成し、反応混合物から単離せずに直 ちにさらに式(I)の化合物に転換することもできる。 スキーム1は、例として式(I)の化合物の合成経路を示すが、他のプロセス もまた考えられかつ可能である。 スキーム1: 基Pgは、基R1(−M1a(−A1−M2b(−A2−M3cであるか、または 後の工程においてそれ自体知られ当業者に慣用の方法によりこの基に転換しうる その適当な前駆体である(保護されていてもされていなくてもよい)。 例えば、Pgは、パーフルオロアルキルスルホネートであってもよく、この場 合、基R1(−M1a(−A1−M2b(−A2−M3cは例えば適当なホウ酸と カップリングさせることにより導入する。 Rxは、基(−M4−A3d(−M5−A4e(−M6f−R2であるか、または 後の工程においてそれ自体知られ当業者に慣用の方法によりこの基に転換しうる その適当な前駆体である(保護されていてもされていなくてもよい)。 基R1(−M1a(−A1−M2b(−A2−M3cまたは(−M4−A3d(− M5−A4e(−M6f−R2の合成は、それ自体当業者に知られる方法により実 施する。 この製造は、公知であり該反応に適する反応条件下で実施する。それ自体公知 の改良法も用いることができるが、ここでは詳述しない。 例えば、1,4−シクロヘキシレン基および1,4−フェニレン基を含む化合 物についてはDE−A2344732、2450088、2429093、25 02904、2636684、2701591および2752975;ピリミジ ン−2,5−ジイル基を含む化合物についてはDE−A2641724;ピリジ ン−2,5−ジイル基を含む化合物についてはDE−A4026223およびE P−A0391203;ピリダジン−3,6−ジイル基を含む化合物については DE−A3231462;1,3,4−チアジアゾール−2,5−ジイル基を含 む化合物については、EP−A309514;ナフタレン−2,6−ジイル基に ついてはWO−A92/16500;ビシクロ[2.2.2]オクタン−1,4 −ジイル基については、DE−A3710890;ジオキサボリナン−2,5− ジイル基については、K.Seto et al.,Journal of t he Chemical Society,Chemical Communi cations(1988),56をそれぞれ参照することができる。 二置換ピリジン類、二置換ピラジン類、二置換ピリミジン類および二置換ピリ ダジン類の製造は、例えば、シリーズ”The Chemistry of H eterocyclic Compounds”,A.Weissberger and E.C.Taylor(Editors)の対応する巻に記載されて いる。 ジオキサン誘導体は、対応するアルデヒド(またはその反応性誘導体)と対応 する1,3−ジオール(またはその反応性誘導体)との反応により適宜製造する ことができる。反応は、好ましくはベンゼンまたはトルエン等の不活性溶媒の存 在下、および/または強酸(例えば硫酸、ベンゼンスルホン酸またはp−トルエ ンスルホン酸)等の触媒の存在下で、約20℃から約150℃、好ましくは80 ℃から120℃の間の温度で実施する。出発物質の主として適当な反応性誘導体 は、第1アセタールである。 前記アルデヒドおよび1,3−ジオールならびにこれらの誘導体のうちいくつ かは公知であり、またいくつかは文献から公知の化合物から有機化学の標準的な 方法により容易に製造することができる。例えば、アルデヒドは対応するアルコ ールの酸化またはニトリルもしくは対応するカルボン酸またはこれらの誘導体の 還元により得ることができ、ジオールは対応するジエステルの還元により得るこ とができる。 芳香族環が少なくとも1つのフッ素原子により置換されている化合物もまた、 対応するジアゾニウム塩から、例えばバルツ−シーマン(Balz and S chiemann)の方法にしたがって、ジアゾニウム基をフッ素原子で置換す ることにより得ることができる。 環系の互いの結合については、例えば以下を参照することができる:芳香族環 と芳香族複素環との直接結合に関しては、N.Miyaura,T.Yanag ai,and A.Suzuki,Synthetic Communicat ions,11(1981),513−519,DE−C3930663,M. J.Sharp,W.Cheng,V.Snieckus,Tetrahedr on Letters,28(1987),5093,G.W.Gray,J. Chem.Soc.Perkin Trans.11,1989,2041およ びMol.Cryst.Liq.Cryst.,172(1989),165, ,204(1991),43および91,EP−A0449015,WO−A8 9/12039,WO−A89/03821,EP−A0354434;−CH2 CH2−架橋を含む化合物については、DE−A3201721;−C≡C−架 橋を含む化合物については、Koji Seto et al.,Liquid Crystals,8(1990),861−870。 式(I)のエステルは、アルコールまたはフェノール(またはそれらの反応性 誘導体)を用いて対応するカルボン酸(またはその反応性誘導体)をエステル化 することにより、または、DCC法(DCC=ジシクロヘキシルカルボジイミド) によって得ることもできる。 対応するカルボン酸およびアルコールまたはフェノールは公知であり、公知の 方法と同様にして製造することができる。 前記カルボン酸の特に適切な反応性誘導体は、酸ハロゲン化物、特に塩化物お よび臭化物、さらに無水物、例えば混合無水物、アジドまたはエステル、特にア ルキル基に1−4個の炭素原子を有するアルキルエステルである。 前記アルコールまたはフェノールの特に適切な反応性誘導体は、対応する金属 アルコキシドまたはフェノキシド、好ましくはナトリウムまたはカリウム等のア ルカリ金属のアルコキシドまたはフェノキシドである。 エステル化は不活性溶媒の存在下で有利に実施される。特に適切な溶媒はエー テル、例えばジエチルエーテル、ジ−n−ブチルエーテル、THF(テトラヒド ロフラン)、ジオキサンまたはアニソール;ケトン、例えばアセトン、ブタノン またはシクロヘキサノン;アミド、例えばDMFまたはヘキサメチルリン酸トリ アミド;炭化水素、例えばベンゼン、トルエンまたはキシレン;ハロゲン化炭化 水素、例えばテトラクロロメタン、ジクロロメタンまたはテトラクロロエチレン ;およびスルホキシド、例えばジメチルスルホキシドまたはスルホランである。 式(I)のエーテルは、対応するヒドロキシル化合物、好ましくは対応するフ ェノールのエーテル化によって得られる。まずヒドロキシル化合物をNaH、N aNH2、NaOH、KOH、Na2CO3またはK2CO3で処理することにより 、対応する金属誘導体、例えば対応するアルカリ金属アルコキシドまたはアルカ リ金属フェノキシドに適宜変換する。次にこれを、アセトン、1,2−ジメトキ シエタン、DMFまたはジメチルスルホキシドのような不活性溶媒中で、あるい は過剰の水性もしくは水性/アルコール性NaOHまたはKOHと、約20−1 00℃で、対応するアルキルハロゲン化物、アルキルスルホネートまたはジアル キルスルフェートと反応させることができる。 特定の基R1の合成に関しては、例えば、ケイ素含有側鎖を含む化合物につい てはEP−A0355008を、そして側鎖にシクロプロピル基を含む化合物に ついてはEP−A0292954およびEP−A0398155をさらに参照す ることができる。 式(I)の化合物を提供することは、一般に、種々の応用の観点から、液晶混 合物の製造に適した液晶物質の範囲を著しく広げる。 この点に関して、式(I)の化合物は広範な応用範囲を有している。置換基の選 択により、式(I)の化合物は、液晶相が主としてそれらからなる液晶基本材料 として用いることもできるが、式(I)の化合物を他の種類の化合物からなる液 晶基本材料に添加して、例えば、このタイプの誘電異方性および/または光学異 方性を変化させ、電圧のしきい値および/または粘度を最適化することができる 。 本発明はまた、式(I)の化合物を液晶混合物、好ましくは強誘電性およびネ マチック、特に強誘電性混合物中において使用することに関する。 本発明はさらに、1種類またはそれ以上の式(I)の化合物を含有する液晶混 合物、好ましくは強誘電性およびネマチック、特に強誘電性混合物に関する。 本発明の液晶混合物は、一般に2−35成分、好ましくは2−25成分、特に 好ましくは2−20成分を含む。 これらの混合物は、一般に、0.01−80重量%、好ましくは0.1−60 重量%、特に好ましくは0.1−30重量%の、1種類またはそれ以上、好まし くは1−10種類、特に好ましくは1−5種類、非常に好ましくは1−3種類の 本発明の式(I)の化合物を含む。 本発明の式(I)の化合物を含有する液晶混合物のその他の成分は、好ましく はスメクチックおよび/またはネマチックおよび/またはコレステリック相を有 する既知の化合物から選択される。これらの化合物としては、例えば次のものが 挙げられる: − 例えば、WO86/06401およびUS−A4874542に記載される フェニルピリミジン誘導体、 − 例えば、EP−A0578054に記載されるメタ置換6員環芳香族化合物 、 − 例えば、EP−A0355008に記載されるケイ素化合物、 − 例えば、EP−A0541081に記載される、1つの側鎖のみを有するメ ゾゲニック化合物、 − 例えば、EP−A0603786に記載されるヒドロキノン誘導体、 − 例えば、WO92/12974に記載されるピリジルピリミジン、 − 例えば、P.Keller,Ferroelectrics 58(198 4),3およびJ.W.Goodby,et al.,Liquid Crys tals and Ordered Fluids,Vol.4,New Yo rk,1984に記載される安息香酸フェニル、および − 例えば、EP−B309514に記載される1,3,4−チアジアゾール。 適当なキラル非ラセミ体ドーパントとしては、例えば次のものが挙げられる: − 例えば、P.Keller,Ferroelectrlcs,58(198 4),3およびJ.W.Goodby,et al.,Liquid Crys tals and Ordered Fluids,Vol.4,New Yo rk,1984に記載される光学活性な安息香酸フェニル、 − 例えば、EP−AO263437およびWO−A93/13093に記載さ れる光学活性なオキシランエーテル、 − 例えば、EP−A0292954に記載される光学活性なオキシランエステ ル、 − 例えば、EP−A0351746に記載される光学活性なジオキソランエー テル、 − 例えば、EP−A0361272に記載される光学活性なジオキソランエス テル、 − 例えば、EP−A0355561に記載される光学活性なテトラヒドロフラ ン−2−カルボン酸エステル、および − 例えば、EP−A0237007およびUS−A5051506に記載され る光学活性な2−フルオロアルキルエーテル。 混合物は、また、電気光学的または完全に光学的な素子、例えば、ディスプレ イ素子、スイッチング素子、光変調器、イメージプロセシングおよび/またはシ グナルプロセシング用の素子、または一般に非線形光学の分野で用いることがで きる。 式(I)の化合物を含有する液晶混合物は、電気光学的スイッチングおよびディ スプレイ装置(ディスプレイ)に用いるのに特に適している。これらのディスプ レイは、通常は、通常は液晶層から始まり、少なくとも1つの配向膜、電極およ び限界プレート(例えばガラス製)の順である層により液晶層が両面を挟持され るように構築される。さらに、これらのディスプレイはまた、スペーサー、接着 フレーム、偏光子、およびカラーディスプレイのためには薄いカラーフィルター 層を含んでいてもよい。さらに反射防止層、不働態層、補償層およびバリヤー層 、ならびに薄膜トランジスター(TFT)および金属/絶縁体/金属(MIM) 素子等の電気的非線形素子等の成分を含んでいてもよい。液晶ディスプレイの構 造は関連するモノグラフにすでに詳述されている(例えば、E.Kaneko, ”Llquid Crystal TV Displays;Principl es and Applications of Liquid Crysta l Displays”,KTK Scientific Publisher s,1987)。 さらに、混合物は、電界処理、すなわち、準ブックシェルフ構造(QBG)に おいて動作させる場合にも適している(例えば、H.Rieger et al. , SID 91 Digest(Anaheim),1991,p.396を参照) 。 新規混合物はまた、DHF効果またはPSFLCD効果(ピッチ安定化強誘電 性液晶ディスプレイ、SBF(短ピッチ双安定性強誘電性)効果としても知られ ている)の利用に基づく強誘電性液晶ディスプレイにおいて使用するのにも適し ている。 さらに、式(I)の化合物はまた、アンチ強誘電性液晶混合物の成分として用 いることができる。 本明細書に引用される文献は明示的に参照され、これらは引用されることによ り明細書の記載の一部を形成するものである。 本発明を実施例によってさらに詳しく説明するが、これは本発明を限定するこ とを意図するものではない。 実施例1: 1,8,8−トリフルオロ−3−[4−(オクチルオキシ)フェニル]−7−オ クチル−5,6,7,8−テトラヒドロイソキノリン 10mmolの1,8,8−トリフルオロ−3−(4−ヒドロキシフェニル) −7−オクチル−5,6,7,8−テトラヒドロイソキノリンを50mlのDM Fに溶解し、11mmolの水素化ナトリウムを加えた。混合物を30分間撹拌 した後、11mmolの臭化1−オクチルを滴加し、混合物を60℃でさらに1 40分間撹拌し、水に注加した。混合物をジクロロメタンで抽出し、合わせた有 機相を乾燥し、溶媒を真空下に除去し、残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー にかけて、8mmolの1,8,8−トリフルオロ−3−[4−(オクチルオキ シ)フェニル]−7−オクチル−5,6,7,8−テトラヒドロイソキノリンを 得た。 1,8,8−トリフルオロ−3−(4−ヒドロキシフェニル)−7−アルキル −5,6,7,8−テトラヒドロイソキノリンを、実施例1と同様に、さらにア ルキルハロゲン化物、2−フルオロアルキルスルホネート、2,3−ジフルオロ アルキルスルホネート、3−アルキルオキシラン−2−メチルスルホネート、( ω−ブロモアルキル)シクロプロパンまたは1−ブロモジメチルシラニル−アル カンと反応させることができる。 実施例2: 7−[5−(オクチルオキシ)ピリジン−2−イル]−1,8,8−トリフルオ ロ−3−オクチルオキシ−5,6,7,8−テトラヒドロイソキノリン 10mmolの1,8,8−トリフルオロ−7−(5−ヒドロキシピリジン− 2−イル)−3−オクチルオキシ−5,6,7,8−テトラヒドロイソキノリン を50mlのDMFに溶解し、11mmolの水素化ナトリウムを加えた。混合 物を30分間撹拌した後、11mmolの臭化1−オクチルを滴加し、混合物を 60℃でさらに140分間撹拌し、水に注加した。混合物をジクロロメタンで抽 出し、合わせた有機相を乾燥し、溶媒を真空下に除去し、残渣をシリカゲルでク ロマトグラフィーにかけて、7.55mmolの7−[5−(オクチルオキシ) ピリジン−2−イル]−1,8,8−トリフルオロ−3−オクチルオキシ−5, 6,7,8−テトラヒドロイソキノリンを得た。 1,8,8−トリフルオロ−7−(5−ヒドロキシピリジン−2−イル)−3 −アルキルオキシ−5,6,7,8−テトラヒドロイソキノリンを、実施例2と 同様に、2−フルオロアルキルスルホネート、2,3−ジフルオロアルキルスル ホネート、3−アルキルオキシラン−2−メチルスルホネート、(ω−ブロモア ルキル)シクロプロパンまたは1−ブロモジメチルシラニルアルカンと反応させ ることができる。 実施例3: 7−[5−(オクチルオキシ)ピリミジン−2−イル]−1,8,8−トリフル オロ−3−オクチルオキシ−5,6,7,8−テトラヒドロイソキノリン 10mmolの1,8,8−トリフルオロ−7−(5−ヒドロキシピリミジン −2−イル)−3−オクチルオキシ−5,6,7,8−テトラヒドロイソキノリ ンを50mlのDMFに溶解し、11mmolの水素化ナトリウムを加えた。混 合物を30分間撹拌した後,11mmolの臭化1−オクチルを滴加し、混合物 を60℃でさらに140分間撹拌し、水に注加した。混合物をジクロロメタンで 抽出し、合わせた有機相を乾燥し、溶媒を真空下に除去し、残渣をシリカゲルで クロマトグラフィーにかけて、9mmolの7−[5−(オクチルオキシ)ピリ ミジン−2−イル]−1,8,8−トリフルオロ−3−オクチルオキシ−5,6 ,7,8−テトラヒドロイソキノリンを得た。 1,8,8−トリフルオロ−7−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)− 3−アルキルオキシ−5,6,7,8−テトラヒドロイソキノリンを、実施例3 と同様に、2−フルオロアルキルスルホネート、2,3−ジフルオロアルキルス ルホネート、3−アルキルオキシラン−2−メチルスルホネート、(ω−ブロモ アルキル)シクロプロパンまたは1−ブロモジメチルシラニルアルカンと反応さ せることができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式(I)の1,8,8−トリフルオロ−5,6,7,8−テトラヒドロイソ キノリン誘導体: R1(−M1)a(−A1−M2)b(−A2−M3)c−B(−M4−A3)d(−M5−A4)e(−M6 )f−R2 (I) [式中、記号および添字は次の意味を有する: 基Bは、 であり、 R1およびR2は、同一または異なり、水素、−CN、−F、−Cl、−CF3、 −CHF2、−CH2F、−OCF3、−OCHF2、−OCH2F、または、1− 20個の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基(不整炭素原子を有 していても有していなくてもよい)であり、ここで1個またはそれ以上のCH2 基が、−O−、−S−、−CO−O−、−O−CO−、−O−CO−O−、−C O−、−CS−、−CH=CH−、−C≡C−、シクロプロパン−1,2−ジイ ル、−Si(CH32−、1,4−フェニレン、トランス−1,4−シクロヘキ シレンまたはトランス−1,3−シクロペンチレンで置換されていてもよいが、 ただし酸素原子および/またはイオウ原子は互いに直接結合していてはならず、 および/または、アルキル基の1個またはそれ以上の水素原子が−F、−Cl、 −Br、−OR3、−SCN、−OCNまたは−N3で置換されていてもよく、あ るいはR1およびR2は、下記のいずれかの基(光学的に活性であるかまたはラセ ミ体である)であり: 3、R4、R5、R6およびR7は、同一または異なり、水素、または1−16個 の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基(不整炭素原子を有してい ても有していなくてもよい)であり、ここで1個またはそれ以上のCH2基が、 −O−および/または−CH=CH−で置換されていてもよいが、ただし酸素原 子は互いに直接結合していてはならず、および/または、アルキル基の1個また はそれ以上の水素原子が−Fまたは−Clで置換されていてもよく;あるいはR4 およびR5は、オキシラン系、ジオキソラン系、テトラヒドロフラン系、テトラ ヒドロピラン系、ブチロラクトン系またはバレロラクトン系に結合する場合には 、一緒になって−(CH24−または−(CH25−であってもよく; M1、M2、M3、M4、M5およびM6は、同一または異なり、−O−、−S−、− CO−、−CO−O−、−O−CO−、−O−CO−O−、−CO−S−、−S −CO−、−CS−O−、−O−CS−、−S−CS−S−、−O−CS−O− 、−S−CO−S−、−CS−、−CH2−O−、−O−CH2−、−CH2− S−、−S−CH2−、−CH=CH−、−C≡C−、−CH2−CH2−CO− O−、−O−CO−CH2−CH2−または単結合であり; A1、A2、A3およびA4は、同一または異なり、1個またはそれ以上の水素原子 がF、Clおよび/またはCNで置換されていてもよい1,4−フェニレン、1 個または2個の水素原子がF、Clおよび/またはCNで置換されていてもよい ピラジン−2,5−ジイル、1個または2個の水素原子がF、Clおよび/また はCNで置換されていてもよいピリダジン−3,6−ジイル、1個またはそれ以 上の水素原子がF、Clおよび/またはCNで置換されていてもよいピリジン− 2,5−ジイル、1個または2個の水素原子がF、Clおよび/またはCNで置 換されていてもよいピリミジン−2,5−ジイル、1個または2個の水素原子が CNおよび/またはCH3で置換されていてもよいトランス−1,4−シクロヘ キシレン、1,3,4−チアジアゾール−2,5−ジイル、1,3−ジオキサン −2,5−ジイル、1,3−ジチアン−2,5−ジイル、1個の水素原子がF、 Clおよび/またはCNで置換されていてもよい1,3−チアゾール−2,4− ジイル、1個の水素原子がF、Clおよび/またはCNで置換されていてもよい 1,3−チアゾール−2,5−ジイル、1個の水素原子がF、Clおよび/また はCNで置換されていてもよいチオフェン−2,4−ジイル、1個または2個の 水素原子がF、Clおよび/またはCNで置換されていてもよいチオフェン−2 ,5−ジイル、ピペラジン−1,4−ジイル、ピペラジン−2,5−ジイル、1 個またはそれ以上の水素原子がF、Clおよび/またはCNで置換されていても よいナフタレン−2,6−ジイル、1個またはそれ以上の水素原子がF、Clお よび/またはCNで置換されていてもよいビシクロ[2.2.2]オクタン−1 ,4−ジイル、1,3−ジオキサボリナン−2,5−ジイル、または基Bであり ; a、b、c、d、eおよびfは、0または1であり、ただしb、c、dおよびe の合計は0、1または2でなければならない]。 2.式(I)の記号および添字が次の意味を有する、請求項1記載の1,8,8 −トリフルオロ−5,6,7,8−テトラヒドロイソキノリン誘導体: [R1およびR2は、同一または異なり、水素、−CN、−F、−Cl、−CF3 、−CHF2、−CH2F、−OCF3、−OCHF2、−OCH2F、または、1 −18個の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基(不整炭素原子を 有していても有していなくてもよい)であり、ここで1個またはそれ以上のCH2 基が、−O−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−O−CO−O−、 −CH=CH−、−C≡C−、シクロプロパン−1,2−ジイル、−Si(CH32−、またはトランス−1,4−シクロヘキシレンで置換されていてもよいが 、ただし酸素原子は互いに直接結合していてはならず、および/または、アルキ ル基の1個またはそれ以上の水素原子が−F、−Cl、−OR3、−OCNまた は−N3で置換されていてもよく、あるいはR1およびR2は、下記のいずれかの 基(光学的に活性であるかまたはラセミ体である)であり: 3、R4、R5、R6およびR7は、同一または異なり、水素、または1−16個 の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基(不整炭素原子を有してい ても有していなくてもよい)であり、ここで1個またはそれ以上のCH2基が、 −O−および/または−CH=CH−で置換されていてもよいが、ただし酸素原 子は互いに直接結合していてはならず、および/または、アルキル基の1個また はそれ以上の水素原子が−Fまたは−Clで置換されていてもよく;あるいはR4 およびR5は、オキシラン系、ジオキソラン系、テトラヒドロフラン系、テトラ ヒドロピラン系またはバレロラクトン系に結合する場合には、一緒になって−( CH24−または−(CH25−であってもよく; M1、M2、M3、M4、M5およびM6は、同一または異なり、−O−、−CO−、 −CO−O−、−O−CO−、−O−CO−O−、−O−CS−O−、−CH2 −O−、−O−CH2−、−CH=CH−、−C≡C−または単結合であり; A1、A2、A3およびA4は、同一または異なり、1個またはそれ以上の水素原子 がF、Clおよび/またはCNで置換されていてもよい1,4−フェニレン、1 個または2個の水素原子がF、Clおよび/またはCNで置換されていてもよい ピラジン−2,5−ジイル、1個または2個の水素原子がF、Clおよび/また はCNで置換されていてもよいピリダジン−3,6−ジイル、1個またはそれ以 上の水素原子がF、Clおよび/またはCNで置換されていてもよいピリジン− 2,5−ジイル、1個または2個の水素原子がF、Clおよび/またはCNで置 換されていてもよいピリミジン−2,5−ジイル、1個または2個の水素原子が CNおよび/またはCH3で置換されていてもよいトランス−1,4−シクロヘ キシレン、1,3,4−チアジアゾール−2,5−ジイル、1,3−ジオキサン −2,5−ジイル、1個の水素原子がF、Clおよび/またはCNで置換されて いてもよいチオフェン−2,4−ジイル、1個または2個の水素原子がF、Cl および/またはCNで置換されていてもよいチオフェン−2,5−ジイル、1個 またはそれ以上の水素原子がF、Clおよび/またはCNで置換されていてもよ いナフタレン−2,6−ジイル、または基Bであり; a、b、c、d、eおよびfは、0または1であり、ただしb、c、dおよびe の合計は0、1または2である]。 3.式(I)の記号および添字が次の意味を有する、請求項1または2に記載の 1,8,8−トリフルオロ−5,6,7,8−テトラヒドロイソキノリン誘導体 : [R1およびR2は、同一または異なり、水素、−CN、−F、−Cl、−CF3 、−CHF2、−CH2F、−OCF3、−OCHF2、−OCH2F、または、1 −16個の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基(不整炭素原子を 有していても有していなくてもよい)であり、ここで1個、2個または3個のC H2基が、−O−、−CO−、−O−CO−、−CO−O−、−CH=CH−、 シクロプロパン−1,2−ジイル、−Si(CH32−、またはトランス−1, 4−シクロヘキシレンで置換されていてもよいが、ただし酸素原子は互いに直接 結合していてはならず、および/または、アルキル基の1個またはそれ以上の水 素原子が−F、−Clまたは−OR3で置換されていてもよく、あるいはR1およ びR2は、下記のいずれかの基(光学的に活性であるかまたはラセミ体である) であり: 3、R4およびR5は、同一または異なり、水素、または1−9個の炭素原子を 有する直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基(不整炭素原子を有していても有してい なくてもよい)であり、ここで1個またはそれ以上のCH2基が、−O−および /または−CH=CH−で置換されていてもよいが、ただし酸素原子は互いに直 接結合していてはならず、および/または、アルキル基の1個またはそれ以上の 水素原子が−Fまたは−Clで置換されていてもよく;あるいはR4およびR5は 、ジオキソラン系に結合する場合には、一緒になって−(CH24−または−( CH25−であってもよく; M1、M2、M3、M4、M5およびM6は、同一または異なり、−O−、−CO−、 −CO−O−、−O−CO−、−O−CO−O−、−CH2−O−、−O−CH2 −、−CH=CH−または単結合であり; A1、A2、A3およびA4は、同一または異なり、1個、2個または3個の水素原 子がF、Clおよび/またはCNで置換されていてもよい1,4−フェニレン、 1個または2個の水素原子がF,Clおよび/またはCNで置換されていてもよ いピリジン−2,5−ジイル、1個または2個の水素原子がF、Clおよび/ま たはCNで置換されていてもよいピリミジン−2,5−ジイル、1個または2個 の水素原子がCNおよび/またはCH3で置換されていてもよいトランス−1, 4−シクロヘキシレン、1,3,4−チアジアゾール−2,5−ジイル、または 、1個または2個の水素原子がF、Clおよび/またはCNで置換されていても よいナフタレン−2,6−ジイルであり; a、b、c、d、eおよびfは、0または1であり、ただしb、c、dおよびe の合計は0、1または2である]。 4.基(−A1−M2b(−A2−M3c−B−(M4−A3d(−M5−A4eが 以下のいずれかの意味を有する請求項1−3のいずれかに記載の1,8,8−ト リフルオロ−5,6,7,8−テトラヒドロイソキノリン誘導体: [ここで、略号は次の意味を有し: (F)ICH: 1,8,8−トリフルオロ−5,6,7,8−テトラヒドロイ ソキノリン−3,7−ジイル、 Phe: 1,4−フェニレン、 Pyr: ピリジン−2,5−ジイル、 Pym: ピリミジン−2,5−ジイル、 Diox: 1,3−ジオキサン−2,5−ジイル、 Naf: ナフタレン−2,6−ジイル、 F2Phe: ジフルオロベンゼン−1,4−ジイル、 (F)Phe: フルオロベンゼン−1,4−ジイル、 (F)Pyr: フルオロピリジン−2,5−ジイル、および TDZ: 1,3,4−チアジアゾール−2,5−ジイル、 そして、M1、M6、R1およびR2は式(I)で定義したとおりである]。 5.請求項1−4のいずれかに記載の式(I)の1,8,8−トリフルオロ−5 ,6,7,8−テトラヒドロイソキノリン誘導体の、液晶混合物の成分としての 使用。 6.1種類またはそれ以上の請求項1−4のいずれかに記載の式(I)の化合物 を含む液晶混合物。 7.強誘電性である、請求項6記載の液晶混合物。 8.0.1から60モル%の、1種類またはそれ以上の式(I)の化合物を含む 、請求項6または7に記載の液晶混合物。 9.式(I)の1−10種類の化合物を含む、請求項6−8のいずれかに記載の 液晶混合物。 10.外側プレート、電極、少なくとも1つの偏光子、少なくとも1つの配向膜 および液晶媒質を含み、該液晶媒質が請求項6−9のいずれかに記載の液晶混合 物であることを特徴とする、スイッチングおよび/またはディスプレイ装置。
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