JP3904094B2 - ネマチック液晶組成物及びこれを用いた液晶表示装置 - Google Patents

ネマチック液晶組成物及びこれを用いた液晶表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3904094B2
JP3904094B2 JP20698596A JP20698596A JP3904094B2 JP 3904094 B2 JP3904094 B2 JP 3904094B2 JP 20698596 A JP20698596 A JP 20698596A JP 20698596 A JP20698596 A JP 20698596A JP 3904094 B2 JP3904094 B2 JP 3904094B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
nematic
crystal composition
compound
nematic liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP20698596A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1046150A (ja
Inventor
清文 竹内
徳恵 石田
晴義 高津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority to JP20698596A priority Critical patent/JP3904094B2/ja
Publication of JPH1046150A publication Critical patent/JPH1046150A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3904094B2 publication Critical patent/JP3904094B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K19/00Liquid crystal materials
    • C09K19/04Liquid crystal materials characterised by the chemical structure of the liquid crystal components, e.g. by a specific unit
    • C09K19/06Non-steroidal liquid crystal compounds
    • C09K19/08Non-steroidal liquid crystal compounds containing at least two non-condensed rings
    • C09K19/30Non-steroidal liquid crystal compounds containing at least two non-condensed rings containing saturated or unsaturated non-aromatic rings, e.g. cyclohexane rings
    • C09K19/3001Cyclohexane rings
    • C09K19/3003Compounds containing at least two rings in which the different rings are directly linked (covalent bond)
    • C09K2019/3004Cy-Cy

Landscapes

  • Liquid Crystal Substances (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気光学的表示材料として有用なネマチック液晶組成物及びこれを用いた液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示素子の代表的なものにTN-LCD(ツイスティッド・ネマチック液晶表示素子)があり、時計、電卓、電子手帳、ポケットコンピュータ、ワードプロセッサ、パーソナルコンピュータなどに使用されている。一方、OA機器の処理情報の増加に伴い、シェファー(Scheffer)等[SID '85 Digest, p.120 1985年]、衣川等[SID '86 Digest, p.122 1986年]によって、STN(スーパー・ツイスティッド・ネマチック)−LCDが開発され、携帯端末、ワードプロセッサ、パーソナルコンピュータなどの高情報処理用の表示に広く普及しはじめている。
【0003】
最近、STN-LCDの応答特性改善を目的にアクティブアドレッシング駆動方式[Proc.12th IDRC p.503 1992年]やマルチラインアドレッシング駆動方式[SID'92 Digest, p.232 1992年]が提案されている。また、カラーフィルター層を用いないでカラー表示ができる方法として、液晶と位相差板の複屈折性を利用した新規反射型カラー液晶表示方式[テレビジョン学会技術報告 vol.14 No10.p.51 1990年]が提案されている。 この様な液晶材料として、弾性定数比K33/K11が1.5前後、誘電率異方性△εや粘性が比較的小さいものが要求されている。特に、より広い視角特性を得る目的のために、複屈折率△nが比較的小さいか中位のものが要求されており、現在も新しい液晶化合物あるいは液晶組成物の提案がなされている。
【0004】
更に、その表示品質が優れていることから、アクティブ・マトリクス形液晶表示装置が携帯端末、液晶テレビ、プロジェクター、コンピューター等の市場に出されている。アクティブ・マトリクス表示方式は、画素毎にTFT(薄膜トランジスタ)あるいはMIM(メタル・インシュレータ・メタル)等が使われており、この方式には高電圧保持率であることが重要視されている。また、更に広い視角特性得るためにIPSモードと組み合わせたスーパーTFT[Asia Display '95 Digest, p.707 1995年]が近藤等によって提案されている(以下、これらアクティブ・マトリクス表示方式の液晶表示素子を総称してTFT-LCDと呼称する)。この様な表示素子に対応するために、現在も新しい液晶化合物あるいは液晶組成物、例えば特開平6−312949号公報、特公表5−501735号公報等に記載された提案がなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述のような液晶表示特性を改善するには、0.07〜0.16の範囲の複屈折率△nを有し、液晶表示の高速応答性を得るためにより低い粘性の液晶材料が必要である。また、液晶材料のより高い化学的安定性や駆動温度範囲のより広い特性についても必要である。この目的のために、例えば、下記一般式(a-1)〜(a-3)
【0006】
【化4】
Figure 0003904094
【0007】
(式中、R、R’はアルキル基、rは整数を表す。)の化合物等が用いられてきた。しかし、依然として問題が残されたままである。具体的には、上記目的の達成のために一般式(a-1)〜(a-3)の化合物を多用すると、相溶性において特異性があり、スメクチック相や結晶相が出現しやすい傾向を有していた。また、本発明に関わる一般式(I)で表される化合物に関する技術は、その物性や混合物の知見は、今だ報告されていない。
【0008】
本発明が解決しようとする課題は、上記の問題を解決あるいはより改善することにあり、複屈折率△nが小さく、駆動可能な温度範囲が広く、応答性に優れたネマチック液晶組成物を提供することにあり、この液晶組成物を構成材料として用いた、電気光学特性の改善されたTN-LCD、STN-LCD、TFT-LCD等の液晶表示装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明等は、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、
1.一般式(I)
【0010】
【化5】
Figure 0003904094
【0011】
(式中、R11及びR12は各々独立して水素原子又は炭素原子数1〜5の直鎖状アルキル基を表し、p及びqは各々独立して0〜4の整数を表す。)で表される化合物を少なくとも1種以上含む液晶成分A及び+2以上の誘電率異方性の化合物を少なくとも2種以上含む液晶成分Bを含有する液晶材料であり、該液晶材料が3以上の誘電率異方性であり、60℃以上のネマチック相−等方性液体相転移温度であり、0℃以下の結晶相又はスメクチック相−ネマチック相転移温度であることを特徴とするネマチック液晶組成物。
2.前記液晶成分Aが、一般式(I)において、R11及び/又はR12が水素原子であることを特徴とする化合物を少なくとも1種以上含有することを特徴とする上記1記載のネマチック液晶組成物。
3.前記液晶成分Aが、一般式(I)において、nが0、2又は4の整数で表されることを特徴とする化合物を少なくとも1種以上含有することを特徴とする上記1又は2記載のネマチック液晶組成物。
4.前記液晶材料が、前記液晶成分Aを1〜40重量%含有することを特徴とする上記1、2又は3記載のネマチック液晶組成物。
5.前記液晶成分Bが、一般式(II-1)〜(II-3)
【0012】
【化6】
Figure 0003904094
【0013】
(式中、R21〜R23は各々独立的に炭素原子数2〜7の直鎖状アルキル基、アルケニル基又はCs2s+1-O-Ct2tを表し、s及びtは各々独立的に1〜5の整数を表し、X21〜X23は各々独立的にF、Cl、-OCF3、-OCHF2、-CF3又は-CNを表し、Y21〜Y29は各々独立的に水素原子又はフッ素原子を表し、Z21〜Z23は各々独立的に単結合、-COO-、-C24-又は-C48-を表し、Z21はまた-C≡C-又は-CH=CH-であってもよく、Z24、Z25は各々独立的に単結合、-COO-又は-C≡C-を表し、l及びmは各々独立的に0又は1を表し、各化合物におけるシクロヘキサン環の水素原子(H)が重水素原子(D)で置換されていても良い。)で表わされる化合物群から選ばれる化合物を少なくとも2種以上含有することを特徴とする上記1、2、3又は4記載のネマチック液晶組成物。
6.前記液晶成分Bが、一般式(II-1)〜(II-3)において、R21〜R23が各々独立的に炭素原子数2〜7のアルケニル基で表される化合物を少なくとも1種以上含有することを特徴とする上記5記載のネマチック液晶組成物。
7.前記液晶成分Bが、一般式(II-1)〜(II-3)において、X21〜X23が各々独立的にF、Cl、-OCF3、又は-CNで表される化合物を少なくとも1種以上含有することを特徴とする上記5又は6記載のネマチック液晶組成物。
8.前記液晶材料が、前記液晶成分Bを10〜99重量%含有することを特徴とする上記1、2、3、4、5、6又は7記載のネマチック液晶組成物。
9.前記液晶成分Bが、一般式(II-1)〜(II-3)の化合物を1〜100重量%含有することを特徴とする上記5、6、7又は8記載のネマチック液晶組成物。10.前記液晶材料が液晶成分Cを含有し、該液晶成分Cが一般式(III-1)〜(III-3)
【0014】
【化7】
Figure 0003904094
【0015】
(式中、R31〜R33は各々独立的に炭素原子数2〜7の直鎖状アルキル基又はアルケニル基を表し、R34〜R36は各々独立的に炭素原子数1〜7の直鎖状アルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、アルケニルオキシ基又はCu2u+1-O-Cvt2vを表し、u及びvは各々独立的に1〜5の整数を表し、Y31〜Y34は各々独立的にH、F又はCH3を表し、Z31〜Z34は各々独立的に単結合、-COO-、-C24-又は-C48-を表し、Z31はまた-C≡C-又は-CH=CH-であってもよく、Z35は単結合、-C≡C-又は-COO-を表し、環A31、環A32は各々独立的にシクロヘキサン環又はシクロヘキセン環を表し、i、j、kは各々独立的に0又は1の整数を表し、各化合物におけるシクロヘキサン環の水素原子(H)が重水素原子(D)で置換されていても良い。)で表される化合物群から選ばれる化合物を含有することを特徴とする上記1、2、3、4、5、6、7、8又は9記載のネマチック液晶組成物。
11.前記液晶材料が、前記液晶成分Cを多くとも75重量%含有することを特徴とする上記10記載のネマチック液晶組成物。
12.前記液晶材料が、4〜25の誘電率異方性であり、70℃以上のネマチック相−等方性液体相転移温度であり、−10℃以下の結晶相又はスメクチック相−ネマチック相転移温度であることを特徴とする上記1乃至11記載のネマチック液晶組成物。
13.前記液晶材料の複屈折率が、0.07〜0.16の範囲であることを特徴とする上記1乃至12記載のネマチック液晶組成物。
14.上記1乃至13記載のネマチック液晶組成物を用いたアクティブ・マトリクス形液晶表示装置。
15.上記1乃至13載のネマチック液晶組成物を用いたツイスティッド・ネマチック又はスーパー・ツイスティッド・ネマチック液晶表示装置。
を前記課題の解決手段として見出した。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に本発明のネマチック液晶組成物及びこれを用いた液晶表示装置の一例について説明する。
【0017】
一般式(I)で表される化合物は、より低い粘性でより小さい複屈折率△nを有し、より大きい弾性定数比を有するため高速応答性に優れ、他の液晶材料と混合したときネマチック相−等方性液体相転移温度TN-Iを比較的高い温度に改善し、また相溶性に優れ、表示温度範囲をより広くさせることができ、誘電率異方性が−2〜+2の範囲であり、より高い化学的安定性を有している。この様な視点から、一般式(I)で表される化合物におけるより好ましい形態は、R11、R12が水素原子で表される化合物及び又はnが0、2又は4で表される化合物を選択して、少なくとも1種以上含むネマチック液晶組成物が好ましい。
【0018】
より具体的には一般式(I-1)〜(I-3)で表される化合物群から選ばれる化合物を用いることである。尚、各化合物は、蒸留、カラム精製、再結晶等の方法を利用して不純物を除去し、充分精製したものを使用した。
【0019】
【化8】
Figure 0003904094
【0020】
一般式(I)で表される化合物を少なくとも1種以上含む液晶成分Aを含有する本発明の液晶組成物は、これを構成材料として用いたTN-LCD、STN-LCD、TFT-LCD等の液晶表示装置を、より改善された電気光学特性にし、特に低温での応答性、急峻性駆動電圧の温度依存性をより好ましいものとさせる。
【0021】
液晶成分Aとして一般式(I)の化合物を1種以上含有させることができるが、1種であっても上記の効果を得ることができる。液晶成分Aは、本発明の液晶組成物に対して1〜40重量%の範囲で含有することができ、5〜30重量%の範囲がより好ましい。
【0022】
本発明の液晶組成物は、上記液晶成分Aに加えて、誘電率異方性が+2以上の化合物を少なくとも2種以上含む液晶成分Bを含有するものである。尚、本発明で述べる2より大きい誘電異方性を有する液晶化合物とは、以下の意義で用いる。液晶化合物の化学構造は棒状であり、中央部分が1個から4個の六員環を有したコア構造を有し、中央部分長軸方向の両端に位置する六員環が、液晶分子長軸方向に相当する位置で置換された末端基を有し、両端に存在する末端基の少なくとも一方が極性基であること、即ち例えば-CN、-OCN、-NCS、-F、-Cl、-NO2、-CF3、-OCF3、-OCHF2である化合物である。これによって、液晶層の光学異方性を所定の値にすることができ、電気的に駆動可能となり、動作温度範囲を広くさせることができる。
【0023】
誘電率異方性が+2以上の化合物は、少なくとも2種以上を必要とし、3〜15種の範囲が好ましい。また、誘電率異方性が+8〜+13の化合物、+14〜+18の化合物、+18以上の化合物から適時選んで含有させることが好ましく、所定の駆動電圧や応答特性を得ることができる。この場合、+8〜+13の誘電率異方性の化合物は多くとも10種以下の範囲で混合することが好ましく、+14〜+18の化合物は多くとも8種以下の範囲で混合することが好ましく、+18以上の化合物は多くとも10種以下の範囲で混合することが好ましい。液晶成分Bを上述の様に使用することは、表示特性の温度特性により好ましい効果を付与する。より具体的には、駆動電圧、急峻性に関わるコントラスト、応答性等の温度依存性をより好ましいものとする。液晶成分Bは、10〜99重量%の範囲で含有させることができ、25〜70重量%の範囲で含有することがより好ましい。
【0024】
結晶相又はスメクチック相−ネマチック相転移温度T→Nは、0℃以下、好ましくは−10℃以下、更に好ましくは−20℃以下、特に好ましくは−30℃以下である。ネマチック相−等方性液体相転移温度TN-Iは、60℃以上、好ましくは70℃以上、更に好ましくは80℃〜130℃の範囲である。本発明の液晶組成物は、誘電率異方性が3以上を必要とし、4〜40の範囲が好ましく、高速応答性を重視する場合は4〜16の範囲が、より低い駆動電圧を必要とする場合は17〜25の範囲が好ましい。また、複屈折率△nは、0.06以上を必要とし、0.07〜0.16の範囲が特に好ましい。この様なネマチック液晶組成物の特性は、アクティブ・マトリクス形、ツイスティッド・ネマチックあるいはスーパー・ツイスティッド・ネマチック液晶表示装置に用いるのに有用である。
【0025】
上記ネマチック液晶組成物は、高速応答性のTN-LCDやSTN-LCDに有用であり、またカラーフィルター層を用いなくても、液晶層と位相差板の複屈折性でカラー表示をすることができる液晶表示素子に有用なものであり、透過型あるいは反射型の液晶表示素子の用いることができる。この液晶表示素子は、透明性電極層を有し少なくとも一方が透明である基板を有し、この基板間に前記ネマチック液晶組成物の分子をねじれた配向にさせ、目的に応じて30°〜360°の範囲で選択することができ、90°〜270°の範囲で選択することが好ましく、45°〜135°の範囲または180°〜260°の範囲で選択することが特に好ましい。この場合、透明性電極基板に設けられる配向膜によって得られるプレチルト角は、1°〜20°の範囲で選択することが好ましく、ねじれ角が30°〜100°では1°〜4°のプレチルト角が好ましく、100°〜180°では2°〜6°のプレチルト角が好ましく、180°〜260°では3°〜12°のプレチルト角が好ましく、260°〜360°では6°〜20°のプレチルト角が好ましい。
【0026】
前述した液晶成分Bとして、一般式(II-1)〜(II-3)で表される第2の化合物群から選ばれる化合物を2種以上させることができ、第2の化合物群を1〜100重量%の範囲で含有させることができ、50〜100重量%の範囲が好ましい。一般式(II-1)〜(II-3)で表される化合物におけるより好ましい形態は、R21〜R23が炭素原子数2〜7のアルケニル基で表される化合物及び又はX21〜X23がF、Cl、-OCF3、又は-CNで表される化合物を選択して、少なくとも1種以上含むネマチック液晶組成物が好ましい。より具体的には一般式(II-4)〜(II-21)で表される化合物である。これらの化合物の誘電率異方性は+2以上である。尚、各化合物は、蒸留、カラム精製、再結晶等の方法を用いて不純物を除去し、充分精製したものを使用した。
【0027】
【化9】
Figure 0003904094
【0028】
【化10】
Figure 0003904094
【0029】
【化11】
Figure 0003904094
【0030】
本発明の液晶組成物は、一般式(II-1)〜(II-3)の第2の化合物群から選ばれる化合物を含有することで、駆動電圧を低減させることができ、粘度が比較的小さく、比抵抗や電圧保持率が比較的高いという特徴を有する。特に、一般式(II-4)〜(II-10)、一般式(II-12)〜(II-16)の化合物はこの効果に優れている。また、一般式(II-13)、(II-15)、(II-17)〜(II-21)の化合物は、0.5〜30%と少量の添加によってこの効果を得ることができ、優れている。
【0031】
更に具体的には、R21は炭素原子数が2〜5のアルキル基又はアルケニル基が好ましく、特にアルケニル基を有する化合物を少なくとも1種以上含有させることが好ましい。R22は炭素原子数2〜5のアルキル基、アルケニル基又はアルコキシ基の化合物が好ましい。X21〜X23はF、Cl、-OCF3、-CNである化合物を多用することが好ましく、高速応答を重視する場合X21〜X23がF、-OCF3である化合物を多用することが好ましく、より大きい複屈折率を必要とする場合はX21〜X23がCl、-OCF3、-CNである化合物で調整することが好ましく、より低い駆動電圧必要とする場合はX21〜X23がCl、-CNである化合物を多用することが好ましい。また、アクティブ・マトリクス表示方式、TFT-LCD、MIM-LCD、IPSモードと組み合わせたスーパーTFT表示装置には、X21〜X23が-Fである化合物を多用することが好ましい。Y21〜Y29は、高速応答性を重視する場合がHである化合物を多用することが好ましく、駆動電圧の温度依存性を改善させる場合Y21〜Y29がFである化合物、特に好ましくはY21、Y23、Y2527、Y29がFである化合物を多用することが好ましく、Y25、Y26がFの場合はY24がHである化合物を選択することがより相溶性を改善でき、一般式(II-3)の場合はY29がFである化合物を選択することがより相溶性を改善できる。Z21〜Z23は、単結合、-COO-、-C24-、-C48-であることができ、Z21とZ22の一方は単結合の化合物が好ましく、低温での応答性、相溶性を改善するには、単結合の化合物と-C24-の化合物を併用して用いることが好ましい。Z24、Z25は、単結合、-COO-、-C≡C-であることができ、応答性をより重視する場合は単結合の化合物を多用することが好ましい。l、mは0又は1を表すが、一般式(II-1)、(II-2)におけるl、mが0の化合物と、一般式(II-1)、(II-2)におけるl、mが1の化合物及び一般式(II-3)の化合物との混合比は0〜100から100〜0の範囲で適時選ぶことができ、より高いTN-Iを必要とする場合、一般式(II-1)、(II-2)におけるl、mが1の化合物及び一般式(II-3)の化合物を多用することが好ましい。一般式(II-1)、(II-2)のシクロヘキサン環中の水素原子(H)が重水素原子(D)で置換された化合物を用いることができるが、この化合物は液晶組成物の弾性定数の調整や配向膜に対応したプレチルト角の調整に有用であることから、重水素原子(D)で置換された化合物を少なくとも1種以上含有させることが好ましい。
【0032】
本発明は更に上記ネマチック液晶組成物に加えて、液晶成分Cの液晶化合物として一般式(III-1)〜(III-3)で表わされる第3の化合物群から選ばれる化合物を含有することができる。液晶成分Cとして一般式(III-1)〜(III-3)の化合物群から選ばれる化合物を含有することで、粘度を低減させることができ、比抵抗や電圧保持率が比較的高いという特徴を有する。特に、下記一般式(III-4)〜(III-19)で表される化合物が好ましく、R31〜R33がアルケニル基である化合物を少なくとも1種以上含有させることにより好ましい効果が得られる。一般式(III-4)〜(III-19)の化合物は30重量%以下で用いることが好ましく、液晶成分Cは総使用量として75重量%以下で用いることが好ましい。
【0033】
【化12】
Figure 0003904094
【0034】
【化13】
Figure 0003904094
【0035】
本発明の液晶組成物は、上記一般式(I-1)〜(III-3)で表される化合物以外にも、液晶組成物の特性を改善するために、液晶化合物として認識される通常のネマチック液晶、スメクチック液晶、コレステリック液晶などを含有していてもよい。しかしながら、これらの化合物を多量に用いることはネマチック液晶組成物の特性が低減することになるので、添加量は得られるネマチック液晶組成物の要求特性に応じて制限されるものである。
【0036】
【実施例】
以下、実施例を挙げて本発明を更に詳述するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。また、以下の実施例の組成物における「%」は『重量%』を意味する。
【0037】
組成物の化学的安定性は、液晶組成物2gをアンプル管に入れ、真空脱気後窒素置換の処理をして封入し、150℃、1時間の加熱促進テストを行い、この液晶組成物の電圧保持率を測定した。実施例中、測定した特性は以下の通りである。
【0038】
N-I:ネマチック相−等方性液体相転移温度(℃)
T→N:固体相又はスメクチック相−ネマチック相転移温度(℃)
th:セル厚6μmのTN-LCDを構成した時のしきい値電圧(V)
γ:飽和電圧(Vsat)とVthの比
△ε:誘電異方性
△n:複屈折率
η:20℃での粘度(c.p.)
【0039】
(実施例1)
【0040】
【化14】
Figure 0003904094
【0041】
からなるネマチック液晶組成物No.3−1を調製し、この組成物の諸特性を測定した。結果は以下の通りであった。
N-I: 102.0 ℃
T→N: −12. ℃
th: 2.46 V
△ε: 3.0
△n: 0.079
η: 12.9 c.p.
【0042】
(比較例1)
【0043】
【化15】
Figure 0003904094
【0044】
からなる比較液晶組成物(a-4)を調製し、この組成物の諸特性を測定した。結果は以下の通りであった。
N-I: 101.1 ℃
T→N: 0. ℃
th: 2.44 V
△ε: 3.0
△n: 0.078
η: 13.7 c.p.
【0045】
実施例1との違いは、一般式(I)で表される化合物を一般式(a-1)で表される化合物に変えたところにある。特性を比較すると、本発明の液晶組成物は、ネマチック相の温度範囲がより広く、炭素原子数が大きいにも拘わらず粘性がより好ましい結果であった。
【0046】
(比較例2)
【0047】
【化16】
Figure 0003904094
【0048】
からなる比較液晶組成物(a-5)を調製し、この組成物の諸特性を測定した。結果は以下の通りであった。
N-I: 104.0 ℃
T→N: 11. ℃
th: 2.41 V
△ε: 3.0
△n: 0.076
η: 17.3 c.p.
【0049】
実施例1との違いは、一般式(I)で表される化合物を一般式(a-2)で表される化合物に変えたところにある。特性を比較すると、本発明の液晶組成物は、ネマチック相の温度範囲がより広く、粘性がより好ましい結果であった。
【0050】
(実施例2)
【0051】
【化17】
Figure 0003904094
【0052】
からなるネマチック液晶組成物No.3−2を調製し、この組成物の諸特性を測定した。結果は以下の通りであった。
N-I: 101.0 ℃
T→N: −30. ℃
th: 2.67 V
△ε: 3.8
△n: 0.077
η: 18.0 c.p.
テスト前の電圧保持率 : 99.6%
加熱促進テスト後電圧保持率 : 99.0%
【0053】
このネマチック液晶組成物は加熱促進テスト後の電圧保持率が高いことから、熱に安定であることが理解できる。またこの組成物を構成材料とするアクティブ・マトリクス液晶表示装置を作製したところ、漏れ電流が小さくフリッカの発生しない優れたものであることが確認できた。
【0054】
(実施例3)
【0055】
【化18】
Figure 0003904094
【0056】
からなるネマチック液晶組成物No.3−3を調製し、この組成物の諸特性を測定した。結果は以下の通りであった。
N-I: 72.0 ℃
T→N: −40. ℃
th: 1.97 V
△ε: 5.6
△n: 0.086
η: 14.3 c.p.
【0057】
このネマチック液晶組成物にカイラル物質「S−811」(メルク社製)を添加して混合液晶を調製した。一方、対向する平面透明電極上に「サンエバー610」(日産化学社製)の有機膜をラビングして配向膜を形成し、ツイスト角220度のSTN-LCD表示用セルを作製した。上記の混合液晶をこのセルに注入して液晶表示装置を構成し、表示特性を測定した。その結果、高時分割特性に優れ、速応答性が改善されたSTN-LCD表示特性を示す液晶表示装置が得られた。また、50℃〜ー20℃の温度範囲での駆動電圧の変化を測定したところ、2.0mV/℃と小さく、広い温度範囲で安定した表示特性を示した。なお、カイラル物質はカイラル物質の添加による混合液晶の固有らせんピッチPと表示用セルのセル厚dが、Δn・d=0.85、d/P=0.53となるように添加した。
【0058】
(実施例4)
【0059】
【化19】
Figure 0003904094
【0060】
からなるネマチック液晶組成物No.3−4を調製し、この組成物の諸特性を測定した。結果は以下の通りであった。
N-I: 81.8 ℃
T→N: −70. ℃
th: 2.27 V
γ: 1.12
△ε: 7.1
△n: 0.137
η: 17.8 c.p.
【0061】
このネマチック液晶組成物は、文献『高速液晶技術』(63頁、(株)シーエムシー社出版)中に示された液晶表示の光学的急峻性の限界値である1.12と同じ値を示している。従って、高時分割駆動に有用であることが理解できる。
【0062】
(実施例5)
【0063】
【化20】
Figure 0003904094
【0064】
からなるネマチック液晶組成物No.3−5を調製し、この組成物の諸特性を測定した。結果は以下の通りであった。
N-I: 80.1 ℃
T→N: −30. ℃
th: 1.98 V
γ: 1.12
△ε: 7.7
△n: 0.144
η: 11.9 c.p.
【0065】
このネマチック液晶組成物は、文献『高速液晶技術』(63頁、(株)シーエムシー社出版)中に示された液晶表示の光学的急峻性の限界値である1.12と同じ値を示している。従って、高時分割駆動に有用であることが理解できる。
【0066】
また、低温での応答速度を測定したところ、−20℃で167msecを示す液晶表示装置が得られた。
【0067】
(実施例6)
【0068】
【化21】
Figure 0003904094
【0069】
からなるネマチック液晶組成物No.3−6調製し、この組成物の諸特性を測定した。結果は以下の通りであった。
N-I: 76.0 ℃
T→N: −30. ℃
th: 1.66 V
△ε: 9.7
△n: 0.120
η: 13.2 c.p.
【0070】
このネマチック液晶組成物にカイラル物質「S−811」(メルク社製)を添加して混合液晶を調製した。一方、対向する平面透明電極上に「サンエバー610」(日産化学社製)の有機膜をラビングして配向膜を形成し、ツイスト角220度のSTN-LCD表示用セルを作製した。上記の混合液晶をこのセルに注入して液晶表示装置を構成し、表示特性を測定した。その結果、高時分割特性に優れ、速応答性が改善されたSTN-LCD表示特性を示す液晶表示装置が得られた。なお、カイラル物質はカイラル物質の添加による混合液晶の固有らせんピッチPと表示用セルのセル厚dが、Δn・d=0.85、d/P=0.53となるように添加した。
【0071】
(実施例7)
【0072】
【化22】
Figure 0003904094
【0073】
からなるネマチック液晶組成物No.3−7調製し、この組成物の諸特性を測定した。結果は以下の通りであった。
N-I: 71.9 ℃
T→N: −30. ℃
th: 2.20 V
△ε: 4.2
△n: 0.090
η: 10.9 c.p.
【0074】
低温での応答速度を測定したところ、−20℃で136msecを示す液晶表示装置が得られた。
【0075】
(実施例8)
【0076】
【化23】
Figure 0003904094
【0077】
からなるネマチック液晶組成物No.3−8調製し、この組成物の諸特性を測定した。結果は以下の通りであった。
N-I: 100.0 ℃
T→N: −70. ℃
th: 1.79 V
△ε: 6.8
△n: 0.097
η: 19.8 c.p.
テスト前の電圧保持率 : 99.1%
加熱促進テスト後電圧保持率 : 98.2%
【0078】
このネマチック液晶組成物は加熱促進テスト後の電圧保持率が高いことから、熱に安定であることが理解できる。またこの組成物を構成材料とするアクティブ・マトリクス液晶表示装置を作製したところ、漏れ電流が小さくフリッカの発生しない優れたものであることが確認できた。
【0079】
(実施例9)
【0080】
【化24】
Figure 0003904094
【0081】
からなるネマチック液晶組成物No.3−9調製し、この組成物の諸特性を測定した。結果は以下の通りであった。
N-I: 80.1 ℃
T→N: −70. ℃
th: 1.36 V
△ε: 9.5
△n: 0.130
η: 22.4 c.p.
テスト前の電圧保持率 : 99.1%
加熱促進テスト後電圧保持率 : 98.1%
【0082】
このネマチック液晶組成物は加熱促進テスト後の電圧保持率が高いことから、熱に安定であることが理解できる。またこの組成物を構成材料とするアクティブ・マトリクス液晶表示装置を作製したところ、漏れ電流が小さくフリッカの発生しない優れたものであることが確認できた。
【0083】
【発明の効果】
本発明のネマチック液晶組成物は、TN-Iを降下させることなくT Nを低下
させ、減粘性効果により高速応答性に優れたものであり、広い温度範囲でネマチック相を示し、また、電圧保持率が高く、化学的安定性が高いことが明らかである。従って、本発明のネマチック液晶組成物は、アクティブ・マトリクス形、ツイスティッド・ネマチックあるいはスーパー・ツイスティッド・ネマチック液晶表示装置に用いることができる。また、複屈折率が大きい化合物との組み合わせで、上記の効果を損なうことなく大きな複屈折率の液晶材料を調整できることから、液晶層と位相差板の複屈折性でカラー表示をする液晶表示素子を提供することができる。

Claims (14)

  1. 一般式(I)
    Figure 0003904094
    (式中、R11及びR12は各々独立して水素原子又は炭素原子数1〜5の直鎖状アルキル基を表し、p及びqは各々独立して0〜4の整数を表す。)で表される化合物を少なくとも1種以上含む液晶成分A及び+2以上の誘電率異方性の化合物を少なくとも2種以上含む液晶成分Bを含有する液晶材料であり、該液晶材料が3以上の誘電率異方性であり、60℃以上のネマチック相−等方性液体相転移温度であり、0℃以下の結晶相又はスメクチック相−ネマチック相転移温度であることを特徴とするネマチック液晶組成物。
  2. 前記液晶成分Aが、一般式(I)において、R11及び/又はR12が水素原子であることを特徴とする化合物を少なくとも1種以上含有することを特徴とする請求項1記載のネマチック液晶組成物。
  3. 前記液晶材料が、前記液晶成分Aを1〜40重量%含有することを特徴とする請求項1又は2記載のネマチック液晶組成物。
  4. 前記液晶成分Bが、一般式(II-1)〜(II-3)
    Figure 0003904094
    (式中、R21〜R23は各々独立的に炭素原子数2〜7の直鎖状アルキル基、アルケニル基又はCs2s+1-O-Ct2tを表し、s及びtは各々独立的に1〜5の整数を表し、X21〜X23は各々独立的にF、Cl、-OCF3、-OCHF2、-CF3又は-CNを表し、Y21〜Y29は各々独立的に水素原子又はフッ素原子を表し、Z21〜Z23は各々独立的に単結合、-COO-、-C24-又は-C48-を表し、Z21はまた-C≡C-又は-CH=CH-であってもよく、Z24、Z25は各々独立的に単結合、-COO-又は-C≡C-を表し、l及びmは各々独立的に0又は1を表し、各化合物におけるシクロヘキサン環の水素原子(H)が重水素原子(D)で置換されていても良い。)で表わされる化合物群から選ばれる化合物を少なくとも2種以上含有することを特徴とする請求項1、2又は3記載のネマチック液晶組成物。
  5. 前記液晶成分Bが、一般式(II-1)〜(II-3)において、R21〜R23が各々独立的に炭素原子数2〜7のアルケニル基で表される化合物を少なくとも1種以上含有することを特徴とする請求項4記載のネマチック液晶組成物。
  6. 前記液晶成分Bが、一般式(II-1)〜(II-3)において、X21〜X23が各々独立的にF、Cl、-OCF3、又は-CNで表される化合物を少なくとも1種以上含有することを特徴とする請求項5記載のネマチック液晶組成物。
  7. 前記液晶材料が、前記液晶成分Bを10〜99重量%含有することを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載のネマチック液晶組成物。
  8. 前記液晶成分Bが、一般式(II-1)〜(II-3)の化合物を1〜100重量%含有することを特徴とする請求項5、6又は7記載のネマチック液晶組成物。
  9. 前記液晶材料が液晶成分Cを含有し、該液晶成分Cが一般式(III-1)〜(III-3)
    Figure 0003904094
    (式中、R31〜R33は各々独立的に炭素原子数2〜7の直鎖状アルキル基又はアルケニル基を表し、R34〜R36は各々独立的に炭素原子数1〜7の直鎖状アルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、アルケニルオキシ基又はCu2u+1-O-Cvt2vを表し、u及びvは各々独立的に1〜5の整数を表し、Y31〜Y34は各々独立的にH、F又はCH3を表し、Z31〜Z34は各々独立的に単結合、-COO-、-C24-又は-C48-を表し、Z31はまた-C≡C-又は-CH=CH-であってもよく、Z35は単結合、-C≡C-又は-COO-を表し、環A31、環A32は各々独立的にシクロヘキサン環又はシクロヘキセン環を表し、i、j、kは各々独立的に0又は1の整数を表し、各化合物におけるシクロヘキサン環の水素原子(H)が重水素原子(D)で置換されていても良い。)で表される化合物群から選ばれる化合物を含有することを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載のネマチック液晶組成物。
  10. 前記液晶材料が、前記液晶成分Cを多くとも75重量%含有することを特徴とする請求項9記載のネマチック液晶組成物。
  11. 前記液晶材料が、4〜25の誘電率異方性であり、70℃以上のネマチック相−等方性液体相転移温度であり、−10℃以下の結晶相又はスメクチック相−ネマチック相転移温度であることを特徴とする請求項1乃至10記載のネマチック液晶組成物。
  12. 前記液晶材料の複屈折率が、0.07〜0.16の範囲であることを特徴とする請求項1乃至11記載のネマチック液晶組成物。
  13. 請求項1乃至12記載のネマチック液晶組成物を用いたアクティブ・マトリクス形液晶表示装置。
  14. 請求項1乃至12載のネマチック液晶組成物を用いたツイスティッド・ネマチック又はスーパー・ツイスティッド・ネマチック液晶表示装置。
JP20698596A 1996-08-06 1996-08-06 ネマチック液晶組成物及びこれを用いた液晶表示装置 Expired - Lifetime JP3904094B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20698596A JP3904094B2 (ja) 1996-08-06 1996-08-06 ネマチック液晶組成物及びこれを用いた液晶表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20698596A JP3904094B2 (ja) 1996-08-06 1996-08-06 ネマチック液晶組成物及びこれを用いた液晶表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1046150A JPH1046150A (ja) 1998-02-17
JP3904094B2 true JP3904094B2 (ja) 2007-04-11

Family

ID=16532276

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20698596A Expired - Lifetime JP3904094B2 (ja) 1996-08-06 1996-08-06 ネマチック液晶組成物及びこれを用いた液晶表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3904094B2 (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19742315A1 (de) * 1996-10-02 1998-05-07 Merck Patent Gmbh Bisalkenylbicyclohexane und flüssigkristallines Medium
DE19707807A1 (de) * 1997-02-27 1998-09-03 Merck Patent Gmbh Elektrooptische Flüssigkristallanzeige
DE19707956A1 (de) * 1997-02-27 1998-09-03 Merck Patent Gmbh TN- und STN-Flüssigkristallanzeige
DE19707941B4 (de) * 1997-02-27 2007-04-26 Merck Patent Gmbh Flüssigkristallines Medium
DE19709890A1 (de) * 1997-03-11 1998-09-17 Merck Patent Gmbh Flüssigkristallines Medium
US6066268A (en) * 1997-08-29 2000-05-23 Merck Patent Gesellschaft Mit Beschrankter Haftung Liquid-crystalline medium
DE19961702B4 (de) * 1999-12-21 2010-09-30 Merck Patent Gmbh Flüssigkristallines Medium und seine Verwendung
JP5367203B2 (ja) * 2000-11-29 2013-12-11 メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 電気光学的液晶ディスプレイおよび液晶媒体
ATE417910T1 (de) * 2005-05-25 2009-01-15 Merck Patent Gmbh Flüssigkristallines medium und flüssigkristallanzeige
JP5564833B2 (ja) 2009-05-27 2014-08-06 Jnc株式会社 液晶組成物および液晶表示素子
KR101431935B1 (ko) * 2010-07-17 2014-09-22 오루가노 사이엔스 가부시키가이샤 시클로헥산 화합물 및 그 화합물을 함유한 액정 조성물
JP4669085B1 (ja) * 2010-09-27 2011-04-13 株式会社 Chiracol シクロヘキサン化合物を含有した液晶組成物及び液晶表示素子
CN102304365B (zh) * 2011-05-23 2014-06-11 西安彩晶光电科技股份有限公司 极低光学各向异性混合液晶材料
CN102746854B (zh) * 2012-06-15 2014-02-26 北京八亿时空液晶科技股份有限公司 一种负介电各向异性液晶组合物
CN103740376B (zh) * 2013-12-30 2015-11-18 北京八亿时空液晶科技股份有限公司 含双氟双环己烷化合物的负介电各向异性液晶组合物及其应用
JPWO2016052006A1 (ja) * 2014-10-03 2017-04-27 Dic株式会社 組成物及びそれを使用した液晶表示素子
CN105038815B (zh) * 2015-07-13 2017-09-29 石家庄诚志永华显示材料有限公司 液晶组合物

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3780547B2 (ja) * 1995-09-13 2006-05-31 大日本インキ化学工業株式会社 ビシクロヘキサン誘導体

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1046150A (ja) 1998-02-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3904094B2 (ja) ネマチック液晶組成物及びこれを用いた液晶表示装置
JP3864442B2 (ja) ネマチック液晶組成物及びこれを用いた液晶表示装置
JPH09157654A (ja) ネマチック液晶組成物及びこれを用いた液晶表示装置
JP4013084B2 (ja) ネマチック液晶組成物及びこれを用いた液晶表示装置
JP3864435B2 (ja) ネマチック液晶組成物及びこれを用いた液晶表示装置
JP4092596B2 (ja) ネマチック液晶組成物及びこれを用いた液晶表示装置
JP3899560B2 (ja) ネマチック液晶組成物及びこれを用いた液晶表示装置
JP4099843B2 (ja) ネマチック液晶組成物及びこれを用いた液晶表示装置
JP4385415B2 (ja) ネマチック液晶組成物及びこれを用いた液晶表示装置
JPH09151373A (ja) ネマチック液晶組成物及びこれを用いた液晶表示装置
JPH09157653A (ja) ネマチック液晶組成物及びこれを用いた液晶表示装置
JP3858283B2 (ja) ネマチック液晶組成物及びこれを用いた液晶表示装置
JP3561921B2 (ja) ネマチック液晶組成物
JP3593721B2 (ja) ネマチック液晶組成物及びこれを用いた液晶表示装置
JP3674715B2 (ja) ネマチック液晶組成物及びこれを用いた液晶表示装置
JP3673875B2 (ja) ネマチック液晶組成物
JP4000494B2 (ja) ネマチック液晶組成物及びこれを用いた液晶表示装置
JP4894099B2 (ja) ネマチック液晶組成物及びこれを用いた液晶表示装置
JP3864434B2 (ja) ネマチック液晶組成物及びこれを用いた液晶表示装置
JP3506261B2 (ja) ネマチック液晶組成物及びこれを用いた液晶表示装置
JPH05311172A (ja) ネマチック液晶組成物およびこれを用いた液晶表示装置
JPH06279760A (ja) ネマチック液晶組成物及びこれを用いた液晶表示装置
JP3503751B2 (ja) ネマチック液晶組成物及びこれを用いた液晶表示装置
JPH07242874A (ja) ネマチック液晶組成物及びこれを用いた液晶表示装置
JP3630179B2 (ja) ネマチック液晶組成物及びこれを用いた液晶表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050617

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060720

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060908

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061003

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070103

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100119

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110119

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110119

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120119

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120119

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130119

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130119

Year of fee payment: 6

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130119

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130119

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130119

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140119

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term