JPH06279760A - ネマチック液晶組成物及びこれを用いた液晶表示装置 - Google Patents

ネマチック液晶組成物及びこれを用いた液晶表示装置

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JPH06279760A
JPH06279760A JP5066602A JP6660293A JPH06279760A JP H06279760 A JPH06279760 A JP H06279760A JP 5066602 A JP5066602 A JP 5066602A JP 6660293 A JP6660293 A JP 6660293A JP H06279760 A JPH06279760 A JP H06279760A
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Kiyobumi Takeuchi
清文 竹内
Haruyoshi Takatsu
晴義 高津
Tokue Ishida
徳恵 石田
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 一般式(I) 【化1】 (R1:炭素原子数2〜7の直鎖状アルキル基、n:0
〜2)の化合物及び一般式(III) 【化2】 (R2:炭素原子数2〜7の直鎖状アルキル基)の化合
物を含有するネマチック液晶組成物及びこれを用いた液
晶表示装置。 【効果】 このネマチック液晶組成物は、広い温度範囲
でネマチック相を示し、しきい値電圧が低く、電圧保持
率が高く、しかも化学的安定性にも優れている。従っ
て、これを用いた液晶表示装置は、表示画面のちらつき
やクロストーク現象が改善され、情報量の多いTN-LCD、
STN-LCDあるいはアクティブ・マトリクス方式に有用で
あり、良好な駆動特性及び表示特性が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気光学的表示材料と
して有用なネマチック液晶組成物及びこれを用いた液晶
表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子の代表的なものにTN-LCD
(ツイスティッド・ネマチック液晶表示素子)があり、
時計、電卓、電子手帳、ポケットコンピュータ、ワード
プロセッサ、パーソナルコンピュータなどに使用されて
いる。一方、OA機器の処理情報の増加に伴い、一画面
に表示される情報量が増大しており、シェファー(Sche
ffer)等[SID '85 Digest, 120頁(1985年)]、あるい
は衣川等[SID '86 Digest,122頁(1986年)]によって、
STN(スーパー・ツイスティッド・ネマチック)−LCDが
開発され、ワードプロセッサ、パーソナルコンピュータ
などの高情報処理用の表示に広く普及しはじめている。
【0003】更に、その表示品質が優れていることか
ら、アクティブ・マトリクス形液晶表示装置が液晶テレ
ビ、プロジェクター表示、コンピューター等のディスプ
レイの応用分野に有力なものとして市場に出されてい
る。アクティブ・マトリクス表示方式は、画素毎にTFT
(薄膜トランジスタ)あるいはMIM(メタル・インシュ
レータ・メタル)等のスイッチング素子が使われてお
り、この方式には漏れ電流の小さいこと、即ち高電圧保
持率であることが重要視されている。従って、この様な
表示素子に対応するために、現在も新しい液晶化合物あ
るいは液晶組成物の提案がなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】TN-LCDやSTN-LCDに
は、液晶材料の化学的安定性、液晶表示装置の低電圧駆
動性及び応答特性等の課題がある。
【0005】例えば、ワードプロセッサ、パーソナルコ
ンピューター等の情報量の多いSTN-LCDには高時分割数
で良好な駆動特性が要求されるが、時分割数の増大は駆
動電圧の上昇を起こし、駆動回路に大きな影響を与え
る。これを低減させる一つの方法として、
【0006】
【数1】
【0007】(式中、Vthはしきい値電圧を、kは比例
定数を、Kは弾性定数を、Δεは誘電異方性をそれぞれ
表わす。)の関係から、誘電異方性の大きな液晶材料を
用いて駆動電圧を低下させる方法が知られている。しか
しながら、このような液晶材料は液晶材料の粘性を増加
させる傾向を有するものが多いので、良好な応答特性を
得ることを困難にさせる、あるいは各画素毎のキャパシ
タンス成分を増加させるものであり、表示可能な駆動周
波数範囲を狭め、クロストーク現象を発生させる等の問
題を有している。
【0008】一方、低電圧で駆動可能な従来の液晶材料
の場合、一般的に、調製された初期あるいは加熱や紫外
線照射による促進テスト後の抵抗値が低いことが知られ
ている。この様な液晶材料の低い抵抗値は、時分割数の
増大により表示画面のちらつきやコントラストの低下等
を引き起こす原因となり、好ましくなかった。
【0009】更に、情報量の増加による暗い画質を補う
目的で、STN-LCDにはバックライトを補助光源として利
用することが一般的である。このために、バックライト
方式のSTN-LCDに用いられる液晶材料には、耐熱性及び
耐光性等の化学的安定性が新たに要求されている。
【0010】これらの要求特性に加えて、特にアクティ
ブ・マトリクス方式においては、均一で高いコントラス
トを得るために、漏れ電流が小さく、高い電圧保持率を
有することが重要である。この様な特性を得るために、
例えば、下記のような化合物が用いられてきた。
【0011】
【化5】
【0012】(式中、R6は直鎖状アルキル基、アルケ
ニル基又はアルコキシアルキル基を表わし、X4は−O
CF3、−CF3又は−OCHF2を表わし、X5はH又は
Fを表わす。)しかしながら、これらの化合物を用いて
も、アクティブ・マトリクス方式に要求されるしきい値
電圧を充分に低減させることはできなかった。
【0013】本発明が解決しようとする課題は、広い温
度範囲で液晶性を示し、しきい値電圧が低くしかも充分
に高い電圧保持率を有する液晶組成物を提供し、この液
晶組成物を用い、フリッカが発生せずコントラストに優
れた液晶表示装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、以下に示すネマチック液晶組成物を提供す
る。
【0015】まず、本発明の第1の液晶組成物として、
(1)一般式(I)
【0016】
【化6】
【0017】(式中、R1は炭素原子数2〜7の直鎖状
アルキル基を表わし、nは0〜2の整数を表わす。)で
表わされる化合物及び(2)一般式 (II)〜(IV)
【0018】
【化7】
【0019】(式中、R2は各々独立的に、炭素原子数
2〜7の直鎖状アルキル基を表わす。)で表わされる化
合物からなる群から選ばれる化合物を含有することを特
徴とするネマチック液晶組成物を提供する。
【0020】本発明の第2の液晶組成物として、(1)
一般式(I)で表わされる化合物及び(2)一般式(V)
〜(XVII)
【0021】
【化8】
【0022】(式中、R3は各々独立的に、炭素原子数
2〜7の直鎖状アルキル基、アルケニル基又はCj
2j+1-O-Ck2k-を表わし、jは1〜3の整数を表わ
し、kは2〜5の整数を表わし、X2はF、OCF3、C
3又はOCHF2を表わし、X3はF又はHを表わ
す。)で表わされる化合物からなる群から選ばれる化合
物を含有することを特徴とするネマチック液晶組成物を
提供する。
【0023】また、本発明の第3の液晶組成物として、
(1)一般式(I)で表わされる化合物、(2)一般式
(II)〜(IV)で表わされる化合物からなる群から選ば
れる化合物及び(3)一般式(V)〜(XVII)で表わさ
れる化合物からなる群から選ばれる化合物を含有するこ
とを特徴とするネマチック液晶組成物を提供する。
【0024】また、上記第1〜3の各ネマチック液晶組
成物において、特に一般式(XVIII)〜(XXII)
【0025】
【化9】
【0026】(式中、R4は炭素原子数2〜7の直鎖状
アルキル基、アルケニル基又はCp2p +1−O−Cq2q
−を表わし、pは1〜3の整数を表わし、qは2〜5の
整数を表わし、R5は各々独立的に、炭素原子数2〜7
の直鎖状アルキル基、アルケニル基又はアルケニルオキ
シ基を表わす。)で表わされる化合物からなる群から選
ばれる化合物を含有することを特徴とするネマチック液
晶組成物を提供する。
【0027】更に本発明は上記のネマチック液晶組成物
を用いたツイスティッド・ネマチック又はスーパー・ツ
イスティッド・ネマチック液晶表示装置を提供する。
【0028】本発明に係わる一般式(I)で表わされる
化合物の代表的なものの例(No.1〜3)とその相転
移温度を下記第1表に、一般式(II)〜(IV)で表わさ
れる化合物の代表的なものの例(No.4〜6)とその
相転移温度を下記第2表に、また、一般式(V)〜(XVI
I)で表わされる化合物の代表的なものの例(No.7
〜29)とその相転移温度を下記第3表にそれぞれ示
す。
【0029】尚、下記表中、m.p.は結晶相から液晶相
又は等方性液体相に相転移する温度を、c.p.は液晶相
から等方性液体相に相転移する温度をそれぞれ表わす。
また、各液晶化合物は、蒸留、カラム精製、再結晶等の
方法を用いて不純物を除去し、充分精製したものを使用
した。
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】
【表3】
【0033】
【表4】
【0034】本発明の液晶組成物の特徴は、一般式
(I)で表わされる化合物を必須成分として含有する点
にある。この一般式(I)で表わされる化合物は、誘電
異方性が15前後と比較的大きいにも係わらず、組成物
の電圧保持率を低下させることなく駆動電圧を低減させ
る効果を有することが知られている。しかしながら、一
般式(I)の化合物は、例えば
【0035】
【化10】
【0036】(式中、R7及びR8は各々独立的に、アル
キル基、アルケニル基又はアルコキシル基を表わす。)
で表わされる汎用の液晶化合物と混合した場合、結晶相
あるいはスメクチック相を示し易い傾向があり、一般式
(I)の化合物を用いて、特に低温で駆動可能なネマチ
ック液晶組成物を調製することは困難であった。
【0037】本発明者等は、この一般式(I)で表わさ
れる化合物と種々の液晶化合物との組み合わせを検討し
た結果、一般式(II)〜(IV)で表わされる化合物から
なる群から選ばれる化合物及び/又は一般式(V)〜(X
VII)で表わされる化合物からなる群から選ばれる化合
物を用いることにより、一般式(I)の化合物の優れた
特性を損なうことなく、広い温度範囲で使用できるネマ
チック液晶組成物を調製できることを見いだした。
【0038】本発明のネマチック液晶組成物に用いる一
般式(II)〜(IV)で表わされる化合物は電圧保持率を
低下させることなく駆動電圧を低減させる効果を有す
る。この効果は、一般式(II)〜(IV)の各化合物が
3,4,5−トリフルオロフェニル基を有し、比較的小
さな誘電異方性にも係わらず、弾性定数が小さいことに
よると考えられる。
【0039】また、一般式(II)〜(IV)の各化合物
は、それぞれ−(CH24−あるいは−(CH22−の
連結基を有するので、他の液晶化合物との相溶性にも優
れ、しかも蒸気圧温度特性も優れている。従って、本発
明の液晶組成物は、液晶表示パネルの作製工程における
液晶注入条件が緩和され、大型液晶パネルの作製工程に
おける注入ムラが低減するという特徴も有する。
【0040】本発明のネマチック液晶組成物に用いる一
般式(V)〜(XVII)で表わされる化合物は上述の特性
を維持向上する効果を有する。この一般式(V)〜(XVI
I)で表わされる化合物は、表示特性に重要な役割を果
たす弾性定数を最適化することができ、用途に応じた弾
性定数比(K33/K11)を示すネマチック液晶組成物を
調製可能とするものである。
【0041】また、この一般式(V)〜(XVII)で表わ
される各化合物は、誘電異方性が+4〜+12の範囲に
ある中位の値を有する化合物であり、一般的には、これ
らの化合物を液晶組成物に添加しても、組成物のしきい
値電圧を1.6V以下に低減させることは困難なものが
多い。しかしながら、これらの一般式(V)〜(XVII)
で表わされる化合物からなる群から選ばれる化合物と本
発明において必須成分である一般式(I)で表わされる
化合物、更にはこれに加えて一般式(II)〜(IV)で表
わされる化合物からなる群から選ばれる化合物を併用す
ることにより、十分に低い駆動電圧で動作できるネマチ
ック液晶組成物を得ることができる。
【0042】更に詳しくは、一般式(V)〜(XVII)で
表わされる化合物は、液晶組成物の複屈折率(△n)を
最適化して、液晶表示装置の色むらの低減、視角特性の
向上、コントラスト比の増加等を行うことができる。ま
た、組成物のネマチック相温度範囲を高温側及び低温側
に拡大させる効果を有し、液晶表示装置の駆動可能な温
度範囲を拡大することができる。しかも、ネマチック液
晶組成物の粘性を低下させることもできるので、広い温
度範囲で高速応答性を有する液晶材料を容易に得ること
ができる。
【0043】また、本発明の液晶組成物を用いて、より
大きなプレチルト角を形成できる液晶表示装置を作製す
ることができる。具体的には、一般式(I)、あるいは
一般式(II)〜(IV)で表わされる化合物からなる群か
ら選ばれる化合物だけでは、形成されるプレチルト角に
特段の効果は見られない。しかしながら、一般式(V)
〜(XVII)で表わされる化合物において、末端基R3
アルコキシアルキル基である化合物、あるいはこの化合
物を比較的多く含有する液晶組成物は、より大きなプレ
チルト角を形成できるので、この一般式(V)〜(XVI
I)で表わされる化合物からなる群から選ばれる化合物
と一般式(I)で表わされる化合物、更には一般式(I
I)〜(IV)で表わされる化合物からなる群から選ばれ
る化合物を混合した場合も、プレチルト角を改善維持で
きる効果が得られる。この様なプレチルト角を改善維持
できる効果によって、TFT-LCDにおけるバックライトの
放熱によるリバースチルトの発生、あるいはTFT-LCDに
おけるストライプ・ドメインの発生を顕著に抑えること
ができ、歩留まりを向上させることができる。
【0044】また、本発明の第1〜3の各ネマチック液
晶組成物は、一般式(XVIII)〜(XXII)で表わされる
化合物からなる群から選ばれる化合物を含有していても
よく、これによって更に優れた特性を有する液晶組成物
が得られる。
【0045】この一般式(XVIII)〜(XXII)で表わさ
れる化合物は、上記液晶組成物のネマチック相の温度範
囲を低温域に拡大し得るものである。また、これらの化
合物はネマチック液晶組成物の粘性を低下させることが
できるので、広い温度範囲で高速応答性を有する液晶材
料を得ることができる。
【0046】本発明の液晶組成物における各化合物の含
有量は、一般式(I)で表わされる化合物を3〜40重
量%の範囲で含有することが好ましく、一般式(II)で
表わされる化合物を0〜15重量%、一般式(III)で
表わされる化合物を5〜60重量%、一般式(IV)で表
わされる化合物を0〜20重量%の範囲で含有すること
が好ましく、一般式(V)〜(XVII)で表わされる化合
物からなる群から選ばれる化合物を各々0〜30重量%
の範囲で含有することが好ましく、総量では10〜80
重量%の範囲で含有することが好ましい。また、一般式
(XVIII)〜(XXII)で表わされる化合物からなる群か
ら選ばれる化合物を使用する場合には、総量で0〜25
重量%の範囲で含有することが好ましい。
【0047】本発明の液晶組成物は、一般式(I)〜(X
XII)の化合物に加えて、液晶組成物の他の特性を改善
するために、液晶化合物として認識される通常のネマチ
ック液晶、スメクチック液晶、コレステリック液晶など
を含有してもよい。この様な液晶化合物の代表的なもの
の例を以下に挙げる。
【0048】
【化11】
【0049】(式中、R9及びR10は各々独立的に、ア
ルキル基、アルケニル基又はアルコキシル基を表わし、
6及びX7は各々独立的に、H又はFを表わす。)ま
た、本発明の液晶組成物は後述の実施例にも示したよう
に、化学的にも非常に安定で、しかも高い抵抗値を有す
るものである。従って、広範な駆動周波数で表示可能で
ある。
【0050】以下に本発明の液晶組成物の優位性を示
す。まず、現在汎用されている化合物からなる母体液晶
として、混合液晶(a)
【0051】
【化12】
【0052】(上記中、「wt%」は「重量%」を意味す
る。以下同様。)を調製した。次いで、この混合液晶
(a)80重量%及び上記第1表のNo.2の化合物2
0重量%からなる液晶組成物No.30を調製した。ま
た、比較のために、No.2の化合物に代えて、3,4
−ジフルオロフェニル基を有する式(b)、(c)及び
(d)
【0053】
【化13】
【0054】の化合物をそれぞれ20重量%用い、同様
にして液晶組成物(e)、(f)及び(g)をそれぞれ
調製した。これらの各組成物について、ネマチック相−
等方性液体相転移温度(TN-I)、セル厚6μmのTN-LC
Dを構成したときのしきい値電圧(Vth)、誘電異方性
(△ε)を測定した。その結果を下記第4表に示す。
【0055】
【表5】
【0056】第4表から、一般式(I)で表わされる化
合物を含有するネマチック液晶組成物No.30は、比
較の混合液晶(e)、(f)及び(g)に比べ、駆動電
圧が非常に低いことが認められる。また、後述の実施例
にも示したように、これらの液晶組成物に対して加熱促
進テスト、紫外線照射促進テストを行ったところ、本発
明に係わるネマチック液晶組成物No.30は、各促進
テスト後も98%以上の高い電圧保持率を有することが
確認された。
【0057】更に、この液晶組成物No.30を用いて
アクティブ・マトリクス液晶表示装置を作製したとこ
ろ、フリッカが発生せずコントラストに優れた液晶表示
装置を作製することができた。
【0058】このように、本発明のネマチック液晶組成
物は、広い温度範囲で液晶性を示し、しきい値電圧が低
く、しかも充分に高い電圧保持率を有する液晶組成物で
あり、フリッカが発生せず、コントラストに優れた液晶
表示装置を提供することが可能となった。
【0059】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳述するが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。ま
た、以下の実施例及び比較例の組成物における「wt%」
は『重量%』を意味する。
【0060】組成物の比抵抗は、液晶組成物2gをアン
プル管に入れ、真空脱気後、窒素置換の処理をして封入
し、150℃、1時間の加熱促進テスト、及び10時間
の紫外線照射促進テスト「SUNTEST」(オリジナ
ルハナウ社製)を行った後の液晶組成物の比抵抗を測定
した。
【0061】実施例中、測定した特性の各記号の意味は
以下の通りである。 TN-I : ネマチック相−等方性液体相転移温度(℃) △ε : 誘電異方性 △n : 複屈折率 Vth : セル厚6μmのTN-LCDを構成した時のしきい
値電圧(V)
【0062】(実施例1)
【0063】
【化14】
【0064】からなるネマチック液晶組成物No.31
を調製し、この組成物の諸特性を測定した。結果は以下
の通りであった。 TN-I : 86.0 ℃ △ε : 10.3 △n : 0.101 Vth : 1.59 V テスト前の比抵抗 : 7.5×1013Ω・c
m 加熱促進テスト後比抵抗 : 5.6×1013Ω・c
m 紫外線照射促進テスト後比抵抗: 3.0×1013Ω・c
m テスト前の電圧保持率 : 99.6% 加熱促進テスト後電圧保持率 : 98.7% 紫外線照射促進テスト後電圧保持率: 98.3% このネマチック液晶組成物No.31を構成材料とする
アクティブ・マトリクス液晶表示装置を作製したとこ
ろ、漏れ電流が小さくフリッカの発生しない優れたもの
であることが確認できた。
【0065】(実施例2)
【0066】
【化15】
【0067】からなるネマチック液晶組成物No.32
を調製し、この組成物の諸特性を測定した。結果は以下
の通りであった。 TN-I : 78.6 ℃ △ε : 10.7 △n : 0.103 Vth : 1.4 V
【0068】(実施例3)
【0069】
【化16】
【0070】からなるネマチック液晶組成物No.33
を調製し、この組成物の諸特性を測定した。結果は以下
の通りであった。 TN-I : 85.5 ℃ △ε : 8.5 △n : 0.103 Vth : 1.59 V
【0071】(実施例4)
【0072】
【化17】
【0073】からなるネマチック液晶組成物No.34
を調製し、この組成物の諸特性を測定した。結果は以下
の通りであった。 TN-I : 85.5 ℃ △ε : 9.5 △n : 0.118 Vth : 1.70 V
【0074】(実施例5)
【0075】
【化18】
【0076】からなるネマチック液晶組成物No.35
を調製し、この組成物の諸特性を測定した。結果は以下
の通りであった。 TN-I :102.1 ℃ △ε : 7.1 △n : 0.114 Vth : 2.03 V
【0077】(実施例6)
【0078】
【化19】
【0079】からなるネマチック液晶組成物No.36
を調製し、この組成物の諸特性を測定した。結果は以下
の通りであった。 TN-I : 98.8 ℃ △ε : 7.3 △n : 0.113 Vth : 1.89 V
【0080】(実施例7)
【0081】
【化20】
【0082】からなるネマチック液晶組成物No.37
を調製し、この組成物の諸特性を測定した。結果は以下
の通りであった。 TN-I :100.1 ℃ △ε : 8.8 △n : 0.126 Vth : 1.77 V
【0083】(実施例8)
【0084】
【化21】
【0085】からなるネマチック液晶組成物No.38
を調製し、この組成物の諸特性を測定した。結果は以下
の通りであった。 TN-I :110.4 ℃ △ε : 8.2 △n : 0.131 Vth : 1.96 V
【0086】(実施例9)
【0087】
【化22】
【0088】からなるネマチック液晶組成物No.39
を調製し、この組成物の諸特性を測定した。結果は以下
の通りであった。 TN-I : 90.0 ℃ △ε : 9.7 △n : 0.124 Vth : 1.59 V
【0089】(実施例10)
【0090】
【化23】
【0091】からなるネマチック液晶組成物No.40
を調製し、この組成物の諸特性を測定した。結果は以下
の通りであった。 TN-I : 94.4 ℃ △ε : 9.8 △n : 0.133 Vth : 1.70 V
【0092】(実施例11)
【0093】
【化24】
【0094】からなるネマチック液晶組成物No.41
を調製し、この組成物の諸特性を測定した。結果は以下
の通りであった。 TN-I : 93.2 ℃ △ε : 7.8 △n : 0.082 Vth : 1.67 V
【0095】(実施例12)
【0096】
【化25】
【0097】からなるネマチック液晶組成物No.42
を調製し、この組成物の諸特性を測定した。結果は以下
の通りであった。 TN-I :111.2 ℃ △ε : 7.7 △n : 0.104 Vth : 1.96 V
【0098】(実施例13)
【0099】
【化26】
【0100】からなるネマチック液晶組成物No.43
を調製し、この組成物の諸特性を測定した。結果は以下
の通りであった。 TN-I : 81.6 ℃ △ε : 9.1 △n : 0.102 Vth : 1.56 V
【0101】(実施例14)
【0102】
【化27】
【0103】からなるネマチック液晶組成物No.44
を調製し、この組成物の諸特性を測定した。結果は以下
の通りであった。 TN-I : 92.5 ℃ △ε : 7.3 △n : 0.093 Vth : 1.75 V
【0104】(実施例15)
【0105】
【化28】
【0106】からなるネマチック液晶組成物No.45
を調製し、この組成物の諸特性を測定した。結果は以下
の通りであった。 TN-I :131.2 ℃ △ε : 7.0 △n : 0.109 Vth : 2.12 V
【0107】(実施例16)
【0108】
【化29】
【0109】からなるネマチック液晶組成物No.46
を調製し、この組成物の諸特性を測定した。結果は以下
の通りであった。 TN-I :128.4 ℃ △ε : 7.4 △n : 0.108 Vth : 2.07 V
【0110】(実施例17)一般式(I)で表わされる
化合物からなる組成物(h)
【0111】
【化30】
【0112】一般式(III)で表わされる化合物からな
る組成物(i)
【0113】
【化31】
【0114】及び一般式(IX)で表わされる化合物から
なる組成物(j)
【0115】
【化32】
【0116】をそれぞれ調製した。この3種の組成物の
うちの2種又は3種の組成物を、組成比を変えて適宜混
合し、各種ネマチック液晶組成物を調製した。これらの
組成物のネマチック相−等方性液体相転移温度
(TN-I)、しきい値電圧(Vth)、結晶相又はスメク
チック相−ネマチック相転移温度(TN)を測定し、組
成比とTN-Iの関係を第1図に、組成比とVthの関係を
第2図に、組成比とTNの関係を第3図に示した。
【0117】第1図から、組成物(h)、(i)及び/
又は(j)を構成成分とする本発明のネマチック液晶組
成物は、広範な組成比でTN-Iが90℃〜105℃の範
囲にあることが理解できる。また、第2図から、同様の
組成比でVthが1.5〜1.7Vの範囲にあり、低電圧
が可能であることが理解できる。
【0118】また、第3図から、組成物(h)を3〜2
5重量%、組成物(i)を22〜40重量%及び組成物
(j)を40〜63重量%含有するネマチック液晶組成
物は、TNがほぼ−70℃〜−40℃の範囲にあり、し
かも第1図からは同組成比におけるTN-Iが100℃前
後であることが明らかなので、本発明のネマチック液晶
組成物は広い温度範囲でネマチック相を示すことが理解
できる。
【0119】(実施例18)
【0120】
【化33】
【0121】からなるネマチック液晶組成物No.47
を調製し、この組成物の諸特性を測定した。結果は以下
の通りであった。 TN-I : 84.0 ℃ △ε : 7.5 △n : 0.086 Vth : 1.39 V
【0122】(実施例19)
【0123】
【化34】
【0124】からなるネマチック液晶組成物No.48
を調製し、この組成物の諸特性を測定した。結果は以下
の通りであった。 TN-I : 86.5 ℃ △ε : 7.5 △n : 0.086 Vth : 1.31 V
【0125】このネマチック液晶組成物No.48にカ
イラル物質「S−811」(メルク社製)を添加して混
合液晶を調製した。一方、対向する平面透明電極上に
「サンエバー150」(日産化学社製)の有機膜をラビン
グして配向膜を形成し、ツイスト角220度のSTN-LCD表示
用セルを作製した。上記の混合液晶をこのセルに注入し
て液晶表示装置を構成し、表示特性を測定した。その結
果、しきい値電圧が低く、高時分割特性に優れ、表示画
面のちらつきやクロストーク現象が改善されたSTN-LCD
表示特性を示す液晶表示装置が得られた。
【0126】(実施例20)
【0127】
【化35】
【0128】からなるネマチック液晶組成物No.49
を調製し、この組成物の諸特性を測定した。結果は以下
の通りであった。 TN-I : 95.3 ℃ △ε : 7.9 △n : 0.098 Vth : 1.51 V
【0129】(実施例21)
【0130】
【化36】
【0131】からなるネマチック液晶組成物No.50
を調製し、この組成物の諸特性を測定した。結果は以下
の通りであった。 TN-I :106.5 ℃ △ε : 6.6 △n : 0.099 Vth : 1.66 V
【0132】(実施例22)
【0133】
【化37】
【0134】からなるネマチック液晶組成物No・51
を調製し、この組成物の諸特性を測定した。結果は以下
の通りであった。 TN-I : 93.1 ℃ Δε : 6.8 Δn : 0.091 Vth : 1.76 V
【0135】(実施例23)
【0136】
【化38】
【0137】からなるネマチック液晶組成物No.52
を調製し、この組成物の諸特性を測定した。結果は以下
の通りであった。 TN-I : 99.5 ℃ Δε : 7.8 Δn : 0.119 Vth : 1.87 V
【0138】
【発明の効果】本発明のネマチック液晶組成物は、広い
温度範囲でネマチック相を示し、しきい値電圧が低く、
高い電圧保持率を有し、しかも化学的安定性が高い。従
って、これを用いた本発明の液晶表示装置は、表示画面
のちらつき、クロストーク現象を改善することができ、
情報量の多いTN-LCD、STN-LCDあるいはアクティブ・マ
トリクス方式において良好な駆動特性及び表示特性が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶組成物における組成比とネマチッ
ク相−等方性液体相転移温度T N-I(℃)の関係を示し
た図表である。
【図2】本発明の液晶組成物における組成比としきい値
電圧Vth(V)の関係を示した図表である。
【図3】本発明の液晶組成物における組成比と結晶相又
はスメクチック相−ネマチック相転移温度TN(℃)の
関係を示した図表である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)一般式(I) 【化1】 (式中、R1は炭素原子数2〜7の直鎖状アルキル基を
    表わし、nは0〜2の整数を表わす。)で表わされる化
    合物及び(2)一般式(II)〜(IV) 【化2】 (式中、R2は各々独立的に、炭素原子数2〜7の直鎖
    状アルキル基を表わす。)で表わされる化合物からなる
    群から選ばれる化合物を含有することを特徴とするネマ
    チック液晶組成物。
  2. 【請求項2】 (1)請求項1記載の一般式(I)で表
    わされる化合物及び(2)一般式(V)〜(XVII) 【化3】 (式中、R3は各々独立的に、炭素原子数2〜7の直鎖
    状アルキル基、アルケニル基又はCj2j+1-O-Ck2k
    -を表わし、jは1〜3の整数を表わし、kは2〜5の
    整数を表わし、X2はF、OCF3、CF3又はOCHF2
    を表わし、X3はF又はHを表わす。)で表わされる化
    合物からなる群から選ばれる化合物を含有することを特
    徴とするネマチック液晶組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の(1)一般式(I)で表
    わされる化合物、(2)一般式(II)〜(IV)で表わさ
    れる化合物からなる群から選ばれる化合物及び(3)請
    求項2記載の一般式(V)〜(XVII)で表わされる化合
    物からなる群から選ばれる化合物を含有することを特徴
    とするネマチック液晶組成物。
  4. 【請求項4】 一般式(XVIII)〜(XXII) 【化4】 (式中、R4は炭素原子数2〜7の直鎖状アルキル基、
    アルケニル基又はCp2p +1−O−Cq2q−を表わし、
    pは1〜3の整数を表わし、qは2〜5の整数を表わ
    し、R5は各々独立的に、炭素原子数2〜7の直鎖状ア
    ルキル基、アルケニル基又はアルケニルオキシ基を表わ
    す。)で表わされる化合物からなる群から選ばれる化合
    物を含有することを特徴とする請求項1、2又は3記載
    のネマチック液晶組成物。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3又は4記載のネマチッ
    ク液晶組成物を用いたアクティブ・マトリクス形液晶表
    示装置。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3又は4記載のネマチッ
    ク液晶組成物を用いたツイスティッド・ネマチック又は
    スーパー・ツイスティッド・ネマチック液晶表示装置。
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