JPH09208189A - クレーンのフック格納装置 - Google Patents
クレーンのフック格納装置Info
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- JPH09208189A JPH09208189A JP1620496A JP1620496A JPH09208189A JP H09208189 A JPH09208189 A JP H09208189A JP 1620496 A JP1620496 A JP 1620496A JP 1620496 A JP1620496 A JP 1620496A JP H09208189 A JPH09208189 A JP H09208189A
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Abstract
を低圧で作動させて、フックがブームの先端部に当接す
るときの損傷を防止し、また、ウインチの巻上げ、ブー
ムの伸長以外は、各油圧アクチュエータを通常油圧で作
動可能とする。 【解決手段】 ブームの先端部に吊下されたフックと、
フックを巻上げ巻下げする油圧駆動のウインチと、巻過
警報装置とを備えたクレーンにおいて、ウインチの油圧
モータとブームの伸縮シリンダとを駆動する油路を低圧
に規制する低圧リリーフ弁と、巻過警報装置の巻過検出
スイッチ6の作動により低圧リリーフ弁を作動させる電
磁弁16とを設けたフック格納装置であって、電磁弁1
6を切換える作動回路17に、ウインチの巻上操作時と
ブームの伸長操作時に閉となる常開のスイッチ85、9
5を設けている。
Description
クレーンのフックを格納する装置に関するものである。
伸縮自在なブームの先端部にフックを吊下し、このフッ
クを油圧駆動のウインチで巻上げ、巻下げする。このク
レーンには、巻過警報装置が設けられており、作業時に
フックを巻上げた際にフックがブームの先端部に近づい
て巻過警報位置に達したとき、巻過ブザーが警報を発す
ることによりフックの巻過を防止する。
の走行時には、フックをブームの先端部に当接する格納
位置まで巻上げて固定し格納状態とする。このときは、
巻過警報後さらにウインチを操作して巻上げ、フックが
ブームの先端部に当接すると同時にウインチを停止させ
る必要がある。しかし、このようなウインチの操作は極
めて難しく、停止が遅れるとフックがブームの先端部に
衝突し、ワイヤロープには過大な張力が発生して、ブー
ムの先端部やフックやワイヤロープに損傷を生ずる。
に、巻過警報装置の巻過検出スイッチが作動したときに
機能する低圧リリーフ弁を設け、巻過警報装置の巻過検
出スイッチの作動時にウインチの巻上力を低減させてい
る(実公平6−38857号参照)。これにより、フッ
クがブームの先端部に当接するときには、ウインチの油
圧モータの駆動油路は低圧となっていて、ウインチの巻
上力が低減しているので、ブームの先端部やフックやワ
イヤロープに損傷は生じない。
ーンでは旋回、起伏、伸縮用の各油圧アクチュエータも
ウインチの油圧モータと共通の駆動油路に接続されてい
るので、フックが巻上げられて巻過警報位置に達し巻過
検出スイッチが作動して油圧モータの駆動油路が低圧に
なると、ブームの旋回、起伏、伸縮用の各油圧アクチュ
エータも低圧でしか作動できなくなる。
過状態を解除させるために、ウインチを巻下げたり、ブ
ームを縮小させたりするが、駆動油路が低圧になってい
るので、吊荷が重いような場合にはウインチの巻下げや
ブームの縮小の作動ができないことがある。この発明
は、クレーンにおける上記課題を解決するものであっ
て、巻過状態において、ウインチの巻上げとブームの伸
長を低圧で作動させることにより、フックがブームの先
端部に当接するとき、ブームの先端部やフックやワイヤ
ロープの損傷を生じないようにすることができ、また、
ウインチの巻上げ、ブームの伸長以外は、巻過状態にお
いても、各油圧アクチュエータを通常の油圧で作動させ
ることができるクレーンのフック格納装置を提供するこ
とを目的とする。
ク格納装置は、伸縮するブームの先端部に吊下されたフ
ックと、フックを巻上げ巻下げする油圧駆動のウインチ
と、フックが巻上げられて巻過警報位置に達したとき警
報を発する巻過警報装置とを備えたクレーンにおいて、
ウインチの油圧モータとブームの伸縮シリンダとを駆動
する油路を低圧に規制する低圧リリーフ弁と、巻過警報
装置の巻過検出スイッチの作動により切換えられて低圧
リリーフ弁を作動させる電磁弁とを設けたフック格納装
置であって、前記電磁弁を切換える作動回路に、ウイン
チの巻上操作時とブームの伸長操作時に閉となる常開の
スイッチを設けることにより上記課題を解決している。
ームの伸長操作を行う場合には、巻過状態において、ウ
インチの油圧モータとブームの伸縮シリンダを駆動する
油路の圧力が低圧となるので、フックが先端部に当接す
るときブームの先端部やフックやワイヤロープに損傷を
生じないようにすることができる。フックの巻下げ、ブ
ームの縮小、旋回、起伏、を行う場合には、巻過状態に
おいても通常の圧力により作動される。
常閉とすれば、巻過検出スイッチが故障した場合や、そ
の回路の途中が断線した場合にも、ウインチの巻上操作
やブームの伸長操作を行うことにより、ウインチの油圧
モータとブームの伸縮シリンダを駆動する油路の圧力が
低圧となるので、故障や断線を知らないでフックの格納
操作を行ってもブームの先端部やフックやワイヤロープ
の損傷が生じないようにすることができる。
あるクレーンのフック格納装置の電気回路図、図2はク
レーンのフック格納装置の油圧回路図、図3はブームの
先端部の正面図、図4はフックの格納状態を示す側面図
である。ここで、クレーンは、伸縮するブーム1の先端
部に滑車収納体2が設けられ、この滑車収納体2に支持
された滑車3から、フック4が油圧駆動のウインチ(図
示略)のワイヤロープ5で吊下されていて、このフック
4はウインチで巻上げ、巻下げされる。
8の巻上側油路81と巻下側油路82とは、ウインチ操
作弁83を介して油圧ポンプ10の吐出油路11とタン
ク12への戻り油路13とに切換可能に接続されてい
る。ブーム1の伸縮シリンダ9の伸長側油路91と縮小
側油路92とは、ブーム伸縮操作弁93を介して油圧ポ
ンプ10の吐出油路11とタンク12への戻り油路13
とに切換可能に接続されている。
3とは、3位置の手動操作切換弁であり、中立位置では
油圧ポンプ10の吐出油路11をタンク12への戻り油
路13と連通させる。ウインチ操作弁83の操作レバー
84には、油圧ポンプ10の吐出油路11と油圧モータ
8の巻上側油路81とを連通させる位置へ切換操作した
ときONとなるウインチ巻上マイクロスイッチ85が設
けられており、また、ブーム伸縮操作弁93の操作レバ
ー94には、油圧ポンプ10吐出油路11と伸縮シリン
ダ9の伸長側油路91とを連通させる位置へ切換操作し
たときONとなるブーム伸長マイクロスイッチ95が設
けられている。
2への戻り油路13との間には、メインリリーフ弁14
と低圧リリーフ弁15とが並列に設けられている。ま
た、低圧リリーフ弁15のベントと戻り油路13との間
には、常閉の電磁弁16が設けられている。前記の滑車
収納体2の側面には、巻過スイッチ6が取付けられてい
る。
エイト62が吊下されており、フック4が巻上げられて
上昇し、滑車収納体2に近づいて巻過警報位置に達した
とき、このウエイト62はフック4の上部に設けたウエ
イト受け41で押上げられるので、巻過スイッチ6の作
動レバー61が回動する。図1に示すように、巻過スイ
ッチ6は常閉のスイッチであって、リレー7のコイルを
経て電源64と接続されており、フック4が上昇し巻過
警報位置に達して作動レバー61が回動すると巻過スイ
ッチ6がOFFとなって、リレー7をONとする。リレ
ー7には巻過ブザー63が接続されており、リレー7が
ONになると巻過ブザー63が作動し警報を発する。
N、OFFを切換える作動回路17が接続されており、
この作動回路17のリレー7と電磁弁16との間にウイ
ンチ巻上マイクロスイッチ85とブーム伸長マイクロス
イッチ95とが並列に接続されている。作業時には、ウ
インチ操作弁83の操作レバー84を巻上側へ操作、又
はブーム伸縮操作弁93の操作レバー94を伸長側へ操
作すると、ウインチ巻上マイクロスイッチ85又はブー
ム伸長マイクロスイッチ95がONとなると共に、巻上
側油路81、又は伸長側油路91に圧油が供給されるの
で、フック4が巻上げられ、又はブーム1が伸長してフ
ック4が上昇する。
と、ウエイト受け41が巻過スイッチ6の作動レバー6
1に吊下されているウエイト62に当接してウエイト6
2を押上げるので、作動アーム61が回動し、巻過スイ
ッチ6がOFFとなる。そこで、リレー7はONとな
り、巻過ブザー63が作動し警報を発する。また、この
とき、ウインチ巻上マイクロスイッチ85又はブーム伸
長マイクロスイッチ95がONとなっているので、電磁
弁16もONとなって、低圧リリーフ弁15が作動す
る。よって、巻上側油路81、伸長側油路91の圧力が
低圧となり、ウインチの巻上力、伸縮シリンダ9の伸長
力が低減される。
態でフック4をさらに上方まで巻上げる。すると、図4
に示すように、フック4の上端に設けられているプレー
ト42が滑車格納体2の下部に当接して格納される。巻
上側油路81の圧力は、フック4が格納位置に達する前
に低圧となっているので、フック4が滑車格納体2に当
接したとき、衝突による滑車格納体2やフック4やワイ
ヤロープ5の損傷は生じない。
ク4が滑車格納体2に当接するようなときも、当接前に
伸長側油路91が低圧となっているので、損傷を生ずる
おそれはない。このフック4の格納位置からフック4の
巻下げ又はブーム1の縮小を行う場合には、ウインチ操
作弁83の操作レバー84を巻下側へ操作、又はブーム
伸縮操作弁93の操作レバー94を縮小側へ操作する。
このとき、ウインチ巻上マイクロスイッチ85及びブー
ム伸長マイクロスイッチ95はOFFの状態で保持され
ているので、巻過スイッチ6が作動しても電磁弁16は
OFFであり、低圧リリーフ弁15は作動しない。
92には、メインリリーフ弁14で規制される通常の圧
力の圧油が供給され、通常の作動が可能であり、フック
4の巻下げやブーム1の縮小を能率よく行うことができ
る。ブーム1の旋回、起伏操作を行う場合にも、ウイン
チ巻上マイクロスイッチ85、ブーム伸長マイクロスイ
ッチ95はOFFの状態で保持されるので、巻過状態に
おいてもブーム1の旋回、起伏は通常の圧力により作動
される。
しているので、巻過スイッチ6が故障した場合や、その
回路の途中が断線した場合には、リレー7はONの状態
となり、フック4の巻上げやブーム1の伸長の操作を行
ったときに巻上側油路81、伸長側油路91は低圧とな
る。このようにすることで、故障や断線を知らないでフ
ック4の格納操作を行っても滑車格納体2やフック4や
ワイヤロープ5の損傷が生じない。
作業時において、フック4の巻上げやブーム1の伸長の
操作を行った場合にも巻上側油路81、伸長側油路91
が低圧となり、フック4が巻過警報位置に達しなくても
巻過ブザー63が作動するので、故障や断線を知らせる
ことができるという効果もある。
ック格納装置は、ウインチの巻上げとブームの伸長操作
を行う場合には、巻過状態において、ウインチの油圧モ
ータとブームの伸縮シリンダとを低圧で作動させ、フッ
クがブームの先端部に当接するとき、ブームの先端部や
フックやワイヤロープの損傷を生じないようにすること
ができる。また、ウインチの巻上げ、ブームの伸長以外
の操作を行う場合には、巻過状態においても、各油圧ア
クチュエータを通常の油圧で作動させることができる。
れば、巻過スイッチが故障したり、その回路の途中が断
線した場合に、フックの巻上げやブームの伸長の操作を
行うことにより、作動油圧が低圧となるので、故障や断
線を知らないでフックの格納操作を行ってもブームやフ
ックやワイヤロープの損傷が生じないようにすることが
できる。
格納装置の電気回路図である。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 伸縮するブームの先端部に吊下された
フックと、フックを巻上げ巻下げする油圧駆動のウイン
チと、フックが巻上げられて巻過警報位置に達したとき
警報を発する巻過警報装置とを備えたクレーンにおい
て、 ウインチの油圧モータとブームの伸縮シリンダとを駆動
する油路を低圧に規制する低圧リリーフ弁と、巻過警報
装置の巻過検出スイッチの作動により切換えられて低圧
リリーフ弁を作動させる電磁弁とを設けたフック格納装
置であって、 前記電磁弁を切換える作動回路に、ウインチの巻上操作
時とブームの伸長操作時に閉となる常開のスイッチを設
けたことを特徴とするクレーンのフック格納装置。 - 【請求項2】 巻過検出スイッチが常閉であることを
特徴とする請求項1記載のクレーンのフック格納装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08016204A JP3095988B2 (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | クレーンのフック格納装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08016204A JP3095988B2 (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | クレーンのフック格納装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09208189A true JPH09208189A (ja) | 1997-08-12 |
JP3095988B2 JP3095988B2 (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=11909989
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08016204A Expired - Fee Related JP3095988B2 (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | クレーンのフック格納装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3095988B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102996555A (zh) * | 2012-11-28 | 2013-03-27 | 武汉船用机械有限责任公司 | 一种自动张紧阀组及液压系统 |
JP2020200155A (ja) * | 2019-06-11 | 2020-12-17 | コベルコ建機株式会社 | ジブ係留装置 |
-
1996
- 1996-01-31 JP JP08016204A patent/JP3095988B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102996555A (zh) * | 2012-11-28 | 2013-03-27 | 武汉船用机械有限责任公司 | 一种自动张紧阀组及液压系统 |
CN102996555B (zh) * | 2012-11-28 | 2015-07-29 | 武汉船用机械有限责任公司 | 一种液压系统 |
JP2020200155A (ja) * | 2019-06-11 | 2020-12-17 | コベルコ建機株式会社 | ジブ係留装置 |
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