JP3432107B2 - 小型艇揚収装置 - Google Patents

小型艇揚収装置

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JP3432107B2
JP3432107B2 JP09083697A JP9083697A JP3432107B2 JP 3432107 B2 JP3432107 B2 JP 3432107B2 JP 09083697 A JP09083697 A JP 09083697A JP 9083697 A JP9083697 A JP 9083697A JP 3432107 B2 JP3432107 B2 JP 3432107B2
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純一 末石
信男 藤原
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Mitsui E&S Holdings Co Ltd
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Mitsui E&S Holdings Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、作業艇や内火艇な
どの小型艇の揚げ降ろしを船内に設けた伸縮及び俯仰自
在なブームによって行うようにした小型艇揚収装置に関
するものである。 【0002】 【従来の技術】従来は、作業艇や内火艇などの小型艇の
揚げ降ろしを甲板に設置されている暴露形ボートダビッ
トにより行っていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、荒天時
に、作業艇や内火艇などの小型艇を洋上で揚げ降ろしす
る揚降作業は、多くの労力や危険な作業を伴う。これら
の作業を改善するためには、水切り時における波による
衝撃の緩和、吊り上げ後の船の動揺による小型艇の揺れ
防止、小型艇に対するフック脱着の改善を計る必要があ
る。 【0004】本発明は、係る問題に鑑みてなされたもの
であって、船の見栄えやデザインを向上させるものであ
りながら、荒天時おいても作業艇や内火艇などの小型艇
を安全に揚げ降ろしすることができる小型艇揚収装置を
提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の小型艇揚収装置は、船内に俯仰自在に設け
た一対の伸縮ブームと、該伸縮ブームを俯仰させる油圧
ピストンと、油圧モータにより駆動される吊索巻取り用
ウインチとを有し、更に、前記油圧モータに多板ブレー
キを配すると共に該多板ブレーキを第1の電磁弁を有す
る第1の回路Aによってポンプポートに連結し、前記油
圧モータと前記ポンプポートとをコントロールバルブを
介する第2の回路Bと、前記コントロールバルブ及び第
2の電磁弁を介する第3の回路Cと、一端が前記第3の
回路Cの油圧モータ側に接続され、他端が前記第2の電
磁弁を介して前記第2の回路Bのポンプポート側に接続
される第4の回路Dとにより連結し、かつ、前記第2の
回路Bと前記第4の回路Dとをリリーフ弁を介して連結
するようにしたことを特徴とするものである。 【0006】係る構成において、ウインチに巻回された
吊索を通常時に繰り出し又は巻き込む場合、ポンプポー
トから送られる作動油の一部を第1の回路Aから第1の
電磁弁を介して多板ブレーキに供給してこれを開放する
とともに、他の作動油を第2の回路B及び第3の回路C
を用いて油圧モータ4へ送り又はポンプポートへ返すこ
とにより油圧モータを作動させることによりこれを行
う。そして、オートテンションを作用させて吊索を繰り
出し又は巻き込む場合は、第2の電磁弁を操作し、作動
油を第1の回路A及び第2の回路B、又は第4の回路D
に供給するようにしてこれを行う。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の実施の
形態を説明する。図1に示すように、船舶30は、船体
の見栄えやデザインを考慮して船体31の舷側に面して
設けた格納室32内に一対の伸縮ブーム5を設けてい
る。格納室32の開口部33は、図示しない扉によって
遮蔽できるようになっている。 【0008】図2に示すように、伸縮ブーム5は、格納
庫32の側壁34に俯仰自在に取り付けられている。こ
の伸縮ブーム5の俯仰は、格納庫32の側壁34に設け
た第1の油圧ピストン6によって行うようになってい
る。更に、伸縮ブーム5に添えてブーム伸縮用の油圧ピ
ストン8が設けられている。図3に示すように、油圧モ
ータ4及び油圧ピストン6,8には、夫々、ポンプポー
ト10に配置された油圧ポンプ11から切換バルブ12
b,12d〜12fを介して油圧が供給されるようにな
っている。 【0009】図3および図4において、符号21は、油
圧モータ4を制動させる多板ブレーキであり、この多板
ブレーキ21は、第1の電磁弁22を有する第1の回路
Aを構成するラインL1 〜L2 〜L3 でポンプポート1
0に連結されている。なお、符号23はコントロールバ
ルブ、24は第2の電磁弁、25はリリーフ弁である。 【0010】油圧モータ4とポンプポート10は、ライ
ンL4 〜コントロールバルブ23〜ラインL5 により構
成される第2の回路Bと、ラインL6 〜コントロールバ
ルブ23〜ライン7 〜第2の電磁弁24〜ラインL8
らなる第3の回路Cと、ラインL9 〜第2の電磁弁24
〜ラインL10より構成される第4の回路Dとによりポン
プポート10に連結されている。そして、第2の回路B
と第4の回路Dとは、途中にリリーフ弁25を有するラ
インL11により連通するようになっている。 【0011】更に、コントロールバルブ23には、レバ
ー26が設けられ、このレバー26の位置をリミットス
イッチ27で検出し、このリミットスイッチ27により
第1の電磁弁22が作動するように構成されている。具
体的には、レバー26が中立の場合で、かつ、オートテ
ンション作動用のスイッチがオフの時に、第1の電磁弁
22は、無励磁になり、図2に示すように、ラインL2
は、遮断されてラインL1 とラインL3 が連通するよう
になっている。 【0012】従って、この場合には、ポンプポート10
からの作動油が多板ブレーキ21に供給されないため、
バネ力により多板ブレーキ21が作用して油圧モータ4
を制動することとなる。なお、この第1の電磁弁22
は、レバー26のリミットスイッチ27による以外に、
第2の電磁弁24と連動して作動するようになってい
る。一方、この第2の電磁弁24は、図示しないオート
テンション作動用のスイッチにより作動するようになっ
ている。 【0013】〔通常繰出時の動作〕今、図2の如く、伸
縮ブーム5が二点破線で示すように伸長している時に、
吊索9を通常状態で繰り出す場合について説明すると、
先ず、コントロールバルブ23のレバー26を操作し、
コントロールバルブ23を、図3において、矢印a方向
に移動させると、図4のように、ラインL4 〜ラインL
7 が連通すると共にラインL5 〜ラインL6 が連通す
る。このとき、レバー26の位置により第1の電磁弁2
2も矢印b方向へ移動し、ラインL2 とラインL1 が接
続される。 【0014】このようにして、油圧ポンプ11を作動さ
せると、ポンプポート10から送られる作動油は、その
一部が第1の回路Aから多板ブレーキ21に供給され、
この多板ブレーキ21を解放すると共に、他の作動油
は、第2の回路Bより油圧モータ4に供給され、この油
圧モータ4を駆動する。そして、ウインチ13を作動さ
せて吊索9を矢印a方向に繰り出すのである。 【0015】〔通常巻込時の動作〕上記の動作とは逆に
吊索9を巻き込む場合には、レバー26を操作して、コ
ントロールバルブ23を、図3において矢印a′方向に
移動させると、図5に示す油圧回路が形成される。そし
て、第1の回路Aから多板ブレーキ21に作動油を供給
して多板ブレーキ21を解放するとともに、第3の回路
Cに作動油を供給して油圧モータ4を図4の場合とは逆
方向に駆動して吊索9を矢印b方向に巻き込むことがで
きる。 【0016】〔オートテンション繰出時の動作〕次に、
吊索9にオートテンションを作動させる場合について説
明すると、先ず、吊索9にオートテンションを作用させ
てこれを繰り出す場合、コントロールバルブ23のレバ
ー26を中立位置にすると、リミットスイッチ27によ
っては、第1の電磁弁が無励磁になるが、図示しないオ
ートテンション作動用のスイッチを操作して第2の電磁
弁24を、図3において、矢印d方向へ移動させると、
これと連動して第1の電磁弁22も矢印b方向へ移動し
て図6に示す如き油圧回路が構成される。 【0017】すなわち、第1の回路Aから作動油が多板
ブレーキ21に供給されて、これを解放するとともに、
第2の回路Bと第4の回路D内の作動油は、吊索9に大
きな衝撃荷重が生じたとき、これに追従して油圧モータ
4が繰り出し側に回転しようとし、第4の回路Dのライ
ンL9 の油圧が高まって第2の回路BのラインL4 の油
圧より大きくなる。この圧力差がリリーフ弁の設定値よ
り大きくなると、図6に示すように、リリーフ弁25が
作動して第4の回路DのラインL9 の作動油が第2の回
路BのラインL4 に流入するので、油圧モータ4が回転
し、吊索9は繰り出される。すなわち、上記の衝撃を緩
和するようになっている。そして、オートテンション時
の繰り出しを始める衝撃荷重の張力の大きさは、リリー
フ弁の設定圧力によって調整できる。 【0018】〔オートテンション巻込時の動作〕一方、
吊索9にオートテンションを作用させて巻き込む場合
は、コントロールバルブ23のレバー26を中立位置に
してリミットスイッチ27によっては第1の電磁弁は無
励磁にしたままオートテンション作動用のスイッチを操
作して第2の電磁弁24を矢印d方向へ移動させて図7
に示す如き油圧回路を構成して第4の回路Dから油圧モ
ータ4に作動油を供給し、油圧モータ4を回転させ、吊
索9を繰り込む。この場合において、吊索9に衝撃荷重
が生じても油圧モータ4の繰り込み方向の回転力が勝っ
ている間は繰り込みを続ける。 【0019】そして、油圧モータ4の繰り込み方向の回
転力により、衝撃荷重による油圧モータ4の繰り出し方
向の回転力が勝っているが、ラインL9 とラインL4
作動油間の圧力差がリリーフ弁25の設定値より小さい
場合には、作動油が流れないので、油圧モータは停止状
態になり、衝撃荷重が更に大きくなって圧力差がリリー
フ弁25の設定値より大きくなると、上記のように、繰
り出しを行う。このため、衝撃の緩和を計ることかでき
る。 【0020】なお、オートテンションによる繰り出し及
び繰り込み作業時に、コントロールバルブ23のレバー
26を中立位置から手動操作すると、通常繰り出し用又
は通常巻き込み用の部分回路が追加形成され、オートテ
ンション作業の回路に優先して手動操作できる。上記伸
縮ブーム5は、二点破線で示すように、ほぼ水平に繰り
出してもよいが、一点鎖線で示すように、海面Wに向け
て斜め下方に繰り出して小型艇x(吊点)とブーム先端
との距離を近づけると、船体31の動揺による小型艇x
の振れを防ぐことができる。 【0021】 【発明の効果】上記のように、本発明によれば、通常
は、船内に伸縮ブームを格納することができるので、船
の見栄えやデザインを向上させることができる。また、
荒天時には、格納庫内にあって作業艇や内火艇などの小
型艇を安全に揚げ降ろしすることができる。 【0022】また、小型艇の揚げ降ろしに際しては、伸
縮ブームを海面の方向に向かって斜め下方に伸縮させ、
小型艇(吊点)とブーム先端との距離を近づけることが
できるので、船体の動揺による小型艇の振れ防止を計る
ことができる。更に、ウインチは、油圧制御によるオー
トテンション機能を有し、吊索の吊り上げ張力をある範
囲に保持することができるので、小型艇の滑らかな水切
りが可能である。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る小型艇揚収装置を備えた船舶の斜
視図である。 【図2】格納室の横断面である。 【図3】揚収装置におけるオートテンション装置の全体
の油圧回路図である。 【図4】通常繰り出し時の油圧回路図である。 【図5】通常繰り込み時の油圧回路図である。 【図6】オートテンション繰り出し時の油圧回路図であ
る。 【図7】オートテンション繰り込み時の油圧回路図であ
る。 【符号の説明】 4 油圧モータ 5 伸縮ブーム 6,8 油圧ピストン 10 ポンプポ
ート 13 吊索巻取り用ウインチ 21 多板ブレ
ーキ 22 第1の電磁弁 23 コントロ
ールバルブ 24 第2の電磁弁 25 リリーフ
弁 30 船
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−300291(JP,A) 特開 昭63−97600(JP,A) 特開 平1−110498(JP,A) 実開 平2−84002(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66C 23/52 - 23/53 B63B 27/04 B66C 13/20

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 船内に俯仰自在に設けた一対の伸縮ブー
    ムと、該伸縮ブームを俯仰させる油圧ピストンと、油圧
    モータにより駆動される吊索巻取り用ウインチとを有
    し、更に、前記油圧モータに多板ブレーキを配すると共
    に該多板ブレーキを第1の電磁弁を有する第1の回路A
    によってポンプポートに連結し、前記油圧モータと前記
    ポンプポートとをコントロールバルブを介する第2の回
    路Bと、前記コントロールバルブ及び第2の電磁弁を介
    する第3の回路Cと、一端が前記第3の回路Cの油圧モ
    ータ側に接続され、他端が前記第2の電磁弁を介して前
    記第2の回路Bのポンプポート側に接続される第4の回
    路Dとにより連結し、かつ、前記第2の回路Bと前記第
    4の回路Dとをリリーフ弁を介して連結するようにした
    小型艇揚収装置。
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