JPH09249386A - クレーンの安全装置 - Google Patents
クレーンの安全装置Info
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- JPH09249386A JPH09249386A JP5937596A JP5937596A JPH09249386A JP H09249386 A JPH09249386 A JP H09249386A JP 5937596 A JP5937596 A JP 5937596A JP 5937596 A JP5937596 A JP 5937596A JP H09249386 A JPH09249386 A JP H09249386A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 アウトリガが確実に張出されていない限り、
クレーン本体側を作動できず、アウトリガの張出完了状
態でのみクレーン本体側を作動でき、ブームが作業位置
にあるときアウトリガが縮小できず、ブームが格納位置
にあるときのみアウトリガを縮小可能とする。 【解決手段】 クレーンの作動油路7をタンク8への戻
り油路に連通させアンロードするアンロードバルブ20
と、アンロードバルブを作動させるアンロードバルブ用
電磁弁21と、作動油路7への圧油供給時にアンロード
バルブ20を常時作動状態とし、アウトリガの伸長操作
又はアウトリガの張出完了によりアンロードバルブ20
を非作動状態とし、ブームが作業位置にあるときアウト
リガの縮小操作によりアンロードバルブ20を作動状態
とするようアンロードバルブ用電磁弁21を制御するク
レーン作業制限手段とを設ける。
クレーン本体側を作動できず、アウトリガの張出完了状
態でのみクレーン本体側を作動でき、ブームが作業位置
にあるときアウトリガが縮小できず、ブームが格納位置
にあるときのみアウトリガを縮小可能とする。 【解決手段】 クレーンの作動油路7をタンク8への戻
り油路に連通させアンロードするアンロードバルブ20
と、アンロードバルブを作動させるアンロードバルブ用
電磁弁21と、作動油路7への圧油供給時にアンロード
バルブ20を常時作動状態とし、アウトリガの伸長操作
又はアウトリガの張出完了によりアンロードバルブ20
を非作動状態とし、ブームが作業位置にあるときアウト
リガの縮小操作によりアンロードバルブ20を作動状態
とするようアンロードバルブ用電磁弁21を制御するク
レーン作業制限手段とを設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、転倒を防止するた
めのクレーンの安全装置に関するものである。
めのクレーンの安全装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、トラック等の車両5
0に搭載される、アウトリガ52を備えたクレーン53
は、クレーン作業時には、通常横アウトリガ54を車両
50の左右(横幅)方向に引出し(一般に手動)、この
横アウトリガ54の先端に設けた縦アウトリガ55を油
圧シリンダで伸長させ、縦アウトリガ55を接地させて
車体56をジャッキアップし安定を確保する。
0に搭載される、アウトリガ52を備えたクレーン53
は、クレーン作業時には、通常横アウトリガ54を車両
50の左右(横幅)方向に引出し(一般に手動)、この
横アウトリガ54の先端に設けた縦アウトリガ55を油
圧シリンダで伸長させ、縦アウトリガ55を接地させて
車体56をジャッキアップし安定を確保する。
【0003】このようなアウトリガ52の張出完了状態
なら、クレーン53はブーム57を旋回、起伏、伸縮さ
せて荷Wの吊上げ、吊下し等のクレーン作業を安全に行
うことができる。
なら、クレーン53はブーム57を旋回、起伏、伸縮さ
せて荷Wの吊上げ、吊下し等のクレーン作業を安全に行
うことができる。
【0004】もし、図6に示すように、アウトリガ52
を張出さない状態で作業すると、車両50の左右方向で
はタイヤ58が車両50の転倒支点となって安定度が悪
くなり、また荷Wの重さによってはタイヤ58がへこん
だりして、クレーン53が転倒するおそれがある。
を張出さない状態で作業すると、車両50の左右方向で
はタイヤ58が車両50の転倒支点となって安定度が悪
くなり、また荷Wの重さによってはタイヤ58がへこん
だりして、クレーン53が転倒するおそれがある。
【0005】従って、車両搭載型のクレーン53では、
必ず縦アウトリガ55を伸長させて縦アウトリガ55を
接地させ、車体56をジャッキアップし、安定を確保し
た後にクレーン作業を行うよう義務づけている。
必ず縦アウトリガ55を伸長させて縦アウトリガ55を
接地させ、車体56をジャッキアップし、安定を確保し
た後にクレーン作業を行うよう義務づけている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
車両搭載型のクレーンでは、油圧切換弁を操作すれば、
アウトリガ側も、ブームやウインチ等のクレーン本体側
も、いずれも作動させることができるようになってい
た。
車両搭載型のクレーンでは、油圧切換弁を操作すれば、
アウトリガ側も、ブームやウインチ等のクレーン本体側
も、いずれも作動させることができるようになってい
た。
【0007】このように、アウトリガを張出さなくても
クレーン本体側の操作が可能であったので、縦アウトリ
ガを接地させ、安定を確保することを義務づけていて
も、オペレータがアウトリガの張出し操作を省略してク
レーン作業を開始してしまい、クレーンが転倒するよう
な危険な状態に陥るおそれがあった。
クレーン本体側の操作が可能であったので、縦アウトリ
ガを接地させ、安定を確保することを義務づけていて
も、オペレータがアウトリガの張出し操作を省略してク
レーン作業を開始してしまい、クレーンが転倒するよう
な危険な状態に陥るおそれがあった。
【0008】また、荷を吊っている状態であっても、ア
ウトリガを縮小させることが可能であったので、アウト
リガを張出してクレーン作業を開始した場合であって
も、荷を吊っている状態でオペレータが誤ってアウトリ
ガの縮小操作を行ってしまい、車両を転倒させるおそれ
があった。
ウトリガを縮小させることが可能であったので、アウト
リガを張出してクレーン作業を開始した場合であって
も、荷を吊っている状態でオペレータが誤ってアウトリ
ガの縮小操作を行ってしまい、車両を転倒させるおそれ
があった。
【0009】本発明は、クレーンにおけるかかる問題を
解決するものであって、アウトリガが確実に張出されて
いない限り、クレーン本体側の油圧切換弁を操作して
も、クレーン本体側が作動せず、アウトリガの張出完了
状態でのみクレーン本体側が作動できるようにすると共
に、ブームが作業位置にあるときには、アウトリガを縮
小できず、ブームが格納位置にあるときのみアウトリガ
を縮小できるようにしてクレーンの転倒を防止するクレ
ーンの安全装置を提供することを目的とする。
解決するものであって、アウトリガが確実に張出されて
いない限り、クレーン本体側の油圧切換弁を操作して
も、クレーン本体側が作動せず、アウトリガの張出完了
状態でのみクレーン本体側が作動できるようにすると共
に、ブームが作業位置にあるときには、アウトリガを縮
小できず、ブームが格納位置にあるときのみアウトリガ
を縮小できるようにしてクレーンの転倒を防止するクレ
ーンの安全装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のクレーンの安全
装置では、アウトリガを備えた車両搭載型のクレーンに
おいて、クレーンの作動油路をタンクへの戻り油路に連
通させてアンロードするアンロードバルブと、該アンロ
ードバルブを作動させるアンロードバルブ用電磁弁と、
油圧源から作動油路への圧油供給時にアンロードバルブ
を常時作動状態とし、アウトリガの伸長操作又はアウト
リガの張出完了によりアンロードバルブを非作動状態と
すると共に、クレーンのブームが作業位置にあるときア
ウトリガの縮小操作によりアンロードバルブを作動状態
とするように前記アンロードバルブ用電磁弁を制御する
クレーン作業制限手段と、を設けることにより上記課題
を解決している。
装置では、アウトリガを備えた車両搭載型のクレーンに
おいて、クレーンの作動油路をタンクへの戻り油路に連
通させてアンロードするアンロードバルブと、該アンロ
ードバルブを作動させるアンロードバルブ用電磁弁と、
油圧源から作動油路への圧油供給時にアンロードバルブ
を常時作動状態とし、アウトリガの伸長操作又はアウト
リガの張出完了によりアンロードバルブを非作動状態と
すると共に、クレーンのブームが作業位置にあるときア
ウトリガの縮小操作によりアンロードバルブを作動状態
とするように前記アンロードバルブ用電磁弁を制御する
クレーン作業制限手段と、を設けることにより上記課題
を解決している。
【0011】本発明のクレーンの安全装置では、油圧源
からクレーンの作動油路への圧油供給時に、アンロード
バルブ用電磁弁がアンロードバルブを常時作動状態とす
る。従って、クレーンの作動油路は戻り油路に連通され
ているので、オペレータがそのままクレーン本体側の油
圧切換弁を操作しても、クレーン本体側は作動しない。
からクレーンの作動油路への圧油供給時に、アンロード
バルブ用電磁弁がアンロードバルブを常時作動状態とす
る。従って、クレーンの作動油路は戻り油路に連通され
ているので、オペレータがそのままクレーン本体側の油
圧切換弁を操作しても、クレーン本体側は作動しない。
【0012】よって、オペレータは作業開始前に必ずア
ウトリガを張出さなければならない。アウトリガの油圧
切換弁を伸長操作すると、クレーン作業制限手段により
アンロードバルブ用電磁弁が切換えられ、アンロードバ
ルブが非作動状態となって、アウトリガが作動できるよ
うになるので、縦アウトリガを接地させて車体をジャッ
キアップし、安定を確保することができる。
ウトリガを張出さなければならない。アウトリガの油圧
切換弁を伸長操作すると、クレーン作業制限手段により
アンロードバルブ用電磁弁が切換えられ、アンロードバ
ルブが非作動状態となって、アウトリガが作動できるよ
うになるので、縦アウトリガを接地させて車体をジャッ
キアップし、安定を確保することができる。
【0013】アウトリガが張出完了していれば、アウト
リガの伸長操作を止めた後も、クレーン作業制限手段に
よりアンロードバルブ用電磁弁がアンロードバルブを非
作動状態とするので、クレーン本体側の油圧切換弁の操
作でクレーン本体側が作動でき、クレーン作業が可能で
ある。
リガの伸長操作を止めた後も、クレーン作業制限手段に
よりアンロードバルブ用電磁弁がアンロードバルブを非
作動状態とするので、クレーン本体側の油圧切換弁の操
作でクレーン本体側が作動でき、クレーン作業が可能で
ある。
【0014】アウトリガを張出してクレーン作業を開始
しブームが作業位置にあるときには、オペレータが誤っ
てアウトリガの縮小操作を行っても、クレーン作業制限
手段によりアンロードバルブ用電磁弁が切換えられてア
ンロードバルブを作動状態とするので、アウトリガは縮
小できない。
しブームが作業位置にあるときには、オペレータが誤っ
てアウトリガの縮小操作を行っても、クレーン作業制限
手段によりアンロードバルブ用電磁弁が切換えられてア
ンロードバルブを作動状態とするので、アウトリガは縮
小できない。
【0015】作業が終了し、ブームが作業位置から格納
位置に戻っていれば、アウトリガの縮小操作をすると、
クレーン作業制限手段によりアンロードバルブ用電磁弁
は非作動となり、アンロードバルブが非作動状態となっ
て、アウトリガが作動できるようになるので、縦アウト
リガを縮小させて格納することができる。
位置に戻っていれば、アウトリガの縮小操作をすると、
クレーン作業制限手段によりアンロードバルブ用電磁弁
は非作動となり、アンロードバルブが非作動状態となっ
て、アウトリガが作動できるようになるので、縦アウト
リガを縮小させて格納することができる。
【0016】このように、アウトリガが確実に張出され
ていない限り、クレーン本体側の油圧切換弁を操作して
も、クレーン本体側が作動せず、アウトリガが張出完了
した後でのみクレーン本体側が作動できるように制限さ
れ、また、ブームが作業位置にあるときには、アウトリ
ガを縮小できず、ブームが格納位置にあるときのみアウ
トリガを縮小できるように制限されるので、クレーンの
転倒が防止され安全にクレーン作業を行うことができ
る。
ていない限り、クレーン本体側の油圧切換弁を操作して
も、クレーン本体側が作動せず、アウトリガが張出完了
した後でのみクレーン本体側が作動できるように制限さ
れ、また、ブームが作業位置にあるときには、アウトリ
ガを縮小できず、ブームが格納位置にあるときのみアウ
トリガを縮小できるように制限されるので、クレーンの
転倒が防止され安全にクレーン作業を行うことができ
る。
【0017】クレーン作業制限手段は、アウトリガ伸長
操作スイッチと、アウトリガ張出完了検出スイッチと、
アンロードバルブ用電磁弁のソレノイドの作動回路に設
けられ前記アウトリガ伸長操作スイッチ又はアウトリガ
張出完了検出スイッチにより作動されるリレーと、ブー
ム位置検出部と、ブームが格納位置にあるときのみ前記
リレーを作動可能とするアウトリガ縮小操作スイッチと
で構成することにより、確実に作動するクレーンの安全
装置を容易に低コストで提供できる。
操作スイッチと、アウトリガ張出完了検出スイッチと、
アンロードバルブ用電磁弁のソレノイドの作動回路に設
けられ前記アウトリガ伸長操作スイッチ又はアウトリガ
張出完了検出スイッチにより作動されるリレーと、ブー
ム位置検出部と、ブームが格納位置にあるときのみ前記
リレーを作動可能とするアウトリガ縮小操作スイッチと
で構成することにより、確実に作動するクレーンの安全
装置を容易に低コストで提供できる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の実施の一形態を
示すクレーンの油圧回路図、図2はクレーンの安全装置
の電気回路図、図3及び図4は、ブームの旋回格納位置
の説明図である。
示すクレーンの油圧回路図、図2はクレーンの安全装置
の電気回路図、図3及び図4は、ブームの旋回格納位置
の説明図である。
【0019】このクレーンは、図1に示すように、クレ
ーン本体側の油圧アクチュエータとしてブーム起伏用シ
リンダ1、ウインチモータ2ブーム伸縮用シリンダ3、
及び旋回モータ4、アウトリガ側の油圧アクチュエータ
として左右の縦アウトリガシリンダ5L,5Rを備えて
いる。
ーン本体側の油圧アクチュエータとしてブーム起伏用シ
リンダ1、ウインチモータ2ブーム伸縮用シリンダ3、
及び旋回モータ4、アウトリガ側の油圧アクチュエータ
として左右の縦アウトリガシリンダ5L,5Rを備えて
いる。
【0020】これらの油圧アクチュエータは、ブーム起
伏用シリンダ1が起伏用油圧切換弁11、ウインチモー
タ2がウインチ用油圧切換弁12、ブーム伸縮用シリン
ダ3が伸縮用油圧切換弁13、旋回モータ4が旋回用油
圧切換弁14、縦アウトリガシリンダ5L,5Rがアウ
トリガ用油圧切換弁15L,15Rを介して、油圧源で
ある車両の油圧ポンプ6から作動圧油が供給されるクレ
ーンの作動油路7と、タンク8への戻り油路9とに接続
されている。油圧ポンプ6は、PTO(図示略)を操作
することにより駆動され、クレーン作動油路7側に圧油
を送る。
伏用シリンダ1が起伏用油圧切換弁11、ウインチモー
タ2がウインチ用油圧切換弁12、ブーム伸縮用シリン
ダ3が伸縮用油圧切換弁13、旋回モータ4が旋回用油
圧切換弁14、縦アウトリガシリンダ5L,5Rがアウ
トリガ用油圧切換弁15L,15Rを介して、油圧源で
ある車両の油圧ポンプ6から作動圧油が供給されるクレ
ーンの作動油路7と、タンク8への戻り油路9とに接続
されている。油圧ポンプ6は、PTO(図示略)を操作
することにより駆動され、クレーン作動油路7側に圧油
を送る。
【0021】これらの油圧切換弁11,12,13,1
4,15L,15Rは、3位置の手動操作切換弁であ
り、オペレータが手動操作することにより、ブーム起伏
用シリンダ1と、ウインチモータ2とブーム伸縮用シリ
ンダ3と、旋回モータ4と、左右の縦アウトリガシリン
ダ5L,5Rとを作動させることができる。中立位置で
は作動油路7を戻り油路9と連通させる。
4,15L,15Rは、3位置の手動操作切換弁であ
り、オペレータが手動操作することにより、ブーム起伏
用シリンダ1と、ウインチモータ2とブーム伸縮用シリ
ンダ3と、旋回モータ4と、左右の縦アウトリガシリン
ダ5L,5Rとを作動させることができる。中立位置で
は作動油路7を戻り油路9と連通させる。
【0022】作動油路7と戻り油路9との間には、メイ
ンリリーフ弁10とアンロードバルブ20とが並列に設
けられている。また、アンロードバルブ20のベントと
戻り油路9との間には、アンロードバルブ用電磁弁21
が設けられている。このアンロードバルブ用電磁弁21
が作動したときに、アンロードバルブ20が作動しポン
プ6からの圧油をアンロードする。
ンリリーフ弁10とアンロードバルブ20とが並列に設
けられている。また、アンロードバルブ20のベントと
戻り油路9との間には、アンロードバルブ用電磁弁21
が設けられている。このアンロードバルブ用電磁弁21
が作動したときに、アンロードバルブ20が作動しポン
プ6からの圧油をアンロードする。
【0023】なお、ウインチモータ2は、低圧巻上用切
換弁16とも接続されており、この低圧巻上用切換弁1
6を切換えることにより、フックの格納時等において、
低圧リリーフ弁17で設定される低圧状態でウインチ2
を巻上げることができる。
換弁16とも接続されており、この低圧巻上用切換弁1
6を切換えることにより、フックの格納時等において、
低圧リリーフ弁17で設定される低圧状態でウインチ2
を巻上げることができる。
【0024】また、旋回モータ4は、旋回モータロック
シリンダ18を備えており、この旋回モータロックシリ
ンダ18は作動油路7に設けられた背圧弁19と接続さ
れていて、油圧ポンプ6から作動油路7に圧油が供給さ
れたとき、背圧弁19で発生する背圧により旋回モータ
4のロックが解除されるようになっている。
シリンダ18を備えており、この旋回モータロックシリ
ンダ18は作動油路7に設けられた背圧弁19と接続さ
れていて、油圧ポンプ6から作動油路7に圧油が供給さ
れたとき、背圧弁19で発生する背圧により旋回モータ
4のロックが解除されるようになっている。
【0025】図2に示すように、PTOスイッチ24を
介して電源22と接続されている、アンロードバルブ用
電磁弁21のソレノイド21Sの作動回路23には、ソ
レノイド21Sと直列に、クレーン作業制限手段29の
常閉のリレー25が接続されている。
介して電源22と接続されている、アンロードバルブ用
電磁弁21のソレノイド21Sの作動回路23には、ソ
レノイド21Sと直列に、クレーン作業制限手段29の
常閉のリレー25が接続されている。
【0026】この常閉のリレー25のコイルには、縦ア
ウトリガシリンダ5L,5Rの伸長操作時にONとなる
アウトリガ伸長操作スイッチ26L,26Rと、切換接
点を有するリレー27とが並列に接続されている。この
リレー27の常閉接点には、縦アウトリガシリンダ5
L,5Rの張出完了時にONとなるアウトリガ張出完了
検出スイッチ28L,28Rが直列に接続されている。
また、このリレー27のコイルには、縦アウトリガシリ
ンダ5L,5Rの縮小操作時にONとなるアウトリガ縮
小操作スイッチ30L,30Rが並列に接続されてい
る。
ウトリガシリンダ5L,5Rの伸長操作時にONとなる
アウトリガ伸長操作スイッチ26L,26Rと、切換接
点を有するリレー27とが並列に接続されている。この
リレー27の常閉接点には、縦アウトリガシリンダ5
L,5Rの張出完了時にONとなるアウトリガ張出完了
検出スイッチ28L,28Rが直列に接続されている。
また、このリレー27のコイルには、縦アウトリガシリ
ンダ5L,5Rの縮小操作時にONとなるアウトリガ縮
小操作スイッチ30L,30Rが並列に接続されてい
る。
【0027】さらに、リレー27の常開接点には、ブー
ム最伏検出スイッチ31と、ブーム旋回格納検出スイッ
チ32と、ブーム最縮検出スイッチ33とが直列に接続
されて、ブーム位置検出部34を構成している。
ム最伏検出スイッチ31と、ブーム旋回格納検出スイッ
チ32と、ブーム最縮検出スイッチ33とが直列に接続
されて、ブーム位置検出部34を構成している。
【0028】ブーム最伏検出スイッチ31は、ブーム起
伏角が最小、即ちブームが最倒伏位置にあるときONと
なる。ブーム最縮検出スイッチ33は、ブーム長さが最
短、即ちブームが最縮小位置にあるときONとなる。ブ
ーム旋回格納検出スイッチ32は、ブームが旋回格納位
置にあるときONとなるここで、旋回格納位置とは、図
3に示すように、クレーン43のブーム47が車両40
の後方に向けて格納される場合には、ブーム47が車両
40の長さ方向に対して後方左右10°以内となる位置
であり、図4に示すように、ブーム47が車両40の前
方に向けて格納される場合には、ブーム47が車両40
の長さ方向に対して前方左右10°以内となる位置とし
ている。
伏角が最小、即ちブームが最倒伏位置にあるときONと
なる。ブーム最縮検出スイッチ33は、ブーム長さが最
短、即ちブームが最縮小位置にあるときONとなる。ブ
ーム旋回格納検出スイッチ32は、ブームが旋回格納位
置にあるときONとなるここで、旋回格納位置とは、図
3に示すように、クレーン43のブーム47が車両40
の後方に向けて格納される場合には、ブーム47が車両
40の長さ方向に対して後方左右10°以内となる位置
であり、図4に示すように、ブーム47が車両40の前
方に向けて格納される場合には、ブーム47が車両40
の長さ方向に対して前方左右10°以内となる位置とし
ている。
【0029】ブーム最伏検出スイッチ31と、ブーム旋
回格納検出スイッチ32と、ブーム最縮検出スイッチ3
3とがいずれもONとなる位置がブーム47の格納位置
であり、格納位置以外はブーム47の作業位置である。
回格納検出スイッチ32と、ブーム最縮検出スイッチ3
3とがいずれもONとなる位置がブーム47の格納位置
であり、格納位置以外はブーム47の作業位置である。
【0030】さらに、アンロードバルブ用電磁弁21の
ソレノイド21Sの作動回路23には、常閉のリレー2
5と並列に、巻過防止装置用の巻過検出部35が接続さ
れている。
ソレノイド21Sの作動回路23には、常閉のリレー2
5と並列に、巻過防止装置用の巻過検出部35が接続さ
れている。
【0031】この巻過検出部35では、巻過スイッチ3
6と、ブーム起スイッチ35とが直列に接続され、ブー
ム起スイッチ37と並列にウインチ巻上スイッチ38と
ブーム伸長スイッチ39とが接続されている。
6と、ブーム起スイッチ35とが直列に接続され、ブー
ム起スイッチ37と並列にウインチ巻上スイッチ38と
ブーム伸長スイッチ39とが接続されている。
【0032】クレーン作業を行う場合には、PTOをク
レーン側へ切換えて油圧ポンプ6を駆動する。PTOが
クレーン側へ切換えられると、PTO操作スイッチ24
がONとなり、アンロードバルブ用電磁弁21のソレノ
イド21Sは通電されるので、アンロードバルブ用電磁
弁21が作動する。従って、作動油路7に圧油が供給さ
れるときには、常にアンロードバルブ20が作動状態と
なって、作動油路7を戻り油路9に連通させる。
レーン側へ切換えて油圧ポンプ6を駆動する。PTOが
クレーン側へ切換えられると、PTO操作スイッチ24
がONとなり、アンロードバルブ用電磁弁21のソレノ
イド21Sは通電されるので、アンロードバルブ用電磁
弁21が作動する。従って、作動油路7に圧油が供給さ
れるときには、常にアンロードバルブ20が作動状態と
なって、作動油路7を戻り油路9に連通させる。
【0033】この状態で、左右の縦アウトリガシリンダ
5L,5Rのいずれかの伸長操作を行えば、アウトリガ
伸長操作スイッチ26L,26Rのいずれか一方がON
となり、常閉のリレー25が作動してその接点がOFF
となり、アンロードバルブ用電磁弁21のソレノイド2
1Sには通電されなくなるので、アンロードバルブ用電
磁弁21が非作動となる。そこで、アンロードバルブ2
0は非作動状態となって作動油路7と戻り油路9との連
通を遮断する。従って、作動油路7の圧油は、縦アウト
リガシリンダ5L,5R側へ供給され、縦アウトリガシ
リンダ5L,5Rを伸長させることができる。
5L,5Rのいずれかの伸長操作を行えば、アウトリガ
伸長操作スイッチ26L,26Rのいずれか一方がON
となり、常閉のリレー25が作動してその接点がOFF
となり、アンロードバルブ用電磁弁21のソレノイド2
1Sには通電されなくなるので、アンロードバルブ用電
磁弁21が非作動となる。そこで、アンロードバルブ2
0は非作動状態となって作動油路7と戻り油路9との連
通を遮断する。従って、作動油路7の圧油は、縦アウト
リガシリンダ5L,5R側へ供給され、縦アウトリガシ
リンダ5L,5Rを伸長させることができる。
【0034】左右の縦アウトリガシリンダ5L,5Rの
伸長が完了すれば、左右のアウトリガ張出完了検出スイ
ッチ28L,28Rが共にONとなるので、常閉のリレ
ー25が作動してその接点がOFFとなる。すると、ア
ンロードバルブ用電磁弁21のソレノイド21Sには通
電されなくなるので、アンロードバルブ用電磁弁21が
非作動となる。そこで、アンロードバルブ20は非作動
状態となって、作動油路7と戻り油路9との連通を遮断
する。従って、以後通常のクレーン操作が可能となる。
伸長が完了すれば、左右のアウトリガ張出完了検出スイ
ッチ28L,28Rが共にONとなるので、常閉のリレ
ー25が作動してその接点がOFFとなる。すると、ア
ンロードバルブ用電磁弁21のソレノイド21Sには通
電されなくなるので、アンロードバルブ用電磁弁21が
非作動となる。そこで、アンロードバルブ20は非作動
状態となって、作動油路7と戻り油路9との連通を遮断
する。従って、以後通常のクレーン操作が可能となる。
【0035】アウトリガ42を張出してクレーン作業を
開始しブーム47が作業位置にあるときには、オペレー
タが誤って縦アウトリガシリンダ5L,5Rのいずれか
の縮小操作を行えば、アウトリガ縮小操作スイッチ30
L,30Rのいずれか一方がONとなり、リレー27の
接点は切換えられてブーム位置検出部34に接続され
る。
開始しブーム47が作業位置にあるときには、オペレー
タが誤って縦アウトリガシリンダ5L,5Rのいずれか
の縮小操作を行えば、アウトリガ縮小操作スイッチ30
L,30Rのいずれか一方がONとなり、リレー27の
接点は切換えられてブーム位置検出部34に接続され
る。
【0036】しかし、ブーム47が作業位置にあれば、
ブーム最伏検出スイッチ31、ブーム旋回格納検出スイ
ッチ32、ブーム最縮検出スイッチ33のいずれかがO
FFとなっているので、リレー25の接点がONとな
り、アンロードバルブ用電磁弁21のソレノイド21S
が通電されて、アンロードバルブ用電磁弁21が作動
し、アンロードバルブ20が作動状態となって、作動油
路7を戻り油路9に連通させる。従って、オペレータが
誤って縦アウトリガシリンダ5L,5Rのいずれかの縮
小操作を行っても、アウトリガ42は縮小しない。
ブーム最伏検出スイッチ31、ブーム旋回格納検出スイ
ッチ32、ブーム最縮検出スイッチ33のいずれかがO
FFとなっているので、リレー25の接点がONとな
り、アンロードバルブ用電磁弁21のソレノイド21S
が通電されて、アンロードバルブ用電磁弁21が作動
し、アンロードバルブ20が作動状態となって、作動油
路7を戻り油路9に連通させる。従って、オペレータが
誤って縦アウトリガシリンダ5L,5Rのいずれかの縮
小操作を行っても、アウトリガ42は縮小しない。
【0037】作業が終了し、ブーム47が作業位置から
格納位置に戻ると、ブーム位置検出部34のブーム最伏
検出スイッチ31、ブーム旋回格納検出スイッチ32、
ブーム最縮検出スイッチ33はいずれもONとなる。そ
こで縦アウトリガシリンダ5L,5Rのいずれかの縮小
操作を行えば、アウトリガ縮小操作スイッチ30L,3
0Rのいずれか一方がONとなり、リレー27の接点は
切換えられてブーム位置検出部34に接続される。
格納位置に戻ると、ブーム位置検出部34のブーム最伏
検出スイッチ31、ブーム旋回格納検出スイッチ32、
ブーム最縮検出スイッチ33はいずれもONとなる。そ
こで縦アウトリガシリンダ5L,5Rのいずれかの縮小
操作を行えば、アウトリガ縮小操作スイッチ30L,3
0Rのいずれか一方がONとなり、リレー27の接点は
切換えられてブーム位置検出部34に接続される。
【0038】すると、常閉のリレー25が作動してその
接点がOFFとなり、アンロードバルブ用電磁弁21の
ソレノイド21Sには通電されなくなるので、アンロー
ドバルブ用電磁弁21は非作動となり、アンロードバル
ブ20は非作動状態となって作動油路7と戻り油路9と
の連通を遮断する。従って、作動油路7の圧油は、縦ア
ウトリガシリンダ5L,5R側へ供給され、縦アウトリ
ガシリンダ5L,5Rは縮小しするので、アウトリガ4
2を格納することができる。
接点がOFFとなり、アンロードバルブ用電磁弁21の
ソレノイド21Sには通電されなくなるので、アンロー
ドバルブ用電磁弁21は非作動となり、アンロードバル
ブ20は非作動状態となって作動油路7と戻り油路9と
の連通を遮断する。従って、作動油路7の圧油は、縦ア
ウトリガシリンダ5L,5R側へ供給され、縦アウトリ
ガシリンダ5L,5Rは縮小しするので、アウトリガ4
2を格納することができる。
【0039】このように、縦アウトリガシリンダ5L,
5Rが確実に張出されていない限り、クレーン側の油圧
切換弁11,12,13,14を操作しても、クレーン
側のブーム起伏用シリンダ1と、ウインチモータ2とブ
ーム伸縮用シリンダ3と、旋回モータ4は作動せず、縦
アウトリガシリンダ5L,5Rが張出完了した後でのみ
クレーン側のブーム起伏用シリンダ1と、ウインチモー
タ2とブーム伸縮用シリンダ3と、旋回モータ4が作動
できるようになっており、また、ブーム47が作業位置
にあるときには、縦アウトリガシリンダ5L,5Rを縮
小できず、ブーム47が格納位置にあるときのみ縦アウ
トリガシリンダ5L,5Rを縮小できるように制限され
るので、クレーン43の転倒が防止され安全にクレーン
作業を行うことができる。
5Rが確実に張出されていない限り、クレーン側の油圧
切換弁11,12,13,14を操作しても、クレーン
側のブーム起伏用シリンダ1と、ウインチモータ2とブ
ーム伸縮用シリンダ3と、旋回モータ4は作動せず、縦
アウトリガシリンダ5L,5Rが張出完了した後でのみ
クレーン側のブーム起伏用シリンダ1と、ウインチモー
タ2とブーム伸縮用シリンダ3と、旋回モータ4が作動
できるようになっており、また、ブーム47が作業位置
にあるときには、縦アウトリガシリンダ5L,5Rを縮
小できず、ブーム47が格納位置にあるときのみ縦アウ
トリガシリンダ5L,5Rを縮小できるように制限され
るので、クレーン43の転倒が防止され安全にクレーン
作業を行うことができる。
【0040】クレーン作業制限手段29は、アウトリガ
伸長操作スイッチ26L,26Rと、アウトリガ張出完
了検出スイッチ28L,28Rと、リレー25,27
と、ブーム位置検出部34のブーム最伏検出スイッチ3
1と、ブーム旋回格納検出スイッチ32と、ブーム最縮
検出スイッチ33と、アウトリガ縮小操作スイッチ30
L,30Rとで構成しているので、コストは低廉で確実
に作動する。
伸長操作スイッチ26L,26Rと、アウトリガ張出完
了検出スイッチ28L,28Rと、リレー25,27
と、ブーム位置検出部34のブーム最伏検出スイッチ3
1と、ブーム旋回格納検出スイッチ32と、ブーム最縮
検出スイッチ33と、アウトリガ縮小操作スイッチ30
L,30Rとで構成しているので、コストは低廉で確実
に作動する。
【0041】さらに、このクレーンは、巻過検出部35
を備えている。巻過スイッチ36はブーム先端部とフッ
クとの間の距離が所定距離以下になった場合にONとな
る。ブーム起スイッチ37はブーム起し操作でONとな
り、巻上スイッチ38はウインチの巻上操作でONとな
り、ブーム伸長スイッチ39はブーム伸長操作でONと
なる。
を備えている。巻過スイッチ36はブーム先端部とフッ
クとの間の距離が所定距離以下になった場合にONとな
る。ブーム起スイッチ37はブーム起し操作でONとな
り、巻上スイッチ38はウインチの巻上操作でONとな
り、ブーム伸長スイッチ39はブーム伸長操作でONと
なる。
【0042】従って、ブーム起し操作、ウインチの巻上
操作、又はブーム伸長操作によって、ブーム先端部とフ
ックとの間の距離が所定距離以下になった場合には、ア
ンロードバルブ用電磁弁21のソレノイド21Sが通電
されるので、アンロードバルブ用電磁弁21が作動す
る。そこで、アンロードバルブ20は作動油路7を戻り
油路9に連通させアンロードするので巻過を防止でき
る。
操作、又はブーム伸長操作によって、ブーム先端部とフ
ックとの間の距離が所定距離以下になった場合には、ア
ンロードバルブ用電磁弁21のソレノイド21Sが通電
されるので、アンロードバルブ用電磁弁21が作動す
る。そこで、アンロードバルブ20は作動油路7を戻り
油路9に連通させアンロードするので巻過を防止でき
る。
【0043】このように、このクレーンでは、アンロー
ドバルブ20を安全装置と巻過防止装置に共用している
ので経済的である。
ドバルブ20を安全装置と巻過防止装置に共用している
ので経済的である。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のクレー
ンの安全装置によれば、アウトリガが確実に張出されて
いない限り、クレーン側の油圧切換弁を操作してもクレ
ーン側が作動せず、アウトリガの張出完了状態でのみク
レーン側が作動できるようになり、また、ブームが作業
位置にあるときには、アウトリガを縮小できず、ブーム
が格納位置にあるときのみアウトリガを縮小できるよう
に制限されるので、クレーンの転倒が防止され安全にク
レーン作業を行うことができる。
ンの安全装置によれば、アウトリガが確実に張出されて
いない限り、クレーン側の油圧切換弁を操作してもクレ
ーン側が作動せず、アウトリガの張出完了状態でのみク
レーン側が作動できるようになり、また、ブームが作業
位置にあるときには、アウトリガを縮小できず、ブーム
が格納位置にあるときのみアウトリガを縮小できるよう
に制限されるので、クレーンの転倒が防止され安全にク
レーン作業を行うことができる。
【0045】また、 クレーン作業制限手段は、アウト
リガ伸長操作スイッチと、アウトリガ張出完了検出スイ
ッチと、リレーと、ブーム位置検出部と、アウトリガ縮
小操作スイッチとで構成することにより、確実に作動す
るクレーンの安全装置を低コストで提供できる。
リガ伸長操作スイッチと、アウトリガ張出完了検出スイ
ッチと、リレーと、ブーム位置検出部と、アウトリガ縮
小操作スイッチとで構成することにより、確実に作動す
るクレーンの安全装置を低コストで提供できる。
【図1】本発明の実施の一形態を示すクレーンの油圧回
路図である。
路図である。
【図2】クレーンの安全装置の電気回路図である。
【図3】ブームの旋回格納位置の説明図である。
【図4】ブームの旋回格納位置の説明図である。
【図5】従来の車両搭載型のクレーンの作業状態の説明
図である。
図である。
【図6】従来の車両搭載型のクレーンの作業状態の説明
図である。
図である。
1 ブーム起伏用シリンダ 2 ウインチモータ 3 ブーム伸縮用シリンダ 4 旋回モータ 5L,5R 縦アウトリガシリンダ 6 油圧ポンプ 7 作動油路 8 タンク 9 戻り油路 10 メインリリーフ弁 11 起伏用油圧切換弁 12 ウインチ用油圧切換弁 13 伸縮用油圧切換弁 14 旋回用油圧切換弁 15L,15R アウトリガ用油圧切換弁 20 アンロードバルブ 21 アンロードバルブ用電磁弁 21S ソレノイド 22 電源 23 作動回路 24 PTOスイッチ 25 リレー 26L,26R アウトリガ伸長操作スイッチ 27 リレー 28L,28R アウトリガ張出完了検出スイッチ 29 クレーン作業制限手段 30L,30R アウトリガ縮小操作スイッチ 31 ブーム最伏検出スイッチ 32 ブーム旋回格納検出スイッチ 33 ブーム最縮検出スイッチ 34 ブーム位置検出部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年4月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】このクレーンは、図1に示すように、クレ
ーン本体側の油圧アクチュエータとしてブーム起伏用シ
リンダ1、ウインチモータ2、ブーム伸縮用シリンダ
3、及び旋回モータ4、アウトリガ側の油圧アクチュエ
ータとして左右の縦アウトリガシリンダ5L,5Rを備
えている。
ーン本体側の油圧アクチュエータとしてブーム起伏用シ
リンダ1、ウインチモータ2、ブーム伸縮用シリンダ
3、及び旋回モータ4、アウトリガ側の油圧アクチュエ
ータとして左右の縦アウトリガシリンダ5L,5Rを備
えている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】これらの油圧アクチュエータは、ブーム起
伏用シリンダ1が起伏用油圧切換弁11、ウインチモー
タ2がウインチ用油圧切換弁12、ブーム伸縮用シリン
ダ3が伸縮用油圧切換弁13、旋回モータ4が旋回用油
圧切換弁14、縦アウトリガシリンダ5L,5Rがアウ
トリガ用油圧切換弁15L,15Rを介して、油圧源で
ある油圧ポンプ6から作動圧油が供給されるクレーンの
作動油路7と、タンク8への戻り油路9とに接続されて
いる。油圧ポンプ6は、PTO(図示略)を操作するこ
とにより駆動され、クレーン作動油路7側に圧油を送
る。
伏用シリンダ1が起伏用油圧切換弁11、ウインチモー
タ2がウインチ用油圧切換弁12、ブーム伸縮用シリン
ダ3が伸縮用油圧切換弁13、旋回モータ4が旋回用油
圧切換弁14、縦アウトリガシリンダ5L,5Rがアウ
トリガ用油圧切換弁15L,15Rを介して、油圧源で
ある油圧ポンプ6から作動圧油が供給されるクレーンの
作動油路7と、タンク8への戻り油路9とに接続されて
いる。油圧ポンプ6は、PTO(図示略)を操作するこ
とにより駆動され、クレーン作動油路7側に圧油を送
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 アウトリガを備えた車両搭載型のクレー
ンにおいて、クレーンの作動油路をタンクへの戻り油路
に連通させてアンロードするアンロードバルブと、該ア
ンロードバルブを作動させるアンロードバルブ用電磁弁
と、油圧源から前記作動油路への圧油供給時にアンロー
ドバルブを常時作動状態とし、アウトリガの伸長操作又
はアウトリガの張出完了によりアンロードバルブを非作
動状態とすると共に、クレーンのブームが作業位置にあ
るときアウトリガの縮小操作によりアンロードバルブを
作動状態とするように前記アンロードバルブ用電磁弁を
制御するクレーン作業制限手段とを設けてなるクレーン
の安全装置。 - 【請求項2】 クレーン作業制限手段が、アウトリガ伸
長操作スイッチと、アウトリガ張出完了検出スイッチ
と、アンロードバルブ用電磁弁のソレノイドの作動回路
に設けられ前記アウトリガ伸長操作スイッチ又はアウト
リガ張出完了検出スイッチにより作動されるリレーと、
ブームが作業位置にあるか格納位置にあるかを検出する
ブーム位置検出部と、このブーム位置検出部によりブー
ムが格納位置にあることが検出されたときのみ前記リレ
ーを作動可能とするアウトリガ縮小操作スイッチとを備
えた請求項1記載のクレーンの安全装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5937596A JPH09249386A (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | クレーンの安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5937596A JPH09249386A (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | クレーンの安全装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09249386A true JPH09249386A (ja) | 1997-09-22 |
Family
ID=13111480
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5937596A Pending JPH09249386A (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | クレーンの安全装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09249386A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013071494A (ja) * | 2011-09-27 | 2013-04-22 | Tadano Ltd | 作業車両の盗難防止装置 |
JP2014156314A (ja) * | 2013-02-15 | 2014-08-28 | Tadano Ltd | 作業車のブームインターロック装置 |
WO2020050400A1 (ja) * | 2018-09-07 | 2020-03-12 | 株式会社タダノ | クレーン用の安全装置、クレーン、クレーン用の安全制御方法、及びクレーン用の安全制御プログラム |
EP4174014A1 (en) * | 2021-11-02 | 2023-05-03 | Hiab AB | A loader crane system |
-
1996
- 1996-03-15 JP JP5937596A patent/JPH09249386A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013071494A (ja) * | 2011-09-27 | 2013-04-22 | Tadano Ltd | 作業車両の盗難防止装置 |
JP2014156314A (ja) * | 2013-02-15 | 2014-08-28 | Tadano Ltd | 作業車のブームインターロック装置 |
WO2020050400A1 (ja) * | 2018-09-07 | 2020-03-12 | 株式会社タダノ | クレーン用の安全装置、クレーン、クレーン用の安全制御方法、及びクレーン用の安全制御プログラム |
JPWO2020050400A1 (ja) * | 2018-09-07 | 2020-09-10 | 株式会社タダノ | クレーン用の安全装置、クレーン、クレーン用の安全制御方法、及びクレーン用の安全制御プログラム |
EP4174014A1 (en) * | 2021-11-02 | 2023-05-03 | Hiab AB | A loader crane system |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20001017 |